科学技術館メールマガジン バックナンバー


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  ━  ◆ 科 学 技 術 館 メールマガジン ◇ 第197号 ◆  ━
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                             >>>2008/8/27発行
  
   こんにちは。科学技術館です。
  
   当メールマガジンは毎週水曜日発行です。ご愛読よろしくお願いします。
   8月も、もうすぐ終わりですね。ここ数日で日中のセミの声より、コオロ
   ギの声が気になるようになりました。
  
   * このメールマガジンは等幅フォントでご覧ください。
  
   本号の配信数 6,898人。
  
  
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   【1】科学技術館News
       お知らせ・・・今週のユニバース
              立体フルデジタルドームシアター
                科学ライブショー「ユニバース」特別上演中
              アジア青年の家 開催
  
   【2】科学技術館Laboratory
       科学・技術よもやま話・・・「1.5℃」
       自然と友だち・・・「夏の平地の生きものたち」
  
   【3】科学技術館Recommends
       科学の本の紹介・・・「発見!恐竜のミイラ」
       他館の紹介・・・所沢航空発祥記念館、船の科学館
  
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  【1】      ★ 科 学 技 術 館 News ★
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  ◆ お知らせ
  
   ■ 今週のユニバース ■
  
    目の前、そして頭の上いっぱいに広がるシンラドームのスクリーンに、
   全天周のシミュレーション映像を投影し、地球から太陽系、恒星の世界、
   銀河の世界、そして宇宙全体のお話をお伝えします。
    パワーアップした科学ライブショー「ユニバース」を、お楽しみ下さい。
   1回目の開始時間が変更になりましたので、ご注意下さい。
  
    案内役:永井 智哉さん(国立天文台)
  
    科学ライブショーの詳細や出演予定者については、
    http://universe.chimons.org/jsf/ をご覧ください。
  
   ■ 立体フルデジタルドームシアター
       科学ライブショー「ユニバース」特別上演中 ■
  
    8月20日にオープンした、立体フルデジタルドームシアター「シンラ
   ドーム」では、8月31日(日)まで毎日、科学ライブショー「ユニバー
   ス」(通常は土曜日のみ)を上演しています。
  
   ※詳しくは、こちらのURLをご覧ください。
    http://www.jsf.or.jp/info/2008/08/post_146.php
    http://universe.chimons.org/jsf/
   ※オープン記念式典の様子は、こちらをご覧ください。
    http://www2.jsf.or.jp/mailmaga/196/196.html
  
   ■ アジア青年の家 開催 ■
  
     内閣府の「アジア青年の家」事業が沖縄県において開催されています。
   今回のプログラムは、「環境」をテーマに設定し、日本、アジアなどの
   75名の若者が、8月6日(水)から8月27日(水)までの3週間、環
   境問題に関する現状を知り、各分野での意欲的な取組に触れるとともに、
   科学技術の素晴らしさや科学技術を社会に効果的に応用させる方法を学ぶ
   ことにより、将来イノベーションを起こす人材を育成するものです。
    日々のプログラムの内容や活動の様子のほか、プログラム中に開催され
   た講義や、第一線で活躍している科学者の方々による「科学者シンポジウ
   ム」などの動画をウェブサイトに掲載しておりますので、ぜひご覧くださ
   い。
  
   ※詳細はこちらのURLをご覧ください。
    http://ayepo.go.jp/
  
  
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  【2】   ★ 科 学 技 術 館 Laboratory ★
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  ◆ 科学・技術よもやま話
  
   ■ 1.5℃ ■
  
    8月ももうすぐ終わりです。みなさん今年の夏休みはどのように過ごし
   たか憶えていますか? 今年の夏休みの天気を憶えていますか?
    上の2つの質問文は、実は昨年9月第1週目のメールマガジン(148
   号)と全く同じだったのですが、今年の夏休みならば、「梅雨明けは去年
   より早かったけれど、最高気温は去年の記録を塗り替えなかった。そして
   各地で雷を伴う激しい雨が多かった」といったところでしょう。
    テレビで「ゲリラ豪雨」という言葉を耳にされた方も多いと思います。
   去年の酷暑とはまた違った、厳しい気象の一面を目の当たりにした夏休み
   だったのではないでしょうか。
    そして、タイトルの気温も違います。148号のタイトルは、昨年記録
   した日本観測史上最高の気温「40.9℃」でした。今号は「1.5℃」
   としましたが、これは今年の8月に日本で観測した記録です。
    8月22日、北海道宗谷支庁沼川で観測した最低気温で、富士山を除い
   た観測値では115年ぶりに8月の最低気温の記録を塗り替えました(ち
   なみに、これまでは1893年8月3日、北海道十勝支庁帯広の2.1℃)。
   この日は、他にも北海道内の空知支庁朱鞠内(2.7℃)や上川支庁上川
   (3.0℃)でも10位までに入るほどの冷え込みでした。
    これは北から冷たい空気が入ってきたために起きたわけですが、ここで
   この数日間の天気を振り返ると、すっきりしない天気が続いています。一
   体なぜなのでしょう?
    それは秋雨になっているからです。まだ8月なのに…とも思いますが、
   秋雨の季節は夏の暖かい太平洋高気圧と秋の大陸からの涼しい高気圧の間
   に前線ができるために起こります。3か月予報では9月前半は残暑厳しい
   ことが予想されていますが、この数日間は秋雨の天気図になっていたので
   す。
    毎年同じ時期に季節を振り返り、違いやずれを考えることは地球環境を
   考える上で重要なことですし、とてもよい研究にもなると思います。何年
   も続けて自由研究にしてみるのもよいかもしれませんね。
  
   ※148号のよもやま話はこちらからご覧ください。
    http://www2.jsf.or.jp/mailmaga/backnumbershow.asp?mmbn_go=0148
  
    執筆者:荻野亮一 ワークショップ・実験担当、気象予報士
  
    「科学・技術よもやま話」のバックナンバー
    http://www2.jsf.or.jp/mailmaga/y_index.html
  
  ◆ 自然と友だち
  
   ■ 夏の平地の生きものたち ■
  
    夏は甲虫、セミなどの出現で、種類多くの虫たちが見られます。
    山地・高原の生きものたちに続いて、今回は平地で見られた生きものた
   ちの姿をご覧に入れます。
    ごく身近な公園などでもよく探すと、いろいろな生きものが見つかりま
   す。
  
    「夏の平地の生きものたち」の写真
    http://www2.jsf.or.jp/mailmaga/photo/ss22/
  
    執筆者:松田邦雄 サイエンス友の会 講師
  
    「自然と友だち」のバックナンバー
    http://www2.jsf.or.jp/mailmaga/photo/t_index.html
  
    ハンドブック「散歩のおとも〜北の丸公園の自然」好評発売中!
    ハンドブックのお求め方法
    http://www2.jsf.or.jp/mailmaga/otomo/otomo.htm
  
  
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  【3】   ★ 科 学 技 術 館 Recommends ★
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  ◆ 科学の本の紹介
  
    恐竜の発掘についての本3冊目です。恐竜について、化石から多くのこ
   とがわかってきていますが、今回は、ちょっと視点を変えて、化石ではな
   く、恐竜の足跡から恐竜を見る話です。
  
   ■ 『足跡からわかる恐竜の生活』 ■
     子供の科学 サイエンスブックス 松川正樹  誠文堂新光社
  
    探偵というと、虫眼鏡を持った人が足跡をたどっていくという絵を思い
   浮かべます。その探偵と同じように、足跡の化石を追いながら、恐竜の研
   究をしている人、そして研究結果をこの本は紹介しています。
    1802年、ジェラ期前期の地層から、3本指の2本足歩行の動物の大
   きな足跡が発見されました。その頃、恐竜の存在がまだわかっておらず、
   それは、巨大な鳥の足跡だと思われていました。
    足跡から始まった恐竜の研究は、骨格が発見されてから、骨に関心が移
   っていきました。しかし、再び足跡の研究が注目されてきています。なぜ
   なら、恐竜の生活を理解する上で、足跡はとても重要だということがわか
   ってきたからです。
    足跡の大きさからは、恐竜の大きさが予測できます。また、正しい姿や
   歩く速さ、群れを作っていたか、親子一緒だったのかなど、行動の様子も
   わかります。季節ごとに移動を繰り返す、「渡り」とよばれる行動をして
   いた恐竜もいるらしいと考えられています。
    日本にも、恐竜の足跡が見られる場所が紹介されています。その場所に
   立って、恐竜が歩いていた様子を想像したいですね。その足音が聞こえて
   きそうな本です。
  
    足跡の写真がたくさん載っています。小学校高学年から。
    大人向けですが、『足跡でたどる恐竜学』(マーチン・G・ロックレイ、
   松川正樹、小畠郁生著 丸善ライブラリー)もあります。
  
    執筆者 坂下智婦美 科学読物研究会
  
    この本の表紙はこちらのURLをご参照ください。
    http://kagakuyomimono.cool.ne.jp/hon/4shinka/ashiatokarawakaru/ashiatokarawakaru.html
  
    科学読物研究会ホームページ http://kagakuyomimono.cool.ne.jp/
  
    「科学の本の紹介」のバックナンバー
    http://www2.jsf.or.jp/mailmaga/b_index.html
  
  ◆ 他館の紹介
  
   ■ 所沢航空発祥記念館 ■
  
   ☆ 夏休み特別展のお知らせ
  
    タイトル: キミも古生物学者になれる!
    内  容: 砂場に埋めてあるアンモナイト(実物)の発掘体験ができ
          ます。発掘した中から、一つ持ち帰ることができます。
  
    詳細は、以下のホームページをご覧ください。
    http://tam-web.jsf.or.jp/contx/modules/myalbum5/viewcat.php?cid=1&orderby=dateD
  
   ■ 船の科学館 ■
  
   ☆ 「夏休み!海と船の工作ひろば」開催中
  
    昔、船の科学館に来たことのあるお父さん、お母さんが昔を思い出し子
   ども達に語りながら、また、子ども達が「船の科学館」で夏の思い出を新
   たにつくってくれるような、そんな工作ひろばを企画いたしました。
  
   開催期間:平成20年8月31日(日)まで
   時  間:午前10時〜午後6時
   開催場所:本館1階 オーロラホール
   参 加 費:参加費が必要な工作もありますので、ご確認ください。
        ※入館券の提示をお願いいたします。
  
    詳細は、以下のホームページをご覧ください。
    http://www.funenokagakukan.or.jp/news/?p=135
  
  
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             ★ 担 当 者 よ り ★
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   ■ きび団子 ■
  
    出張で岡山に行ってきました。岡山と言えば桃太郎伝説の地。お土産売
   り場では、名物としてきび団子が売られておりました。餡子入りや、苺味、
   桃味など、実にいろいろな種類のきび団子がありました。我が家の3歳児
   は桃太郎のお話を知っているので、お話に出てくるきび団子を食べさせて
   あげようと、餡子と桃味のきび団子を買って帰りました。
    我が家に帰りさっそく食べさせてみると「きび団子っておいしいね。桃
   太郎はこんなおいしいの食べたんだ。犬や雉(きじ)もおいしいって食べ
   たんだよね」とはしゃいでおりました。「そうだよ。おいしいね。」と答
   えましたが、桃太郎のお話の時代には餡子入りとか桃味のきび団子はなか
   ったでしょうから、「これほどおいしかったかなー」と、ちょっと複雑な
   気持ちでした。
  
                       (企画広報室 田代 英俊)
  
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    最後までお読みいただきありがとうございました。
    皆様のご来館をお待ちしております。
  
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  ┘    〒102-0091 東京都千代田区北の丸公園2番1号       ┘
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  ┘  載の際には、「科学技術館 メールマガジン 第何号の***の  ┘
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