科学技術館メールマガジン バックナンバー |
---|
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ━━ ━━ ━ ◆ 科 学 技 術 館 メールマガジン ◇ 第199号 ◆ ━ ━━ ━━ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ >>>2008/9/10発行 こんにちは。科学技術館です。 当メールマガジンは毎週水曜日発行です。ご愛読よろしくお願いします。 おかげさまでメールマガジンも、まもなく200号!来週号では、サプラ イズを用意します。お楽しみに! * このメールマガジンは等幅フォントでご覧ください。 本号の配信数 6,927人。 ┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘ 今 号 の 目 次 ┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘ 【1】科学技術館News 新着情報・・・「シンラドーム」ドーム投影番組が始まりました お知らせ・・・今週のユニバース 【2】科学技術館Laboratory 科学・技術よもやま話・・・「雷様が来る前におへそを守ろう!?」 自然と友だち・・・「夏の終わり頃に出会った虫たち」 【3】科学技術館Recommends 科学の本の紹介・・・「夢が現実に!ロボット新時代 1 ロボットの歴史としくみ」 イベント情報・・・「ものづくり体験【たたら製鉄】参加者募集」 他館の紹介・・・所沢航空発祥記念館、船の科学館 ┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 【1】 ★ 科 学 技 術 館 News ★ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ◆ 新着情報 ■ 「シンラドーム」ドーム投影番組が始まりました ■ 8月20日にオープンしたシンラドームでは、日曜日から金曜日まで毎 日6回、直径10mのドームスクリーンいっぱいに広がる映像を見ながら、 様々な科学の話題をお楽しみいただけます。 そのうち3回は、専用の眼鏡を掛けると、ドーム全体から映像が飛び出 して見える立体投影となります。 上映時間については、 http://www.jsf.or.jp/exhibit/floor/4/4b/#entry-1708 をご覧ください。 ◆ お知らせ ■ 今週のユニバース ■ 目の前、そして頭の上いっぱいに広がるシンラドームのスクリーンに、 全天周のシミュレーション映像を投影し、地球から太陽系、恒星の世界、 銀河の世界、そして宇宙全体のお話をお伝えします。 パワーアップした科学ライブショー「ユニバース」をお楽しみください。 1回目の開始時刻が変更になりましたので、ご注意ください。 案内役:戎崎 俊一さん(理化学研究所) 科学ライブショーの詳細や出演予定者については、 http://universe.chimons.org/jsf/ をご覧ください。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 【2】 ★ 科 学 技 術 館 Laboratory ★ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ◆ 科学・技術よもやま話 ■ 雷様が来る前におへそを守ろう!? ■ このところ天気が不安定で、激しい雷雨にあいますね。また、落雷によ る被害も出ています。 直接大地に雷が落ちる落雷の被害も怖いのですが、直接ではない誘導雷 (ゆうどうらい)による被害もあります。誘導雷? あまり聞いたことが ないかもしれませんが、実はこの誘導雷による被害のほうが多いのです。 雷が起こると、テレビの画面が乱れたりラジオに雑音が入ったりするの を体験したことがあるかと思いますが、これは雷によって生じた電磁波に よる影響です。雷によって生じる電磁波や電磁誘導などによってアンテナ や電線、電話回線などに不要な電流が流れてしまうのです。これを誘導雷 サージといいます。 また雷は、雲の中や雲と雲の間でも生じます。つまり誘導雷サージは、 雷雲が近くにある間は何度も生じるのです。 雷サージ電流の値は、1千〜1万Aになると言われています。この大電 流によって家電製品などの機器が一瞬にしてやられてしまいます。 そこで、雷サージから機器を守るためにサージアブソーバという素子が 使われています。大きくはアレスタというものとバリスタというものに分 けられます。 アレスタは、簡単には、先のとがった一対の金属電極を少し離して向か い合わせたつくりになっています。機器の電極間に高い電圧がかかるとア レスタに電気が流れるようになり、大電流を機器に流れる前にバイパスさ せます。 一方、バリスタは、半導体を接合したものや金属化合物を焼結したもの などがあります。バリスタはある電圧を超えると抵抗値が減少して大電流 が流れるようになり、雷サージを受け流すようになっています。 サージアブソーバが内蔵された電源タップなども販売されています。雷 様が来る前から事前におへそ(機器)を守っておきましょう。 執筆者:中村隆 企画広報室 「科学・技術よもやま話」のバックナンバー http://www2.jsf.or.jp/mailmaga/y_index.html ◆ 自然と友だち ■ 夏の終わり頃に出会った虫たち ■ 残暑の厳しい日もあるかと思うと、急に涼しい日もあります。8月末〜 9月初め頃は、セミの声も少なくなり、かわって、カネタタキ、コオロギ、 アオマツムシの声も聞かれるようになってきました。 それでもまだ夏の虫たちも行く夏を惜しむかのように活動していました。 「夏の終わり頃に出会った虫たち」の写真 http://www2.jsf.or.jp/mailmaga/photo/ss23/ 執筆者:松田邦雄 サイエンス友の会 講師 「自然と友だち」のバックナンバー http://www2.jsf.or.jp/mailmaga/photo/t_index.html ハンドブック「散歩のおとも〜北の丸公園の自然」好評発売中! ハンドブックのお求め方法 http://www2.jsf.or.jp/mailmaga/otomo/otomo.htm ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 【3】 ★ 科 学 技 術 館 Recommends ★ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ◆ 科学の本の紹介 今月のテーマは、「生物から学ぶ、ものづくりの技術」です。 ヘビの動き方やミミズの体を見ていて、どうやって動いているのだろう と思ったことはありませんか? あるいは、昆虫は不思議な形をしている なとか、何か考えているのかな、と思ったことはありませんか? 木の実 やたねの形や散らばり方を、面白いと思ったことはありませんか? そう いう生物たちの持っている特徴や力は、今日では人間の生活の様々なもの づくりに生かされています。 今月は、そのいくつかを本の中からさがして、紹介してみようと思いま す。今回の本は、小学高校学年以上におすすめです。 ■ 『夢が現実に!ロボット新時代 1 ロボットの歴史としくみ』 ■ 毛利衛・監修/学研/2005.1/3200円(本体) ロボットも、人型のものばかりでなく、目的にあわせて様々なものが作 られるようになってきました。そして日々研究は進んでいます。 この本の第4章には、ヘビ型ロボットが、紹介されています。この「ス リムスライムロボット」は、カタツムリの動きもとりいれているのだそう です。狭い場所でも動き回れるので、パイプの中を検査するために使った り、地震で閉じ込められた人をさがすレスキューロボットとして使えるの ではないかと、開発が進められているということです。 ヘビは、気持ちがわるいという人もいますが、わたしは案外好きです。 でも、ヘビの体のしくみや、動きのしくみということは、あまり考えたこ とがありませんでした。ロボットを作るには、うろこのはえかたから、筋 肉や皮膚がどう動いて進むのかまで理解していなくては再現できません。 ですから、ヘビのことを知らなければ、ヘビ型ロボットは作れません。 この本を見て、ヘビのことが知りたくなりました。 『ズー・ブックス(4) ヘビ/ワニ』 ジョン・ボネット・ウェクソ編/増井光子・訳・監修/誠文堂新光社/ 1985.2/1200円(定価) には、絵と写真で、ヘビの体や動く時の体のしくみがわかりやすく説明 されていて、なるほどと思います。 『あなたの知らない ミミズのはなし』 中村方子・監修/山村紳一郎・文/皆越ようせい・写真/田村孝・絵/ 大月書店/2007.5/1600円(本体) の中には、ヘビ型ロボットと似たミミズ型ロボットが紹介されています し、ミミズのこともよくわかります。 併せて手にとってみてください。 執筆者 竹田裕子 科学読物研究会 この本の表紙はこちらのURLをご参照ください。 http://kagakuyomimono.cool.ne.jp/hon/11gijutsu/robotnorekishi/robotnorekishi.html 科学読物研究会ホームページ http://kagakuyomimono.cool.ne.jp/ 「科学の本の紹介」のバックナンバー http://www2.jsf.or.jp/mailmaga/b_index.html ◆ イベント情報 ■ ものづくり体験【たたら製鉄】参加者募集 ■ 日本鉄鋼連盟と科学技術館は、ものづくり体験「たたら製鉄シリーズ (10月18日(土)製鉄所見学会、11月15日(土)事前学習会、 11月16日(日)たたら製鉄)」を、小学生(3年生〜6年生)とその 保護者を対象に、川崎市市民ミュージアムにて開催します。そこでは現在 の溶鋼法を大きく発展させたトーマス転炉を、シンボルとして展示してい ます。 科学技術館4階の鉄の丸公園1丁目展示室に展示されている近代製鉄発 祥150周年シンボルキャラクター”AIRA”(アイラ)の作者、石井 竜也さんもたたら製鉄に参加します。 募集要項については、 http://www.jsf.or.jp/exhibit/ をご覧ください。 ◆ 他館の紹介 ■ 所沢航空発祥記念館 ■ ☆ 公開講座のお知らせ タイトル: 航空交通管制と東京航空交通管制部施設見学会 実 施 日: 平成20年9月18日(木) 時 間: 午前10時〜午後3時30分 内 容: 航空管制官から航空交通管制に関する講義と、東京航空交 通管制部の施設見学を行います。 参 加 費: 無料 応募方法などの詳細は、以下のホームページをご覧ください。 http://tam-web.jsf.or.jp/contx/modules/myalbum5/viewcat.php?cid=1&orderby=dateD ■ 船の科学館 ■ ☆ 企画展「海をまもる」開催期間延長のお知らせ 本企画展は、海上保安庁創設60周年に当たり、日本の海の安全と安心 のために、多くの海上保安官が多様な分野で日夜支えていることに改めて 感謝するとともに、これからも安全で快適な海を維持し、継承する海上保 安業務の役割を担っている事の認識と理解の一助となるよう開催していま す。 この企画展は、8月31日会期終了の予定でしたが、大変好評につき、 開催期間を延長することになりました。 皆様方のご来場をお待ちしております。 延長期間 : 2008年9月1日(月)〜11月3日(月・祝) 開催場所 : 船の科学館 本館3階 マリタイムサルーン 詳しくは、以下のホームページをご覧ください。 http://www.funenokagakukan.or.jp/news/?p=142 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ★ 担 当 者 よ り ★ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■中秋の名月■ 先週、9月の季語に「名月」をあげましたが、今月14日が旧暦8月 15日にあたります。この日の月を「中秋の名月」と呼びます。 この日はススキやおだんごを飾り、月を眺めながら秋の虫たちの音色に 耳をかたむけてみましょう。また三連休なので、どこかに出かける方もい らっしゃるでしょう。旅先で見る月は、周りの風景がかわって新鮮に感じ られるかもしれません。また観月会や綱引きなど、その地方ならではの、 楽しい行事に出会えるかもしれません。 お月見の晩はほぼ一晩中、月を見ることができます。気がついた時に、 是非空を見上げてみて下さい。月はどんな形をしているでしょう? どん な模様が見えますか? 月へ行った探査機「かぐや」はどんな月をみてい るのでしょう? 月に思いをはせるのも楽しいことです。 ちなみにウィキペディアによると、科学技術館の近くの九段坂がお月見 の名所の一つにあがっています。今度坂の上に立って、昇って来る月を眺 めてみましょうか。 (企画広報室 木村 かおる) −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 最後までお読みいただきありがとうございました。 皆様のご来館をお待ちしております。 ※科学技術館メールマガジンに関するお問い合わせやご意見、ご感想は こちらのURLからお願いします。 http://www3.jsf.or.jp/mlmaster/ 科学技術館ホームページ>>> http://www.jsf.or.jp −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 配信解除・配信先変更、バックナンバーについては、こちらのホーム ページからお願いします。 https://www3.jsf.or.jp/mailmaga/menu.asp ┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘ ┘ ┘ ┘ 発行者:科学技術館メールマガジン係 ┘ ┘ 〒102-0091 東京都千代田区北の丸公園2番1号 ┘ ┘ ┘ ┘ ※ このメールマガジンの回覧・転送は自由です。内容の引用・転 ┘ ┘ 載の際には、「科学技術館 メールマガジン 第何号の***の ┘ ┘ 記事」と注釈をいれてください。 ┘ ┘ なお、メールマガジンで参照しているWebサイトのすべての画 ┘ ┘ 像・記事については、著作権法に定める例外を除き、著作権者の ┘ ┘ 許可なく使用・転載することはできません。 ┘ ┘ ┘ ┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘ |
操作メニューへ |
メールマガジンに関するお問い合わせは、下記までご連絡ください。 科学技術館メールマガジン問い合わせ窓口:http://www3.jsf.or.jp/mlmaster/ |
Copyright (C)2004 Science Museum, Tokyo, ALL RIGHTS RESERVED |