科学技術館メールマガジン バックナンバー


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  ━  ◆ 科 学 技 術 館 メールマガジン ◇ 第206号 ◆  ━
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                             >>>2008/10/29発行
  
   こんにちは。科学技術館です。
  
   当メールマガジンは毎週水曜日発行です。ご愛読よろしくお願いします。
   日が暮れるのも早くなり、金星がよいの明星として見やすくなってきまし
   た。1番星、だれが最初に気がつくかな?
  
   * このメールマガジンは等幅フォントでご覧ください。
  
   本号の配信数 7,023人。
  
  
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   【1】科学技術館News
       新着情報・・・生物学者と天文学者が語る
                   「からだの中の小宇宙」トークショー
              日本IBM TryScience実験教室
       お知らせ・・・「国際科学オリンピック日本開催シンポジウム」
                            =参加者募集中=
              「日本のノーベル賞科学者展」
              「ウインター・サイエンスキャンプ
                      ’08−’09」参加者募集中
              今週のユニバース
  
   【2】科学技術館Laboratory
       科学・技術よもやま話・・・「森の木々も冬支度の季節?」
  
   【3】科学技術館Recommends
       科学の本の紹介・・・今月のテーマ
                  「クモやクモの巣について」の本
       他館の紹介・・・所沢航空発祥記念館、船の科学館
  
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  【1】      ★ 科 学 技 術 館 News ★
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  ◆ 新着情報
  
   ■ 生物学者と天文学者が語る「からだの中の小宇宙」 トークショー ■
  
    (独)理化学研究所 オミックス基盤研究領域の主催により、科学技術
   館にて、トークショーを開催いたします。
  
   開催日時:2008年11月16日(日)14時〜15時
   開催場所:4階 シンラドーム
   講  師:林崎良英・戎崎俊一
   定  員:53名 事前登録制
   主  催:独立行政法人理化学研究所 オミックス基盤研究領域
  
    詳細および参加申込は、こちらをご覧ください。
    http://www.osc.riken.jp/news/081116/index.html
  
   ■ 日本IBM TryScience実験教室 11月 ■
  
    「TryScience(トライサイエンス)」は、毎月1回、第2日曜
   日もしくは第3日曜日に開催しています。
  
   開催日時:2008年11月16日(日) 13時〜16時
   開催場所:4階イベントホールD室
  
    詳しくは、以下のホームページをご覧ください。
    http://www.jsf.or.jp/info/2008/10/post_152.php
  
  ◆ お知らせ
  
   ■ 国際科学オリンピック日本開催シンポジウム =参加者募集中= ■
  
    2009年は国際生物学オリンピック、2010年には国際化学オリン
   ピックが、ともに日本で初めて開催されることになりました。
    スポーツと比べると、国際大会への参加の歴史が浅い国際科学オリンピ
   ックを知っていただく機会として、シンポジウムを下記の通り開催いたし
   ます。
    今回は、ノーベル物理学賞受賞者の江崎玲於奈先生と日本学術会議会長
   の金澤一郎先生の特別講演を予定しています。
  
   開催日時:2008年11月23日(日)10時30分〜12時
   開催場所:日本科学未来館7階みらいCANホール
   対  象:小・中・高校生及び保護者、教育関係者、一般
   参 加 費:無料
   *「サイエンスアゴラ2008」(11/22〜24)同時開催
  
    詳細および参加申込は、こちらをご覧ください。
    http://www.jsoc-info.jp/05koho/sympo.htm
  
   ■ 日本のノーベル賞科学者展 ■
  
    平成20年は、4人の日本人がノーベル賞を受賞されました。科学技術
   館では、今回受賞された研究内容や、これまでのノーベル賞受賞の日本人
   科学者の業績を紹介しています。
  
   展示期間:平成20年10月16日(木)〜11月9日(日)
   展示場所:5階フォレスト
  
    詳しくは、以下のホームページをご覧ください。
    http://www.jsf.or.jp/info/2008/10/post_151.php
  
   ■ 高校生のための先進的科学技術体験合宿プログラム ■
    「ウインター・サイエンスキャンプ ’08−’09」参加者募集中
  
    ウインター・サイエンスキャンプ ’08−’09は、先進的な研究施
   設や実験装置を有する日本各地の大学・公的機関(13会場)で、冬休み
   期間中に本格的な実験・実習が受けられる、高校生のための科学技術体験
   合宿プログラムです。
    今回は今年のノーベル物理学賞に関係する「高エネルギー加速器研究機
   構」でのプログラム、化学賞で話題の「オワンクラゲの蛍光タンパク」を
   用いたプログラムなどもあり、またその他のプログラムも充実した内容と
   なっています。
    あなたもサイエンスキャンプで“未来のノーベル賞”に出会えるかも!!
  
    詳しくは、こちらをご覧ください。
    http://ppd.jsf.or.jp/camp/
  
   ■ 今週のユニバース ■
  
    目の前、そして頭の上いっぱいに広がるシンラドームのスクリーンに、
   全天周のシミュレーション映像を投影し、地球から太陽系、恒星の世界、
   銀河の世界、そして宇宙全体のお話をお伝えします。
    パワーアップした科学ライブショー「ユニバース」をお楽しみ下さい。
  
    案内役:亀谷和久 さん(宇宙航空研究開発機構)
  
    科学ライブショーの詳細や出演予定者については、
    http://universe.chimons.org/jsf/ をご覧ください。
    間もなく「ゲストコーナー」も再開の予定です。お楽しみに。
  
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  【2】   ★ 科 学 技 術 館 Laboratory ★
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  ◆ 科学・技術よもやま話
  
   ■ 森の木々も冬支度の季節? ■
  
    奥日光の中禅寺湖・八丁出島では紅葉の見ごろを迎えているそうです。
   赤や黄色の鮮やかな色彩は、秋を感じさせてくれますね。
    一般的に紅葉は、最低気温が10度以下の日が続くと葉がほのかに色付
   き始め、さらに5度以下になると一斉に色付きます。この他に、夏の日照
   時間が長かったこと、昼夜の気温差が大きいこと、充分な降雨があること
   等のさまざまな条件により、秋になると美しい紅葉が見られます。
    夏の木々の葉はあんなにも健康的で力強い緑色を発していたのに、秋に
   なると、ものの見事に色彩豊かな色合いの葉になるのはなぜでしょうか?
    夏場に見られる緑色の葉には、クロロフィルと呼ばれる緑色色素が存在
   しています。葉が緑色に見えるのはこのためです。しかし、秋を迎え気温
   が下がり、日照時間が短くなると、このクロロフィルが分解され始めます。
   それと同時期に、枝から生えている葉の付け根には水分を通しにくい離層
   と呼ばれる組織ができるため、葉には光合成によって作られた水溶性の糖
   類が蓄えられます。光合成によってこの糖類から、これまで葉には存在し
   なかった赤色の色素アントシアンが化学合成され、カエデやウルシなどの
   葉が赤くなります。その後、本格的な冬に備えて落葉します。
    一方、イチョウなどは、クロロフィルが分解され始めると葉の緑色が薄
   まり、元々葉に存在していたカロテノイドと呼ばれる黄色の色素が目立ち
   始め、黄色く色付いて見えるのです。
    紅葉のような身近な自然の変化は、肌で感じることはあっても、その現
   象を科学的な立場で考えてみる機会はそう多くはありませんね。皆さんも
   植物の葉の内部で実際に起こっている色素の化学合成を想いながら、見事
   に色付いていく木々のトンネルを散策し、秋の深まりを感じてみてはいか
   がでしょうか。きっと、昨年とは趣の違った紅葉の風景を楽しむことがで
   きるのではないでしょうか。
  
    執筆者:中村 潤 情報システム開発部
  
    「科学・技術よもやま話」のバックナンバー
    http://www2.jsf.or.jp/mailmaga/y_index.html
  
  
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  【3】   ★ 科 学 技 術 館 Recommends ★
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  ◆ 科学の本の紹介
  
    今月は、クモやクモの巣についての本を紹介しています。
  
   ■ 『科学のアルバム クモのひみつ』 ■
     栗林 慧 著 あかね書房
  
    身近な生き物「クモ」。銀色に輝く網とその中央にいる「クモ」という
   印象が強いのですが、それは「クモ」のほんの一部の種類を目にしている
   だけなのです。
    「クモ」は昆虫のいるところなら花の上、枯葉の下、土の中にまで何処
   にでも見ることができます。そして技と工夫を凝らして獲物を捕らえてい
   ます。
    網の形も様々で砂つぶを糸でかがった、釣鐘型なんかもあるのです。ま
   た、全ての「クモ」が網をはるわけではなく、「ハエトリグモ」や「カニ
   グモ」の仲間のように待ち伏せせずに走り回って獲物を探す「クモ」もい
   ます。
    この本では獲物を捕らえる瞬間や、獲物にきばで噛み付く様子、また色
   々なクモの巣の写真が紹介されていて、小さな「クモ」を拡大鏡で覗いて
   いるような面白さがあります。
    「クモ」の先祖から始まるお話は、「クモ」を知るのにとても参考にな
   ります。著者の言葉「クモは生きた農薬です」が、生態系を脅かす人間と
   いうものを改めて考えさせられます。
  
    執筆者:伊藤一美 科学読物研究会
  
    この本の表紙はこちらのURLをご参照ください。
    http://kagakuyomimono.cool.ne.jp/hon/7musekitsui/kumonohimitsu/kumonohimitsu.html
  
    科学読物研究会ホームページ http://kagakuyomimono.cool.ne.jp/
  
    「科学の本の紹介」のバックナンバー
    http://www2.jsf.or.jp/mailmaga/b_index.html
  
  ◆ 他館の紹介
  
   ■ 所沢航空発祥記念館 ■
  
   ☆ ゴム動力飛行機工作教室開催のお知らせ
  
    ゴム動力飛行機を製作し、体験を通して飛行機の飛ぶ原理を学んでもら
   うことを目的としています。製作後は航空公園内の広場で飛ばしてみまし
   ょう。
  
    開 催 日:平成20年11月8日(土)
    内  容:オリジナルキット「スカイハート」の製作
    受付開始:12時30分〜
    実施時間:13時〜(製作時間約1時間)
    実施場所:1階 研修室
    教 材 費:200円
  
   詳細は、以下のホームページをご覧ください。
    http://tam-web.jsf.or.jp/contx/modules/myalbum0/viewcat.php?cid=1
  
   ■ 船の科学館 ■
  
   ☆ 沖ノ鳥島フォーラム2008
          〜沖ノ鳥島から考えよう!海の大切さ〜
  
    東京都では、沖ノ鳥島における漁業操業支援などの様々な取り組みを広
   く都民・国民の皆様に知っていただくため、下記のとおり沖ノ鳥島フォー
   ラムを開催いたします。
  
    開 催 日:11月8日(土)
    実施時間:13時〜16時30分(12時開場)
    実施場所:船の科学館 本館1階 オーロラホール
  
   ※事前申し込みが必要です。東京都産業労働局農林水産部水産課企画係ま
    でお問い合わせ下さい(電話:03−5320−4848)。
  
    詳細は、以下のホームページをご覧ください。
    http://www.funenokagakukan.or.jp/news/?p=161
  
  
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   ■ おかげさまでお祝い続きです ■
  
    先月、科学技術館メールマガジンは、200号を達成しました。そして
   先週は、配信数が7,000人を突破いたしました。さらに来週は、つい
   に発行4周年を迎えます。うれしいことが続いていますが、これもすべて
   読者の皆さまのおかげです。ありがとうございます。
    4年前の創刊号の冒頭で当館の有馬館長が、「このたび、『メールマガ
   ジン』を発刊することになりました。毎週、おもしろいことが見つかるは
   ずです。そしたら、科学技術館まで駆けつけて下さい。」と述べておりま
   す。
    「まだまだおもしろいことが足りないぞ!」と思われる方もいらっしゃ
   るかと思いますが、これからも科学技術館らしいメールマガジンにしてい
   きたいと考えていますので、今後とも、ご愛読のほど、よろしくお願い申
   し上げます。
  
                         (企画広報室 中村隆)
  
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    最後までお読みいただきありがとうございました。
    皆様のご来館をお待ちしております。
  
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  ┘ ※ このメールマガジンの回覧・転送は自由です。内容の引用・転  ┘
  ┘  載の際には、「科学技術館 メールマガジン 第何号の***の  ┘
  ┘  記事」と注釈をいれてください。                ┘
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