科学技術館メールマガジン バックナンバー


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  ━  ◆ 科 学 技 術 館 メールマガジン ◇ 第208号 ◆  ━
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                             >>>2008/11/12発行
  
   こんにちは。科学技術館です。
  
   当メールマガジンは毎週水曜日発行です。ご愛読よろしくお願いします。
   科学技術館前の銀杏の木も、だいぶ色づきました。文化の秋・食欲の秋・
   読書の秋。皆さんはどんなことで秋の深まりを感じていますか?
  
   * このメールマガジンは等幅フォントでご覧ください。
  
   本号の配信数 7,052人。
  
  
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   【1】科学技術館News
       新着情報・・・鉄の丸公園1丁目(鉄鋼)
              特殊切手「近代製鉄発祥150周年記念」の発行
              キュリー夫人の理科教室
       お知らせ・・・日本IBM TryScience実験教室
              「国際科学オリンピック日本開催シンポジウム」
                            =参加者募集中=
              今週のユニバース
  
   【2】科学技術館Laboratory
       科学・技術よもやま話・・・
                  「ビビッ!と感じて、ビビッ!と発想」
       自然と友だち・・・「秋も深まる頃の野の生きものたち」
  
   【3】科学技術館Recommends
       科学の本の紹介・・・今月のテーマ
                  「微生物とその働き」の本
       他館の紹介・・・所沢航空発祥記念館、船の科学館
  
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  【1】      ★ 科 学 技 術 館 News ★
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  ◆ 新着情報
  
   ■ 鉄の丸公園1丁目(鉄鋼)
     特殊切手「近代製鉄発祥150周年記念」の発行 ■
  
    今から150年前、日本で洋式高炉による鉄の製造に初めて成功しまし
   た。これを記念して、特殊切手「近代製鉄発祥150周年記念」が発行さ
   れます。4階「鉄の丸公園1丁目」展示室で展示されている近代製鉄発祥
   150周年記念シンボルキャラクター、“AIRA”(アイラ)の切手も発行
   されます。
  
    詳細は、下記URLをご参照ください。
    http://www.jsf.or.jp/exhibit/floor/4/4c/#entry-1577
  
    日本郵便:
    http://www.post.japanpost.jp/kitte_hagaki/stamp/tokusyu/2008/h201201_t.html
  
   ■ キュリー夫人の理科教室 ■
  
    サイエンススタジオ マリーの主催により、科学技術館にて紙芝居と実
   験ショーを開催いたします。
  
    開催日時:2008年11月23日(日)および12月21日(日)
         1回目:11時〜12時 2回目:14時〜15時
    開催場所:4階 イベント広場 4D
    主  催:サイエンススタジオ マリー
  
    詳細および参加申込は、こちらをご覧ください。
    http://www.max.hi-ho.ne.jp/min-kko/
  
  ◆ お知らせ
  
   ■ 日本IBM TryScience実験教室 11月 ■
  
    「TryScience(トライサイエンス)」は、毎月1回、第2日曜日もしく
   は第3日曜日に開催しています。
  
    開催日時:2008年11月16日(日) 13時〜16時
    開催場所:4階イベントホールD室
  
    詳しくは、以下のホームページをご覧ください。
    http://www.jsf.or.jp/info/2008/10/post_152.php
  
   ■ 国際科学オリンピック日本開催シンポジウム =参加者募集中= ■
  
    2009年は国際生物学オリンピック、2010年には国際化学オリン
   ピックが、ともに日本で初めて開催されることになりました。
    スポーツと比べると、国際大会への参加の歴史が浅い国際科学オリンピ
   ックを知っていただく機会として、シンポジウムを下記の通り開催いたし
   ます。
    今回は、ノーベル物理学賞受賞者の江崎玲於奈先生と日本学術会議会長
   の金澤一郎先生の特別講演を予定しています。
  
    開催日時:2008年11月23日(日)10時30分〜12時
    開催場所:日本科学未来館7階みらいCANホール
    対  象:小・中・高校生及び保護者、教育関係者、一般
    参 加 費:無料
    *「サイエンスアゴラ2008」(11/22〜24)同時開催
  
    詳細および参加申込は、こちらをご覧ください。
    http://www.jsoc-info.jp/05koho/sympo.htm
  
   ■ 今週のユニバース ■
  
    土曜午後の科学ライブショー「ユニバース」では、4階シンラドームの
   スクリーンに全天周のシミュレーション映像を投影し、地球から太陽系、
   恒星の世界、銀河の世界、そして宇宙全体のお話をお伝えします。
  
    案内役:矢治 健太郎さん(立教大学)
  
    科学ライブショーの詳細や出演予定者については、
    http://universe.chimons.org/jsf/ をご覧ください。
  
  
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  【2】   ★ 科 学 技 術 館 Laboratory ★
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  ◆ 科学・技術よもやま話
  
   ■ ビビッ!と感じて、ビビッ!と発想 ■
  
    「うわ!」、「ぎゃあ!」、「いてっ!」・・・最近、みなさんのまわ
   りでそんな声が聞こえはじめていませんか? もしくは、みなさん自身が、
   そんな声をあげていませんか? そうです、今年もやって来ました、静電
   気の季節。
    静電気と聞くと多くの方は、あまりいいイメージを持たないかと思いま
   す。でも、実は静電気のおかげさまというものが社会の中には結構ありま
   す。もちろん、体などにたまった静電気をそのまま使うわけではありませ
   んが、身近なものや意外なものにいろいろな利用がされているのです。
    もっとも身近なものは、みなさんの家の台所にあるラップでしょうか。
   ラップがお皿に張り付くのは静電気のおかげです。ラップを引き出すとき
   に静電気を帯びるのです。
    コピー機も静電気を利用しています。簡単にいうと、コピー機の中のド
   ラムという筒をプラスに帯電し、マイナスに帯電したトナーを撒くことで
   文字や絵を写しとります。コピー機の原理については多く本やホームペー
   ジなどで紹介されていますので、ここでは、ちょっと変わった利用例につ
   いてみていきましょう。
    たとえば、人工芝。少し離して平行におかれた2枚の金属の板を思い浮
   かべてください。片方の板を電源のプラス側に、もう片方をマイナス側に
   つなぎます。すると、それぞれにプラスの電気、マイナスの電気がたまり
   ます。そしてこの時、この金属板の間には2枚の板を結ぶように電界とい
   うものが生じています。
    さて、このマイナスに帯電した金属板に接着剤がついたシートを置きま
   す。そして2枚の金属板の間にプラスに帯電した人工芝(ナイロンの毛)
   をいれると、シートの方に引き寄せられて、電界の向きにきれいに芝が立
   ち並ぶのです。
    このほかにも、空気清浄機や消煙装置、農薬散布や種まきなどなど、い
   ろいろな分野で静電気が利用されています。
    静電気をビビッと感じたら、静電気の利用法がビビッと思い浮かぶとい
   いですよね。
  
    執筆者:中村 隆 企画広報室
  
    「科学・技術よもやま話」のバックナンバー
    http://www2.jsf.or.jp/mailmaga/y_index.html
  
  ◆ 自然と友だち
  
   ■ 秋も深まる頃の野の生きものたち ■
  
    季節はどんどん移りゆき、東京近郊では早くも晩秋〜初冬に咲くサザン
   カ、ツワブキなどの花が咲き出し、イチョウの葉も色づき始めました。虫
   たちも見られる種類の数はずっと少なくなりました。そして木の幹などで
   はカメムシなどが冬に備えて集団をつくるようになりました。
    一方、千葉県南房総の館山の里山では、まだまだたくさんの虫たちに出
   会うことができました。アケビ、カラスウリなど木の実も実り、アカトン
   ボもたくさん見られました。
    みなさんのお住まいの近隣ではいかがですか。
  
    「秋も深まる頃の野の生きものたち」の写真
    http://www2.jsf.or.jp/mailmaga/photo/ss27/
  
    執筆者:松田邦雄 サイエンス友の会 講師
  
    「自然と友だち」のバックナンバー
    http://www2.jsf.or.jp/mailmaga/photo/t_index.html
  
    ハンドブック「散歩のおとも〜北の丸公園の自然」好評発売中!
    ハンドブックのお求め方法
    http://www2.jsf.or.jp/mailmaga/otomo/otomo.htm
  
  
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  【3】   ★ 科 学 技 術 館 Recommends ★
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  ◆ 科学の本の紹介
  
    今月のテーマは微生物とその働きです。
    世界には、生活の知恵として、古くから微生物の働きを利用した種々の
   発酵食品があり、食を豊かにしています。今週は日本の伝統食を紹介しま
   す。
  
   ■ 『日本の伝統食を科学する』第3巻 家庭に欠かせない伝統食品 ■
     小泉武夫 監修/今野玲子 イラスト/汐文社/2006
  
    日本の伝統食品には、コウジ菌や酵母、乳酸菌など微生物の働きを利用
   した様々な発酵食品があります。全3巻のこのシリーズは、栄養バランス
   に優れた伝統的な日本の食事が紹介され、毎日の食事の大切さを見直せる
   内容となっています。中学生の愛子さん(弟・小学5年)一家が案内して
   いくかたちで、イラストや写真も多く読みやすくなっています。
    第1巻、『発酵食品をつくってみよう』は、日本各地の伝統食品を紹介
   し、味噌や納豆を作る。第2巻、『発酵食のパワーの秘密』は、しょう油、
   味噌、納豆などを中心に発酵のしくみを解説しています。
    第3巻では、米とコウジ菌から作られる日本酒、甘酒、酢、味りんなど
   の成分や働きを分析しています。例えば、日本酒は糖化とアルコール発酵
   を同時に行う併行複発酵で作られた醸造酒ですが、調味料としても優れて
   います。その理由は、熟成中に約200種類もの成分が作り出され、それ
   が素材の旨味や風味を高め、他の調味料の効果も引き出すからです。毎日
   の調理に日本酒を使いその効用を実感していましたが、その秘密が解き明
   かされました。
  
    執筆者:小磯悦子 科学読物研究会
  
    科学読物研究会ホームページ http://kagakuyomimono.cool.ne.jp/
  
    「科学の本の紹介」のバックナンバー
    http://www2.jsf.or.jp/mailmaga/b_index.html
  
  ◆ 他館の紹介
  
   ■ 所沢航空発祥記念館 ■
  
   ☆ 「県民の日イベント」のお知らせ
  
    11月14日(金)は、埼玉県の「県民の日」です。当日は、展示館・
   大型映像館を無料開放します。また、以下のイベントを実施します。
  
   (1)「YS−11」機の公開 10時〜15時
      ※雨天の場合は中止となります。
   (2)格納庫の公開 10時〜15時
   (3)科学実験ショー
      実施時間 :1回目 13時30分〜14時
            2回目 15時15分〜15時45分
  
    詳細は、以下のホームページをご覧ください。
    http://tam-web.jsf.or.jp/contx/modules/myalbum5/viewcat.php?cid=1&orderby=dateD
  
   ■ 船の科学館 ■
  
   ☆ 未来へはばたけ、アホウドリたち 〜写真展〜 のお知らせ
  
    写真や資料で、ヒナの“引っ越し作戦”を紹介します。
  
    展示期間:平成20年11月15日(土)〜平成21年2月1日(日)
    展示場所:船の科学館 本館3階 マリタイムサルーン
    ※写真展は無料ですが、入館料が必要です
  
    詳細は、以下のホームページをご覧ください。
    http://www.funenokagakukan.or.jp/news/?p=166
  
  
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             ★ 担 当 者 よ り ★
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   ■ 脱臼(患者)にご注意ください ■
  
    先日、ほぼ二年前に脱臼した右の肩を同じく、脱臼してしまいました。
   今回は幸いにも亜脱臼(骨が少しずれた状態)で済み、地味な痛みが残る
   ものの、現在、リハビリ中。はたから見ればきっといつもと変わらない姿
   なのでしょうが、これが二次災害を呼んでしまわないかと、特に接触が多
   い通勤途中などは内心ハラハラしております。よく、妊婦さんが「お腹に
   赤ちゃんがいます」というバッジをつけているのを見かけますが、脱臼患
   者にもほしいな・・・とつい思ってしまった次第です。先週号のよもやま
   話「サイン・デザインとピクトグラム」を読みながらも、見ず知らずの人
   に、自分がけがをしていることをさりげなくアピールし、かつ、お願いで
   すからぶつからないで〜!と訴える手段として、これもひとつの方法にな
   るのではなかろうか?という気持ちになりました。そんな興味を友人に話
   していたら、次のようなHPを紹介してくれて、とてもなぐさめられまし
   たので、付記させていただきます。
    ピクトさん http://ww35.tiki.ne.jp/~picto/
  
                        (企画広報室 丸岡弥生)
  
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    最後までお読みいただきありがとうございました。
    皆様のご来館をお待ちしております。
  
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  ┘ 発行者:科学技術館メールマガジン係               ┘
  ┘    〒102-0091 東京都千代田区北の丸公園2番1号       ┘
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  ┘  載の際には、「科学技術館 メールマガジン 第何号の***の  ┘
  ┘  記事」と注釈をいれてください。                ┘
  ┘  なお、メールマガジンで参照しているWebサイトのすべての画  ┘
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