科学技術館メールマガジン バックナンバー


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  ━  ◆ 科 学 技 術 館 メールマガジン ◇ 第213号 ◆  ━
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                             >>>2008/12/17発行
  
   こんにちは。科学技術館です。
  
   当メールマガジンは毎週水曜日発行です。ご愛読よろしくお願いします。
   北の丸公園の銀杏の木は、とうとう丸裸になってしまいました。科学技術
   館の玄関前では、毎朝落ち葉のお掃除が大変そうでした。そろそろ、うち
   の大掃除も...
  
   * このメールマガジンは等幅フォントでご覧ください。
  
   本号の配信数 7,091人。
  
  
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   【1】科学技術館News
       新着情報・・・星☆と音符♪のクリスマス
              土曜実験教室
       お知らせ・・・科学ライブショー「ユニバース」特別番組
                     おめでとう、世界天文年2009
              産業技術総合研究所 キャラバン2008
              キュリー夫人の理科教室
              今週のユニバース
  
   【2】科学技術館Laboratory
       科学・技術よもやま話・・・「オーストラリアの実験ショー」
       日本の科学者の像・・・「北里柴三郎」
  
   【3】科学技術館Recommends
       科学の本の紹介・・・今月のテーマ 「動物と共に」の本
       他館の紹介・・・所沢航空発祥記念館、船の科学館
  
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  【1】      ★ 科 学 技 術 館 News ★
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  ◆ 新着情報
  
   ■ 星☆と音符♪のクリスマス ■
  
    シンラドームで、プラネタリウム投影とハンドベルの演奏をお楽しみく
   ださい。光と音の素敵なクリスマスを一緒に過ごしましょう!
  
    開 催 日:2008年12月23日(火・祝)、24日(水)
    開催時間:15時40分〜16時20分
    開催場所:4階 シンラドーム
    定  員:各62名(先着順) 開始10分前より開場します。
    内  容:冬の星座のお話とハンドベルの演奏
  
    詳細は、以下のホームページをご覧ください。
    http://www.jsf.or.jp/info/2008/12/forest_12.php
  
   ■ 土曜実験教室 ■
  
    土曜実験教室が始まりました!皆さんの参加をお待ちしています。
   12月はジェリーキャンドルをつくります。
  
    実施期間:2009年3月までの毎週土曜日(1月3日は除く)
    実施時間:1日3回 各40分(11時〜、13時〜、14時30分〜)
    開催場所:館内(2階もしくは4階の団体休憩室)
    定  員:各回20名
         ※開始10分前より開催場所で整理券を配布します
    主  催:「夢・化学−21」組織委員会
        [(社)日本化学会、(社)化学工学会、
         (社)新化学発展協会、(社)日本化学工業協会]
  
    詳細は、以下のホームページをご覧ください。
    http://www.jsf.or.jp/info/2008/12/post_160.php
  
  ◆ お知らせ
  
   ■ 科学ライブショー「ユニバース」特別番組
                   おめでとう、世界天文年2009 ■
  
    来年2009年は、イタリアの科学者ガリレオ・ガリレイが初めて望遠
   鏡を夜空に向け、宇宙の扉を開いてから400年の節目に当たり、「世界
   天文年」に定められています。科学技術館では、2009年の幕開けを記
   念して、開館初日の1月4日(日)に科学ライブショー「ユニバース」特
   別番組「おめでとう、世界天文年2009」を上演します。
    通常の科学ライブショー「ユニバース」に加え、世界天文年開始宣言、
   他施設での世界天文年イベントとのインターネット会談、ガリレオの発見
   の解説など、盛りだくさんの内容でお送りします。
  
   世界天文年2009日本委員会公認企画・
     世界天文年2009全国一斉オープニングイベント
  
   科学ライブショー「ユニバース」特別番組
    「おめでとう、世界天文年2009」
  
    開催日時:2009年1月4日(日)13時〜14時30分頃
    開催場所:4階 シンラドーム
    参加人数:先着62名
  
    案 内 役:半田 利弘さん(東京大学)
  
    詳細は、以下のホームページをご覧ください。
    http://www.jsf.or.jp/info/2008/12/_2009_1.php
    世界天文年2009については、
    http://www.astronomy2009.jp/ をご覧ください。
  
   ■ 産業技術総合研究所 キャラバン2008 ■
  
    産業技術総合研究所の主催により、「産総研キャラバン2008
   TOKYO」を開催いたします。科学技術館4階NEDO展示室のロボッ
   トや未来の技術とあわせてご覧ください。
  
    開催日時:2008年12月20日(土)、21日(日)
    開催時間:9時30分〜16時30分
    開催場所:科学技術館 1階 催事場
    参加料金:入場無料
    主  催:産業技術総合研究所
    ※科学技術館の常設展示をご覧いただく場合には入館料が必要です。
  
    詳細は、以下のホームページをご覧ください。
    http://www.aist.go.jp/aist_j/event/ev2008/ev20081220/ev20081220.html
  
   ■ キュリー夫人の理科教室 ■
  
    サイエンススタジオ マリーの主催により、科学技術館にて紙芝居と実
   験ショーを開催いたします。
  
    開催日時:2008年12月21日(日)
         1回目:11時〜12時 2回目:14時〜15時
    開催場所:4階 イベント広場 4D
    主  催:サイエンススタジオ マリー
  
    詳細は、以下のホームページをご覧ください。
    http://www.max.hi-ho.ne.jp/min-kko/
    メールでのお問い合わせは、下記へお願いします。
   science_studio_marie@yahoo.co.jp
  
   ■ 今週のユニバース ■
  
    土曜午後の科学ライブショー「ユニバース」では、4階シンラドームの
   スクリーンに全天周のシミュレーション映像を投影し、地球から太陽系、
   恒星の世界、銀河の世界、そして宇宙全体のお話をお伝えします。
  
    案内役:縣 秀彦さん(国立天文台)
  
    科学ライブショーの詳細や出演予定者については、
    http://universe.chimons.org/jsf/ をご覧ください。
  
  
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  【2】   ★ 科 学 技 術 館 Laboratory ★
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  ◆ 科学・技術よもやま話
  
   ■ オーストラリアの実験ショー ■
  
    もうすぐ冬休み。ご家族で科学館へ遊びに行く計画を立てている方もい
   らっしゃるでしょう。展示を体験することはもちろんですが、科学館での
   もう一つの楽しみに「実験ショー」があります。現在、日本各地の科学館
   で大人気の実験ショーですが、海の向こうの海外でも盛んなことを皆さん
   ご存じでしょうか?
    オーストラリアの首都、キャンベラにある国立科学技術センター(通称
   クエスタコン)。わが科学技術館と同じように、さまざまなハンズオン展
   示を楽しめるオーストラリア有数の科学館です。ここにある3つのホール
   では、毎日数回の科学実験ショーが行われています。ショーの内容は、お
   なじみの液体窒素の実験や、力学の実験、変わったところでは自然災害の
   メカニズムを扱ったものもあります。また、小さいお子さん向けのショー
   も充実しているのが特徴です。
    まず見て驚くのは、「実験の先生」たちの個性的なこと!そこでは、か
   しこまって白衣を着ている「先生」はおらず、全身を使ってパフォーマン
   スを繰り広げる、賑やかで楽しい衣装を身にまとった「パフォーマー」た
   ちがいました。それもそのはず、出演している方の多くは、俳優やサーカ
   ス出身者。
    彼らは時には熱く、時には厳かに実験や解説を行い、まさに「ショー」
   という名にふさわしいステージです。見ている間に観客はぐんぐんと引き
   込まれ、気がつくと終演時間。大満足の観客は、出演者とハイタッチをし
   てホールを後にします。
    日本の実験ショーと比べると、解説をもうちょっと聞きたいなーと感じ
   る部分もありますが、ステージをおりた彼らと話してみると勉強熱心な方
   が多く、子どもたちに科学を伝える熱い気持ちには、まったく同じである
   と感じました。
  
    日本で行われている「実験ショー」の多くは、「ショー」というよりも
   「お教室」的な雰囲気が強いかもしれません。もし、今の日本の実験ショ
   ーにオーストラリア的要素を入れられたら、科学が好きな子はもっと好き
   に、苦手に感じている子も興味しんしんになるかもしれませんね!
  
    執筆者:すずきまどか 科学技術館事業部
  
    「科学・技術よもやま話」のバックナンバー
    http://www2.jsf.or.jp/mailmaga/y_index.html
  
  ◆ 日本の科学者像
  
   ■ 第7像 ■
     「近代医学の父」と呼ばれた男
     時代を先進した医学者 北里柴三郎
  
    今号では、破傷風菌の純培養、続いて破傷風菌毒素に対する免疫抗体を
   発見し、さらに免疫抗体を用いて血清療法を確立、また香港でのペスト菌
   発見など、細菌学の研究にとどまらず、北里研究所の設立や日本医学会の
   創設など、後進の育成にも力を尽くした医学者、北里柴三郎博士をご紹介
   します。門下生からは、ドンネル先生(ドイツ語で雷おやじ)の愛称で親
   しまれていたそうです。
  
    http://www2.jsf.or.jp/mailmaga/monument/007/07_1217.html
  
  
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  【3】   ★ 科 学 技 術 館 Recommends ★
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  ◆ 科学の本の紹介
  
   今月は、「動物と共に」のテーマで、動物とすごす現場を紹介しています。
   今大人気の北海道旭山動物園、ここではどのようなポリシーのもとに動物
   を展示しているのでしょうか?
  
   ■ 『動物と向きあって生きる−旭山動物園獣医・坂東元−』 ■
     坂東元著/あべ弘士絵/角川学芸出版/2006.7
  
    北海道の観光スポットともなった旭山動物園。HPによると、今年4月
   〜10月までの半年間で211万の入園者があったそうです。今の大人気
   の陰に、一時廃園の危機があったことはなかなか信じられません。行動展
   示という方法で考えられた「もうじゅう館」がオープンしてから、徐々に
   人気を呼ぶようになったのです。
    行動展示とは、その動物がもっている最も特徴的な能力や習性行動を見
   せるという展示方法です。動物園の動物だっていのちであり、「動かない
   からつまんない」「くさい」「かわいそう」ではなく、能力や習性を発揮
   している生き生きとした姿を伝えたいという姿勢がこの展示方法になった
   そうです。
    ヒョウの気持ちになってつくった「もうじゅう館」に続き、「ぺんぎん
   館」「あざらし館」「ほっきょくぐま館」「チンパンジーの森」などが次
   々にオープンし人気を集めています。コアラやパンダなど特別な動物がい
   なくても、あるがままの動物のすごさを伝えるという意図で、どの施設も
   つくられています。それぞれの展示を思いつくまでのエピソードも多数紹
   介されていますし、どれも興味深く読めます。
    著者は旭山動物園副園長・獣医の坂東元さん。絵を描いたあべ弘士さん
   も旭山動物園の元飼育係です。あとがきにもあるように、旭山動物園には
   「野生動物と家畜・ペット種は違う」という明確なポリシーが貫かれてい
   ます。かわいいだけの目で動物を見て欲しくない、そして野生動物保護の
   姿勢をしっかりとつくっていきたいという著者の姿勢に、触れてみてくだ
   さい。
  
    執筆者:飯野庸子 科学読物研究会
  
    この本の表紙はこちらのURLをご参照ください。
    http://kagakuyomimono.cool.ne.jp/hon/8sekitsui/doubutsutomukiatte/doubutsutomukiatte.html
  
    科学読物研究会ホームページ http://kagakuyomimono.cool.ne.jp/
  
    「科学の本の紹介」のバックナンバー
    http://www2.jsf.or.jp/mailmaga/b_index.html
  
  ◆ 他館の紹介
  
   ■ 所沢航空発祥記念館 ■
  
   ☆ 「クリスマスコンサート」開催のお知らせ
  
    ハンマーダルシマーという楽器で、クリスマスソングを演奏します。
  
    開催日時:2008年12月23日(祝)
         1回目:14時〜14時25分
         2回目:15時15分〜15時40分
    開催場所:記念館展示室内
    演 奏 者:壱(いち)零(ぜろ)base(べいす)
  
    詳細は、以下のホームページをご覧ください。
    http://tam-web.jsf.or.jp/contx/modules/myalbum5/viewcat.php?cid=1&orderby=dateD
  
  
   ■ 船の科学館 ■
  
   ☆ 「鳥島アホウドリ調査100回記念講演会」開催のお知らせ
  
    開催日時:2008年12月20日(土)14時〜16時
    開催場所:本館1階 オーロラホール
    講演内容:(1)「個体数10倍:鳥島における保護の成功」
             長谷川 博氏(東邦大学理学部教授)
         (2)「新たな挑戦:小笠原諸島聟島への移住」
             出口智広氏(山階鳥類研究所研究員)
    参 加 費:入場無料
  
    詳細は、以下のホームページをご覧ください。
    http://www.funenokagakukan.or.jp/news/?p=181
  
  
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             ★ 担 当 者 よ り ★
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   ■ 名前いろいろ ■
  
    早、師走も半ば過ぎ。まさに師も走り回る(くらいの忙しさの)月とは
   よくいったものです。また、12月の異名として、年満月(としみつづき)
   という名前があるそうです。1年があわただしく終わっていくというより
   は、この1年が満ちていく、という気持ちになれそうな名前です。月が日
   ごとにまんまるに満ちて、満月に近づいていくさまは、なんとなくわくわ
   くとうれしいような気持ちになりますよね。
    さて、この時期になると町のあちこちに飾られているクリスマスのシン
   ボルのひとつ、ポインセチアの和名をつい最近、知りました。その名前は
   想像上のある動物から名付けられたようです。「さるによく似ていて、身
   体は朱紅色の体毛に覆われ、大酒飲み。また、オランウータンの和名でも
   ある・・・」
    以来、この木を見かけると、つい笑いがこみあげてきます。名前いろい
   ろ。異なる名でずいぶんとイメージが変わるものですね。
  
                        (企画広報室 丸岡弥生)
  
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    最後までお読みいただきありがとうございました。
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  ┘ 発行者:科学技術館メールマガジン係               ┘
  ┘    〒102-0091 東京都千代田区北の丸公園2番1号       ┘
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  ┘ ※ このメールマガジンの回覧・転送は自由です。内容の引用・転  ┘
  ┘  載の際には、「科学技術館 メールマガジン 第何号の***の  ┘
  ┘  記事」と注釈をいれてください。                ┘
  ┘  なお、メールマガジンで参照しているWebサイトのすべての画  ┘
  ┘  像・記事については、著作権法に定める例外を除き、著作権者の  ┘
  ┘  許可なく使用・転載することはできません。           ┘
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