科学技術館メールマガジン バックナンバー


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  ━  ◆ 科 学 技 術 館 メールマガジン ◇ 第214号 ◆  ━
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                             >>>2008/12/24発行
  
   こんにちは。科学技術館です。
  
   当メールマガジンは毎週水曜日発行です。ご愛読よろしくお願いします。
   クリスマスケーキにおせち料理。ご予約のちらしが目につきますが、今年
   は家で準備ができるかな?今号が、今年最後のメルマガになります!
  
   * このメールマガジンは等幅フォントでご覧ください。
  
   本号の配信数 7,093人。
  
  
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   【1】科学技術館News
       お知らせ・・・科学ライブショー「ユニバース」特別番組
                     おめでとう、世界天文年2009
              土曜実験教室
              今週のユニバース
  
   【2】科学技術館Laboratory
       科学・技術よもやま話・・・「クリスマスの星・金星」
       自然と友だち・・・「初冬の頃の生きものたち」
  
   【3】科学技術館Recommends
       科学の本の紹介・・・今月のテーマ 「動物と共に」の本
       他館の紹介・・・所沢航空発祥記念館、船の科学館
  
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  【1】      ★ 科 学 技 術 館 News ★
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  ◆ お知らせ
  
   ■ 科学ライブショー「ユニバース」特別番組
                   おめでとう、世界天文年2009 ■
  
    来年2009年は、イタリアの科学者ガリレオ・ガリレイが初めて望遠
   鏡を夜空に向け、宇宙の扉を開いてから400年の節目に当たり、「世界
   天文年」に定められています。科学技術館では、2009年の幕開けを記
   念して、開館初日の1月4日(日)に科学ライブショー「ユニバース」特
   別番組「おめでとう、世界天文年2009」を上演します。
    通常の科学ライブショー「ユニバース」に加え、世界天文年開始宣言、
   他施設での世界天文年イベントとのインターネット会談、ガリレオの発見
   の解説など、盛りだくさんの内容でお送りします。
  
   世界天文年2009日本委員会公認企画・
     世界天文年2009全国一斉オープニングイベント
  
   科学ライブショー「ユニバース」特別番組
    「おめでとう、世界天文年2009」
  
    開催日時:2009年1月4日(日)13時〜14時30分頃
    開催場所:4階 シンラドーム
    参加人数:先着62名
  
    案 内 役:半田 利弘さん(東京大学)
  
    詳細は、以下のホームページをご覧ください。
    http://www.jsf.or.jp/info/2008/12/_2009_1.php
    世界天文年2009については、
    http://www.astronomy2009.jp/ をご覧ください。
  
   ■ 土曜実験教室 ■
  
    土曜実験教室が始まりました!皆さんの参加をお待ちしています。
   12月はジェリーキャンドルをつくります。
  
    実施期間:2009年3月までの毎週土曜日(1月3日は除く)
    実施時間:1日3回 各40分(11時〜、13時〜、14時30分〜)
    開催場所:館内(2階もしくは4階の団体休憩室)
    定  員:各回20名
         ※開始10分前より開催場所で整理券を配布します
    主  催:「夢・化学−21」組織委員会
        [(社)日本化学会、(社)化学工学会、
         (社)新化学発展協会、(社)日本化学工業協会]
  
    詳細は、以下のホームページをご覧ください。
    http://www.jsf.or.jp/info/2008/12/post_160.php
  
   ■ 今週のユニバース ■
  
    土曜午後の科学ライブショー「ユニバース」では、4階シンラドームの
   スクリーンに全天周のシミュレーション映像を投影し、地球から太陽系、
   恒星の世界、銀河の世界、そして宇宙全体のお話をお伝えします。
    案内役とゲストの先生の掛け合いもお楽しみください。
  
    案内役:矢治 健太郎さん(立教大学)
    ゲスト:小泉 伸夫さん(農研機構 動物衛生研究所)
    内 容:「知って安心! 野鳥と鳥インフルエンザ(仮題)」
  
    科学ライブショーの詳細や出演予定者については、
    http://universe.chimons.org/jsf/ をご覧ください。
  
  
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  【2】   ★ 科 学 技 術 館 Laboratory ★
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  ◆ 科学・技術よもやま話
  
   ■ クリスマスの星・金星 ■
  
    今宵はクリスマス・イブ。皆さんの家には、クリスマスツリーが飾られ
   ていることでしょう。クリスマスツリーのてっぺんには星を飾りますが、
   この星は、キリストの誕生を知らせたという星です。その星が何であった
   のかは、多くの人が、歴史とその時期に起きた天文現象から特定しようと
   していますが、今のところわかっていません。その星は、一説によると金
   星だとも言われています。
    その金星が今、夕方の西の空にひと際明るく輝いて見えています。宵の
   明星とも呼ばれ、美の女神ヴィーナスを象徴する星です。金星は太陽系第
   2番目の惑星で、地球とほぼ同じ大きさを持ち、硬い地面と大気を持つ、
   かつては地球の双子星と言われていました。金星は、公転周期が224.
   7日に対し、自転周期は243日で、さらに地球とは逆向きに回転してい
   るという不思議な惑星です。また厚い大気を持ち、地上付近では90気圧
   (地球では水深90mと同じ)、温度は460度にもなっています。今で
   は、まったく環境の異なった星であることが知られています。
    金星は非常にゆっくり自転をしていますが、上空ではなんと4日間で大
   気が循環しているという、また不思議な現象が起きています。皆さんも想
   像してください。自分の頭の上で、新幹線と同じ速度で雲が流れているの
   です。このような大気の流れを、スーパーローテーションと呼んでいます。
   普通、大気は地面と摩擦を起こして、だんだんエネルギーを失い止まって
   しまうと考えられています。しかし金星の大気は、ものすごいスピードで
   回り続けています。いったい何が、この大気の流れを支えているのでしょ
   うか? 隣の星でありながら、実は金星という星のことは、よくわかって
   いないのです。
    日本では、このスーパーローテーションの謎を解き明かすために、20
   10年に金星に探査機を打ち上げます。コードネーム・プラネットC。こ
   れまでに、アメリカやロシアの探査機が、金星の大気組成やレーダーを使
   って地形を調べてきましたが、プラネットCは金星の赤道を周回する気象
   衛星として打ち上げられ、金星全体の大気の様子を調べます。この観測は、
   世界で初めてのことです。
    着々と準備が進んでいる探査機プラネットC。金星の大気の謎を解き明
   かすことにより、地球という生命に満ちあふれた星がどうして生まれたの
   か、現在、深刻になっている温暖化にも役立てたいと、プラネットCにか
   かわる研究者は、金星探査に期待をかけています。しばらくは宵の明星と
   して、一番星として輝いて見える金星。厚いヴェールに包まれた金星を、
   しばしご覧あれ!
  
    執筆者:木村 かおる 企画広報室
  
    「科学・技術よもやま話」のバックナンバー
    http://www2.jsf.or.jp/mailmaga/y_index.html
  
  ◆ 自然と友だち
  
   ■ 初冬の頃の生きものたち ■
  
    師走に入り、東京辺りでは、寒い日は5〜10℃、時には小春日和の暖
   かい日で10〜15℃くらいの日が、何日かずつ続きます。虫たちの活動
   は15℃以下ではぐっと少なくなり、虫たちの姿も見当たりません。
    でもよく探すと、日だまりや川の土手などで、カマキリ、チョウやイナ
   ゴ、テントウムシ、カメムシなどが見つかりました。いよいよ本格的に冬
   越し状態に入ったゴマダラチョウの幼虫や、ヨコヅナサシガメの集団など
   も発見しました。
  
    「初冬の頃の生きものたち」の写真
    http://www2.jsf.or.jp/mailmaga/photo/ss30/
  
    執筆者:松田邦雄 サイエンス友の会 講師
  
    「自然と友だち」のバックナンバー
    http://www2.jsf.or.jp/mailmaga/photo/t_index.html
  
    ハンドブック「散歩のおとも〜北の丸公園の自然」好評発売中!
    ハンドブックのお求め方法
    http://www2.jsf.or.jp/mailmaga/otomo/otomo.htm
  
  
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  【3】   ★ 科 学 技 術 館 Recommends ★
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  ◆ 科学の本の紹介
  
   今月は、「動物と共に」のテーマで、動物とすごす現場を紹介しています。
   最後は、野生の動物との関わりについて、獣医さんが書いた本です。
  
   ■ 『子ぎつねヘレンがのこしたもの』森の獣医さんの動物日記 2 ■
     竹田津実著/偕成社/1999.5
  
    北海道の獣医竹田津先生のところに、ある時キタキツネの子どもがやっ
   てきました。何時間も道路のわきにうずくまっているのを見つけた人が、
   連れてきたのです。けれども、どうも様子がおかしい。じっとしたまま反
   応がないし、ミルクも飲もうとしない…。もしかすると、目が見えないの
   では?耳も聞こえないのでは? 先生の不安は的中します。
    ヘレン・ケラーのように重い障害をもつため、このキツネはヘレンと名
   付けられました。野生の動物にとって、目、耳、鼻が機能しないというこ
   とは、生き伸びることができないということと同じ意味です。やがてヘレ
   ンは、竹田津家で暮らすことになりました。
    獣医という職業柄、傷ついた野生動物は先生の所に運び込まれてきます。
   その中には、交通事故や開発など人間が原因になっているものも少なくあ
   りません。野生動物は法律で飼ってはいけないことになっているので、そ
   の治療は様々な問題を含んでいます。「ここで治療を受け、やがて野生に
   帰って暮らせること」を目標に、動物たちの治療は続けられます。そんな
   先生と動物たちの生活が、写真と共に描かれます。
    竹田津先生の診療所に興味をもった人は、『家族になったスズメのチュ
   ン』(偕成社/1997.9)『写真記野生動物診療所』(偕成社/20
   04.1)も手に取ってみてください。他にもたくさんの動物の患者さん
   に会えますよ。
  
    執筆者:飯野庸子 科学読物研究会
  
    この本の表紙はこちらのURLをご参照ください。
    http://kagakuyomimono.cool.ne.jp/hon/8sekitsui/kogituneheren/kogituneheren.html
  
    科学読物研究会ホームページ http://kagakuyomimono.cool.ne.jp/
  
    「科学の本の紹介」のバックナンバー
    http://www2.jsf.or.jp/mailmaga/b_index.html
  
  ◆ 他館の紹介
  
   ■ 所沢航空発祥記念館 ■
  
   ☆ 公開講座:「ノーベル賞に関するトリビア」
  
    開催中の「日本のノーベル賞科学者展」に関連し、ノーベル賞に関する
   さまざまなトリビア(雑学的な知識)を紹介します。
  
    開催日時:2009年1月12日(月・祝)
         14時〜15時
    開催場所:1階 研修室
    参 加 費:無料
    定  員:60名
    講  師:餌取章男(えとり あきお)氏(科学ジャーナリスト)
  
    応募方法などの詳細は、以下のホームページをご覧ください。
    http://tam-web.jsf.or.jp/contx/modules/myalbum5/viewcat.php?cid=1&orderby=dateD
  
   ■ 船の科学館 ■
  
   ☆ 未来へはばたけ、アホウドリたち 〜写真展〜 のお知らせ
  
    写真や資料で、ヒナの“引っ越し作戦”を紹介しています。
  
    展示期間:2009年2月1日(日)まで
    展示場所:船の科学館 本館3階 マリタイムサルーン
    ※写真展は無料ですが、入館料が必要です
  
    詳細は、以下のホームページをご覧ください。
    http://www.funenokagakukan.or.jp/news/?p=166
  
  
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             ★ 担 当 者 よ り ★
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   ■ サンタさん、お願い!! ■
  
    今日はクリスマス・イブ。皆さんは、サンタさんにどんな素敵なプレゼ
   ントをお願いしましたか?
    我が家の4歳児(メルマガと同じく4歳になりました)が通う保育園で
   は、昨日クリスマスのお祝いで、イエス様の誕生物語の劇をやりました。
   保育園の子どもたちがとても上手に劇ができたので、なんとサンタさんが
   一足早く現れ、子どもたちに本のプレゼントを配ってくれました。子ども
   たちはもちろん大興奮!!
    我が家の4歳児も、背筋を伸ばしてきちんと正座をし、良い子オーラを
   発しながら、目から頂戴光線を出して見事プレゼントをゲットしました。
   さらに、ここで思いもよらぬ行動に打って出ました。「サンタさん、ディ
   ーゼル10(機関車トーマスというお話に出てくるディーゼル車)つくれ
   る?僕欲しいんだけど・・・」と、自分がクリスマスに欲しいプレゼント
   をサンタさんがつくることができるか、もらえることができるか、確認し
   はじめたのです。サンタさんにプレゼントを直談判するとは・・・ とて
   も強気な4歳児。ちなみにサンタさんはニコニコ笑って「ウーン、どうか
   な・・・」と言っていたそうです。私が「サンタさんに直接お願いしたん
   だから、きっともらえるよ」と言うと、「そうだね!!」と言いつつ、家
   に帰ってから、今度はサンタさんにお手紙を書き、赤い靴下を枕元に用意
   し、万全を期しておりました。プレゼントがかかっていると、4歳児でも
   ここまで段取りを考えるかと関心した次第です。
  
    さて、今年のメールマガジンは今号が最後。一年間ご愛読いただきあり
   がとうございました。来年もよろしくお願い申しあげます。
  
    Merry Christmas and a Happy New Year!
  
                        (企画広報室 田代英俊)
  
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   ※来週の科学技術館メールマガジンは、休刊とさせていただきます。
   1年間ご愛読ありがとうございました。来年もどうぞよろしくお願いしま
   す。次号(1月7日発行)もお楽しみに!
  
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    最後までお読みいただきありがとうございました。
    皆様のご来館をお待ちしております。
  
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  ┘ 発行者:科学技術館メールマガジン係               ┘
  ┘    〒102-0091 東京都千代田区北の丸公園2番1号       ┘
  ┘                                 ┘
  ┘ ※ このメールマガジンの回覧・転送は自由です。内容の引用・転  ┘
  ┘  載の際には、「科学技術館 メールマガジン 第何号の***の  ┘
  ┘  記事」と注釈をいれてください。                ┘
  ┘  なお、メールマガジンで参照しているWebサイトのすべての画  ┘
  ┘  像・記事については、著作権法に定める例外を除き、著作権者の  ┘
  ┘  許可なく使用・転載することはできません。           ┘
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