科学技術館メールマガジン バックナンバー


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  ━  ◆ 科 学 技 術 館 メールマガジン ◇ 第216号 ◆  ━
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                             >>>2009/1/14発行
  
   こんにちは。科学技術館です。
  
   当メールマガジンは毎週水曜日発行です。ご愛読よろしくお願いします。
   先週、東京では初雪が観測されました。暦の上では、今が一番寒い時期で
   すね。みなさん、お風邪を召しませんよう、ご注意ください!
  
   * このメールマガジンは等幅フォントでご覧ください。
  
   本号の配信数 7,141人。
  
  
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   【1】科学技術館News
       新着情報・・・キッズ・フロンティア・ワークショップ
              「カラーコピー機のひみつをさぐれ!」
                             参加者募集中
             高校生のための先進的科学技術体験合宿プログラム
              「スプリング・サイエンスキャンプ 2009」
                             参加者募集中
       お知らせ・・・新日鉄制作の学習絵本新刊
                    『青い地球の新・モノ語り』の発行
              第6回コンストラクション・ワンダーランド
              土曜実験教室
              今週のユニバース
  
   【2】科学技術館Laboratory
       科学・技術よもやま話・・・「焼きもちとデンプンの関係」
       自然と友だち・・・「お正月に見られた生きものたち」
  
   【3】科学技術館Recommends
       科学の本の紹介・・・今月のテーマ 「日本の伝統の食」の本
       他館の紹介・・・所沢航空発祥記念館、船の科学館
  
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  【1】      ★ 科 学 技 術 館 News ★
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  ◆ 新着情報
  
   ■ キッズ・フロンティア・ワークショップ ■
     「カラーコピー機のひみつをさぐれ!」参加者募集中
  
    財団法人 新技術開発財団の主催により、かがく・夢・あそび「キッズ
   ・フロンティア・ワークショップ」を開催いたします。どのように色が作
   られているのかや、本物のカラーコピー機を”解剖”して、その仕組みや
   原理をさぐってみましょう。
  
    開 催 日:2009年3月14日(土)、15日(日)
         14日は小学4〜6年生対象、
         15日は中学1〜3年生対象
    開催時間:9時30分〜16時
    開催場所:科学技術館 
    参加方法:往復はがきによる申し込み。応募者多数の場合は抽選
    定  員:各32名ずつ
    応募締切:2009年2月10日(火)必着
  
    応募方法についての詳細は、下記URLをご参照ください。
    http://www.smsi.co.jp/jsf/00_info/pdf/kfw.pdf
  
   ■ 高校生のための先進的科学技術体験合宿プログラム ■
     「スプリング・サイエンスキャンプ 2009」参加者募集中
  
    スプリング・サイエンスキャンプ 2009は、先進的な研究施設や、
   実験装置を有する日本各地の大学・公的機関、民間企業(18会場)で、
   春休み期間中に本格的な実験・実習が受けられる、高校生のための科学技
   術体験合宿プログラムです。
    今回は、身近な技術や環境に迫るプログラムから、オホーツク海で行う
   フィールドワークまで、どのプログラムも充実した内容となっています。
   高校3年生の方は、参加する最後のチャンスです!!ぜひご応募ください。
  
    詳しくは、こちらをご覧ください。
    http://ppd.jsf.or.jp/camp/index.html
  
  ◆ お知らせ
  
   ■ 新日鉄制作の学習絵本新刊『青い地球の新・モノ語り』の発行 ■
  
    科学技術館4階「鉄の丸公園1丁目」内で配布している『新・モノ語り』
   (新日本製鐵株式会社発行)シリーズから、第8巻『青い地球の新・モノ
   語り』が新しく発行されました。
    第8巻では、豊かな生活になくてはならない「鉄」の、製鉄プロセスに
   おける省エネルギー対策や環境問題について、子どもたちが親しみやすい
   キャラクターを随所に配置し、わかりやすく紹介しています。ぜひ手に取
   ってご覧ください。
  
    配布場所:科学技術館 4階 鉄の丸公園1丁目
               1階 ミュージアムショップ
  
    詳しくは、以下のページをご覧ください。
    http://www2.jsf.or.jp/mailmaga/215/215.html
  
   ■ 第6回コンストラクション・ワンダーランド ■
  
    科学技術館では、「発見!地球にやさしい建設」と題して、2月14日
   (土)・15日(日)の二日間「コンストラクション・ワンダーランド」
   を開催します。4階の建設館の展示体験ツアーや震度7の地震体験、実験、
   ワークショップなどを実施します。
    また、絵と写真で学べる小冊子「名探偵コナン建設FILE」を来場者
   にプレゼントいたします。
  
    開催日:2009年2月14日(土)・15日(日)
        ※当日は科学技術館入館無料です
    場 所:科学技術館4階
        建設館、イベントホール、ギャラリー
    主 催:社団法人日本建設業団体連合会
        社団法人日本土木工業協会
        社団法人建築業協会
  
    詳しくは、以下のページをご覧ください。
    http://www.jsf.or.jp/info/2008/12/post_163.php
    http://www.ge-t.co.jp/construction/index.html
  
   ■ 土曜実験教室 ■
  
    土曜実験教室が始まりました!皆さんの参加をお待ちしています。
   1月は「表札をつくろう」です。
  
    実施期間:2009年3月までの毎週土曜日
    実施時間:1日3回 各40分(11時〜、13時〜、14時30分〜)
    開催場所:館内(2階もしくは4階の団体休憩室)
    定  員:各回20名
         ※開始10分前より開催場所で整理券を配布します
    主  催:「夢・化学−21」組織委員会
  
    詳細は、以下のホームページをご覧ください。
    http://www.jsf.or.jp/info/2008/12/post_160.php
  
   ■ 今週のユニバース ■
  
    土曜午後の科学ライブショー「ユニバース」では、4階シンラドームの
   スクリーンに全天周のシミュレーション映像を投影し、地球から太陽系、
   恒星の世界、銀河の世界、そして宇宙全体のお話をお伝えします。
  
    案内役:矢治 健太郎さん(立教大学)
  
    科学ライブショーの詳細や出演予定者については、
    http://universe.chimons.org/jsf/ をご覧ください。
  
  
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  【2】   ★ 科 学 技 術 館 Laboratory ★
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  ◆ 科学・技術よもやま話
  
   ■ 焼きもちとデンプンの関係 ■
  
    2009年が始まって2週間が経ちました。学校の授業やお仕事も始ま
   り、お正月気分も抜けて、すっかり普段通りの生活に戻られていることと
   思います。
    地方によっては違いがあるようですが、先日1月11日は「鏡開き」で
   したね。お正月のあいだ神様が宿っていた鏡餅を割って(開いて)神様を
   お送りし、お正月に区切りをつけ、同時にそのお餅を食べることで一家の
   無病息災などを願う行事です。私の家でも、あちこちに置かれていた鏡餅
   がいっせいに回収され、お正月の余りものも合わさって、冷凍庫はお餅で
   いっぱい。カビが生える前になんとか食べ切ろうと、その日からお餅生活
   が始まっています。
    つきたてのお餅はそのままでも美味しいですが、かたくなったお餅は焼
   くなどして、加熱しないと美味しく食べられません。お餅に限らず、ご飯
   やパン、うどんやパスタなど、デンプン質のものはみんなそうですね。な
   ぜでしょうか? それは、加熱したり冷えたりすることで、デンプンが姿
   を変えるからなのです。炊く前のお米や小麦粉などは、生デンプン(βデ
   ンプン)と呼ばれます。それに水分と熱が加わると、美味しく消化のよい
   糊化デンプン(αデンプン)に、そして、その糊化デンプンが冷えると、
   老化デンプン(βデンプン)に変化します。
    冷えてかたくなったお餅を焼くということは、再び熱を加えることで老
   化デンプン(βデンプン)を美味しいαデンプンに変化させるという作業
   なのです。βデンプンは美味しくありませんが、保存が利くという長所も
   あります。炊いたご飯やゆでたパスタ・うどんに比べ、お米やお餅、乾燥
   パスタ・うどんは長い時間保存できます。
    ところで、私もよく後悔しますが、お餅は美味しいのでついつい食べ過
   ぎてしまいます。 そうそう、と思われたみなさんに、おススメの食べ方
   があります。それは大根おろしと一緒に食べること。大根に含まれるジア
   スターゼという酵素が、デンプンの消化を助けてくれます。そのうえさっ
   ぱりしてとても美味しい!・・・ からといって、食べ過ぎては意味があ
   りませんのでご注意くださいね。
  
    執筆者:石田佳美 科学技術館事業部
  
    「科学・技術よもやま話」のバックナンバー
    http://www2.jsf.or.jp/mailmaga/y_index.html
  
  ◆ 自然と友だち
  
   ■ お正月に見られた生きものたち ■
  
    あけましておめでとうございます。
    新しい年、平成21年(2009年)を迎えました。この寒いお正月で
   も、この時期にこそ目立つ草木や、そっと生きている虫たち、寒さもなん
   のその! 冬だから見られるわたり鳥の野鳥たち・・・ 正月早々いろい
   ろな出会いがありました。
    さあ今年もフィールドへ出て、生きものたちとの出会いを楽しみましょ
   う。今年も「自然と友だち」をよろしくお願いします。
  
    「お正月に見られた生きものたち」の写真
    http://www2.jsf.or.jp/mailmaga/photo/ss31/
  
    執筆者:松田邦雄 サイエンス友の会 講師
  
    「自然と友だち」のバックナンバー
    http://www2.jsf.or.jp/mailmaga/photo/t_index.html
  
    ハンドブック「散歩のおとも〜北の丸公園の自然」好評発売中!
    ハンドブックのお求め方法
    http://www2.jsf.or.jp/mailmaga/otomo/otomo.htm
  
  
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  【3】   ★ 科 学 技 術 館 Recommends ★
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  ◆ 科学の本の紹介
  
   お正月には、お雑煮、おせち料理など召し上がりましたか?
   今月は「日本の伝統の食」というテーマで本を紹介します。
  
   ■ 『手で食べる』 ■ たくさんのふしぎ傑作選
     森枝卓士 文・写真 (1998)福音館書店
  
    私たち日本人は、ご飯を食べるときにお箸を使います。インドや東南ア
   ジアでも、お米を食べますがお箸を使いません。手で食べるのです。レン
   ゲを使うところもあるようです。また、日本ではご飯をお茶碗に盛ります
   が、手で食べる地域では、ご飯がお皿に盛られることが多いようです。
    同じお米を食べる食生活なのに、どうして、このような違いがあるので
   しょう?
    それは、食べられているお米の種類が違うことに原因があるようです。
    日本のお米は、粘り気があって、箸でつまみやすいけれど、手で食べよ
   うとすると、べたべたくっついてしまいます。それに対して、インドのご
   はんは、さらさらしていて、お箸ではつまみにくいけれど、手にはくっつ
   きません。おにぎりは、日本のお米のくっつく性質をうまく利用した食べ
   もので、インドのごはんでおにぎりをつくろうとしても、くずれてしまい
   ます。お米のかたちの比較、おにぎりにしたときの様子が写真で紹介され
   ています。
    では、西洋はどうでしょう? 昔のヨーロッパでは、肉のかたまりはナ
   イフで切って、手で食べていたそうです。長いスパゲティも手で食べてい
   ました。実際に、子どもたちが苦戦しながら手でスパゲティを食べている
   様子も写真で紹介されています。
    インドのカレーを正しく手で食べる方法。日本の箸から世界の箸まで。
   また、食べものによって使い分けられるスプーン、フォーク、ナイフの数
   々まで。人間が、おいしくきれいに食べられるように工夫してきた食の文
   化を、日本の4人の子どもたちの体験をとおして、楽しく、わかりやすく
   説明されています。
    この本を読んで、日本の食文化を再発見してみてください。
  
    執筆者:吉長聡子 科学読物研究会
  
    この本の表紙はこちらのURLをご参照ください。
    http://kagakuyomimono.cool.ne.jp/hon/13shakai/tedetaberu/tedetaberu.html
  
    科学読物研究会ホームページ http://kagakuyomimono.cool.ne.jp/
  
    「科学の本の紹介」のバックナンバー
    http://www2.jsf.or.jp/mailmaga/b_index.html
  
  ◆ 他館の紹介
  
   ■ 所沢航空発祥記念館 ■
  
   ☆ 大型映像新番組上映のお知らせ 「天までとどけ」など
  
    大人気のアニメーション作品「ゲゲゲの鬼太郎」「ふたりはプリキュア」
   の大型映像版オリジナル作品に続いて、日本の航空史をテーマとした当館
   オリジナルのクレイアニメーション作品「天までとどけ」を上映します。
   上映時間は、3本合わせて約40分です。
  
    上 映 期 間 : 2009年1月2日(金)〜3月31日(火)
    上映開始時間: 10:20、12:40、14:20、16:00
    映像館入館料: 大人600円、小・中学生300円
  
    詳細は、以下のホームページをご覧ください。
    http://tam-web.jsf.or.jp/contx/
  
   ■ 船の科学館 ■
  
   ☆ 未来へはばたけ、アホウドリたち 〜写真展〜
     ギャラリートークの開催のお知らせ
  
    「未来へはばたけ、アホウドリたち〜写真展〜」に関連して、アホウド
   リに所縁のある方々をお招きしてギャラリートーク(講演会)を開催いた
   します。皆様のご来場を心よりお待ちしております。
  
    「帆船“日本丸”での思い出〜魅惑的なアホウドリ〜」
    日 時:2009年1月18日(日) 14時〜15時
    場 所:本館3階 マリタイムサルーン(写真展会場)
    講 師:橋本進氏(元帆船“日本丸”船長)
    定 員:60名
    申込み:当日会場に直接お越しください
        ※入館料が必要です
  
    詳細は、以下のホームページをご覧ください。
    http://www.funenokagakukan.or.jp/news/?p=214
  
  
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             ★ 担 当 者 よ り ★
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   ■ 最新技術って? ■
  
    2009年1月4日、日本各地の科学館、プラネタリウムや公開天文台
   で、世界天文年の開幕を祝うオープニングイベントが開かれました。科学
   技術館でも、「おめでとう、世界天文年2009」をシンラドームで開催
   しました。科学ライブショー「ユニバース」の案内役の半田利弘さんが、
   400年前に手作りの望遠鏡で、ガリレオが星や天体をどのように観測し
   たのか、どんな新しい宇宙の発見があったのかを説明してくれました。
    ところで、前号の科学・技術よもやま話で、「うるう秒」のことがでて
   いました。今年は原子時計の開発から60年にあたります。1秒の長さは
   最初、太陽の1日の動きから決められ、次に地球の自転の速さ、1967
   年に、セシウム原子が出すマイクロ波の振動する周期が基準となりました。
   現在、この原子時計より、さらに正確に1秒を計ることができる光格子時
   計の開発が進んでいます。
    ガリレオの望遠鏡も光格子時計も、その時代の最新技術。400年前の
   最新技術なら使えるんだけどなぁ... 今年は新しい技術から得られる
   結果のお話ができるように、少し勉強しようかな? 三日坊主になりませ
   んように...
  
                       (企画広報室 木村かおる)
  
  
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    最後までお読みいただきありがとうございました。
    皆様のご来館をお待ちしております。
  
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  ┘ 発行者:科学技術館メールマガジン係               ┘
  ┘    〒102-0091 東京都千代田区北の丸公園2番1号       ┘
  ┘                                 ┘
  ┘ ※ このメールマガジンの回覧・転送は自由です。内容の引用・転  ┘
  ┘  載の際には、「科学技術館 メールマガジン 第何号の***の  ┘
  ┘  記事」と注釈をいれてください。                ┘
  ┘  なお、メールマガジンで参照しているWebサイトのすべての画  ┘
  ┘  像・記事については、著作権法に定める例外を除き、著作権者の  ┘
  ┘  許可なく使用・転載することはできません。           ┘
  ┘                                 ┘
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