科学技術館メールマガジン バックナンバー


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  ━  ◆ 科 学 技 術 館 メールマガジン ◇ 第219号 ◆  ━
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                              >>>2009/2/4発行
  
   こんにちは。科学技術館です。
  
   当メールマガジンは毎週水曜日発行です。ご愛読よろしくお願いします。
   今日は立春。春というにはまだ寒いですが、うちの近くの梅園では早咲き
   のうすいピンクや白梅が、もう3分咲きくらいになりました。
  
   * このメールマガジンは等幅フォントでご覧ください。
  
   本号の配信数 7,181人。
  
  
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   【1】科学技術館News
       新着情報・・・土曜実験教室
       お知らせ・・・2009年度 サイエンス友の会会員募集
              第6回コンストラクション・ワンダーランド
              今週のユニバース
  
   【2】科学技術館Laboratory
       科学・技術よもやま話・・・「虫の最適な冬越しのかたち」
  
   【3】科学技術館Recommends
       科学の本の紹介・・・今月のテーマ
                     「研究者たちの仕事がわかる」本
       他館の紹介・・・所沢航空発祥記念館、船の科学館
  
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  【1】      ★ 科 学 技 術 館 News ★
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  ◆ 新着情報
  
   ■ 土曜実験教室 ■
  
    土曜実験教室は、毎月実験のメニューが変わります。皆さんの参加をお
   待ちしています!2月は「ほかほかカイロのひみつ」です。
  
    実施期間:2009年3月までの毎週土曜日
    実施時間:1日3回 各40分
         (11時〜、13時15分〜、14時30分〜)
         ※2回目の開始時刻が変更になっています。ご注意ください。
    開催場所:館内(2階もしくは4階の団体休憩室)
    定  員:各回20名
         ※開始10分前より開催場所で整理券を配布します
    主  催:「夢・化学−21」組織委員会
  
    詳細は、以下のホームページをご覧ください。
    http://www.jsf.or.jp/info/2009/02/post_160.php
  
  ◆ お知らせ
  
   ■ 2009年度 サイエンス友の会会員募集 ■
  
    2009年度サイエンス友の会の会員を募集しています。募集期間は2
   月16日(月)までです。先着順ではありませんので、期間内にお申し込
   みください。
    ただし、募集定員には限りがありますので、応募多数の場合には抽選に
   なることがあります。また前年度会員だった方も、更新の手続きが必要で
   す。ご了承ください。
  
    詳しくは「友の会 入会案内」をご覧ください。
    http://www.jsf.or.jp/club/guide/
  
   ■ 第6回コンストラクション・ワンダーランド ■
  
    科学技術館では、「発見!地球にやさしい建設」と題して、2月14日
   (土)・15日(日)の二日間「コンストラクション・ワンダーランド」
   を開催します。4階の建設館の展示体験ツアーや震度7の地震体験、実験、
   ワークショップなどを実施します。
    また、絵と写真で学べる小冊子「名探偵コナン建設FILE」を来場者
   にプレゼントいたします。
  
    開催日:2009年2月14日(土)・15日(日)
        ※当日は科学技術館入館無料です
    場 所:科学技術館4階
        建設館、イベントホール、ギャラリー
    主 催:社団法人日本建設業団体連合会
        社団法人日本土木工業協会
        社団法人建築業協会
  
    詳しくは、以下のページをご覧ください。
    http://www.jsf.or.jp/info/2008/12/post_163.php
    http://www.ge-t.co.jp/construction/index.html
  
   ■ 今週のユニバース ■
  
    土曜午後の科学ライブショー「ユニバース」では、4階シンラドームの
   スクリーンに全天周のシミュレーション映像を投影し、地球から太陽系、
   恒星の世界、銀河の世界、そして宇宙全体のお話をお伝えします。
  
    案内役:亀谷 和久さん(宇宙航空研究開発機構)
  
    科学ライブショーの詳細や出演予定者については、
    http://universe.chimons.org/jsf/ をご覧ください。
  
  
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  【2】   ★ 科 学 技 術 館 Laboratory ★
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  ◆ 科学・技術よもやま話
  
   ■ 虫の最適な冬越しのかたち ■
  
    木の汁をなめに来るカブトムシやスズメバチ、花や街灯に集まる蝶や蛾、
   虫嫌いな人でも手でつぶしてしまう蚊…。夏には「いやっ!」と思うほど、
   たくさんの虫を見ることができます。しかし、この冬の時期になると途端
   に虫が目につきにくくなってきます。秋にはセミなどの死がいをたくさん
   見かけ、冬はまるですべての虫が死んでしまったように感じますね。その
   ような冬を迎えても、春にはたくさんの虫が見られるようになります。と
   ころで、冬に虫たちはどう過ごしているのでしょう。
    虫の一生におけるステージの変化は小学校の時に勉強します。「→卵→
   幼虫→蛹→成虫→」ですね。卵と成虫の両端に矢印をつけたのは、成虫が
   卵を産むので命がつながっているという意味です。
    たとえば蝶の一生をみてみましょう。蝶はたくさんの卵を産み、他の生
   き物に食べられたり病気で死んだりしながらも残ったものが成長して、や
   がて成虫である蝶になります。ですから、卵の数と成虫の数を比べると圧
   倒的に卵の数の方が多いのは当たり前なのです。また、季節の話をすると、
   春・夏・秋は気温も高く、虫は動いたり成長することができますが、冬と
   いう季節は寒く、餌の葉などが無くなってしまったり、虫にとっては乾燥
   は意外にも大敵です。そんな冬の期間が3〜4か月近く続くので死んでし
   まうことも多くなります。このように虫の数は、一生のステージや季節に
   左右されるのです。
    ところでみなさんは、虫たちはどのステージで冬を越すのが多いと思い
   ますか?実際に、いろいろなところで冬越しをしている虫たちを見つける
   ことができます。その姿は卵もあれば、幼虫も蛹も成虫もあります。もし
   あなたが虫だとしたら、餌もなく寒さと乾燥の冬を、どの姿ですごしたい
   ですか?メールマガジン218号の「自然とともだちNo.32」にも、
   冬越しの虫たちの姿が紹介されているので見てくださいね。
  
    自然とともだちNo.32
    http://www2.jsf.or.jp/mailmaga/photo/ss32/
  
    執筆者:早武真理子 科学技術館事業部
  
    「科学・技術よもやま話」のバックナンバー
    http://www2.jsf.or.jp/mailmaga/y_index.html
  
  
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  【3】   ★ 科 学 技 術 館 Recommends ★
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  ◆ 科学の本の紹介
  
    昨年は日本人の研究者4人がノーベル賞を受賞しました。こつこつと続
   けてこられた研究の成果が認められて、私たちにもとても嬉しいことでし
   た。
    今月は、研究者たちは、どんなところで、どんなものを使って、どのよ
   うな方法で疑問を追って研究しているか、そういう姿が見られる本を集め
   ました。
  
   ■ 『深海底7500メートルの世界へ』 ■
     ぬくみちほ/文・写真 海洋科学技術センター/協力・写真
     学研のノンフィクション  学研
  
    私たちがいつも見ている海。でも太陽の光が届くのは表面から200m
   まで。あとは真っ暗闇の深海です。深さは底知れず、日本海溝は8000
   mといわれています。この深海域は、生物といい、地形といい、実は宇宙
   と同じくらいまだ知られていないことだらけなのです。
    横須賀市に日本の深海研究最先端を行く海洋科学技術センターがありま
   す。著者はここを訪ね、目が退化した白いカニやチューブワーム、メナシ
   ウオなど不思議なかたちの深海生物を見せてもらいました。この研究所の
   もつ有人潜水調査船『しんかい6500』では、その名の通り6500m
   の深海域まで人が操縦して潜って行き、人の目で直接観察、採集ができる
   のだそうです。
    深海を体験したいと願った著者は、さすがに有人潜水艇は無理ですが、
   深海調査船『かいれい』に取材同乗させてもらうことができました。この
   本はその体験記です。
    船には深層海流、バクテリア、深海生物などの研究者や、海底地図をつ
   くる地球科学者たちが乗っています。船に備えた無人探査機『かいこう』
   という海底調査用ロボットを深海に沈め、カメラで深海の様子をリアルタ
   イムで見たり資料を採集します。でも海が穏やかでないと安全にこのロボ
   ットを働かせることができません。5200mまで沈ませ7500mの深
   海底まであと一息のところで波浪警報が出ると、ロープを切らぬよう細心
   の注意の下に引き揚げなければなりません。無事深海底に着陸し、思うよ
   うに観察採集できた日の研究者の顔は喜びであふれます。新種かも?とふ
   わふわ浮かぶ白い生きものを追う興奮、研究にギリギリまで協力する船を
   動かす人たち、海を研究する人たちが船酔いすること、船の中の暮らしな
   ど、著者の好奇心や驚きと一緒に、私たちも深海研究の様子をかいま見る
   ことができます。
  
    執筆者:榎本千鶴子 科学読物研究会
  
    この本の表紙はこちらのURLをご参照ください。
    http://kagakuyomimono.cool.ne.jp/hon/11gijutsu/7500/7500.html
  
    科学読物研究会ホームページ http://kagakuyomimono.cool.ne.jp/
  
    「科学の本の紹介」のバックナンバー
    http://www2.jsf.or.jp/mailmaga/b_index.html
  
  ◆ 他館の紹介
  
   ■ 所沢航空発祥記念館 ■
  
   ☆ ゴム動力飛行機工作教室開催のお知らせ
  
    ゴム動力飛行機を製作し、体験を通して飛行機の飛ぶ原理を学んでもら
   うことを目的としています。製作後は航空公園内の広場で飛ばしてみまし
   ょう。
  
    開 催 日:平成21年2月14日(土)
    内  容:オリジナルキット「スカイハート」の製作
    受付開始:12時30分〜
    実施時間:13時〜(製作時間約1時間)
    実施場所:1階 研修室
    教 材 費:200円
  
    詳細は、以下のホームページをご覧ください。
    http://tam-web.jsf.or.jp/contx/modules/myalbum0/viewcat.php?cid=1
  
   ■ 船の科学館 ■
  
   ☆ 艦艇模型サークル「ミンダナオ会」展示会 開催のお知らせ
  
    さまざまな艦艇を縮尺700分の1の洋上模型で再現し、その発達と歴史的
   意義を視覚的に紹介します。
    今回の特別展示では、激突する欧州シーパワーが二つの大戦を通して、
   興隆し縮小していくさまを、各国の特徴ある艦艇の歴史を通じて振り返り
   ます。
  
    タイトル:『欧州海軍艦艇史〜魅惑のヨーロピアン・ネイビー〜』
    開催日時:平成21年2月7日(土) 10時〜17時
           〃     8日(日) 10時〜16時
    開催場所:羊蹄丸アドミラルホール
    入 場 料:無料
  
    詳細は、以下のホームページをご覧ください。
    http://www.funenokagakukan.or.jp/news/?p=198
  
  
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             ★ 担 当 者 よ り ★
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   ■ おにに泣く ■
  
    昨日節分。今日立春。おうちで豆まきをされた方も多いかと思います。
   全国の鬼役の方々、おつかれさまでした。
    小学生のころ、学校の体育館で節分にちなんだ行事として、鬼の劇を観
   ました。
   「こころのやさしいおにのうちです。どなたでもおいでください。おいし
   いおかしがございます。おちゃもわかしてございます」・・・鬼というだ
   けで、村人からこわがられ、それでも人間となかよくなりたいと思ってい
   る赤鬼さんが書いた立て札です。あまりにも素直な赤鬼さんです。そんな
   立て札では、お茶菓子で誘いこんでおいて、食べてしまうつもりだろう!
   と思われてもしかたありません。子どもながらに心配になり、すっかり心
   は鬼の味方に。そんな赤鬼さんの友人である青鬼さんが、赤鬼さんと村人
   たちをなかよくさせようと、自ら悪役となってひと芝居うちますが・・・
   最後の場面では、子どもたちはもちろん、(当時は)鬼のようにこわいな
   ぁと思っていた先生も、鼻をぐすりとさせていて、以来、なんとなくです
   が、その先生がこわくなくなったのでした。今でも忘れられないおはなし
   のひとつです。
  
                       (企画広報室 丸岡 弥生)
  
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   ※来週の科学技術館メールマガジン(220号)は、2月10日(火)の
    発行になります。配信日がいつもと異なりますので、ご注意ください。
  
    最後までお読みいただきありがとうございました。
    皆様のご来館をお待ちしております。
  
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  ┘ 発行者:科学技術館メールマガジン係               ┘
  ┘    〒102-0091 東京都千代田区北の丸公園2番1号       ┘
  ┘                                 ┘
  ┘ ※ このメールマガジンの回覧・転送は自由です。内容の引用・転  ┘
  ┘  載の際には、「科学技術館 メールマガジン 第何号の***の  ┘
  ┘  記事」と注釈をいれてください。                ┘
  ┘  なお、メールマガジンで参照しているWebサイトのすべての画  ┘
  ┘  像・記事については、著作権法に定める例外を除き、著作権者の  ┘
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