科学技術館メールマガジン バックナンバー


  ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
  ━━                               ━━
  ━  ◆ 科 学 技 術 館 メールマガジン ◇ 第220号 ◆  ━
  ━━                               ━━
  ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
                             >>>2009/2/10発行
  
   こんにちは。科学技術館です。
  
   当メールマガジンは毎週水曜日発行です。(祭日の場合は前日に発行いた
   します)ご愛読よろしくお願いします。
   今、ルーリンすい星が地球に接近しています。とても美しい緑色のすい星
   です。24日は土星の近くに見えるので、双眼鏡で見つけられるかな?
  
   * このメールマガジンは等幅フォントでご覧ください。
  
   本号の配信数 7,194人。
  
  
  ┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘ 今 号 の 目 次 ┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘
  
   【1】科学技術館News
       新着情報・・・国土交通day(国土と交通に関する
                      図画・作文コンクール)作品展
              2009年度
               「青少年のための科学の祭典全国大会」の告知
       お知らせ・・・2009年度 サイエンス友の会会員募集
              第6回コンストラクション・ワンダーランド
              土曜実験教室
              今週のユニバース
  
   【2】科学技術館Laboratory
       科学・技術よもやま話・・・「春を迎える」
       日本の科学者の像・・・「緒方洪庵」
  
   【3】科学技術館Recommends
       科学の本の紹介・・・今月のテーマ
                     「研究者たちの仕事がわかる」本
       他館の紹介・・・所沢航空発祥記念館、船の科学館
  
  ┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘
  
  ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
  【1】      ★ 科 学 技 術 館 News ★
  ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
  
  ◆ 新着情報
  
   ■ 国土交通day(国土と交通に関する図画・作文コンクール)作品展 ■
  
    「国土と交通に関する図画・作文コンクール」に関する図画・作文・フ
   ォトコンテスト入賞作品展示会を開催しています。会場では、コンテスト
   入賞の約180点の作品を展示しています。
  
    実施期間:2009年2月7日(土)〜15日(日)
    実施場所:2階サイエンスギャラリー
  
   ■ 2009年度「青少年のための科学の祭典全国大会」の告知 ■
  
    平成21年度「青少年のための科学の祭典全国大会」を、科学技術館に
   おいて7月31日(金)から3日間の開催を予定しています。
   出展者の募集(公募)の案内は、3月上旬に以下ホームページでお知らせ
   する予定です。
  
    詳しくは「青少年のための科学の祭典」のオフィシャルサイトをご覧く
   ださい。
    http://www.kagakunosaiten.jp/
  
  ◆ お知らせ
  
   ■ 2009年度 サイエンス友の会会員募集 ■
  
    2009年度サイエンス友の会の会員を募集しています。募集期間は2
   月16日(月)までです。先着順ではありませんので、期間内にお申し込
   みください。
    ただし、募集定員には限りがありますので、応募多数の場合には抽選に
   なることがあります。また前年度会員だった方も、更新の手続きが必要で
   す。ご了承ください。
  
    詳しくは「友の会 入会案内」をご覧ください。
    http://www.jsf.or.jp/club/guide/
  
   ■ 第6回コンストラクション・ワンダーランド ■
  
    科学技術館では、「発見!地球にやさしい建設」と題して、2月14日
   (土)・15日(日)の二日間「コンストラクション・ワンダーランド」
   を開催します。4階の建設館の展示体験ツアーや震度7の地震体験、実験、
   ワークショップなどを実施します。
    また、絵と写真で学べる小冊子「名探偵コナン建設FILE」を来場者
   にプレゼントいたします。
  
    開催日:2009年2月14日(土)・15日(日)
        ※当日は科学技術館入館無料です
    場 所:科学技術館4階
        建設館、イベントホール、ギャラリー
    主 催:社団法人日本建設業団体連合会
        社団法人日本土木工業協会
        社団法人建築業協会
  
    詳しくは、以下のページをご覧ください。
    http://www.jsf.or.jp/info/2008/12/post_163.php
    http://www.ge-t.co.jp/construction/index.html
  
   ■ 土曜実験教室 ■
  
    土曜実験教室は、毎月実験のメニューが変わります。皆さんの参加をお
   待ちしています!2月は「ほかほかカイロのひみつ」です。
  
    実施期間:2009年3月までの毎週土曜日
    実施時間:1日3回 各40分
         (11時〜、13時15分〜、14時30分〜)
         ※2回目の開始時刻が変更になっています。ご注意ください。
    開催場所:館内(2階もしくは4階の団体休憩室)
    定  員:各回20名
         ※開始10分前より開催場所で整理券を配布します
    主  催:「夢・化学−21」組織委員会
  
    詳細は、以下のホームページをご覧ください。
    http://www.jsf.or.jp/info/2009/02/post_160.php
  
   ■ 今週のユニバース ■
  
    土曜午後の科学ライブショー「ユニバース」では、4階シンラドームの
   スクリーンに全天周のシミュレーション映像を投影し、地球から太陽系、
   恒星の世界、銀河の世界、そして宇宙全体のお話をお伝えします。
    今月から、毎月第二・第四土曜日の予定で、アメリカ合衆国のヤーキス
   天文台とインターネットで繋ぎ、ライブショー中にアメリカで見えている
   星空の様子や天文台で撮影した天体写真を送ってもらう「ライブ天体観測」
   コーナーを再開していきます。日本の昼過ぎにアメリカの夜空もお楽しみ
   ください。
  
    案内役:半田 利弘さん(東京大学)
    ゲスト:亀谷 和久さん(宇宙航空研究開発機構)
  
    科学ライブショーの詳細や今後の出演予定者については、
   http://universe.chimons.org/jsf/ をご覧ください。
  
  
  ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
  【2】   ★ 科 学 技 術 館 Laboratory ★
  ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
  
  ◆ 科学・技術よもやま話
  
   ■ 春を迎える ■
  
    みなさんは、どんな時に春を感じますか。
    2009年が明けて早や一か月以上が経ち、春を迎えました。もちろん
   春を迎えたといっても、それは二十四節気という暦のうえでの「立春」で
   あって、まだまだ寒い日が続いています。二十四節気は昔の中国でつくら
   れた暦で、日本の気候とは合わないこともあります。
    では、春の到来を予感させてくれるものとは?そう、春一番です。
   春一番と呼ばれるには、いくつかの条件があります。
    1)立春(2月4日)から春分(3月20日ごろ)までの期間に限る
    2)日本海に低気圧がある(発達すればなお理想的)
    3)強い南寄りの風が吹き、気温が上がる
   これらの条件を初めて満たした日になります。
    地域によって違いはありますが、東京の具体的な条件は風速は8.0m/s以
   上(三重県・津では10.0m/s以上)、風向は西南西から東南東の風で、前
   日よりも気温が高いこと、となります。また、札幌や仙台、那覇では発表
   していません。
    おととしは、東京から鹿児島まで2月14日でした。去年、東京では2
   月23日でしたが、大阪など西日本では発生していません。期間が定めら
   れているために発生していない年もあるのです。
    さあ、今年の春一番はいつになるのでしょうか。暖かい春は待ち遠しい
   ですが、一方では、春一番の強風による交通機関への影響も考えられます。
   また、春一番以降でも寒くなる日もあります。花粉症の方にはつらい季節
   の到来にもなりますね。そして、山岳地域では暖かくなると全層雪崩に警
   戒しなければなりません。
    このように考えると、季節の感じ方は人それぞれかと思ってしまいます
   が、今がちょうど季節の変わり目です。体調管理には、みなさん気をつけ
   ましょう。
  
    ※今回の春一番に関するデータは気象庁調べによるものです。
  
    執筆者:荻野亮一 ワークショップ・実験担当、気象予報士、防災士
  
    「科学・技術よもやま話」のバックナンバー
    http://www2.jsf.or.jp/mailmaga/y_index.html
  
  ◆ 日本の科学者像
  
   ■ 第9像 ■
     在野で最高の蘭学塾「適塾」を開いた男
     西洋医学と蘭学の普及に尽くした医学者 緒方洪庵
  
    今号では、蘭学者、医者として知られる緒方洪庵をご紹介いたします。
   洪庵は、江戸時代後期、大坂で蘭学の私塾「適塾」を開きました。この
   「適塾」は福沢諭吉をはじめ、幕末から明治維新にかけて活躍した人材を
   多く輩出しています。
    先月から、若かりし緒方洪庵(緒方章)の、大坂での修行の日々を描い
   たドラマもTVで放映されています。あわせてご覧になってみると楽しい
   かもしれませんね。
  
    http://www2.jsf.or.jp/mailmaga/monument/009/09_0210.html
  
  
  ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
  【3】   ★ 科 学 技 術 館 Recommends ★
  ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
  
  ◆ 科学の本の紹介
  
    今月は、研究者たちは、どんなところで、どんなものを使って、どのよ
   うな方法で疑問を追って研究しているか、そういう姿が見られる本を集め
   ました。
  
   ■ 『ダーウィンのミミズの研究』 ■ たくさんのふしぎ傑作集
     新妻昭夫/文 杉田比呂美/絵/福音館書店/2000年6月
  
    2009年、今年はダーウィンが生まれて200年目、進化論『種の起
   源』が出版されて150年目にあたります。ダーウィンといえば、進化論
   があまりにも有名ですが、なんと! 私たちにもおなじみの、でも、あま
   り人気があるとはいえない地味な生きもの、ミミズの研究もしています。
    ダーウィンは「ミミズが、地球の土をつくっているんだ」と予想しまし
   た。飼っているミミズに、レンガやガラスのかけらを食べさせると、フン
   とともに体の外へ出しました。解剖すると、体の中の砂のうが、食べたも
   のをすりつぶす役目をしていました。そこで、やせた土や砂が、何度もミ
   ミズの体の中を通るうちに、細かな肥沃土になると考えたのです。庭に目
   印になる石を置いたり、白い小石をばらまいて、それらの石がミミズのフ
   ンで埋もれていく様子を観察し続けました。29年間も。白い小石のうえ
   には17.5センチの土ができて、ようやくミミズの働きを証明したので
   す。それから150年後、日本の科学者がもう一度、ダーウィンの庭を掘
   り返すと・・・意外な結果が。つづきは、本を読んでくださいね。
    研究は、何も難しいことをテーマに選ばなくても、りっぱな実験室や設
   備がなくてもできるのです。この本には、ダーウィンがなぜ29年間もひ
   とつの研究を続けられたのか、その理由のひとつ、規則正しい生活のこと
   についても紹介されています。この本を持って、ロンドンの南のダウン村
   へ行ってみませんか? ミミズの研究の目印の石も、毎日決まった時間に
   散歩した道も、ちゃんと残っていますよ。
  
    執筆者:坂口美佳子 科学読物研究会
  
    この本の表紙はこちらのURLをご参照ください。
    http://kagakuyomimono.cool.ne.jp/hon/7musekitsui/darwin/darwin.html
  
    科学読物研究会ホームページ http://kagakuyomimono.cool.ne.jp/
  
    「科学の本の紹介」のバックナンバー
    http://www2.jsf.or.jp/mailmaga/b_index.html
  
  ◆ 他館の紹介
  
   ■ 所沢航空発祥記念館 ■
  
   ☆ ラジオ工作教室参加者募集のお知らせ
  
    親子で参加できるラジオ工作教室を実施します。現在、参加者を募集し
   ています。皆さんのご応募をお待ちしています。
  
    開 催 日:2009年3月7日(土)
    内  容:ペットボトルを利用してラジオをつくります
    実施時間:13時30分〜15時30分
    実施場所:1階 研修室
    参加対象:小学3年〜6年生の親子ペア 15組(30名)
    参 加 費:無料
    協  力:NHK
    申込締切:2009年2月27日(金)
         ※申込多数の場合は、抽選となります。
  
   申込みの詳細は、以下のホームページをご覧ください。
    http://tam-web.jsf.or.jp/contx/modules/myalbum5/viewcat.php?cid=1&orderby=dateD
  
   ■ 船の科学館 ■
  
    ☆  第2回 船の文化検定のお知らせ
  
    船の科学館で、船の文化検定委員会による第2回 船の文化検定(通称
   「ふね検」)が行われます。今回は初級検定です。「ふね検」に合格して、
   船博士になろう!
  
    試験開催日:2009年3月14日(土)
    開催場所 :船の科学館 他 全国11箇所
    主  催 :船の文化検定委員会
  
    「ふね検」の詳細は、以下のホームページをご覧ください。
    http://www.kazi.co.jp/public/book/huneken/huneken.html
  
  
  ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
             ★ 担 当 者 よ り ★
  ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
  
   ■ 日本語修行中 ■
  
    我家の4歳児は、現在50音表の修行中。ひらがなを覚えつつ、カタカ
   ナにも挑戦し始めたため大混乱に陥り、なかなか苦労しております。アル
   ファベットなら26文字覚えればすむのに、日本語は、ひらがな、カタカ
   ナ、さらに漢字と、覚えるのが大変だと今更ながら感じます。
    そんなことを考えていたとき、4歳児が質問してきました。「こっち
   (ひらがな)の<り>とこっち(カタカナ)の<リ>って何でおんなじ形
   なの。(ひらがな)<へ>と(かたかな)<ヘ>もおんなじだけど、どう
   して?<か>は肩に点があるけど、<カ>はないねー。なんで?」。私は
   ひらがなとカタカナの字形の対応関係を意識したことがなかったので思わ
   ず言葉につまってしまいました。字母を調べてみると、<り>はひらがな
   もカタカナも<利>だとか、ひらがなの<か>は<加>の口が変化して
   <か>の右肩の点になったのに対し、カタカナは左側のカだけが採用され
   て<カ>になったんだろう・・・等々、いろいろ推測して、冷や汗をかき
   ながらとりあえず説明した次第です。
    私自身、実は日本語を中途半端に丸暗記していたんだということが、今
   頃になってよくわかりました。このように「担当者より」の原稿を書いて
   おりますが、今さらながら4歳児を見習って、日本語の再修行をしなけれ
   ばと考えております。
  
                        (企画広報室 田代英俊)
  
  −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
  
    最後までお読みいただきありがとうございました。
    皆様のご来館をお待ちしております。
  
   ※科学技術館メールマガジンに関するお問い合わせやご意見、ご感想は
    こちらのURLからお願いします。
    http://www3.jsf.or.jp/mlmaster/
  
   科学技術館ホームページ>>> http://www.jsf.or.jp
  
  −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
  
    配信解除・配信先変更、バックナンバーについては、こちらのホーム
    ページからお願いします。
    https://www3.jsf.or.jp/mailmaga/menu.asp
  
  ┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘
  ┘                                 ┘
  ┘ 発行者:科学技術館メールマガジン係               ┘
  ┘    〒102-0091 東京都千代田区北の丸公園2番1号       ┘
  ┘                                 ┘
  ┘ ※ このメールマガジンの回覧・転送は自由です。内容の引用・転  ┘
  ┘  載の際には、「科学技術館 メールマガジン 第何号の***の  ┘
  ┘  記事」と注釈をいれてください。                ┘
  ┘  なお、メールマガジンで参照しているWebサイトのすべての画  ┘
  ┘  像・記事については、著作権法に定める例外を除き、著作権者の  ┘
  ┘  許可なく使用・転載することはできません。           ┘
  ┘                                 ┘
  ┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘



操作メニューへ

メールマガジンに関するお問い合わせは、下記までご連絡ください。
科学技術館メールマガジン問い合わせ窓口:http://www3.jsf.or.jp/mlmaster/

Copyright (C)2004 Science Museum, Tokyo, ALL RIGHTS RESERVED