科学技術館メールマガジン バックナンバー


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  ━  ◆ 科 学 技 術 館 メールマガジン ◇ 第223号 ◆  ━
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                              >>>2009/3/4発行
  
   こんにちは。科学技術館です。
  
   当メールマガジンは毎週水曜日発行です。ご愛読よろしくお願いします。
   早いものでもう3月。3月を弥生と呼びますが、草木がだんだん芽吹いて
   くるという意味です。身の回りの木々の芽に注目してくださいね。
  
   * このメールマガジンは等幅フォントでご覧ください。
  
   本号の配信数 7,254人。
  
  
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   【1】科学技術館News
       新着情報・・・「土曜実験教室」
              「iPhoneを使った科学館学習支援システム実験」
                               参加者募集
              「国際科学映像祭
                   ドーム&立体プレイベント2009」
                         オープニング・イベント
       お知らせ・・・「アトミックステーション ジオ・ラボ」
                         3月24日にオープン!
              「今週のユニバース」
  
   【2】科学技術館Laboratory
       科学・技術よもやま話・・・「ヘリコプターのプロペラ」
       日本の科学者の像・・・「香川 綾」
  
   【3】科学技術館Recommends
       科学の本の紹介・・・今月のテーマ
                     「植物とかかわる生きもの」の本
       他館の紹介・・・所沢航空発祥記念館、船の科学館
  
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  【1】      ★ 科 学 技 術 館 News ★
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  ◆ 新着情報
  
   ■ 土曜実験教室 ■
  
    土曜実験教室は、毎月実験のメニューが変わります。皆さんの参加をお
   待ちしています!3月は「粉の不思議を体験しよう」です。
  
    実施期間:2009年3月までの毎週土曜日
    実施時間:1日3回 各40分
         (11時〜、13時15分〜、14時30分〜)
    開催場所:館内(2階もしくは4階の団体休憩室)
    定  員:各回20名
         ※開始10分前より開催場所で整理券を配布します
    主  催:「夢・化学−21」組織委員会
  
    詳細は、以下のホームページをご覧ください。
    http://www.jsf.or.jp/info/2009/02/post_160.php
  
   ■ 「iPhoneを使った科学館学習支援システム実験」参加者募集 ■
  
    科学技術館は、独立行政法人産業技術総合研究所とソフトバンクモバイ
   ル株式会社の協力を得て、装着型センサや携帯情報端末を使った科学館学
   習支援システムに関する調査研究を行っています。
    下記のとおり「iPhoneを使った科学館学習支援システム実験」を
   実施いたしますので、ぜひご参加ください。
  
    実施期間:2009年3月19日(木)〜22日(日)
    実施内容:装着型センサや携帯情報端末を身につけて、30分〜1時間
         程度の科学技術館見学をしていただきます。
         見学後、5〜10分程度のアンケートやインタビューにご協
         力ください。
    受付時間:9:30〜 4階の実験受付カウンター
    参 加 費:無料(ただし入館料が必要です)
    問合わせ:「iPhoneを使った科学館学習支援システム実験」係
         jsfnavi-info@m.aist.go.jp
  
    ※実験調査のため、実験及びインタビュー風景をビデオ撮影いたします。
     (一部学会などの発表に使わせていただくことがあります。)
  
    ※昨年の実験風景を下記に掲載しています。(18〜20ページ参照)
      http://www2.jsf.or.jp/00_info/pdf/ab_pu_200807_public.pdf
  
    ※この実験は、競輪の補助金を受けて開催します。
  
   ■ 「国際科学映像祭 ドーム&立体プレイベント2009」
                     オープニング・イベント ■
  
    3月13日(金)〜23日(月)に、科学技術館を含む多くの会場で、
   「国際科学映像祭 ドーム&立体プレイベント2009」が開催されます。
   初日には、科学技術館でオープニング・イベントが行われます。開会セレ
   モニーの他、各会場での予定紹介、講演、懇親会と4階シンラドームでの
   デモンストレーションなどが予定されています。 
    ドーム映像や立体映像に興味のある方は、ぜひご参加ください。
  
    開催日時:2009年3月13日(金)14時〜16時40分頃
    開催場所:科学技術館 サイエンスホール
    参加人数:先着200名
    参 加 費:無料
    参加方法:申し込みが必要です
         http://image.sci-fest.net/ からお申し込みください。
    ※申し込み期限が延長されましたので、今からの申し込みも可能です。
     (3月4日現在)
    ※オープニング・イベントの後に、懇親会(有料)を予定しています。
  
  ◆ お知らせ
  
   ■ 「アトミックステーション ジオ・ラボ」
                       3月24日にオープン! ■
  
    2009年3月24日(火)、地球のエネルギーを学ぶ実験ステーショ
   ンが3階の展示室にオープンします。
    放射性廃棄物を、地球の深い地層に埋める様子をバーチャルで体感でき
   るシアターや、原子力発電や原子燃料サイクルについて楽しく学べる展示
   があります。ぜひ親子でご見学ください。
  
    詳しい内容は
    http://www2.jsf.or.jp/pdf/geolab.pdf をご覧ください。
  
   ■ 今週のユニバース ■
  
    土曜午後の科学ライブショー「ユニバース」では、4階シンラドームの
   スクリーンに全天周のシミュレーション映像を投影し、地球から太陽系、
   恒星の世界、銀河の世界、そして宇宙全体のお話をお伝えします。
    第一土曜日ですが、今週はアメリカ合衆国のヤーキス天文台とインター
   ネットで繋ぎ、ライブショー中にアメリカで見えている星空の様子や天文
   台で撮影した天体写真を送ってもらう「ライブ天体観測」コーナーを予定
   しています。日本の昼過ぎにアメリカの夜空もお楽しみください。
  
    案内役:半田 利弘さん(東京大学)
  
    科学ライブショーの詳細や出演予定者については、
    http://universe.chimons.org/jsf/ をご覧ください。
  
  
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  【2】   ★ 科 学 技 術 館 Laboratory ★
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  ◆ 科学・技術よもやま話
  
   ■ ヘリコプターのプロペラ ■
  
    先日、所沢航空発祥記念館に来た男の子に、こんなことを言われました。
   「ヘリコプターって、プロペラが1つだけだと機体がくるくる回っちゃう
   んだって。だから、ドラえもんのタケコプターを頭にくっつけて飛ぶと、
   体がくるくる回っちゃうはずなんだよ。」
    飛行機については、現在勉強中の私。おもしろいテーマを与えられたと
   思い、展示資料から調べてみることにしました。
    まずは、展示されているヘリコプターを見ると、大きなプロペラ(メイ
   ンローター)が機体の前後に二つついているもの、機体の頭上にメインロ
   ーターがあって、尾っぽの先に小さいプロペラが縦についているものがあ
   りました。プロペラが一つのヘリコプターは見当たりませんでした。やっ
   ぱりプロペラ一つでは、飛行は無理なのかなあ?
    では、ヘリコプターは、どうやって飛ぶのだろう?と思い、飛行の原理
   が説明されている展示の解説パネルを見てみました。
    「ヘリコプターは、飛行機の翼に相当するメインローター(回転翼)を
    回して揚力を得る。(中略)胴体の後部に垂直についている小さなロー
    ターは、テールローターと呼ばれ、メインローターが回転することによ
    る反動で機体が逆転するのを抑える。また、このテールローターを操作
    することにより、機体の向きを左右に変えることができる。」
   と書かれていました。ヘリコプターは、水平に取りつけられたメインロー
   ターを回してプロペラの上と下を通る空気に圧力の差をつくり、機体をも
   ち上げます。ただメインローターだけだと、プロペラが回転する方向とは
   逆向きの力(作用反作用)も働いて、機体が回ってしまいます。あの男の
   子が言っていたのはこのことだったんです。そこで、機体が回らないよう
   に取りつけられているのが、テールローターなのです。実際に模型を操縦
   できる展示で、テールローターの回転を強めたり弱めたりすると、まっす
   ぐの機体を左右横に振ることができました。なるほど。
    でも、ヘリコプターって、空中で止まったり(ホバリング)、上昇・下
   降、前進・後進など、いろいろなことができるんだよね。むずかしいなあ、
   飛行物って。まだまだ調べることはたくさんありますが、今日はここまで。
   ちなみに、インターネットで調べていたら、タケコプターをつけたドラえ
   もん人形の空飛ぶラジコンおもちゃが出てきました。プロペラは?という
   とニ枚羽のプロペラが二段になってついていました。やっぱりプロペラは
   二ついるのですね。続きは追々ご報告します。ではまた。
  
    執筆者:鴻巣 美千代 所沢航空発祥記念館
  
    「科学・技術よもやま話」のバックナンバー
    http://www2.jsf.or.jp/mailmaga/y_index.html
  
  ◆ 日本の科学者像
  
   ■ 第10像 ■
     料理を数字で表現した女性
     「食は生命なり」を伝えた栄養学者 香川 綾
  
    今号では、栄養学の普及に一生を捧げた女性、香川綾をご紹介いたしま
   す。綾は夫の香川昇三とともに、女子栄養大学(短期大学部)、香川栄養
   専門学校を創立しました。
    どの家庭に必ずひとつはありそうな計量カップ、計量スプーンは、綾が
   考案し、普及したものです。
  
    http://www2.jsf.or.jp/mailmaga/monument/010/10_0304.html
  
  
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  【3】   ★ 科 学 技 術 館 Recommends ★
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  ◆ 科学の本の紹介
  
    アリもクマも生きものは植物と深くかかわりあって生きています。3月・
   4月は植物とかかわる生きものを描いた本を紹介します。
  
   ■ 『すみれとあり』<かがくのとも傑作集> ■
     矢間芳子 さく、森田竜義 監修/福音館書店
  
    あたたかい春になると、みちばたに、すみれが咲いています。すみれは
   コンクリートの割れ目にも、石垣のすきまにも咲いていることがあります。
   こんなところにどうして咲くのかな?この本を読むと、その秘密がわかる
   のです。
    すみれは、花が咲いたあとに、実がなり、やがて種をとばします。その
   小さな種には、もっと小さいしろいかたまりがついています。ありは、こ
   のしろいかたまりが大好物のごちそうなのです。この白いごちそうを口に
   くわえて、巣にはこびます。道のとちゅうで種を落としたり、いらなくな
   った種を巣のそとにすてたりします。
    こうして、ありはすみれから白いごちそうをもらい、種を遠くまで運ぶ
   というわけです。
    この本を読みおわると、石垣に咲いたすみれも、コンクリートの割れ目
   に咲いたすみれも、ありが運んだ種から芽が出たのにちがいないとわかる
   のです。春になるとありの通り道にすみれの花が咲くのはそういうわけだ
   ったのです。
    幼児から楽しめる美しい絵本です。
  
    執筆者:赤藤由美子 科学読物研究会
  
    この本の表紙はこちらのURLをご参照ください。
    http://kagakuyomimono.cool.ne.jp/hon/6shokubutsu/sumiretoari/sumiretoari.html
  
    科学読物研究会ホームページ http://kagakuyomimono.cool.ne.jp/
  
    「科学の本の紹介」のバックナンバー
    http://www2.jsf.or.jp/mailmaga/b_index.html
  
  ◆ 他館の紹介
  
   ■ 所沢航空発祥記念館 ■
  
   ☆ 公開講座「日本大学から生まれた軽飛行機たち
               〜木村秀政関係資料から〜」のお知らせ
  
    故 木村秀政氏が日本大学在職中に、製作に関係した機体である、
   N−52、N−58、N−62についての秘蔵写真を元に、関係者が機体
   の解説や当時の秘話などを紹介します。
   
    開催日時:2009年3月21日(土) 13時〜15時
    講  師:(1)N−52について
          久世紳二氏(元 (財)日本航空機開発協会)
         (2)N−58、N−62について
          梅田克彦氏((株)ジャムコ 技術顧問)
    開催場所:1階 研修室
    参 加 費:無料
    定  員:60名
    参加対象:年齢などの制限なし
    参加方法:申し込みが必要です
  
    申し込みなどの詳細は、以下のホームページをご覧ください。
    http://tam-web.jsf.or.jp/contx/modules/myalbum5/viewcat.php?cid=1&orderby=dateD
  
   ■ 船の科学館 ■
  
    ☆ 第20回「全国児童水辺の風景画コンテスト」
                         入賞作品展示のお知らせ
  
     今年度、全国から寄せられた約5,300点の中から選ばれた35点
    の入賞作品と過去の入賞作品を一堂に集めた展示会を船の科学館で開催
    いたします。全国各地の幼稚園児や小学生たちが一所懸命に描いた「水
    辺の風景画」入賞作品の数々をぜひご覧ください。
  
    開催期間:2009年3月20日(金)〜4月5日(日)
    開催場所:本館3階 マリタイムサルーン
    入 場 料:船の科学館の入館券でご覧いただけます
    主  催:財団法人ヤマハ発動機スポーツ振興財団
  
    詳細は、以下のホームページをご覧ください。
    http://www.funenokagakukan.or.jp/news/?p=228
  
  
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             ★ 担 当 者 よ り ★
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   ■ 酒田のお雛さま ■
  
    3月3日はひな祭り。数年前に、大好きな温泉めぐりを兼ねて、酒田の
   お雛さまを見に行ったことを思い出しました。以前から、酒田の雛街道は
   一度訪ねてみたいなと思っていたのですが、その時は、相馬楼のお雛さま
   を見ただけでした。江戸時代にたいそう栄えたという酒田。本間家旧本邸
   や旧鐙屋など、武家屋敷や立派な商家が今も残っています。そしてこの時
   期になると一斉にお雛さまを飾り、観光客を迎え入れます。そのお雛さま
   の豪華な衣装などを見ると、華やかかりし時代が想像できます。
    酒田にはまだまだ、お勧めの場所があります。土門拳記念館です。静か
   な佇まいと、1枚1枚の写真から語られるメッセージに、私は圧倒されて
   しまいました。記念館の前から空港行きのバスに乗り、海岸沿いを走ると
   本間家三代目の光丘が植林したという、樹齢220年くらいの砂防松林が
   延々と続いています。この松林も圧巻です。見どころいっぱいの酒田。今
   度はいつ、お雛さまを見にいけるかな?
  
                       (企画広報室 木村かおる)
  
  
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    最後までお読みいただきありがとうございました。
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  ┘ 発行者:科学技術館メールマガジン係               ┘
  ┘    〒102-0091 東京都千代田区北の丸公園2番1号       ┘
  ┘                                 ┘
  ┘ ※ このメールマガジンの回覧・転送は自由です。内容の引用・転  ┘
  ┘  載の際には、「科学技術館 メールマガジン 第何号の***の  ┘
  ┘  記事」と注釈をいれてください。                ┘
  ┘  なお、メールマガジンで参照しているWebサイトのすべての画  ┘
  ┘  像・記事については、著作権法に定める例外を除き、著作権者の  ┘
  ┘  許可なく使用・転載することはできません。           ┘
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