科学技術館メールマガジン バックナンバー


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  ━  ◆ 科 学 技 術 館 メールマガジン ◇ 第225号 ◆  ━
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                             >>>2009/3/18発行
  
   こんにちは。科学技術館です。
  
   当メールマガジンは毎週水曜日発行です。ご愛読よろしくお願いします。
   北の丸公園ではこぶしの花も咲きはじめ、日に日に春の訪れを感じること
   ができます。皆さんの身の周りでは、どんな処に春を感じていますか?
  
   * このメールマガジンは等幅フォントでご覧ください。
  
   本号の配信数 7,250人。
  
  
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   【1】科学技術館News
       新着情報・・・「映像からみえる科学技術」
                        シンポジウム開催のご案内
       お知らせ・・・「青少年のための科学の祭典2009全国大会」
                         個人出展者募集のご案内
              「iPhoneを使った科学館学習支援システム実験」
                               参加者募集
              「アトミックステーション ジオ・ラボ」
                         3月24日にオープン!
              「今週のユニバース」
  
   【2】科学技術館Laboratory
       科学・技術よもやま話・・・「今年は世界天文年」
       日本の科学者の像・・・「長岡半太郎」
  
   【3】科学技術館Recommends
       科学の本の紹介・・・今月のテーマ
                     「植物とかかわる生きもの」の本
       他館の紹介・・・所沢航空発祥記念館、船の科学館
  
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  【1】      ★ 科 学 技 術 館 News ★
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  ◆ 新着情報
  
   ■ 「映像からみえる科学技術」シンポジウム開催のご案内 ■
  
    優れた科学技術に関する映像を選奨し、科学技術の普及と向上を図るこ
   とを目的とする「科学技術映像祭」は、科学技術週間の始まりと同時にス
   タートし、今年、同じく50年を迎えました。科学技術週間及び科学技術
   映像祭50年を記念して、シンポジウムを下記により開催いたします。
  
    開催日時:2009年4月18日(土)13時30分〜16時30分
    開催場所:科学技術館サイエンスホール
    定  員:400名(申し込みが必要です)
    参 加 費:無料
  
    プログラム(予定):
     特別講演 栗林 慧(写真家・映像作家) 「虫の目線からの世界」
     パネルディスカッション
      「映像からみえる科学技術 〜過去・現在・未来〜」
  
    申し込み方法、科学技術週間については、
    http://stw.mext.go.jp/20090316/ をご覧ください。
  
  ◆ お知らせ
  
   ■ 「青少年のための科学の祭典2009全国大会」
                       個人出展者募集のご案内 ■
  
    2009年7月31日(金)〜8月2日(日)に、科学技術館において、
   「青少年のための科学の祭典2009全国大会」が開催されます。
    平成21年度の全国大会個人出展者の募集のお知らせを掲載しましたの
   で、下記のページをご覧のうえ、ご応募ください。
  
    出展1次調査票提出期限:2009年3月23日(月)(必着)
    詳細は、以下のホームページをご覧ください。
    http://www.kagakunosaiten.jp/
  
   ■ 「iPhoneを使った科学館学習支援システム実験」参加者募集 ■
  
    科学技術館は、独立行政法人産業技術総合研究所とソフトバンクモバイ
   ル株式会社の協力を得て調査研究を行っています。
    下記のとおり、装着型センサや携帯情報端末を身につけて、館内見学を
   していただく実験を行いますので、ぜひご参加ください。
   この実験は、競輪の補助金を受けて開催します。
  
    実施期間:2009年3月19日(木)〜22日(日)
    参加方法:申し込みが必要です
         以下のページをご覧のうえ、お申し込みください
          http://www.jsf.or.jp/info/2009/03/post_163.php
  
    問 合 せ:「iPhoneを使った科学館学習支援システム実験」係
         jsfnavi-info@m.aist.go.jp
  
   ■ 「アトミックステーション ジオ・ラボ」
                       3月24日にオープン! ■
  
    2009年3月24日(火)、地球のエネルギーを学ぶ実験ステーショ
   ンが3階の展示室にオープンします。
    放射性廃棄物を、地球の深い地層に埋める様子をバーチャルで体感でき
   るシアターや、原子力発電や原子燃料サイクルについて楽しく学べる展示
   があります。ぜひ親子でご見学ください。
  
   ■ 今週のユニバース ■
  
    土曜午後の科学ライブショー「ユニバース」では、4階シンラドームの
   スクリーンに全天周のシミュレーション映像を投影し、地球から太陽系、
   恒星の世界、銀河の世界、そして宇宙全体のお話をお伝えします。
  
    案内役:亀谷 和久さん(宇宙航空研究開発機構)
  
    科学ライブショーの詳細や今後の出演予定者については、以下のホーム
   ページをご覧ください。
    http://universe.chimons.org/jsf/
  
  
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  【2】   ★ 科 学 技 術 館 Laboratory ★
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  ◆ 科学・技術よもやま話
  
   ■ 今年は世界天文年 ■
  
    私は、科学技術館4階シンラドームで毎週土曜日に行われている「科学
   ライブショー ユニバース」の案内役をしています。ここを訪れる人のほと
   んどは宇宙に興味をもっていますが、そのような方は、読者のみなさんの
   中にもたくさんいると思います。
    人類は昔から宇宙はどうなっているのかに高い関心があり、何千年も前
   からいろいろなことが調べられてきました。その歴史の中でも、最初に望
   遠鏡を使って天体観測を行ったのがガリレオです。今からちょうど400
   年前のことでした。そこで、これを記念して2009年は世界天文年にな
   っています。
    宇宙は今でも多くの謎が残っていて、大勢の天文学者が連日連夜、いろ
   いろな努力をして研究を続けています。その活動は根本的なところでガリ
   レオと共通するところがあります。
    ガリレオの時代、望遠鏡は発明されたばかりの道具でした。現代の天文
   学者も超大型望遠鏡や電波望遠鏡、X線望遠鏡など最新の科学技術を利用
   してつくられた機械を駆使して宇宙を調べています。ガリレオは月や太陽
   のスケッチや木星の衛星の運動を記録していますが、単に書いただけでは
   なく、その特徴を分析し頭の中で考えた想像と比較して、それらの天体が
   実際はどんなものなのかを推測しています。現代の天文学者も地球上で得
   られた他の知識を使って観測結果を解釈し、宇宙でどのようなことが起こ
   っているのかを根拠に基づいて推測しているのです。
    世界天文年である今年は全国各地でさまざまな企画が予定されています。
   大学や天文台などによる天文学の研究の前線の紹介から、ガリレオが行っ
   た観測の追体験やその解釈方法を応用した指導者向けの講習会、さらには、
   理屈抜きで星空を眺めてみる機会を増やそうという集まりなど、その数は
   500を越えてさらに増加中です。
    自分の興味や関心に合った企画を見つけて参加する、あるいは、天文学
   に関連した企画を立てて主催者として参加する。いろいろな楽しみ方があ
   ります。先行きの見通しが不透明な世の中ですが、ちっぽけな地球にだけ
   住んでいる人類が巨大な宇宙をどこまで理解しているのか、その叡智の偉
   大さに触れ、将来の明るい展望へと繋げていこうではありませんか。まず
   は、シンラドームでお待ちしています。
  
   世界天文年公式ページ http://www.astronomy2009.jp/
   科学ライブショー「ユニバース」 http://universe.chimons.org/jsf/
  
    執筆者:半田利弘 東京大学/科学ライブショー「ユニバース」案内役
  
    「科学・技術よもやま話」のバックナンバー
    http://www2.jsf.or.jp/mailmaga/y_index.html
  
  ◆ 日本の科学者像
  
   ■ 第11像 (最終回) ■
     命果てるその日まで研究を続けた男
     原子の構造を捉えた物理学者 長岡半太郎
  
    長岡半太郎は、明治時代、「土星型原子モデル」を提唱し、本多光太郎
   ら後進を育成するなど日本の物理学の礎を築いた人物です。早くから湯川
   秀樹の業績を高く評価し、湯川を日本初のノーベル物理学賞受賞に導きま
   した。
  
    日本の科学者像は、今回で最終回となります。ご愛読ありがとうござい
   ました。
  
    http://www2.jsf.or.jp/mailmaga/monument/011/11_0318.html
  
  
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  【3】   ★ 科 学 技 術 館 Recommends ★
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  ◆ 科学の本の紹介
  
    アリもクマも生きものは植物と深くかかわりあって生きています。
   3月・4月は「植物とかかわる生きものを描いた本」を紹介します。
  
   ■ ふしぎ発見シリーズ《こんちゅう編》
            『クロクサアリのひみつ』 行列するのはなぜ? ■
     山口 進/写真・文・久保田政雄/監修 アリス館・1,365円
  
    林の中で、アリの行列をみつけました。よく見ると・・・もっとよく見
   ると・・・・
    ひとつの発見が次の不思議を生んで・・・ページをめくるたびにわくわ
   く、楽しさが倍増です。
    見つけたアリの行列の後を追っていくと、大木のあなへ。そこがそのア
   リの巣。今度はそこから続く行列をさらに追っていくと、10mほど離れ
   た木の葉へたどり着きます。今度は餌場です。アリの行列の移動範囲は、
   なんと30mにもおよびます。この行列の往復は24時間見られるそうで、
   「えっ、ずっと働いているの?」と思いましたが、実は6,7時間ごとに
   休んで交代していたり、働き者と思い込みがちなアリでもまったく働かな
   いアリもいるとか。なんだかほっとしました。体長4〜5mmのクロクサ
   アリが分速2m近くで歩くということにも驚きです。
    さて、行列するのはなぜ?なのか、クロクサアリの生活をのぞいてみて
   ください。
  
    執筆者:伊藤一美 科学読物研究会
  
    この本の表紙はこちらのURLをご参照ください。
    http://kagakuyomimono.cool.ne.jp/hon/7musekitsui/kurokusaari/kurokusaari.html
  
    科学読物研究会ホームページ http://kagakuyomimono.cool.ne.jp/
  
    「科学の本の紹介」のバックナンバー
    http://www2.jsf.or.jp/mailmaga/b_index.html
  
  ◆ 他館の紹介
  
   ■ 所沢航空発祥記念館 ■
  
   ☆ 「YS−11機」一般公開のお知らせ
  
     「YS−11」は、戦後日本の航空界が総力をあげて開発した国産初
    のターボプロップ旅客機です。YS−11A−500R機は、全日空所
    有で、エアーニッポンが路線運行していたものです。
  
    開催日時:2009年3月21日(土) 10時〜15時
    展示場所:西武新宿線「航空公園」駅前
    参 加 費:無料
    注  意:雨天の場合は中止となります
   
    詳細は、以下のホームページをご覧ください。
    http://tam-web.jsf.or.jp/contx/modules/myalbum5/viewcat.php?cid=1&orderby=dateD
  
   ■ 船の科学館 ■
  
   ☆ 第20回「全国児童水辺の風景画コンテスト」
                 入賞作品展示のお知らせ
  
     今年度、全国から寄せられた約5,300点の中から選ばれた35点
    の入賞作品と過去の入賞作品を一堂に集めた展示会を船の科学館で開催
    いたします。全国各地の幼稚園児や小学生たちが一所懸命に描いた「水
    辺の風景画」入賞作品の数々をぜひご覧ください。
  
    開催期間:2009年3月20日(金)〜4月5日(日)
    開催場所:本館3階 マリタイムサルーン
    入 場 料:船の科学館の入館券でご覧いただけます
    主  催:財団法人ヤマハ発動機スポーツ振興財団
  
    詳細は、以下のホームページをご覧ください。
    http://www.funenokagakukan.or.jp/news/?p=228
  
  
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             ★ 担 当 者 よ り ★
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   ■ 百葉箱 ■
  
    先日、久しぶりに近所の小学校で百葉箱の姿を見かけました。小学校に
   入学した頃は、あの中には神様が住んでいるのではないかと、なんとなく
   近寄りがたく、理科の授業で気温などをはかるものだと正体がわかっても、
   その窓をあけることになったときは本当にどきどきしたものです。でも今
   は、旧友にでも会ったかのようななつかしい気持ちでした。
    以前は、当たり前のように小学校にあった百葉箱も、古くなって維持・
   管理がむずかしくなっていることや、それに代わる測定器の出現で、なく
   なりつつあるようです。その一方で、よく暑さ日本一を記録する市などで
   は、市内30もの小学校の百葉箱に置かれたデータを基に、熱中症対策や
   風邪の危険度情報を携帯のメールで配信するなど、新たな活用もされてい
   るとか。よかった、よかった。
    白く清々としていて、ちょっと頑固そうだけど、どことなく温かみがあ
   って、芝や土のうえで、いつも変わらずになにかを見守ってくれているよ
   うな安心感がある、そうです、まるで校長先生のような?存在。まだまだ
   卒業せずに、これからもご活躍のたよりをきけるといいなぁと思います。
  
                        (企画広報室 丸岡弥生)
  
  
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    最後までお読みいただきありがとうございました。
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  ┘ 発行者:科学技術館メールマガジン係               ┘
  ┘    〒102-0091 東京都千代田区北の丸公園2番1号       ┘
  ┘                                 ┘
  ┘ ※ このメールマガジンの回覧・転送は自由です。内容の引用・転  ┘
  ┘  載の際には、「科学技術館 メールマガジン 第何号の***の  ┘
  ┘  記事」と注釈をいれてください。                ┘
  ┘  なお、メールマガジンで参照しているWebサイトのすべての画  ┘
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  ┘  許可なく使用・転載することはできません。           ┘
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