科学技術館メールマガジン バックナンバー |
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━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ━━ ━━ ━ ◆ 科 学 技 術 館 メールマガジン ◇ 第227号 ◆ ━ ━━ ━━ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ >>>2009/4/1発行 こんにちは。科学技術館です。 当メールマガジンは毎週水曜日発行です。ご愛読よろしくお願いします。 今日から新年度。心機一転、新しい目標に向かって進んでいきましょう。 さて、新年に立てた目標は...? * このメールマガジンは等幅フォントでご覧ください。 本号の配信数 7,678人。 ┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘ 今 号 の 目 次 ┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘ 【1】科学技術館News 新着情報・・・新しいブースのオープンに伴う 「ネイチャーコンタクト」終了のお知らせ お知らせ・・・「ワクエコ・モーターランド」 新装オープン 「アトミックステーション ジオ・ラボ」 3月24日にオープン! 「科学技術映像上映会」開催のご案内 「今週のユニバース」 【2】科学技術館Laboratory 科学・技術よもやま話・・・「見たものにだまされるな」 【3】科学技術館Recommends 科学の本の紹介・・・今月のテーマ 「植物とかかわって生きる生きもの」の本 他館の紹介・・・所沢航空発祥記念館、船の科学館 ┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 【1】 ★ 科 学 技 術 館 News ★ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ◆ 新着情報 ■ 新しいブースのオープンに伴う 「ネイチャーコンタクト」終了のお知らせ ■ 2009年4月下旬(予定)、新しいブースのオープンに伴い、「ネイ チャーコンタクト」は、2009年3月31日をもってサービスを終了さ せていただきました。長い間、ご利用いただきありがとうございました。 新規展示では、引き続き日立製作所の技術を駆使し、環境問題をテーマ に、楽しく、わかりやすく学べるようになっています。どうぞご期待くだ さい。 新規展示オープンまでの予定 2009年3月31日(火) ネイチャーコンタクト終了 2009年4月1日(水)〜 改装工事 2009年4月下旬 新ブースオープン 詳しくは下記のページをご覧ください。 http://www.hitachi.co.jp/advertising/naturecontact/index.html ◆ お知らせ ■ 「ワクエコ・モーターランド」 新装オープン ■ 2009年4月3日(金)2階に、クルマやバイクの楽しさを思いっき り体験できる「ワクエコ・モーターランド」がオープンします。 皆さんのお越しをお待ちしています。 詳しくは下記のページをご覧ください。 http://www2.jsf.or.jp/pdf/20090319wakueco.pdf ■ 「アトミックステーション ジオ・ラボ」オープン! ■ 2009年3月24日(火)、地球のエネルギーを学ぶ実験ステーショ ンが3階の展示室にオープンしました。ぜひ親子でご見学ください。 詳細は、以下のホームページをご覧ください。 http://www2.jsf.or.jp/06_news/news.html ■ 「科学技術映像上映会」開催のご案内 ■ 科学技術週間の一環として科学技術映像祭の過去の受賞作品を中心と した映画上映会を行います。 開催場所:明治大学 駿河台キャンパス 開催日時:2009年4月13日(月) 10時〜17時(リバティタワー16F 1166教室) 2009年4月14日(火)〜17日(金) 10時〜17時(アカデミーコモン2F会議室) 今では、なかなか見ることのできない過去の映画も上映いたします。 席が空いていれば、どなたでも好きな時間にご入場、鑑賞していただく ことができますので、ぜひご来場ください。 上映会プログラムの詳細は、下記のページをご覧ください。 http://www2.jsf.or.jp/mailmaga/226/eizou.pdf ■ 今週のユニバース 世界天文年2009・世界企画「世界中で宇宙を観ようよ100時間」 特別番組「世界各地の星空を東京で観よう」■ 2009年は、ガリレオ・ガリレイが初めて望遠鏡を夜空に向け、宇宙への 扉を開いた1609年から400年の節目の年です。その世界天文年2009の世界 企画の一つとして、4月2日〜5日に「世界中で宇宙を観ようよ100時間」 が開催されます。 土曜午後の科学ライブショー「ユニバース」では、特別番組「世界各地 の星空を東京で観よう」を上演し、この企画に参加します。 今回は、お馴染みのアメリカ合衆国・ヤーキス天文台とインターネット で繋いでアメリカの夜空の様子を紹介するばかりでなく、世界各地のイン ターネット望遠鏡を活用し、ライブショー中の各望遠鏡での星空をたっぷ りご覧いただく予定です。お楽しみください。 案内役:半田 利弘さん(東京大学) 今回の特別番組については、 http://universe.chimons.org/events/iya2009/ をご覧ください。 通常の科学ライブショーの詳細や今後の出演予定者については、 http://universe.chimons.org/jsf/ をご覧ください。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 【2】 ★ 科 学 技 術 館 Laboratory ★ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ◆ 科学・技術よもやま話 ■ 見たものにだまされるな ■ 4月1日は何の日でしょうか?と質問すると、一番多い答えは「エイプ リルフール」だと思います。今日は一年で唯一「ウソをついてもよい日」 と言われています。 普段はウソにだまされると困るので、自分の目で見た事実だけを信じよ うとする考え方もありますが、人間の感覚というものは、いつも自分自身 をだましているようなところがあるので気をつけましょう。よい例として 「立体視」というものがあります。目に映る映像は平面的で、本来は物体 の奥行に関する情報は含まれていません。しかし人間の脳は、その映像か らさまざまな手掛かりを見つけ出して、脳内に立体的な物体のイメージを つくり出します。私たちはいつも直接ものを見るというより、この脳内の イメージを見ているのです。 その中でも「両眼視差」−左右の目に映る映像の差−は有力な手掛かり です。このしくみを利用すると、簡単に物体のまぼろしを見ることができ ます。何らかの装置で左右の目に別々の映像を映せばよいのです。 最初にそのような装置をつくったのは、イギリスの物理学者チャールズ ・ホイートストンです。電気工学への貢献でも有名ですが、1830年代 に最初の「ステレオスコープ」を発明しました。これは直角にくっつけた 2枚の鏡を使って、左右の目に別々の絵が見えるようにした単純なもので す。この頃はまだ写真が普及していなかったので、絵を描いて立体視して いたようですが、写真技術の発達に合わせて、「立体写真」が発達しまし た。現在、立体写真は地形の分析や建築現場の記録、さらには立体映画な どさまざまな分野に応用されています。 興味のある方は、左右の目で見たつもりの写真2枚を撮影し、立体写真 をつくってみてはいかがでしょうか?自分でつくった道具で自分をだます というのは、とても不思議な味わいがあります。これを簡単に体験できる ように、科学技術館では科学教材キット「だれでもできる!立体写真」を 開発しました。当館1階のミュージアムショップをはじめ、都内の書店で も発売中ですので、ぜひお試しください。 執筆者:丸山 義巨 科学技術館事業部 「だれでもできる!立体写真」について詳しくは、以下のページをご覧 ください。 http://www2.jsf.or.jp/mailmaga/227/227.html 「科学・技術よもやま話」のバックナンバー http://www2.jsf.or.jp/mailmaga/y_index.html ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 【3】 ★ 科 学 技 術 館 Recommends ★ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ◆ 科学の本の紹介 今月は、「植物とかかわって生きる生きもの」の本を紹介しています。 ■ 『樹洞』<森の写真動物記 6> ■ 宮崎 学 著/偕成社/2008.11/2100円 『クマのすむ山』と同じ写真家で、長年にわたり野生動物と環境を含み 写真を撮影。今回は、樹洞に焦点を当てながら野生動物の営みを追ってい ます。 樹木に開けられた穴=洞(ホラ)のことを樹洞(ジュドウ)といいます。 台風や、雪の重みで木の枝が折れ、そこから雨水や細菌が入り込み、次第 に腐り始め穴ができていくものがあります。入口が3〜4cm位、内部に 10cm四方くらいの空間ができるとシジュウカラやヤマガラなどが巣作 りを始めます。彼らは世代交代を繰り返しながら10年以上にわたって使 い続けます。また、これらの穴はモモンガやムササビなども利用し、20 年〜30年と使われるうち少しずつ大きくなります。すると、もう少し大 きなフクロウなどが80年〜100年も利用し、さらに大きくなるとクマ がまた世代交代をしながら、100年〜200年と使うそうです。 また、穴の中にはキツツキなど動物があけた穴がありますが、これは、 子育て用の巣穴です。こういった穴は子育てが終わると塞がってしまうこ とが多く、木が病気にかかったりしたところをキツツキが穴をあけ、結果 的に病気を治すことになります。また、キツツキが木に穴をあけるのは木 の中の虫を食べるためでもあり、木を穴だらけにするのは、手遅れになっ た木をいち早く倒す手助けにもなっているのです。森に棲む動物と木は、 お互いに持ちつ持たれつの関係にあるのです。 巣穴に仕掛けられたカメラで撮影した動物たちのリラックスした表情・ 子育ての写真がすばらしく、解説もとても判りやすいです。 執筆者:瀬間幸子 科学読物研究会 この本の表紙はこちらのURLをご参照ください。 http://kagakuyomimono.cool.ne.jp/hon/5seibutsu/judou/judou.html 科学読物研究会ホームページ http://kagakuyomimono.cool.ne.jp/ 「科学の本の紹介」のバックナンバー http://www2.jsf.or.jp/mailmaga/b_index.html ◆イベント紹介 ■ 「研究船で海を学ぼう」参加者募集のお知らせ ■ 日本科学協会では、東海大学及び日本海洋学会との共催で、“海”に関 心がある高校生などを対象に、船上での観測・実習を行い、海について学 ぶ体験学習を実施します。『望星丸』に乗って、“地球の不思議”を探し に行きましょう。 日 時:2009年8月3日(月)〜8月8日(土) 場 所:静岡県静岡市(東海大学清水校舎、三保研修館及び『望星丸』) 対 象:高校生60名・学校教諭など20名 参 加 費:一人あたり10,000円(高校生には往復交通費支給) 募集期間:2009年4月1日(水)〜5月15日(金)必着 ※申込方法などの詳細は、以下のホームページをご覧ください。 http://www.jss.or.jp/ お問い合わせ先: 財団法人日本科学協会 業務部「研究船で海を学ぼう」係 TEL: 03-6229-5365 E-mail:learnoc-jss@silver.ocn.ne.jp ◆ 他館の紹介 ■ 所沢航空発祥記念館 ■ ☆ 「格納庫」と「YS−11機」の一般公開のお知らせ 所沢航空発祥記念館に隣接している格納庫(実機12機)と、戦後日 本の航空界が総力をあげて開発した国産初のターボプロップ旅客機「Y S−11」を一般公開します。ぜひ、ご見学ください。 開催日時:2009年4月4日(土)・5日(日) 10時〜16時 展示場所:「格納庫」 記念館東となり 「YS−11機」 西武新宿線「航空公園」駅前 参 加 費:無料 詳細は、以下のホームページをご覧ください。 http://tam-web.jsf.or.jp/contx/modules/myalbum5/viewcat.php?cid=1&orderby=dateD ■ 船の科学館 ■ ☆ シーカヤック体験教室のお知らせ(個人) 「海をあるく」そんな気分に浸れるのがシーカヤックの魅力かもしれ ません。人類がはじめて船を造って以来、数千年の歴史の中で最もシン プルで、船について体感できるのもこの船の特徴です。自らの手で船を 進め、浮力や復元性、方向転換など、船の基本的な知識を体験の中から 学ぶことができる教室です。 開 催 日: 4月から10月までの第2、4日曜日(但し8月を除く) 受付時間: 13時〜 先着100名様 実施時間: 13時〜16時 実施場所: シーサイドプール 参加費用: 無料(但し入館券が必要です。) 詳細は、以下のホームページをご覧ください。 http://www.funenokagakukan.or.jp/sc_03/?p=17 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ★ 担 当 者 よ り ★ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■ 「さけ」のバーコードを読む ■ 日本科学技術振興財団が事務局になっているイベントに、「サイエンス キャンプ」があります。高校生や高専生が、国の研究機関や民間の研究施 設、あるいは大学などで、2泊3日の日程で、先進的科学技術を体験する 合宿プログラムです。 筆者は、今回、国の機関である「水産総合研究センター さけますセン ター」に、高校生8名とともに出かけてきました。参加者たちは、研究者 から導入の講義を聴いた後に、「さけ」から「耳石(じせき)」を取り出 して、ガラス板に固定し研磨して、バーコードを読む実験、観察などに取 り組みました。同時に、「さけ」の孵化(ふか)・幼魚の飼育の現場を見 学して、資源維持のために地道な作業が行われていることを認識しました。 高校の生物実験などでは体験できない興味深いことばかりの3日間だった ようです。 だいぶ前のことになりますが、1950年代から70年代にかけては、 「日ソさけます交渉」が、政治的にも経済的にも、大きな話題になってい ました。春になると、北洋船団出航予定日のギリギリに交渉が行われてい たことが筆者の記憶に残っています。今は、漁業規制の枠組みが変わり、 マスコミを賑わすことはなくなりましたが、その背景には、この「栽培漁 業」を支える研究者と担当者の努力があることを忘れてはなりません。 ※今回の「担当者より」は、紙面の関係上、一部抜粋した文章にさせて いただきました。全文は以下のページをご覧ください。参考資料のURL や写真を掲載したページになっております。 http://www2.jsf.or.jp/mailmaga/227/20090401_tantousha.pdf (企画広報室 吉田 浄) −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 最後までお読みいただきありがとうございました。 皆様のご来館をお待ちしております。 ※科学技術館メールマガジンに関するお問い合わせやご意見、ご感想は こちらのURLからお願いします。 http://www3.jsf.or.jp/mlmaster/ 科学技術館ホームページ>>> http://www.jsf.or.jp −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 配信解除・配信先変更、バックナンバーについては、こちらのホーム ページからお願いします。 https://www3.jsf.or.jp/mailmaga/menu.asp ┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘ ┘ ┘ ┘ 発行者:科学技術館メールマガジン係 ┘ ┘ 〒102-0091 東京都千代田区北の丸公園2番1号 ┘ ┘ ┘ ┘ ※ このメールマガジンの回覧・転送は自由です。内容の引用・転 ┘ ┘ 載の際には、「科学技術館 メールマガジン 第何号の***の ┘ ┘ 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