科学技術館メールマガジン バックナンバー |
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━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ━━ ━━ ━ ◆ 科 学 技 術 館 メールマガジン ◇ 第230号 ◆ ━ ━━ ━━ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ >>>2009/4/22発行 こんにちは。科学技術館です。 当メールマガジンは毎週水曜日発行です。ご愛読よろしくお願いします。 先日まで北の丸公園のお濠は、サクラの花びらでピンク色に染まっていま したが、今は若葉で黄緑色になっています。次は何色になるかな? * このメールマガジンは等幅フォントでご覧ください。 本号の配信数 7,717人。 ┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘ 今 号 の 目 次 ┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘ 【1】科学技術館News 新着情報・・・日本IBM TryScience実験教室 お知らせ・・・新しくなった 「アトミックステーション ジオ・ラボ」& 「ワクエコ・モーターランド」 「今週のユニバース」 【2】科学技術館Laboratory 科学・技術よもやま話・・・「大潮の日」 自然と友だち・・・「春の女神ギフチョウ登場」 【3】科学技術館Recommends 科学の本の紹介・・・今月のテーマ 「植物とかかわって生きる生きもの」の本 イベント紹介・・・「研究船で海を学ぼう」参加者募集 「地質の日特別講演会」 他館の紹介・・・所沢航空発祥記念館、船の科学館 ┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 【1】 ★ 科 学 技 術 館 News ★ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ◆ 新着情報 ■ 日本IBM TryScience実験教室 ■ 5月からTryScienceが始まります。みなさんと一緒に実験を して、楽しく時間をすごしたいと思っています。 みなさんの参加をお待ちしております。 開催予定日:2009年5月17日(日)、6月14日(日) 開催時間 :13時〜16時 開催場所 :4階イベントホールD室 参加方法などの詳しい内容は、下記のページをご覧ください。 http://www.jsf.or.jp/info/2009/04/post_175.php ◆ お知らせ ■ 新しくなった「アトミックステーション ジオ・ラボ」& 「ワクエコ・モーターランド」 ■ 2009年春、3階展示室に地球のエネルギーを学ぶ実験ステーション 「アトミックステーション ジオ・ラボ」と、2階展示室にクルマやバイ クの楽しさを思いっきり体験できる「ワクエコ・モーターランド」がオー プンしました。皆さんのお越しをお待ちしています。 各展示室の詳細は下記のページをご覧ください。 アトミックステーション ジオ・ラボ http://www.jsf.or.jp/exhibit/floor/3/3e/ ワクエコ・モーターランド http://www.jsf.or.jp/exhibit/floor/2/2d/ ■ 今週のユニバース ■ 土曜午後の科学ライブショー「ユニバース」では、4階シンラドームの スクリーンに全天周のシミュレーション映像を投影し、地球から太陽系、 恒星の世界、銀河の世界、そして宇宙全体のお話をお伝えします。 案内役:矢治 健太郎さん(立教大学) 科学ライブショーの詳細や今後の出演予定者については、以下のホーム ページをご覧ください。 http://universe.chimons.org/jsf/ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 【2】 ★ 科 学 技 術 館 Laboratory ★ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ◆ 科学・技術よもやま話 ■ 大潮の日 ■ もうすぐゴールデンウィークです。みなさん、計画はもう立てましたか? 潮干狩りに行かれる方もいらっしゃるかと思います。ゴールデンウィーク を含む今週末からの半月でいえば、はじめと終わりがよいようです(詳し くは、お出かけになる海岸をお調べください)。 潮干狩りにもっとも適しているのは、潮位が特に低くなる日時、つまり 満潮と干潮の差(潮差)が大きい「大潮」の日の「干潮時刻」の前後1時 間くらいです。 潮位の変化を潮汐(ちょうせき)といい、通常1日に2回あります。潮 汐の原因となる起潮力は、主に月と太陽の引力によって生じます。太陽と 地球と月が一直線上に並ぶ満月や新月のときに、両者の作用が重なるため、 「大潮」になります。太陽と地球と月の位置が直角になる上弦と下弦の月 のときには、両者の作用が打ち消しあうため「小潮」になります。また、 太陽と月の相対位置は毎日変化するので、潮差も変化します。 もちろんこのほかにも、地形や液体の振動による影響などの原因がある ので、実際の潮汐は月の満ち欠けだけでは決まりません。上記のような、 地球とほかの天体間の相互作用が原因となる潮汐は天文潮といいますが、 大気圧などによる海面変化は気象潮といって区別されます。台風などの低 気圧による海面の吸い上げ効果でおこる高潮がその例です。「大潮」の日 の「満潮時刻」に台風が接近・上陸する場合、海岸付近で警戒が特に必要 とされるのです。 「大潮」の日は潮干狩りを楽しめますが、注意も必要ということですね。 海へお出かけの際は、潮回りカレンダーを確認しましょう。 ちなみに、「潮」も「汐」もどちらも潮位の干満を表す「しお」という 漢字ですが、「潮」は朝の干満、「汐」は夕方の干満を表す漢字だそうで す。漢字の旁(つくり)を見れば、納得ですね。 執筆者:荻野亮一 ワークショップ・実験担当、気象予報士、防災士 「科学・技術よもやま話」のバックナンバー http://www2.jsf.or.jp/mailmaga/y_index.html ◆ 自然と友だち ■ 春の女神ギフチョウ登場 ■ 4月も半ばを過ぎ、このところ全国的に気温も高く、晴れの日が続いて います。20℃を超える日も多く、時々夏日にもなるほどです。まさに春 本番、虫も花も目を楽しませてくれます。 春の女神ギフチョウは、絶滅が心配される蝶です。東京近郊では40〜 50年前までは高尾山や多摩丘陵などでもよく見られましたが、今ではそ の姿は見られません。これまで、神奈川県藤野町では地元の方をはじめ、 博物館などの研究者の方々が協力して保護活動に努め、このギフチョウの 生息域を守ってきました。その成果として、毎年4月初めには、ギフチョ ウの舞を見ることができます。 野にはさまざまな草や木の花も咲き、木の芽も伸びて新緑の美しい季節 です。本当に気持ちよい季節です。 「春の女神ギフチョウ登場」の写真 http://www2.jsf.or.jp/mailmaga/photo/ss38/ 執筆者:松田邦雄 サイエンス友の会 講師 「自然と友だち」のバックナンバー http://www2.jsf.or.jp/mailmaga/photo/t_index.html ハンドブック「散歩のおとも〜北の丸公園の自然」好評発売中! ハンドブックのお求め方法 http://www2.jsf.or.jp/mailmaga/otomo/otomo.htm ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 【3】 ★ 科 学 技 術 館 Recommends ★ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ◆ 科学の本の紹介 「植物とかかわって生きる生きもの」の本 ■ 『サルが木から落ちる』−熱帯林の生態学 ■ スーザン・E.クインラン 著、藤田 千枝 訳 さ・え・ら書房/1500/2008.04 熱帯林と聞くと、うっそうと樹木が生い茂り、さまざまな花や果実が一 年中咲き乱れ、たくさんの鳥や生きものたちが豊にくらしている? と思 いがちだが、場所によって著しい違いがある。熱帯湿潤林※1・雲霧林※2 ・乾燥林※3などとさまざまな環境があり、植物もそこに生きる生きもの たちにもかなりの違いがあるようだ。 ある年、中米コスタリカで、木から木へ飛び移りながら移動するホエザ ルが7匹も木から落ちて死んだ。原因を探るうち、研究者はホエザルが食 べている何種類かの木の葉の中にあるのでは? という考えに至る。植物 の中には毒をつくり出すものがあるが、その毒は常に一定ではなく季節や 育つ条件によっても違ってくる。いつもは互いに持ちつ持たれつの関係に ある植物と生きものたち、しかし、時によっては、植物も我が身を守るた め、毒を発生させ食べられないように防御する手段に出るようだ。 そのほか、アリとアリ植物、チョウをだますトケイソウ、ヤドクガエル の毒の話など、それぞれの動・植物が長い年月をかけて身につけた生き残 るための工夫、ほかの生きものに擬態したり化学物質を出したり、毒素を 体内に蓄積したり、食うもの食われるもの、幾重にも絡み合い生きてゆく 生命のつながり、自然界の不思議に迫っている。著者は野生動物学者で著 書に『ミイラになったブタ』がある。イラスト、挿絵も手がけている。高 学年向き。 ※1、いつもじめじめしている ※2、高山の傾斜地にあり、涼しく霧が深い ※3、大量の雨が降るのが1年のある時期に限られている 執筆者:瀬間幸子 科学読物研究会 この本の表紙はこちらのURLをご参照ください。 http://kagakuyomimono.cool.ne.jp/hon/5seibutsu/sarugakikara/sarugakikara.html 科学読物研究会ホームページ http://kagakuyomimono.cool.ne.jp/ 「科学の本の紹介」のバックナンバー http://www2.jsf.or.jp/mailmaga/b_index.html ◆イベント紹介 ■ 「研究船で海を学ぼう」参加者募集のお知らせ ■ 日本科学協会では、東海大学及び日本海洋学会との共催で、“海”に関 心がある高校生などを対象に、船上での観測・実習を行い、海について学 ぶ体験学習を実施します。『望星丸』に乗って、“地球の不思議”を探し に行きましょう。 日 時:2009年8月3日(月)〜8月8日(土) 場 所:静岡県静岡市(東海大学清水校舎、三保研修館及び『望星丸』) 対 象:高校生60名・学校教諭など20名 参 加 費:一人あたり10,000円(高校生には往復交通費支給) 募集期間:2009年4月1日(水)〜5月15日(金)必着 ※申込方法などの詳細は、http://www.jss.or.jp/ をご覧ください。 お問い合わせ先: 財団法人日本科学協会 業務部「研究船で海を学ぼう」係 TEL:03-6229-5365 E-mail:learnoc-jss@silver.ocn.ne.jp ■ 地質の日特別講演会「火山はすごい!−日本列島の火山をさぐる」 参加者募集のお知らせ ■ 5月10日は地質の日です。子どもも大人も、みんなで地学を学びませ んか?日本地質学会の主催で、下記のとおり特別講演会が開催されます。 鎌田先生のおもしろい火山のお話や、Q&Aもありますよ。 日 時:2009年5月10日(日) 講 師:鎌田浩毅さん(日本地質学会/京都大学) 場 所:科学技術館(事務棟) 第3会議室 定 員:90名 参 加 費:無料 詳細は下記のページをご覧ください。 http://www.geosociety.jp/name/content0039.html お問い合わせ先:日本地質学会事務局 電話:03-5823-1150 FAX:03-5823-1156 E-mail:main@geosociety.jp ◆ 他館の紹介 ■ 所沢航空発祥記念館 ■ ☆ ゴールデンウィーク大型映像フェスティバル 「ウォーキング・オン・ザ・ムーン」&「アニマロポリス」 「ウォーキング・オン・ザ・ムーン」に加え、「アニマロポリス」の上 映も行います。軽快な音楽に乗せて、ゾウ、ライオン、シロクマからラッ コ、海鳥、カニまでさまざまな動物たちが次々と登場し、サバイバルの知恵や 親子の絆を楽しく教えてくれます。 開 催 期 間 :2009年4月25日(土)〜5月10日(日) 上映開始時間:10:20〜、14:20〜 「ウォーキング・オン・ザ・ムーン」 12:40〜、16:00〜 「アニマロポリス」 上映時間は約40分です 入 館 料 :大人600円、小・中学生250円 詳細は、以下のホームページをご覧ください。 http://tam-web.jsf.or.jp/contx/modules/myalbum3/viewcat.php?cid=1&orderby=dateD ■ 船の科学館 ■ ☆「ワールド シー ワールド」開催のお知らせ ゴールデンウィークの恒例イベントとなっております「ワールド シー ワールド」を今年も開催いたします。 迫力満点の水難人命救助訓練などのデモンストレーション、シーカヤッ クやプレジャーボートを自分で操船できる体験教室など、魅力がいっぱい です。どうぞご家族そろってお越しください。 期間:2009年5月3日(日)〜5日(火・祝) 後援:東京都 協力:海上保安庁 警視庁 東京消防庁 財団法人日本海洋レジャー安全・振興協会 ※天候その他事情により変更または中止させていただく場合がございます。 あらかじめご了承ください。 スケジュールなど詳細は、こちらのURLをご覧ください。 http://www.funenokagakukan.or.jp/news/?p=236 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ★ 担 当 者 よ り ★ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■ 危機時刻、 ただいま○○時○○分! ■ 今年もまた、(財)旭硝子財団から、「地球環境問題と人類の存続に関 するアンケート」調査がメールで届きました。このアンケートは今から 17年前の1992年、ブラジルのリオデジャネイロで地球サミットが開 催されたのを契機に、同財団によって始められた世界規模のアンケート調 査です。地球環境問題をテーマに、これほど長期間これほど大規模に実施 されてきた調査は大変めずらしく、また年を重ねるにつれ、その結果の重 要性が増しつつあるのもうなずける価値の高い調査のひとつでしょう。そ の調査の第1問をご紹介しましょう。 「問1−1 あなたは現在の地球環境の悪化にともなう人類存続の危機の 程度をどのように感じてますか?時計の針にたとえて0:01〜12:00 の範囲で○○時○○分と答えてください。」というものです。ちなみにそ の判断の目安として、殆ど不安はない(0:01〜3:00)、少し不安 (3:01〜6:00)、かなり不安(6:01〜9:00)、きわめて 不安(9:01〜12:00)を参考にしてください、というのです。さ て、一昨年(平成19年)の調査で世界の有識者は、何時何分頃だと回答 したでしょうか?実は、これまででもっとも針が進み、9時31分となり 危機意識が一段と高まった結果となりました。 みなさんは何時何分頃だと思いましたか? 調査ではこの問いに引き続き、何でそう考えたかを複数の考慮項目をあ げ、3つ選択するよう求めています。先週私はすべての項目についてメー ルで回答しましたが、私の危機時刻は10:45としました。なぜなら、 地球温暖化は確実に進み、森林破壊や砂漠化、天候不順など人類存続の危 機は加速度を増している、と思ったからです。 皆さんも一度自分の危機時刻を設定してみてはいかがでしょうか?きっ とそのとき、環境問題に対する関心が一段と高まっている自分を発見する のではないでしょうか。 (企画広報室 山田英徳) −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− ※来週の科学技術館メールマガジン(231号)は、5月6日との合併号 となり4月28日(火)の発行になります。配信日がいつもと異なりま すので、ご注意ください。なお、5月6日のメールマガジンは休刊とさ せていただきます。 最後までお読みいただきありがとうございました。 皆様のご来館をお待ちしております。 ※科学技術館メールマガジンに関するお問い合わせやご意見、ご感想は こちらのURLからお願いします。 http://www3.jsf.or.jp/mlmaster/ 科学技術館ホームページ>>> http://www.jsf.or.jp −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 配信解除・配信先変更、バックナンバーについては、こちらのホーム ページからお願いします。 https://www3.jsf.or.jp/mailmaga/menu.asp ┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘ ┘ ┘ ┘ 発行者:科学技術館メールマガジン係 ┘ ┘ 〒102-0091 東京都千代田区北の丸公園2番1号 ┘ ┘ ┘ ┘ ※ このメールマガジンの回覧・転送は自由です。内容の引用・転 ┘ ┘ 載の際には、「科学技術館 メールマガジン 第何号の***の ┘ ┘ 記事」と注釈をいれてください。 ┘ ┘ なお、メールマガジンで参照しているWebサイトのすべての画 ┘ ┘ 像・記事については、著作権法に定める例外を除き、著作権者の ┘ ┘ 許可なく使用・転載することはできません。 ┘ ┘ ┘ ┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘ |
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