科学技術館メールマガジン バックナンバー


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  ━  ◆ 科 学 技 術 館 メールマガジン ◇ 第237号 ◆  ━
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                             >>>2009/6/17発行
  
   こんにちは。科学技術館です。
  
   当メールマガジンは毎週水曜日発行です。ご愛読よろしくお願いします。
   関東地方は梅雨入りしてから、肌寒い日が続いていますね。そのため長袖
   のジャケットが手放せません。その後は、冷房対策で持ち歩くのかな?
  
   * このメールマガジンは等幅フォントでご覧ください。
  
   本号の配信数 7,942人。
  
  
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   【1】科学技術館News
       新着情報・・・「こどもたたら教室」参加者募集のお知らせ
       お知らせ・・・「ワールドロボットオリンピアード
                       東京予選会に参加しよう!」
              「青少年のための科学の祭典2009全国大会」
                             研修会のご案内
              「サマー・サイエンスキャンプ2009」
                              参加者募集中
              「今週のユニバース」
  
   【2】科学技術館Laboratory
       科学・技術よもやま話・・・「科学技術館屋上の風、大手町の風」
       自然と友だち・・・特別編〜夏の巻〜
       「初夏の東御苑・二の丸庭園で出くわした草木の花たち・前編」
  
   【3】科学技術館Recommends
       科学の本の紹介・・・今月のテーマ「ガリレオ」の本
       他館の紹介・・・所沢航空発祥記念館、船の科学館
  
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  【1】      ★ 科 学 技 術 館 News ★
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  ◆ 新着情報
  
   ■ 「こどもたたら教室」参加者募集のお知らせ ■
  
    NPO法人ものづくり教育たたらでは、「鉄」をテーマに8月から12
   月にわたり「こどもたたら教室」を、科学技術館等で開催します。
    鉄をつくるための砂鉄採取に始まり、炭焼き、製鉄所の見学、たたら操
   業までを一貫して体験することができます。ものづくりの過程を、子ども
   たちが五感で味わうことができる教室です。
  
    対  象:小学校4年生〜中学校3年生 40名とその保護者
    募集期間:2009年6月30日(火)まで
    問合せ先:特定非営利活動法人ものづくり教育たたら 事務局
         FAX:03−3545−3626
  
    お申込みなどの詳細は、以下のホームページをご覧ください。
    http://www.tatara.or.jp/index.html
  
  ◆ お知らせ
  
   ■ ワールドロボットオリンピアード東京予選会に参加しよう! ■
  
    今年もワールドロボットオリンピアード(以下WRO)が開催されます。
   WROは、小中高校生が参加する世界的な自律型ロボット競技会です。予
   選会、科学技術館で開催される決勝大会を経て日本代表に選ばれると、国
   際大会に出場できます。
    7月11日(土)の「WRO Japan 東京小中学生予選会」に参加するチー
   ムを、大募集しています(締切6月26日)。ふるってご参加ください。
  
   「WRO Japan東京小中学生予選会」の詳細は、下記のページをご覧ください。
   http://www.sessame.jp/
  
   ■ 「青少年のための科学の祭典2009全国大会」研修会のご案内 ■
  
    「青少年のための科学の祭典2009全国大会」研修会を、下記のように
   実施いたします。この研修会は、事前登録が必要です。
   なお、一般の方が来場できる「青少年のための科学の祭典2009全国大会」
   は8月1日(土)〜2(日)です。後日、あらためてご案内いたします。
  
    開催日時:2009年7月31日(金) 10時〜17時
    会  場:科学技術館1階 催事場
    対  象:出展者および教育関係者(教職員、祭典関係者、
         理科ボランティア、教員を志望する学生など)
      ※一般の方はご入場できませんので、ご注意ください。
  
    研修会の事前登録についての詳細は、下記のページから
    <事務局よりお知らせ>をご覧ください。
    http://www.kagakunosaiten.jp/
  
   ■ 高校生のための先進的科学技術体験合宿プログラム
     「サマー・サイエンスキャンプ2009」参加者募集中 ■
  
    サマー・サイエンスキャンプ2009は、先進的な研究施設や実験装置
   を有する日本各地の大学・公的機関・民間企業(49会場)で、夏休み期
   間中に本格的な実験・実習が受けられる、高校生のための科学技術体験合
   宿プログラムです。
    さまざまな分野、内容のプログラムで盛りだくさんとなっています。実
   際の研究開発の現場にふれ、将来の参考にしてください。
  
    開催期間:2009年7月27日〜8月30日の期間中の2泊3日
    会  場:大学、公的機関、民間企業(49会場)
    定  員:受け入れ会場ごとに6〜20名(合計620名)
    参 加 費:無料(自宅から会場までの交通費は自己負担)
    応募締切:2009年6月24日(水)郵送必着
  
   応募方法など、詳しくは以下のホームページをご覧ください。
   http://ppd.jsf.or.jp/camp/
  
   ■ 今週のユニバース ■
  
    土曜午後の科学ライブショー「ユニバース」では、4階シンラドームの
   スクリーンに全天周のシミュレーション映像を投影し、地球から太陽系、
   恒星の世界、銀河の世界、そして宇宙全体のお話をお伝えします。
  
    案内役:矢治 健太郎さん(立教大学)
    ゲスト:鈴木 秀彦さん(情報・システム研究機構 国立極地研究所)
        「南極の空 〜昭和基地におけるオーロラ観測」
  
    科学ライブショーの詳細や今後の出演予定者については、以下のホーム
   ページをご覧ください。
    http://universe.chimons.org/jsf/
  
  
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  【2】   ★ 科 学 技 術 館 Laboratory ★
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  ◆ 科学・技術よもやま話
  
   ■ 科学技術館屋上の風、大手町の風 ■
  
    気象庁に設置され、東京(大手町)の風のデータを取り続けてきた回転
   軸タイプの風車型風向風速計(Propeller anemometer)が、科学技術館の
   建物屋上に移設されてから1年余りとなりました。やっと全年分、各月の
   月別風配図のデータが整い、毎年実施してきた友の会の気象観察教室の資
   料に、今回、初めて活用することになりました。
    参加者は風を知るためのバルーンの動きとあわせ、同時に風向、風速計
   の動きを見ながら観察を行いました。我が国で最も権威のある、気象庁の
   風のデータを使った風配図を自作で実習したのだという実感が刺激となっ
   て、将来の学習や研究につながることにでもなれば、講座の担当者として
   は大変うれしく、喜びとなります。
    ところで、観察した日のデータを比較してみると、移設前は、風配図の
   グラフは左下に折れまがって南西の風の卓越を示していましたが、移設後
   は右下に伸びて南東の風となっていました。この傾向は春から夏にかけて、
   各月ごとの風配図に明瞭にあらわれています。
    今年のデータから作った風配図は、鍵型から直線上の風配図のグラフに
   変わり、冬に北西、夏に南東の風が卓越することを示していることがわか
   りました。このことは、風の通り道などの考察にもつながり、東京のヒー
   トアイランド問題などを取り上げるときに、生きた教材の1つとしての活
   用も考えられます。さらに自然の風の流れを私たちのエコ生活などに結び
   つけ、日常の生活にうまく取り込んでみようとする考え方にもつながって
   いきます。
    風の観測だけではなく、高層建造物に取り囲まれた気象庁からは、他の
   気象要素の観測も、科学技術館の周辺に移設されるという計画があると聞
   いています。科学技術館と気象庁が連携して、今後の観測や研究がすすめ
   られることを希望しています。
  
    執筆者:阿部頼之 サイエンス友の会講師
  
    「科学・技術よもやま話」のバックナンバー
    http://www2.jsf.or.jp/mailmaga/y_index.html
  
  ◆ 自然と友だち 特別編〜夏の巻〜
  
    特別編では、季節ごとに草木の特集をご紹介します。
  
   ■ 初夏の東御苑・二の丸庭園で出くわした草木の花たち・前編 ■
  
    エンコウソウやミズキンバイの花の黄色が鮮やかに輝いて、目を引く季
   節になりました。今回は、初夏5月に見られたものの中から目に触れたも
   のを、2回にわけてご紹介いたします。
    前編は、草本の中の合弁花と、離弁花の仲間のものを取り上げます。後
   編では、残りの単子葉の仲間と木本の花々を取り上げることにしておりま
   す。時期が過ぎているものも出てくるかと思いますが、お許しください。
  
    *後編は239号(7月1日発行)に掲載いたします。
  
    「初夏の東御苑・二の丸庭園で出くわした草木の花たち・前編」の写真
    http://www2.jsf.or.jp/mailmaga/photo/sss6_1/
  
    執筆者:永井昭三 サイエンス友の会 講師
  
    「自然と友だち」のバックナンバー
    http://www2.jsf.or.jp/mailmaga/photo/t_index.html
  
    ハンドブック「散歩のおとも〜北の丸公園の自然」好評発売中!
    ハンドブックのお求め方法
    http://www2.jsf.or.jp/mailmaga/otomo/otomo.htm
  
  
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  【3】   ★ 科 学 技 術 館 Recommends ★
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  ◆ 科学の本の紹介
  
    今年は世界天文年です。ガリレオが1609年に、望遠鏡で月を観測し
   てから、ちょうど400年目の節目の年です。今月は偉大な科学者のガリ
   レオに親しむことができ、ガリレオの業績がわかる本をご紹介します。
    今週は、ガリレオ・ガリレイの伝記の絵本をご紹介します。
  
   ■ 『星の使者』 ■
     ピーター・シス 文・絵/原田勝 訳
     徳間書店/1997年11月/1680円
  
    ガリレオ・ガリレイ。彼は、天動説が当然のごとく受け入れられていた
   時代に、自らの観察をもとに地動説を唱えました。当時の権力者達(教会)
   に屈することなく、自分の信念を貫き通した姿勢、その姿勢こそ真の科学
   者であるといえるのではないでしょうか。
    この本は文、絵ともにとても工夫されています。ピーター・シスによる
   イラストからは、中世の雰囲気がよく伝わってきます。どの絵も細部まで
   丁寧に描かれていて、作者の遊び心が感じられます。そして配置に工夫を
   凝らした手書き風文字により、ガリレオの生涯をあきることなく楽しく読
   み進んでいくことができます。
    また、ガリレオの科学者としての信念とでも言うべき言葉が手書き風文
   字で書かれている箇所(・・・自ら考え、判断する自由・・・)は、読者
   である私たちに強く訴えてくるものを感じます。
    400年の時を経てなお、ガリレオ・ガリレイの考えが生き続けている
   ということに、深い感銘をおぼえることができる一冊です。
  
    執筆者:伊藤一美 科学読物研究会
  
    この本の表紙はこちらのURLをご参照ください。
    http://kagakuyomimono.cool.ne.jp/hon/3chikyuu/hoshinoshisha/hoshinoshisha.html
  
    科学読物研究会ホームページ http://kagakuyomimono.cool.ne.jp/
  
    「科学の本の紹介」のバックナンバー
    http://www2.jsf.or.jp/mailmaga/b_index.html
  
  ◆ 他館の紹介
  
   ■ 所沢航空発祥記念館 ■
  
   ☆ 「科学の達人による実験ショー」のお知らせ
  
    「手回し発電機」を使って、LEDや蛍光灯を点灯させたり、カップ麺容器
   を空中に浮かせたりします。エネルギー変換を体験できる実験ショーです!
  
    開 催 日:2009年6月21日(日)
    開催時間:1回目 13時30分〜14時
         2回目 15時15分〜15時45分
    講  師:村田直之先生(オンライン自然科学教育ネットワーク)
    開催場所:展示館内
  
    詳細は、以下のホームページをご覧ください。
    http://tam-web.jsf.or.jp/contx/modules/myalbum5/viewcat.php?cid=1&orderby=dateD
  
   ■ 船の科学館 ■
  
   ☆ 「シップ・ウォッチングin東京港」開催のお知らせ
  
    東京港内を航行する観光船に乗船して、荷役中の巨大コンテナ船や港で
   働く清掃船や消防艇、観光スポットのお台場などを海から探検します。
  
    参加希望の方は、おハガキでお申し込みください。応募多数の場合には、
   抽選となります。
  
    開催日時:2009年7月20日(月・祝) 13時30分〜15時
    出発場所:青海(あおみ)海上バス乗り場(船の科学館前)
    募集定員:300名
    参 加 費:大人1,000円、18歳未満500円
    問合せ先:船の科学館「シップ・ウォッチング」HP係
          学芸課 藤田・高橋 TEL:03−5500−1113
  
    応募方法などの詳細は、以下のホームページをご覧ください。
    http://www.funenokagakukan.or.jp/news/?p=300
  
  
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             ★ 担 当 者 よ り ★
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   ■ すいか熱 ■
  
    梅雨の合間の蒸し暑い日に、初物のすいか(西瓜)をいただきました。
   幼い頃、母がウリ科の水菓子が苦手だったせいか、我が家の食卓にすいか
   がお目見えすることは稀でしたが、姉が腎臓を患って長い入院生活からよ
   うやく家に帰ってきた頃から、お医者さんにすいかを勧められた母は、そ
   れからというもの、せっせと小玉すいかを買ってくるようになりました。
   ふだんは3人きょうだい、容赦のないおやつ争奪戦を繰り広げていました
   が、さすがにすいかの優先権は姉のものでした。
    そんなすいかと私の関係は、私が家を出てから一変し、現在は幼い頃の
   すいか熱を冷ますがごとく、暑い日に小玉すいかをぶらさげて帰る日が多
   くなりました。すいかが苦手とはいえ、実家が八百屋を営んでいたせいも
   あって、目利きの母曰く、小玉は皮もうすくて、当たりはずれが少ないそ
   うです。軽くノックして、重く響く、いいすいか音を確かめられるのも、
   切り売りのものにはない魅力のひとつかも。
    先日は、変わった名の小玉すいかを発見し、思わずにんまり。その名も
   ”ひとりじめ”。きっと私のようなすいか熱に浮かされた人が名づけたに
   ちがいありません。
  
                        (企画広報室 丸岡弥生)
  
  
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    最後までお読みいただきありがとうございました。
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  ┘ 発行者:科学技術館メールマガジン係               ┘
  ┘    〒102-0091 東京都千代田区北の丸公園2番1号       ┘
  ┘                                 ┘
  ┘ ※ このメールマガジンの回覧・転送は自由です。内容の引用・転  ┘
  ┘  載の際には、「科学技術館 メールマガジン 第何号の***の  ┘
  ┘  記事」と注釈をいれてください。                ┘
  ┘  なお、メールマガジンで参照しているWebサイトのすべての画  ┘
  ┘  像・記事については、著作権法に定める例外を除き、著作権者の  ┘
  ┘  許可なく使用・転載することはできません。           ┘
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