科学技術館メールマガジン バックナンバー


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  ━  ◆ 科 学 技 術 館 メールマガジン ◇ 第247号 ◆  ━
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                             >>>2009/8/26発行
  
   こんにちは。科学技術館です。
  
   当メールマガジンは毎週水曜日発行です。ご愛読よろしくお願いします。
   今年の夏休みは、いろいろな体験ができましたか?一生懸命遊んだあとは、
   一生懸命、勉強にも取り組みましょうね。
  
   * このメールマガジンは等幅フォントでご覧ください。
  
   本号の配信数 8,135人。
  
  
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   【1】科学技術館News
       お知らせ・・・ワークショップ「ミツバチの今を観察する」
              2009年夏休み特別展「美を科学する・美-Make展」
              「Micro Presence - 昆虫 ミクロ・リアリズム」
              JISCRISS日本&イタリア合同 宇宙科学講演会
              「科学する宇宙ステーション
                       −宇宙をもっと知ろう!−」
              「今週のユニバース」
  
   【2】科学技術館Laboratory
       科学・技術よもやま話・・・「災害に役立つインターネット」
       自然と友だち・・・「残暑きびしい夏の日」
  
   【3】科学技術館Recommends
       科学の本の紹介・・・8月のテーマ
                   「自由研究のヒントになるような」本
       他館の紹介・・・所沢航空発祥記念館、船の科学館
  
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  【1】      ★ 科 学 技 術 館 News ★
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  ◆ お知らせ
  
   ■ ワークショップ「ミツバチの今を観察する」 ■
  
    ミツバチは、ハチミツをつくるだけでなく野菜やくだものをつくるのに
   も欠かせない、私たちの生活にはなくてはならない生きものです。今回の
   ワークショップでは、社会性昆虫の1種であるセイヨウミツバチの体のし
   くみや行動について観察してみましょう。
  
    開 催 日:2009年8月29日(土)
    開催時間:10時〜12時、13時30分〜15時30分
    開催場所:6階実験工房
    参加対象:小学4年生以上(小学生は保護者同伴)、成人も可
    参加人数:各回8名(先着順)
         ※各回30分前から受付。定員になり次第受付終了。
    参 加 費:300円(入館料が別途必要です)
  
    詳細はこちらをご覧ください。
    http://www.jsf.or.jp/info/2009/07/post_198.php
  
    参考:日本科学技術振興財団の広報誌JSF Today最新号113号
       P29「スタッフの本棚から」で、ミツバチの今が描かれている
       本をご紹介しています。こちらもあわせてご覧ください。
       http://www2.jsf.or.jp/00_info/pdf/ab_pu_200907_public.pdf
  
   ■ 2009年夏休み特別展「美を科学する・美-Make展」 ■
  
    2009年の夏休み特別展は、女性(お母さんとお嬢さん)をメインに
   した「美を科学する・美-Make展」を開催中です。ぜひお越しください!
  
    開催期間:2009年8月31日(月)まで
    開催場所:科学技術館2階 イベントホール
  
    詳細はこちらをご覧ください。
    http://www.jsf.or.jp/info/2009/07/post_184.php
  
   ■ Micro Presence - 昆虫 ミクロ・リアリズム ■
  
    4階シンラドーム前において、次世代のデジタル昆虫図鑑を参加体験型
   システムの展示3点、「拡大昆虫図鑑」、「うごく立体3D昆虫図鑑」、
   「中身が見える立体3D昆虫図鑑」を公開しています。
  
    詳しくは、こちらをご覧ください。
    http://www.jsf.or.jp/info/2009/07/micro_presence.php
  
   ■ J I S C R I S S 日本&イタリア合同 宇宙科学講演会
      科学する宇宙ステーション−宇宙をもっと知ろう!− ■
  
    国際宇宙ステーションを利用した宇宙探索技術や、宇宙環境における研
   究などについて、日本とイタリアの科学者が直接皆さまに語る宇宙科学講
   演会を行います。日英同時通訳つきですので、中・高・大学生や一般の方
   もお気軽にご参加ください。シンラドームにおいて、科学ライブショーも
   ご紹介します。
  
    開催日時:2009年9月19日(土) 12時30分〜17時20分
    開催場所:科学技術館地下 サイエンスホール
    参 加 費:無料
    申込方法:ウェブもしくはメールで、お申し込みください。
         ※9月11日(金)締切り
    主  催:ローマ大学、理化学研究所
    共  催:科学技術館
  
    申し込みやプログラムなどの詳細は、こちらをご覧ください。
    http://jiscriss.roma2.infn.it/index.php?lang=jp&itemid=0
  
   ■ 今週のユニバース ■
  
    土曜午後の科学ライブショー「ユニバース」では、昨年のリニューアル
   から一周年を迎えたシンラドームのスクリーンに全天周のシミュレーショ
   ン映像を投影して、地球から太陽系、恒星の世界、銀河の世界、そして宇
   宙全体のお話をお伝えします。
  
    案内役:半田 利弘さん(東京大学)
    ゲスト:小檜山 賢二さん
  
    科学ライブショーの詳細や今後の出演予定者については、
    http://universe.chimons.org/jsf/ をご覧ください。
  
  
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  【2】   ★ 科 学 技 術 館 Laboratory ★
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  ◆ 科学・技術よもやま話
  
   ■ 災害に役立つインターネット ■
  
    携帯電話各社(以下キャリアと略します)では、地震やその他の災害が
   発生した際に、災害用伝言板サービスの提供をおこなっています。このサ
   ービスは自社の携帯から安否情報を書き込めるようになっており、ほかの
   会社の携帯やインターネットによるパソコンからのアクセスでは、安否情
   報の確認のみができるようになっています。
    キャリアによって多少の違いはありますが、被災した方は自分の現在の
   状況を「無事です」「被害があります」「自宅に居ます」「避難所に居ま
   す」といった選択肢から選び、コメントを登録することで携帯電話の電話
   番号が自動的に付加された安否情報を登録することができます。一方、安
   否を確認したい場合には、相手が使っている携帯電話がどこのキャリアな
   のかを調べ、そのキャリアが提供する伝言板サービスにアクセスして携帯
   番号を検索することで、安否情報が登録されているか、その内容はどうな
   っているのかを知ることができます。ではどうして安否情報の公開に伝言
   板というしくみを用いるのでしょうか。災害発生の現場では、通信施設に
   故障などの障害が発生するとともに、安否の確認の電話などが集中し、非
   常につながりにくい状況になるであろうことが予想されるからです。その
   ため、音声通話に比べて短時間ですみ、回線への負荷が少ない文字ベース
   でのアクセス方法を用意することで、きびしい回線状況でも被災者が自分
   の状況を通知できるようにしているわけです。
    このように災害の現場を想定して準備され、実際にこれまでも大きな災
   害の際に活躍してきた災害伝言板なのですが、これまで安否情報を調べる
   側に不便を強いることがありました。それはキャリアごとに安否情報を調
   べるページが用意されていることです。家族などの親しい間柄では、使っ
   ているキャリアがすぐにわかりますが、相手の電話番号しかわからない場
   合、その番号をいろいろなキャリアの災害用伝言板に入力して、安否情報
   が登録されているかどうかを確認しなければなりませんでした。この不便
   さを解消すべく、今年の7月に各キャリアの伝言板を横断して、検索する
   システムの構築を開始するというアナウンスがなされています。
    8月30日からの防災週間中に災害用伝言板の体験サービスを行うキャ
   リアもあります。読者の皆さまも、いざというときに活用できるように、
   自分が使っている携帯電話で、災害用伝言板の使い方を一度ご確認されて
   みてはいかがでしょうか。
  
    執筆者:小林成稔 情報システム開発部
  
    「科学・技術よもやま話」のバックナンバー
    http://www2.jsf.or.jp/mailmaga/y_index.html
  
  ◆ 自然と友だち
  
   ■ 残暑きびしい夏の日 ■
  
    暦の上では立秋を迎えましたが、この夏は異常気象で立秋を過ぎてよう
   やく最夏の太陽が輝く本番の夏になったようです。連日、森や林、公園な
   どでは、この時とばかりに鳴り響くせみしぐれを耳にし、チョウやトンボ
   も活発に活動しています。その出会いをカメラにおさめました。
  
    「残暑きびしい夏の日」の写真
    http://www2.jsf.or.jp/mailmaga/photo/ss46/
  
    執筆者:松田邦雄 サイエンス友の会 講師
  
    「自然と友だち」のバックナンバー
    http://www2.jsf.or.jp/mailmaga/photo/t_index.html
  
    ハンドブック「散歩のおとも〜北の丸公園の自然」好評発売中!
    ハンドブックのお求め方法
    http://www2.jsf.or.jp/mailmaga/otomo/otomo.htm
  
  
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  【3】   ★ 科 学 技 術 館 Recommends ★
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  ◆ 科学の本の紹介
  
    今月は、一日中自由時間の子どもたちに、「自由研究のヒントになるよ
   うな本」を選びました。
    夏休みも終わりに近づきました。海や山へ行っていた子どもたちも、そ
   ろそろ家に戻ってきている頃でしょう。
    家でできること・・・自分たちでおやつをつくるのも楽しい経験ですね。
   そんな時、科学の目でつくると、もっと楽しい!
  
   ■ 『ポップコーンの科学 −ふくらむなぞに挑戦−』 ■
     やさしい科学  相場博明著/藤田ひおこ絵
     さ・え・ら書房 (1992年)
  
    子どもたちの大好きなポップコーン。でもあの黄色くて小さいトウモロ
   コシの粒々から、どうしてこんな白くてふわふわした食べものができてし
   まうのでしょう?早速つくりながらその謎を探ってみましょう。
    それにはまず実験!実験の基本は、重さをはかることです。ポップコー
   ンがふくらむ前と後で、重さは減るでしょうか、増えるでしょうか、また
   は変わらないでしょうか。驚いたことに、体積は30倍程度に大きくなる
   のに、重さは減ってしまうのです。え、どうして・・・?ポップコーンか
   ら逃げ出したものは何か?一つずつ、実験しながら謎を解明していきます。
    どれも台所で簡単にできる実験です。ぜひ自分でやって、確かめてみて
   ください。科学のおもしろさを実感することうけあいです。
    おもしろいポップコーンのつくり方や、コーン以外でのポップライスや
   ポップアワ、ヒエなどの紹介もあります。はじけそうなものをいろいろ探
   して、比べてみてはいかがでしょう。
    『ポップコーンをつくろうよ』(トミー・デ・パオラ作/福本友美子訳
   光村教育図書)でも、ポップコーンの種類や歴史がわかります。
  
    執筆者:小川真理子 科学読物研究会
  
    この本の表紙はこちらのURLをご参照ください。
    http://kagakuyomimono.cool.ne.jp/hon/1nyuumon/popcornnokagaku/popcornnokagaku.html
  
    科学読物研究会ホームページ http://kagakuyomimono.cool.ne.jp/
  
    「科学の本の紹介」のバックナンバー
    http://www2.jsf.or.jp/mailmaga/b_index.html
  
  ◆ 他館の紹介
  
   ■ 所沢航空発祥記念館 ■
  
   ☆「紙ブーメラン工作教室」のお知らせ
  
     以下の通り、紙ブーメラン工作教室を実施します。板目紙でブーメラ
    ンをつくって飛ばしてみましょう。
  
    開 催 日:2009年8月29日(土)、30日(日)
    開催時間:10時〜16時(昼休憩12時〜13時30分)
    開催場所:展示館内 ヘリコプター前
    定  員:100名
    参加方法:当日先着順
  
   ☆ 「自由研究・自由工作」お助け隊コーナー
  
    夏休みの宿題といえば、自由研究・自由工作ですね!8月30日(日)
   まで毎日、科学実験・工作の展示を行っています(大気圧の実験、空気砲
   の実験、木炭電池など)。
    実験・工作のレシピも無料にてお持ち帰りできます。またショップでも
   実験・工作グッズを豊富に取りそろえております。ぜひご利用ください。
  
    詳細は、以下のホームページをご覧ください。
    http://tam-web.jsf.or.jp/contx/modules/myalbum5/viewcat.php?cid=1&orderby=dateD
  
   ■ 船の科学館 ■
  
   ☆ 「夏休み!海と船の工作ひろば」開催のお知らせ
  
    工作ひろばでは毎日、いつも大人気のゴム動力の船をつくります。
   バルサを使ってオリジナルの装飾を施し、完成した船を水槽にて走らせる
   ことができます。
    なお下記の日時は特別に日本船舶工学会による、いつものゴム動力の船
   とは違う科学工作コーナーを行います。
  
    開催日時:2009年8月30日(日) 12時30分〜
    参加人数:20人 当日予約制(先着順)
    開催場所:工作ひろば
    参加費用:無料
  
    詳細は、以下のホームページをご覧ください。
    http://www.funenokagakukan.or.jp/news/?p=329
  
  
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             ★ 担 当 者 よ り ★
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   ■ 閑さや 岩にしみ入る 蝉の声 ■
  
    芭蕉が山形の立石寺で詠んだ俳句ですが、たった17文字という中にそ
   のあたりの情景が想像できそうというのはさすがです。しかし、17文字
   という制限、その短さの中に新しい時代の人は過去に残された作品と違っ
   た作品をつくり出すのはなかなか大変です。
    本題は俳句の話ではなくセミの鳴き声です。ある真夏日、快晴、無風の
   昼頃、九段下から清水門へ向かっていた私はある瞬間セミの鳴き声に包み
   こまれました。ちょうど左側の石垣を過ぎたあたりです。目の前の視界は
   武道館から科学技術館裏手のマンションまでで、150度程度でしょうか。
   目の前のあらゆる方向からセミの鳴き声が聞こえてきたのです。
    音波は発信元から広がって届くということですから、視界にいたセミの
   ばらばらな鳴き声は、石垣やないだ水面、もしかするとお堀の向いの建物
   に反射して届いたのかもしれません。そんな音に包まれて一瞬我を忘れて
   しまいました。
    芭蕉がいた立石寺も植物や岩壁がある地形の場所にあります.芭蕉と同
   じ体験をしたとはいいませんが、圧倒的なセミの鳴き声は芭蕉にそれを17
   文字に固定させたのでしょうか。あっ、残念ながら新しい17文字の作品
   は生まれませんでしたが・・・。
  
                       (企画広報室 加藤 智之)
  
  
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    最後までお読みいただきありがとうございました。
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  ┘ 発行者:科学技術館メールマガジン係               ┘
  ┘    〒102-0091 東京都千代田区北の丸公園2番1号       ┘
  ┘                                 ┘
  ┘ ※ このメールマガジンの回覧・転送は自由です。内容の引用・転  ┘
  ┘  載の際には、「科学技術館 メールマガジン 第何号の***の  ┘
  ┘  記事」と注釈をいれてください。                ┘
  ┘  なお、メールマガジンで参照しているWebサイトのすべての画  ┘
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  ┘  許可なく使用・転載することはできません。           ┘
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