科学技術館メールマガジン バックナンバー


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  ━  ◆ 科 学 技 術 館 メールマガジン ◇ 第250号 ◆  ━
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                             >>>2009/9/16発行
  
   こんにちは。科学技術館です。
  
   当メールマガジンは毎週水曜日発行です。ご愛読よろしくお願いします。
   そろそろ曼珠沙華がでてこないかなぁと、行き帰りの道端を探していまし
   た。ようやく花が咲いているのを見つけました。お彼岸が近づきましたね。
  
   * このメールマガジンは等幅フォントでご覧ください。
  
   本号の配信数 8,177人。
  
  
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   【1】科学技術館News
       新着情報・・・特別教室「サイクルサイエンス教室」
              全天周映画「3D MOON」特別上映
              「いない・いない・ばぁ選手権」
       お知らせ・・・「今週のユニバース」
  
   【2】科学技術館Laboratory
       科学・技術よもやま話・・・「ロケットの打ち上げ」
       科学技術”感”をきたえよう!
  
   【3】科学技術館Recommends
       科学の本の紹介・・・9月のテーマ「小さな小さな世界」の本
       イベント情報・・・「科学技術と産業」国際シンポジウム2009
       他館の紹介・・・所沢航空発祥記念館、船の科学館
  
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  【1】      ★ 科 学 技 術 館 News ★
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  ◆ 新着情報
  
   ■ 特別教室「サイクルサイエンス教室」 ■
  
    身近な乗り物「自転車」をテーマにその不思議に迫る!自転車のバラン
   スの秘密実験(どうして自転車は倒れないの?)、ハンドルの秘密や車輪
   の秘密実験など、実際の自転車を使って自転車の秘密について徹底分析し
   てみませんか?
  
    開催日時:2009年9月20日(日)
         10時〜12時、13時30分〜15時
    開催場所:4階 パソコン道場
    対  象:小学生4年生以上、保護者も参加可
    定  員:各回30名(開館時から会場にて受付)
    参 加 費:無料(入館料は必要です)
  
    詳しくは、以下のホームページをご覧ください。
    http://www.jsf.or.jp/info/2009/09/post_200.php
  
   ■ 全天周映画「3D MOON」特別上映 ■
  
    月周回衛星「かぐや」の打ち上げ2周年を記念して、宇宙航空研究開発
   機構(JAXA)による「かぐや」から撮影した月の貴重な映像を含む全天周映
   画「3D MOON」の特別上映をシンラドームにて行います。
  
    上映期間:2009年9月22日(火・祝)〜25日(金)
                27日(日)〜30日(水)
               ※26日(土)を除きます
    上映時間:15時30分〜16時
    場  所:4階 シンラドーム
    定  員:62名(先着順)
    参 加 費:無料(入館料は必要です)
  
    詳しくは、以下のホームページをご覧ください。
    http://www.jsf.or.jp/info/2009/09/3d_moon.php
  
   ■ いない・いない・ばぁ選手権 ■
  
    FORESTのアクセス展示室で人気の『いない・いない・ばぁ』。
   「いない・いない・ばぁ選手権」でプリントサービスが復活!!
   さあ、君だけのオリジナルフェイスをつくってグランプリをねらおう!
  
    開 催 日:2009年10月4日(日)、18日(日)
    開催時間:11時〜11時30分、11時30分〜12時
         ※表彰式を13時から行います
    開催場所:5階FOREST アクセス展示室
    参加人数:各回9名
    参加方法:当日5Fスタッフカウンターにて受付(先着順)
    参 加 費:無料(入館料は必要です)
    対  象:どなたでも参加できます
  
    参加方法や表彰についての詳細は、以下を参照ください。
    http://www.jsf.or.jp/info/2009/09/post_201.php
  
  ◆ お知らせ
  
    ■ 今週・来週のユニバース ■
  
    土曜午後の科学ライブショー「ユニバース」では、4階シンラドームの
   スクリーンに全天周のシミュレーション映像を投影し、地球から太陽系、
   恒星の世界、銀河の世界、そして宇宙全体のお話をお伝えします。
  
    9月16日の案内役:(未定)
    9月23日の案内役:半田 利弘さん(東京大学)
  
    科学ライブショーの詳細や今後の出演予定者については、
    http://universe.chimons.org/jsf/ をご覧ください。
  
  
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  【2】   ★ 科 学 技 術 館 Laboratory ★
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  ◆ 科学・技術よもやま話
  
   ■ ロケットの打ち上げ ■
  
    9月11日朝、種子島宇宙センターからH−IIB(エイチ ツー ビ
   ー)ロケットの打ち上げ成功!というニュースが流れました。今回の打ち
   上げでは無人の補給機が、地上約400kmを周回している国際宇宙ステ
   ーションに物資を運び、使用済みの実験機器などを持ち帰り、大気圏に再
   突入して空気との摩擦熱を使って燃やすという作業を行います。
    現在日本のロケットは、固体燃料ロケットと、固体燃料と液体燃料を組
   み合わせたロケットの2種類を利用しています。これらのロケットは、燃
   料を噴射してその反作用で前に進み上昇します。ところが地球は、ものを
   地面に引き止める力を持っています。これを重力といいます。私たちが、
   どんなにがんばって飛び上っても(たとえ、トランポリンを使って高く跳
   ね上がったとしても)、やがて地面におりてきてしまいます。その地球の
   重力をふりきって宇宙に到達するためには、1秒間に11.2km進む速
   さが必要です。ロケットは発射台に取りつけられている時は速度が0です
   から、燃料を燃やして推力を得て、地球の重力を脱出する速度まで加速し
   なければなりません。今回打ち上げられた補給機は、直径約4m、全長
   10m弱、16.5トンという、今までに比べて大型のものです。このよ
   うな大型の機材を打ち上げるためには、より大きな推力が必要となります。
   こうして開発されたのがH−IIBロケットというわけです。今回の補給
   機は、宇宙空間まで行く必要がないので最終的な速度は秒速7.7kmで
   した。
    ところで、日本でのロケットの打ち上げは、主に夏と冬、その他の限ら
   れた時期となっています。特に惑星探査機は、地球から最短で目的地に到
   着できるように、何年も前から(プロジェクトのキックオフから打ち上げ
   まで、およそ10年かかります)軌道計画が立てられます。次の惑星探査
   は金星探査機プラネットCです。2010年の初夏のウィンドウで、種子
   島宇宙センターからH−IIAロケットで打ち上げられます。ロケットは、
   最小のエネルギーで探査機を金星に到着させるために、地球の進む向きと
   反対方向に打ち上げます。このような軌道(ホーマン軌道)をとると、探
   査機は約半年で金星に到着することになります。ちなみに外惑星へ向かう
   探査機は、地球の進む向きと同じ方向に打ち上げます。
    ロケットの華やかな打ち上げの背景には、ロケットの燃料と重さ、地球
   の重力や空気の抵抗、宇宙デブリ(過去の人工衛星が残した微小な金属片
   などのごみ)など、多くの難しい問題を解決するための方法を考え、たく
   さんの計算をして、その通りにロケットや探査機を誘導しなくてはなりま
   せん。多くの人の手を借りて打ち上げられるロケット!みなさんも、今後
   の日本のロケット開発や月・惑星探査を応援してくださいね。
  
    H-IIBロケットや、宇宙ステーション補給機については、
    JAXAのホームページをご覧ください。 http://www.jaxa.jp/
  
    執筆者:木村かおる 企画広報室
  
    「科学・技術よもやま話」のバックナンバー
    http://www2.jsf.or.jp/mailmaga/y_index.html
  
  ◆ 科学技術”感”をきたえよう!
  
    〜しびれるほどのすごい技? の巻〜
  
    「ナマズ」、「エイ」、「ウナギ」
               ”高い”順にならべてください。
  
    ヒントとこたえは、こちらのホームページをご覧ください。
    http://www2.jsf.or.jp/00_info/kagakugijutukan/kagi-kan.html
  
  
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  【3】   ★ 科 学 技 術 館 Recommends ★
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  ◆ 科学の本の紹介
  
    今年の夏は皆既日食や流星群の観察など、世界天文年にふさわしく大空
   を眺める機会に恵まれました。少し秋風も感じられる今月は手元の虫眼鏡
   で観察できるものから、どうやっても見えないものまで、「小さな小さな
   世界」を紹介します。
  
   ■ 『たまごのはなし−かしこくておしゃれでふしぎないのち−』 ■
     ダイアナ・アストン/文 シルビア・ロング/絵
     ほるぷ出版 2007年4月
  
    小さくてもエネルギーにあふれているものといったら、いのちのカプセ
   ル「たまご」でしょう。1ページ目から色とりどりのたまごが描かれてい
   ます。最後のページには、この本に登場した「たまご」の親がせいぞろい。
   親子の組み合わせを見つけたり、見比べてみたり、細かいところまでじっ
   くり楽しめます。絵で描くことでよく特徴がつかめており、親しみやすい
   書き文字もぴったり合っています。
    「たまごは おとなしい」「たまごは かしこい」「たまごは いのち
   をはぐくむ」…とやさしい言葉で語られると、いろいろな想像をめぐらせ
   ることができ、学齢前から小学校低学年への読み聞かせにも向く本です。
    大切に育てられている様子や、たまごのかたちや産みつける場所を工夫
   することで危険をさけること、また、恐竜のたまごの化石から生態をさぐ
   る話など、不思議な知恵にあふれています。本の見返しは、きれいなあさ
   ぎ色でたまごのカラの模様になっていて、とてもおしゃれです。同じシリ
   ーズの『たねのはなし』もおすすめします。
  
    執筆者:浅見佳子 科学読物研究会
  
    科学読物研究会ホームページ http://kagakuyomimono.cool.ne.jp/
  
    「科学の本の紹介」のバックナンバー
    http://www2.jsf.or.jp/mailmaga/b_index.html
  
  ◆ イベント情報
  
   ■ 「科学技術と産業」国際シンポジウム2009 ■
      〜地球的規模の課題解決のために科学技術が果たす役割〜
  
    ノーベル賞受賞者を含む世界の有識者を迎え、グローバル・ヘルスおよ
   び環境・エネルギーの分野における諸問題について多角的な議論を行い、
   持続的な発展のための科学技術の役割と課題を探ります。
  
    日  時:2009年10月7日(水)10時〜17時
    場  所:東京プリンスホテル(東京都港区)
    定  員:500名(事前登録が必要です。先着順)
         ※定員になり次第、締め切らせていただきます。
    参 加 費:無料
    主  催:経済産業省、日本貿易振興機構(ジェトロ)
    問合わせ:ジェトロ 産業技術部産業技術課 成田・平井・南澤
         TEL:03-3582-7571
  
    最新のプログラム、申し込みなど詳細は、こちらをご覧ください。
    http://www.jetro.go.jp/events/sci/
  
  ◆ 他館の紹介
  
   ■ 所沢航空発祥記念館 ■
  
   ☆ ジェット練習機の操縦席に乗って、記念写真を撮ろう
  
    当館に展示している、ジェット練習機の操縦席を公開します。操縦席に
   座ってパイロット気分を味わいましょう!記念写真の撮影も自由です。
  
    公開日時:2009年9月21日(月・祝)〜23日(水・祝)
         10時〜16時 (昼休憩12時〜13時)
    参 加 費:無料(入館料は必要です)
  
    詳細は、以下のホームページをご覧ください。
    http://tam-web.jsf.or.jp/contx/modules/myalbum5/viewcat.php?cid=1&orderby=dateD
  
  
   ■ 船の科学館 ■
  
   ☆ 「シップスクール」参加者募集のお知らせ
  
    航海訓練所の先生による、船と海のおもしろい話です。今回のシップス
   クールでは、ふだん乗ることのできない練習帆船“海王丸”の船内探検や、
   船長や通信士のお話、制御室の見学もすることができます。
  
    開催日時:2009年9月26日(土) 13時〜15時
    開催場所:帆船“海王丸”船内(船の科学館前 航海訓練所桟橋)
    対  象:小学4年生〜中学生の親子
    集合場所:本館ロビー
    定  員:25組(50名)
    申込方法:メールでお申し込みください(9月17日(木)必着)
    参 加 費:無料
    応 募 先:(独)航海訓練所企画研究課E-mail:kikaku@kohkun.go.jp
  
    応募方法などの詳細は、以下のホームページをご覧ください。
    http://www.funenokagakukan.or.jp/news/?p=338
  
  
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             ★ 担 当 者 よ り ★
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   ■ これ何?どうして?なんで・・・??? ■
  
    幼児期は好奇心のかたまりの時期です。見るもの、聞くものすべてに、
   「これ何?どうして?なんで・・」という疑問がうまれるようです。
    我が家の4歳児も、「これ何?どうして?なんで・・」を連発していま
   す。3歳ぐらいまでは、「お星さまって何?」というような、対象物がよ
   くわからないため、対象がそもそもどういうものなのかを知りたがりまし
   た。この頃までは、辞書を引けば何とか答えることができるような質問が
   多かったです。しかし4歳になると質問がこみいってきました。、例えば
   「爪ってなんのためにあるの?どうして生まれたの?」というような、対
   象の機能、その誕生の経緯を知りたがるようになりました。こうなってく
   ると、国語の辞書程度では対応できません。さらに、この間はもっと難し
   い質問がでてきました。「赤ちゃんはお母さんから生まれるんだよね。僕
   はお母さんから生まれて、お父さんもお母さんも、お父さんもお母さんの
   お母さん(お祖母ちゃんのこと)から生まれたんだよね。でっ、お母さん
   はさらにお母さんから生まれて、そのお母さんもお母さんから生まれて、
   みんなお母さんから生まれて、でっ、最初のお母さんは誰から生まれたの?
   でっさあ、男の子のお父さんって、最初いないよね。どうして???」
   ・・・というものでした。親子という身近なところから因果の関係をとら
   えてとてもよい質問です・・・が、どう答えればよいか、冷や汗をかきま
   した。まずはそもそもの話として、地球に生物が生まれた時の話から、無
   生物から生物への進化、そして性別の誕生の話をしましたが、当人は「ふ
   ーん」と、どうも納得してもらえませんでした。4歳児の疑問に答えるべ
   く、親のほうが日々勉強の毎日です。ちなみに4歳児曰く「わかんなかっ
   たらインターネットで調べれば!!」。親の行動がみすかされてます。
  
                        (企画広報室 田代英俊)
  
  
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   ※来週9月23日は、メールマガジンを休刊とさせていただきます。
    251号(9月30日発行)を、お楽しみに!
  
    最後までお読みいただきありがとうございました。
    皆様のご来館をお待ちしております。
  
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  ┘ 発行者:科学技術館メールマガジン係               ┘
  ┘    〒102-0091 東京都千代田区北の丸公園2番1号       ┘
  ┘                                 ┘
  ┘ ※ このメールマガジンの回覧・転送は自由です。内容の引用・転  ┘
  ┘  載の際には、「科学技術館 メールマガジン 第何号の***の  ┘
  ┘  記事」と注釈をいれてください。                ┘
  ┘  なお、メールマガジンで参照しているWebサイトのすべての画  ┘
  ┘  像・記事については、著作権法に定める例外を除き、著作権者の  ┘
  ┘  許可なく使用・転載することはできません。           ┘
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