科学技術館メールマガジン バックナンバー


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  ━  ◆ 科 学 技 術 館 メールマガジン ◇ 第281号 ◆  ━
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                             >>>2010/5/12発行
  
   こんにちは。科学技術館です。
  
   当メールマガジンは毎週水曜日発行です。ご愛読よろしくお願いします。
   みなさん、ゴールデンウィークはいかがでしたか。絶好の行楽日和となっ
   て、各地に出かけた方も多いのではないでしょうか。
  
   * このメールマガジンは等幅フォントでご覧ください。
  
   本号の配信数 8,978人。
  
  
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   【1】科学技術館最新情報
       新着情報・・・「まさつで遊ぼう
                   ―ふうせんホバークラフトづくり―」
              「今週のユニバース」
  
   【2】科学技術館ラボラトリー
       科学・技術よもやま話・・「船と飛行機のつながり発見!」
       自然と友だち・・・「新緑の候・・・自然の息吹き」
                「安曇野スペシャル」
  
   【3】科学技術館おすすめ
       科学の本の紹介・・・5月のテーマ「遺伝子」
  
   【4】科学技術館ニュース
       お知らせ・・・「情報通信月間「身近な電波を学ぶ!
              〜おもしろ電波教室〜」電波工作教室参加者募集」
       他館の紹介・・・所沢航空発祥記念館、船の科学館
  
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  【1】    ★ 科 学 技 術 館 最 新 情 報 ★
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  ◆ 新着情報
  
   ■ まさつで遊ぼう ―ふうせんホバークラフトづくり― ■
  
    私たちは、気付かないうちに「まさつの力」をうまく利用して、ふだん
   の生活に役立てています。
    ここでは、目に見えない「まさつの力」をかんたんな工作をしながら考
   えてみましょう。
  
    開 催 日:2010年5月15日(土)、22日(土)
    開催時間:10時30分〜、11時30分〜、
         14時30分〜、15時30分〜(各30分)
    参加人数:各回5名
    開催場所:科学技術館5階FOREST
    参 加 費:無料(入館料が必要になります)
    参加方法:5階スタッフカウンターにて、開館時間より1日分の受付を
         行います。
  
    詳しくは、こちらをご覧ください。
    http://www.jsf.or.jp/info/2010/05/post_257.php
  
   ■ 今週・来週のユニバース ■
  
    土曜午後の科学ライブショー「ユニバース」では、4階シンラドームで
   宇宙全体のお話をお伝えします。
    今週の「ゲストコーナー」では、さまざまな種類のオーロラについて、
   貴重な映像とともにお話しいただく予定です。
  
    案内役:伊藤 哲也さん(自然科学研究機構 国立天文台)
    ゲスト:片岡 龍峰さん(東京工業大学 大学院理工学研究科)
  
    科学ライブショーの詳細や今後の出演予定者については、
    http://universe.chimons.org/jsf/ をご覧ください。
  
  
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  【2】   ★ 科 学 技 術 館 ラ ボ ラ ト リ ー ★
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  ◆ 科学・技術よもやま話
  
   ■ 船と飛行機のつながり発見! ■
  
    こんにちは。所沢航空発祥記念館の鴻巣です。
    先日、お台場にある船の科学館に行ってきました。
    船の歴史から造船過程やその技術などの展示、現役を引退した船までを
   実際に見ることができて、半日ではとても時間が足りない情報量でした。
    さて、そんな情報満載の船の科学館でおもしろいものを発見しました。
    それは、飛行機のジェットエンジン!!
    何で船の科学館に飛行機のジェットエンジンとそっくりなものが置いて
   あるのだろう?と不思議に思っていると、これは、ガスタービン機関(ガ
   スタービンエンジン)といい、次のような説明がありました。
    「蒸気の圧力を回転羽根に吹きつけて回転運動に変える蒸気タービン機
   関に対し、ガスタービン機関は、蒸気の代わりに重油の燃焼ガスを直接回
   転羽根に吹きつけて、回転運動に変える内燃機関です。このため、ボイラ
   ーがいらず、しかも蒸気タービンよりずっと小型で大馬力を出すことがで
   きます。」そして、「航空機用ジェットエンジンをガス発生機として利用
   し、高温高圧のガスをつくって、これに出力タービンを結合して船舶の推
   進エンジンとしたもので、1基約15,000馬力の大出力のわりに、軽
   量・小型のエンジンで、制御・負荷変動に対する応答・始動などの特性の
   すぐれた船舶用のエンジンです。」
    航空機の技術が船に応用されていたなんて知らなかった!と驚いている
   と、さらに、船なのに「揚力」の文字が目に飛び込んできました。それは、
   水中翼船(ジェットフォイル)といって、船の底に飛行機の翼のような装
   置があり、高速で進み始めると翼の上下に発生する水流が揚力を発生させ
   船体が水面から浮かびあがるといったもので、水中よりも抵抗の少ない空
   気中へ船体を出して、高速で運転する船だそうです。
    まさか翼が船に取りつけられているとは知らなかった!!!!と船と飛
   行機のつながりに、驚きと感激の船の科学館見学でした。そして、ある分
   野で発展した技術が他の分野の中に応用されているのを見つけると、人間
   のヒラメキってすごいなぁと、人間によってつくられたものすべてにヒラ
   メキと応用が隠れているのだろうなぁと思いを馳せました。
  
    執筆者:鴻巣 美千代 所沢航空発祥記念館
  
    「科学・技術よもやま話」のバックナンバー
    http://www2.jsf.or.jp/mailmaga/y_index.html
  
  ◆ 自然と友だち
  
   ■ 新緑の候・・・自然の息吹き ■
  
    4月は気候不順・・・月末まで肌寒い日が続きましたが、ゴールデンウ
   ィークもはじまる頃、ようやく初夏の日差しを感じるようになり、新緑も
   美しく、生命の息吹を感じるようになりました。
  
    「新緑の候・・・自然の息吹き」の写真
    http://www2.jsf.or.jp/mailmaga/photo/ss63/
  
   ■ 安曇野スペシャル ■
  
    ゴールデンウィークに、私は信州安曇野へ今春もまた出かけてきました。
   天気はすっかり回復し、気温はなんと25〜30℃のまさに夏日、汗をか
   きながら山野をめぐりました。
  
    「安曇野スペシャル」の写真
    http://www2.jsf.or.jp/mailmaga/photo/ss63_2/
  
    執筆者:松田邦雄 サイエンス友の会 講師
  
    「自然と友だち」のバックナンバー
    http://www2.jsf.or.jp/mailmaga/photo/t_index.html
  
    ハンドブック「散歩のおとも〜北の丸公園の自然」好評発売中!
    ハンドブックのお求め方法
    http://www2.jsf.or.jp/mailmaga/otomo/otomo.htm
  
  
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  【3】    ★ 科 学 技 術 館 お す す め ★
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  ◆ 科学の本の紹介
  
    近年、遺伝子、DNAなどの言葉が、日常会話の中にも登場するように
   なりました。でも、「遺伝子」や「DNA」って、なんでしょうか。
    今月は、その「遺伝子」の本を紹介します。知っているようで意外と知
   らないことも、たくさんあると思いますよ。
  
   ■ 遺伝子が語る「命の物語」 ■
     村上和雄  くもん出版 2008.7  1,400円+税
  
    本書では、よく耳にするけれども意外と正確には理解されていない、遺
   伝子やDNAについて、平易な文章と簡潔な図によって、わかりやすく説
   明しています。また、「心が遺伝子にどんな影響を与えているか」という
   観点から、著者自身の「笑い」に着目した研究についても触れられていま
   す。でも一番の特徴は、科学的な視点を失うことなく、命の不思議や尊さ、
   誰もが持っている可能性について、さまざまな角度から語られている点に
   あると思います。
    著者の村上和雄さんは生命科学の研究に50年以上取り組んでいる方で
   すが、命を粗末にするいたましい事件を見聞きするたびに、命のことをも
   っと詳しく知ってほしいと、ずっと願ってきたそうです。「個性は欠点で
   はない」「誰にでも存在する価値がある」ということを力強く訴え、「命
   は38億年前から今日まで受け継がれてきた、幸運が積み重なった奇跡で
   ある」と、科学者らしい言葉でまとめています。生命科学が発達し、「遺
   伝子操作」などという言葉も聞かれるようになり、科学の力で命すらもコ
   ントロールできる錯覚に陥りそうな今日だからこそ、命の大切さを見失っ
   てはならないと思います。さらに、ご自身の研究にまつわるエピソードに
   も触れられていて、硬すぎず、楽しく読める本です。小学校高学年から。
  
    執筆者:山森貴子 科学読物研究会
  
    この本の表紙はこちらのURLをご参照ください。
    http://kagakuyomimono.cool.ne.jp/hon/9karada/idenshigakataru/idenshigakataru.html
  
    科学読物研究会ホームページ http://kagakuyomimono.cool.ne.jp/
  
    「科学の本の紹介」のバックナンバー
    http://www2.jsf.or.jp/mailmaga/b_index.html
  
  
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  【4】    ★ 科 学 技 術 館 ニ ュ ー ス ★
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  ◆ お知らせ
  
   ■ 情報通信月間「身近な電波を学ぶ! 〜おもしろ電波教室〜」
                       電波工作教室参加者募集 ■
  
    科学技術館では、5月15日〜6月15日の「情報通信月間」および6
   月1日の「電波の日」にちなみ、総務省関東総合通信局、関東情報通信協
   力会、東京都電波適正利用推進員協議会との共催で、6月5日(土)に電
   波について学ぶ教室を開催します。AMラジオキットをハンダ付けで組み
   立てながら、身近な電波について楽しく学びます。
  
    お申し込み方法などについて、詳しくはこちらをご覧ください。
    http://www.jsf.or.jp/info/2010/05/post_258.php
  
  ◆ 他館の紹介
  
   ■ 所沢航空発祥記念館 ■
  
   ☆「紙ブーメラン工作教室」のお知らせ
  
    板目紙を使って紙ブーメランをつくって飛ばしてみましょう。できあが
   ったブーメランは、持ち帰りできます。
  
    開 催 日:2010年5月15日(土)・22日(土)
    開催時間:10時〜16時(昼休憩12時〜13時30分)
    開催場所:展示館内 ヘリコプター前
    参 加 費:無料(入館料のみ)
    定  員:100名(材料がなくなり次第終了)
    参加方法:当日先着順
  
    詳細は、以下のホームページをご覧ください。
    http://tam-web.jsf.or.jp/contx/modules/myalbum2/viewcat.php?cid=1
  
   ■ 船の科学館 ■
  
   ☆第63回東京みなと祭共催「海の子どもフェスタ」開催のお知らせ
  
    船の科学館では、今年で63回目となる東京みなと祭共催のイベントを
   開催いたします。
    釣りなどで使える免許不要のミニボートや、迫力のプレジャーボートの
   操船体験、水の上を散歩する気分のカヌー教室など、船の科学館ならでは
   のイベントが目白押しです。開催期間中、18歳以下のお客様は船の科学
   館に無料でご入館いただけます。
    また、両日とも先着50名様にプレゼントもご用意しております。
    ぜひ遊びにご来館ください。
  
    開催日:2010年5月15日(土)、16日(日)
    主 催:(財)日本海事科学振興財団 船の科学館
        国土交通省 関東運輸局
    後 援:国土交通省 関東地方整備局
        東京都
    場 所:船の科学館及びプール、周辺海域
  
   ※プログラムは、天候その他の事情により変更、または中止する場合がご
    ざいます。あらかじめご了承ください。
    スケジュールなど詳細は、以下のホームページをご覧ください。
    http://www.funenokagakukan.or.jp/news/?p=532
  
  
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             ★ 担 当 者 よ り ★
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   ■ ご挨拶 ■
  
    この度、メルマガを担当することになりました高原です。新参者ですが
   宜しくお願いいたします。
    みなさん、ゴールデンウィークはいかがお過ごしだったでしょうか。て
   るてる坊主のリベンジでしょうか、立夏を迎える前に、各地で夏日どころ
   か真夏日を記録しました。まだ雪が残っている中で、20℃を超えた場所
   もあるようで、動植物たちは困惑していたのではないでしょうか。
    連休中、天気が良かったので、大きな公園を散歩しました。雨の日や寒
   い日が続いていたのを忘れるような、汗ばむような暑さの中、木陰で楽器
   の練習をしている人、ピクニックに訪れている家族連れ、春の花を楽しむ
   人たち、スポーツをしている人たちなどが楽しんでいました。
    先日、テレビを見ていたら、小学校では「知らない人から挨拶されても、
   挨拶をしない」と教えている話をしていました。学校や警察から来る不審
   者情報を見ると仕方がないのかなと思う一面もありますが、何か心に引っ
   かかりを感じます。
    自分が小学生のときはどうだったかと思い出すと、挨拶の励行があった
   にもかかわらず、知っている人に対してすら、ちゃんと挨拶ができていた
   のか疑問です。(今も。とあちこちで言われているかもしれません。)
    同じ番組内で、家族が食卓を囲んでいる中で、それぞれ別の食事をとる
   個食、一人で食事をとる孤食の話がでていました。他にも、子どもがコン
   ビニやファストフードなどを利用して食事をとる戸食という言葉も辞書に
   載っていました。お互いを尊重しての話なのか、コミュニケーション不足
   による結果なのかでも気持ちは大きく違います。
    公園で楽しんでいる人たち同士が挨拶をすることで、気持ちがよくなる
   ことがあるかもしれませんね。
    科学技術館は元気な挨拶で皆様をお迎えいたします。
  
                       (企画広報室 高原 章仁)
  
  
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    最後までお読みいただきありがとうございました。
    皆様のご来館をお待ちしております。
  
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  ┘ 発行者:科学技術館メールマガジン係               ┘
  ┘    〒102-0091 東京都千代田区北の丸公園2番1号       ┘
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  ┘  載の際には、「科学技術館 メールマガジン 第何号の***の  ┘
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