科学技術館メールマガジン バックナンバー


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  ━  ◆ 科 学 技 術 館 メールマガジン ◇ 第283号 ◆  ━
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                             >>>2010/5/26発行
  
   こんにちは。科学技術館です。
  
   当メールマガジンは毎週水曜日発行です。ご愛読よろしくお願いします。
   そろそろホタルが飛びはじめる季節となりました。今年は4月の寒さのせ
   いか、飛びはじめが例年より7日から10日ほど遅くなるそうです。
  
   * このメールマガジンは等幅フォントでご覧ください。
  
   本号の配信数 8,997人。
  
  
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   【1】科学技術館最新情報
       新着情報・・・情報通信月間
              「身近な電波を学ぶ! 〜おもしろ電波教室〜」
              「今週のユニバース」
  
   【2】科学技術館ラボラトリー
       科学・技術よもやま話・・「キャンプといえば…」
       自然と友だち・・・「初夏の候―アゲハ・トンボの出現―」
  
   【3】科学技術館おすすめ
       科学の本の紹介・・・5月のテーマ「遺伝子」
  
   【4】科学技術館ニュース
       お知らせ・・・「サマー・サイエンスキャンプ2010」
                              参加者募集中
              「7月21日(水)臨時休館」のお知らせ
       他館の紹介・・・所沢航空発祥記念館、船の科学館
  
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  【1】    ★ 科 学 技 術 館 最 新 情 報 ★
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  ◆ 新着情報
  
   ■ 情報通信月間「身近な電波を学ぶ! 〜おもしろ電波教室〜」 ■
  
    科学技術館では、5月15日〜6月15日の「情報通信月間」および6
   月1日の「電波の日」にちなみ、総務省関東総合通信局、関東情報通信協
   力会、東京都電波適正利用推進員協議会との共催で、6月5日(土)に電
   波について学ぶ教室を開催します。
  
    実施日時:2010年6月5日(土)9時30分〜16時20分
    開催場所:科学技術館 4階D室イベントホール・他
    参 加 費:無料 ※科学技術館の入館料金は必要です。
  
    内容等について、詳しくはこちらをご覧ください。
    http://www.jsf.or.jp/info/2010/06/post_259.php
  
   ■ 今週のユニバース ■
  
    土曜午後の科学ライブショー「ユニバース」では、4階シンラドームの
   スクリーンに全天周のシミュレーション映像を投影し、地球から太陽系、
   恒星の世界、銀河の世界、そして宇宙全体のお話をお伝えします。
    今週も、アメリカ合衆国のヤーキス天文台とインターネットで繋ぎ、ラ
   イブショー中にアメリカで見えている星空の様子や天文台で撮影した天体
   写真を送ってもらう「ライブ天体観測」コーナーを予定しています。日本
   の昼過ぎにアメリカの夜空もお楽しみください。
  
    案内役:矢治 健太郎さん(立教大学)
  
    科学ライブショーの詳細や今後の出演予定者については、
    http://universe.chimons.org/jsf/ をご覧ください。
  
  
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  【2】   ★ 科 学 技 術 館 ラ ボ ラ ト リ ー ★
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  ◆ 科学・技術よもやま話
  
   ■ キャンプといえば… ■
  
    みなさんはそろそろ夏休みの計画を考え始めるころでしょうか?夏とい
   えばキャンプの季節。テントを張って、BBQやカレーを作って、星空の
   下でキャンプファイヤーと考えただけでも楽しくなりますね。
    そんなワクワクするキャンプの中でも、高校生のみなさんには、全国の
   研究所で実験や実習が体験できる「サイエンスキャンプ」があります。
    「サイエンスキャンプ」といっても屋外で泊って、科学の力でサバイバ
   ル的なことを行うわけではありません。そうそう見ることのできない実験
   施設や設備を見学したり、なかなか出会うことのない、第一線の研究開発
   現場で活躍する研究者や技術者から直接指導を受けて、実験・実習を行う
   科学技術体験合宿プログラムが「サイエンスキャンプ」なのです。
    内容は、夏ならではのフィールドワークあり、室内でのDNA実験、プ
   ログラミングやロボット組立て、あるいは環境問題などに取り組んでみた
   り、宇宙について学んだりと魅力的なプログラムが全国57会場で実施さ
   れます。
    最初は期待と不安の入り混じった表情で集合する参加者ですが、実験や
   実習に取り組む中で打ち解けていき、最後には仲間と一緒に3日間の活動
   成果をまとめて、自分たちの考えを発表し、キャンプを終了します。
    2泊3日寝食を共にすることで一体感が生まれ、参加者同士で自分の夢
   や悩みを話し合ったりとなにものにも変え難い経験となるようです。
    高校生のみなさん、勉強に部活に忙しいとは思いますが、今後の進路の
   参考に、夏の思い出に、ぜひサイエンスキャンプに応募し、参加してくだ
   さい。
    応募方法、プログラム実施内容などは http://ppd.jsf.or.jp/camp/ 
   をご覧ください。締め切りは6月15日(火)必着ですので遅れないよう
   に応募してください。
  
    なお、サイエンスキャンプは夏休みだけでなく、冬休み、春休みにも実
   施されます。夏に都合がつかなかった人は冬休み、春休みに応募してくだ
   さい。
    ホームページには、キャンプの様子や参加した高校生の感想も掲載して
   ありますので、高校生以外の方もぜひ、一度ご訪問ください。
  
    執筆者:西田雅美 振興事業部
  
    「科学・技術よもやま話」のバックナンバー
    http://www2.jsf.or.jp/mailmaga/y_index.html
  
  ◆ 自然と友だち
  
   ■ 初夏の候―アゲハ・トンボの出現― ■
  
    さすがにおくれていた虫たちの出現も・・・アゲハチョウの姿が見られ、
   池では大きなクロスジギンヤンマなどの姿も見られるようになりました。
   幼虫たちもぐんぐん育っています。キリやフジの花も咲きそろい、山里の
   木の葉ではオトシブミの姿や、揺籃(ようらん)も見られました。ツバメ
   も巣作り、子育てに懸命です。
  
    「初夏の候―アゲハ・トンボの出現―」の写真
    http://www2.jsf.or.jp/mailmaga/photo/ss64/
  
    執筆者:松田邦雄 サイエンス友の会 講師
  
    「自然と友だち」のバックナンバー
    http://www2.jsf.or.jp/mailmaga/photo/t_index.html
  
    ハンドブック「散歩のおとも〜北の丸公園の自然」好評発売中!
    ハンドブックのお求め方法
    http://www2.jsf.or.jp/mailmaga/otomo/otomo.htm
  
  
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  【3】    ★ 科 学 技 術 館 お す す め ★
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  ◆ 科学の本の紹介
  
    近年、遺伝子、DNAなどの言葉が、日常会話の中にも登場するように
   なりました。でも、「遺伝子」や「DNA」って、なんでしょうか。
    今月は、その「遺伝子」の本を紹介します。知っているようで意外と知
   らないことも、たくさんあると思いますよ。
  
   ■ 『榊佳之 遺伝子小学生講座』 ■
     NHK「課外授業ようこそ先輩」制作グループ・編
     KTC中央出版  2002.3  1,400円+税
  
    各界の第一線で活躍する人々が出身の小・中学校を訪ねて授業を行う、
   NHKの「課外授業ようこそ先輩」という番組を書籍化したものです。今
   回は小学6年生が対象ですが、3日間の中に、授業にとどまらず、DNA
   の抽出実験や、遺伝子暗号文の模擬解読演習、農業試験場での遺伝子組み
   換えの実際の技術の見学、モンキーセンターでのさまざまなサルの観察な
   ど、遺伝について多方面からとらえられるような内容が盛り込まれていま
   す。
    実際の授業の中での、子どもたちの率直な疑問・感想もそのまま取りあ
   げられていますが、榊先生の回答も、小学生を目の前にしてなので、とて
   もわかりやすいものになっています。おもしろいと思ったのは、「DNA
   が多いのはどんな生きものか」という質問です。私も知らなかったのです
   が、DNAの量だけを見ると、イモリは人間の10倍も持っているそうで
   す。でも、暗号文で意味のあるものの量は、人間もイモリもカエルも似た
   ようなものだということが、さらに不思議だと思いました。
    この授業の最後は、「遺伝子組み換えは是か非か」さらに、「人間の遺
   伝子操作をどう思うか」というより踏み込んだ討論で締めくくられていま
   す。この場で答えがでる問題ではありませんが、遺伝子についてさらに多
   角的に考えるきっかけとなることと思います。
  
    執筆者:山森貴子 科学読物研究会
  
    この本の表紙はこちらのURLをご参照ください。
    http://kagakuyomimono.cool.ne.jp/hon/5seibutsu/idenshikouza/idenshikouza.html
  
    科学読物研究会ホームページ http://kagakuyomimono.cool.ne.jp/
  
    「科学の本の紹介」のバックナンバー
    http://www2.jsf.or.jp/mailmaga/b_index.html
  
  
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  【4】    ★ 科 学 技 術 館 ニ ュ ー ス ★
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  ◆ お知らせ
  
   ■ 高校生のための先進的科学技術体験合宿プログラム
         「サマー・サイエンスキャンプ2010」参加者募集中 ■
  
    サマー・サイエンスキャンプ2010は先進的な研究テーマに取り組ん
   でいる日本各地の大学・公的研究機関・民間企業(57会場)で、夏休み
   期間中に本格的な実験・実習が受けられる、高校生のための科学技術体験
   合宿プログラムです。
  
    開 催 日:2010年7月26日〜8月29日の期間中の2泊3日
    会  場:大学、公的研究機関、民間企業(57会場)
    定  員:受け入れ会場ごとに6〜30名(合計747名)
         ※前年度平均応募倍率3.1倍
    参 加 費:無料(自宅と会場間の往復交通費は自己負担。宿舎・食事は
         用意します)
    応募締切:2010年6月15日(火)郵送必着
  
    応募方法など、詳しくは、こちらをご覧ください。
    サイエンスキャンプ事務局ホームページ http://ppd.jsf.or.jp/camp/
  
   ■ 「7月21日(水)臨時休館」のお知らせ ■
  
    7月21日(水)は、電気工事のため、科学技術館を臨時休館させてい
   ただきます。当日は館内の全施設をお休みとさせていただきます。
    大変ご迷惑をおかけいたしますが、何卒ご理解とご了承のほどお願い申
   し上げます。
    本工事による停電のため、7月21日(水)午前8時から翌22日(木)
   午前5時頃まで、科学技術館をはじめとする当財団のウェブサイトや電話、
   ファクスが不通となります。あらかじめご了承ください。
    なお、ハローダイヤル03−5777−8600ではこの日もご案内を
   しております。
  
  ◆ 他館の紹介
  
   ■ 所沢航空発祥記念館 ■
  
   ☆「YS−11機」一般公開のお知らせ
  
    航空公園駅前にある「YS−11機」を一般公開します。
    綺麗に化粧直しした姿をご覧ください。
  
    公開日:5月29日(土)
    時 間:10時〜15時
    参加費:無料
    ※雨天の時は、中止となります。
  
   ☆電子工作教室「電流ゲームを作ろう〜イライラ棒であそぼう」
    開催のお知らせ
  
    簡単な理科実験教材を使って、電流ゲームを作ろう!!
    完成したら、アルミニウム線にふれないように、イライラ棒のかなぐを
   動かしてみよう!! ふれてしまうと、まめ電球がついちゃうよ〜
  
    開 催 日:2010年5月29日(土)
    開催時間:13時30分〜14時10分(受付13時〜)
    開催場所:研修室(入館料不要)
    参 加 費:200円 先着30人
    ※どなたでも参加可能です。
     小学校低学年以下のお子様は、保護者とご参加ください。
  
    詳細は、以下のホームページをご覧ください。
    http://tam-web.jsf.or.jp/contx/modules/myalbum2/viewcat.php?cid=1#156
  
   ■ 船の科学館 ■
  
   ☆ カヌー体験乗船教室
  
    「海をあるく」そんな気分にひたれるのがカヌーの魅力かもしれません。
   自らの手で船を進め、浮力や復元性、方向転換など、船の基本的な知識を
   体験の中から学ぶことができる教室です。ぜひご参加ください。
  
    開催日時:2010年6月13日(日)13時〜16時
    受付時間:12時45分〜 先着100名
    実施場所:体験教室プール
    参 加 費:無料(入館料は必要です)
  
    詳細は、以下のホームページをご覧ください。
    http://www.funenokagakukan.or.jp/sc_03/?p=17
  
  
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             ★ 担 当 者 よ り ★
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   ■ 中央本線を旅する ■
  
    一昨日、旅というか出張で甲府市に行ってきました。雨の中央本線、甲
   府までの3大名所(勝手に選定)のうち高尾から大月までの桂川沿いの景
   色は雲が低くまで垂れ込んでいて山水画のようでした。しかし、そのほか
   の2か所、勝沼ぶどう郷駅あたりから見おろせる甲府盆地やその向こうの
   南アルプス(赤石山脈)はみえず、山梨県の人が自慢する富士山の姿も見
   ることができませんでした。
    帰路は久しぶりに「スーパーあずさ」号に乗りました。早いなあと感心
   したので、インターネットで調べてみると意外にも不遇の電車であること
   を知りました。車両数が増えていないのです。車両数が増えないというこ
   とは、新しく作る必要性がないということでしょうか。
    この電車には、曲線で速度を落とさずに通過するために重心を低くする
   ための設計が盛り込まれ、さらに車体をより内側に傾ける「振り子装置」
   が搭載されています。遠心力の影響を少なくするためなんですね。ところ
   が急曲線や断面積の小さなトンネル(明治時代の規格のまま)が存在する
   中央本線では、その性能をだしきることができなかったようです。増備さ
   れない理由は明確ではありませんが、特殊な設計がゆえに高額な電車であ
   るにもかかわらず、目標の時間短縮にならなかったことも原因かもしれま
   せん。
    引退するまでにはまだまだ時間があると思いますが、機会があれば、高
   尾から大月のあいだをうねうねと走る電車に乗ってみて、明治時代に線路
   を敷いた先人の苦労とその線路で高速化を狙った現代の苦労を確かめてみ
   るのもいいかもしれませんね。
  
                        (企画広報室 加藤智之)
  
  
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  ┘ 発行者:科学技術館メールマガジン係               ┘
  ┘    〒102-0091 東京都千代田区北の丸公園2番1号       ┘
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  ┘  載の際には、「科学技術館 メールマガジン 第何号の***の  ┘
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