科学技術館メールマガジン バックナンバー


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  ━  ◆ 科 学 技 術 館 メールマガジン ◇ 第304号 ◆  ━
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                             >>>2010/10/27発行
  
   こんにちは。科学技術館です。
  
   当メールマガジンは毎週水曜日発行です。ご愛読よろしくお願いします。
   「気がつけば、もう降りる駅」。今年の読書週間の標語です。さてどんな
   本を読もうかな。
  
   * このメールマガジンは等幅フォントでご覧ください。
  
   本号の配信数 9,279人。
  
  
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   【1】科学技術館最新情報
       新着情報・・・「当館館長有馬朗人が文化勲章を受賞」
              「今週のユニバース」
  
   【2】科学技術館ラボラトリー
       科学・技術よもやま話・・・「スポーツ根性論 VS 科学の目」
       自然と友だち・・・「秋の訪れ 野の草花 虫たち(2)」
  
   【3】科学技術館おすすめ
       科学の本の紹介・・・今月のテーマ「スポーツや外遊び」
  
   【4】科学技術館ニュース
       お知らせ・・・「宙博(ソラハク)2010」
              「発見!糸のテクノロジー
                   〜日本最初の産業機械を動かそう〜」
              「ウインター・サイエンスキャンプ'10−'11」
              「武士の家計簿」の
                  バリアフリー作品上映試写会のお知らせ
       他館の紹介・・・所沢航空発祥記念館、船の科学館
  
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  【1】    ★ 科 学 技 術 館 最 新 情 報 ★
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  ◆ 新着情報
  
   ■ 当館館長有馬朗人が文化勲章を受賞 ■
  
    このたび、当財団会長ならびに当館館長有馬朗人の文化勲章受賞が決ま
   りました。おめでとうございます。有馬からの受賞コメントをお届けいた
   します。
  
    「原子核物理学の基礎研究が評価され、大変うれしく思います。原子核
   の構造を理論的に考える基礎科学から、アイソトープに関する研究や宇宙
   の中で元素がどのように合成されてきたかなどの応用研究へと発展してき
   ています。一つの分野の基礎科学が進むと別の分野の基礎科学が進み、更
   に応用科学へと広がっていきます。多体問題など多くの研究者仲間に大変
   お世話になりました。特に外国の同僚たちの助言が大いに研究に役立った
   ことに感謝しております。」
  
   ■ 今週のユニバース ■
  
    土曜午後の科学ライブショー「ユニバース」では、4階シンラドームの
   スクリーンに全天周のシミュレーション映像を投影し、地球から太陽系、
   恒星の世界、銀河の世界、そして宇宙全体のお話をお伝えします。
    今週も、6月の緊急特別番組「オカエリナサイ はやぶさ」に引き続き
   宇宙科学研究所の先生にはやぶさについてお話しいただきます。
  
    案内役:亀谷 和久さん(宇宙航空研究開発機構 宇宙科学研究所)
    ゲスト:阪本 成一さん(宇宙航空研究開発機構 宇宙科学研究所)
  
    科学ライブショーの詳細や今後の出演予定者については、
    http://universe.chimons.org/jsf/ をご覧ください。
  
   ■ 科学ライブショー「ユニバース」特別番組 ■
  
    10月29日(金)〜31日(日)の三日間、「宙博2010」が開催
   されるのに合わせ、会期中に特別番組を上演します。
  
    開催期間:10月29日(金)〜31日(日)
    開催時間:12時30分〜、14時〜、15時30分〜(約40分)
    場  所:4階B室シンラドーム
    定  員:62名(先着順)
  
    なお、10月29日(金)、31日(日)は、12時45分〜以降の
   ドーム投影番組の上映を休止させていただきます。
    また、10月30日(土)は、通常通りの14時〜、15時30分〜の
   2回に加え、その前に12時30分〜の回を上演します。
    
    詳細はこちらをご覧ください。
    http://www.jsf.or.jp/info/2010/10/post_315.php
  
  
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  【2】   ★ 科 学 技 術 館 ラ ボ ラ ト リ ー ★
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  ◆ 科学・技術よもやま話
  
   ■ スポーツ根性論 VS 科学の目 ■
  
    今から約30年前、私は甲子園を目指して高校野球に打ち込んでいまし
   た。ポジションは、ピッチャーです。
    30年前はスポーツ科学という分野がなかったのでしょうか、科学的な
   トレーニング方法よりはスポーツ根性論がまかり通っていました。その典
   型的な例が、ウサギ跳びです。膝を深く曲げてしゃがんだ姿勢(手を後ろ
   に組むことが多い)のまま、主に足首の曲げ伸ばしで、跳躍を繰り返す運
   動です。下半身を鍛えるためという理由で、どの部活動でも取り入れてい
   たトレーニングと記憶しています。特に辛かったのは、階段の昇り降りで
   す。雨が降った日はグラウンドで練習できないため、よく校内の階段でウ
   サギ跳びをさせられました。
    このウサギ跳び、最近では、トレーニングにならないどころか膝を痛め
   る元凶との見方が定説となっています。現在、日本体育協会では、「ウサ
   ギ跳びは有害である」と勧告しています。ことに発育期の中学生では、ひ
   ざの下の骨の発育を阻害する恐れがあるため、やめるよう指導しています。
    もう一つスポーツ根性論で忘れられないのが、「練習中に水を飲むな!」
   です。水を飲むと早く疲れる!という迷信が部員間でも蔓延(まんえん)
   していました。夏の炎天下での練習中、コップ一杯の水が宝物のように思
   えたことが昨日のように甦ってきます。
    今年の夏は猛暑のせいで、熱中症のニュースが毎日のように放映されて
   いました。今では、熱中症、脱水症状の予防対策として、医学的、科学的
   に水分補給の重要性が唱えられています。
    今の科学的な情報が30年前にあったら、あれほど辛い練習をしなくて
   済んだのに・・・。でも、反面、忍耐力を養うことができました。それが
   今では貴重な経験となっています。
    以上、スポーツを例に取りましたが、科学的な目で見ると不思議や疑問
   に思う事があらゆる分野で存在していると思います。そのような時は、皆
   さん、ぜひとも科学の目で物事を考えてみましょう。
  
    最後になりますが、高校3年生の夏、結果は残念ながら県予選1回戦敗
   退。スコアーは4対2。ただ、横浜スタジアムのマウンドで投げられたこ
   とは、今でも大事な思い出です。
  
    執筆者:吉田敏眞 科学技術館事業部
  
    「科学・技術よもやま話」のバックナンバー
    http://www2.jsf.or.jp/mailmaga/y_index.html
  
  ◆ 自然と友だち
  
   ■ 秋の訪れ 野の草花 虫たち(2) ■
  
    10月もいよいよ後半、さすがに涼しく心地よい気候になりました。で
   もときには25℃を越える暑さを感じる日もあります。
    今回は、千葉の館山へ出かけました。
    野には、セイタカアワダチソウの黄色が目立ち、林のふちでは真っ赤な
   キノコを発見、刈り入れの済んだ田では、アキアカネの姿はまだなく、ナ
   ツアカネの姿が見られました。林の中の渓流ではミルンヤンマを見つけま
   した。昨年館山で発生したクロマダラソテツシジミの姿は全く見られませ
   んでした。
  
    「秋の訪れ 野の草花 虫たち(2)」の写真
    http://www2.jsf.or.jp/mailmaga/photo/ss74
  
    執筆者:松田邦雄 サイエンス友の会 講師
  
    「自然と友だち」のバックナンバー
    http://www2.jsf.or.jp/mailmaga/photo/t_index.html
  
    ハンドブック「散歩のおとも〜北の丸公園の自然〜」好評発売中!
    郵送をご希望の方は、こちらから
    http://www2.jsf.or.jp/mailmaga/otomo/otomo.htm
  
  
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  【3】    ★ 科 学 技 術 館 お す す め ★
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  ◆ 科学の本の紹介
  
    10月はスポーツの秋にちなんだ、スポーツや外遊びの本を紹介してい
   ます。
  
   ■ 『科学とスポーツ』 ■
     ロバート・ガードナー著 鈴木将訳/さ・え・ら書房
     1992年11月 1,165円+税
  
    野球選手では左バッターが多いですよね。どうしてでしょう?左バッタ
   ーの方が有利だからです。左バッターの立つ位置が、右バッターの位置よ
   り2歩ほど一塁に近いですね。タッチの差でセーフ・アウトになる野球で
   は同じ速さで走る選手の場合、一塁までの距離が短いほうがセーフになり
   やすいのです。そのうえ、左バッターはバットを振ったあと体が自然に一
   塁の方を向きますが、右バッターは体が三塁の方を向いているので走る時
   はまず体の向きを一塁の方へ変えなくてはなりません。
    このようにスポーツの動きやいろいろなことを「科学の目」でみてみる
   と、もっとスポーツが楽しくなるというたくさんのことが、小学生にもわ
   かるように書かれているのがこの本です。たとえば、ニュートンの運動の
   法則を使って、ボールが最大の速さを得るフォロースルーを説明していま
   す。投げた距離だけを競うやり投げやハンマー投げ、砲丸投げは、投げる
   角度を45度にすれば一番遠くに届くこともよくわかります。有酸素運動
   と無酸素運動の違い、摩擦と水泳、スキーのジャンプと揚力、重心とスイ
   ートスポットなど興味深いことがたくさん書かれています。最後にはエネ
   ルギーの変換や筋肉のこと、トレーニングのことも書かれています。
    それぞれのスポーツの中に隠された科学を理解すれば、その特性を知り
   今まで以上にスポーツが上達したり、楽しめるようになるのではないでし
   ょうか。
  
    執筆者:渡部美帆 科学読物研究会
  
    この本の表紙はこちらのURLをご参照ください。
    http://kagakuyomimono.cool.ne.jp/hon/9karada/sports/sports.html
  
    科学読物研究会ホームページ http://kagakuyomimono.cool.ne.jp/
  
    「科学の本の紹介」のバックナンバー
    http://www2.jsf.or.jp/mailmaga/b_index.html
  
  
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  【4】    ★ 科 学 技 術 館 ニ ュ ー ス ★
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  ◆ お知らせ
  
   ■ 「宙博(ソラハク)2010〜人類は宙にふれて進化する〜」
                   宙から始まる環境エネルギー革命 ■
  
    宙博(ソラハク)は、一見関係がなさそうな「宇宙・天文」と「環境エ
   ネルギー」をつなぐという新しい観点から、子どもたちの夢と希望と好奇
   心を育て、また、新しい時代の案内役となるイベントです。
    はやぶさやイカロスといった衛星関連の展示や、電気自動車、太陽光発
   電といった地球環境を考える展示、各分野で活躍中の科学者や文化人のレ
   クチャー、親子で楽しめる体験型ワークショップなど、宇宙・天文・環境
   の最新技術や研究成果をわかりやすく紹介します。
    宙博で、宇宙の神秘と人類の希望にふれて、地球環境について考えてみ
   ましょう。
  
    開催期間:10月29日(金)〜31日(日)
    開催場所:1階催事場
    入 場 料:一般(中学生以上)1,500円(前売り1,000円)
         小人(4歳以上)   800円(前売り  500円)
         ※科学技術館の常設展示もご覧いただけます。
    主  催:宙博実行委員会
    運  営:株式会社ナノオプト・メディア
    特別協力:朝日新聞社
    問合せ先:宙博お問い合わせ事務局
         電話:03−5724−7933(平日10時〜17時)
         Eメール:sorahaku10-info@f2ff.jp
  
    チケット情報やイベントの詳細はこちらをご覧ください。
    http://www.sorahaku.jp/
  
   ■ 発見!糸のテクノロジー 〜日本最初の産業機械を動かそう〜 ■
  
    ワタから糸を紡ぐ体験を通して、機械化の技術と工夫によって衣服がつ
   くられることを感じ、暮らしを支える衣食住を科学的に見る目を育てます。
    糸や布を安くたくさんつくるきっかけとなった日本オリジナルの『ガラ
   紡機』。このキットで、糸づくりを体験しながら、繊維や糸の成り立ち、
   発明のすばらしさ、日本の産業の発展、技術と私たちの暮らしとのかかわ
   りについて学びます。
  
    開催日時:11月14日(日)
         10時30分〜、13時30分〜(約1時間)
    場  所:4階D室イベントホール
    参 加 費:無料(入館料は必要です)
    対 象 者:小学生5年生以上(4年生以下の方は保護者の同伴で可)
    定  員:各回20名
    応募方法:往復はがき(※)にてご応募ください
    応募締切:10月31日(日)
    主  催:サイエンスカクテル
    問合せ先:office@cocktail.science-node.net
    協  力:科学技術館
  
    ※応募方法や詳細については、こちらをご覧ください。
    http://cocktail.science-node.net/event1011.html
    http://www.science-node.com/print/gara-JSF.pdf
  
   ■ 高校生のための先進的科学技術体験合宿プログラム
     「ウインター・サイエンスキャンプ'10−'11」参加者募集中 ■
  
    ウインター・サイエンスキャンプ'10−'11は先進的な研究テーマに
   取り組んでいる日本各地の大学・公的機関(10会場)で、冬休み期間中
   に本格的な実験・実習が受けられる、高校生のための科学技術体験合宿プ
   ログラムです。
    実際の研究開発現場に触れ、将来の参考となるよい機会です。高校生の
   みなさん、興味のあるプログラムにぜひご応募ください。
  
    開催期間:12月23日〜2011年1月7日の期間中の2泊3日
    会  場:大学、公的機関(10会場)
    定  員:受け入れ会場ごとに10〜20名(合計158名)
         ※前年度平均応募倍率3.1倍
    参 加 費:無料(自宅と会場間の往復交通費は自己負担。宿舎・食事は
         用意します)
    応募締切:11月9日(火)郵送必着
  
    プログラムや応募方法など、詳しくは、こちらをご覧ください。
    サイエンスキャンプ事務局ホームページ http://ppd.jsf.or.jp/camp/
  
   ■ 「武士の家計簿」のバリアフリー作品上映試写会のお知らせ ■
  
    このたび、当館では社会貢献活動として映画のバリアフリー化に積極的
   に取り組んでいる住友商事株式会社の協力を得て、12月4日より公開さ
   れる「武士の家計簿」のバリアフリー作品の上映会を開催いたします。
    また、この作品の音声ガイド・字幕制作については中学校2年生がワー
   クショップへの参加を通じて関わっています。その様子はこちらをご覧く
   ださい。 http://ch.yahoo.co.jp/bushikake/index.php?itemid=6
  
    開催日時:11月23日(火・祝)17時30分開場 18時開演
                  20時30分終演予定
    場  所:当館地下2階 サイエンスホール
    参 加 費:無料
    定  員:200名
    応募方法:往復はがき(※)にてご応募ください
    応募締切:11月10日(水)(当日消印有効)
  
    ※応募方法など詳細については、こちらをご覧ください。
    http://www2.jsf.or.jp/mailmaga/304/304.htm
  
  ◆ 他館の紹介
  
   ■ 所沢航空発祥記念館 ■
  
   ☆公開講座「初飛行〜100年前の代々木・所沢の空の真実〜」
                               のお知らせ
  
    今から100年前の1910(明治43)年12月、東京・代々木で行
   われた徳川・日野両大尉による日本最初の飛行の様子や翌1911(明治
   44)年の所沢飛行場における飛行とそれを見つめる人々の姿などを豊富
   な資料によって解き明かしてゆきます。
  
    日  時:11月20日(土)13時〜15時
    場  所:1階研修室
    参 加 費:無料(入館料は必要です)
    定  員:60名
    講  師:村岡正明氏(航空史家)
    参加方法:往復はがき、もしくはウェブでお申し込みください。
    申込締切:11月11日(木) 往復はがきの場合、当日必着
  
    詳細はこちらをご覧ください。
    http://tam-web.jsf.or.jp/contx/modules/myalbum5/viewcat.php?cid=1&orderby=dateD
  
   ■ 船の科学館 ■
  
   ☆「海の男のギャラリートーク」開催中のお知らせ
  
    船の科学館ボランティアによる「海の男のギャラリートーク」です。
   10月からは元“宗谷”乗組員が、普段開放していない“宗谷”の士官食
   堂で体験談を語ります。経験豊かな海の男たちの語りをお楽しみください。
  
    開催期間:7月17日(土)〜10月30日(土)〔全16回〕
    時  間:14時〜(約30分)
    場  所:船の科学館(展示場及び“宗谷”船内)
         ※詳細は当日ご案内します。
  
    次回10月30日(土)は最終回「“宗谷”そして昭和基地を結ぶ海と
   空」です。
  
    詳細は、以下のホームページをご覧ください。
    http://www.funenokagakukan.or.jp/news/?p=322
  
  
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             ★ 担 当 者 よ り ★
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   ■ 小動物に遭遇する ■
  
    すっかり秋も深まってまいりました。早くも東京で木枯らし1号のたよ
   りです。このところ、ドングリが不作のせいなのか?クマがえさを求めて
   山をおりているというニュースを耳にします。
    動植物の宝庫でもある北の丸公園でも、さすがにクマ出没のニュースは
   聞けそうにありませんが、先日、公園内でハシブトカラスと対峙している
   イタチに似た小動物に遭遇いたしました。真っ黒いカラスと真っ白い小動
   物。そこへ通りかかった私。生まれて初めて見た生きものでした。カラス
   におそわれたらこわいのでなるべく穏便にと思い、まるで飼い主かのよう
   に、小動物を誘導。カラスも、すんなりあきらめてくれた様子で、フェン
   スの上をスキップしながら、その場を去っていきました。小動物はかなり
   人なつこいタチなのか、しばらく私の足元でじゃれついていましたが、出
   先に向かう途中でしたので、無類のげっ歯類好きの友人に写真でも送ろう
   かと、記念にパシャリ。落ち着きがないので写真を撮るのも難儀でした。
   どこからやってきたのか、またカラスにねらわれたりしなければいいなと
   少しうしろ髪をひかれる思いで、その場を離れました。
    職場に戻り、かくかくしかじか、こんな小動物に遭遇しましたと話して
   みると、みなさんさまざまな推測を談議していました。げっ歯類好きの友
   人からは、興奮覚めやらぬ様子で「う、うらやましい、恩返しがあるかも
   ね!」などのコメントをいただきました。
    クマならぬ、小動物との遭遇。すっかり肌寒くなり、日が落ちるのも早
   くなったこの頃、真っ暗な帰り道を歩きながら、ふと、あの白いふさふさ
   とした毛の小動物がまた姿を現わしてくれないものかと思ったりしていま
   す。
  
                        (企画広報室 丸岡弥生)
  
  
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     最後までお読みいただきありがとうございました。
     皆様のご来館をお待ちしております。
  
     次号は11月3日(祝)のため、11月2日(火)の発行になります。
  
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  ┘ 発行者:科学技術館メールマガジン係               ┘
  ┘    〒102-0091 東京都千代田区北の丸公園2番1号       ┘
  ┘                                 ┘
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  ┘  載の際には、「科学技術館 メールマガジン 第何号の***の  ┘
  ┘  記事」と注釈をいれてください。                ┘
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  ┘  許可なく使用・転載することはできません。           ┘
  ┘                                 ┘
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