科学技術館メールマガジン バックナンバー


  
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  ━  ◆ 科 学 技 術 館 メールマガジン ◇ 第327号 ◆  ━
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                             >>>2011/4/27発行
  
   こんにちは。科学技術館です。
  
   当メールマガジンは毎週水曜日発行です。ご愛読よろしくお願いします。
   今日は国立国会図書館の前身である帝国図書館ができた日だそうです。そ
   の後、上野に建てられた図書館の建物が現在の国際子ども図書館です。
  
   * このメールマガジンは等幅フォントでご覧ください。
  
   本号の配信数 9,519人。
  
  
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   【1】科学技術館最新情報
       新着情報・・・「タイムアタック選手権inメカ」
              「宇宙をアートしよう」
              「今週・来週のユニバース」
  
   【2】科学技術館ラボラトリー
       科学・技術よもやま話・・・「落書きをしたのは誰?」
  
   【3】科学技術館おすすめ
       科学の本の紹介・・・今月のテーマ「地震と津波」
  
   【4】科学技術館ニュース
       お知らせ・・・「第15回科学技術館手作り万華鏡教室」
                               のお知らせ
       他館の紹介・・・所沢航空発祥記念館、船の科学館
       イベント情報・・自転車のシュミレーターで交通ルールを学ぼう
  
   ※5月の休館日は11日(水)、18日(水)、25日(水)です。
    なお、5月4日(水)はゴールデンウィークのため開館いたします。
  
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  【1】    ★ 科 学 技 術 館 最 新 情 報 ★
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  ◆ 新着情報
  
   ■ タイムアタック選手権inメカ ■
  
    17kgの鉄球をいろいろな機械の要素を使って簡単に運ぶ体験ができ
   る5階「メカ」展示室にある「君にも運べる」。君はこの鉄球を一周させ
   るのにどのくらいの時間がかかるかな?
    子どもも大人もみんなで挑戦だっ!!
  
    開 催 日:4月30日(土)
    参加方法:参加したい人は5階「メカ」展示室に集合!
         何時に開催するかはヒミツ。
         ※ただし人数制限があります
    対  象:小学生以上
    参 加 費:無料(入館料は別途必要です)
  
    詳しくは、こちらをご覧ください。
    http://www.jsf.or.jp/info/2011/04/post_388.php
  
   ■ 宇宙をアートしよう ■
  
    普段あまり使用しないアクリラガッシュというアクリル系の絵具で、感
   じたままの宇宙を描いてみよう。銀箔を振りかけ素敵なアート作品にしあ
   げます。
  
    開催日時:5月5日(木・祝)13時50分〜15時10分
    開催場所:4階B室シンラドーム、2階C室イベントホール
    主  催:林檎の会、科学技術館
    内  容:(1)シンラドームにて「天の川銀河」を観覧。
         (2)アクリラガッシュで宇宙をアート。
    参加対象:制限なし
    定  員:62名
    参加費用:550円(入館料は別途必要です)
    参加方法:当日13時より2階イベントホールにて整理券を配布します。
  
    詳しくは、こちらをご覧ください。
    http://www.jsf.or.jp/info/2011/04/post_387.php
  
   ■ 今週・来週のユニバース ■
  
    土曜午後の科学ライブショー「ユニバース」では、4階シンラドームの
   スクリーンに全天周のシミュレーション映像を投影し、地球から太陽系、
   恒星の世界、銀河の世界、そして宇宙全体のお話をお伝えします。
  
   4月30日
    案内役:亀谷 和久さん(宇宙航空研究開発機構 宇宙科学研究所)
  
   5月7日
    案内役:野本 知理さん(千葉大学)
    7月開催の舞踊(アート)と科学(サイエンス)のコラボレーション、
   日本舞踊協会の新作公演「かぐや」のプレイベントとして、公演の紹介と
   宇宙の映像を背景にしたデモンストレーションを行います。
    公演については http://2011kaguya.blog28.fc2.com/ もご覧ください。
  
    科学ライブショーの詳細や今後の出演予定者については、
    http://universe.chimons.org/jsf/ をご覧ください。
  
  
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  【2】   ★ 科 学 技 術 館 ラ ボ ラ ト リ ー ★
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  ◆ 科学・技術よもやま話
  
   ■ 落書きをしたのは誰? ■
  
    先日、北の丸公園の中を歩いていたら、ハナダイコンがたくさん咲いて
   いたので足を止めてみました。ミツバチやビロードツリアブなど、ふわふ
   わした毛で覆われた虫たちが花を行き交っている様子は本当にかわいらし
   く、春を感じさせます。
    そのハナダイコン、花から視線を落として葉をよく見てみると、薄い色
   で落書きがされていました。絵でも文字でもなく、ぐちゃぐちゃっと一筆
   書きの落書きです。線の両端の太さも違うようです。みなさんは、このよ
   うに葉に書かれた落書きを見たことはありますか?この落書きの犯人は、
   いたずら好きの子ども……ではなく、虫です。ハモグリガ(葉潜り蛾)や
   ハモグリバエ(葉潜り蝿)の仕業です。これらはたくさんの種類がいて、
   その様子から「絵かき虫」などと呼ばれています。
    まず、絵かき虫の成虫が葉に卵を産み付けます。そして孵化(ふか)し
   た幼虫は、葉の表面や裏面を食べることなく、葉の柔らかくて栄養のある
   真ん中の部分だけを食べ進んでいきます。孵化したての幼虫は小さいので、
   食べ跡も細いですが、成長するにつれて体も食べ跡も大きく太くなってい
   きます。ですので、食べ跡の太いほうの端を見てみると、幼虫や蛹(さな
   ぎ)などを見つけることもできます。ハナダイコンだけではなく、ササ・
   アサガオ・ツツジ・トマトなど色々な植物の葉で見ることができます。
    この絵かき虫、植物を栽培する人にとってはちょっと厄介な生きもので
   す。何が厄介かというと、まずは「葉の見た目」です。せっかく育てたお
   花などの葉が食べ跡で汚らしくなってしまいます。さらに幼虫の数が増え
   ると、栄養を作り出す葉を食べてしまうので、植物が育ちにくくなってし
   まいます。もう一つは「駆除しにくい」という点です。葉の中を食べ進ん
   で生活しているので、殺虫剤などをかけても幼虫まで届かないということ
   が起こるのです。
    葉に落書きするうえ、駆除しにくい厄介者の絵かき虫ですが、落書きを
   みていると、進むべき道を模索しているような哲学的な生き方をしている
   ようにも思えてきます。みなさんも絵かき虫の生き方をじっくり観察して
   みてはいかがでしょうか?
  
    ハナダイコンの葉の写真はこちら
    http://www2.jsf.or.jp/mailmaga/327/327.jpg
  
    執筆者:早武真理子 科学技術館事業部
  
    「科学・技術よもやま話」のバックナンバー
    http://www2.jsf.or.jp/mailmaga/y_index.html
  
  
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  【3】    ★ 科 学 技 術 館 お す す め ★
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  ◆ 科学の本の紹介
  
    今月は地震と津波に関する本をご紹介しています。今回が最終回ですが、
   ご家庭、学校などでぜひ活用していただきたいと思います。
  
   ■ 『地震と火山のたんけん隊』シリーズ・自然だいすき 4■
     地学団体研究会『シリーズ・自然だいすき』編集委員会編/大月書店
     2005年1月/1,800円(税抜)
  
    この本は、兵庫県南部地震から10年目、新潟県中越地震の翌年につく
   られました。地震国・火山国の日本でくらす子どもたちが、地震や火山の
   正しい知識を身につけ、付き合っていけるようにという願いが込められて
   います。子どもたちが実際に動いて調べる調査の方法、家庭でたしかめる
   ことのできる実験がのっています。
    今までの大きな地震を現地に行って調べる方法の紹介ばかりでなく、今
   すぐできるものもまとめられています。たとえば、天井からつりさげる地
   震の感知器、自分が感じた地震の記録の付け方などは、子どもばかりでな
   く誰でもすぐにやってみたくなります。
    また今年1月下旬に大噴火した鹿児島県の新燃岳は、4月18日にも噴
   火しました。火山灰は、なにも噴火している火山のそばにいかなくても、
   地層の中からも見つけられます。火山灰を「お米をとぐようにおわんで洗
   う」わんがけをして、中から宝石のようにキラキラ光る小さな鉱物を探す
   方法、スーパーなどでかかとケアの軽石(人工品に注意)や、さし木につ
   かう鹿沼土を手に入れて、火山がつくった軽石からマグマ噴出の秘密をさ
   ぐる実験ものっています。
    地震や火山のひみつを解く手がかりになる実験や調査を通して、子ども
   もおとなも共に正しい知識を身につけることのできる本です。
  
    執筆者:坂口美佳子 科学読物研究会
  
    この本の表紙はこちらのURLをご参照ください。
    http://kagakuyomimono.cool.ne.jp/hon/3chikyuu/jishintokazan/jishintokazan.html
  
    科学読物研究会ホームページ http://kagakuyomimono.cool.ne.jp/
  
    「科学の本の紹介」のバックナンバー
    http://www2.jsf.or.jp/mailmaga/b_index.html
  
  
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  【4】    ★ 科 学 技 術 館 ニ ュ ー ス ★
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  ◆ お知らせ
  
   ■ 「第15回科学技術館手作り万華鏡教室」のお知らせ ■
  
    日本万華鏡倶楽部との共催で、万華鏡ワークショップを開催します。今
   年は“3D万華鏡”を作ります。
  
    開催期間:5月3日(火・祝)〜5日(木・祝)
    開催時間:11時30分〜、13時〜、14時30分〜(各回45分)
    参加方法:各回の30分前から会場にて整理券を配布
    開催場所:4階D室イベントホール
    参 加 費:キット1つ2,000円(入館料は別途必要です)
  
    詳しくは、こちらをご覧ください。
    http://www.jsf.or.jp/info/2011/04/post_380.php
  
  ◆ 他館の紹介
  
   ■ 所沢航空発祥記念館 ■
  
   ☆電気工作教室「スイング・ロボを作ろう!」
  
    手作りモーターでゴルフロボをつくります。
  
    日 時:4月30日(土)13時30分〜15時
    場 所:研修室
    参加費:350円
    定 員:20名
    対 象:小学校高学年位
  
   ☆東日本大震災復興チャリティー航空ジャンク市
  
    航空関連の機器などの展示・販売を下記のとおり行います。売上の一部
   は東日本大震災復興支援金として寄付させていただきます。
  
    期 間:5月3日(火・祝)〜5月5日(木・祝)
    場 所:特別展会場(入館料は必要です)
  
    詳細は、以下のホームページをご覧ください。
    http://tam-web.jsf.or.jp/contx/modules/myalbum2/viewcat.php?cid=1
  
   ■ 船の科学館 ■
  
   ☆「ワールド シー ワールド」の開催のお知らせ
  
    ゴールデンウィーク恒例の海難救助展示訓練を中心とした特別イベント
   「ワールド シー ワールド」を今年も開催いたします。
    現在でもレスキュー隊が被災地で活動していることから、今年は写真展
   「RESCUE!」(レスキュー!)〜東日本大震災で人命救助・災害復
   興に活躍する人々〜として、下記のとおり実施いたします。
    また「プレジャーボート体験教室」及び「カヌー体験教室」を東日本大
   震災チャリティー事業として開催いたします。
  
    開催期間:1)写真展「RESCUE!」(レスキュー!)
          5月1日(日)〜5月29日(日)
         2)「プレジャーボート」
          5月1日(日)、3日(火・祝)〜5日(木・祝)
         3)及び「カヌー体験教室」
          5月1日(日)、3日(火・祝)〜5日(木・祝)
    開催場所:1)写真展      3階マリタイムサルーン
         2)プレジャーボート “宗谷”と“羊蹄丸”の中間海域
         3)カヌー体験教室  体験教室プール
    主 催:財団法人日本海事科学振興財団 船の科学館
        ※日本財団「東日本大震災支援基金」協力事業
    協 力:海上自衛隊、陸上自衛隊、海上保安庁、警視庁東京湾岸警察署、
        東京消防庁大井消防署、独立行政法人航海訓練所、
        財団法人日本海洋レジャー安全・振興協会
  
    詳細はこちらをご覧ください。
    http://www.funenokagakukan.or.jp/news/?p=726
  
  ◆ イベント情報
  
   ■ 自転車のシュミレーターで交通ルールを学ぼう ■
  
    開催期間:4月29日(金・祝)〜5月8日(日)
    開催時間:9時30分〜16時50分
    開催場所:2階I室サイエンス・ライブラリー
    問合せ先:自転車文化センター(03−3217−1231)
  
    詳細はこちらをご覧ください。
    http://www.cycle-info.bpaj.or.jp/japanese/event/2011event/2011pop.html
  
  
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             ★ 担 当 者 よ り ★
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   ■ 学童 ■
  
    我が家の6歳児もこの春から小学生になりました。3月30日までは朝、
   私が保育園に連れていっていたのですが、4月1日から小学校の上級生と
   一緒に、まずは学童に通い始めました。ちなみに新小学一年生の1/3は
   学童を利用しています。とはいっても、今や共働き世帯のほうが、父親が
   働いていて母親が専業主婦の世帯数を上回っているのが現実です。本当は
   子どもたちの半分以上が学童を活用していても不思議はないのですが、そ
   うはなっていません。なぜなら学童にも定員があるからです。実際、保育
   園の時のお友だちで、学童に申し込んだにもかかわらず選にもれてしまっ
   た子がいます。TVや新聞で保育園に入ることができない待機児童につい
   て取りあげられる例は多いのですが、小学校入学と連動して学童でも待機
   児童の問題があることに改めて気づかされた次第です。
    学童に入れない問題については「小学生だから留守番ぐらい一人ででき
   るだろう」という意識があるのか、なかなかマスコミで取りあげられてい
   ないなと感じます。「小学生だから留守番ぐらい一人でできるだろう」と
   はいっても、現実には春休み中は学校はありませんし、学校が始まっても、
   一年生は最初のうちは給食なしで授業は午前で終わりです。とても「一人
   でお留守番」というわけにはいきません。結局、母親が正職員から契約社
   員に切り替えるなり辞めるなり、あるいは子どもが塾を梯子(はしご)す
   るなりして対応をとっているのではないでしょうか。
    共働きでも安心して子育てができる社会にするには、まだまだ社会イン
   フラの整備が必要なんだと改めて痛感する次第です。
  
                        (企画広報室 田代英俊)
  
  
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   ※来週5月4日は、メールマガジンを休刊とさせていただきます。
    次号328号は、5月11日発行です。どうぞ、お楽しみに!
  
     最後までお読みいただきありがとうございました。
     皆様のご来館をお待ちしております。
  
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  ┘ 発行者:科学技術館メールマガジン係               ┘
  ┘    〒102-0091 東京都千代田区北の丸公園2番1号       ┘
  ┘                                 ┘
  ┘ ※ このメールマガジンの回覧・転送は自由です。内容の引用・転  ┘
  ┘  載の際には、「科学技術館 メールマガジン 第何号の***の  ┘
  ┘  記事」と注釈をいれてください。                ┘
  ┘  なお、メールマガジンで参照しているWebサイトのすべての画  ┘
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  ┘  許可なく使用・転載することはできません。           ┘
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