科学技術館メールマガジン バックナンバー


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  ━  ◆ 科 学 技 術 館 メールマガジン ◇ 第349号 ◆  ━
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                              >>>2011/10/5発行
  
   こんにちは。科学技術館です。
  
   当メールマガジンは毎週水曜日発行です。ご愛読よろしくお願いします。
   そろそろ今年のノーベル賞受賞者が発表される時期です。今年は一体誰に
   なるのでしょうか。楽しみですね。
  
   * このメールマガジンは等幅フォントでご覧ください。
  
   本号の配信数 9,758人。
  
  
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   【1】科学技術館最新情報
       新着情報・・・ウインター・サイエンスキャンプ'11−'12
              日本IBM TryScience実験教室
              5階展示室の再開について
              「今週のユニバース」
  
   【2】科学技術館ラボラトリー
       科学・技術よもやま話・・・「立方体コロコロゲーム」
       自然と友だち・・・「初秋の頃」
  
   【3】科学技術館おすすめ
       科学の本の紹介・・・今月のテーマ「写真」
  
   【4】科学技術館ニュース
       お知らせ・・・実験教室「水のろ過と地球環境を考える」
       他館の紹介・・・所沢航空発祥記念館、船の科学館
  
    ※10月の休館日は毎週水曜日です。
  
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  【1】    ★ 科 学 技 術 館 最 新 情 報 ★
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  ◆ 新着情報
  
   ■ 高校生のための先進的科学技術体験合宿プログラム
      「ウインター・サイエンスキャンプ'11−'12」参加者募集 ■
  
    ウインター・サイエンスキャンプ'11−'12は先進的な研究テーマに
   取り組んでいる日本各地の大学・公的研究機関(10会場)で、冬休み期
   間中に本格的な実験・実習が受けられる、高校生のための科学技術体験合
   宿プログラムです。
    今年度より3泊4日以上の探究・深化型プログラム「サイエンスキャン
   プDX(ディー・エックス)」も始まり、さらに充実した内容で開催いた
   します。
    高校生のみなさん、興味のあるプログラムに応募ください。
  
    開 催 日:12月25日(日)〜2012年1月7日(土)の期間中
         2泊3日〜3泊4日
    会  場:大学、公的研究機関(10会場)
    定  員:受け入れ会場ごとに10〜40名(合計206名)
         ※前年度平均応募倍率2.5倍
    参 加 費:無料(自宅と会場間の往復交通費は自己負担。宿舎・食事は
         用意します)
    応募締切:11月8日(火)郵送必着
  
    応募方法など、詳しくは、こちらをご覧ください。
    サイエンスキャンプ本部事務局ホームページ
    http://ppd.jsf.or.jp/camp/
  
   ■ 日本IBM TryScience実験教室 10月 ■
  
    「TryScience(トライサイエンス)実験教室」は、毎月1回、日曜日に
   開催しています。
  
    開催日時:10月16日(日)13時〜16時
    開催場所:4階D室 イベントホール
  
    詳しくは、こちらをご覧ください。
    http://www.jsf.or.jp/info/2011/10/post_436.php
  
   ■ 5階展示室の再開について ■
  
    閉室中の5階展示室は、現在補修工事を進めており、10月20日(木)
   より再開する予定です。
  
    詳しくは、こちらをご覧ください。
    http://www.jsf.or.jp/info/2012/01/post_438.php
  
   ■ 今週のユニバース ■
  
    土曜午後の科学ライブショー「ユニバース」では、4階シンラドームの
   スクリーンに全天周のシミュレーション映像を投影し、地球から太陽系、
   恒星の世界、銀河の世界、そして宇宙全体のお話をお伝えします。
    今週は立体オーロラ映像の紹介に加え、「ゲストコーナー」では「将棋
   と直感」についてお話しいただく予定です。
  
    案内役:片岡 龍峰さん(東京工業大学)
    ゲスト:糸谷 哲郎さん(プロ棋士)
  
    科学ライブショーの詳細や今後の出演予定者については、
    http://universe.chimons.org/jsf/ をご覧ください。
  
  
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  【2】   ★ 科 学 技 術 館 ラ ボ ラ ト リ ー ★
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  ◆ 科学・技術よもやま話
  
   ■ 「立方体コロコロゲーム」 ■
  
    こんにちは。ゲームを使って算数の楽しさを伝えているキュリオキッズ
   の森川と申します。今回は9月24日(土)に科学技術館のメールマガジ
   ン読者をご招待して行ったイベント「立方体コロコロゲーム」のレポート
   です。
  
    まずはじめに、立方体を使った1人用パズル。立方体というのは、サイ
   コロのような正方形6面でできた立体です。立方体を四角いマス目の上で
   コロンコロンと縦や横に転がしていき(図1)、狙ったマスで、狙った面
   (色)を上にできれば成功です。ところが、こんなことを学校では習いま
   せんから、なかなか難しいのです。「この面は、今は横を向いているけど、
   あそこのマスで上を向いてほしいでしょ。こっちに転がせばいいはず。
   (転がす)あれ?」という感じで、最初は苦戦している子どもが結構いま
   した。でも、何度も繰り返せば、段々とコツがわかってきます。徐々に、
   会場のあちこちから「わかった!」「できた!」の元気な声が聞こえ出し
   ます。その時の子どもたちの表情、本当に嬉しそうでした。
  
    実は、わかった瞬間というのは、算数で一番の喜びです。その喜びを味
   わえば味わうほど、子どもは算数が好きになるし、得意になります。これ
   は、大人から正解を教えてもらった場合には味わえません。自分で悩んで、
   あれこれ試して、失敗を繰り返して、最後にやっとたどり着いた時にだけ
   もらえる、最高のごほうびなのです。だから、今回のイベントでは、スタ
   ッフも私も子どもに答えを教えませんでした。与えるのは最小限のヒント
   だけ。あとは子どもが自分で答えを見つけるまで見守るだけです。
  
    パズルを楽しんだ後は、同じ立方体を使ってすごろくを遊びました。順
   番に、自分の立方体をコロンと転がして進んでゴールを目指します。パズ
   ルで覚えたテクニックをうまく使えばさらに先に進める、パズルの応用編
   といった感じです。ゲーム中は「あ〜、とおせんぼされた〜」、「+6マ
   ス進める。やった、逆転!」なんて感じで、どの家族も和気あいあいと楽
   しんでいました。
  
    ところで、今回のイベントではどんな算数を学んだのでしょうか?
  
    それは立方体の展開図です。狙ったマスで、狙った色が上になるように
   試行錯誤を繰り返すことで、展開図のセンスが磨かれます。展開図などの
   図形分野は、問題集だけで勉強するのはあまり効果がありません。一番よ
   いのは、ゲームやパズルの中で、具体物を動かして試行錯誤すること。工
   作や折り紙も効果的ですので、ぜひぜひお試しください。
  
    今回のイベントレポートはこれでおしまいです。ゲームを使った算数イ
   ベント、冬にも行う予定ですので、お楽しみに!
  
    執筆者:森川 聡 サイエンス友の会外部講師 兼
               算数ゲーム研究所キュリオキッズ 代表
  
    図1はこちら
    http://www2.jsf.or.jp/mailmaga/349/pic1.jpg
  
    「科学・技術よもやま話」のバックナンバー
    http://www2.jsf.or.jp/mailmaga/y_index.html
  
  ◆ 自然と友だち
  
   ■ 初秋の頃 ■
  
    台風12号はゆっくりと進みながら、各地に大雨を降らせ、がけ崩れな
   どで大災害を引き起こしました。災害にあわれた方々に心よりお見舞い申
   しあげます。まさに酷暑だった夏もようやく去り、あれほどにぎやかに鳴
   き続けたセミたちの声もあまり聞こえなくなり、アオマツムシ、コオロギ、
   カネタタキなどの声が聞こえるこの頃です。
    さて、この秋のシーズンはどんな生きものと出会えるでしょう。
  
    「初秋の頃」の写真
    http://www2.jsf.or.jp/mailmaga/photo/ss89
  
    執筆者:松田邦雄 サイエンス友の会 講師
  
    「自然と友だち」のバックナンバー
    http://www2.jsf.or.jp/mailmaga/photo/t_index.html
  
    ハンドブック「散歩のおとも〜北の丸公園の自然〜」好評発売中!
    郵送をご希望の方は、こちらから
    http://www2.jsf.or.jp/mailmaga/otomo/otomo.htm
  
  
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  【3】    ★ 科 学 技 術 館 お す す め ★
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  ◆ 科学の本の紹介
  
    今月のテーマは、写真。写真でつづられる本の世界は、自分では行けな
   い遠い世界、深い世界、小さな生きものの世界、さまざまな世界につれて
   いってくれます。その不思議な世界を楽しめる本を紹介します。
  
   ■ 『熱帯雨林の世界』 ■
     著者、写真:トーマス・マレント 緑書房
     2007年4月/7,140円(税込)
  
    最初の1冊は写真家トーマス・マレントが世界中の熱帯雨林の様子と生
   きものたちを、個性的に表現した写真集「熱帯雨林の世界」(緑書房)で
   す。
    熱帯雨林が地球の陸地に占める割合は今では6%に過ぎませんが、少な
   くとも地球上の生物の半数はここに生息しているといわれています。
    それだけでも驚きですが、360ページにわたって紹介されるその多様
   な生きものたちの様子や、熱帯雨林の光景は私たちをさらに驚かせてくれ
   るものです。
    金色のカエルやタランチュラの8個の目、絶滅危惧種のクロカイマンの
   目にたかる蚊の足までも鮮やかに捉えられた写真など、最後の1枚までペ
   ージをめくる手を休めることはできません。ノンフィクションとしての楽
   しみ方と、写真という表現から受ける感動を味わえる1冊だと思います。
    高校生の娘の友人の反応が「すごい!」派と「気持ち悪い」派に分かれ
   たこともおもしろいと思いました。学校図書館で子どもたちが、頭を寄せ
   合ってページをめくる姿が目に浮かぶようです。1枚1枚の写真の圧倒的
   な迫力に触れることで熱帯雨林のみならず、地球環境への関心が呼び起こ
   されるに違いありません。
  
    執筆者:佐藤和子 科学読物研究会
  
    この本の表紙はこちらのURLをご参照ください。
    http://kagakuyomimono.cool.ne.jp/hon/5seibutsu/nettaiurin/nettaiurin.html
  
    科学読物研究会ホームページ http://kagakuyomimono.cool.ne.jp/
  
    「科学の本の紹介」のバックナンバー
    http://www2.jsf.or.jp/mailmaga/b_index.html
  
  
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  【4】    ★ 科 学 技 術 館 ニ ュ ー ス ★
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  ◆ お知らせ
  
   ■ 実験教室「水のろ過と地球環境を考える」開催のご案内 ■
  
    東レ株式会社の協力を得て、実験教室「水のろ過と地球環境を考える」
   を開催いたします。
    この教室は小学校5年生の理科の単元「もののとけ方」の発展授業とし
   て東京、大阪の小学校で実施されているプログラムです。色水を東レの中
   空糸膜(UF膜)でろ過する実験を通じて、「ものがとける」ことや「粒
   子の存在」について理解を深めます。
    また、近い将来、世界の3分の2の人々が水不足に陥ると言われている
   水資源の問題と解決の方法について一緒に考えてみましょう。
    参加ご希望の方は以下内容によりご応募ください。
  
    開催日時:10月23日(日)13時30分〜15時
    受付時間:13時15分〜
    場  所:4階I室実験スタジアム
    参 加 費:無料(入館料は必要です)
    参加対象:小学校4年生以上
    応募定員:30名
    応募方法:往復はがき(※)にてご応募ください
    応募締切:10月13日(木)当日必着
  
    ※応募方法や詳細については、こちらをご覧ください。
    http://www.jsf.or.jp/info/2011/10/post_435.php
  
  ◆ 他館の紹介
  
   ■ 所沢航空発祥記念館 ■
  
   ☆化石自然石発掘体験
  
    アンモナイトや自然石を発掘してみませんか。
  
    開催日時:10月8日(土)〜10日(月・祝)
    開催場所:展示館1階
    参 加 費:200円(入館料は別途必要です)
  
    詳細は、以下のホームページをご覧ください。
    http://tam-web.jsf.or.jp/contx/modules/myalbum2/viewcat.php?cid=1
  
   ■ 船の科学館 ■
  
   ☆カヌー操船体験教室
  
    人類がはじめて船をつくって以来、数千年の歴史の中で最もシンプルで、
   船について体感できるのがカヌーの特徴です。自らの手で船を進め、浮力
   や復元性、方向転換など、船の基本的な知識を体験の中から学ぶことがで
   きる教室です。
  
    開 催 日:10月9日(日)、23日(日)
    受付時間:12時45分〜 先着100名
    実施時間:13時〜16時
    実施場所:体験教室プール
    参 加 費:無料
  
    詳細は、以下のホームページをご覧ください。
    http://www.funenokagakukan.or.jp/news/?p=811
  
  
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             ★ 担 当 者 よ り ★
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   ■ 節電の夏は終わったけれど・・・ ■
  
    3月11日に発生した「東北地方太平洋沖地震」に付随した大津波によ
   り、東日本の太平洋側に立地する発電所は大きな被害を受けました。とく
   に、東京電力福島第一原子力発電所においては、大量の放射性物質を放出
   するという重大事故を起こしてしまいました。事故発生から6か月を過ぎ
   て、ようやく3基の原子炉は冷却水の沸騰が止まる100度以下に下がり、
   安定的な「冷温停止」に向けて休みなく作業が続いています。
    火力発電所の被災、そして原子力発電所の事故、13カ月ごとに行われ
   る定期点検のための停止、点検後の再稼働の条件などにより、計画停電が
   実施された3月下旬の時点では、東京電力、東北電力の区域で、夏の需要
   期には、電力需給の逼迫(供給不足)が予測されていました(注1)。
    東京電力管内で3月14日から2週間実施された計画停電は、公平を期
   して地域ごとに輪番で時間帯を区切って停電していくものでしたが、24
   時間停電しないことを前提にして稼働している生産施設(工場)において
   は、日替わりの停電に対応できずラインが混乱したところも多かったよう
   です。
    そこで、夏の需要期にあっては、節電で対処することになり、東京電力
   管内では、
  
    (1)契約電力500kW以上の大口需要家に対しては、電気事業法第
      27条(電気の使用制限等)に基づき(注2)、「昨年の使用実績
      に対して85%の使用制限を設ける(節電15%以上)
    (2)契約電力500kW未満の小口需要家には、自主的な抑制計画の
      実施を求める
    (3)家庭には、それぞれ節電の取り組みを求める(注3)
    (4)期間は、7月1日から9月22日まで(ただし、土曜日、日曜日、
      祝日を除く)の9時から20時まで(注4)
  
   になりました。
    科学技術館は、上記の区分では「大口需要家」に該当しており、昨年の
   使用実績「1,736kW」に対して、85%をかけた「1,476kW」
   が使用できる電力の上限として通知されました。これに対処するため、展
   示の照明器具の交換、事務室の蛍光灯の一部取り外し・照明器具にスイッ
   チの付加、エレベーターの一部停止や、冷房温度設定の工夫などを行い、
   節電の実績としては、昨年同期比▲21%となりました。来館された皆さ
   まに、ご不便をおかけしておりましたら、この場を借りてお詫びを申しあ
   げます。
    9月26日に、東京電力は「今夏の電力需給状況について」と題する、
   今年7月・8月の電力の需要と供給の実績を公表しました(注5)。それ
   によると、
  
    (1)販売電力量で見た節電は、対前年比実績で
       大口需要家にあっては、7月 ▲12.8%、8月 ▲15.4%
       小口需要家にあっては、7月 ▲12.9%、8月 ▲18.2%
       家庭にあっては、   7月  ▲5.8%、8月 ▲17.0%
      となっています。自発的な節電を求められた小口需要家、家庭にお
      いても、相当な節電努力が行われたことを示しています。この中に
      は、幸いにして今年は昨年ほどの猛暑ではなかったことも節電に働
      いています。
  
    (2)今年の夏で、使用電力が最大になった、つまりピーク電力の発生
      日時は、8月18日(木)14時から15時にかけてであり、最高
      気温は36.1℃。対する昨年は、7月23日(金)14時から15
      時にかけてで、最高気温は35.7℃でした。
  
      使用電力(推定を含む)は 2011年、2010年の順で
       大口需要家 約1,450万kW 約2,050万kW ▲29%
       小口需要家 約1,750万kW 約2,150万kW ▲19%
       家庭    約1,700万kW 約1,800万kW  ▲6%
  
      この数字を見る限りでは、法人の需要家が節電を計画どおりに実行
      したのに対して、家庭の場合には、この時間帯には節電の余地に乏
      しいこと、「熱中症対策」として無理にはエアコンを止めないとの
      配慮が働いたこともあるかもしれません。
  
    昨年のピーク電力5,999万kW(7月23日)に対して、今年のピ
   ーク電力は4,922万kWであり、その時点の供給力は5,460万kW
   でした。幸いにして、心配された大口需要家に対するピークカットや大規
   模な停電はありませんでした。大きな混乱なく夏の電力ピーク期を乗り切
   った今回の節電努力には、2種類のものが含まれているように思います。
  
    (1)電力不足に対して、それぞれの経済主体が電力消費を見直し、無
      駄に使っていると思われる電力を節約したこと。これは、その節電
      がそのままコスト削減に繋がります。エネルギーを大切に使うとい
      う観点からもプラスに働いています。
  
    (2)自動車業界などでは、操業日をシフトして、土曜日、日曜日に生
      産ラインを動かしました。やむを得ざる措置であったと言えるので
      しょうが、前者とは異なり、シフトにより別のコストがかかってい
      るはずです。恒常的な電力不足に対しては海外移転をするところも
      出てきます。また、冷房温度を高く設定するのは、部屋の湿度との
      関係においては、作業能率を下げることもあるでしょう。これもコ
      スト増をもたらします。
  
    電力需要には、夏のピークと冬のピークがあります。「ふたこぶラクダ」
   です。夏のピークは乗り切ることができましたが、冬はどうでしょうか。
   エネルギー問題は、短期と長期を合わせて、それが生活や経済に及ぼす影
   響も考えていかなければならないと思います。
  
    注釈はこちら
    http://www2.jsf.or.jp/mailmaga/349/349.pdf
  
                        (企画広報室 吉田 浄)
  
  
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  ┘ 発行者:科学技術館メールマガジン係               ┘
  ┘    〒102-0091 東京都千代田区北の丸公園2番1号       ┘
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