科学技術館メールマガジン バックナンバー |
---|
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ━━ ━━ ━ ◆ 科 学 技 術 館 メールマガジン ◇ 第351号 ◆ ━ ━━ ━━ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ >>>2011/10/19発行 こんにちは。科学技術館です。 当メールマガジンは毎週水曜日発行です。ご愛読よろしくお願いします。 今週末から来週末にかけては東京国際映画祭。レッドカーペットならぬグ リーンカーペットは、ペットボトルリサイクル素材製です。 * このメールマガジンは等幅フォントでご覧ください。 本号の配信数 9,767人。 ┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘ 今 号 の 目 次 ┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘ 【1】科学技術館最新情報 新着情報・・・5階展示室を明日再開 「今週のユニバース」 【2】科学技術館ラボラトリー 科学・技術よもやま話・・・「ローズ指令」 自然と友だち・・・「10月初めに皇居外周の道沿いに見られた 草木の花々から」 【3】科学技術館おすすめ 科学の本の紹介・・・今月のテーマ「写真」 【4】科学技術館ニュース お知らせ・・・サイクルサイエンス教室 他館の紹介・・・所沢航空発祥記念館、船の科学館 ※10月の休館日は毎週水曜日です。11月は毎日開館しています。 ┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 【1】 ★ 科 学 技 術 館 最 新 情 報 ★ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ◆ 新着情報 ■ 5階展示室を明日再開 ■ 閉室中でした5階展示室を明日10月20日(木)より再開いたします。 それに伴い、入館料、「ワークス」科学教室の開催場所、「オプト」レー ザークラフトのいずれも通常通りに戻ります。 通常料金:大人 700円 中・高校生 400円 子ども 250円 詳しくは、こちらをご覧ください。 http://www.jsf.or.jp/info/2012/01/post_438.php ■ 今週のユニバース ■ 土曜午後の科学ライブショー「ユニバース」では、4階シンラドームの スクリーンに全天周のシミュレーション映像を投影し、地球から太陽系、 恒星の世界、銀河の世界、そして宇宙全体のお話をお伝えします。 また、アメリカ合衆国のヤーキス天文台とインターネットで繋ぎ、アメ リカで見えている星空の様子や天文台で撮影した天体写真を送ってもらう 「ライブ天体観測」コーナーを予定しています。日本の昼過ぎにアメリカ の夜空もお楽しみください。 案内役:野本 知理さん(千葉大学) 科学ライブショーの詳細や今後の出演予定者については、 http://universe.chimons.org/jsf/ をご覧ください。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 【2】 ★ 科 学 技 術 館 ラ ボ ラ ト リ ー ★ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ◆ 科学・技術よもやま話 ■ ローズ指令 ■ 最近、電気機器のカタログを見ると「RoHS指令対応」や「RoHS 指令適合」、「RoHS対応」という表示が目につき始めました。これは、 電気電子機器などで特定の有害物質を使うことを制限するもので、200 6年7月からEU加盟国で施行されました。 このRoHS(ローズ)指令は、電気電子機器などをリサイクルしやす くするためと、焼却や埋め立てをした時に人や地球環境に悪い影響を与え るのを少しでも減らすために、制定されました。目的は、電気電子機器か 有害物質をなくすことです。ローズ自体はEU加盟国に向けた指令であり 罰則はありませんが、EU加盟国で新しい国内法の制定や現行の国内法を 改正するなどしたことで、法的な拘束力を持ちます。制限の対象となるの は、カドミウム、水銀、鉛、六価クロム、ポリ臭化ビフェニル、ポリ臭化 ジフェニルエーテルの6種類です。 医療用機器や煙感知器などの監視・制御機器などは対象外としているよ うですが、指令の対象となる機器は、家電製品(冷蔵庫や洗濯機、掃除機 など)、情報通信機器(パソコン、プリンター、テレビなど)、照明装置 (家庭用以外の蛍光灯など)、電動工具(旋盤、フライス盤など)、レ ジャー用品(ビデオゲーム機など)、自動販売機類などと幅広く、日本製 の機器でも、EUに輸出する場合は対象になります。電子回路に電子部品 を取り付ける際に使用したはんだは鉛の含有量が多かったのですが、この 指令の影響もあり、現在では鉛フリーはんだ(無鉛はんだ)が主流になっ ています。 ローズ指令に関連して、2007年6月1日に同じくEUで2万種以上 の化学物質の安全性の評価を義務付ける規制が施行されました。通称リー チ(REACH)規制です。この規制についてはメールマガジン314号 の「化学物質の規制」に記しています。 このローズ指令で対象とした6物質の含有表示を日本で義務付けたもの が資源有効利用促進法で、その表示に関するJIS規格が「J−MOSS グリーンマーク・ガイドライン」と呼ばれるものです。こちらは対象とな る機器が7品目(パーソナルコンピュータ、ユニット形エアコンディショ ナ、テレビ受像機、電気冷蔵庫、電気洗濯機、電子レンジ、衣類乾燥機) に限られています。 カタログについているマークや言葉をちょっと調べてみると意外な発見 があるかもしれませんね。 ※RoHS(Restriction of the use of certain Hazardous Substances in electrical and electronic equipment) 執筆者:高原章仁 企画広報室 「科学・技術よもやま話」のバックナンバー http://www2.jsf.or.jp/mailmaga/y_index.html ◆ 自然と友だち ■ 10月初めに皇居外周の道沿いに見られた草木の花々から ■ 平川濠と大手濠沿いの街路樹ムクゲは今を盛りに花をつけていました。 桜田濠と半蔵濠側の道沿いのハナゾノツクバネウツギの花は、2か月前の 剪定後姿を消していましたが、今は淡いピンクの花が再び見られるように なりました。 お彼岸のころ咲くヒガンバナもシロバナマンジュシャゲと共に、今を盛 りに咲き誇っています。秋のハナニラの花やメリケンカルカヤの穂もちら ほら見られました。夏の頃よりにぎやかに穂波が揺れているハマスゲに混 じって、カヤツリグサやコゴメガヤツリの穂も見られ、9月には影の薄か ったコスズメガヤが大きく育って目立つようになりました。 10月初めに見られた草木の中からその一部をご紹介します。 「10月初めに皇居外周の道沿いに見られた草木の花々から」の写真 http://www2.jsf.or.jp/mailmaga/photo/sss28 執筆者:永井昭三 サイエンス友の会 講師 「自然と友だち」のバックナンバー http://www2.jsf.or.jp/mailmaga/photo/t_index.html ハンドブック「散歩のおとも〜北の丸公園の自然〜」好評発売中! http://www2.jsf.or.jp/mailmaga/otomo/otomo.htm ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 【3】 ★ 科 学 技 術 館 お す す め ★ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ◆ 科学の本の紹介 今月のテーマは、写真。写真でつづられる本の世界は、自分では行けな い遠い世界、深い世界、小さな生きものの世界、さまざまな世界につれて いってくれます。その不思議な世界を楽しめる本を紹介します。 ■ 『粘菌―驚くべき生命力の謎』 ■ 解説:松本淳 写真:伊沢正名 誠文堂新光社 2007年4月/3,675円(税込) 粘菌は変形菌とも呼ばれる生きもので、世界中に広く分布し、朽木や落 ち葉にわりと簡単に見つけることができるのだそうです。 粘菌の写真をざっと眺めて、カビやキノコの親せきぐらいに思って読み 始めた私は、粘菌の胞子からは粘菌アメーバが生まれるという言葉に「え っ植物でもなく動物でもなく菌類でもない?」と驚いてしまいました。 粘菌の一生は、胞子が発芽し、中から一匹のアメーバが生まれます。そ のアメーバはオスとメスに分かれ異なる性が接合し、変形体へと成長しま す。変形体はどんどん大きく成長し、やがて、胞子を空中に撒(ま)き散 らすための子実体(しじつたい)をつくるのだそうです。 この不思議な生きもの、粘菌の写真集なのですが、最後にまとめられた 粘菌を学ぶという章には、粘菌と最先端のロボット工学との関わりや粘菌 の賢さなど興味深い話が書かれています。また、宮崎駿と粘菌というキャ ラクターについての解説も面白く読めました。 粘菌の採集や観察方法についても詳しく書かれているので、親子で身近 な粘菌を探し、図鑑としても楽しめるのではないでしょうか。 執筆者:佐藤和子 科学読物研究会 この本の表紙はこちらのURLをご参照ください。 http://kagakuyomimono.cool.ne.jp/hon/5seibutsu/nenkin/nenkin.html 科学読物研究会ホームページ http://kagakuyomimono.cool.ne.jp/ 「科学の本の紹介」のバックナンバー http://www2.jsf.or.jp/mailmaga/b_index.html ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 【4】 ★ 科 学 技 術 館 ニ ュ ー ス ★ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ◆ お知らせ ■ サイクルサイエンス教室 ■ 身近な乗りものである自転車をテーマにその不思議に迫る「サイクルサ イエンス教室」です。自転車のバランスやハンドルの秘密、車輪の秘密実 験など、実際の自転車を使って徹底分析してみませんか? また、パソコン上で自転車の部品を組み合わせて組み立てた自転車画像 をTシャツにプリントしてお持ち帰りいただきます。 日 時:10月23日(日)10時〜、13時30分〜(各回約2時間) 場 所:2階E室北の丸サイクル他 参加費:無料(入館料は必要です) 対象者:小学生3年生以上、保護者も参加可 定 員:各回30名(定員になりしだい締切) ※開館時から会場にて受け付けます。 詳細はこちらをご覧ください。 http://www.jsf.or.jp/info/2011/10/post_437.php http://www.cycle-science.jp/info.html ※この教室は、競輪の補助金を受けて開催します。 競輪オフィシャルサイト http://keirin.jp/ RING!RING!プロジェクト 競輪補助事業ホームページ http://ringring-keirin.jp/ ◆ 他館の紹介 ■ 所沢航空発祥記念館 ■ ☆「YS−11機」と「格納庫」一般公開のお知らせ 下記のとおり、「YS−11機」と「格納庫」を一般公開します。格納 庫には普段展示されていない十数機の実機、レプリカの機体が納められて おり、ウルトラライトプレーン、セスナ、ヘリコプターの操縦席に実際に 座ることができます。ぜひご見学ください。 開催日時:10月29日(土)、30日(日)10時〜16時 展示場所:「YS−11機」 西武新宿線「航空公園」駅前 「格納庫」 記念館東隣 参 加 費:無料 ※雨天の場合、YS−11機の公開は中止となります。 詳細は、以下のホームページをご覧ください。 http://tam-web.jsf.or.jp/contx/modules/myalbum5/viewcat.php?cid=1#126 ■ 船の科学館 ■ ☆カヌー操船体験教室 人類がはじめて船をつくって以来、数千年の歴史の中で最もシンプルで、 船について体感できるのがカヌーの特徴です。自らの手で船を進め、浮力 や復元性、方向転換など、船の基本的な知識を体験の中から学ぶことがで きる教室です。 開催日時:10月23日(日)13時〜16時 受付時間:12時45分〜 先着100名 実施場所:体験教室プール 参 加 費:無料 詳細は、以下のホームページをご覧ください。 http://www.funenokagakukan.or.jp/news/?p=811 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ★ 担 当 者 よ り ★ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■ 森に迷う ■ すっかり秋らしくなり、あちこちで実ものが楽しめる頃になりました。 このメールマガジンを発行している当室では、年に4回、財団の広報誌 の編集、発行もしており、つい昨日秋の号が校了したばかり。たくさんの 方と原稿のやりとりをしながらのこの校了までの期間は、編集長と一緒に、 まるで深い言葉の森に迷い込んでしまったような時間になります。道中、 クマに遭遇したり、思わぬ落とし穴にはまってしまったり・・・(と思え るような)いろいろなことがありましたが、今季もなんとかこの森から抜 け出ることができました。 さて、科学技術館のなかにも森があります。しばし休室していましたこ の「FOREST」と呼ばれる5階展示室が明日再開となります。こちらは「遊 び」「創造」「発見」とうたわれる楽しい森です。館にお越しの際は、ぜ ひこの森にも足をふみ入れてみてくださいね。 (企画広報室 丸岡弥生) −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 最後までお読みいただきありがとうございました。 皆様のご来館をお待ちしております。 ※科学技術館メールマガジンに関するお問い合わせやご意見、ご感想は こちらのURLからお願いします。 http://www3.jsf.or.jp/mlmaster/ 科学技術館ホームページ>>> http://www.jsf.or.jp −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 科学技術館のイベント情報などをタイムリーにお届けする、科学技術館 ケータイメルマガの登録はこちらから。 http://www2.jsf.or.jp/mailmaga/m/mm.htm −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 配信解除・配信先変更、バックナンバーについては、こちらのホーム ページからお願いします。 https://www3.jsf.or.jp/mailmaga/menu.asp ┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘ ┘ ┘ ┘ 発行者:科学技術館メールマガジン係 ┘ ┘ 〒102-0091 東京都千代田区北の丸公園2番1号 ┘ ┘ ┘ ┘ ※ このメールマガジンの回覧・転送は自由です。内容の引用・転 ┘ ┘ 載の際には、「科学技術館 メールマガジン 第何号の***の ┘ ┘ 記事」と注釈をいれてください。 ┘ ┘ なお、メールマガジンで参照しているWebサイトのすべての画 ┘ ┘ 像・記事については、著作権法に定める例外を除き、著作権者の ┘ ┘ 許可なく使用・転載することはできません。 ┘ ┘ ┘ ┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘ |
操作メニューへ |
メールマガジンに関するお問い合わせは、下記までご連絡ください。 科学技術館メールマガジン問い合わせ窓口:http://www3.jsf.or.jp/mlmaster/ |
Copyright (C)2004 Science Museum, Tokyo, ALL RIGHTS RESERVED |