科学技術館メールマガジン バックナンバー


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  ━  ◆ 科 学 技 術 館 メールマガジン ◇ 第352号 ◆  ━
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                             >>>2011/10/26発行
  
   こんにちは。科学技術館です。
  
   当メールマガジンは毎週水曜日発行です。ご愛読よろしくお願いします。
   日が落ちる時間が日に日に早くなりましたね。気がつくと外は暗くなって
   います。西の空では宵の明星が、その後、東の空には木星が輝いています。
  
   * このメールマガジンは等幅フォントでご覧ください。
  
   本号の配信数 9,768人。
  
  
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   【1】科学技術館最新情報
       新着情報・・・「エイムズの部屋」
              「第42回市村アイデア賞作品展」
              「今週のユニバース」
  
   【2】科学技術館ラボラトリー
       科学・技術よもやま話・・・「台風の日に新幹線に乗って」
       科学技術“感”をきたえよう!
  
   【3】科学技術館おすすめ
       科学の本の紹介・・・今月のテーマ「写真」
  
   【4】科学技術館ニュース
       お知らせ・・・5階展示室の修理・補修中の展示物について
       他館の紹介・・・所沢航空発祥記念館
  
    ※11月は毎日開館いたします。
  
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  【1】    ★ 科 学 技 術 館 最 新 情 報 ★
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  ◆ 新着情報
  
   ■ エイムズの部屋 ■
  
    距離感の錯覚を体験できる「エイムズの部屋」を展示しています。壁穴
   からのぞくと、一見普通の部屋に見えますが、あれっ、歩いただけで背が
   伸びている?
  
    期間:12月27日(火)まで
    場所:5階G棟「ストップモーションパフォーマンス」横
  
    詳しくは、こちらをご覧ください。
    http://www.jsf.or.jp/info/2011/12/post_443.php
  
   ■ 第42回市村アイデア賞作品展 ■
  
    次代をになう小・中学生のアイデアの芽生えを奨励するためにもうけら
   れた市村アイデア賞の作品展を開催いたします。市村アイデア賞の特色は、
   作品がなくてもアイデアの図だけでいいところです。今回はどんなアイデ
   アが集まったかな。文部科学大臣賞、科学技術館館長賞などの入選作品を
   ご覧いただけます。
  
    期間:11月18日(金)〜12月4日(日)
    場所:2階G棟サイエンスギャラリー
    主催:(財)新技術開発財団
  
    詳しくは、こちらをご覧ください。
    http://www.jsf.or.jp/info/2011/11/post_440.php
  
   ■ 今週のユニバース ■
  
    土曜午後の科学ライブショー「ユニバース」では、4階シンラドームの
   スクリーンに全天周のシミュレーション映像を投影し、地球から太陽系、
   恒星の世界、銀河の世界、そして宇宙全体のお話をお伝えします。
  
    案内役:伊藤 哲也さん(国立天文台)
  
    科学ライブショーの詳細や今後の出演予定者については、
    http://universe.chimons.org/jsf/ をご覧ください。
  
  
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  【2】   ★ 科 学 技 術 館 ラ ボ ラ ト リ ー ★
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  ◆ 科学・技術よもやま話
  
   ■ 台風の日に新幹線に乗って ■
  
    皆さんは、先月下旬に日本列島を襲った台風15号を覚えていますか?
   首都圏の交通機関も大幅に麻痺(まひ)してしまって、帰宅するのに大変
   な時間がかかった方も多くいらっしゃることでしょう。実は私はあの日、
   講演のため東京から静岡に向かう予定でした。
    旅行などに出かける際、当日の天候については前々から気にしますよね。
   でも、行き先やその周辺地域の地形まで調べたりする方はどれほどいらっ
   しゃるでしょうか。今日は天候についての見通しと地域についての見識が、
   それぞれ甘かったために引き起こった話です。
  
    数日前からテレビニュースは「非常に勢力の強い台風」の情報でいっぱ
   いでしたが、ちょっと雨が強い程度と軽く考えていました。少し早い時間
   に東京駅に到着。予定通り昼前の時刻に新幹線は出発しました。
    あと15分程で静岡に到着!という頃、新幹線は急に減速して、静岡の
   ひと駅手前の新富士駅に停車してしまい、「雨風が強すぎるので運転を一
   旦見合わせる」とのアナウンス。
    14時頃に、「車内2ヶ所のドアを開けます」とのアナウンスが。同じ
   車両に乗っていたビジネスマンらしき方が数名荷物を持って移動していき
   ました。私は座りながら「雨が強いから止むまで待てばいいのに」とぼん
   やりと思っていました。
    20時頃からのアナウンスの中に「富士川の水位が危険水位まで達して
   いる」「危険水位では列車は運行できない」という内容が混ざってきまし
   た。富士川を渡らないと静岡には行けません。そして、23時頃に「本日
   は静岡より先へは行けません」とのアナウンスが!今乗っている新幹線は
   三島駅に引き返すとのこと。三島で泊まれるところを調べてみるものの、
   当然どこも満室で泊まれるところはありません。東京方面行きの新幹線も
   あるとのことで、一縷(いちる)の望みをかけて、新横浜駅に向かうこと
   にしました。
    日付が変わった午前0時に新幹線は新富士駅を出発し、2時頃に新横浜
   駅に到着。無事に宿泊先を確保し、翌日静岡に改めて向かいました。仕事
   先の配慮で講演開始時間を遅らせてもらったため、講演も無事に開催する
   ことができました。
  
    台風15号で私が巻き込まれたトラブルは、2つのことがわかっていれ
   ば回避できていたかもしれません。
    1つは、「規模の把握」。東京にやってくる台風は、それまでの道のり
   で勢力が落ちがちです。今回もそうなるだろうと思っていたのがまずひと
   つの大きな誤りでした。
    そして2つ目は、「周辺地域の地形」です。今回警戒水位を超えそうに
   なった富士川は南アルプスに水源を持つ全長128kmを誇る一級河川で
   す。その流域に大雨が降れば、河にたくさんの水が集まるのは、地図が頭
   に入っていればすぐにわかることでした。停車を続けていた14時頃の時
   点で車両を降りた方々はそのことがわかっていたのかもしれません。早め
   に行動することで、それから何時間も列車内に留め置かれ、最終的には戻
   ってしまうという事態は避けられたでしょう。
    12時間新幹線に滞在するという稀(まれ)な体験は、知識や情報があ
   ればこういった事態は免れうるということを学ぶよい機会でもありました。
   旅行や出張の際、これからは、ただ天気を確認するだけでなく、周辺地域
   の地形などにも注意を払っていこうと思います。
  
    執筆者:すずきまどか 科学技術館事業部
  
    「科学・技術よもやま話」のバックナンバー
    http://www2.jsf.or.jp/mailmaga/y_index.html
  
  ◆ 科学技術“感”をきたえよう!
  
    〜清少納言も記した「よばひぼし」 の巻〜
  
    「獅子」「双子」「ペルセウス」
    “ふるい”順にならべてください。
  
    ヒントとこたえは、こちらのホームページをご覧ください。
    http://www2.jsf.or.jp/00_info/kagakugijutukan/kagi-kan.html
  
  
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  【3】    ★ 科 学 技 術 館 お す す め ★
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  ◆ 科学の本の紹介
  
    今月は写真の本を紹介しています。子どもの本ではありませんが、親子
   で素晴らしい写真をお楽しみください。
  
   ■ 『深海ABYSS』 ■
     解説:クレール・ヌヴィアン 写真:伊部 百合子 晋遊舎
     2008年9月/3,990円(税込)
  
    深海とは、厳密な意味では水深3,000から6,000mに広がる水
   域を指しますが、広い意味では海の深い部分全体を指しています。その深
   い海にすむ生物の200枚近い写真集です。
    どの生物も初めて見るものばかりで、深海では2週間に1つ、新種が発
   見されているというのもうなずけます。真っ暗な背景に浮かぶふしぎな姿
   の生きものたちは、著者クレール・ヌヴィアンが世界中の研究者に呼び掛
   け5,000枚以上集められた写真から選んだのだそうです。
    今にもゆらゆらと動きだしそうなたくさんのクラゲたち、300℃を超
   える熱水の噴き出す海底に生きる色鮮やかなワーム、巨大なダイオウイカ
   の写真などなど。ページをめくって眺めているだけで、暗い海の中にもぐ
   っている気分です。
    最近、テレビの番組などで深海に触れたものもたくさん目にしますが、
   写真の間に挟まれた探検家や研究者の言葉は、深海の領域における自然破
   壊の深刻さやその可能性について深く考えさせてくれます。深海の発見者
   たちの感動や喜びがページをめくるごとに伝わり、静かな余韻が残りまし
   た。
  
    執筆者:佐藤和子 科学読物研究会
  
    この本の表紙はこちらのURLをご参照ください。
    http://kagakuyomimono.cool.ne.jp/hon/5seibutsu/sinkai/sinkai.html
  
    科学読物研究会ホームページ http://kagakuyomimono.cool.ne.jp/
  
    「科学の本の紹介」のバックナンバー
    http://www2.jsf.or.jp/mailmaga/b_index.html
  
  
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  【4】    ★ 科 学 技 術 館 ニ ュ ー ス ★
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  ◆ お知らせ
  
   ■ 5階展示室の修理・補修中の展示物について ■
  
    10月20日(木)に5階展示室を再開いたしましたが、下記4つの展
   示物は引き続き修理・補修中です。再開までもうしばらくお待ちください。
  
    ○10月末再開予定
     D室メカ「サイクル」のうちクランク
    ○11月末再開予定
     G棟オリエンテーリング「What’s going [on]?」
     G棟オリエンテーリング「アツメタイ」
     I室ワークス「E−プラネット」
  
    詳しくは、こちらをご覧ください。
    http://www.jsf.or.jp/info/2012/01/post_438.php
  
  ◆ 他館の紹介
  
   ■ 所沢航空発祥記念館 ■
  
   ☆公開講座「MRJの開発」
  
    YS−11機の開発から50年ぶりとなる国産旅客機「MRJ」につい
   て、開発の現状と期待される役割などについてご紹介します。
  
    開催日時:11月19日(土)13時〜14時
    展示場所:1階 研修室
    定  員:60名
    参加対象:高校生以上
    講  師:宮川淳一氏(三菱航空機(株)常務執行役員)
    申込締切:11月10日(木)往復ハガキの場合、当日必着
  
    申込方法など詳細は、以下のホームページをご覧ください。
    http://tam-web.jsf.or.jp/contx/modules/myalbum5/viewcat.php?cid=1#129
  
   ☆東京国際航空宇宙産業展2011
  
    東京国際航空宇宙産業展に《航空機部品マーケット》を出店いたします。
   セスナC150の実機展示の他、国産初の旅客機YS−11やボーイング
   社製航空機などの部品を展示し、希望者には販売も行います。
  
    日 時:10月26日(水)〜28日(金)10時〜17時
    場 所:東京ビックサイト 東4ホール
    入場料:無料(要登録)
  
    詳細は、以下のホームページをご覧ください。
    http://tam-web.jsf.or.jp/contx/modules/myalbum2/viewcat.php?cid=1#313
    http://www.tokyoaerospace.com/eventprogram/others.html
  
  
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             ★ 担 当 者 よ り ★
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   ■ クリスマスプレゼントのお願いは11月の終わりまでに・・・ ■
  
    先週、我が家の小1と、ハロウィンパーティーがあるのでコスプレグッ
   ズを買いに玩具屋に行きました。我が家の小1はお目当てのコスプレ用の
   海賊の刀を手に取ると、あとはひたすらハロウィンとは関係ないヒーロー
   ものの玩具の物色です。欲しかった刀をハロウィンでまずは手に入れたの
   で、次はサンタさんに何を頼むかを、真剣になやみはじめたわけです。
   「欲しいもの決まった?」と話をふると、「まだ!いろいろ、いろいろ欲
   しいけど、お願いできるのは一つだからじっくり考える。」とのことでし
   た。玩具屋から帰るときには、玩具のカタログをいくつももらって帰りま
   した。そしてその日からひたすらカタログとにらめっこの日々が続いてお
   ります。
    昨晩もカタログを見ているので、サンタさんへのプレゼントのお願いを
   いつまでに決めるのと聞いてみました。すると「11月の終わりまでに決
   めて、お手紙を書くの」との答えでした。クリスマスは12月の下旬なの
   になんで11月の終わりなんだろうと思いさらに聞くと、「テレビに出る
   ヒーローが使う新しい武器は11月までにはテレビに出て、玩具も11月
   には出るんだよ。だから11月の終わりにプレゼントを頼むのが正解。だ
   ってサンタさんは世界中の子どもに玩具を用意しなけりゃならないんだか
   ら、12月に新しい玩具が出たって準備が間に合わないよ。それぐらいテ
   レビ局の人だってわかっているよ」とのことでした。
    うーん、なかなか鋭い読みだけど・・・。ちょっと世の中の仕組みを読
   みすぎ、と感じた次第です。
  
                        (企画広報室 田代英俊)
  
  
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     最後までお読みいただきありがとうございました。
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  ┘    〒102-0091 東京都千代田区北の丸公園2番1号       ┘
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  ┘  載の際には、「科学技術館 メールマガジン 第何号の***の  ┘
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