科学技術館メールマガジン バックナンバー


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  ━  ◆ 科 学 技 術 館 メールマガジン ◇ 第357号 ◆  ━
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                             >>>2011/11/30発行
  
   こんにちは。科学技術館です。
  
   当メールマガジンは毎週水曜日発行です。ご愛読よろしくお願いします。
   今年もあとひと月ですね。当館正面のイチョウはやっと黄葉しました。昨
   年の今頃は黄葉真っ盛りでした。今季は少し遅いようです。
  
   * このメールマガジンは等幅フォントでご覧ください。
  
   本号の配信数 9,787人。
  
  
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   【1】科学技術館最新情報
       新着情報・・・「第12回日本万華鏡大賞公募展」
              「日本IBM TryScience実験教室」
              「3D写真にチャレンジしよう!」
              「今週のユニバース」
  
   【2】科学技術館ラボラトリー
       科学・技術よもやま話・・・「情報社会の一番の脅威」
       科学技術“感”をきたえよう!
  
   【3】科学技術館おすすめ
       科学の本の紹介・・・今月のテーマ「感じて考える本」
  
   【4】科学技術館ニュース
       他館の紹介・・・所沢航空発祥記念館
       イベント情報・・・「プラスチックの過去・現在・未来展」
  
    ※年内は12月27日(火)まで毎日開館いたします。
  
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  【1】    ★ 科 学 技 術 館 最 新 情 報 ★
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  ◆ 新着情報
  
   ■ 第12回日本万華鏡大賞公募展 ■
  
    反射の美しい鏡を使ってアートとして変身した万華鏡は、アイデアを加
   味して、さらに美しくおもしろいものとして生まれ変わりました。その美
   しさ、楽しさ、アイデアを競う「日本万華鏡大賞公募展」をぜひご覧くだ
   さい。
  
    開催期間:12月4日(日)〜11日(日)
    時  間:10時〜16時50分
    場  所:4階I室 実験スタジアム・R
    参 加 費:無料(入館料は必要です)
    主  催:日本万華鏡倶楽部
         公益財団法人 日本科学技術振興財団・科学技術館
  
    詳しくは、こちらをご覧ください。
    http://www.jsf.or.jp/info/2011/12/post_450.php
  
   ■ 日本IBM TryScience実験教室 ■
  
    「TryScience(トライサイエンス)実験教室」は、毎月1回、日曜日に
   開催しています。
  
    開催日時:12月11日(日)13時〜16時
    開催場所:4階D室 イベントホール
  
    詳しくは、こちらをご覧ください。
    http://www.jsf.or.jp/info/2011/12/post_451.php
  
   ■ 「3D写真にチャレンジしよう!」 ■
  
    プロの航空写真家八戸耀生氏を迎え、気球からの撮影など冒険家顔負け
   の体験談や3Dカメラを使った撮影方法、撮り方のヒントや簡単な原理を
   聞いた後、八戸氏が開発したシステムを使って実際に撮影します。そして
   すぐにプリントアウトして3Dを体験します。
  
    開催日時:12月17日(土)、18日(日)
         10時30分〜、13時30分〜、15時30分〜
         (各1時間)
    開催場所:4階I室 実験スタジアム・L
    参加対象:小学生以上(低学年は保護者同伴)
    参 加 費:材料代1,600円(入館料は別途必要です)
    定  員:各回30名
    協  賛:(株)ダウンロードフォト
    参加方法:当日各開催時間の50分前から会場前にて整理券を配布しま
         す。
  
    詳しくは、こちらをご覧ください。
    http://www.jsf.or.jp/info/2011/12/post_452.php
  
   ■ 今週のユニバース ■
  
    土曜午後の科学ライブショー「ユニバース」では、4階シンラドームの
   スクリーンに全天周のシミュレーション映像を投影し、地球から太陽系、
   恒星の世界、銀河の世界、そして宇宙全体のお話をお伝えします。
  
    案内役:矢治 健太郎さん(立教大学)
  
    科学ライブショーの詳細や今後の出演予定者については、
    http://universe.chimons.org/jsf/ をご覧ください。
  
  
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  【2】   ★ 科 学 技 術 館 ラ ボ ラ ト リ ー ★
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  ◆ 科学・技術よもやま話
  
    ■ 情報社会の一番の脅威 ■
  
    みなさんは情報社会にとって一番の脅威は何だと思いますか?
    最近特に、○○のサーバに不正侵入があり、情報が漏えいしたというニ
   ュースが後を絶ちません。私ども情報システム開発部でも情報セキュリテ
   ィに気を配りながら、いろいろな対策を行っております。
    しかしながら、ハッカー(クラッカー)による不正侵入よりも遥かに、
   人為的ミス(ヒューマンエラー)のほうが多いことをご存知でしょうか。
   独立行政法人情報処理推進機構(IPA)では、人が起こしてしまう情報
   漏えいを2011年は最大のセキュリティ脅威と位置づけています。
    そもそもヒューマンエラーはなぜ起こるのでしょう。ものづくり、シス
   テム開発では、人は間違えるということを前提とした対策が講じられてい
   ます。例えばメールを送信する際に、件名を入れずに送信すると「このメ
   ールは題名が入っていません。このまま送信しますか?」と警告が表示さ
   れますし、本文に「添付」という文字が含まれているのに、添付ファイル
   がついていないと「添付ファイルを忘れていませんか?」と警告してくれ
   ます。
    この警告には私は何度も助けられましたが、毎回毎回聞かれると煩わし
   さを感じてきます。一度煩わしいと感じると人間は助けられた恩も忘れて、
   その警告を無視するようになり、それがヒューマンエラーに・・・。
    ヒューマンエラーを研究されている方の日々の努力により、ヒューマン
   エラー対策は日々進化しておりますが、やはりシステムを使う我々一人一
   人が普段から注意することが一番大切に思います。
  
    執筆者:今井忠彦 情報システム開発部
  
    「科学・技術よもやま話」のバックナンバー
    http://www2.jsf.or.jp/mailmaga/y_index.html
  
  ◆ 科学技術“感”をきたえよう!
  
    〜氷を砕いて進むこと50年以上! の巻〜
  
    「ふじ」「しらせ」「そうや」
    “ながい”順にならべてください。
  
    ヒントとこたえは、こちらのホームページをご覧ください。
    http://www2.jsf.or.jp/00_info/kagakugijutukan/kagi-kan.html
  
  
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  【3】    ★ 科 学 技 術 館 お す す め ★
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  ◆ 科学の本の紹介
  
    今週から4回、「感じて考える本」をテーマにご紹介します。1冊目は
   脳の働きについての本を取りあげます。感じることができるということ、
   考えることができるということを、改めて考えるきっかけに。
  
   ■ 『目で見る脳の働き』感じる心・考える力 ■
     ロバート・ウィンストン 著 町田敦夫 訳
     さ・え・ら書房  2,800円(税抜) 2011年3月
  
    脳が発見された歴史から始まり、脳の構造について書かれている最初は
   少し難しい本かと思いました。が、よく読んでみると、脳について多面的
   に取りあげ、随所に「目からうろこ」のようなちょっとしたおもしろい内
   容があります。それをあまりくどくど説明するわけでもなく、さらっと書
   いてあるところが、大人の雑学本のようでおもしろいと思いました。
    つい誰かに話してみたくなるような内容がいろいろあります。中でも、
   人の幸福感について50%が遺伝によって決まっていて、日々の生活で変
   えられるのは40%という内容にとても驚き、すぐに家族や知人に話して
   しまいました。40〜50代が一番幸福感が低いという指摘にもやたらう
   なずけるものがあり、少々悲しくなりました。
    後半の記憶力・創造力・思考力や心理テストについても、やはりチャレ
   ンジしたくなります。
    また、どのページにもその内容を説明する写真や絵が豊富で、科学の本
   としてはとてもカラフルで楽しい本です。この本を読んだら、飲み会や合
   コンでの会話にも差が出るかもしれませんね。
  
    執筆者:武藤昌代 科学読物研究会
  
    この本の表紙はこちらのURLをご参照ください。
    http://kagakuyomimono.cool.ne.jp/hon/9karada/medemirunounohataraki/medemirunounohataraki.html
  
    科学読物研究会ホームページ http://kagakuyomimono.cool.ne.jp/
  
    「科学の本の紹介」のバックナンバー
    http://www2.jsf.or.jp/mailmaga/b_index.html
  
  
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  【4】    ★ 科 学 技 術 館 ニ ュ ー ス ★
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  ◆ 他館の紹介
  
   ■ 所沢航空発祥記念館 ■
  
   ☆「夢の飛行機デザインコンテスト」作品募集中
  
    新春特別イベントとして「夢の飛行機デザインコンテスト」を開催いた
   します。応募用紙に、自由な発想で夢の飛行機をデザインし、クレヨン・
   色鉛筆・色マジックで色を塗って、郵送でご応募ください。
    受賞者にはプレゼントを贈呈いたします。新春にふさわしい、夢のある
   飛行機のデザインをたくさんお待ちしております。
  
    応募対象:小学生以下(12歳以下)
    応募期限:12月30日(当日消印有効)
  
    応募方法など詳細は、以下のホームページをご覧ください。
    http://tam-web.jsf.or.jp/contx/modules/myalbum2/viewcat.php?cid=1#322
  
   ☆ヘリコプターの操縦席に乗ろう!
  
    陸上自衛隊で使用されていたヘリコプターの操縦席を開けます。操縦席
   に座って、各自のカメラで記念写真を撮りましょう。
  
    実施日時:12月11日(日)10時〜16時
         休憩12時〜13時、14時30分〜15時
    実施場所:展示館内のヘリコプター「バートルV44」
  
    詳細は、以下のホームページをご覧ください。
    http://tam-web.jsf.or.jp/contx/modules/myalbum5/viewcat.php?cid=1#131
  
  ◆ イベント情報
  
   ■ 「プラスチックの過去・現在・未来展」 ■
  
    日本における「フェノール樹脂誕生100周年」を記念して開催する本
   展は、プラスチックの歴史をフェノール樹脂誕生から現在まで概観すると
   同時に、21世紀の現在から未来へとますます広がるプラスチックの新た
   な可能性を展望するものです。
    本展関連イベントとして、2000年にノーベル化学賞を受賞された白
   川英樹氏を交えたスペシャルトークやワークショップ「プラスチックをつ
   くろう」、日本におけるフェノール樹脂(ベークライト)製造の架け橋と
   なった化学者・高峰譲吉の生涯を映画化した「さくら、さくら 〜サムラ
   イ化学者・高峰譲吉の生涯〜」の上映会なども開催します。
    子どもから大人まで、プラスチックについての理解を深めていただく絶
   好の機会となるでしょう。
  
    開 催 日:12月22日(木)〜25日(日)
    開催場所:1階催事場2号館
    費  用:無料
    主  催:住友ベークライト株式会社
    特別協力:財団法人 アムステルダム・ベークライト・コレクション
   問合せ先: info@plastic100th.jp
  
    関連イベントの開催日時などの詳細はこちらをご覧ください。
    http://www.plastic100th.jp/
    http://www.jsf.or.jp/info/2011/12/post_454.php
  
  
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             ★ 担 当 者 よ り ★
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   ■ 戦いの日々 ■
  
    秋というと、学校では運動会、遠足、文化祭とイベントが盛りだくさん
   の時期です。当館の場合、平日はほどんとが学校団体の来館なのですが、
   11月の月曜日に限っては、運動会などの振り替え休日のため、個人来館
   の親子連れでにぎわっています。
    さて、我が家の小1は、先週の土曜日が学芸会でした。1年生から6年
   生まで学年単位で、友情の大切さや、世界の国々の文化、戦争などのテー
   マを決めて演目を選定し、とてもすばらしい舞台を見せてくれました。3
   年生からはオリジナル脚本にも挑戦して、とても意欲的でした。この中で
   1年生は、かこさとしさん原作の「おたまじゃくしの101ちゃん」を演
   じてくれました。大人数で行える舞台で、かわいいおたまじゃくしの演技
   が人気の作品です。でっ、我が家の小1ですが、何を演じたかというと、
   主役のおたまじゃくしには目もくれず、「僕はタガメ!!」と、最初から
   悪役を選択したのでした。まあ、おたまじゃくしの兄弟でも主役の101
   ちゃんは競争率が高いし、かといって出番が多い母親は当然女の子でしょ
   うし、タンポポの精とかでは自分のキャラにあわないと判断し、消去法で
   悪役のタガメを選んだのかなと思っておりました。ところが舞台を見てわ
   かったのは、消去法どころか、刀を振り回し、殺陣(たて)をやりたかっ
   たという事実でした。
    タガメは、同じ縄張りの敵であるザリガニと、101ちゃんの母親のカ
   エルを餌として取り合うために戦うシーンがあります。今回の舞台では、
   戦うときにタガメの特徴である鎌(かま)状の前脚を模した黒に金の筋が
   入った刀を持って、大立ち回りをやりました。我が家の小1は、この立ち
   回りがやりたかったようです。大好きな戦隊もののスーパーヒーローにな
   りきって(タガメは悪役ですが)刀を振り回し、見栄を切っておりました。
    舞台の役選びというと、目立ちたいとか目立ちたくないとか、セリフが
   多いとか、いろいろ選択の要素がありますが、刀を振り回して殺陣をやり
   たいといのも選択肢のひとつなんだと改めて感じました。私もそうでした
   が、男の子は、こういうシチュエーションが好きですよね。ちなみに、学
   芸会が終わると、我が家の小1は使い終わった刀を持ち帰り、ザリガニで
   はなく今度は父親との戦いの日々がはじまったのでした。
  
                        (企画広報室 田代英俊)
  
  
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  ┘ 発行者:科学技術館メールマガジン係               ┘
  ┘    〒102-0091 東京都千代田区北の丸公園2番1号       ┘
  ┘                                 ┘
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  ┘  載の際には、「科学技術館 メールマガジン 第何号の***の  ┘
  ┘  記事」と注釈をいれてください。                ┘
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