科学技術館メールマガジン バックナンバー |
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━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ━━ ━━ ━ ◆ 科 学 技 術 館 メールマガジン ◇ 第390号 ◆ ━ ━━ ━━ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ >>>2012/8/1発行 こんにちは。科学技術館です。 当メールマガジンは毎週水曜日発行です。ご愛読よろしくお願いします。 今日から8月。暑い日が続いていますが、体調管理はできていますか。少 しでも調子が悪いときには無理をせず、一息つきましょう。 * このメールマガジンは等幅フォントでご覧ください。 本号の配信数 10,119人。 ┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘ 今 号 の 目 次 ┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘ 【1】科学技術館最新情報 新着情報・・・第3回国際科学映像祭スタンプラリー 特別上映「深海の不思議」のお知らせ 夏休み「鉄の丸」ウィーク 自転車サマースクール 大人のための自転車科学教室 今週のユニバース 【2】科学技術館ラボラトリー 科学・技術よもやま話・・・ 「ゆるゆる素粒子カフェ〜ミュー粒子でお金儲け?の巻」 【3】科学技術館おすすめ 科学の本の紹介・・・今月のテーマ「インフルエンザ」 【4】科学技術館ニュース お知らせ・・・5階H室「リアル」開室 夏休み特別展「はかるのヒ・ミ・ツ展」 「米村でんじろうサイエンスショー」 教員のための理科実験スキルアップ講座 石炭実験教室 「だし・うま味」の味覚教室 科学技術館パソコン教室の「夏季特別講座」 他館の紹介・・・所沢航空発祥記念館 イベント情報・・・夢・化学−21 「夏休み子ども化学実験ショー2012」 「中外製薬 夏休みこどもバイオ実験教室2012」 夏休み期間中(7月21日〜8月末)は休まず開館いたします。 ┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 【1】 ★ 科 学 技 術 館 最 新 情 報 ★ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ◆ 新着情報 ■ 第3回国際科学映像祭スタンプラリー ■ 当館は、「第3回国際科学映像祭 〜科学でつながる〜」の会期中、4 階B室シンラドームを中心にスタンプラリーの参加会場となっています。 スタンプラリー参加施設のスタンプを3館以上押して応募すると、抽選で 豪華な記念品が当たります。 科学技術館内の様々な映像コンテンツをお楽しみください。 開催期間:8月1日(水)〜9月30日(日)まで ※ただし、9月5日(水)、12日(水)、19日(水)、 26日(水)は休館日です。 開催場所:4階B室「シンラドーム」他 参 加 費:無料(入館料は必要です) 参加方法:シンラドームの科学ライブショー「ユニバース」(土曜日の み)やドーム投影番組(日〜金曜日)、または館内各展示室 の映像コンテンツをご覧になった方は、シンラドーム入口に ある科学技術館のスタンプを所定の台紙に押してください。 台紙も同じ場所にご用意しております。 詳細は、こちらをご覧ください。 http://www.jsf.or.jp/info/2012/08/post_538.php http://image.sci-fest.net/ja/stamp.html ■ 特別上映「深海の不思議」のお知らせ ■ 4階B室「シンラドーム」で、「深海の不思議」の特別上映を行います。 世界で唯一、水深6,500mまで潜航可能な有人潜水調査船「しんかい 6500」で、熱水噴出孔にすむ金属のウロコを持った不思議な生物、ス ケーリーフットを生きたまま捕獲するミッションに挑戦する映像を特別上 映します。 期間:8月1日(水)〜31日(金)の土曜日を除く日〜金曜日 時間:毎日15時45分〜 会場:4階B室「シンラドーム」 番組:「深海の不思議」(約21分) 費用:入館料金のみでご覧いただけます。 詳細はこちらをご覧ください。 http://www.jsf.or.jp/info/2012/08/post_535.php ■ 夏休み「鉄の丸」ウィーク ■ 身の回りの生活で使われている鉄についてもっと知ってもらえるように、 「鉄の丸」ウィークとして、「鉄の丸クイズラリー」と休日に行っている 工作教室を平日にも行う「特別工作教室」を開催します。 ○鉄の丸クイズラリー 期間:8月7日(火)〜9日(木) 時間:10時〜12時、13時〜16時 会場:4階C室「鉄の丸公園1丁目」 内容:クイズに答えながら展示室を一周して、鉄のことを学びながら遊 びます。 ○特別工作教室 開 催 日:8月10日(金)、13日(月)、14日(火) ※11日(土)・12日(日)は通常通り工作教室です 開催時間:10時30分〜11時30分、13時30分〜14時30分 会 場:4階C室「鉄の丸公園1丁目」 定 員:各回5名 参加方法:当日の開館時間より展示室入口にて先着順で予約受付 ※なお、本特別工作教室の開催日は、通常平日に行っていま す実験教室はお休みとなります。 詳細は、こちらをご覧ください。 http://www.jsf.or.jp/info/2012/08/post_541.php ■ 自転車サマースクール ■ クイズを通して、親子で自転車のルールやしくみを楽しく学びましょう! 参加賞や全問正解の方には記念品を差しあげます。ぜひご参加ください。 開催日:8月5日(日)、7日(火)、9日(木)、12日(日) 時 間:10時30分〜、13時30分〜(20分程度) 会 場:2階E室「北ノ丸サイクル」 参加費:無料(入館料は必要です) 定 員:各回10組(先着順) 申 込:当日開館時間より会場前にて整理券を配布します。 問合先:財団法人 日本自転車普及協会 自転車文化センター 電話03−3217−1231 詳細はこちらをご覧ください。 http://www.jsf.or.jp/info/2012/08/post_539.php ■ 大人のための自転車科学教室「自転車の形に隠された謎を探る!」 ■ 街中を走っている自転車をよく見ると、車体やハンドルにはいろいろな 形があることがわかります。でもどうしてこんなにいろいろな形があるの でしょうか? こんな疑問を解決するために、自転車の車体に隠された秘密を、参加さ れるお父さん、お母さんと一緒に実験と体験を通して探ってみましょう。 開催日時:8月14日(火)10時30分〜、13時〜(各回50分) 開催場所:2階E室 北ノ丸サイクル 定 員:各回5組 参加申込:事前申し込み制(電子メールにて先着順) 参加対象:大人の方(小学校5年生以上のお子さんは一緒に参加可) 参 加 費:無料(入館料は必要です) 問 合 先:財団法人 日本自転車普及協会 自転車文化センター 電話03−3217−1231 申込み方法など詳細はこちらをご覧ください。 http://www.jsf.or.jp/info/2012/08/post_537.php http://cycle-info.bpaj.or.jp/japanese/event/2012event/kagaku/2012-8-14.html ■ 今週のユニバース ■ 土曜午後の科学ライブショー「ユニバース」では、4階シンラドームの スクリーンに全天周のシミュレーション映像を投影し、地球から太陽系、 恒星の世界、銀河の世界、そして宇宙全体のお話をお伝えします。 「ゲストコーナー」では、「氷の星に生命を探す」としてお話しいただ く予定です。 案内役:大朝 由美子さん(埼玉大学) ゲスト:関根 康人さん(東京大学大学院) 科学ライブショーの詳細や今後の出演予定者については、 http://universe.chimons.org/jsf/ をご覧ください。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 【2】 ★ 科 学 技 術 館 ラ ボ ラ ト リ ー ★ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ◆ 科学・技術よもやま話 ■ ゆるゆる素粒子カフェ〜ミュー粒子でお金儲け?の巻 ■ (目には見えなくらいとってもとっても小さいけれども、私達の体や星た ちの材料になっていたり宇宙の謎を解き明かすかもと期待されている素 粒子。ここはそんな素粒子な少し不思議だったり神秘的なお話が聞ける 喫茶店、今日も常連のりさがお店にやってきました) カランカラン♪ りさ(以下 り):あっつ〜い。マスター水出しアイスコーヒーひとつ! マスター(以下 マ):りさちゃんいらっしゃい、水出しアイスコーヒーね。 り:もう外暑すぎ。のどカラカラ。 マ:もう夏真っ盛りだからねぇ。こういう時は怪談話でもしてヒヤッとし てみるかい?テレビをつければ稲川淳二でも出てるでしょ。 り:いやいいわ。っていうかむしろ自分がお化けになりたい気分だわ。 マ:なんだい?それは。 り:だってさぁ。お化けになれば、暑さも学校も仕事も関係ないじゃない。 最高だわ。それにお化けになれば壁抜けとかできてかっこよさげじゃ ない。こう、壁抜けした先がお宝を隠してある秘密の部屋とかになっ ててさぁ。そこでお宝みつけてがっぽり!じゃない。 マ:壁抜けして隠し部屋探しかぁ。さすが、りさちゃんだね。実は同じ発 想で50年近く前にピラミッドを調べた研究者がいるんだよ。 り:本当?どうやって? マ:実は目に見えないけれども、今この瞬間も空から宇宙線っていって色 々なものが降ってきているんだけど、その中にミュー粒子っていう素 粒子がいるんだ。 り:素粒子?なんか難しそう・・・ マ:まぁ今はものすご〜〜〜く目に見えない小さいもの位に思っておけば いいよ。実はこの空から降ってくるミュー粒子は建物の壁や屋根をす り抜けて地面まで到達するっていうことがわかってるんだ。 り:ふ〜ん。それが壁抜けってわけね。それで。 マ:でも全部のミュー粒子が壁を抜けられる訳じゃなくて、時々壁の中で 止まっちゃう奴もいるんだよ。 り:なんか昔のゲームみたいなやつね〜。壁の中にいる!みたいな。 マ:それでね。ミュー粒子の行く先に壁がたくさんあればそれだけ行く手 を遮られるわけだから地面まで到達できる数は減っちゃうんだ。 さて、ここで問題。上から下まで壁だらけの道と、途中に隠し部屋み たいなのを通る道とどっちの方が、ミュー粒子がたくさん下まで到達 できるかな? り:そりゃ、隠し部屋って要は壁がないってことでしょ?そりゃ壁がない んだから隠し部屋通ったほうが・・・って、あっ! マ:そう、隠し部屋がある部屋の下は他よりミュー粒子がたくさん到達で きるんだ。実際にピラミッドにミュー粒子の検出装置を置いていろい ろ調べたっていう実験がもう1967年には行われているんだよ。 り:へ〜。でも、もうやられちゃっているなら、ピラミッドは幾ら探して も儲からないってことかぁ。 ・・・ヒ・ラ・メ・イ・タ それさ、ビルの地下とかにそのミュー粒子検出器置けばさ、鉄骨がな くて空洞の部分とかわかるんじゃない?で、それで「あなたのビルが 丈夫かどうか検査します?」とかいったら儲かりそう・・・。ありが とうマスター!さぁこれでがっぽりいくわよ〜。 カランカラン♪ マ:行っちゃったよ。ピラミッドだけじゃなくて他の物も色々と調べられ ているんだけどなぁ。ビルの計測は2008年にやったし、火山の地 下において火山の中の様子を調べたりとかも10年位前にはやられた のに。 ※ミュー粒子を使った調査を知りたい人はこちらも参考にしてね。 素粒子で火山を探る http://legacy.kek.jp/newskek/2002/novdec/muon.html 執筆者:泉田賢一 科学技術館事業部 「科学・技術よもやま話」のバックナンバー http://www2.jsf.or.jp/mailmaga/y_index.html ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 【3】 ★ 科 学 技 術 館 お す す め ★ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ◆ 科学の本の紹介 ちょっと季節はずれかもしれませんが、今月のテーマは「インフルエン ザ」です。日本での流行は、11月から5月にかけてですが、これは北半 球の温帯地方の特徴で、熱帯地方に行くと1年中だらだらと続いたり、香 港周辺では、1年に2回のインフルエンザシーズンがあるそうです。まあ、 「備えあれば憂いなし」ということで、1か月お付き合いください。 ■ ビジュアル版 新 体と健康シリーズ 『かぜとインフルエンザ』 ■ 岡部信彦・著 少年写真新聞社 2008.11 2,000円+税 私たちは、鼻水・鼻づまり、のどの痛みなどの、呼吸器に症状の出るも のをまとめて「かぜ」と呼んでいます。そして、症状が重く、周囲で流行 っている場合には「インフルエンザ」を疑います。では「かぜ」と「イン フルエンザ」はどう違うのでしょうか。 本書では、「かぜ」の多くも「インフルエンザ」もウイルスが原因とし たうえで、インフルエンザの特徴についてその症状だけではなく、予防す るためにはどうしたらよいか、ワクチンが効くしくみ、どうして毎年予防 接種をしなければならないのか、インフルエンザの薬の働きなど、いろい ろな視点から書かれています。合わせて、ウイルスとは何か、体の中にウ イルスが入るとどうなるのかという説明もあるので、よりインフルエンザ ウイルスについての理解が深まります。インフルエンザだけではなく、か ぜの原因となるウイルスも紹介されていて、興味深いです。 各章ごとに、最初に「ポイント」という囲みがあり、さらに詳しく解説 するという構成でわかりやすく、振り仮名もあり、小学校高学年から理解 できると思います。巻末の索引も便利です。 執筆者:山森貴子 科学読物研究会 科学読物研究会ホームページ http://www.kagakuyomimono.com/ 「科学の本の紹介」のバックナンバー http://www2.jsf.or.jp/mailmaga/b_index.html ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 【4】 ★ 科 学 技 術 館 ニ ュ ー ス ★ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ◆ お知らせ ■ 5階H室「リアル」開室 ■ 5階H室「ゲノム」展示室は、7月21日(土)より新展示室「リアル」 として公開しています。科学技術は日進月歩、日々どこかで新しい発見・ 発明があります。その最新の情報をタイムリーにお伝えします。 詳細はこちらをご覧ください。 http://www.jsf.or.jp/info/2012/09/post_531.php ■ 夏休み特別展 「はかるのヒ・ミ・ツ展 ―あなたのモノサシは正確ですか?―」 ■ 世の中には、“はかる”ための単位がいろいろありますが、中でも、時 間・長さ・質量・物質量・温度・光度・電流の7つの単位は、それぞれの 定義で国際標準単位(SI)として定められています。 “はかる”ということは、どのようなことなのかを紹介するとともに、 さまざまな体験ができる展示をご用意してお待ちしています。 開催期間:8月4日(土)〜19日(日) 会 場:2階イベントホール 協 力:(独)産業技術総合研究所 計量標準総合センター 協 賛:(株)丹青社/(株)日展/(株)乃村工藝社/ (株)ムラヤマ/(株)グリーンハウス/ (株)ミュージアムクルー/(株)ミュゼ/ (有)秋葉工務店 詳細はこちらをご覧ください。 http://www.jsf.or.jp/info/2012/08/post_514.php ※この特別展は、競輪の補助金を受けて開催します。 競輪オフィシャルサイト http://keirin.jp/ RING!RING!プロジェクト 競輪補助事業ホームページ http://ringring-keirin.jp/ ■ 「米村でんじろうサイエンスショー」開催のご案内(8/8必着) ■ 三菱商事株式会社の社会貢献活動である福祉・教育分野への支援として 実施する「博物館・美術館プログラム」の一環として、「米村でんじろう サイエンスショー」を開催いたします。 この催しについて三菱商事株式会社のご好意により、当館ご招待分とし て170席をご提供いただきました。観覧ご希望の方は以下内容によりご 応募ください。 米村でんじろう先生のステージならではのダイナミックでビックリ驚き のサイエンスショーをどうぞお楽しみください。 開催日時:8月17日(金)13時45分開場 14時開演(15時終演予定) 開催場所:地下2階サイエンスホール 参 加 費:無料 募集定員:170名 応募方法:往復はがき(※)にてご応募ください 応募締切:8月8日(水)必着 結果通知:ご応募いただいたはがきにより抽選で参加者を決定します。 返信用のはがきにより当落をご連絡します。 ※応募方法や詳細については、こちらをご覧ください。 http://www.jsf.or.jp/info/2012/07/post_532.php ■ 教員のための理科実験スキルアップ講座(8/9必着) ■ 理科を教える教員の理科指導力の向上を目指した「教員のための理科実 験スキルアップ講座」を企画しました。本講座では、科学の祭典全国大会 の実行委員の先生方が講師役を務め、授業や社会教育活動でも役立つ実践 的な理科実験の講習会を開催いたします。 小学校や中学校で理科を担当している教師の方、科学教室等の実施に携 わっている方は、ベテラン教師による実践的理科実験の極意を伝授いたし ますので、奮ってご参加くださいますようご応募をお待ちしております。 今回は、第2回目で中学校の物理分野の内容となります。 開催日時:8月18日(土)14時〜16時 会 場:科学技術館4階I室実験スタジアムL 対 象:・小学校や中学校で理科を担当している教師の方で、理科実 験の指導に少し苦手意識をお持ちの方。 ・科学教室の講師を目指しており、実験指導の極意を勉強し たい方など。 募集人数:20名程度(応募者多数の場合抽選となります) 参 加 費:1,000円(消耗品代、保険代など) 申込締切:8月9日(木)必着 問合せ先:「青少年のための科学の祭典」事務局 電話:03−3212−8447 電子メール:saiten@jsf.or.jp 申込方法についての詳細は、こちらをご覧ください。 http://www.kagakunosaiten.jp/index.php ■ 石炭実験教室 ■ 石炭の日「クリーン・コール・デー2012」の催しとして、石炭を燃 やし電気をつくる実験や石炭を取りだす実験教室を今年も共催します。 開 催 日:8月10日(金)〜11日(土) 開催時間:石炭で電気をつくろう 11時〜、14時〜(各回40分) 石炭を取りだそう 13時〜、15時〜(各回40分) 開催場所:4階D室イベントホール 対 象:小学校4年生以上 定 員:各回30名(各回の開始1時間前から会場にて整理券を配布) 参 加 費:無料(入館料は必要です) 主 催:クリーン・コール・デー実行委員会 お問合せ:一般財団法人 石炭エネルギーセンター 実行委員会担当 電話 03−6402−6101 詳細はこちらをご覧ください。 http://www.jsf.or.jp/info/2012/08/post_527.php ■ 「だし・うま味」の味覚教室開催のご案内 ■ 味の素株式会社のご協力を得て、食育プログラム「だし・うま味」の味 覚教室を開催いたします。 「おいしさ」や「味を感じるしくみ」、和食を支える「だし」・「うま 味」について楽しく学んでいただくプログラムです。これまで全国各地の 学校の授業で年間300件実施されてきた出前授業を親子で体験いただけ る特別編です。夏休みの自由研究にいかがですか? 参加ご希望の方は以下内容によりご応募ください。 開 催 日:8月24日(金)、29日(水) 開催時間:13時30分〜14時15分、14時30分〜15時15分 開催場所:4階I室実験スタジアムL 参 加 費:無料(入館料は必要です) 参加対象:小学校4年生以上(親子で参加も可) 応募定員:各回30名 応募方法:往復はがき(※)にてご応募ください 応募締切:8月13日(月)必着 結果通知:ご応募いただいたはがきにより抽選で参加者を決定します。 返信用のはがきにより当落をご連絡します。 ※応募方法や詳細については、こちらをご覧ください。 http://www.jsf.or.jp/info/2012/07/post_534.php ■ 科学技術館パソコン教室の「夏季特別講座」受講者募集のご案内 ■ 毎年、パソコン教室では学校の夏休み期間に「夏季限定」の特別講座を 開催しています。普段、受講できない講座にチャレンジしてみませんか? ○親子でかんたんプログラミング教室(8/3締切) 世界中の子どもたちのために開発された教育用のソフトウェア(スク イークEtoys)を使って、テニスゲームをつくってみよう。 日 時:8月4日(土)14時〜16時 講 師:宮坂俊夫(デジタルハリウッド大学大学院 研究員) 対 象:親子(子どもは小学3年生以上) 定 員:先着7組(14名) 受講料:5,000円(税込、親子1組の料金) 5,500円(税込、当日の科学技術館展示室の入場券付) 申込方法など詳細はこちらをご覧ください。 http://www.event-jsf.jp/school/seminar-guide/special/ ○先生のためのパソコン講座 学校で使える題材を中心にしたオリジナル講座を用意しています。教 職員の方なら、普段学校で扱っていそうな題材を取りあげて、その制作 過程から必要な操作を学んでもらえる実践型の内容です。 期 間:7月24日(火)〜8月29日(水) 時 間:10時〜16時 定 員:各回先着15名 受講料:9,450円(税込) 日程・内容・申込方法など詳細はこちらをご覧ください。 http://www.event-jsf.jp/school/seminar-guide/teacher http://www.event-jsf.jp/files/school/h24summer_teacher_guide_request.pdf ○iPhone(アイフォーン)講座 今や携帯電話に取って代わる勢いのスマートフォン。今回は、スマート フォンの中でも「iPhone(アイフォーン)」に絞って、基礎から学 べる講座を2つ用意しました。ぜひ自分のiPhoneを持って受講して みましょう。 開催日:8月30日(木)〜31日(金) 時 間:ステップ1 10時〜12時 ステップ2 14時〜16時 定 員:各回先着15名 受講料:4,500円(税込) 申込方法など詳細はこちらをご覧ください。 http://www.event-jsf.jp/school/seminar-guide/nenga/ 特別講座に関する問い合わせ先 科学技術館パソコン教室 http://www.event-jsf.jp/school 休講日:毎週月曜日、隔週日曜日 電子メール: pcdojo@event-jsf.jp 電話:03−3212−2455 ※メールでのお問い合わせの返信には日数がかかる場合がございます。 お急ぎの場合はお電話でお問い合わせください。 講座中は電話に出られない場合があります。ご了承ください。 ◆ 他館の紹介 ■ 所沢航空発祥記念館 ■ ☆夏休み大型映像フェスティバル「名探偵コナン 星影の魔術師」上映 コミック発行部数が1億3500万部を超えた大人気アニメが大型映像 として登場します。JAXAを舞台に完全オリジナルストーリーで展開さ れ、親子で楽しめる作品です。 日 時:8月4日(土)〜19日(日)12時40分〜、16時〜 会 場:大型映像館 入館料:大人600円、小・中学生250円 詳細はこちらをご覧ください。 http://tam-web.jsf.or.jp/contx/modules/myalbum3/viewcat.php?cid=1#48 ☆「ゴム動力飛行機工作教室」開催のお知らせ ゴム動力飛行機を製作し、体験を通して飛行機の飛ぶ原理を学べます。 今回はオリジナルキット「つばめ」の製作です。できあがったら、航空公 園内の広場で飛ばしてみましょう。 開催日時:8月11日(土)13時〜(製作時間約1時間) 受 付:12時30分〜(先着40名様) 開催場所:1階研修室 教 材 費:350円 詳細はこちらをご覧ください。 http://tam-web.jsf.or.jp/contx/modules/myalbum0/viewcat.php?cid=1#125 ◆ イベント情報 ■ 夢・化学−21「夏休み子ども化学実験ショー2012」のお知らせ ■ 実験やショーを通じて“化学のフシギ”を体感できるイベントです。今 年は、夏休みの自由研究に活かせるような実験や工作ができる「実験教室」 のほか、クイズショーやマジックショー、カルタ遊びなどを実施します。 また、初の試みとして、テレビなどで大活躍の内田麻理香先生による 「キッチンでできる化学実験教室」を開催します。台所での料理を通して 身近で面白い、暮らしに役立つ化学を学びます。 開催日時:8月4日(土)〜5日(日)9時30分〜16時50分 会 場:当館1階イベントホール、6階会議室、サイエンスホール 内 容:特別企画(ステージイベント3種類) 実験体験コーナー(14種類) 化学マジックショー なぜナニ化学クイズショー 参 加 費:無料(科学技術館の常設展には入館料が必要) 参加方法:当日予約と自由参加の2種類 ※予約に必要な“実験予約引換券”は当日の朝9時より会場 で配布します。(先着順) 主 催:「夢・化学−21」委員会 問 合 先:「夢・化学−21」委員会事務局(日本化学工業協会内) 電話 03−3297−2555 プログラムの内容やスケジュールなど、詳細はこちらをご覧ください。 http://www.jsf.or.jp/info/2012/07/post_523.php http://www.kagaku21.net/show/ ■ 「中外製薬 夏休みこどもバイオ実験教室2012」いよいよ開催 ■ 「中外製薬 夏休みこどもバイオ実験教室」を今年の夏も開催いたしま す。展示体験コーナー「からだ大冒険に出かけよう」は、スタンプラリー 形式でブースをまわってクイズやミニ実験に挑戦する20〜30分程度の プログラムです。 自分の細胞を観察したり、クイズやゲームに挑戦することができます。 観察した自分の細胞を写真シールにして、記念に持ち帰ることができます。 中外製薬で働くスタッフがブースの前に立ってお話をしますので、ぜひご 家族でご参加ください。皆さまのご来場をお待ちしております。 開催日時:8月4日(土)12時〜17時 8月5日(日)10時〜12時、13時〜17時 会 場:当館1階催事場 2号館 参 加 費:無料(科学技術館の常設展には入館料が必要です) 主 催:中外製薬株式会社 問 合 先:株式会社リバネス 教育開発事業部 電話:03−6277−8041(info@leaveanest.com) 詳しくはこちらをご覧ください。 http://www.jsf.or.jp/info/2012/07/post_533.php 中外製薬 夏休みこどもバイオ実験教室2012ウェブサイト http://www.kyouikuouen.com/chugai2012/ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ★ 担 当 者 よ り ★ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■ 森のなかで考えたこと ■ サイエンスキャンプの引率者として、先週、北海道へ出かけてきました。 東京近辺で生活する者にとっては、この時期の北海道と聞いて、まず連想 するのは、「涼しいところ」ではないでしょうか。 実は、筆者も、密かに、「避暑地」を期待して富良野に赴いたのですが、 当地の厳しい現実は、夢を打ち砕く「高温多湿」でした。 富良野は「盆地」なのです。盆地の気候は、一般に夏は暑く、冬は寒い。 京都しかり、祇園祭は汗だくの見物、冬のお寺巡りは足元から底冷え。旭 川に至っては、夏と冬の寒暖の差が、60℃を超えるのだそうです。その ことはさておき、まずは、有名なラベンダー畑をご覧ください(注1)。 汗だくで撮影したのですが、映像は「爽やか」な情報だけを伝えてくれま す。 北海道の畑は、本州のそれとは違い、一区画がずっと大きいので、花で はなく、トウモロコシ、ジャガイモ、タマネギ畑、牧草地でも、十分に被 写体になりえます(注2)。その畑の真ん中に樹木が立っている光景は、 その昔、いろいろなCMに登場しており、「ケンとメリーの木(1972 年)」、「マイルドセブンの丘(1977年)」などは、今でも撮影ポイ ントになっています。 さて、このような畑は、もちろん、農家にとっては農産物の生産地であ り、観光客にとっては目を楽しませてくれる場所なのですが、かつては、 ここも一面の森林でした。明治以降に大規模に開墾されて、森から畑へと 転換された土地であることは記憶に留めておいてよいことでしょう(注3)。 北海道の面積のおよそ4割が、このようにして開拓されたと言われていま す。 テレビドラマ「北の国から」でその名を知られる麓郷(ろくごう)の里 に、東京大学北海道演習林セミナーハウスがあります。ここで、3泊4日 にわたるサイエンスキャンプが開催されました。 そこでのテーマは「森林の未来は? 〜森を知り、持続的な取り扱いを 考える〜」です。 私たちは、森林や木材のことを、どのくらい知っているのでしょうか。 新聞紙など「紙のリサイクル」は生活に定着していますが、新聞紙やトイ レットペーパーの原料であるピュアパルプは、国産でしょうか輸入でしょ うか?食堂などではダプレン樹脂に代わって割り箸が復活していますが、 これは、かつては間伐材、では今はどこから?一昔前には、ラワン材をよ く見かけましたが、最近はあまり目にしません。どうなっているのでしょ う?戸建住宅では、在来工法から2×4などへ大きく転換しましたが、そ こで使われている木材は、日本の木なのでしょうか? etc. こうした木材をめぐる需要と供給、すなわち市場の変化は、あまり知ら れていないようです。森林・林業白書のグラフを見てください(注4)。 過去50年間のグラフは、日本の森林・林業の環境が激変したことを示し ています。木材自給率は約90%から約25%へ。一方、よく知られてい るように、日本の国土の約7割は森林です。世界の陸地における森林の占 める割合は約3割ですから、この数字だけを見れば、日本は森林資源に恵 まれているといえるでしょう。それなのに、木材自給率がこれほどまでに 低下しているのはなぜでしょうか? 同じく森林・林業白書のデータを見てください(注5)。森林で立木の ままでの平均取引価格は、ヒノキで約四分の一に、スギに至っては約八分 の一に下がっています。このデータは「平均価格」ですから、搬出条件の 悪い奥山では、もっとずっと低い価格になります。森林・林業の生産性の 向上がはかばかしくないなかで、為替レートは1ドル360円から80円 にまで変化。この結果、一部の銘木と呼ばれるブランド品を除いて、日本 の木材は競争力を喪失してしまいました。 貿易の自由化、為替レートの変化によって、競争力を失った産業はいく つもあります。しかし、森林・林業が他の産業と大きく異なるのは、「製 品」すなわち、樹木の成長には少なくとも50年、ものによっては100 年、200年単位の時間を要するということです。これほど長い時間、工 場の生産ラインに乗っている工業製品はありません。過去50年間のデー タは、その間に、森林・林業を取り巻く経済環境が大きく変化した結果で あることを示しています。 加えて、森林の場合、木材としての利用のほかに、森林の持つ機能は多 面的です(注6)。地球環境保全機能(CO2吸収+気候安定化)、生物 多様性保全機能、快適環境形成機能(気候緩和+大気浄化)、土砂災害防 止機能、水源涵養機能、水質浄化機能、保健・リクリエーション機能、森 林文化機能…。おそらく木材としての利用価値よりも、これら多面的な機 能の集積「価値」の方が遥かに大きいのではないでしょうか。 これらの機能は、森林が「公共財」としての価値を強く持つことを示し ています。公共財の場合、市場メカニズムに委ねていては、維持・管理が うまくいかないことが知られています。どうすれば、いいのでしょう。容 易には解決策が見つからない「難問」が、ここにもあることを知ったので した。 3泊4日のサイエンスキャンプでは、「森を知り、持続的な取り扱いを 考える」として、自然科学、とくに生態系からのアプローチを勉強してい ます。これはこれで、とても面白かったのですが、今回は、社会科学的な 立場からのコメントに留めることにします。 注1〜注6はこちらをご覧ください。 http://www2.jsf.or.jp/mailmaga/390/390.pdf (企画広報室 吉田 浄) −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 最後までお読みいただきありがとうございました。 皆様のご来館をお待ちしております。 ※科学技術館メールマガジンに関するお問い合わせやご意見、ご感想は こちらのURLからお願いします。 http://www3.jsf.or.jp/mlmaster/ 科学技術館ホームページ>>> http://www.jsf.or.jp −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 配信解除・配信先変更、バックナンバーについては、こちらのホーム ページからお願いします。 https://www3.jsf.or.jp/mailmaga/menu.asp ┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘ ┘ ┘ ┘ 発行者:科学技術館メールマガジン係 ┘ ┘ 〒102-0091 東京都千代田区北の丸公園2番1号 ┘ ┘ ┘ ┘ ※ このメールマガジンの回覧・転送は自由です。内容の引用・転 ┘ ┘ 載の際には、「科学技術館 メールマガジン 第何号の***の ┘ ┘ 記事」と注釈をいれてください。 ┘ ┘ なお、メールマガジンで参照しているWebサイトのすべての画 ┘ ┘ 像・記事については、著作権法に定める例外を除き、著作権者の ┘ ┘ 許可なく使用・転載することはできません。 ┘ ┘ ┘ ┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘ |
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