科学技術館メールマガジン バックナンバー


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  ━  ◆ 科 学 技 術 館 メールマガジン ◇ 第397号 ◆  ━
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                             >>>2012/9/19発行
  
   こんにちは。科学技術館です。
  
   当メールマガジンは毎週水曜日発行です。ご愛読よろしくお願いします。
   今号で連載「自然と友だち」が100回を迎えました。本メルマガも、
   400号までカウントダウン。ささやかながら御祝いを鋭意準備中です。
  
   * このメールマガジンは等幅フォントでご覧ください。
  
   本号の配信数 10,174人。
  
  
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   【1】科学技術館最新情報
       新着情報・・・今週のユニバース
  
   【2】科学技術館ラボラトリー
       科学・技術よもやま話・・・「科学技術館スタッフの自由研究」
       自然と友だち・・・「晩夏・初秋の頃」
  
   【3】科学技術館おすすめ
       科学の本の紹介・・・今月のテーマ「虫を愛でる」
  
   【4】科学技術館ニュース
       お知らせ・・・自転車の科学教室「タイヤの中を調べてみよう!」
              日本IBM TryScience実験教室
              オーロラをアートしよう♪
              教員のための理科実験スキルアップ講座
                         (地学分野)参加者募集
       他館の紹介・・・所沢航空発祥記念館、船の科学館
       イベント情報・・・第30回マイクロマウス東日本地区大会
  
    9月〜10月は、毎週水曜日が休館日となります。
  
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  【1】    ★ 科 学 技 術 館 最 新 情 報 ★
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  ◆ 新着情報
  
   ■ 今週のユニバース ■
  
    土曜午後の科学ライブショー「ユニバース」では、4階シンラドームの
   スクリーンに全天周のシミュレーション映像を投影し、地球から太陽系、
   恒星の世界、銀河の世界、そして宇宙全体のお話をお伝えします。
  
    案内役:亀谷 和久さん(東京理科大学)
    ゲスト:未定
  
    科学ライブショーの詳細や今後の出演予定者については、
    http://universe.chimons.org/jsf/ をご覧ください。
  
  
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  【2】   ★ 科 学 技 術 館 ラ ボ ラ ト リ ー ★
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  ◆ 科学・技術よもやま話
  
   ■ 科学技術館スタッフの自由研究 ■
  
    夏休みも終わり、ひと息つきましたが、この夏、みなさんの自由研究や
   自由工作はいかがでしたか?
    科学技術館では毎年夏休みに工作教室を企画・実施しています。内容は
   色々ですが、今年の工作教室の一つに「乾電池チェッカー」※というもの
   がありました。これはコイルの上に針を付けた磁石をぶら下げておき、コ
   イルに流した電流の大きさを針の振れの大きさではかるという市販のアナ
   ログ電流計とほぼ同じシンプルな仕組みです。このアイデアと子どもたち
   が工作教室で作る実物との間には、スタッフの自由研究の道のりがありま
   した。
    担当したスタッフは、まずメーターの針は磁石につけるのかコイルにつ
   けるのかといったところから、磁石が電流に対して敏感に確実に反応する
   取り付け方、コイルの大きさ・線の太さ・巻き数など大まかな条件を定め、
   本当に使えるかどうかを確かめました。この研究の中で、最初は最善に見
   えたやり方に不具合があったり、別のやり方が有効だったりということが
   ポロポロ判明してきました。
    研究を経て教材として実用性が確認できたので、採用となりました。そ
   のあとは、詳細な設計を詰め工作キットとして仕上げる作業です。エナメ
   ル線の太さは0.4mm以上、紙の厚さは0.7mm以下など、小学生向
   けに工作の条件を合わせていきました。これらは性能やコストと相反する
   ことがあり、工夫のしどころでした。
    このようにして完成した工作キットの教室を実施するとき、サンプルを
   見た子どもたちが「自分にもできそうだから、やってみたい」と進んで参
   加してくれるのはうれしい限りです。シンプルに作った効果が効きすぎて
   「簡単すぎてつまらなそう」といわれてしまうこともあります。いずれに
   しても簡単に見えても本当は手応えがあるところに学びのポイントがある
   のですが…。
    ところで、このような工作キットには創意工夫の要素はあるのか?とい
   う心配がありますが、それは「キット」のとらえ方によります。キットは
   単なる「部品の集まり」であり、何をもって「完成」とするかは、組み立
   てる人の自由とも考えられます。例えば乾電池チェッカーでは電圧は測定
   できませんが、それなら自分でふさわしい目盛をつければ電圧計になるの
   か?その目盛の位置はどうやって決めるのか…?そこから始まる自由研究
   や自由工作があっても、よいのではないでしょうか。
  
    ※「乾電池チェッカー」
    http://www2.jsf.or.jp/mailmaga/397/397.pdf
  
    執筆者:丸山 義巨 科学技術館事業部
  
    「科学・技術よもやま話」のバックナンバー
    http://www2.jsf.or.jp/mailmaga/y_index.html
  
  ◆ 自然と友だち
  
   ■ 晩夏・初秋の頃 ■
  
    今夏の暑さは格別。東京付近は8月末〜9月初旬にかけても猛暑が続き、
   ミンミンゼミやツクツクボウシの声がまだ響いています。それでも草むら
   からはコオロギの声も聞かれ、木の上からはアオマツムシも鳴きはじめ、
   少しずつ季節の移り変わりを感じはじめました。
  
    さて、この「自然と友だち」も本日、100号を迎えることとなりまし
   た。先の5月にはメールマガジン読者の方も1万人を超え、うれしいかぎ
   りです。
    自然の写真と解説は、植物担当の永井昭三先生と一緒に、2004年
   11月、科学技術館メールマガジンの誕生とともに「北の丸公園の自然」
   としてスタートし、2005年11月より「自然との出会い」として、北
   の丸公園からフィールドを広げました。そして、子どもたちに、より自然
   に親しんでもらいたいという願いを込め、2007年11月に「自然と友
   だち」がはじまりました。
    永井先生も、私も80歳を超えていますが、永遠の植物・昆虫少年とし
   てメールマガジンで皆さまに自然の姿をご紹介することによって、自然大
   好き人間が多くなっていくことを生き甲斐としてがんばって参ります。今
   後ともどうぞよろしくお願い申しあげます。
  
    「晩夏・初秋の頃」の写真
    http://www2.jsf.or.jp/mailmaga/photo/ss100
  
    執筆者:松田 邦雄 サイエンス友の会 講師
  
    「自然と友だち」のバックナンバー
    http://www2.jsf.or.jp/mailmaga/photo/t_index.html
  
    ハンドブック「散歩のおとも〜北の丸公園の自然〜」好評発売中!
    郵送をご希望の方は、こちらから
    http://www2.jsf.or.jp/mailmaga/otomo/otomo.htm
  
  
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  【3】    ★ 科 学 技 術 館 お す す め ★
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  ◆ 科学の本の紹介
  
    9月のテーマは「虫を愛でる」。虫を愛でる究極の形といえば、食べる
   こと!? 鳴く虫文化は日本と中国だけに存在するらしいですが、虫を食
   べる文化は世界中に見られます。というわけで今週は昆虫食の本をご紹介
   します。
  
   ■ 『虫はごちそう!』<自然と生きる> ■
     野中健一 著/柳原望 イラスト/小峰書店/
     1,400円+税/2009.11
  
    まずは表紙やグラビアの写真を見てください。これから食べようとする
   虫を前に、あるいはやっとつかまえた虫を手に、はじける笑顔。虫を食べ
   たことがなかった私でも、ひょっとしたら虫っておいしいかも、と思った
   ほどです。「虫を食べる」と聞くと、そういう習慣のない人は「ほかにタ
   ンパク源がないからしかたなく食べているのだろう」と思うかもしれませ
   ん。でも、イナゴ採りに要するエネルギーは、採ったイナゴから得られる
   エネルギーより大きくて、差し引きマイナスになるそうです。採集の労力
   に見合わなくても採るのは、秋の旬を味わいたいから、つまりエネルギー
   とは別の楽しみのため。スズメバチを採るのも同じでしょう。
    著者の専門は地理学・民族生物学で、祖父がハチ採り名人だったことか
   ら昆虫食に興味を持ち、世界各地で虫を食べる人々に会って、ときには生
   活を共にしながら、その地の昆虫食を調べてきました。この本では、日本
   のほか、主にラオスの農村とアフリカのカラハリ砂漠での調査が紹介され
   ています。虫をおいしく食べるには、採りたい虫がどこにいるか、たくさ
   ん採れるのはいつか、どの状態のときがおいしいかといった、季節や生物
   のライフサイクルを知っておく必要があります。どうやって料理するのが
   おいしいかという知識も欠かせません。昆虫食は奥の深い文化です。だか
   らこそ人々は、苦労をいとわず虫採りに熱中し、市場で牛肉より高くても
   イモムシを買い求めるのです。著者の気がかりは、アジアにもアフリカに
   も近代化の波が押し寄せ、人々が農村から都市に移住して自然から遠ざか
   ってしまうこと。そして都市化で自然が失われること。昆虫食文化は、そ
   れを支える自然が豊かでなければ成り立たないからです。
  
    執筆者:新美景子 科学読物研究会
  
    この本の表紙はこちらのURLをご参照ください。
    http://www.kagakuyomimono.com/hon/7musekitsui/musihagotisou/musihagotisou.html
  
    科学読物研究会ホームページ http://www.kagakuyomimono.com/
  
    「科学の本の紹介」のバックナンバー
    http://www2.jsf.or.jp/mailmaga/b_index.html
  
  
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  【4】    ★ 科 学 技 術 館 ニ ュ ー ス ★
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  ◆ お知らせ
  
   ■ 自転車の科学教室「タイヤの中を調べてみよう!」■
  
    自転車のタイヤを外から見ると、自転車の種類によって太さや表面の凹
   凸の違いがわかります。ということは、タイヤの中にも違いがある?どん
   なしくみになっているのか調べてみましょう。
  
    日 時:9月23日(日)11時30分〜、13時〜(各回20分)
    会 場:2階E室「北ノ丸サイクル」
    参加費:無料(科学技術館の入館料が別途必要です)
    定 員:各回親子5組
        ※各回とも当日10時より会場にて参加整理券を先着順で配布
  
    詳しくは、こちらをご覧ください。
    http://cycle-info.bpaj.or.jp/info/2012/20120814.html
  
   ■ 日本IBM TryScience実験教室 ■
  
    「TryScience(トライサイエンス)実験教室」は、毎月1回、日曜日に
   開催しています。
  
    開催日時:9月23日(日)13時〜16時
    開催場所:3階F室 ワンダー・ガレージ
  
    詳しくは、こちらをご覧ください。
    http://www.jsf.or.jp/info/2012/09/post_548.php
  
   ■ オーロラをアートしよう♪ ■
  
    当館4階「シンラドーム」にてオーロラ(全天周映像)の上映を鑑賞し
   たのち、アクリラを使ってガラスにオーロラを描いてみましょう。
    この催しは、第4回東京国際科学フェスティバルの参加イベントとして
   行われています。
  
    開催日時:9月23日(日)12時〜14時30分
    開催場所:4階B室シンラドーム、4階D室イベントホール
    参加対象:制限なし
    定  員:62名
    参加費用:1,500円(別途、科学技術館の入館料が必要です。)
    参加方法:当日10時30分より4階イベントホールにて整理券を配布
    内  容:(1)シンラドームにてオーロラの上映
            解説:宮岡宏氏(国立極地研究所)
         (2)感じたままのオーロラのイメージを描きます。アクリ
            ラ(不透明アクリル樹脂絵の具)に透明感のでるゲル
            メディウムを混ぜながらガラスに表現し、作品を仕上
            げます。
         (3)作品鑑賞・撮影会を行います。
    主  催:林檎の会
    共  催:科学技術館
    協  力:オーロラ3Dプロジェクト
         大学共同利用機関法人 情報・システム研究機構 国立極地
         研究所
  
    詳しくはこちらをご覧ください。
    http://www.jsf.or.jp/info/2012/09/post_550.php
  
   ■ 教員のための理科実験スキルアップ講座(地学分野)参加者募集 ■
  
    理科を教える教員の理科指導力の向上を目指した「教員のための理科実
   験スキルアップ講座」を企画しました。本講座では、科学の祭典全国大会
   の実行委員の先生方が講師役を務め、授業や社会教育活動でも役立つ実践
   的な理科実験の講習会を開催します。
    小学校や中学校で理科を担当している教師の方、科学教室等の実施に携
   わっている方は、ベテラン教師による実践的理科実験の極意を伝授します。
    奮ってご参加くださいますよう、ご応募をお待ちしています。
    第3回目(今年最終)となる今回は中学校の地学分野の内容となります。
  
    開催日時:10月13日(土)14時〜16時
    会  場:4階I室 実験スタジアムL
    対  象:・小学校や中学校で理科を担当している教師の方。
         ・科学教室の講師を目指しており、実験指導の極意を勉強し
          たい方など。
         ・教員を目指している学生の方など。
    募集人数:20名程度(応募者多数の場合抽選となります)
    参 加 費:1,000円(試料代、保険代など)
    申込締切:10月4日(木)必着
    問合せ先:「青少年のための科学の祭典」事務局
         電話:03−3212−8447
         電子メール:saiten@jsf.or.jp
  
    申込方法についての詳細は、こちらをご覧ください。
    http://www.kagakunosaiten.jp/index.php
  
  ◆ 他館の紹介
  
   ■ 所沢航空発祥記念館 ■
  
   ☆第53回科学技術映像祭入選作品上映会のお知らせ
  
    優れた科学技術に関する映像を選奨し、科学技術の普及と向上を図るこ
   とを目的とする科学技術映像祭の第53回入選作品を特別に上映していま
   す。
  
    開催日時:9月23日(日)まで
    上映時間:11時30分〜
    実施場所:大型映像館
    料  金:無料
    定  員:200名(先着順)
  
    詳細は、こちらをご覧ください。
    http://tam-web.jsf.or.jp/contx/modules/myalbum3/viewcat.php?cid=1#50
  
   ☆公開講座「青木勝の航空写真教室」参加者募集
  
    YS―11の初飛行から50周年を記念して、YS―11をはじめとす
   る航空写真で有名な航空写真家・青木勝氏を講師に迎え、飛行機撮影技術
   を初心者にもわかりやすく解説します。
    この公開講座の参加者を募集しています。奮ってご応募ください。
  
    開催日時:10月20日(土)13時30分〜16時30分
    開催場所:記念館内 1階研修室及び航空公園駅前YS―11
    参 加 費:無料、ただしデジタルカメラ持参のこと
    定  員:30名
    参加対象:中学生以上
    申込方法:(1)往復はがき(2)インターネット
    応募締切:10月10日(水) 往復ハガキの場合、当日必着
  
    申込方法などについての詳細はこちらをご覧ください。
    http://tam-web.jsf.or.jp/contx/modules/myalbum5/viewcat.php?cid=1#147
  
   ■ 船の科学館 ■
  
   ☆「セーリングカヌー操船体験教室」のお知らせ
  
    風の力だけで進むヨット型カヌーの操船体験教室です。セーリングの楽
   しさを体験していただこうと、プロセーラー「西村一広プロ」が指導する
   体験教室を開催します。
  
    開催日時:9月30日(日)13時〜
    受付時間:12時30分〜15時
    開催場所:体験教室プール
    参 加 費:無料
    そ の 他:当日は濡れても良い服装でお越しください。
         また、天候その他の事情により中止する場合がございます。
  
    詳細はこちらをご覧ください。
    http://www.funenokagakukan.or.jp/news/?p=907
  
  ◆ イベント情報
  
   ■ 9月23日(日) 第30回マイクロマウス東日本地区大会 ■
  
    マイクロマウス競技会は、1977年にIEEE(米国)によって提唱
   された16×16区画で構成された迷路を走行する自立知能ロボットの競
   技会です。日本では、1980年より全国規模の大会が続けられています。
    科学技術館で開催される東日本地区大会は、当日ご来館の方は観戦が可
   能です。
  
    開催日時:9月23日(日)10時〜
    会  場:2階C室イベントホール
    観覧料金:無料(ただし、科学技術館の入館料が必要です)
    主  催:マイクロマウス委員会東日本支部
         公益財団法人 ニューテクノロジー振興財団
    共  催:公益財団法人 日本科学技術振興財団・科学技術館
  
    詳細は、こちらをご覧ください。
    http://www.jsf.or.jp/info/2012/09/post_552.php
  
  
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             ★ 担 当 者 よ り ★
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   ■ 「あれ?歯がない??どこ・・・たべちゃった???」 ■
  
    この間の休日、我家は近所の公園でバーベキューを楽しみました。お肉
   を食べ、トウモロコシをかじり、焼うどんを食べ、仕上げでメロンを食べ
   ていると、家内が我家の小2の口元を見て、突然「あっ、血が出ている!」
   と声をあげました。確かに口元から血が垂れています。当人もびっくりし
   て口元に手をあてると「あれ?歯がない??どこ・・・たべちゃった???」
   と大慌て。なんのことはない、メロンをかじった時、かじったショックで
   乳歯が抜けたのでした。我家の小2は、乳歯が抜けて大喜び。今まで一本
   も歯が生え変わっていなかったので、当人的にはかなり気にしておりまし
   た。しかしやっと乳歯が抜け、永久歯が出てきたので大興奮です。「これ
   で僕も大人の仲間入りだね!!」と申しております。
    さて、抜けた歯をどうするかですが、とりあえず家にもって帰りました。
   そして、「昔からのおまじないでは、下の歯は屋根に、上の歯は軒下に投
   げるから、今回は下の歯だから屋根になげようね」と提案すると、「ちょ
   っとまって。虫眼鏡で観察する。」と小2は言い出しました。私も自分の
   乳歯が抜けたとき、乳歯をしげしげと見た記憶がなく、これはチャンスと
   小2と一緒に虫眼鏡で観察しました。すると永久歯とは違って、乳歯は歯
   根がなく、まるで虫歯治療で歯の上に被せたセラミックの歯がとれたよう
   な姿だということがわかりました。これは乳歯を永久歯が下から押し上げ
   る影響で、乳歯の歯根部が吸収・消失するためにこのような姿になるのだ
   そうです。同じ歯が抜けるのでも、乳歯と永久歯では根本的にメカニズム
   が違うから、形も変わるんだなと感じました。そして小2曰く、「これは
   おもしろいね。ねっ、これとっておいていい?」と言い出しました。「お
   まじないは?」と聞くと、「次の歯からでいいよ」とのこと。おまじない
   よりも、乳歯という新しいおもちゃを見つけて大喜びという感じです。
  
                       (企画広報室 田代 英俊)
  
  
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     最後までお読みいただきありがとうございました。
     皆様のご来館をお待ちしております。
  
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  ┘ 発行者:科学技術館メールマガジン係               ┘
  ┘    〒102-0091 東京都千代田区北の丸公園2番1号       ┘
  ┘                                 ┘
  ┘ ※ このメールマガジンの回覧・転送は自由です。内容の引用・転  ┘
  ┘  載の際には、「科学技術館 メールマガジン 第何号の***の  ┘
  ┘  記事」と注釈をいれてください。                ┘
  ┘  なお、メールマガジンで参照しているWebサイトのすべての画  ┘
  ┘  像・記事については、著作権法に定める例外を除き、著作権者の  ┘
  ┘  許可なく使用・転載することはできません。           ┘
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