科学技術館メールマガジン バックナンバー |
---|
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ━━ ━━ ━ ◆ 科 学 技 術 館 メールマガジン ◇ 第412号 ◆ ━ ━━ ━━ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ >>>2013/1/9発行 こんにちは。科学技術館です。 当メールマガジンは毎週水曜日発行です。ご愛読よろしくお願いします。 新年あけましておめでとうございます。 今日は「いっ(1)きゅう(9)」とんちの日です。困ったことがあって もストレスを溜めずに機転を利かせて遊び心で乗り切ってみては。 * このメールマガジンは等幅フォントでご覧ください。 本号の配信数 10,243人。 ┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘ 今 号 の 目 次 ┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘ 【1】科学技術館最新情報 新着情報・・・日本IBM TryScience実験教室 理研DAY:研究者と話そう 今週のユニバース 【2】科学技術館ラボラトリー 科学・技術よもやま話・・・「南会津の風習〜福を招くこども〜」 【3】科学技術館おすすめ 科学の本の紹介・・・今月のテーマ「水にまつわる本」 【4】科学技術館ニュース お知らせ・・・紙ブーメランを作ろう FORESTかんたん工作 「かんたん分光器をつくろう」 「スプリング・サイエンスキャンプ2013」 参加者募集中(1月22日締切) 「第54回科学技術映像祭」参加作品募集中 他館の紹介・・・所沢航空発祥記念館、船の科学館 ☆2月末日まで毎日開館します。 ┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 【1】 ★ 科 学 技 術 館 最 新 情 報 ★ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ◆ 新着情報 ■ 日本IBM TryScience実験教室 ■ 「TryScience(トライサイエンス)実験教室」は、毎月1回 日曜日に開催しています。2つ程度のプログラムを用意して実施します。 何をするかは当日のお楽しみ。 日時:1月20日(日)13時〜16時 会場:4階D室 イベントホール 詳しくは、こちらをご覧ください。 http://www.jsf.or.jp/info/2013/01/post_580.php ■ 理研DAY:研究者と話そう ■ 毎月第3日曜日の午後に、「シンラドーム」において、理化学研究所の 研究者と話そうというイベント「理研DAY:研究者と話そう」を開催し ています。研究の話はもとより、趣味や好きな本や映画など研究者と色々 な話をしてみませんか。皆様のご来場をお待ちしています。 なお、本イベント開催のため、「シンラドーム」ドーム投影番組のうち 12時45分以降の番組上映を休止いたします。 日 時:1月20日(日)14時〜、15時30分〜(各回30分) 会 場:4階B室「シンラドーム」 参加費:無料(ただし、入館料は必要です) 定 員:各回62名(当日先着順) 研究者:小川健司 専任研究員(理化学研究所) 理研DAYプログラムの詳細やお問い合わせは、こちらをご覧ください。 http://www.riken.go.jp/r-world/event/2013/rikenday/index.html ■ 今週のユニバース ■ 土曜午後の科学ライブショー「ユニバース」では、4階シンラドームの スクリーンに全天周のシミュレーション映像を投影し、地球から太陽系、 恒星の世界、銀河の世界、そして宇宙全体のお話をお伝えします。 また、アメリカ合衆国のヤーキス天文台とインターネットで繋ぎ、アメ リカで見えている星空の様子や天文台で撮影した天体写真を送ってもらう 「ライブ天体観測」コーナーを予定しています。日本の昼過ぎにアメリカ の夜空もお楽しみください。 日 時:1月12日(土)14時〜、15時30分〜(各回40分) 会 場:4階B室「シンラドーム」 定 員:各回62名(当日先着順) 案内役:野本 知理さん(千葉大学) ゲスト:柳瀬 亘さん(東京大学) 詳しくは、こちらをご覧ください。 http://www.jsf.or.jp/exhibit/floor/4/4b/#entry-1707 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 【2】 ★ 科 学 技 術 館 ラ ボ ラ ト リ ー ★ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ◆ 科学・技術よもやま話 ■ 南会津の風習〜福を招くこども〜 ■ 科学技術館では、「出前実験ショー」と銘打ち各地の小学校やイベント 会場で実験ショーを行っており、地方での公演を依頼されることもありま す。地方公演では今まで行ったことのないような地域に足を運ぶことがで き、担当者としても毎回楽しみな仕事です。 2012年11月上旬、地方での出前実験ショーの依頼が入りました。 場所は、福島県南会津郡只見町。JR会津若松駅から車で2時間半ほど山 間に行ったところにある、自然と川の大変美しい集落です(写真1)。そ の街にある小学校で実験ショー公演を行いました。 実験ショーを翌日に控えた夜、宿泊先のレストランでこのような書道の 額(写真2)を見ました。たどたどしい子どもの字で「火の用心」と書い てあります。明日伺う小学校(写真3)の児童さんのお習字かな?と思い 従業員さんに聞いてみると、それはただのお習字ではなく、とても素晴ら しい南会津の風習によって残されたものでした。 南会津の風習で、お子さんが数えで6歳になると、6歳=むさい=無災 (むさい)と掛け、災害で一番怖いもの(=火事)を起こさないようにす るおまじないの意味を込め「火の用心」とお子さんに書き初めとして書か せるそうです。そして、それを7枚集めるとそのお宅には福がやってくる …そんな言い伝えがあるそうです。 最近はお子さんの数も減り、7枚集めるのが難しくなっているため、お 子さんが生まれたお家には早いうちから予約が入り、多いお子さんでは 100枚もお習字を書くそう! この話を聞き、この地域がいかにお子さんを大事にしているかが伝わり ました。生まれながらにして福を呼びこむことを期待されるなんて、とて も素敵なことです。 翌日の実験ショーで出会った児童さんたちは、大切に育てられている証 拠かとても聡明で素直で明るいお子さんが多かったです。終了後、校長先 生とお話をした際にも、校長先生の教員人生の中で「最も良い子どもたち」 とおっしゃっていました。 7枚集めると福が来る、なんだかお菓子のおまけのようなお話です。で も効果はとてもあらたか。だって、あのレストランは平日にもかかわらず 沢山の宿泊客でにぎわっていたから!きっとそれは、壁に輝く7枚のお習 字がもたらした「福」なのでしょう。 執筆者:すずきまどか 科学技術館事業部 写真はこちらをご覧ください。 http://www2.jsf.or.jp/mailmaga/412/412.pdf 「科学・技術よもやま話」のバックナンバー http://www2.jsf.or.jp/mailmaga/y_index.html ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 【3】 ★ 科 学 技 術 館 お す す め ★ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ◆ 科学の本の紹介 2013年、今年は国連が定める「国際水協力年」です。水の惑星・地 球になくてはならない水に関わる問題について、世界的に協力して取り組 もうという年です。今月は、水にまつわる本を4冊ご紹介します。1週目 は、水のさまざまな性質を美しい写真で伝えてくれる本です。 ■ 『ひとしずくの水』 ■ ウォルター・ウィック作/林田康一訳/あすなろ書房/ 1998年/2,000円+税 静謐(せいひつ)、表紙の写真からは、こんな言葉が浮かんできます。 ひとしずくの水が、まさにコップに落ちる瞬間をとらえた写真です。ポト ンという澄んだ水音と、ゆっくりと静かに広がる水の輪が見えるような気 さえします。この本はどのページを開いても、水のさまざまな表情を美し いカラー写真で伝えてくれます。水の気体・液体・固体、つまり、水蒸気 ・水・氷の三態変化もクローズアップやコマ撮りの写真で紹介されていま す。 作者は『視覚ミステリー』(あすなろ書房)や『ミッケ』のシリーズ (小学館)も手掛けていますが、この本は美しい写真を集めただけでなく、 科学的な説明もしています。たとえば、露(つゆ)と雲、みぞれと雪の違 い、ヤカンの湯気の正体、水面に浮かんだピンのなぞ、ガラス管を這(は) いのぼる水、水の中に落とされた青インクの広がり方など。説明文には、 分子や凝結、表面張力など少し難しい言葉も出てきますが、ていねいに説 明されているので、親子で話し合いながら好きなところから、読んでみて ください。どれも息をのむような写真に見とれた後は、つい自分でも実験 したくなります。 まずは、親子で一緒に写真を楽しんでください。そして、今こうしてい る間も、世界中の水が、太陽の熱と地球の引力でダイナミックに動きまわ っていることに思いをはせてください。 執筆者:坂口美佳子 科学読物研究会 この本の表紙はこちらのURLをご参照ください。 http://www.kagakuyomimono.com/hon/2suugaku/hitosizuku/hitosizuku.html 科学読物研究会ホームページ http://www.kagakuyomimono.com/ 「科学の本の紹介」のバックナンバー http://www2.jsf.or.jp/mailmaga/b_index.html ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 【4】 ★ 科 学 技 術 館 ニ ュ ー ス ★ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ◆ お知らせ ■ 紙ブーメランを作ろう ■ よく飛んで、手元に戻ってくるブーメランを作ってみましょう。 日 時:1月12日(土)10時〜12時30分、13時30分〜16時 会 場:3階F室「ワンダー・ガレージ」 ※会場にて随時受け付けます。開催時間内にお越しください。 参加費:無料(ただし、入館料は必要です) 詳しくは、こちらをご覧ください。 http://www.jsf.or.jp/info/2013/01/post_585.php ■ FORESTかんたん工作「かんたん分光器をつくろう」 ■ みなさんの周りにある光、実はいろいろな色が含まれているのをご存知 ですか?!光に含まれている色を分けられる分光器をお菓子の空き箱でつ くって、光の秘密を見てみよう!! 開 催 日:1月14日(月・祝) 開催時間:10時45分〜、13時30分〜(各回30分) 会 場:5階FOREST 定 員:各回5名 参加方法:当日開館時間より5階スタッフカウンターにて1日分の予約 受付を行います(定員になり次第締め切ります)。 対 象:小学生以上(ただし、小学校1年生から3年生までの方は、 保護者の方と一緒にご参加ください)。 参 加 費 無料(ただし、入館料は必要です) 詳しくは、こちらをご覧ください。 http://www.jsf.or.jp/info/2013/01/post_583.php ■ 高校生のための先進的科学技術体験合宿プログラム 「スプリング・サイエンスキャンプ2013」 参加者募集中(1月22日締切) ■ スプリング・サイエンスキャンプ2013は、先進的な研究テーマに取 り組んでいる日本各地の研究機関で、春休み期間中に本格的な実験・実習 が受けられる、高校生のための科学技術体験合宿プログラムです。 今回は、3泊4日以上の探究・深化型プログラム「サイエンスキャンプ DX(ディー・エックス)」も含め、大学、企業など12の会場で実施さ れます。 高校生のみなさん、興味のあるプログラムにふるってご応募ください! 期 間:3月23日(土)〜28日(木)の期間中の2泊3日〜3泊4日 会 場:大学、民間企業等(12会場) 定 員:受け入れ会場ごとに8〜20名(合計163名) ※前年度平均応募倍率2.6倍 参加費:2,000円(支払いは参加決定後) プログラム期間中の宿舎や食事は主催者が用意します。 参加費は食事代の一部に充当します。現地集合・現地解散です (自宅と会場間の往復交通費は自己負担となります)。 締切日:1月22日(火)郵送必着 応募方法など、詳しくはこちらをご覧ください。 サイエンスキャンプ参加者募集ページ http://rikai.jst.go.jp/sciencecamp/camp/ スマートフォン専用参加者募集ページ http://rikai.jst.go.jp/sciencecamp/camp/sp/ ■ 「第54回科学技術映像祭」参加作品募集中 ■ 優れた科学技術に関する映像を選奨し、科学技術への関心を喚起し、そ の普及と向上を図るとともに、社会の科学技術教養の向上に資することを 目的としている科学技術映像祭への参加作品を募集中です。 多くの作品の参加をお待ちしています。 募集締切:1月25日(金)必着 参加方法:科学技術映像祭公式ホームページより参加申込 入選発表:3月中旬予定 表 彰 式:4月19日(金)予定(当館サイエンスホール) 主 催:(公財)日本科学技術振興財団、(公社)映像文化製作者連盟、 (公財)つくば科学万博記念財団 参加方法など、詳しくはこちらをご覧ください。 http://ppd.jsf.or.jp/filmfest/ ◆ 他館の紹介 ■ 所沢航空発祥記念館 ■ ☆「ゴム動力飛行機工作教室」のお知らせ ゴム動力飛行機を製作し、体験を通して飛行機の飛ぶ原理を学べます。 今回はオリジナルキット「つばめ」の製作です。できあがったら、航空公 園内の広場で飛ばしてみましょう。 日 時:1月12日(土)13時〜(製作時間 約1時間) 受 付:12時30分〜(先着40名様) 会 場:1階研修室 教材費:400円 詳しくは、こちらをご覧ください。 http://tam-web.jsf.or.jp/contx/modules/myalbum0/viewcat.php?cid=1 ■ 船の科学館 ■ ☆辻講釈「講談 南極第一次観測隊物語」開催 第3日曜日恒例の辻講釈です。南極第一次観測隊の苦労やカラフト犬の タロ・ジロの生還の物語を軽快な口調で語ります。 皆様のご来場を心よりお待ちしております。 日 時:1月20日(日)13時〜(30分程度) 会 場:南極観測船“宗谷” 士官食堂 講談師:宝井梅福(たからいうめふく) 参加費:無料 詳しくは、こちらをご覧ください。 http://www.funenokagakukan.or.jp/news/?p=823 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ★ 担 当 者 よ り ★ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■ 新年ごあいさつ ■ あけましておめでとうございます。 本メールマガジンもお正月休みをいただき、遅ればせながらのごあいさ つとなりましたが、本年も何とぞ科学技術館メールマガジンをご愛読のほ どよろしくお願い申しあげます。 さて、新年。初日の出、初もうで、初わらい、初あそび、初ならい、初 さんぽ・・・。書き初めのお題ではありませんが、七草が過ぎた頃とはい え、まだまだ今年初めてのことがいっぱいありますね。初がつくだけで、 ケがハレになる、なんだかわくわくと楽しみで、でも寒さのせいか、少し きりっと身がひきしまるような空気も含んでいる特別な時間。この頃に思 い願った気持ちを、一年たいせつにしたいなと思います。 昨年は、漢字ひと文字で「金」(きん)と表されていましたが、今年は どんな文字に表わされる年になるでしょう。みなさまは、どんな年にした いでしょうか。今号のよもやま話にありました、福を招くすてきな風習に ならい、心に留めたい言葉を書き初めして形にしてみるのもいいですね。 みなさまにとって、健やかに暮らせる福いっぱいの年となりますように。 科学技術館“初”来館も楽しみにお待ちしています。 (企画広報室 丸岡 弥生) −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 最後までお読みいただきありがとうございました。 皆様のご来館をお待ちしております。 ※科学技術館メールマガジンに関するお問い合わせやご意見、ご感想は こちらのURLからお願いします。 http://www3.jsf.or.jp/mlmaster/ 科学技術館ホームページ>>> http://www.jsf.or.jp −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 配信解除・配信先変更、バックナンバーについては、こちらのホーム ページからお願いします。 https://www3.jsf.or.jp/mailmaga/menu.asp ┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘ ┘ ┘ ┘ 発行者:科学技術館メールマガジン係 ┘ ┘ 〒102-0091 東京都千代田区北の丸公園2番1号 ┘ ┘ ┘ ┘ ※ このメールマガジンの回覧・転送は自由です。内容の引用・転 ┘ ┘ 載の際には、「科学技術館 メールマガジン 第何号の***の ┘ ┘ 記事」と注釈をいれてください。 ┘ ┘ なお、メールマガジンで参照しているWebサイトのすべての画 ┘ ┘ 像・記事については、著作権法に定める例外を除き、著作権者の ┘ ┘ 許可なく使用・転載することはできません。 ┘ ┘ ┘ ┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘ |
操作メニューへ |
メールマガジンに関するお問い合わせは、下記までご連絡ください。 科学技術館メールマガジン問い合わせ窓口:http://www3.jsf.or.jp/mlmaster/ |
Copyright (C)2004 Science Museum, Tokyo, ALL RIGHTS RESERVED |