科学技術館メールマガジン バックナンバー


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  ━  ◆ 科 学 技 術 館 メールマガジン ◇ 第413号 ◆  ━
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                             >>>2013/1/16発行
  
   こんにちは。科学技術館です。
  
   当メールマガジンは毎週水曜日発行です。ご愛読よろしくお願いします。
   夜空には木星がひときわ明るく輝いています。近くにはオリオン座やおう
   し座のアルデバラン、昴(すばる)も負けじと瞬いています。見つけられ
   るかな。
  
   * このメールマガジンは等幅フォントでご覧ください。
  
   本号の配信数 10,255人。
  
  
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   【1】科学技術館最新情報
       新着情報・・・FORESTかんたん工作
              「香りの世界へようこそ 〜芳香剤をつくろう〜」
              紙ブーメランを作ろう
              デジタル教材を利用した実験教室「雲の発生」
                               参加者募集
              2013年度 サイエンス友の会会員募集中
              今週のユニバース
  
   【2】科学技術館ラボラトリー
       科学・技術よもやま話・・・「雪道への備え」
       自然と友だち・・・「2013年(平成25年)歳初め」
  
   【3】科学技術館おすすめ
       科学の本の紹介・・・今月のテーマ「水にまつわる本」
  
   【4】科学技術館ニュース
       お知らせ・・・日本IBM TryScience実験教室
              理研DAY:研究者と話そう
              「スプリング・サイエンスキャンプ2013」
                     参加者募集中(1月22日締切)
              「第54回科学技術映像祭」参加作品募集中
                           (1月25日締切)
       他館の紹介・・・所沢航空発祥記念館
  
    ☆3月5日(火)まで毎日開館します。
  
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  【1】    ★ 科 学 技 術 館 最 新 情 報 ★
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  ◆ 新着情報
  
   ■ FORESTかんたん工作
           「香りの世界へようこそ 〜芳香剤をつくろう〜」 ■
  
    花の香り・食べ物のにおい・・・。私たちの周りには色々な『香り』が
   ありますが、一体どうやって感じているのでしょう?
    今回の工作イベントは、目に見えない『香り』を使った工作だよ。身近
   なものから『香り』の世界を体験してみよう!!
  
    開 催 日:1月26日(土)〜27日(日)
    開催時間:10時30分〜、11時30分〜、
         13時30分〜、14時30分〜(各回30分)
    会  場:5階FOREST
    定  員:各回5名
    参加方法:当日開館時間より5階スタッフカウンターにて1日分の予約
         受付を行います(定員になり次第締め切ります)。
    対  象:どなたでも(ただし、小学校3年生以下の方は、保護者の方
         と一緒にご参加ください)。
    参 加 費:無料(ただし、入館料は必要です)
  
    詳しくは、こちらをご覧ください。
    http://www.jsf.or.jp/info/2013/01/post_584.php
  
   ■ 紙ブーメランを作ろう ■
  
    よく飛んで、手元に戻ってくるブーメランを作ってみましょう。
  
    日 時:1月26日(土)10時〜12時30分、
                13時30分〜16時
    会 場:3階F室「ワンダー・ガレージ」
        ※会場にて随時受け付けます。開催時間内にお越しください。
    参加費:無料(ただし、入館料は必要です)
  
    詳しくは、こちらをご覧ください。
    http://www.jsf.or.jp/info/2013/01/post_592.php
  
   ■ デジタル教材を利用した実験教室「雲の発生」 参加者募集 ■
  
    空を眺(なが)めているといろいろな形の雲が浮かんでいます。雲はど
   うしてできるか知っているかな。簡単な雲発生装置とデジタル教材を利用
   した実験教室「雲の発生」に参加して自分の目で確かめてみよう。雲に関
   するクイズもあるよ。
  
    日時:2月11日(月・祝)13時30分〜、
                 15時〜(各回30分程度)
    会場:科学技術館事務棟 第3会議室
    定員:各回28名
    対象:小学生以上(参加者が小学校1〜3年生の場合は保護者同伴)
    講師:松本一宏氏(福島県相馬郡新地町 指導主事)
    費用:無料
    締切:1月27日(日)
  
    ※応募方法や詳細については、こちらをご覧ください。
    http://www2.jsf.or.jp/mailmaga/413/413.pdf
  
   ■ 2013年度 サイエンス友の会会員募集中 ■
  
    2013年度サイエンス友の会会員の募集がはじまりました。入会をご
   希望される方は、サイエンス友の会のウェブページにある募集要項をよく
   お読みいただき、入会お申込サイトにおすすみください。
    なお、先着順ではありませんので、期間内にお手続きをお願いします。
  
    募集締切:2月15日(金)
    ※応募者多数の場合には抽選になります。
    ※前年度会員だった方も、新たに入会申込が必要です。ご注意ください。
  
    詳しくは「サイエンス友の会入会ご案内」をご覧ください。
    http://www.jsf.or.jp/club/admission/
  
   ■ 今週のユニバース ■
  
    土曜午後の科学ライブショー「ユニバース」では、4階シンラドームの
   スクリーンに全天周のシミュレーション映像を投影し、地球から太陽系、
   恒星の世界、銀河の世界、そして宇宙全体のお話をお伝えします。
    「ゲストコーナー」では、「最新の望遠鏡で明らかにされたオリオン大
   星雲の中心部」として、お話しいただく予定です。
  
    日 時:1月19日(土)14時〜、15時30分〜(各回40分)
    会 場:4階B室「シンラドーム」
    定 員:各回62名(当日先着順)
    案内役:伊藤 哲也さん(国立天文台)
    ゲスト:廣田 朋也さん(国立天文台)
  
    詳しくは、こちらをご覧ください。
    http://www.jsf.or.jp/exhibit/floor/4/4b/#entry-1707
  
  
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  【2】   ★ 科 学 技 術 館 ラ ボ ラ ト リ ー ★
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  ◆ 科学・技術よもやま話
  
   ■ 雪道への備え ■
  
    先週末の3連休は、首都圏では成人の日が大雪となり、多くの交通機関
   に影響が出ました。立ち往生してどうしようもない乗用車が路上に乗り捨
   てられていたり、車同士の事故映像がニュースとして流れたり、と雪道へ
   の不慣れが目立ちましたが、じつはこれ、一概にただドライバーの経験不
   足ということだけでは片付けられない問題があります。トラブルの多くは
   不用意に冬用のタイヤではなく、いわゆるノーマルタイヤで雪道に出てし
   まったことから起きています。
  
    冬タイヤはかつてスパイクタイヤという、金属などでつくられた鋲
   (びょう=スパイク)が埋め込まれているタイヤが主流でした。スパイク
   による強力なグリップ力により安全に走行できる反面、路面を削ってしま
   うという問題があり、深刻な粉塵(ふんじん)公害を引き起こしたために、
   現在の日本では舗装されている道路での使用は規制されています。それに
   替わって使われ始めたのがスタッドレスタイヤと呼ばれるタイヤでした。
   スパイクはスタッドとも呼ばれますが、それがないタイヤということで、
   スタッドレスと称しています。
  
    スパイクタイヤが路面の雪や氷にスパイクを差し込んでグリップ力を確
   保する方法を取るのに対し、スタッドレスタイヤは雪には深い溝で、氷に
   はスリップの原因となる水分の吸水による吸着効果を用いてグリップ力を
   確保します。
  
    積雪がある場合、タイヤと路面の間の雪が滑り、タイヤが空回りしてし
   まうことがスリップの原因となります。スタッドレスタイヤはトレッド面
   (地面と接する部分)に刻まれた深い溝で雪をかむようにして圧縮し、発
   生した「雪柱せん断力」によってグリップ力を確保します。
  
    では、路面がすっかり凍ってしまっている場合はどうでしょう。氷に車
   の重さがかかることで氷が溶けタイヤの接地面に水の膜ができ、このため
   タイヤのグリップが失われます。これはスケートで氷面を滑る仕組みと同
   じ訳(わけ)ですが、車が滑ってしまっては具合が悪いので、原因となる
   タイヤの下の水分をタイヤのゴムで吸い取ってしまいます。具体的には気
   泡を多く含むゴムを用いたり、細かい溝をたくさんつけるようにして表面
   積を増やしたりして、吸水・吸着効果を向上させる工夫がなされています。
  
    このように環境に配慮して進化して来た冬用のタイヤですが、乾いた路
   面での使用ではどうしてもノーマルタイヤと比べて性能が劣ってしまいま
   す。そのため季節によりタイヤを付け替える必要がある訳ですが、首都圏
   のように積雪することが珍しいような地域では、なかなかスタッドレスタ
   イヤを購入してまで雪に備えることはできないかもしれません。それでも
   不意の積雪に備えてタイヤチェーンを常備しておくべきですし、どうして
   も必要がない限り積雪時には車による外出を控えたほうがよいでしょうね。
  
    執筆者:小林成稔 情報システム開発部
  
    「科学・技術よもやま話」のバックナンバー
    http://www2.jsf.or.jp/mailmaga/y_index.html
  
  ◆ 自然と友だち
  
   ■ 2013年(平成25年)歳初め ■
  
    明けましておめでとうございます。
    いよいよ2013年が出発しました。この冬は東京でも池や水たまりが
   凍ったり、霜柱もたって寒さの厳しさをひとしお感じています。雪国では
   記録的な大雪のようで東北地方の仮設住宅で暮らしておられる方々のご苦
   労はさぞかしと思われます。
    動物も植物もこの厳しい冬を乗り越えるため、いろいろな状態で冬越し
   に入っています。その自然のありのままの様子をカメラにおさめ、メール
   マガジンでお目にかけたいと思い、冬の野をめぐってみました。
  
    「2013年(平成25年)歳初め」の写真
    http://www2.jsf.or.jp/mailmaga/photo/ss104
  
    執筆者:松田邦雄 サイエンス友の会 講師
  
    「自然と友だち」のバックナンバー
    http://www2.jsf.or.jp/mailmaga/photo/t_index.html
  
    ハンドブック「散歩のおとも〜北の丸公園の自然〜」好評発売中!
    郵送をご希望の方は、こちらから
    http://www2.jsf.or.jp/mailmaga/otomo/otomo.htm
  
  
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  【3】    ★ 科 学 技 術 館 お す す め ★
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  ◆ 科学の本の紹介
  
    2013年、今年は国連が定める「国際水協力年」です。水の惑星・地
   球になくてはならない水に関わる問題について、世界的に協力して取り組
   もうという年です。今月は、水にまつわる本を4冊ご紹介します。2冊目
   は、水玉のレンズからのぞいた世界を写真で見せてくれる本です。
  
   ■ 『みずたまレンズ』かがくのとも傑作集 ■
     今森光彦 さく/福音館書店/2008年/900円+税
  
    表紙にうつし出されたまっすぐな茎、その両側には不思議な球体がつい
   ていて、よく見ると、その中からさかさまの顔がこちらをのぞいています。
   これが、みずたまレンズ。
    この本で、写真家の今森光彦さんは、いろいろなみずたまの世界を見せ
   てくれています。クモの巣にびっしりとついたみずたま、アジサイについ
   たみずたま。細長くしたたり落ちた水が飛び跳ね、みずたまにもどる瞬間
   は不思議で神秘的です。人間にとっては小さなみずたまですが、虫たちに
   とってはとても大きな水の球にうつっていることでしょう。自然の中のみ
   ずたまは、いろいろな大きさがあるけれど、光が水玉に反射して、どれも
   美しく、きらきらとかがやいています。
    また、たくさんのみずたまは、別の景色を見せてくれています。みずた
   まのついた茎や花の表面が、顕微鏡をのぞいたように大きくうつっていた
   り、みずたまの中に遠くの景色が閉じ込められていたりして、まるで雪が
   ふらないスノードームのようです。しかも、その景色はよく見るとさかさ
   まです。なぜ遠くの景色はさかさまにうつるのか? なぜふった雨は落ち
   ないで茎や花びらの上にとどまることができるのか? その答えは、本に
   は書かれていません。自然の中で、みずたまがつくりだすありのままの世
   界を、うつしとっているだけです。だからこそ身近な大人たちが、子ども
   といっしょにみずたまレンズを見つめて、不思議な世界を楽しんでほしい
   と思います。
    本を読み終えて、みずたまを見たくなりました。雨がふりそうにもない
   ので、花瓶の花に霧吹きで水をかけてみました。赤いバラの花びらには、
   うっとりするくらいきらきら光るみずたまレンズがたくさん生まれました。
  
    執筆者:大澤倫子 科学読物研究会
  
    この本の表紙はこちらのURLをご参照ください。
    http://www.kagakuyomimono.com/hon/1nyuumon/mizutamarenzu/mizutamarenzu.html
  
    科学読物研究会ホームページ http://www.kagakuyomimono.com/
  
    「科学の本の紹介」のバックナンバー
    http://www2.jsf.or.jp/mailmaga/b_index.html
  
  
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  【4】    ★ 科 学 技 術 館 ニ ュ ー ス ★
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  ◆ お知らせ
  
   ■ 日本IBM TryScience実験教室 ■
  
    「TryScience(トライサイエンス)実験教室」は、毎月1回
   日曜日に開催しています。2つ程度のプログラムを用意して実施します。
   何をするかは当日のお楽しみ。
  
    日時:1月20日(日)13時〜16時
    会場:4階D室 イベントホール
  
    詳しくは、こちらをご覧ください。
    http://www.jsf.or.jp/info/2013/01/post_580.php
  
   ■ 理研DAY:研究者と話そう ■
  
    毎月第3日曜日の午後に、「シンラドーム」において、理化学研究所の
   研究者と話そうというイベント「理研DAY:研究者と話そう」を開催し
   ています。研究の話はもとより、趣味や好きな本や映画など研究者と色々
   な話をしてみませんか。皆様のご来場をお待ちしています。
    なお、本イベント開催のため、「シンラドーム」ドーム投影番組のうち
   12時45分以降の番組上映を休止いたします。
  
    日 時:1月20日(日)14時〜、15時30分〜(各回30分)
    会 場:4階B室「シンラドーム」
    参加費:無料(ただし、入館料は必要です)
    定 員:各回62名(当日先着順)
    研究者:小川健司 専任研究員(理化学研究所)
    テーマ:「ウィルスの増殖を『視る!』」(2回とも同じ内容です)
  
    理研DAYプログラムの詳細やお問い合わせは、こちらをご覧ください。
    http://www.riken.go.jp/r-world/event/2013/rikenday/index.html
  
   ■ 高校生のための先進的科学技術体験合宿プログラム
          「スプリング・サイエンスキャンプ2013」
                   参加者募集中(1月22日締切) ■
  
    スプリング・サイエンスキャンプ2013は、先進的な研究テーマに取
   り組んでいる日本各地の研究機関で、春休み期間中に本格的な実験・実習
   が受けられる、高校生のための科学技術体験合宿プログラムです。
    今回は、3泊4日以上の探究・深化型プログラム「サイエンスキャンプ
   DX(ディー・エックス)」も含め、大学、企業など12の会場で実施さ
   れます。
    高校生のみなさん、興味のあるプログラムにふるってご応募ください!
  
    期 間:3月23日(土)〜28日(木)の期間中の2泊3日〜3泊4日
    会 場:大学、民間企業等(12会場)
    定 員:受け入れ会場ごとに8〜20名(合計163名)
        ※前年度平均応募倍率2.6倍
    参加費:2,000円(支払いは参加決定後)
        プログラム期間中の宿舎や食事は主催者が用意します。
        参加費は食事代の一部に充当します。現地集合・現地解散です
        (自宅と会場間の往復交通費は自己負担となります)。
    締切日:1月22日(火)郵送必着
  
    応募方法など、詳しくはこちらをご覧ください。
    サイエンスキャンプ参加者募集ページ
    http://rikai.jst.go.jp/sciencecamp/camp/
    スマートフォン専用参加者募集ページ
    http://rikai.jst.go.jp/sciencecamp/camp/sp/
  
   ■ 「第54回科学技術映像祭」参加作品募集中(1月25日締切) ■
  
    優れた科学技術に関する映像を選奨し、科学技術への関心を喚起し、そ
   の普及と向上を図るとともに、社会の科学技術教養の向上に資することを
   目的としている科学技術映像祭への参加作品を募集中です。
    多くの作品の参加をお待ちしています。
  
    募集締切:1月25日(金)必着
    参加方法:科学技術映像祭公式ホームページより参加申込
    入選発表:3月中旬予定
    表 彰 式:4月19日(金)予定(当館サイエンスホール)
    主  催:(公財)日本科学技術振興財団、(公社)映像文化製作者連盟、
         (公財)つくば科学万博記念財団
  
    参加方法など、詳しくはこちらをご覧ください。
    http://ppd.jsf.or.jp/filmfest/
  
  ◆ 他館の紹介
  
   ■ 所沢航空発祥記念館 ■
  
   ☆「紙飛行機工作教室」のお知らせ
  
    記念館オリジナルの紙飛行機「スカイカブIII」(鶴丸ロゴ)を製作し
   ます。ぜひご参加ください。
  
    日 時:1月26日(土)13時〜(製作時間 約1時間)
    受 付:12時30分〜(先着40名様)
    会 場:1階研修室
    教材費:350円
  
    詳しくは、こちらをご覧ください。
    http://tam-web.jsf.or.jp/contx/modules/myalbum0/viewcat.php?cid=1#136
  
  
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             ★ 担 当 者 よ り ★
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   ■ 基礎体力 ■
  
    我が家の小2と北海道にスキーに行ってきました。小2は3年前からス
   キー教室に入り滑りかたを教えてもらっていますが、1シーズンにスキー
   に行けるのはせいぜい1〜2回程度ですので、まだまだボーゲンで山を滑
   り降りるのがやっとです。とはいっても、家内よりははるかにうまく、高
   速で滑れるようになりました。なんでかなと理由を考えたのですが、我が
   家の小2と家内がスキー教室で教えてもらっているのを見て、なんとなく
   理由がわかった気がしました。
    基礎体力、つまり持続して運動をやり続ける力の違いがポイントかと思
   います。
    スキーをやるとき、そもそも寒くないように厚手のスキーウェアを着て、
   スキー靴を履き、板を付け、これだけでかなり動きづらい、体力を消耗す
   る状態になります。この状態で、スキー教室で滑る技術を教えてもらうこ
   とになります。我が家の小2が入った子どもチームは、身動きが取りづら
   いにもかかわらず、基礎体力があるのでへばらずにガンガン練習をこなし
   ていました。しかし家内が入っていた大人チームはすぐにへばってしまい、
   ゆっくり、ゆっくりの練習です。瞬間的な力だけなら大人の方が強いはず
   です。ですが、持続して運動し続ける力、基礎体力、これは子どもたちの
   ほうがはるかにあるようです。だから練習をやり続けることができて、結
   果としてうまくなるんですね。大人よりも子どものほうが上達が早いとよ
   く言いますが、その一つの理由が練習をやり続けられる基礎体力にあると
   感じたのです。
    これはなにもスポーツだけの事ではないでしょう。勉強もしかり。勉強
   の場合は、基礎体力となるのは基礎的な知識、例えば算数なら四則演算で
   しょうか。これがないと、勉強を行っても答えの出し方そのものがわから
   ないので飽きてしまい、結局、継続した学習を行うことが難しくなります。
   そのためいくら勉強時間をとったとしても、ゆっくりゆっくりの学びとな
   り、つまり実質の勉強時間が少ないため、結果としてなかなか学んだこと
   が身に付かないといことになります。
    学習を成立させるためには、基礎をしっかりしないと、学習そのものが、
   なかなか成り立たないようです。
  
                        (企画広報室 田代英俊)
  
  
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     最後までお読みいただきありがとうございました。
     皆様のご来館をお待ちしております。
  
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  ┘ 発行者:科学技術館メールマガジン係               ┘
  ┘    〒102-0091 東京都千代田区北の丸公園2番1号       ┘
  ┘                                 ┘
  ┘ ※ このメールマガジンの回覧・転送は自由です。内容の引用・転  ┘
  ┘  載の際には、「科学技術館 メールマガジン 第何号の***の  ┘
  ┘  記事」と注釈をいれてください。                ┘
  ┘  なお、メールマガジンで参照しているWebサイトのすべての画  ┘
  ┘  像・記事については、著作権法に定める例外を除き、著作権者の  ┘
  ┘  許可なく使用・転載することはできません。           ┘
  ┘                                 ┘
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