科学技術館メールマガジン バックナンバー


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  ━  ◆ 科 学 技 術 館 メールマガジン ◇ 第418号 ◆  ━
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                             >>>2013/2/20発行
  
   こんにちは。科学技術館です。
  
   当メールマガジンは毎週水曜日発行です。ご愛読よろしくお願いします。
   草木が芽を出し始めるといわれている雨水(うすい)が過ぎました。次の
   節気は啓蟄(けいちつ)。動植物だけでなく、滞っていた経済も動き始め
   るといいですね。
  
   * このメールマガジンは等幅フォントでご覧ください。
  
   本号の配信数 10,290人。
  
  
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   【1】科学技術館最新情報
       新着情報・・・今週のユニバース
  
   【2】科学技術館ラボラトリー
       科学・技術よもやま話・・・「カガクの中のバケガク」
       自然と友だち・・・「厳冬の頃」
  
   【3】科学技術館おすすめ
       科学の本の紹介・・・今月のテーマ「冬を楽しむ」
  
   【4】科学技術館ニュース
       お知らせ・・・「Nature Contact」
                     リニューアルオープンのお知らせ
              東京マラソン2013開催に伴う交通規制
              自転車の科学教室
              日本IBM TryScience実験教室
              「青少年のための科学の祭典2013全国大会」
                           出展者募集のご案内
              放射線教育支援サイト「らでぃ」
       他館の紹介・・・所沢航空発祥記念館、船の科学館
  
    ☆2月には休館日はありません。
     3月の休館日は6日(水)、13日(水)です。
  
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  【1】    ★ 科 学 技 術 館 最 新 情 報 ★
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  ◆ 新着情報
  
   ■ 今週のユニバース ■
  
    土曜午後の科学ライブショー「ユニバース」では、4階シンラドームの
   スクリーンに全天周のシミュレーション映像を投影し、地球から太陽系、
   恒星の世界、銀河の世界、そして宇宙全体のお話をお伝えします。
    「ゲストコーナー」では、「すばる望遠鏡でブラックホールを研究する」
   として、すばる望遠鏡のあるハワイよりインターネット経由でお話しいた
   だく予定です。
  
    日 時:2月23日(土)14時〜、15時30分〜(各回40分)
    会 場:4階B室「シンラドーム」
    定 員:各回62名(当日先着順)
    案内役:大朝 由美子さん(埼玉大学)
    ゲスト:今西 昌俊さん(国立天文台ハワイ観測所)
  
    詳しくは、こちらをご覧ください。
    http://www.jsf.or.jp/exhibit/floor/4/4b/#entry-1707
  
  
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  【2】   ★ 科 学 技 術 館 ラ ボ ラ ト リ ー ★
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  ◆ 科学・技術よもやま話
  
   ■ カガクの中のバケガク ■
  
    科学技術館は、館外へ出向いて科学実験や科学的な展示物を紹介する仕
   事もしています。そんなとき、一般の方からよくいただく質問の中には、
   「試験管やフラスコを使わないのもカガクなんですか?」というものがあ
   ります。科学好きとしては、その分野だけを科学と思っていたらもったい
   ない、と思います。このようなことが起こる原因としては「科学」と「化
   学」が同音異義語であるという日本語の問題、そして小中学校には「科学」
   という教科・科目がなく、高校理科の「化学」が目立つということが考え
   られます。(「科学」を名称に使っている教科書もありますが、教科名は
   あくまで「理科」です。)
    その違いは実は単純で、「化学」は「科学」の一分野に過ぎないという
   ことです。誤解を防ぐためには、化学を「バケガク」、科学を「のぎへん
   のカガク」と呼ぶ方法があります。(英語なら化学はchemistry、
   科学はscienceなので違いが明確です。)
    バケガクは原子・分子の構造や性質を扱う分野です。たとえば、水素と
   酸素。それぞれ原子2個が1組の分子になって、常温では気体として存在
   します。それらの混合気体に火をつけると爆発し水ができます。これは、
   水素原子同士・酸素原子同士の結合力より、水素原子2個と酸素原子1個
   の結合力の方がずっと強いからです。まさにそのために、水素原子2個と
   酸素原子1個が結びついた「水」は、簡単には分解しないのです。つまり
   水素と酸素は、状況によって危険な混合気体にも安全な液体にもなるオバ
   ケのようなものですが、なぜそうなるかを解き明かすのがバケガクなので
   す。
    ところで水素原子と酸素原子はどうして強く結合するのでしょうか。そ
   の答えはバケガクの外側にあります。この問題を突き詰めると「原子の中
   の−(マイナス)の電気を持つ電子は+(プラス)の電気を持つ原子核か
   ら引っ張られながらどのように運動するか」という問題に行き当たります
   が、その答えは「シュレーディンガー方程式」という難解な方程式によっ
   て導かれます。この式を使うには「物質には波の性質がある」という物理
   学上の不可思議な事実を認めなければなりません。そのため、大学でバケ
   ガクを学ぼうとすると、物理学や数学の学習にかなりのエネルギーを費や
   すことになります。
    このようなわけで、バケガク以外のことを知るとバケガクがよくわかる
   ようになりますが、これは他のどの分野についてもいえることです。カガ
   クの中には物理学・生物学・天文学など色々な分野がありますが、どれも
   お互いにつながり合っているというのが、カガクの面白いところではない
   でしょうか。
    ※実は上にあげた分野は全て「自然科学」というカテゴリの内側です。
   カガク全体はもっと広いのですが、そのお話は別の機会に。
  
    執筆者:丸山義巨 科学技術館事業部
  
    「科学・技術よもやま話」のバックナンバー
    http://www2.jsf.or.jp/mailmaga/y_index.html
  
  ◆ 自然と友だち
  
   ■ 厳冬の頃 ■
  
    冬のあいだで一番寒さを厳しく感じるのは、1〜2月の頃・・・でも
   「冬来たりなば春遠からじ・・・」と春を待つ心は草木の花・つぼみの様
   子に目をとめます。
    2月3日は節分、4日は立春と、暦のうえでは、早くも春です。
    さて、自然界に目を向けて早春の息吹を探してみましょう。
  
    「厳冬の頃」の写真
    http://www2.jsf.or.jp/mailmaga/photo/ss105
  
    執筆者:松田邦雄 サイエンス友の会 講師
  
    「自然と友だち」のバックナンバー
    http://www2.jsf.or.jp/mailmaga/photo/t_index.html
  
    ハンドブック「散歩のおとも〜北の丸公園の自然〜」好評発売中!
    郵送をご希望の方は、こちらから
    http://www2.jsf.or.jp/mailmaga/otomo/otomo.htm
  
  
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  【3】    ★ 科 学 技 術 館 お す す め ★
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  ◆ 科学の本の紹介
  
    2月は冬ならではの楽しみを見つける本を紹介しています。今週は昆虫
   編です。
  
   ■ 『虫たちの冬ごし』やさしい科学 ■
     矢島稔 著  さ・え・ら書房 1985年 1,200円+税
  
    夏の間あんなに飛び回っていた虫たち、今はどこへ行ってしまったので
   しょう? みんな死んでしまった? でも、春が来て夏になればまたいっ
   ぱい飛び出すのです。全くいなくなってしまったはずはありません。虫た
   ちは厳しい冬を何とか乗り越えるために、土の中で、落ち葉の下で、樹の
   皮の下でといろんなところで寒さをやり過ごしています。虫によって、卵
   で、幼虫で、さなぎで、成虫でと、冬ごしのしかたも様々です。本の中に
   は虫たちの隠れ家の探し方も書いてあります。ほんとかな? 半信半疑で、
   落ちていた樹の皮をめくってみました。いました!
    実は昆虫は今から三億年も前に、熱帯の地方で生まれ、だんだんと日本
   のような四季のある国や寒い地方にも広がってきたようです。人間は火を
   焚(た)いたり服を着ることができますが、昆虫はそういうわけにはいき
   ません、そこで体の構造を変えることで生き延びてきたのだとか。冬でも
   活動するフユシャクという蛾(が)がいます。雄は普通に羽があり飛び回
   りますが、雌の方は飛ぶこともできない小さい羽しかありません。寒さに
   抵抗するために飛ぶことを断念して表面積を減らし、卵をしっかり産むこ
   とを選んだのでしょうか。冬は虫たちの工夫を実感する時期でもあります。
    著者は毎日最高最低温度を記録しているほか、目印になる昆虫を決めて
   いつ成虫を見たか、いつまで鳴いたかなどを観察した自然ノートを何年も
   記録しているそうです。そうすると、虫たちの生活や季節の変化などいろ
   んなことがわかってくるとか。明日は天気もよさそう、私もフィールドノ
   ートを持って林の中を歩いてみましょう。
  
    この本の表紙はこちらのURLをご参照ください。
    http://www.kagakuyomimono.com/hon/7musekitsui/fuyugosi/fuyugosi.html
  
    執筆者:小川真理子 科学読物研究会
  
    科学読物研究会ホームページ http://www.kagakuyomimono.com/
  
    「科学の本の紹介」のバックナンバー
    http://www2.jsf.or.jp/mailmaga/b_index.html
  
  
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  【4】    ★ 科 学 技 術 館 ニ ュ ー ス ★
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  ◆ お知らせ
  
   ■「Nature Contact〜みんなで地球の未来を考えよう!」
                        リニューアルオープン ■
  
    「Nature Contact〜みんなで地球の未来を考えよう!」
   が2月16日(土)にリニューアルオープンしました。
    新しく生まれ変わった「Nature Contact」の体験型ゲー
   ムコンテンツを通して、「物流」「情報」「水」に関する地球の未来を
   楽しみながら学んでみよう。
  
    リニューアルオープンについては、こちらをご覧ください。
    http://www.jsf.or.jp/info/2013/02/post_609.php
  
   ■ 東京マラソン2013開催に伴う交通規制 ■
  
    2月24日(日)に東京マラソン2013が開催され、科学技術館周辺
   においても交通規制が実施されます。これに伴い、ご来館のお客様への影
   響が考えられますので、下記の通りご案内いたします。
  
    規制予定日時:2月24日(日)8時45分頃〜11時30分頃
    周辺規制道路:専大前交差点−雉子橋−竹橋交差点−平川門交差点
  
   地下鉄をご利用の場合
    九段下駅:特に影響はありません。
    竹 橋 駅:中野・九段下寄り改札を出て、左側の1a出口をご利用くだ
         さい。地上に出ましたら、内堀通り沿いに坂を上がった先に
         ある歩道橋をお渡りください。(通常ご案内している改札を
         出て右側の1b出口からではお越しいただけません。)
  
    詳しくは、こちらをご覧ください。
    http://www.jsf.or.jp/info/2013/02/post_591.php
    http://www.keishicho.metro.tokyo.jp/kotu/marason2013/image/syosai/c_takebasi.pdf
  
   ■ 自転車の科学教室
         「ブレーキのしくみを知って正しい使い方を知ろう!」 ■
  
    ブレーキは事故を防ぐための大切な装置ですが、使い方を間違えるとそ
   のために事故になってしまうこともあります。ブレーキの働くしくみを知
   り、正しい使い方を学んで安全運転を心がけましょう。
  
    開催日時:2月24日(日)11時30分〜、13時〜(各回20分)
         ※東京マラソン2013開催に伴う交通規制が実施されます
          ので来館の際にはご注意ください。
    会  場:2階E室「北ノ丸サイクル」
    参 加 費:無料(ただし、入館料は必要です)
    定  員:各回親子5組
    参加方法:各回とも当日10時より会場にて参加整理券を先着順で配布
  
    詳しくは、こちらをご覧ください。
    http://www.jsf.or.jp/info/2013/02/post_607.php
    http://www.cycle-info.bpaj.or.jp/info/2012/20121211.html
  
   ■ 日本IBM TryScience実験教室 ■
  
    「TryScience(トライサイエンス)実験教室」は、毎月1回
   日曜日に開催しています。2つ程度のプログラムを用意して実施します。
   何をするかは当日のお楽しみ。
  
    日時:2月24日(日)13時〜16時
       ※東京マラソン2013開催に伴う交通規制が実施されますので
        来館の際にはご注意ください。
    会場:2階C室 イベントホール
  
    詳しくは、こちらをご覧ください。
    http://www.jsf.or.jp/info/2013/02/post_599.php
  
   ■「青少年のための科学の祭典2013全国大会」出展者募集のご案内■
  
    平成25年度の全国大会出展者の募集のお知らせを掲載しました。
   出展を希望される方は「青少年のための科学の祭典2013全国大会」
   出展者募集についてのページをご覧ください。
  
    出展1次調査票提出期限:3月25日(月)(必着)
  
   「青少年のための科学の祭典2013全国大会」
    開催期間:2013年7月26日(金)〜7月28日(日)を予定
         ※7月26日(金)は、教育関係者対象の研修会を予定しま
          すが、公的な助成が得られた場合のみ実施となります。
         ※7月27日(土)〜7月28日(日)は、一般来場者向け
          の開催です。
    開催時間:9時30分〜16時30分
    会  場:科学技術館
  
    応募方法など詳しくは、こちらをご覧ください。
    http://www.kagakunosaiten.jp/
  
   ■ 放射線教育支援サイト「らでぃ」 ■
  
    「放射線」は中学校理科の学習指導要領に登場しましたが、小、中、高
   などの教育の場で、「放射線」についてどうやって授業に取り入れたらい
   いか、どんな教材を使えば効果的か悩んでいらっしゃる先生も多いのでは
   ないでしょうか?
    そこで、放射線教育支援サイト「らでぃ」では、「放射線」に関する教
   育を支援するために、今まで「知りたかった」「知らなかった」放射線の
   ことを、以下の充実したコンテンツで紹介しています。
    放射線教育のことなら「らでぃ」にお任せください!
  
    【実践事例】放射線授業や教員向け研修会等を紹介
    【指導案集】実際に教員が作成し、使われた指導案を紹介
    【資 料 集】授業で使える資料や写真等の素材を掲載
    【取 材 記】放射線利用の現場を取材した記事を掲載
    【コ ラ ム】放射線と教育をテーマに専門家の先生による読み物を掲載
    【Q & A】子どもたちや学校の先生から実際に受けた質問に回答
     等
  
    問合せ先:(公財)日本科学技術振興財団 情報システム開発部
          電話03−3212−8504
          (月〜金曜日の9時30分〜12時、13時〜17時)
  
    詳しくは、「らでぃ」ホームページをご覧ください。
    http://www.radi-edu.jp/
  
  ◆ 他館の紹介
  
   ■ 所沢航空発祥記念館 ■
  
   ☆「零戦エンジン始動見学会」及び「解体見学会」の参加者募集のお知
    らせ
  
    製造当時のエンジンを搭載して唯一飛行可能な零戦のエンジン始動見
   学会及び解体(分解)見学会を下記の日時にて開催いたします。
    当時のエンジン音を生で聞くことができる貴重な見学会ですので多く
   の方のご応募をお待ちしております。
  
  (1)エンジン始動見学会
    日  時:3月28日(木)〜31日(日)
         1日3回実施 11時40分、13時10分、14時40分
    会  場:所沢航空発祥記念館駐車場
    参 加 費:大人1,000円(65歳以上500円)、
         小・中学生200円(展示館入館料を含む)
    応募方法:往復ハガキによる事前申込み
    募集期間:3月3日(日)必着
    募集人数:550名/回
  
  (2)解体見学会
    日  時:4月1日(月)11:00〜16:00
    会  場:所沢航空発祥記念館駐車場
    参 加 費:3,000円(展示館入館料を含む)
         ※参加費は、後日、全額を東日本大震災復興支援金として寄
          付いたします。
    応募方法:往復ハガキによる事前申込み
    募集期間:3月3日(日)必着
    募集人数:200名
  
    応募方法など詳しくは、こちらをご覧ください。
    http://tam-web.jsf.or.jp/spevent/schedule.html
  
   ☆「室内飛行機工作教室」のお知らせ
  
    中学生以上の方を対象に、室内飛行機の製作から調整・テストフライト
   まで行います。事前申込みが必要です。
  
    開 催 日:3月3日(日)
    開催時間:10時〜13時30分(製作)
         13時30分〜15時30分(テストフライト)
    募集人数:15名(事前申込制)
    参加方法:電話にてお申込みください。(04−2996−2225)
    費  用:500円
         ※昼食は各自で用意してください。
         ※完成した飛行機を運ぶため、縦30cm、横30cm、
          高さ10cm程度の箱をご持参ください。
  
    詳しくは、こちらをご覧ください。
    http://tam-web.jsf.or.jp/contx/modules/myalbum0/viewcat.php?cid=1#13
  
   ■ 船の科学館 ■
  
   ☆「青函連絡船終航25周年記念講演会」開催のご案内
  
    青函連絡船・鉄道連絡船に関する当時の資料、写真、ビデオなどを使用
   して、連絡船に関する種々の解説、エピソードの紹介講演を行うとともに、
   津軽丸型就航以前まで青函連絡船で行われていた飾り毛布の制作実演や鉄
   道連絡船に関する資料類の展示を行います。
  
    日時:3月9日(土)14時〜16時
    会場:船の科学館1階ロビー
    共催:船の科学館、青函連絡船史料研究会
  
    詳しくは、こちらをご覧ください。
    http://www.funenokagakukan.or.jp/news/?p=957
  
  
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             ★ 担 当 者 よ り ★
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   ■ 冬と春の力くらべ? ■
  
    暦のうえでは春とはいえ、つめたい風がぴゅうぴゅうと吹くと、まだま
   だ厚いコートが手放せません。
    それでも、時折感じる陽の温かさに、少しずつ、確実に春の足音が感じ
   られる頃です。この冬らしい風と、春らしい日だまりを感じると、思い出
   すのが「北風と太陽」というお話。旅人の着ている服を脱がせることがで
   きるのはどっち?と、北風と太陽が力くらべをするお話です。このお話に
   は別の力くらべ、旅人の帽子をとることができるのはどっち?という勝負
   もあるとか。イソップ寓話のひとつですが、ちょっと教訓めいたいろいろ
   な読み方ができるお話です。北風と太陽の力くらべはどうだったでしょう?
    さて、今号の本の紹介コーナーでは、『虫たちの冬ごし』という本を紹
   介していただいています。本をお手に取る前に、ぜひその上のコーナーの
   「自然と友だち」ものぞいてみてくださいね。寒さのなかで、じっと春を
   待つ虫たちの姿を、科学技術館の虫屋さん、松田邦雄先生がしっかり追い
   かけています。自然観察会でウソを見つけた時の親子の会話には、思わず
   笑いが。また、信州の辰野在住の加納さんより、里の自然や動物たちの姿
   が届いています。「自然と友だち」では、主に北の丸公園を中心とした都
   心で見られる動植物をご紹介していますが、里でのその姿とくらべてみる
   のもおもしろいかと思います。
  
                        (企画広報室 丸岡弥生)
  
  
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     最後までお読みいただきありがとうございました。
     皆様のご来館をお待ちしております。
  
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  ┘ 発行者:科学技術館メールマガジン係               ┘
  ┘    〒102-0091 東京都千代田区北の丸公園2番1号       ┘
  ┘                                 ┘
  ┘ ※ このメールマガジンの回覧・転送は自由です。内容の引用・転  ┘
  ┘  載の際には、「科学技術館 メールマガジン 第何号の***の  ┘
  ┘  記事」と注釈をいれてください。                ┘
  ┘  なお、メールマガジンで参照しているWebサイトのすべての画  ┘
  ┘  像・記事については、著作権法に定める例外を除き、著作権者の  ┘
  ┘  許可なく使用・転載することはできません。           ┘
  ┘                                 ┘
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