科学技術館メールマガジン バックナンバー


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  ━  ◆ 科 学 技 術 館 メールマガジン ◇ 第443号 ◆  ━
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                             >>>2013/8/21発行
  
   こんにちは。科学技術館です。
  
   当メールマガジンは毎週水曜日発行です。ご愛読よろしくお願いします。
   明後日23日(金)は処暑。暑さが和らぎ朝夕に涼しい風が吹き始める時
   期といわれています。そして、台風が襲来する時期でもあります。ゲリラ
   豪雨でも台風でもなく、恵みの雨が降るぐらいがいいのだけれども……。
  
   * このメールマガジンは等幅フォントでご覧ください。
  
   本号の配信数 10,650人。
  
  
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   【1】科学技術館最新情報
       新着情報・・・「24時間テレビ36」開催にともなう
                            周辺混雑について
              宇宙をアートしよう♪
              今週のユニバース
  
   【2】科学技術館ラボラトリー
       科学・技術よもやま話・・・「中高生だけのオリンピック」
       自然と友だち・・・「夏本番」
  
   【3】科学技術館おすすめ
       科学の本の紹介・・・「海を楽しもう」
  
   【4】科学技術館ニュース
       お知らせ・・・特別上映 プラネタリウム
              幼児向けサイエンスプログラム
              科学戦隊「実験ジャー」ショー
              日本IBM TryScience実験教室
              実験工作教室「かんたんLEDライトを作ろう!」
              特別展「下町ボブスレーの挑戦」
                     下町ボブスレートークショーほか
              夏休み特別イベント
                 「サマー・サイエンスカーニバル2013」
       他館の紹介・・・所沢航空発祥記念館
  
    ☆8月は休まず開館いたします。
    ☆9月の休館日は4日(水)、11日(水)、18日(水)、25日(水)です。
    ☆現在、玄関ロビーのリニューアル工事中です。ご不便をお掛けいたし
     ますが、ご理解ご協力のほどよろしくお願い申しあげます。
  
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  【1】    ★ 科 学 技 術 館 最 新 情 報 ★
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  ◆ 新着情報
  
   ■ 「24時間テレビ36」開催にともなう周辺混雑について ■
  
    今週末には日本武道館を会場に「24時間テレビ36」が開催されます。
   このため、8月24日(土)午後から25日(日)夜にかけて、北の丸公
   園の内部や周辺、特に九段下駅付近では相当な混雑が予想されます。
    九段下駅からご来館される方は、番組の観覧者や募金者の列とは異なる
   ことになると思われます。警備スタッフ等に声を掛けられた際には、科学
   技術館へお越しになる旨をお伝えください。
  
    詳しくは、こちらをご覧ください。
    http://www.jsf.or.jp/info/2013/08/post_701.php
  
   ■ 宇宙をアートしよう♪ ■
  
    感じたままの宇宙を、普段あまり使用しないアクリラガッシュというア
   クリル系の絵具で描いて、素敵なアート作品にしあげてみよう。
  
    開催日時:8月25日(日)12時20分〜14時30分
    会  場:4階B室「シンラドーム」、4階I室「実験スタジアム」
    内  容:(1)シンラドームにて「天の川銀河」を観覧
         (2)アクリラガッシュで宇宙をアート
    定  員:50名
    参 加 費:700円(別途、入館料は必要です)
    参加方法:当日10時30分より
         4階「実験スタジアム」にて整理券配布
    主  催:林檎の会、科学技術館
  
    詳しくは、こちらをご覧ください。
    http://www.jsf.or.jp/info/2013/08/post_702.php
  
   ■ 今週のユニバース ■
  
    土曜午後の科学ライブショー「ユニバース」では、4階シンラドームの
   スクリーンに全天周のシミュレーション映像を投影し、地球から太陽系、
   恒星の世界、銀河の世界、そして宇宙全体のお話をお伝えします。
    また、アメリカ合衆国のヤーキス天文台とインターネットで繋ぎ、アメ
   リカで見えている星空の様子や天文台で撮影した天体写真を送ってもらう
   「ライブ天体観測」コーナーを予定しています。日本の昼過ぎにアメリカ
   の夜空をお楽しみください。
  
    日 時:8月24日(土)14時〜、15時30分〜(各回40分)
    会 場:4階B室「シンラドーム」
    定 員:各回62名(当日先着順)
    案内役:矢治健太郎さん(国立天文台)
    ゲスト:葛原昌幸さん(東京工業大学)
  
    詳しくは、こちらをご覧ください。
    http://www.jsf.or.jp/exhibit/floor/4/4b/#entry-1707
  
  
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  【2】   ★ 科 学 技 術 館 ラ ボ ラ ト リ ー ★
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  ◆ 科学・技術よもやま話
  
   ■ 中高生だけのオリンピック ■
  
    直近のオリンピックの話題といったら、9月7日に決定される2020
   年の夏季オリンピックの開催地でしょうか。他にも、当館で現在展示され
   ている「下町ボブスレー」は、2014年のソチ冬季オリンピックで日本
   代表の公式マシンとして採用されることを目標にしています。
    でも、今回の話はスポーツではなく、しかも「知」を競い合う中等教育
   課程にある生徒(日本では主に高校生)を対象にしたオリンピック「国際
   科学オリンピック」の話です。当メールマガジンをご愛読のみなさまは、
   何度か目にしたことがあるのではないでしょうか。
  
    この国際科学オリンピックの始まりは、1959年にルーマニアが東欧
   諸国の数学好きの子どもたちを招待して数学オリンピックを開催したのが
   最初です。その主な目的は、国際的な科学コンテストを通して、
    ・すべての国の科学的才能に恵まれた子どもたちを見出す。
    ・その才能を伸ばすチャンスを与える。
    ・その才能を伸ばす。
    ・国際交流・国際理解を深める。
   ことであり、各国の持ち回りで毎年開催されています。
    現在では数学の他にも、物理(1967〜)、化学(1968〜)、
   情報(1989〜)、生物学(1990〜)、哲学(1993〜)、天文
   学(1996〜)、地理(1996〜)、言語学(2003〜)、地学
   (2007〜)の国際オリンピックが開催され、理論試験や実験・実技試
   験などを通じて「知」を競い合っています。
    日本からは、数学・物理・化学・情報・生物学・地理・地学の7つの国
   際科学オリンピックに参加し、高校生たちが金・銀・銅の各メダルを獲得
   しています。スポーツのオリンピックと違うところのひとつは、例えば成
   績上位の者から10%が金、次の20%が銀というようになっていて、各
   メダルの獲得者が必ずしも1人とは限らないことです。日本から参加した
   高校生全員が金メダルを獲得することも可能なのですが、現実には海外の
   高校生も優秀なので、なかなか難しいようです。
    国際科学オリンピックの開催期間中は試験だけでなく、エクスカーショ
   ン(excursion)と呼ばれる小旅行やスポーツ、ゲーム、開催国
   独自の文化を体験するものまで多岐に渡るプログラムが用意されており、
   これらのプログラムを通じて他国の参加者との交流を深めることになって
   います。
    この国際科学オリンピックに参加するにはスポーツのオリンピックと同
   様、国内大会に参加して優秀な成績をあげ、日本代表の座を勝ち取る必要
   があります。高校生の時に、同世代の同好の士と競い合ってみるのもいい
   かもしれませんね。
  
    他に、オリンピックで試験による「知」を競うのとは別に、「研究」に
   スポットを当てた「日本学生科学賞」や「高校生科学技術チャレンジ」と
   いうコンテストもあります。どちらも国際学生科学技術フェア(ISEF)
   の提携コンテストであるため、上位入賞者の生徒はISEFに日本代表と
   して派遣されます。双方とも来月から募集を始めますので、「研究」に自
   信のある方は申し込んでみてはいかがでしょうか。
  
    参考:・日本科学オリンピック推進委員会
        http://www.jsoc-top.jp/
       ・国際科学技術コンテスト
        http://contest.jst.go.jp/
       ・日本学生科学賞
        http://event.yomiuri.co.jp/jssa/
       ・高校生科学技術チャレンジ(JSEC)
        http://www.asahi.com/shimbun/jsec/
  
    執筆者:高原章仁 経営企画室
  
    「科学・技術よもやま話」のバックナンバー
    http://www2.jsf.or.jp/mailmaga/y_index.html
  
  ◆ 自然と友だち
  
   ■ 「夏本番」 ■
  
    関東地方は7月上旬に梅雨明け…そして例年にない猛暑の日々が続きま
   した。すでに立秋をすぎましたが、猛暑はおとろえることなく続いていま
   す。
    それに対して北日本では1ヶ月も梅雨明けがおくれ、8月上旬ようやく
   梅雨が明けたと思ったら…まだ豪雨に見舞われ被害も出ています。
    この異常気象の中で、草木や動物たちの様子はどうなっているのでしょ
   う。ぜひみなさんの地域での自然の様子に気を配り、観察してみましょう。
    夏の虫の代表は、セミ・トンボ・甲虫で、都会の公園でもセミの声がひ
   びき、池畔ではトンボ、雑木林ではカブトムシ、カナブンなどの姿が見ら
   れます。
  
    「夏本番」の写真
    http://www2.jsf.or.jp/mailmaga/photo/ss111
  
    執筆者:松田邦雄 サイエンス友の会 講師
  
    「自然と友だち」のバックナンバー
    http://www2.jsf.or.jp/mailmaga/photo/t_index.html
  
    ハンドブック「散歩のおとも〜北の丸公園の自然〜」好評発売中!
    郵送をご希望の方は、こちらから
    http://www2.jsf.or.jp/mailmaga/otomo/otomo.htm
  
  
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  【3】    ★ 科 学 技 術 館 お す す め ★
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  ◆ 科学の本の紹介
  
    今月のテーマは「海を楽しもう」です。3冊目は、浜辺にうちあげられ
   た「たからもの」の本です。
  
   ■ 『浜辺のコレクション』 <ふしぎコレクション 1> ■
     浜口哲一・池田等 著/フレーベル館/2000年5月/
     1,600円+税
  
    海へ出かけて、砂浜で貝がら拾いを楽しんだことがある人も多いのでは
   ないでしょうか。色はあせていても、さまざまな形の貝が私たちを楽しま
   せてくれます。
    この本でも、浜辺で拾えるものとして、まずは貝がらが紹介されていま
   す。きっと、自分が拾ったことがある貝がらがあるはずです。見つけて名
   前を覚えると、貝がらが身近なものになります。
    次に、浜辺で拾えるさまざまなものが紹介されています。生きている時
   はとげとげのウニも、浜辺で見つかる時はぷつぷつのある石みたい。カニ
   も、はさみ、脚、甲羅と色々な部分がばらばらになって見つかります。こ
   の本では、ばらばらのカニの部分をパズルのように組み合わせてみましょ
   うと書いてあります。拾ったものの1つの楽しみ方です。
    浜辺で拾えるのは生きものに関わるものだけではありません。ビーチグ
   ラスと呼ばれる角の丸い半透明のガラス、外国の文字が書いてあるもの、
   釣り人や漁師さんが使ったうきなど、人工的なものもたくさんあります。
   ぜひ、この本にある探し方や整理の仕方を参考にして、浜辺の宝探しに出
   かけてみてください。自分だけの宝物が見つかるはずです。拾ったものは
   どこからきたのか、それを考えるのも楽しい時間です。
  
    執筆者:林田 真治 科学読物研究会
  
    この本の表紙はこちらのURLをご参照ください。
    http://www.kagakuyomimono.com/hon/5seibutsu/hamabenokorekushon/hamabenokorekushon.html
  
    科学読物研究会ホームページ http://www.kagakuyomimono.com/
  
    「科学の本の紹介」のバックナンバー
    http://www2.jsf.or.jp/mailmaga/b_index.html
  
  
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  【4】    ★ 科 学 技 術 館 ニ ュ ー ス ★
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  ◆ お知らせ
  
   ■ 特別上映 プラネタリウム ■
  
    迫力あるドーム映像で日頃なかなか見ることのできない星空をご紹介し
   ます。なお、本上映当日は、「シンラドーム」ドーム投影番組の上映を休
   止させていただきます。
  
    期 間:8月22日(木)まで
    時 間:11時〜、13時30分〜、15時〜(各回30分)
    会 場:4階B室「シンラドーム」
    受 付:各回開始30分前よりより会場にて参加者本人に整理券配布
    定 員:各回62名
  
    詳しくは、こちらをご覧ください。
    http://www.jsf.or.jp/info/2013/07/post_704.php
  
   ■ 幼児向けサイエンスプログラム ■
  
    小学校入学前のお子さまに楽しんでいただけるサイエンスプログラムを
   開催します。
    子どもたちが身近なものに触れ、その性質やしくみに気づいたり、工夫
   する体験を繰り返したりすることが、自然と科学的理解ができるようにな
   る「きっかけ」となります。
    科学技術館は、そんな子どもたちの体験をサポートします。
  
    開 催 日:8月23日(金)、28日(水)、29日(木)
    開催時間:11時〜、13時〜、14時30分〜(各回約30分)
    会  場:3階F室「ワンダー・ガレージ」
    定  員:各回12名(※要保護者同伴)
    対  象:3歳以上の未就学児
    参 加 費:無料(ただし、入館料は必要です)
    参加方法:各回開始30分前より、会場にて参加券を配布
  
    開催日ごとにプログラムが異なります。詳しくはこちらをご覧ください。
    http://www.jsf.or.jp/info/2013/08/post_691.php
  
   ■ 科学戦隊「実験ジャー」ショー ■
  
    全国で人気の実験ジャーが科学技術館に登場! ナゾナゾ星からやって
   きた地球征服を目論むナゾナゾマン。彼らが出す難解な「科学ナゾナゾ」
   に立ち向かい、地球を救うために実験ジャーが立ち上がります。
  
    日 時:8月24日(土)〜25日(日)13時〜、15時〜
    会 場:神出鬼没のため、館内のどこかで!? 乞うご期待!
    参加費:無料(ただし、入館料は必要です)
  
    詳しくは、こちらをご覧ください。
    http://www.jsf.or.jp/info/2013/08/post_695.php
  
   ■ 日本IBM TryScience実験教室 ■
  
    「TryScience(トライサイエンス)実験教室」は、毎月1回
   日曜日に開催しています。2つ程度のプログラムを用意して実施します。
   何をするかは当日のお楽しみ。
  
    日 時:8月25日(日)13時〜16時
    会 場:2階C室 イベントホール
  
    詳しくは、こちらをご覧ください。
    http://www.jsf.or.jp/info/2013/08/post_684.php
  
   ■ 実験工作教室「かんたんLEDライトを作ろう!」 ■
  
    ライトのしくみを知れば、電気の基本がわかります。高輝度LEDとボ
   タン電池を使った、はんだ付けなしで手軽につくれる当館オリジナルのラ
   イトを製作します。
  
    開 催 日:8月26日(月)
    開催時間:13時〜、14時〜、15時〜(各回約30分)
    会  場:4階I室「実験スタジアム」スタジアムL
    定  員:各回20名様
    対象年齢:小学4年生以上
         ※保護者の方同伴であれば小学1〜3年生の方も参加可能
    参 加 費:800円(別途、入館料は必要です)
    参加方法:当日開館時間より、会場にて1日分の参加券を販売
  
    詳しくは、こちらをご覧ください。
    http://www.jsf.or.jp/info/2013/07/post_688.php
  
   ■ 特別展「下町ボブスレーの挑戦」
     下町ボブスレートークショーと搭乗体験・プレゼントのお知らせ ■
  
    モノづくりの街、大田区の町工場約40社が協力して初の国産マシンと
   して製作された「下町ボブスレー」の展示を行います。
    大田区のモノづくりの熱意を直に感じていただければ幸いです。
  
    期 間:9月16日(月・祝)まで
    会 場:4階D室 イベントホール
    後 援:公益財団法人大田区産業振興協会、一般社団法人大田観光協会
    協 力:下町ボブスレーネットワークプロジェクト推進委員会
  
   【下町ボブスレートークショー】
     下町ボブスレーネットワークプロジェクト推進委員会のみなさんに、
    下町ボブスレーの開発や大田区のモノづくりについてお話しいただきま
    す。なお、細貝淳一氏(下町ボブスレーネットワークプロジェクト推進
    委員会委員長)は8月31日(土)に出演予定です。
  
     日 時:開催期間中の毎週土曜日、日曜日
         14時30分〜、15時30分〜(各回30分)
     会 場:4階I室「実験スタジアム」スタジアムR
  
   【搭乗体験】
     開催日:開催期間中の毎週土曜日・日曜日および祝日
     時 間:10時〜14時
     会 場:4階D室 イベントホール
     受 付:10時より会場にて搭乗整理券を配布
     定 員:先着60名
     その他:※下町ボブスレーの活動の募金にご協力いただいた方が対象
         ※お並びいただいた順に、展示中のボブスレーの座席に搭乗
         ※前方席は高校生まで(大人の方は後方席限定)
         ※ケガの防止およびボブスレー破損防止のため、係員の指示
          に従ってください。
         ※予告なく中止する場合があります。
  
   【ペーパークラフトプレゼント】
     開催日:開催期間中の毎週土曜日・日曜日および祝日
     時 間:10時〜16時50分
     会 場:4階D室 イベントホール
     その他:※下町ボブスレーの活動の募金にご協力いただいた方が対象
         ※会場で工作(大人の方で1時間程度)も可能
         ※予告なく数量の制限またはプレゼントの中止をする場合が
          あります。
  
    詳しくは、こちらをご覧ください。
    http://www.jsf.or.jp/info/2013/08/post_693.php
  
   ■ 夏休み特別イベント「サマー・サイエンスカーニバル2013」 ■
  
    当館では夏休み期間中に、特別イベント「サマー・サイエンスカーニバ
   ル2013」を開催します。通常の実験ショー・工作教室に加え、多数の
   参加体験型プログラム、工作教室、実験ショーなどを実施してみなさまの
   ご来館をお待ちしております。
  
    期間:9月1日(日)まで
    内容:・企画展「キッチンの科学」
       ・特別展「下町ボブスレーの挑戦」
       ・幼児向けサイエンスプログラム
       ・宇宙をアートしよう
       ・日本IBM TryScience実験教室
       ・LED実験工作教室「かんたんLEDライトを作ろう!」
       ・科学戦隊「実験ジャー」ショー
       ・特別上映 プラネタリウム
       ・その他、毎日開催のワークショップなど
  
    実施日や開催時間など詳しくは、こちらをご覧ください。
    http://www.jsf.or.jp/info/2013/08/post_673.php
  
  ◆ 他館の紹介
  
   ■ 所沢航空発祥記念館 ■
  
   ☆「零戦エンジン始動 & タキシング見学会」参加者追加募集のお知らせ
  
    所沢航空発祥記念館に今月末まで展示している零戦の「零戦エンジン始
   動 & タキシング見学会」の参加者を追加募集いたします。零戦のエンジ
   ンを始動させ、地上走行を実施するほか、機体の解説や米国PLANES
   OF FAME関係者へのインタビューなども行います。
    日本で体験できるラストチャンスかもしれません。今回はコンビニある
   いはチケットぴあ店頭での先着順のチケット販売となりますので、この機
   会にぜひご応募ください。
  
    日時:8月28日(水)、29日(木)、30日(金)
       (第2回)17時20分〜(8/28除く)、(第3回)18時〜
       ※雨天決行、荒天中止
    会場:所沢航空発祥記念館脇駐車場
    対象:小学生以上(小学校未就学児は入場できません)
    費用:大人2,000円、小・中学生1,000円
       ※チケット発行時に、1枚あたり105円の手数料が別途必要
    応募方法:・コンビニ、ぴあの各店舗の店頭で先着順
         ・各開催日の前日23時59分まで販売
         ・各日各回とも販売予定枚数に達した時点で販売終了
  
    応募方法など詳しくは、こちらをご覧ください。
    http://tam-web.jsf.or.jp/contx/modules/myalbum2/viewcat.php?cid=1#448
  
   ☆「室内飛行機工作教室」のお知らせ
  
    中学生以上の方を対象に、室内飛行機の製作から調整・テストフライト
   まで行います。事前申込みが必要です。
  
    開 催 日:9月8日(日)
    開催時間:10時〜13時30分(製作)
         13時30分〜15時30分(テストフライト)
    募集人数:15名(事前申込制)
    参加方法:電話にて(04−2996−2225)
    費  用:500円
         ※昼食は各自で用意してください。
         ※完成した飛行機を運ぶため、縦30cm、横30cm、
          高さ10cm程度の箱をご持参ください。
  
    詳しくは、こちらをご覧ください。
    http://tam-web.jsf.or.jp/contx/modules/myalbum0/viewcat.php?cid=1#13
  
  
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             ★ 担 当 者 よ り ★
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   ■ 「スマホ」がなかったら ■
  
    「鉄ちゃん」や「鉄子」を自称するひとたちは、よくご存じの本に、
   「新幹線がなかったら」(山之内秀一郎著・朝日文庫)があります。戦前
   に計画されていた「弾丸列車(bullet train)構想」を引き
   継いだ東海道新幹線については、計画発表時、「世界三大無用の長物のひ
   とつ」と大いに皮肉られたものです。「これから日本でも自動車の時代
   (motorization)が始まるというのに、それに逆行する大投
   資は無謀であって大失敗に終わる」という予測でした。この予測は、まる
   で外れました。
    新幹線の登場は、それまでひとびとがもっていた「出張」や「旅行」の
   常識、行動パターンを大きく変えてしまいました。その意味で、正しく
   「イノベーション」といってよいのでしょう(注1)。
    JR東日本の技術の総帥だった山之内秀一郎氏は、後年、湘南電車に始
   まる日本の「電車技術」の蓄積が新幹線に結び付いたことを、この本にま
   とめました。本のタイトルは、内容とは異なり、著者の軽妙な諧謔(かい
   ぎゃく)の心が発揮されたものでしょう。安全+高速+正確+省エネ(注
   2)の「新幹線(shinkansen)」の登場(1964年)は、大
   量輸送機関としての鉄道の価値を根本的に見直す契機となり、約50年を
   経た現在、世界中で高速鉄道の導入が計画されています。
    「新幹線がなかったら」、つまり現在(2013年)で言えば、「新青
   森駅」から「鹿児島中央駅」までの日本列島を縦貫する高速鉄道がなかっ
   たら、50年前と比べれば遥かに頻繁となったひとびとの移動の手段は、
   いったい何に代替されていたのでしょう。在来線、自動車(バスを含む)、
   飛行機でしょうが、年間3億人もの旅客をスムーズに運ぶには、どれほど
   の追加の設備がいるのでしょうか(注3)。利用者であるひとびとの生活
   パターンを大きく変えた、それも、プラス方向に変えた「新幹線」(注4)。
   もちろん、その裏側には、新幹線がGDPを押し上げる経済的効果にはひ
   じょうに大きいものがあります。
  
    それに対して、「『スマホ』の場合はどうだろうか?」というのが、今
   回の設問です。
    「スマホ」ことスマートフォンが日本に登場したのは、2008年。ま
   だ、5年しか経っていません。しかし、情報通信ネットワーク産業協会
   (CIAJ)による調査(毎年4月の定時調査、注5)によれば、「スマ
   ホ」の所有率は、
    2010年  9.2%、  2011年 14.8%、
    2012年 38.8%、  2013年 48.2%
   と急速に増えています。これほどまでに「スマホ」の普及率が上がってい
   るのは、もちろん、「携帯」からの買換えによるものです。今年の1月と
   8月に公表された、二つの「スマホ」に関する調査を見てみましょう(注
   6の(A1)、(B1))。
    「スマホ」の使い方はどうでしょうか(注6の(A2)、(B2))。
   メール、電話・チャット、調べもの・情報収集、動画観賞、コミュニティ
   サイトへの参加が80%を超えています(注6の(B2))。
    利用時間はどうでしょうか(注6の(A3)(B3))。インターネッ
   トの利用時間では2時間以上が計約25%、4時間以上が約12%に達し
   ます(注6の(B3))。
    マスコミが大きく取り上げたのが、「多くの高校生が、朝起きてから夜
   寝るまで、一日中『スマホ』を利用している」という実態でした((注6
   の(B4))。「起床後すぐに」、「学校に出かけるまでの時間」、「通
   学時」、「学校の休み時間」、「放課後の学校」、「帰宅時(=途上)」、
   「帰宅直後」、「落ち着いてから布団ベッドに入るまで」、「布団ベッド
   に入ってから寝るまで」の時間については、ほぼ半数以上が「スマホ」に
   触れています。「スマホ」に触っているこれらの「場面」の多くは、「○
   ○しながら」、たとえば「食事をしながら」、「バス・電車に乗りながら」、
   あまり目的もなく、なんとなく「スマホに触っている」のではないでしょ
   うか。
    最近、とくに気になるのが、通学時(通勤時)や帰宅時の「歩きスマホ」
   です(注7)。
    「スマホ」は、既にして、利用者の生活パターンを大きく変えているよ
   うです。その意味では、登場後5年で早くも「イノベーション」を起こし
   ているともいえます。「スマホ」は、「携帯」機能に、「インターネット」、
   「デジカメ」、「ゲーム」、「音楽再生」、「動画再生」、「ナビ」など
   の機能が、コンパクトに凝集されて、何処にでも持ち歩ける「ガジェット」
   になっています。1台で手軽にいろいろな機能を利用できる、利用者は、
   その機能を高く評価しているわけです。
    しかし、「スマホ」の進化する先は、まだまだあるようです。それは、
   「スマホ」と「クラウド」が「ネットワーク」でシームレスに繋がってい
   る「状態」です。そうなるには、とくに「ネットワーク」と「クラウド」
   側の進化が必要です。そうなったとき、「スマホ」は単に小型の情報端末
   というハードではなくなっており、利用者は、そのシステム全体を利用で
   きる環境におかれることになります。そのことが、「スマホ」が起こす本
   当の「イノベーション」なのでしょう。世の中は、どのように変わってい
   くのでしょうか。その時、今の調査での「スマホ」の使い方は、マイナー
   な利用法になっているに違いありません。
  
                        (経営企画室 吉田 浄)
  
    注1〜7はこちらをごらんください。
    http://www2.jsf.or.jp/mailmaga/443/443.pdf
  
  
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