科学技術館メールマガジン バックナンバー


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  ━  ◆ 科 学 技 術 館 メールマガジン ◇ 第464号 ◆  ━
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                             >>>2014/1/22発行
  
   こんにちは。科学技術館です。
  
   当メールマガジンは毎週水曜日発行です。ご愛読よろしくお願いします。
   ノロやインフルエンザなどのウイルスからの健康被害を防ぐために、こま
   めな手洗いを心がけましょう。感染しても発病しない(目だった症状がで
   ない)方がいますが、感染源となる場合もありますので過信は禁物です。
   また、ノロウイルスはアルコール消毒はあまり効果がありません。疑いが
   ある場合は、最寄りの保健所やかかりつけの医師にご相談ください。
  
   * このメールマガジンは等幅フォントでご覧ください。
  
   本号の配信数 10,702人。
  
  
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   【1】科学技術館最新情報
       新着情報・・・第13回「国土交通Day」図画コンクール・
                    フォトコンテスト 入賞作品展示会
              「自転車文化センター情報室」閉室のお知らせ
              楽しく学ぼう!放射線実験教室
              カラーコピー機のひみつをさぐれ!
              今週のユニバース
  
   【2】科学技術館ラボラトリー
       科学・技術よもやま話・・・「なぜ0階がない?」
       自然と友だち・・・「あけましておめでとうございます」
  
   【3】科学技術館おすすめ
       科学の本の紹介・・・「食や農業にまつわる本」
  
   【4】科学技術館ニュース
       お知らせ・・・FOREST音楽会
              2014年度 サイエンス友の会会員募集中
              サイエンス友の会オープンクラスのご案内
       他館の紹介・・・所沢航空発祥記念館
       イベント情報・・・2014ハンドメイドバイシクル展
  
    ☆現在、エスカレータの更新工事中です。ご不便をおかけいたしますが、
     ご理解とご協力のほどよろしくお願い申しあげます。
    ☆2月末日まで毎日開館します。
  
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  【1】    ★ 科 学 技 術 館 最 新 情 報 ★
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  ◆ 新着情報
  
   ■ 第13回「国土交通Day」図画コンクール・フォトコンテスト
                           入賞作品展示会 ■
  
    第13回「国土交通Day(平成25年7月16日)」における行事の
   一環として、国土交通省主催「国土と交通に関する図画コンクール」およ
   び一般社団法人建設広報協会主催「第18回豊かで住みよい国づくりフォ
   トコンテスト」の入賞作品を展示します。
  
    開催期間:1月25日(土)〜2月2日(日)まで
    時  間:10時〜16時30分
    会  場:2階G棟サイエンスギャラリー
    費  用:無料(ただし、入館料は必要です)
    展示内容:(1)国土交通省主催「国土と交通に関する図画コンクール」
           国土交通大臣賞等入賞作品86点
         (2)一般社団法人建設広報協会主催
          「第18回豊かで住みよい国づくりフォトコンテスト」
           国土交通大臣賞等入賞作品100点
    問合せ先:一般社団法人建設広報協会 03(3264)5501
  
    詳細は、こちらをご覧ください。
    http://www.jsf.or.jp/info/2014/01/post_756.php
  
   ■ 「自転車文化センター情報室」閉室(1/31)のお知らせ ■
  
    当館2階I室「サイエンス・ライブラリー」内の「自転車文化センター
   情報室」は今月を以って、閉室させていただきます。長らくのご愛顧あり
   がとうございました。
    なお、「サイエンス・ライブラリー」は引き続きご利用いただけます。
  
    http://www.jsf.or.jp/info/2014/01/post_754.php
  
   ■ 楽しく学ぼう!放射線実験教室 ■
  
    目で見ることができない放射線について、学んでみませんか?小学生、
   中学生およびその保護者を対象にした「放射線実験教室」を行います。
    コースはA〜Cまであり、3コース全てに参加された方には、Cコース
   終了後、特別実験を体験することができます。
  
    開催日時:2月1日(土)〜2日(日)
         10時30分〜10時50分  Aコース
         11時   〜11時20分  Bコース
         11時30分〜11時50分  Cコース
         13時30分〜13時50分  Aコース
         14時   〜14時20分  Bコース
         14時30分〜14時50分  Cコース
    会  場:4階I室「実験スタジアム」スタジアムL
    対  象:小学生、中学生およびその保護者
    定  員:各コース40名(未就学生は保護者同伴のこと)
         ※定員に達した場合は、お断りする場合があります。
    参 加 費:無料(ただし、入館料が必要です)
    内  容:Aコース:霧箱を作って、放射線を見てみよう!
         Bコース:身の回りの放射線を測定してみよう!
         Cコース:虹の不思議な世界をのぞいてみよう!
         ※Cコース終了後、放射線に関する質疑応答を行います。
    申込方法:FAXかメールにて、下の1から4をお知らせください。
         1.参加者のお名前、2.連絡先、3.希望日と午前か午後、
         4、希望コース名(A〜C)
    主  催:経済産業省資源エネルギー庁
    問合せ先:公益財団法人日本科学技術振興財団 体験教室事務局宛
         FAX:03−3212−8596
        Email:r-taiken@jsf.or.jp
         体験教室ホームページ http://www.r-taiken.jp/
  
    申込方法など、詳しくはこちらをご覧ください。
    http://www2.jsf.or.jp/mailmaga/464/464.pdf
  
   ■ 「カラーコピー機のひみつをさぐれ!」参加者募集中 ■
  
    1日がかりの定員制のワークショップで、4人1組でカラー複写機の分
   解を行います。
    午前中は、カラー複写機や色の原理に関して、実験を交えながら学びま
   す。午後からはグループごとに、実際に複写機をドライバーなどの工具を
   使って分解していきます。分解で発生した部品類、例えば電子基板やモー
   ター、ファンなどは、原則好きなものを持ち帰ることができます。
  
    開 催 日:3月15日(土)小学生コース(小学校4〜6年生対象)
           16日(日)中学生コース(中学校1〜3年生対象)
    開催時間:各コース 9時30分〜16時
    開催場所:科学技術館
    参 加 費:無料(参加者は入館料も無料)
    参加方法:往復はがきによる申し込み。応募者多数の場合は抽選。
    定  員:各32名
    応募締切:2月17日(月)必着
    主  催:公益財団法人 新技術開発財団
    問合せ先:「キッズ・フロンティア・ワークショップ」事務局
         03−3212−8447(月〜金の9時30分〜17時)
  
    応募方法など詳しくは、こちらをご覧ください。
    http://www.jsf.or.jp/info/2014/02/post_755.php
  
   ■ 今週のユニバース ■
  
    土曜午後の科学ライブショー「ユニバース」では、4階シンラドームの
   スクリーンに全天周のシミュレーション映像を投影し、地球から太陽系、
   恒星の世界、銀河の世界、そして宇宙全体のお話をお伝えします。
  
    日 時:1月25日(土)14時〜、15時30分〜(各回40分)
    会 場:4階B室「シンラドーム」
    定 員:各回62名(当日先着順)
    案内役:野本知理さん(千葉大学)
  
    詳しくは、こちらをご覧ください。
    http://www.jsf.or.jp/exhibit/floor/4/4b/#entry-1707
  
  
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  【2】   ★ 科 学 技 術 館 ラ ボ ラ ト リ ー ★
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  ◆ 科学・技術よもやま話
  
   ■ なぜ0階がない? ■
  
    小学生のころ読んでいたクイズの本にある問題がありました。確か以下
   のような問題です。
  
    「2人の少年が競争することになりました。2人は地上階からスタート
   し地上3階と地下3階にあるものを持ってきます。どちらが早く戻ってこ
   られるでしょうか。」(※ただし2人とも速度は同じとします。)
  
    みなさんならすぐにおわかりでしょう。地上1階にいますから、2階上
   れば地上3階に着きます。一方、地下3階は、地下1階、地下2階、地下
   3階と3階下りなければなりません。すなわち、地上3階の方が早く戻っ
   てこられるのです。
    ここで少し疑問に思ったのを覚えています。「なぜ0階が無いかなぁ〜
   ・・・」と。0階が無いのはゼロの歴史にあるようです。
    みなさんもご存知のとおりゼロはインドで生まれました。ゼロの語源は、
   サンスクリット語で「空白」「無」「角がない」という意味の“Sunya”
   がアラビアに渡り“sifr”、そしてイタリアに渡り“zefiro”
   となり、最終的に“ZERO”となったようです。
  
   ゼロには以下の2つの働きがあります。
     ・数の大きさとしてのゼロ
     ・「記号」(空位)としてのゼロ
  
    例えば、101の十の位のゼロは、大きさとしてのゼロではなく、空位
   としての記号になります。これにより、計算が非常に便利になりました。
   そして何より、10個の記号(1,2,3,4,5,6,7,8,9,0)
   だけで、どんなに大きな数も表せるようになったことで、十進法と位取り
   が経済に取り入れられ、経済の歴史にとっても画期的なできごととなりま
   した。(現在は、コンピュータなどの2進法によって大きな変革が起こさ
   れているかもしれませんが。)
    なお漢数字だと、一、二、三、四、五、六、七、八、九、十、百、千、
   万、億、兆、京・・・と以降4桁(けた)ごとに文字が必要となります。
  
    例えば以下の計算をすぐに解けますか?
  
         五百八
       +  十三
    ―――――――――――
  
    これをインド・アラビア数字で書くと
  
         508
       +  13
    ―――――――――――
  
    となります。空位のゼロのお陰で桁が揃(そろ)い計算しやすいですね。
    さて最初の問題で、ゼロが発見できなかったことにより、地上は1階と
   されていますが、他にも、例えば西暦も1年から始まってます。西暦0年
   は存在しません。そのため、21世紀は、2001年からとなっています
   ね。
    ゼロの発見云々は置いておいて、実はイギリスを始めヨーロッパ各国で
   は、日本で言う1階を地上階という意味で「ground floor
   (英)、Erdgeschoss(独)、rez−de−chaussee
   (仏)」と言っています。他の階は以下の通りです。
    日本の2階(1番目の階):first floor/erster Stock/premier etage
    日本の3階(2番目の階):second floor/zweiter Stock/deuxieme etage
    日本の地下1階:first basement/erstes Untergeschoss/premier sous-sol
  
    数学的には正しい数の数え方ですね。
    もし、最初の問題をイギリス人に出しても、クイズにもならなかったで
   すね。
  
     執筆者:今井忠彦 情報システム部
  
   ※)chausseeの最初のeの上には´(アクサンテギュ)がつきます。
     etageの頭のeの上には´(アクサンテギュ)がつきます。
     deuxiemeの2番目のeの上には`(アクサングラーヴ)がつきます。
  
    「科学・技術よもやま話」のバックナンバー
    http://www2.jsf.or.jp/mailmaga/y_index.html
  
  ◆ 自然と友だち
  
   ■ あけましておめでとうございます ■
  
    2014年(平成26年)もメールマガジン「自然と友だち」は自然と
   の出会いのすばらしさをいろいろと工夫して発刊してまいる所存です。信
   州辰野の加納巌氏からも引き続き、すばらしい写真と文が寄せられる予定
   です。
    「自然と友だち」をいつもご覧いただいている皆様も、どうぞすばらし
   い自然との出会いをお楽しみください。
  
    「あけましておめでとうございます」の写真
    http://www2.jsf.or.jp/mailmaga/photo/ss116
  
    執筆者:松田邦雄 サイエンス友の会 講師
  
    「自然と友だち」のバックナンバー
    http://www2.jsf.or.jp/mailmaga/photo/t_index.html
  
    ハンドブック「散歩のおとも〜北の丸公園の自然〜」好評発売中!
    郵送をご希望の方は、こちらから
    http://www2.jsf.or.jp/mailmaga/otomo/otomo.htm
  
  
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  【3】    ★ 科 学 技 術 館 お す す め ★
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  ◆ 科学の本の紹介
  
    2014年、今年は国連が定める「国際家族農業年」です。飢餓の根絶
   と天然資源の保全において、家族農業が大きな可能性を有していることを
   強調するために制定されました。それにちなんで、今月は、食や農業にま
   つわる本を4冊ご紹介します。
    3週目は、日本の米づくりを幼い子ども向けに紹介した写真の本です。
  
   ■ 『おこめができた!』<しぜんにタッチ!> ■
     中川孝俊監修/岩間史朗写真/ひさかたチャイルド/
     2013年4月/1,200円+税
  
    赤いシャツの女の子が、お茶椀にふんわりよそったごはんをさしだして
   いるページから、この本は始まります。南伊豆の農家で取材した米づくり
   を、春から秋まで順に紹介しています。春の代掻(しろか)き、苗づくり、
   田植え、田の手入れ、そして穂がだんだんふくらんでしっかり実ると稲刈
   り、最後に精米まで、カラー写真とやさしい文章で説明されているので、
   小学校1年生でも読めます。また同時に、大人向けの解説が各ページの隅
   に載っているので、親子で一緒に読んでも楽しめるでしょう。
    黄色の稲穂で一面おおわれた田んぼのページは、なんと4ページの見開
   きになっています。横長の大きなカラー写真を広げれば、まるで自分が豊
   かな実りの秋に包まれたように感じます。遠くにかすむ山々とともに日本
   の田んぼの穏やかな秋が迫ってきます。また、8月のきれいな緑に染まっ
   た田や、田んぼの生きもの、かかしなど、さまざまな田の姿も見せてくれ
   ます。
    この本は、米づくりという日本の文化の豊かさを伝えてくれる本といえ
   るでしょう。
  
    執筆者:坂口美佳子 科学読物研究会
  
    この本の表紙はこちらのURLをご参照ください。
    http://www.kagakuyomimono.com/hon/13shakai/okomegadekita!/okomegadekita!.html
  
    科学読物研究会ホームページ http://www.kagakuyomimono.com/
  
    「科学の本の紹介」のバックナンバー
    http://www2.jsf.or.jp/mailmaga/b_index.html
  
  
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  【4】    ★ 科 学 技 術 館 ニ ュ ー ス ★
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  ◆ お知らせ
  
   ■ FOREST音楽会 ■
  
    私たちの身近にあるものを使って簡単な楽器をつくってみましょう。
    今回のワークショップでは、カエルの声がする楽器をつくります。自分
   でつくった楽器を使って、みなさんで一緒に「かえるのうた」の演奏会を
   してみましょう♪
    音楽や工作が好きなかたは、ぜひご参加ください。
  
    日  時:1月25日(土)〜26日(日)
         10時45分〜、 13時30分〜(各回30分)
    会  場:5階G棟 スモンマ横
    定  員:各回10名
    対  象:どなたでも(ただし、小学2年生以下の方は保護者同伴)
    参加方法:当日開館時間より5階G棟スタッフカウンターで予約受付
    参 加 費:無料(ただし、入館料は必要です)
  
    詳しくは、こちらをご覧ください。
    http://www.jsf.or.jp/info/2014/01/post_750.php
  
   ■ サイエンス友の会2014年度(第51期)会員募集中 ■
  
    サイエンス友の会2014年度会員を募集中です。楽しく科学を学びた
   い!、いろいろな自然体験をやってみたい!、といった子どもたちのため
   の教室をたくさんそろえて、みなさんの参加をお待ちしています。入会を
   ご希望される方は、サイエンス友の会のウェブページにある募集要項をよ
   くお読みいただいたうえ、入会お申込サイトにおすすみください。
  
    募集締切:2月15日(土)18時
    申込方法:ウェブのみでのお申込
         ※応募者多数の場合には抽選になります。
         ※現在会員の方も、新たに入会申込が必要です。
  
    申込方法など詳しくは、こちらをご覧ください。
    http://www.jsf.or.jp/club/admission/
  
   ■ サイエンス友の会オープンクラスのご案内 ■
  
    サイエンス友の会2014年度の会員募集期間に合わせて、ご来館いた
   だきましたみなさまが参加できるオープンクラスを実施します。
    「サイエンス友の会」を初めて知った、興味を持っている、実験や工作
   をしてみたい方など、オープンクラスでは年齢を問わずどなたでも参加で
   きますので、ぜひこの機会にご体験ください。
    なお、先着順ではありませんので、期間内にお手続きをお願いします。
  
    開 催 日:1月25日(土)〜26日(日)、
         2月2日(日)、8日(土)〜9日(日)
         ※開催日によって実施内容が変わります。
    開催時間:10時〜12時、13時30分〜16時
         ※ただし、1月25日(土)は午後のみ実施します。
    参加方法:直接会場へお越しください。
    受付時間:午前・午後とも終了時間の30分前まで
         ※自由参加となります。
         ※席は譲り合ってご利用ください。
    会  場:2階C室 団体休憩室・イベントホール
    対  象:どなたでも(小さいお子様は保護者のお手伝いが必要です)
    定  員:特になし
         ※席が埋まっている場合はお待ちいただくことがあります。
    参 加 費:教材ごとに500円(別途、入館料が必要です)
  
    詳しくは、こちらをご覧ください。
    http://www.jsf.or.jp/info/2014/02/post_752.php
  
  ◆ 他館の紹介
  
   ■ 所沢航空発祥記念館 ■
  
   ☆「キッズ・チャレンジ倶楽部」第6期会員募集のお知らせ
  
    「キッズ・チャレンジ倶楽部」は、名前の通り「何か新しいこと・気に
   なっていることにチャレンジしてみたい!」と思っている小学校3年生〜
   6年生のみなさんを応援します。
    科学・自然・文化などのさまざまな経験を通して、「ヒラメキとトキメ
   キ」で学ぶことの本当の楽しさを考えることができます。工作教室や科学
   教室、自然観察会、施設見学などいろいろな楽しい行事を実施していきま
   す。みなさんの入会をお待ちしております。
  
    応募締切:2月2日(日) ※郵送の場合は当日消印有効
    定  員:130名(応募者多数の場合は抽選)
    対  象:小学校3年生〜6年生(2014年4月1日時点)
  
    申込方法など詳しくは、こちらをご覧ください。
    http://tam-web.jsf.or.jp/contx/modules/tinyd2/index.php?id=4
  
  ◆ イベント情報
  
   ■ 2014ハンドメイドバイシクル展 ■
  
    ハンドメイドの自転車の展示、およびトークショー&座談会を開催しま
   す。日本のハンドメイドビルダーの高い技術と自転車に対する深い造詣、
   そうした匠の技をご覧ください。
  
    日 時:1月25日(土)〜26日(日)9時30分〜16時50分
    会 場:当館1階催事場
    入場料:無料
    内 容:・ハンドメイドにて製作された自転車の展示
         (スポーツ・街乗り・高齢者、障がい者)
        ・独創的パーツの展示
        ・自転車文化センターが所蔵する1964年東京オリンピック
         関連資料の展示(協力:公益財団法人日本自転車競技連盟)
        ・ハンドメイドビルダー・メーカーによるトークショー&座談会
         (事前申込を行います)
    主 催:一般財団法人日本自転車普及協会 自転車文化センター
  
    詳しくは、こちらをご覧ください。
    http://cycle-info.bpaj.or.jp/event/2013event/handmade/
  
  
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             ★ 担 当 者 よ り ★
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   ■ デジタル図書館 ■
  
    昨日から国立国会図書館が、図書館向けデジタル化資料送信サービスを
   開始したそうです(※1)。これは、2012年の著作権法改正(※2)
   により、国会図書館がデジタル化した資料のうち、絶版等の理由で入手が
   困難な資料について、送信サービス参加館である図書館に送信することが
   可能となったため、デジタル化された資料を各図書館に送信し、一般の人
   が利用することできるようになったのです。
    なぜ、そんなことができるのでしょうか。そもそも、国立国会図書館法
   の第24条、第25条によって、図書や冊子、映像著作物、楽譜や録音著
   作物などの出版物を国会図書館へ納入する納本制度が規定されており、さ
   まざまな出版物が国会図書館に集められています。20世紀までは印刷物
   である紙媒体が主だったのですが、パソコンやインターネットの普及とと
   もに、文章や画像、映像、音楽等のデジタル化が進み、それぞれが電子出
   版物として流通されるようになると、CD等での納入も受け入れるように
   なりました(2000年の国立国会図書館法改正)。今では、CDやDV
   Dという媒体で納入しなくても、ファイルをインターネットから集めるオ
   ンライン資料収集制度(※3)というのもできているようです。コスト負
   担の軽減もあるとは思いますが、いろいろな手段を使って何でも集める感
   じですね。
    一方、20世紀後半から、世界各国で電子図書館プロジェクトが行われ
   るようになる中で、国会図書館も電子図書館事業(※4)に取り組んでい
   たようです。また、国会図書館は、資料の利用と保存を目的に、所蔵して
   いる資料をマイクロフィルム等に保存してきましたが、数年前からはデジ
   タル化するようになり(※5)、デジタル化された資料の点数が増えてい
   きました。
    早くも2002年には著作権が切れた(または著作権者の許諾を得た)
   明治期の図書資料をデジタル化してインターネット上に公開するサービス
   「近代デジタルライブラリー」(※6)を開始しています。そして、20
   11年には、国会図書館で収集・保存しているデジタル資料を検索・閲覧
   できるサービスとして「国立国会図書館デジタルコレクション」(※7、
   以前は国立国会図書館デジタル化資料)を公開しました。さらに、201
   2年の著作権法改正により、国会図書館がデジタル化した資料のうち、絶
   版等の理由で入手が困難な資料について、全国の図書館に送信することが
   可能となり、前記のデジタル化資料送信サービスができるようになったの
   です。
    デジタル化の動きは何も国会図書館に限ったことではありあせん。日本
   には電子書籍の貸出しを行う“電子図書館”(※8)があります。中でも
   科学技術館の目と鼻の先にある千代田区の千代田Web図書館(※9)は
   日本で最初の電子図書館として、2007年にサービスを開始しています。
   ただ、こちらは自治体の図書館ということもあり、インターネットで全国
   と繋がってはいるものの、千代田区在住・在学・在勤の方のみの利用に限
   られています。また、物理的な図書館ではないですが、主に著作権が切れ
   た著作物をデジタル化して無料で公開している青空文庫(※10)のよう
   な電子図書館というのもあります。
    電子図書館での閲覧は、画面上で拡大できたり、映像や音声、アニメー
   ションといった紙とは違ったデジタルならではのメリットもあるようです。
   一度お使いになってみるのもいいかもしれません。
  
                        (経営企画室 高原章仁)
  
   ※1)図書館向けデジタル化資料送信サービス開始(国立国会図書館)
      http://www.ndl.go.jp/jp/news/fy2013/1204154_1828.html
      http://www.ndl.go.jp/jp/news/fy2013/__icsFiles/afieldfile/2014/01/09/pr140110.pdf
   ※2)2012年の著作権法改正について(文化庁)
      http://www.bunka.go.jp/chosakuken/24_houkaisei.html
   ※3)オンライン資料収集制度(国立国会図書館)
      http://www.ndl.go.jp/jp/aboutus/online_data.html
      http://www.ndl.go.jp/jp/news/fy2012/__icsFiles/afieldfile/2012/06/15/pr120615.pdf
   ※4)電子図書館(国立国会図書館)
      http://www.ndl.go.jp/jp/aboutus/elib-project.html
   ※5)資料デジタル化について(国立国会図書館)
      http://www.ndl.go.jp/jp/aboutus/digitization.html
   ※6)近代デジタルライブラリー(国立国会図書館)
      http://kindai.ndl.go.jp/
   ※7)国立国会図書館デジタルコレクション(国立国会図書館)
      http://dl.ndl.go.jp/
   ※8)電子書籍の貸出しを行う“電子図書館”
      http://www7b.biglobe.ne.jp/~yama88/topi_4.html
   ※9)千代田Web図書館
      http://weblibrary-chiyoda.com/
   ※10)青空文庫
      http://www.aozora.gr.jp/
  
  
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     当館では、実験・工作ができる会場の貸し出しを行っています。
     ご興味のある方は、こちらをご覧ください。
     http://www.jsf.or.jp/exhibit/floor/4/4i/#entry-3359
  
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     最後までお読みいただきありがとうございました。
     皆様のご来館をお待ちしております。
  
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