科学技術館メールマガジン バックナンバー


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  ━  ◆ 科 学 技 術 館 メールマガジン ◇ 第466号 ◆  ━
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                              >>>2014/2/5発行
  
   こんにちは。科学技術館です。
  
   当メールマガジンは毎週水曜日発行です。ご愛読よろしくお願いします。
   いよいよソチ冬季五輪が始まります。あさっての7日(金)が開会式です
   が、女子モーグルやスロープスタイルなど開会式の前日に予選が始まる種
   目があります。日本勢の活躍が楽しみですね。
  
   * このメールマガジンは等幅フォントでご覧ください。
  
   本号の配信数 10,706人。
  
  
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   【1】科学技術館最新情報
       新着情報・・・実験工作教室「かんたんLEDライトを作ろう!」
              恐竜の皮膚の色は何色?
                 〜恐竜博士真鍋真先生のお話と
                          恐竜3Dぬりえ教室〜
              今週のユニバース
  
   【2】科学技術館ラボラトリー
       科学・技術よもやま話・・・
                 「『塩素』は危険?『フッ素』は安全?」
  
   【3】科学技術館おすすめ
       科学の本の紹介・・・「光」
  
   【4】科学技術館ニュース
       お知らせ・・・4階B室「シンラドーム」新番組
                全天周映像「Aurora 2013 Solar Maximum」
              「シンラドーム」科学ライブショー
                  「動物目線カメラで捉えた驚きの映像」
              2014年度 サイエンス友の会会員募集
              サイエンス友の会オープンクラス
              かんたん弓矢で的当てに挑戦
              日本IBM TryScience実験教室
              理研DAY:研究者と話そう
              カラーコピー機のひみつをさぐれ!
       他館の紹介・・・所沢航空発祥記念館
       イベント情報・・・第12回「全国こども科学映像祭」表彰式
  
    ☆現在、エスカレータの更新工事中です。ご不便をおかけいたしますが、
     ご理解とご協力のほどよろしくお願い申しあげます。
    ☆2月末日まで毎日開館します。
  
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  【1】    ★ 科 学 技 術 館 最 新 情 報 ★
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  ◆ 新着情報
  
   ■ 実験工作教室「かんたんLEDライトを作ろう!」 ■
  
    ライトのしくみを知れば、電気の基本がわかります。高輝度LEDとボ
   タン電池を使った、はんだ付けなしで手軽につくれる当館オリジナルのラ
   イトを製作します。
    きっとあなたの“手元”と“科学する心”に、明るく光が届くはず。優
   しく響く、鈴の音とともに……。
  
    開 催 日:2月9日(日)
    開催時間:13時〜、14時〜、15時〜(各回約30分)
    会  場:4階I室「実験スタジアム」スタジアムL
    定  員:各回20名
    対象年齢:小学校4年生以上
         ※小学校3年生以下も保護者の同伴で参加可能
    参 加 費:800円(別途、入館料が必要です)
    参加方法:当日開館時間より、会場にて1日分の参加券を販売
  
    詳しくは、こちらをご覧ください。
    http://www.jsf.or.jp/info/2014/02/post_764.php
  
   ■ 恐竜の皮膚の色は何色?
         〜恐竜博士真鍋真先生のお話と恐竜3Dぬりえ教室〜 ■
  
    「恐竜博士」で知られる国立科学博物館の真鍋真先生をお招きして、恐
   竜の皮膚の色は何色だったのかなど、まだまだわかっていない恐竜の謎に
   ついてお話をしていただきます。
    またお話の後に、自分達でステゴサウルスのぬりえを行い、これをパソ
   コンに取り込んで3次元化する「恐竜3Dぬりえ」を実施します。最後に
   できあがった3D恐竜とのツーショット写真を記念にお持ち帰りいただく
   ことができます。
    真鍋先生に恐竜のお話を聴ける絶好のチャンスですので、ぜひご参加く
   ださい。お待ちしております。
  
    日  時:3月1日(土)
         (1)10時30分〜、(2)13時30分〜(各回90分)
    会  場:4階I室「実験スタジアム」スタジアムL
    定  員:各回20名
    対  象:小学3年生以上
    費  用:無料(ただし、入館料は必要です)
    講  師:真鍋真先生(国立科学博物館地学研究部研究主幹)
    応募方法:電子メールにて
    締 切 日:2月16日(日)
  
    応募方法など詳しくは、こちらをご覧ください。
    http://www.jsf.or.jp/info/2014/02/post_765.php
  
    ※本企画は、博物館の活用をすすめることを目的に、国内外の17の博
     物館が連携して実施しているPCALi(ピ☆カ☆リ)対象イベントです。
  
   ■ 今週のユニバース ■
  
    土曜午後の科学ライブショー「ユニバース」では、4階シンラドームの
   スクリーンに全天周のシミュレーション映像を投影し、地球から太陽系、
   恒星の世界、銀河の世界、そして宇宙全体のお話をお伝えします。
    「ゲストコーナー」では、「超巨大望遠鏡TMTプロジェクトいよいよ
   スタート」としてお話しいただく予定です。
  
    日 時:2月8日(土)14時〜、15時30分〜(各回40分)
    会 場:4階B室「シンラドーム」
    定 員:各回62名(当日先着順)
    案内役:矢治健太郎さん(国立天文台)
    ゲスト:臼田知史さん(国立天文台TMT推進室)
  
    詳しくは、こちらをご覧ください。
    http://www.jsf.or.jp/exhibit/floor/4/4b/#entry-1707
  
  
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  【2】   ★ 科 学 技 術 館 ラ ボ ラ ト リ ー ★
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  ◆ 科学・技術よもやま話
  
   ■ 「塩素」は危険?「フッ素」は安全? ■
  
    冬といえば気になることの1つがノロウイルスの流行ですね。ノロウイ
   ルスの消毒には「塩素が有効」といわれることがあります。この場合の
   「塩素」は「塩素系消毒剤」という意味ですが、このような物質名は文脈
   によって意味が異なることに注意する必要があります。
    まず基本として重要なことは、「塩素原子」という種類の粒が世の中に
   あるということです。1個ずつなら「原子」ですが、原子が複数集まって
   大きめの粒になると「分子」と呼ばれます。そもそも、塩素原子だけを寄
   せ集めたとしても通常は2個1組で結合し「塩素分子」の状態になってし
   まいます。これを「塩素」と呼ぶこともあるし、塩素原子を「塩素」と呼
   ぶこともあるので混乱しますね。(しかも、「塩素」が発見されたときに
   は原子と分子の区別はついていませんでした。)
    塩素原子1個が酸素原子1個と水素原子1個と結合して全体で1個の粒
   になったものが「次亜塩素酸」で、水素原子の代わりにナトリウム原子が
   結合したものが「次亜塩素酸ナトリウム」です。これはかなり酸化力が強
   い物質なのでノロウイルスに限らずさまざまなウイルス・細菌を破壊する
   作用があります。塩素原子を含む分子を使った消毒剤は他にも何種類もあ
   りますが、それらに共通しているのは、塩素原子の高い反応性が消毒作用
   につながっているということです。そのため、消毒に使う塩素化合物をま
   とめて「塩素系消毒剤」と呼んだり、さらには単純に「塩素」と呼んだり
   することが慣例となっているようです。ちなみに上記の消毒剤自体は人体
   にも有毒なので、使用方法には十分ご注意ください。
    さて、このような事情からすると、とにかく塩素化合物はすべて危険な
   印象がありますが、塩化ナトリウム(食塩)のように反応性に乏しい穏や
   かな物質もたくさんあります。塩素原子が置かれている状況によって塩素
   化合物の性質は異なるのです。
    逆に言うと、ある安全な物質の名前を知っていても、同じ名前で呼ばれ
   ているものが安全とは限らないということです。例えば「フッ素」という
   言葉は、(1)フライパンのコーティングに使われているプラスチック、
   (2)歯科治療に使われる薬剤、の両方の呼び名になっています。
    (1)は「ポリテトラフルオロエチレン」などのことであり触っても安
   全です。(2)は「フッ化ナトリウム」のことであり、触ったり飲み込ん
   だりすると有毒です。(歯科治療では中毒にならないように注意深く扱わ
   れています。)ちなみに、「フッ素分子」は「塩素分子」よりも強い酸化
   力(※)を持っています。
    ご興味のある方は、日常使っている物質名が本当は何を表しているのか、
   ときどき調べてみることをお勧めします。きっと「調べてよかった」と安
   心できることでしょう。
  
   (※)化学の世界では酸素が関わらない反応でも「酸化」ということがあ
      ります。詳しくは、また別の機会に。
  
     執筆者:丸山義巨 科学技術館運営部
  
    「科学・技術よもやま話」のバックナンバー
    http://www2.jsf.or.jp/mailmaga/y_index.html
  
  
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  【3】    ★ 科 学 技 術 館 お す す め ★
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  ◆ 科学の本の紹介
  
    「春は名のみの……」と歌われる2月の風は冷たいですね。でも、光は
   日ごとに明るくやさしくなり、春の近いことがわかります。私たちの気持
   ちを明るくし、たくさんの生きものの活動を支える光。今月は光をテーマ
   にした本をご紹介します。
    1週目はリズミカルでたのしい絵本です。
  
   ■ 『ちかちかぴかり』 ■
     ジョアン B・グレアムことば、ナンシー・デイビス絵、
     ふじたちえ訳/福音館書店/2013年10月/1,200円+税
  
    身近な「あかり」や「ひかり」を絵と文字で表現してみたら、こんな素
   敵で可愛い絵本になりました。最初のページは「ひかり」です。まだ星の
   瞬く空の中に、黄色の文字が並んでいます。
    <ひかりはよるをおしのけて、くらやみをけちらしている>ようすが描
   かれています。次は太陽、ベッドの人にどかーんと飛び込み明るく照らし
   ています。かと思うと今度はろうそくのあかりが文字になっています。地
   球と太陽という大きな世界の次は、なんと小さなホタル。目は赤、体は黒、
   お尻は黄色の文字になっていてなるほどと納得。
    マッチ、テレビ、冷蔵庫のあかりなどの身の回りのものから、星、花火、
   灯台などまでのあかりの世界を、文字の色や形でさまざまに表現している
   のは見事。もちろん、元は英語なので翻訳や編集では、日本語の文字数や
   形の工夫があったことがしのばれます。
    フランクリンの有名な凧上げ実験、エジソンが電球をつくったことなど
   のページもあり、巻末に説明文があるのも親切です。
  
    執筆者:鈴木有子 科学読物研究会
  
    この本の表紙はこちらのURLをご参照ください。
    http://www.kagakuyomimono.com/hon/1nyuumon/pikari/pikari.html
  
    科学読物研究会ホームページ http://www.kagakuyomimono.com/
  
    「科学の本の紹介」のバックナンバー
    http://www2.jsf.or.jp/mailmaga/b_index.html
  
  
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  【4】    ★ 科 学 技 術 館 ニ ュ ー ス ★
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  ◆ お知らせ
  
   ■ 4階B室「シンラドーム」新番組 全天周映像「Aurora
      2013 Solar Maximum」上映開始のお知らせ ■
  
    「シンラドーム」の「ドーム投影番組」に、新番組「Aurora
   2013 Solar Maximum」が登場します。
    オーロラ3Dプロジェクトと国立極地研究所が、2013年の春から夏
   にかけて北極と南極で撮影した迫力の全天周オーロラ映像を、通常番組に
   加えて、2014年2月より1日2回、追加上映いたします。
    美しく夜空を彩るオーロラの映像をお楽しみください。
  
    上 映 日:2月2日(日)から毎週日曜日〜金曜日(第3日曜日を除く)
    上映時間:12時〜、15時45分〜(各回約7分)
  
       ※)なお、立体投影となる3Dオーロラの上映につきましては、
         映像に関わる研究機関、企業、個人の方々のご支援を得なが
         ら、常設番組化に向けた検討を進めています。
  
    詳しくは、こちらをご覧ください。
    http://www.jsf.or.jp/info/2014/02/post_758.php
  
   ■ 「シンラドーム」科学ライブショー 「動物目線カメラで捉えた
       驚きの映像 〜 バイオロギングで分かった新たな生態 〜」 ■
  
    ペンギンや海ガメ・アザラシなどが海中を動き回る姿は誰しも映像で目
   にしたことがあるでしょう。しかし、彼らの体温や泳ぐ速度など詳しい生
   態はというと実はほとんど知られていません。そんな水中動物たちの謎を
   解き明かす学問「バイオロギング・サイエンス」の世界で活躍する海洋生
   物学者の佐藤克文氏がシンラドームでの映像投影を交えながら驚きの世界
   へご案内します。
  
    日 時:2月9日(日)13時30分〜、15時〜(各回約40分)
    会 場:4階B室「シンラドーム」
    参加費:無料(ただし、入館料は必要です)
    定 員:各回60名(当日10時より会場前にて各回の整理券を配布)
    講演者:佐藤克文氏(東京大学 大気海洋研究所
                海洋生命科学部門 行動生態計測分野 教授)
  
    詳しくは、こちらをご覧ください。
    http://www.jsf.or.jp/info/2014/02/post_762.php
  
   ■ サイエンス友の会2014年度(第51期)会員募集中 ■
  
    サイエンス友の会2014年度会員を募集中です。楽しく科学を学びた
   い!、いろいろな自然体験をやってみたい!、といった子どもたちのため
   の教室をたくさんそろえて、みなさんの参加をお待ちしています。入会を
   ご希望される方は、サイエンス友の会のウェブページにある募集要項をよ
   くお読みいただいたうえ、入会お申込サイトにおすすみください。
  
    応募締切:2月15日(土)18時
    応募方法:ウェブのみでのお申込
         ※応募者多数の場合には抽選になります。
         ※現在会員の方も、新たに入会申込が必要です。
  
    応募方法など詳しくは、こちらをご覧ください。
    http://www.jsf.or.jp/club/admission/
  
   ■ サイエンス友の会オープンクラスのご案内 ■
  
    サイエンス友の会2014年度の会員募集期間に合わせて、ご来館いた
   だきましたみなさまが参加できるオープンクラスを実施します。
    「サイエンス友の会」を初めて知った、興味を持っている、実験や工作
   をしてみたい方など、オープンクラスでは年齢を問わずどなたでも参加で
   きますので、ぜひこの機会にご体験ください。
    なお、先着順ではありませんので、期間内にお手続きをお願いします。
  
    開 催 日:2月8日(土)〜9日(日)
         ※開催日によって実施内容が変わります。
    開催時間:10時〜12時、13時30分〜16時
    参加方法:直接会場へお越しください。
    受付時間:午前・午後とも終了時間の30分前まで
         ※自由参加となります。
         ※席は譲り合ってご利用ください。
    会  場:2階C室 団体休憩室・イベントホール
    対  象:どなたでも(小さいお子様は保護者のお手伝いが必要です)
    定  員:特になし
         ※席が埋まっている場合はお待ちいただくことがあります。
    参 加 費:教材ごとに500円(別途、入館料が必要です)
  
    詳しくは、こちらをご覧ください。
    http://www.jsf.or.jp/info/2014/02/post_752.php
  
   ■ かんたん弓矢で的当てに挑戦 ■
  
    身近な材料でよく飛ぶ弓矢をつくろう!
    的当てにも挑戦してみよう!
  
   【弓矢工作】
    日  時:2月15日(土)、22日(土)
         11時30分〜、13時30分〜(各回約30分)
    会  場:5階FOREST エレベータ前
    対  象:小学生以上
    参 加 費:無料(ただし、入館料は必要です)
    定  員:各回5名(先着順)
    参加方法:各回開始30分前から会場にて予約受付
  
   【的当て体験】
    日  時:2月15日(土)、22日(土)
         9時30分〜11時、14時30分〜15時30分
    会  場:5階FOREST エレベータ前
    参 加 費:無料(ただし、入館料は必要です)
    参加方法:開催時間内に会場へお越しください
  
    詳しくは、こちらをご覧ください。
    http://www.jsf.or.jp/info/2014/02/post_761.php
  
   ■ 日本IBM TryScience実験教室 ■
  
    「TryScience(トライサイエンス)実験教室」は、毎月1回
   日曜日に開催しています。2つ程度のプログラムを用意して実施します。
   何をするかは当日のお楽しみ。
  
    日時:2月16日(日)13時〜16時
    会場:4階D室 イベントホール
  
    詳しくは、こちらをご覧ください。
    http://www.jsf.or.jp/info/2014/02/post_759.php
  
   ■ 理研DAY:研究者と話そう ■
  
    理化学研究所の研究者と話せる「理研DAY:研究者と話そう」で、研
   究の話はもとより、趣味や好きな本、映画など色々な話をしてみませんか。
   みなさまのご来場をお待ちしています。
    なお、本イベント開催のため、「シンラドーム」ドーム投影番組のうち
   12時45分以降の番組上映を休止いたします。
  
    日 時:2月16日(日)14時〜、15時30分〜(各回30分)
    会 場:4階B室「シンラドーム」
    参加費:無料(ただし、入館料は必要です)
    定 員:各回62名(当日先着順)
    研究者:本田賢也さん(理化学研究所)
    テーマ:腸内細菌の話
        (2回とも同じ内容です)
  
    詳しくは、こちらをご覧ください。
    http://www.jsf.or.jp/info/2014/02/post_760.php
  
   ■ 「カラーコピー機のひみつをさぐれ!」参加者募集中 ■
  
    1日がかりの定員制のワークショップで、4人1組でカラー複写機の分
   解を行います。
    午前中は、カラー複写機や色の原理に関して、実験を交えながら学びま
   す。午後からはグループごとに、実際に複写機をドライバーなどの工具を
   使って分解していきます。分解で発生した部品類、例えば電子基板やモー
   ター、ファンなどは、原則好きなものを持ち帰ることができます。
  
    開 催 日:3月15日(土)小学生コース(小学校4〜6年生対象)
           16日(日)中学生コース(中学校1〜3年生対象)
    開催時間:各コース 9時30分〜16時
    開催場所:科学技術館
    参 加 費:無料(参加者は入館料も無料)
    応募方法:往復はがきにて(応募者多数の場合は抽選)
    定  員:各32名
    応募締切:2月17日(月)必着
    主  催:公益財団法人 新技術開発財団
    問合せ先:「キッズ・フロンティア・ワークショップ」事務局
         03−3212−8447(月〜金の9時30分〜17時)
  
    応募方法など詳しくは、こちらをご覧ください。
    http://www.jsf.or.jp/info/2014/02/post_755.php
  
  ◆ 他館の紹介
  
   ■ 所沢航空発祥記念館 ■
  
   ☆「ゴム動力飛行機工作教室」のお知らせ
  
    ゴム動力飛行機を製作し、体験を通して飛行機が飛ぶ原理を学べます。
   今回はオリジナルキット「つばめ」の製作です。できあがったら、航空公
   園内の広場で飛ばしてみましょう。
  
    日 時:2月22日(土)13時〜(製作時間 約1時間)
    受 付:12時30分〜(先着40名)
    会 場:1階研修室
    教材費:400円
  
    詳しくは、こちらをご覧ください。
    http://tam-web.jsf.or.jp/contx/modules/myalbum0/viewcat.php?cid=1#160
  
   ☆「ANAグループの翼たち」上映のお知らせ
  
    今も現役で活躍中のボーイング747ジャンボジェットから、世界に先
   駆けて就航した最新鋭機の787まで、ANAグループの多彩な旅客機た
   ちを、ハイビジョンの美しい映像でご紹介します。
    旅客機の雄姿に加えて、四季折々の美しい風景、豪快なジェットサウン
   ド、素敵な音楽も合わせてお楽しみください。
  
    日 時:2月15日(土)11時30分〜12時
    受 付:11時20分〜(先着200名様)
    会 場:大型映像館
    料 金:無料
    協 力:日本飛行機ビデオクラブ 〜Team Flyer's Film〜
  
    詳しくは、こちらをご覧ください。
    http://tam-web.jsf.or.jp/contx/modules/myalbum3/viewcat.php?cid=1#66
  
    ※予定していました「ピカチュウジャンボ退役記念」の上映は諸般の事
     情により上記作品に変更させていただきました。
     ご理解の程、よろしくお願い申しあげます。
  
  ◆ イベント情報
  
   ■ 第12回「全国こども科学映像祭」表彰式 ■
  
    「第12回全国こども科学映像祭」の優秀作品の表彰式・上映会および
   記念講演会を来たる2月9日(日)、日本科学未来館みらいCANホール
   にて行います。
    記念講演は、NHKエンタープライズで深海プロジェクトを担当されて
   いるエグゼクティブプロデューサー岩崎弘倫氏を予定しております。深海
   での撮影などについて映像を交え楽しいお話をしていただきます。
    みなさまお気軽にお越しください。
  
    日 時:2月9日(日)10時30分〜12時15分
    会 場:日本科学未来館 みらいCANホール
    参加費:無料
    内 容:
     表彰式・入賞作品上映会
     記念講演会「NHKスペシャル ダイオウイカ自然番組の制作と舞台裏」
     (NHKエンタープライズ エグゼクティブプロデューサー 岩崎弘倫氏)
    主 催:一般財団法人日本視聴覚教育協会、公益財団法人つくば科学
        万博記念財団、独立行政法人科学技術振興機構、公益財団法人
        ニューテクノロジー振興財団
  
    詳しくは、「全国こども科学映像祭」ホームページをご覧ください。
    http://www.javea.or.jp/kodomoeizo/
  
  
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             ★ 担 当 者 よ り ★
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   ■ 「和食」 ■
  
    ユネスコの無形文化遺産に和食が登録されましたが、みなさんは、和食
   のどこが無形文化遺産と評価されたのかご存知でしょうか。また、そもそ
   も無形文化遺産とは何でしょうか。
    無形文化遺産はユネスコ事業の一つで、世界遺産が建築物などの有形の
   文化財の保護と継承を目的としているのに対し、民族文化財、フォークロ
   ア(folklore:風習・伝承)、口承伝統などの無形のものを保護
   対象とすることを目指しています(Wikipediaより)。
    日本からは、2008年に登録された能楽に始まり、人形浄瑠璃文楽、
   歌舞伎、雅楽など2013年の和食までで合計22件が登録されています。
    和食文化の登録を進めてきた農林水産省では和食を次のように解説して
   います。
  
      南北に長く、四季が明確な日本には多様で豊かな自然があり、
     そこで生まれた食文化もまた、これに寄り添うように育まれてき
     ました。このような、「自然を尊ぶ」という日本人の気質に基づ
     いた「食」に関する「習わし」を、「和食;日本人の伝統的な食
     文化」と題して、ユネスコ無形文化遺産に登録申請しています。
  
     「和食」の特徴
      ・多様で新鮮な食材とその持ち味の尊重
      ・栄養バランスに優れた健康的な食生活
      ・自然の美しさや季節の移ろいの表現
      ・正月などの年中行事との密接な関わり
  
     以上、農林水産省ホームページ(※)より
  
    昨年、このニュースを聞いたときに、「そうか。外国人の好きな鮨や天
   ぷらが認められたのか」と早とちりをしてしまいました。個々のメニュー
   や食材ではなく、日本人の持つ食文化そのものが無形文化遺産と認められ
   たわけです。和食をつくり出してきたのは日本人であり、その思考の基盤
   となっている日本人の精神構造そのものが無形文化遺産につながっている
   といっても過言ではないでしょう。世界各国のさまざまなものがこの無形
   文化遺産に登録されていますが、和食のようにその国の人すべてにかかわ
   る広範な文化が登録されているケースは、他にはほとんど見当たらないの
   ではないでしょうか。
    私は、2012年6月まで数年間欧州に駐在していましたが、20年ほ
   ど前に初めて欧州に出張した時と比べると、圧倒的に日本食の店が増えて
   いました。鮨、天ぷら、ラーメン、うどん、焼き鳥に始まり、変わったと
   ころではお好み焼屋など、なんでもありの感じです。フランス人の友人に
   日本食の何がいいのかと聞くと、「ヘルシーで美味しいし、見た目もきれ
   い」と想定内の答えに加え、「Cool!」と言います。
    残念ながら、和食文化を生み出した日本人の気質や思考を理解している
   わけではなさそうです。
  
                        (経営企画室 紙野憲三)
  
   ※ http://www.maff.go.jp/j/keikaku/syokubunka/ich/index.html
  
  
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     当館では、実験・工作ができる会場の貸し出しを行っています。
     ご興味のある方は、こちらをご覧ください。
     http://www.jsf.or.jp/exhibit/floor/4/4i/#entry-3359
  
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     最後までお読みいただきありがとうございました。
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