科学技術館メールマガジン バックナンバー


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  ━  ◆ 科 学 技 術 館 メールマガジン ◇ 第480号 ◆  ━
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                             >>>2014/5/21発行
  
   こんにちは。科学技術館です。
  
   当メールマガジンは毎週水曜日発行です。ご愛読よろしくお願いします。
   カルフォルニア州ロサンゼルスで開催された高校生対象の科学コンテスト
   「国際学生科学技術フェア(ISEF)2014」で、日本人が受賞しま
   した。おめでとうございます。
  
   * このメールマガジンは等幅フォントでご覧ください。
  
   本号の配信数 10,843人。
  
  
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   【1】科学技術館最新情報
       新着情報・・・サマー・サイエンスキャンプ2014
              ユニバース特別番組
               「H−IIAロケットによる
                       『だいち2号』の打ち上げ」
              今週のユニバース
  
   【2】科学技術館ラボラトリー
       科学・技術よもやま話・・・ユニークな電池「空気亜鉛電池」
       自然と友だち・・・「新緑の候・春の女神舞う」
  
   【3】科学技術館おすすめ
       科学の本の紹介・・・「たね」
  
   【4】科学技術館ニュース
       お知らせ・・・「夢・化学-21」わくわく理科・実験教室
       他館の紹介・・・所沢航空発祥記念館
       イベント情報・・・未来の科学者のための
                     東大駒場リサーチキャンパス公開
                東大キャンパス内で“親子一緒に”
                      先端研究者から科学を学ぼう!
                  『東京大学 早野龍五教授 特別講義』
  
    ☆5月の休館日は7日(水)、14日(水)、21日(水)、28日(水)です。
     6月の休館日は4日(水)、11日(水)、18日(水)、25日(水)です。
  
  
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  【1】    ★ 科 学 技 術 館 最 新 情 報 ★
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  ◆ 新着情報
  
   ■ 高校生のための先進的科学技術体験合宿プログラム
         「サマー・サイエンスキャンプ2014」参加者募集中 ■
  
    「サマー・サイエンスキャンプ2014」は先進的な研究テーマに取り
   組んでいる日本各地の大学、公的研究機関、民間企業等で、夏休み期間中
   に開催される高校生のための科学技術体験合宿プログラムです。第一線で
   活躍する研究者、技術者から、本格的な実験・実習を直接受けることがで
   きるまたとないチャンスです。
    高校生のみなさん、興味のあるプログラムにふるってご応募ください!
   学校関係者のみなさま、お近くに高校生がいらっしゃる方は、貴重な体験
   をできる機会となりますので、ぜひご紹介をお願いいたします。
  
    開催日:7月22日〜8月23日の期間中、2泊3日から5泊6日
    会 場:大学、公的研究機関、民間企業等(45会場)
    定 員:会場ごとに6〜40名(計724名)
        ※前年度平均応募倍率2.8倍
    参加費:2,000円(支払いは参加決定後)
        ・プログラム期間中の宿舎や食事は主催者が用意します。
        ・参加費は食事代の一部に充当します。
        ・現地集合、現地解散です。
         (自宅と会場間の往復交通費は自己負担となります)
    応募締切:6月13日(金)郵送必着
  
    応募方法など、詳しくはこちらをご覧ください。
    ・サイエンスキャンプ募集ホームページ
     http://www.jst.go.jp/cpse/sciencecamp/camp/
    ・スマートフォン専用サイエンスキャンプ募集ホームページ:
     http://www.jst.go.jp/cpse/sciencecamp/camp/sp/
  
   ■ ユニバース特別番組「H−IIAロケットによる
                     『だいち2号』の打ち上げ」 ■
  
    H−IIAロケット24号機による陸域観測技術衛星2号「だいち2号」
   (ALOS−2)の打ち上げにあわせて、科学ライブショー「ユニバース」
   の特別番組を上演いたします。
    宇宙航空研究開発機構(JAXA)職員をゲストに迎えて解説していた
   だくほか、打ち上げのライブ中継映像もお楽しみいただく予定です。ぜひ
   お集まりください。
    なお、当日の14時および15時30分開始の科学ライブショー「ユニ
   バース」は通常通り上演します。
  
    日 時:5月24日(土)11時40分〜12時30分
    会 場:4階B室「シンラドーム」
    定 員:60名(定員を超えた場合には入場を制限する場合があります)
    費 用:無料(ただし、入館料は必要です)
    備 考:整理券の配布予定はありません。
  
    詳しくは、こちらをご覧ください。
    http://www.jsf.or.jp/info/2014/05/post_802.php
  
   ■ 今週のユニバース ■
  
    土曜午後の科学ライブショー「ユニバース」では、4階シンラドームの
   スクリーンに全天周のシミュレーション映像を投影し、地球から太陽系、
   恒星の世界、銀河の世界、そして宇宙全体のお話をお伝えします。
  
    日 時:5月24日(土)14時〜、15時30分〜(各回40分)
    会 場:4階B室「シンラドーム」
    定 員:各回60名
    案内役:亀谷和久さん(東京理科大学)
    ゲスト:潮田知彦さん(宇宙航空研究開発機構/beyond)
  
    詳しくは、こちらをご覧ください。
    http://www.jsf.or.jp/exhibit/floor/4/4b/#entry-1707
  
  
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  【2】   ★ 科 学 技 術 館 ラ ボ ラ ト リ ー ★
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  ◆ 科学・技術よもやま話
  
   ■ ユニークな電池「空気亜鉛電池」 ■
  
    携帯電話やスマートフォン、子機、リモコンなどの通信機器をはじめと
   して、タブレットPCやデジタル(ビデオ)カメラ、携帯音楽プレーヤー
   といった情報機器など、携帯して使用する電子機器には電池が必要になり
   ます。そのため、各機器に合ったいろいろな電池がつくられ使われていま
   す。
    電池で良く目にするのは単1〜単4のマンガン電池やアルカリ電池です。
   ほかにも音声や動画の再生機(プレーヤー)やデジタルカメラ、ノートパ
   ソコン等で使われるニッケル水素電池、リチウムイオン電池などがありま
   す。デジタルカメラやプレーヤーなど大電流や大きなパワーが必要な機器
   にはアルカリ電池が向いている一方、時計やラジオ、懐中電灯など大量の
   パワーが必要ではない機器には、しばらく休ませると出力を回復する性質
   を持つマンガン電池が適しています。(※2、※3)
    円筒形の乾電池以外に良く見かけるものに、箱型のリチウム電池や円盤
   型のボタン形電池があり、ボタン形電池の中で直径が大きく薄型の電池は
   コイン形電池と呼ばれています。このボタン形電池には酸化銀電池、アル
   カリボタン電池、リチウム一次電池、空気亜鉛電池といったものがあり、
   代表的なのが酸化銀電池で、使い始めから使い終わりまでほとんど電圧の
   変化がないのが特徴です。しかし銀の値段が高いこともあり、現在では腕
   時計用に特化されています。一方、ユニークなのが空気亜鉛電池です。
    空気亜鉛電池がつくられた当初はボタンの形状ではなく、大きな電池で
   電話交換機や鉄道信号用などに使われていました。小型化されたのは19
   70年代の後半で補聴器用の電池として普及しました。空気亜鉛電池は正
   極に空気中の酸素、負極に亜鉛を使っています。普通の電池であれば、正
   負極の両方の材料を仕込んでおく必要があるのですが、空気亜鉛電池は、
   正極の材料に空気中の酸素を使いますので、電池に負極の材料のみを用意
   すればよく、その分たくさんの亜鉛を詰めることができます。このため、
   酸化銀電池などの他のボタン形電池より大きな電力容量を持つことができ
   るのです。同じ大きさの電池であれば、長く使えますので、連続して使う
   補聴器やページャーに適しているのです。そして、電圧の変動がほとんど
   ないのは酸化銀電池と同様ですが、酸化銀電池と比べて体積エネルギー密
   度は2〜3倍、重量エネルギー密度は4倍近くあります(※4)。一方、
   二酸化炭素による劣化や気温が5℃以下になったり、湿度が高くても低く
   ても寿命が短くなるという弱点があります。
    空気亜鉛電池は空気電池の仲間ですが、現在実用化されているのは、負
   極に亜鉛を使った空気亜鉛電池だけです。最近は、リチウム、マグネシウ
   ム、アルミニウムを用いた空気電池の研究が進められていて、特にリチウ
   ム空気電池は二次電池としての研究が積極的に進められています。これら
   空気電池の体積エネルギー密度や重量エネルギー密度は空気亜鉛電池に比
   べて高い値を取ると理論的には考えられていますが、実用化にはもう少し
   時間がかかりそうです。(※5)
  
   ※参考)
    1)当メールマガジン第404号のよもやま「11月11日」
    2)電池の知識(一般社団法人電池工業会)
      http://www.baj.or.jp/knowledge/
    3)マクセルライブラリー(電池のしくみ)
      http://www.maxell-kids.com/maxell/library/
    4)エネルギー密度の比較
      http://techon.nikkeibp.co.jp/article/WORD/20130201/263771/
      http://www.meti.go.jp/committee/materials2/downloadfiles/g90225a05j.pdf
      http://www.nies.go.jp/social/traffic/pdf/7-2.pdf
    5)空気マグネシウム電池
      http://www.juse.or.jp/reliability/228/
      http://www.tbs.co.jp/yumetobi-plus/backnumber/20121216.html
  
     執筆者:高原章仁 経営企画室
  
    「科学・技術よもやま話」のバックナンバー
    http://www2.jsf.or.jp/mailmaga/y_index.html
  
  ◆ 自然と友だち
  
   ■ 新緑の候・春の女神舞う ■
  
    東京近郊では、サクラの花の季節も過ぎ、新緑の美しい季節が訪れてい
   ます。
    サクラにかわって、赤や白のハナミズキの花が目立っています。例年よ
   りややおそく、春の女神ギフチョウも出現してきました。春にだけ見られ
   るスプリングエフェメラル・・・ツマキチョウ、ミヤマセセリ、ウスバシ
   ロチョウも舞い、心うきうきする季節の到来です。
    信州の安曇野へも出かけました。銀白色に輝く北アルプスの山々の景色
   や湖面に映るサクラの花、ヒメギフチョウ・ギフチョウの花に舞う姿をカ
   メラにおさめた喜びなど、すばらしい自然との出会いも体験できました。
    加納巌氏の辰野便りのすばらしい写真や解説もお楽しみください。
  
    「新緑の候・春の女神舞う」の写真
    http://www2.jsf.or.jp/mailmaga/photo/ss120
  
    執筆者:松田邦雄 サイエンス友の会 講師
  
    「自然と友だち」のバックナンバー
    http://www2.jsf.or.jp/mailmaga/photo/t_index.html
  
    ハンドブック「散歩のおとも〜北の丸公園の自然〜」好評発売中!
    郵送をご希望の方は、こちらから
    http://www2.jsf.or.jp/mailmaga/otomo/otomo.htm
  
  
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  【3】    ★ 科 学 技 術 館 お す す め ★
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  ◆ 科学の本の紹介
  
    今月は、「たね」をテーマに本を紹介しています。2冊目は、ひっつき
   虫の図鑑です。
  
   ■ 『ひっつき虫観察便利帳』―ふしぎが楽しい ■
     岩槻秀明 著/いかだ社/2010年7月/
     1,500円(図書館版2,000円)+税
  
    ひっつき虫ってどんな虫? いえいえ、本当の虫ではありません。
    野山で遊んできたあとに、草の実がいっぱい服にくっついていて、なか
   なか取れずに困ったことありませんか? それこそが、さまざまなしかけ
   で動物の体や衣服にくっつき、たねを遠くまで運ぶ植物の実や種子「ひっ
   つき虫」なのです。それは、自分では動けない植物が、厳しい自然の中で
   生き残るために、工夫をこらした戦略の1つです。
    さて、みなさんがひっつき虫で一番に思い浮かべるのは、「オナモミ」
   ではないしょうか。でも、ひっつき虫は、「オナモミ」以外にもたくさん
   の種類があり、くっつくためのしかけもいろいろです。
    そのくっつくためのしかけは主に4つ。果実にべたべたしたものがつい
   ていて、そのべたべたでくっつく粘液型、先がくるんと丸まったトゲでひ
   っかかるようにしてくっつくかぎ爪型、トゲあるいは長くてかたいトゲの
   ような毛が刺さってくっつく刺毛(しもう)型、クリップのようにくっつ
   くクリップ型。どれも精巧なつくりをしています。
    この本では、たくさんのひっつき虫の花、果実、たねなどが、それぞれ
   写真で詳しく紹介されていて、そのふしぎな形もじっくり見ることができ
   ます。また、その草の分布地域や、くっつく型もわかるので、実際に観察
   したい時に、とても見つけやすいと思います。
    後半には、それぞれの解説があり、ひっつき虫のふしぎがよくわかりま
   す。また、それぞれの季節にみつけやすいひっつき虫、ひっつき虫探しの
   コツ、ひっつき虫を使った遊びも出ていて、すぐにでもひっつき虫を探し
   に、土手に行きたくなりました。
    ひっつき虫で遊んだあとは、たねの蒔き方や、コレクションとしての保
   存のしかたなども載っていますので、最後までひっつき虫をたっぷり楽し
   むことができます。
  
    執筆者:古屋ちえり 科学読物研究会
  
    この本の表紙はこちらのURLをご参照ください。
    http://www.kagakuyomimono.com/hon/6shokubutsu/hittukimusi/hittukimusi.html
  
    科学読物研究会ホームページ http://www.kagakuyomimono.com/
  
    「科学の本の紹介」のバックナンバー
    http://www2.jsf.or.jp/mailmaga/b_index.html
  
  
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  【4】    ★ 科 学 技 術 館 ニ ュ ー ス ★
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  ◆ お知らせ
  
   ■ 「夢・化学-21」わくわく理科・実験教室 ■
  
   「夢・化学-21」わくわく理科・実験教室は、実験や工作・観察を通じて、
   子どもたちに化学の面白さや不思議さを伝えるとともに科学的なものの見
   方や実験器具の扱い方を習得してもらうことを目的としている体験型の講
   座です。
  
    日  時:6月14日(土)13時30分〜、15時〜(各回45分)
    場  所:4階I室「実験スタジアム」実験スタジアムL
    テ ー マ:草木染めに挑戦しよう
    講  師:上村礼子先生(都立小石川中等教育学校)
    対  象:小学校1年生〜4年生(保護者同伴)
    定  員:各回40名
    参 加 費:無料(参加者および付添保護者1名は入館料無料)
    応募方法:Web申込みフォーム(応募者多数の場合は抽選)
    応募締切:5月25日(日)
    主  催:「夢・化学-21」委員会
    問 合 先:一般社団法人日本化学工業協会 広報部内
         「夢・化学-21」委員会事務局(03−3297−2555)
  
    応募方法や今年度の日程など詳しくは、こちらをご覧ください。
    http://www.kagaku21.net/index.php?mode=event_detail&seq=7
    http://www.kagaku21.net/wakuwaku/2014wakuwaku-web.pdf
  
  ◆ 他館の紹介
  
   ■ 所沢航空発祥記念館 ■
  
   ☆「ゴム動力飛行機工作教室」のお知らせ
  
    ゴム動力飛行機を製作し、体験を通して飛行機が飛ぶ原理を学べます。
   今回はオリジナルキット「つばめ」の製作です。できあがったら、航空公
   園内の広場で飛ばしてみましょう。
  
    日 時:5月24日(土)13時〜(製作時間 約1時間)
    受 付:12時30分〜(先着40名)
    会 場:記念館1階研修室
    教材費:400円
  
    詳しくは、こちらをご覧ください。
    http://tam-web.jsf.or.jp/contx/modules/myalbum0/viewcat.php?cid=1#167
  
   ☆公開講座「戦後日本の航空技術者たち ―国産航空機を作るために―」
  
    戦後、「YS−11機」に代表される民間機や国産防衛機の開発に関わっ
   た航空技術者たちを通して、彼らが果たした役割や次世代の航空技術者た
   ちに伝承した技術、そして現在開発が進む国産機について紹介します。
    
    開催日時:6月21日(土)13時〜15時30分
    会  場:記念館1階研修室
    参 加 費:無料
    定  員:60名
    参加対象:高校生以上
    講  師:前間孝則氏(ノンフィクション作家)
    申込方法:インターネットまたは往復はがき
    応募締切:6月12日(木)17時(※往復ハガキの場合、当日必着)
  
    詳しくは、こちらをご覧ください。
    http://tam-web.jsf.or.jp/contx/modules/myalbum5/viewcat.php?cid=1#172
  
  ◆ イベント情報
  
   ■ 未来の科学者のための東大駒場リサーチキャンパス公開 ■
  
    来る6月6日と7日に東京大学生産技術研究所・先端科学技術研究セン
   ター合同で「未来の科学者のための駒場リサーチキャンパス公開」を開催
   します。
    中学生・高校生を対象に、駒場リサーチキャンパスで行なわれている研
   究をわかりやすく紹介する見学コースをご用意しています。普段見ること
   ができない最先端の研究施設や実際の研究現場を見学したり、研究の一端
   を体験することができます。今までのぞいたことのない、東京大学での研
   究の世界を探検してみよう!
  
    開 催 日:6月6日(金)、7日(土)10時〜17時
    会  場:東京大学 駒場リサーチキャンパス
    参 加 費:無料
    主  催:次世代育成オフィス・SNGグループ(生産技術研究所)
    協  力:先端科学技術研究センター
    問合せ先:東京大学生産技術研究所 次世代育成オフィス
        ong@iis.u-tokyo.ac.jp
  
    詳しくは、こちらをご覧ください。
    http://sng.iis.u-tokyo.ac.jp/opencampus2014/index.html
  
   ■ 東大キャンパス内で“親子一緒に”先端研究者から科学を学ぼう!
                『東京大学 早野龍五教授 特別講義』 ■
  
    東京商工会議所荒川支部では、素粒子原子核物理学の著名な研究者であ
   る東京大学の早野龍五先生による中学生向けの特別講義を開催します。先
   端研究者の貴重なお話を聞く機会です。ぜひ、親子でご参加ください。
  
    開 催 日:7月5日(土)10時〜11時30分
    会  場:東京大学本郷キャンパス 理学部4号館2階 1220教室
    参加対象:中学生以上
    定  員:100名
    参 加 費:無料
    申込方法:FAXまたはウェブにて
    主  催:東京商工会議所荒川支部・荒川区自然科学フォーラム
    問合せ先:東京商工会議所荒川支部
         03−3803−0538(平日 9時〜17時)
  
    申込方法など詳しくは、こちらをご覧ください。
    http://event.tokyo-cci.or.jp/event_detail-56943.html
  
  
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             ★ 担 当 者 よ り ★
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   ■ “雲の上の力持ち”、そらへ ■
  
    宇宙・航空ファンのみなさんのお楽しみ、H−IIAロケット24号機
   による衛星打ち上げが、いよいよ今週末に迫ってきました! 今回、打ち
   上げられる衛星は、陸域観測技術衛星「だいち2号」(ALOS−2)。
   打ち上げは、5月24日(土)のちょうどお昼すぎ(12時5分〜)のス
   タートです。お昼ごはんを早めにすませ、インターネットなどでライブ中
   継を見守りながら、家族や友だちとカウントダウンしてみてはどうでしょ
   う?
    さてさて、打ち上げまであと3日ということで、ちょっと打ち上げのお
   さらいをしてみましょう。今回の打ち上げ場所は、おなじみ鹿児島県にあ
   る種子島宇宙センター。種子島は、戦国時代はポルトガル人の鉄砲伝来、
   いまは日本を代表するH−IIAロケットなどの打ち上げで有名ですが、
   お隣にある屋久島とセットで地図を眺めると、種子島がちょうど、飛び立
   つロケット形をしてるので、テストに出るとき覚えておくと便利です!
    H−IIAロケットは、2001年が初飛行。今回の打ち上げが成功す
   れば、18回連続での打ち上げ成功となり、ニューヨーク・ヤンキースの
   マー君にも迫る“勝率”になります。日本の技術の粋がつまった安定感を
   今回も発揮してくれそうですね。
    このロケットの先端部分に、今回は衛星「だいち2号」が搭載され打ち
   上げられるわけですが、「ひまわり」や「はやぶさ」に比べて、すこし地
   味な感じもするこの「だいち2号」、いったいどんな衛星なのでしょう?
   この2号は、すでにミッションを終えた「だいち」の後継機で、英語の別
   名は、ALOS−2(エイロス・ツー)。Advanced Land Observing
   Satelliteの頭文字をとって、こう呼ばれるのですが、文字通り、この大地
   を入念に調べてくれる“仕事人”のようです。「だいち」の1号は、東日
   本大震災の際に被災地調査で、災害対策にも貢献してその任務を終えまし
   た。グレードアップした2号も、地形を調べたり、水害・地震・火山活動
   を調べて災害に備えたり、海氷や熱帯雨林の状況を監視したりと、まさに
   “縁の下”ならぬ、“雲の上の力持ち”。頼もしい存在です(※1)。
    ロケットの打ち上げは、いつ見てもワクワクもの。これからも、今年は
   気象衛星「ひまわり8号」や「はやぶさ2」など、ワクワクするうちあげ
   が目白押し。ロケット打ち上げをみながら、この衛星や探査機は何をしに
   旅立つんだろう? と宇宙に思いをはせるのは、とても楽しい時間です。
   (ちなみにここ経営企画室でも、宇宙・航空ファンのスタッフが、いつも
   熱くその思いのたけを語ってくれます。)
    今回のH−IIAロケット24号機と「だいち2号」の打ち上げの映像
   は、科学技術館シンラドームでも、急きょ、お届けできることになりまし
   た。よかったら、ぜひ足を運んでくださいね。土曜日の天気予報は今のと
   ころ晴れ。みんなで打ち上げ成功を祈りましょう!
  
    だいち2号特設サイト/ファン!ファン!JAXA!
    http://fanfun.jaxa.jp/countdown/daichi2/index.html
  
                        (経営企画室 永井紀衣)
  
  
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     当館では、実験・工作ができる会場の貸し出しを行っています。
     ご興味のある方は、こちらをご覧ください。
     http://www.jsf.or.jp/exhibit/floor/4/4i/#entry-3359
  
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     最後までお読みいただきありがとうございました。
     皆様のご来館をお待ちしております。
  
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  ┘ 発行者:科学技術館メールマガジン係               ┘
  ┘    〒102-0091 東京都千代田区北の丸公園2番1号       ┘
  ┘                                 ┘
  ┘ ※ このメールマガジンの回覧・転送は自由です。内容の引用・転  ┘
  ┘  載の際には、「科学技術館 メールマガジン 第何号の***の  ┘
  ┘  記事」と注釈をいれてください。                ┘
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