科学技術館メールマガジン バックナンバー


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  ━  ◆ 科 学 技 術 館 メールマガジン ◇ 第491号 ◆  ━
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                              >>>2014/8/6発行
  
   こんにちは。科学技術館です。
  
   当メールマガジンは毎週水曜日発行です。ご愛読よろしくお願いします。
   暑中お見舞い申しあげます。東日本では、うだるような暑さが続き、外出
   するのも億劫(おっくう)になってしまいます。明日は立秋。秋の季語に
   なっている“さわやか”な風が吹いてくれるのが待ち遠しいですね。
  
   * このメールマガジンは等幅フォントでご覧ください。
  
   本号の配信数 10,971人。
  
  
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   【1】科学技術館最新情報
       新着情報・・・新実験ショー「光のじっけん室」のお知らせ
              特別講座「おかしな自由研究」×
                     科学ライブショー「ユニバース」
              特別講座「光の屈折を使って甘さや濃さを測ろう!」
              理研DAY:研究者と話そう
              今週のユニバース
  
   【2】科学技術館ラボラトリー
       科学・技術よもやま話・・・
                  「インダストリアルエンジニアリング」
  
   【3】科学技術館おすすめ
       科学の本の紹介・・・「オオカミ」
  
   【4】科学技術館ニュース
       お知らせ・・・夏休み工作教室「くるくるヘリコプターを作ろう」
              夏休み石炭実験教室
              2014年夏休み特別展
                    「海!! 出航!ふしぎな世界へ」
              「鉄の丸」夏休みイベント
              アイセフ実験体験プログラム「日光写真」
              第1回教員のための理科実験スキルアップ講座
              仮説実験講座2014〜ミクロの世界を旅しよう〜
       他館の紹介・・・所沢航空発祥記念館、国立ハンセン病資料館
       イベント情報・・・平成26年度エネルギー教育モデル校募集
                未来をひらくスーパーコンピュータ
                2014年度第1回iCEF化学検定
  
    ☆夏休み期間中(7月20日〜8月31日)は休まず開館いたします。
  
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  【1】    ★ 科 学 技 術 館 最 新 情 報 ★
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  ◆ 新着情報
  
   ■ 新実験ショー「光のじっけん室」のお知らせ ■
  
    4階I室「実験スタジアム」スタジアムRで行う実験ショーに、新しい
   子ども向けの実験プログラム「光のじっけん室」が加わります。
    キヤノンと科学技術館が共同で開発したプログラムにより、「光学技術」
   をカメラの歴史やさまざまな実験を通してわかりやすく説明します。
  
    開始日時:8月8日(金)から
         ※平日     10時30分〜11時
          土・日・休日 14時30分〜15時
    会  場:4階I室「実験スタジアム」スタジアムR
    費  用:無料(ただし、入館料は必要です)
  
    詳細は、こちらをご覧ください。
    http://www.jsf.or.jp/info/2014/08/post_838.php
  
   ■ 特別講座「おかしな自由研究」×科学ライブショー「ユニバース」 ■
  
    このたび科学技術館では、森永製菓株式会社の協力を得て、特別講座
   「おかしな自由研究」を開催します。今回は“もしも地球がチョコボール
   だったら”を実施します。もしも地球がチョコボールの大きさだったら、
   太陽の大きさはどれくらいの大きさだろう、地球とどれくらい離れている
   のだろう。宇宙のスケール感を身近なおかしやモノに置き換えて感じて楽
   しむワークショップです。
    また、当日は科学ライブショー「ユニバース」とのコラボレーションに
   より、天文学者による解説やシンラドームを使った特別上映も予定してい
   ます。夏休みの思い出に、ぜひ親子でご参加ください。
  
    開催日時:8月9日(土)13時30分〜15時30分
    会  場:4階I室「実験スタジアム」スタジアムL
         4階B室「シンラドーム」
    参 加 費:1,500円(税込)(ただし、入館料は別途必要です)
         ・参加費には「おかしな自由研究−もしも地球がチョコボー
          ルだったら−」1セットとワークショップで使用するダン
          ボールなど材料費を含んでいます。
    参加対象:小学生と保護者の2名1組で15組。計30名(先着順)
    参加方法:当日の朝9時30分より会場前で参加整理券配布
         ・参加整理券の配布終了時点で受付を終了します。
         ・キャンセル待ち等はありません。
         ・おかしな自由研究のセットをお持ち帰りいただくための手
          提げ袋などをご持参ください。
         ・絵の具を使って工作します。汚れても差し支えない格好で
          ご参加ください。
    主  催:森永製菓株式会社
    協  力:科学ライブショー「ユニバース」
    参  考:「おかしな自由研究」についてはこちらをご覧ください。
         http://www.morinaga.co.jp/okashina-jiyukenkyu/index.html
  
    詳しくは、こちらをご覧ください。
    http://www.jsf.or.jp/info/2014/08/post_836.php
  
   ■ 特別講座「光の屈折を使って甘さや濃さを測ろう!」(8/13締切) ■
  
    このたび科学技術館では、株式会社アタゴの協力を得て、特別講座「光
   の屈折を使って甘さや濃さを測ろう!」を開催いたします。
    光の屈折を利用して液体中に溶解している糖や塩などの濃度を測定する
   器械“屈折計”の専門メーカーの協力を得て、光の屈折の実験や実際の糖
   度計を使って、飲みものやお菓子の糖度計測などを体験していただくワー
   クショップです。夏休みの自由研究にいかがでしょうか。
  
    開催日時:8月25日(月)13時30分〜15時
    会  場:4階I室「実験スタジアム」スタジアムL
    参 加 費:500円(ただし、入館料は別途必要です)
    参加対象:小学校3年生以上
    応募定員:24名(応募者多数の場合は抽選)
    応募方法:往復ハガキにて
    応募締切:8月13日(水)必着
    備  考:・当選いただいた方、本人のご参加となります。
         ・当日のキャンセル待ちはできません。
  
    応募方法など、詳しくはこちらをご覧ください。
    http://www.jsf.or.jp/info/2014/08/post_837.php
  
   ■ 理研DAY:研究者と話そう ■
  
    理化学研究所の研究者と話せる「理研DAY:研究者と話そう」で、研
   究の話はもとより、趣味や好きな本、映画など色々な話をしてみませんか。
   みなさまのご来場をお待ちしています。
    なお、本イベント開催のため、「シンラドーム」ドーム投影番組のうち
   12時45分以降の番組上映を休止いたします。
  
    日 時:8月17日(日)14時〜、15時30分〜(各回30分)
    会 場:4階B室「シンラドーム」
    参加費:無料(ただし、入館料は必要です)
    定 員:各回62名(当日先着順)
    研究者:池内桃子さん(理化学研究所)
    テーマ:自然な植物、不自然な植物
        (2回とも同じ内容です)
  
    詳しくは、こちらをご覧ください。
    http://www.jsf.or.jp/info/2014/08/post_828.php
  
   ■ 今週のユニバース ■
  
    土曜午後の科学ライブショー「ユニバース」では、4階シンラドームの
   スクリーンに全天周のシミュレーション映像を投影し、地球から太陽系、
   恒星の世界、銀河の世界、そして宇宙全体のお話をお伝えします。
    また、アメリカ合衆国のヤーキス天文台とインターネットで繋ぎ、アメ
   リカで見えている星空の様子や天文台で撮影した天体写真を送ってもらう
   「ライブ天体観測」コーナーを予定しています。日本の昼過ぎにアメリカ
   の夜空をお楽しみください。
  
    日 時:8月9日(土)14時〜、15時30分〜(各回40分)
    会 場:4階B室「シンラドーム」
    定 員:各回62名
    案内役:大朝由美子さん(埼玉大学)
  
    詳しくは、こちらをご覧ください。
    http://www.jsf.or.jp/exhibit/floor/4/4b/#entry-1707
  
  
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  【2】   ★ 科 学 技 術 館 ラ ボ ラ ト リ ー ★
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  ◆ 科学・技術よもやま話
  
   ■ インダストリアルエンジニアリング ■
  
    ものをつくる時に、作業を効率的に行い、生産性を向上させる手法の1
   つにインダストリアルエンジニアリング(IE:Industrial Engineering)
   という技術があります。(以下、IEと表記)
    IEは19世紀末にアメリカ機械技師協会が推進した「能率増進運動」
   の中から生まれてきました。その後アメリカの技術者・経営学者のフレデ
   リック・ウィンズロー・テイラーがコンサルタントとして働きながら、生
   産性を向上させる科学的手法として研究を進め、科学的管理法として体系
   化していきました。その後、フランク・ギルブレス、リリアン・ギルブレ
   ス夫妻やヘンリー・ローレンス・ガントなどがその考えを受け継ぎIEと
   して発展していきました。(※1)
    IEは作業に対して大きく時間と動作の2つの視点からみていきます。
   まず、時間の視点からはものをつくる時間(付加価値がつく作業の時間)
   を考え分析します。一般にものをつくる時には、次の工程が必要となりま
   す。
  
   (1)原材料を用意し、棚などにまとめて置く。
   (2)1回の加工に必要な原材料を取り出し加工機などにセットする。
   (3)加工を行う。
   (4)加工したものを取り外し、加工品棚などに置く。
   (5)ある程度まとまったら、加工品を次の工程へと運ぶ。
  
    (3)がものを実際につくっている時間で、それ以外の時間を減らすか
   無くせば生産性があがります。IEでは、さらにそれぞれの作業時間につ
   いても細かくみていきます。例えば、(2)の作業についてみていくと、
   加工機が動作していないなどの安全を確認する、原材料を所定の位置に置
   く、動かないように固定する、という動作に分解できます。この動作もさ
   らに分解し、原材料の棚に腕を伸ばす、原材料をつかむ、必要な量を確認
   し取り出す、腕を動かし原材料を加工ができる位置まで動かす、……とな
   り、実際の動作に対してストップウォッチでそれぞれ測り、現状を把握し
   ます。
    一方、動作の視点からは、動作そのものを基本動作(つかむ、運ぶ、調
   べる、組み合わせる、探す、位置を決める、保持する、など)にわけて分
   析していきます(サーブリッグ分析)。そのなかで、必要な動作として、
   つかむ、運ぶ、組み合わせる、使う、など第1類と呼ばれる動作がありま
   す。一方で、ものをつくっていない動作(ムダな動作)として、ボタンや
   レバーを押し続ける(保持する)、加工機の作業中の手待ち(避け得ぬ遅
   れ)、など第3類と呼ばれる、作業に不必要な動作があります(※2)。
   第3類の動作を無くすことで生産性があがることになります。
    とは言っても、生産性をあげるためにムダな時間や動作を単純に無くせ
   るかというと、実際には難しいことが多いものです。しかし、科学的に問
   題点を分析することで、課題が見えるようになり、品質や業務効率の向上
   あるいは作業安全性の確保など、Kaizen(カイゼン)活動を行うこ
   とで、生産性を向上させてきたのです。最初は製造業の中の話だけでした
   が、マネジメントでも有効な手法であることから、現在では、製造業だけ
   でなくサービス業など他の産業でも使われるようになっています。
  
    ※1)時代的な流れもあり、IEにはさまざまな別名と定義があります。
       日本語では、経営工学、管理工学、生産工学、産業技術など、数
       多くの訳語があります。また、現代の経営学、経営管理論や生産
       管理論の基礎の1つともなっています。
    ※2)第2類は第1類の動作を遅らせるものとして、探す、選ぶ、考え
       る、などがあります。
    ※3)IEとは http://www.j-ie.com/about/about-ie/ (日本IE協会)
  
     執筆者:高原章仁 経営企画室
  
    「科学・技術よもやま話」のバックナンバー
    http://www2.jsf.or.jp/mailmaga/y_index.html
  
  
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  【3】    ★ 科 学 技 術 館 お す す め ★
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  ◆ 科学の本の紹介
  
    今月はオオカミの本を紹介します。
  
   ■ 『オオカミ』 <ナショナルジオグラフィック動物大せっきん> ■
     ジム・ブランデンバーグ、ジュディ・ブランデンバーグ著/
     小宮輝之監修/ほるぷ出版/2012年10月/2,200円+税
  
    オオカミといえば、赤ずきんを食べようとしたり、子ヤギたちを飲みこ
   んだりと、ずる賢く凶暴な昔話の悪役。しかしその一方、神格化し崇(あ
   が)め奉る霊的な存在でもあります。比喩表現の「一匹狼」という呼称に
   は畏敬をも含んでいることが多いです。
    そのオオカミに大接近した写真絵本がこれです。ミネソタ州の森林保護
   地区で、30年間オオカミを隣人として暮らし、オオカミのように考えて
   きた著者のオオカミ案内写真絵本。
    オオカミは社会性の強い動物なので、さまざまな方法でコミュニケーシ
   ョンをとっています。顕著なのが遠吠(とおぼ)えで、これは挨拶であり、
   お互いの場所を知らせ、縄張りを主張することでもあります。オオカミは
   一度に12時間も眠りつづけることもあり、1頭が遠吠えをして仲間を起
   こし、狩りに出るということもあります。
    オオカミは、人間の家族と同じように(あるいは人間以上に)お互いに
   助け合って、群で暮らしています。子どもだけではなく、弱いものや年老
   いたものも守られています。子どもたちはまるでナニーのような子守オオ
   カミに教育されるのです。
    大きな写真に簡潔な文章、要点を示すコラム、オオカミ入門書としてた
   いへんわかりやすいです。元来のオオカミファンには、より詳しい写真と
   解説のある、『オオカミたちの隠された生活』(ジム&ジェイミー・ダッ
   チャー著/ナショナルジオグラフィック/2014)をおすすめします。
  
    執筆者:高桑弥須子 科学読物研究会
  
    この本の表紙はこちらのURLをご参照ください。
    http://www.kagakuyomimono.com/hon/8sekitsui/doubutudaisekkinnookami/doubutudaisekkinnookami.html
  
    科学読物研究会ホームページ http://www.kagakuyomimono.com/
  
    「科学の本の紹介」のバックナンバー
    http://www2.jsf.or.jp/mailmaga/b_index.html
  
  
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  【4】    ★ 科 学 技 術 館 ニ ュ ー ス ★
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  ◆ お知らせ
  
   ■ 夏休み工作教室「くるくるヘリコプターを作ろう」 ■
  
    モータを使った、よく飛ぶプロペラを作ってみましょう。
  
    開 催 日:8月7日(木)、10日(日)、12日(火)、13日(水)
    開催時間:10時〜11時30分
         12時30分〜14時
         14時30分〜16時
    会  場:4階I室「実験スタジアム」スタジアムL
    参 加 費:1,000円(ただし、入館料は別途必要です)
    定  員:各回20名
    対  象:小学校3年生以上
    参加方法:当日開館時間より会場にて参加者本人に整理券を配布
  
    詳しくは、こちらをご覧ください。
    http://www.jsf.or.jp/info/2014/08/post_830.php
  
   ■ 夏休み石炭実験教室 ■
  
    石炭の日(クリーン・コール・デー:9月5日)の催しとして、夏休み
   に石炭をテーマとした実験教室を今年も共催します。
    また、全問正解で記念品を差しあげる石炭ミニテストも実施します。
  
    開催期間:8月8日(金)、9日(土)
    開催時間:石炭で電気をつくろう 11時〜、14時〜(各回40分)
         石炭を取りだそう   13時〜、15時〜(各回40分)
         石炭ミニテスト    会期中は常時参加可能
    会  場:4階D室 イベントホール
    定  員:各回30名(各回の開始30分前から会場にて整理券配布)
    対  象:小学校3年生以上
    参 加 費:無料(ただし、入館料は必要です)
    主  催:クリーン・コール・デー実行委員会
    共  催:科学技術館
    問合せ先:一般財団法人 石炭エネルギーセンター
         電話 03−6402−6101 担当なかむら
  
    詳しくは、こちらをご覧ください。
    http://www.jsf.or.jp/info/2014/08/post_827.php
  
   ■ 2014年夏休み特別展「海!! 出航!ふしぎな世界へ」 ■
  
    深海にひそむふしぎな生き物たち。近年、科学技術の進歩とともに深海
   のようすが少しずつ明らかになってきました。その驚きの姿とふしぎな生
   態を生体・標本・映像等を駆使して紹介します。
    また、シーラカンスの出展にご協力いただいた国際科学振興財団の岡田
   典弘博士の特別講座「シーラカンスの謎」(8月10日(日))をはじめと
   して、海のひみつに迫るさまざまな講座があります。
    ぜひ、ご参加ください。
  
    開催期間:8月9日(土)〜25日(月)
    開催会場:2階C室 イベントホール
    費  用:無料(ただし、入館料は必要です)
    内  容:・深海生物調査ロボットシステム「PICASSO(ピカソ)」
          の実物展示
         ・生きる化石「シーラカンス」の稚魚の標本を特別展示
    そ の 他:※本特別展は、日本財団の助成を受けた船の科学館・海と船
          の博物館ネットワークの支援対象事業です。
         ※本特別展は、科学技術館開館50周年記念イベントの一環
          として開催します。
  
    講座内容など、詳しくはこちらをご覧ください。
    http://www.jsf.or.jp/info/2014/08/post_823.php
  
   ■ 「鉄の丸」夏休みイベント ■
  
    身の回りの生活で使われている鉄についてもっと知ってもらえるように、
   「鉄の丸」夏休みイベントとして、「鉄の丸クイズラリー」と休日に行っ
   ている工作教室を平日にも行う「特別工作教室」を開催します。
  
    ●特別工作教室
     開催期間:8月11日(月)〜15日(金)
     開催時間:10時30分〜11時30分、13時30分〜14時30分
     会  場:4階C室「鉄の丸公園1丁目」
     定  員:各回5名
     参加方法:当日の開館時間より展示室入口にて先着順で予約受付
          ※なお、本特別工作教室の開催日は、通常平日に行ってい
           ます実験教室はお休みとなります。
  
    詳しくは、こちらをご覧ください。
    http://www.jsf.or.jp/info/2014/07/post_833.php
  
   ■ アイセフ実験体験プログラム「日光写真」 ■
  
    夏休みの自由研究に日光写真を体験してみませんか? 日光写真のしく
   みを楽しく体験できるプログラムです。自分でさらに工夫して実験できる
   ように、印画紙は持ち帰れます。
  
    開催日時:8月20日(水)13時30分〜16時
         時間内随時受付。実験時間は約20分。
    会  場:4階I室「実験スタジアム」スタジアムL
    参 加 費:500円(参加証の提示で参加者本人のみ入館料無料)
    参加対象:どなたでも(ただし、未就学児は保護者同伴)
    申込方法:電子メールにて
    申込締切:8月16日(土)24時
    主  催:アイセフ(iCEF)
    問合せ先:050−5532−0696
  
    申込方法など詳しくは、こちらをご覧ください。
    http://www.jsf.or.jp/info/2014/08/post_824.php
  
   ■ 第1回教員のための理科実験スキルアップ講座 ■
  
    理科を教える教員の理科指導力の向上を目指した講座です。本講座では、
   科学の祭典全国大会の実行委員の先生方が講師役を務めます。授業や社会
   教育活動でも役立つ実践的な理科実験の講習会ですので、奮ってご参加く
   ださいますようご応募をお待ちしております。
  
    開催日時:物理分野 8月23日(土)10時30分〜12時
         生物分野 8月23日(土)13時〜14時30分
         地学分野 8月24日(日)10時30分〜12時
         化学分野 8月24日(日)13時〜14時30分
    会  場:4階I室「実験スタジアム」実験スタジアムL
    対  象:・小学校や中学校で理科を担当している教師の方で、理科実
          験の指導に少し苦手意識をおもちの方や、実験結果を理論
          的に正しく理解したい方。
         ・科学教室の講師を目指している方で、実験指導の極意を勉
          強したい方。
         ・教員を目指している学生の方など。
    募集人数:各分野20名程度(申込順)
    参 加 費:1分野1,000円(消耗品代、保険代など)
         ※同一日の2つの分野に参加する場合、2分野で1,500円
          とします。
    申込方法:電子メールまたはFAX
    申込締切:8月20日(水)必着
    主  催:「青少年のための科学の祭典」全国大会実行委員会
         (公財)日本科学技術振興財団
    問合せ先:(公財)日本科学技術振興財団 科学の祭典事務局
         電話:03−3212−8447
         ※本事業は公益財団法人東京応化科学技術振興財団の
          科学教育の普及・啓発助成を受けております。
  
    申込方法など詳しくは、こちらをご覧ください。
    http://www.kagakunosaiten.jp/index.php
  
   ■ 仮説実験講座2014〜ミクロの世界を旅しよう〜 ■
  
    予想を立て、その理由をだしあって、どれが正しいのか決める実験をす
   れば、あら、不思議! 今まで見えてこなかった世界が見えてきます。み
   なさんも、科学者になったつもりで、科学者のわくわく、ドキドキを体験
   しませんか?
  
    日 時:8月25日(月)10時〜11時30分、13時〜14時30分
        8月26日(火)10時〜11時30分、13時〜14時30分
        ※2日間の連続講座です。
    会 場:科学技術館事務棟6階 第1会議室
    対 象:小学校1年生以上の親子孫(参加者の弟妹は未就学児の参加も可)
        大人だけの参加は可能ですが、小学生のみの参加はできません。
    定 員:親子孫15組(先着順)
    参加費:親子孫ペアで、1組6,000円
        ※子ども1名追加につき、別途2,000円が必要です。
    実験セット代:4,000円/セット
           ※1セット以上を購入ください。
    申込:電子メール(kasetsu1@jsf.or.jp)
        またはFAX(03−3212−8596)にて
        参加者全員のお名前、ふりがな、学年(年齢)、住所、電話番号、
        メールアドレス、実験セット数をご記入ください。
    締 切:8月15日(金)
    主 催:公益財団法人日本科学技術振興財団
    共 催:NPO法人楽知ん研究所
    問合先:公益財団法人日本科学技術振興財団 情報システム部
        担当:掛布、井畑、川名部 電話03−3212−8504
        (月〜金曜日の9時30分〜12時、13時〜17時)
        ※なお、この講座は、板倉聖宣氏(国立教育政策研究所名誉所
         員・私立板倉研究室長)によって提唱された仮説実験授業の
         理論と授業書および仮説実験授業研究会・NPO法人楽知ん
         研究所の研究成果に基づいて行います。
  
  ◆ 他館の紹介
  
   ■ 所沢航空発祥記念館 ■
  
   ☆夏休み大型映像フェスティバル「しまじろうとフフのだいぼうけん」他
  
    枯れてしまったちゃれんじ島の花ばなと七色の花を救うため、花の姫・
   フフとともに花の国へと出発するしまじろうたちの大冒険ストーリー「し
   まじろうとフフのだいぼうけん」と、やなせたかしシアターとして、アン
   パンマンの誕生の秘密をミュージカル仕立てで描く短編アニメーション
   「アンパンマンが生まれた日」、タヌキの母親と人間の子どもとの親子の
   きずなをつづる感動アニメ「ハルのふえ」を上映します。
  
    上映期間:8月10日(日)〜17日(日)
    会  場:大型映像館
    入 館 料:大人620円、小・中学生260円
    上映時間:10時20分〜、14時20分〜「恐竜大行進」(32分)
         11時20分〜「LASTEXILE 銀翼のファム」(30分)
         12時40分〜「アンパンマンが生まれた日」(12分)
                「ハルのふえ」(50分)
         16時〜   「しまじろうとフフのだいぼうけん」(35分)
  
    詳しくは、こちらをご覧ください。
    http://tam-web.jsf.or.jp/contx/modules/myalbum3/viewcat.php?cid=1#73
  
   ☆航空公園「夕涼み会」のお知らせ
  
    毎年行っている「夕涼み会」。大道芸や縁日、ビアガーデンなどもあり
   ます。いつもは早朝に行う「熱気球係留体験」(有料)を特別に夕凪の時
   間帯に実施します。記念館エントランスでは、「おたのしみ工作」を実施
   します。
  
    日  時:8月16日(土)、17日(日)15時〜20時
    会  場:所沢航空記念公園、記念館前広場周辺ほか
  
    開催場所や時間など、詳しくはこちらをご覧ください。
    http://tam-web.jsf.or.jp/anifes/?page_id=51
  
   ■ 国立ハンセン病資料館 ■
  
   ☆「ダミアン神父の生涯〜ハンセン病患者と共に生き、死んだ司祭〜」
  
    国立ハンセン病資料館では、9月6日(土)にハンセン病患者と共に生
   き、命を捧げたひとりの司祭の生涯を描いた演劇「ダミアン神父の生涯」
   の公演を行います。
    ハワイのモロカイ島に流された悲惨なハンセン病患者の救いのために、
   単身島に渡り、命を捧げたひとりの司祭。
    その墓標には「友のために命を捨てるより大きな愛はない」という言葉
   が刻まれています。その愛は、現代に生きるわたしたちに生きることの意
   味を投げかけ、そして教えてくれます。
    閉演後は館内の展示をご覧ください。皆様のご来館をお待ちしています。
  
    日 時:9月6日(土)13時30分〜15時(13時開場)
    会 場:国立ハンセン病資料館 1階映像ホール
        東京都東村山市青葉町4−1−13
        http://www.hansen-dis.jp/09guide/09guide.html
    定 員:150人(予約不要・先着順)
    入 場:無料
  
    詳しくは、こちらをご覧ください。
    http://www.hansen-dis.jp/18news/father_damien.html
  
  ◆ イベント情報
  
   ■ 平成26年度エネルギー教育モデル校募集(8/11必着) ■
  
    日本科学技術振興財団では、経済産業省資源エネルギー庁の委託事業
   「エネルギー教育モデル校事業」を実施いたします。
    この事業は、全国の小学校・中学校等を対象に、エネルギー問題や地球
   環境問題をテーマとした学習活動に取り組む学校を広く募集し、教育活動
   費を含めたさまざまな支援を行うものです。
  
    募集対象:全国の小学校、中学校、中等教育学校、特別支援学校
         (※学校教育法第一条で規定する学校に限る)
    支援内容:(1)教育活動費の支援<1校あたり最大38万円/年>
         (2)教材・資料の提供
         (3)専門家などによる人的支援
    認定校数:小学校、中学校合わせて30校程度
    認定期間:2014年認定日から2017年3月末日まで(約3年間)
    応募締切:2014年8月11日(月)必着
    主  催:経済産業省資源エネルギー庁
    問合せ先:公益財団法人日本科学技術振興財団
         情報システム部内エネルギー教育事務局
         電 話:03−3212−8489
         FAX:03−3212−8596
        電子メール:energy@jsf.or.jp
  
    応募条件、応募方法、支援内容など詳しくは、エネルギー教育モデル校
    ホームページ(http://www.energy-modelschool.jp/ )をご覧ください。
  
   ■ 未来をひらくスーパーコンピュータ
                 〜「京」からその先へ限りなき挑戦〜 ■
  
    講演会と展示を開催します。
    医療や創薬、気象の予測や防災、新素材の開発やものづくり、素粒子の
   探求や宇宙の起源など、私たちの社会や暮らしに深く関わっている問題を
   スーパーコンピュータはどこまで解決できるのでしょうか?
    この催しではスーパーコンピュータ「京」の成果や将来に向けた挑戦を
   紹介します。
  
    日 時:講演会 8月23日(土)10時〜16時
        展 示 8月23日(土)、24日(日)
            9時30分〜17時(24日は16時まで)
    会 場:講演会 地下サイエンスホール
        展 示 1階2号館
    定 員:講演会 350名(先着順。事前に申込が必要です)
    費 用:それぞれ会場への入場は無料
    主 催:理化学研究所計算科学研究機構、高度情報科学技術研究機構
    問合先:理化学研究所計算科学研究機構
  
    講演会への申し込み方法など、詳しくはこちらをご覧ください。
    http://www.aics.riken.jp/mirai2014/
  
   ■ 2014年度第1回iCEF化学検定 ■
  
    皆さんはいろいろな物質に取り囲まれて生活しています。それらの物質
   についてどのくらいよく知っていますか? 水のこと、食塩のこと、シャ
   ンプーのこと……。
    iCEF(アイセフ:Institute of Chemistry Education for the Future)
   は皆さんが身のまわりの物質について、化学的にくわしく知ることで、よ
   り安全な生活を安心して送れるものと考えています。
    iCEF化学検定を通して、化学の目で身のまわりの世界を見てみませ
   んか?
  
    検 定 日:11月16日(日)
    検定時間:13時〜14時(集合 12時45分)
    会  場:当館6階 第3会議室
    検定種類:元素編(中学生〜一般レベル)
    検 定 料:3,000円
    締 切 日:10月10日(金)
    申込方法:電子メールにて
    主  催:iCEF(アイセフ)
    後  援:公益社団法人日本化学会、公益社団法人高分子学会、
         公益財団法人日本科学技術振興財団・科学技術館、
         公益社団法人電気化学会、一般社団法人触媒学会、
         公益社団法人化学工学会、一般社団法人理数教育研究所
    協  力:株式会社オキドキサイエンス
   問合せ先:iCEF化学検定受付事務局( office@icef.jp )
         ※iCEFは現職の中学理科・高校化学教員の有志による任
          意団体です。
  
    申込方法など詳しくは、こちらをご覧ください。
    http://icef.jp/howto
  
  
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             ★ 担 当 者 よ り ★
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   ■ 盲導犬と飛行機 ■
  
    我が家はこの夏、飛行機に乗って沖縄に泳ぎに行ってきました。とはい
   っても台風が来ていたため、羽田から那覇、那覇上空で一時間待機して結
   局羽田にもどり、羽田で飛行機のキャンセル待ちをし、再び那覇へ……今
   度は無事着陸と、なかなか大変な旅となってしまいました。
    さて、空港の待合室で飛行機の搭乗を待っている時のことです。
    我が家の小4が「飛行機でペットと旅行」という看板を見つけました。
   ようは、ペットを飛行機の貨物室に乗せて、一緒に旅をしようというもの
   です。これを見た我が家の小4は、「盲導犬はどうなるの? 貨物室?」
   と私に聞いてきました。バスや電車に盲導犬が乗っている姿を時々見たこ
   とはありますが、飛行機の中に盲導犬が乗った姿を私はまだ見たことがあ
   りません。飛行機だと席が狭いうえに数時間は身動きがとれません。しか
   も気圧の変化があり、エンジン音がうるさく……と、盲導犬にとってかな
   り厳しい環境です。正直、客室でじっと待機していられるのだろうかと疑
   問に思いました。ただ、盲導犬は厳しいトレーニングを乗り越えてもいま
   す。そこで時間もありますので「ネットで調べてみよう」ということにな
   りました。
    調べてみると、身体障害者補助犬法という法律により、盲導犬、聴導犬、
   介助犬は、障がいがある方の補助のために飛行機の客室に乗ることができ
   るそうです。もっともこの法律ができる前から、盲導犬は客室に乗ること
   ができたそうですが、一方で、今まで私が飛行機で盲導犬を見たことがな
   いのは、そもそも盲導犬の数が少ないからのようです。厚生労働省の調べ
   によると2014年8月1日現在で、国内には盲導犬が1,010頭です。
   日本では視覚障がいにより物を見ることがほとんど、あるいはまったくで
   きない方が10万人以上います。このような方々が全員、盲導犬を必要と
   するわけではないでしょうが、1,010頭というのはあまりに少ない数
   字です。だからこそ、今まで飛行機内で盲導犬を見たことがなかったので
   しょう。ちなみにアメリカの場合、日本の10倍の1万頭以上の盲導犬が
   活躍しているそうです。
    「飛行機でペットと旅行」という看板から、はからずも「日本は盲導犬
   の後進国」と言う言葉にあらためて気づかされた次第です。
  
                        (経営企画室 田代英俊)
  
  
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     当館では、実験・工作ができる会場の貸し出しを行っています。
     ご興味のある方は、こちらをご覧ください。
     http://www.jsf.or.jp/exhibit/floor/4/4i/#entry-3359
  
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     最後までお読みいただきありがとうございました。
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