科学技術館メールマガジン バックナンバー


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  ━  ◆ 科 学 技 術 館 メールマガジン ◇ 第503号 ◆  ━
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                             >>>2014/10/29発行
  
   こんにちは。科学技術館です。
  
   当メールマガジンは毎週水曜日発行です。ご愛読よろしくお願いします。
   もうすぐ11月。近畿地方に引き続き東京地方でも木枯らし1号が吹いた
   とのこと。だんだんと冬型の気圧配置になってきたようです。まだまだ緑
   色の葉をつけている北の丸公園の木々ですが、徐々に葉の色が変わり始め
   ています。
  
   * このメールマガジンは等幅フォントでご覧ください。
  
   本号の配信数 10,936人。
  
  
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   【1】科学技術館最新情報
       新着情報・・・第36回風力エネルギー利用シンポジウム
              今週のユニバース
  
   【2】科学技術館ラボラトリー
       科学・技術よもやま話・・・「実験や観察を計画する」
       自然と友だち・・・
        「中秋の北の丸公園を飾ってくれている草木の花と実の中から」
  
   【3】科学技術館おすすめ
       科学の本の紹介・・・「水の中の小さな生き物(微生物)」
  
   【4】科学技術館ニュース
       お知らせ・・・第2回教員のための理科実験スキルアップ講座
              家電&のりものWebアンケート投票!
       他館の紹介・・・所沢航空発祥記念館、国立ハンセン病資料館
       イベント情報・・・サイエンスアゴラ2014
                    あなたと創るこれからの科学と社会
                「科学館による地域科学
                  コミュニケーションの発展」成果報告会
  
    ☆11月は毎日開館します。
  
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  【1】    ★ 科 学 技 術 館 最 新 情 報 ★
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  ◆ 新着情報
  
   ■ 第36回風力エネルギー利用シンポジウムのご案内 ■
  
    今年から洋上風力発電の固定価格買取や電力系統の広域運営も開始し、
   風力発電に対する政府と国民の期待は益々高まっています。
    今回のシンポジウムでは、産官学民の第一線で活躍されている方々を講
   師に迎え、風力エネルギー利用に関する最新情報と今後の方向性について
   ご講演頂きます。
  
    開 催 日:11月27日(木)〜28日(金)
    会  場:科学技術館 サイエンスホール、第1会議室、第3会議室
    参 加 費:25,000円(一般)、3,000円(学生)、
         ほか会員等の価格があります。
         事前に口座振込
    申込締切:11月14日(金)15時まで
    申込方法:ウェブサイト(http://www.jwea.or.jp/menu11_02.html )より
    主  催:一般社団法人日本風力エネルギー学会
         公益財団法人日本科学技術振興財団
    協  賛:一般社団法人日本風力発電協会
         一般社団法人日本小形風力発電協会
    問合せ先:一般社団法人日本風力エネルギー学会
         第36回風力エネルギー利用シンポジウム事務局
         電 話 03−5220−5010
         FAX 03−5220−5020
         電子メール:sympo@jwea.or.jp
  
    詳しくは、こちらをご覧ください。
    http://www.jwea.or.jp/menu11.html
  
   ■ 今週のユニバース ■
  
    土曜午後の科学ライブショー「ユニバース」では、4階シンラドームの
   スクリーンに全天周のシミュレーション映像を投影し、地球から太陽系、
   恒星の世界、銀河の世界、そして宇宙全体のお話をお伝えします。
  
    日 時:11月1日(土)14時〜、15時30分〜(各回40分)
    会 場:4階B室「シンラドーム」
    定 員:各回62名
    案内役:亀谷和久さん(東京理科大学)
  
    詳しくは、こちらをご覧ください。
    http://www.jsf.or.jp/exhibit/floor/4/4b/#entry-5279
  
  
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  【2】   ★ 科 学 技 術 館 ラ ボ ラ ト リ ー ★
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  ◆ 科学・技術よもやま話
  
   ■ 実験や観察を計画する ■
  
    理科の授業で実験や観察をした人は多いと思います。小学校の実験や観
   察の授業では、教科書にそれぞれの手順(何をどういう順番で行うか)や
   やりかた(どう行うか)が書いてあり、必要な器具装置類も先生が用意し
   てくれています。また、普段の教室とは違う、理科室や屋外での観察とい
   う状況もありますが、初めて見る器具や装置などに関心がいってしまい、
   早くいろいろいじりたいという欲求があるかと思えば、薬品や火を扱う実
   験では、あれに触れてしまったら大丈夫なのかという不安もでてきて、先
   生の注意も上の空だったりしなかったでしょうか。
    初めて実験や観察を行う時やまだまだ慣れていない時はそれでもよいと
   思いますが、大きくなってからの実験や観察はそうもいきません。どんな
   実験をどんな手順で行うかを決めなければなりません。また、実験の条件
   (気温、気圧、重さ、長さ、……)はどうするか、そして実験結果として
   測定するデータは重さ、温度、長さ、体積、時間、……と、実験の目的に
   合うのは何なのかなどです。全部測ればいいと思いますか。お金や時間が
   無尽蔵にあればいいのですが、現実世界ではそんなことはありえないので
   す。
    会社では、予算(バジェット)あるいは費用(コスト)という言葉で表
   されることが多いですが、時間やお金、人やモノには限りがあり、その中
   で結果を出さないといけないことが多いのです。限られた資源の中で効率
   よく実験を計画する手法として「実験計画法」というものがあります。実
   験の回数をできるだけ少なくし、意味のない無駄な実験を避けるために、
   主に次の2点について考えていきます。
    (1)目的とするデータを得るのにどのような実験をすれば実験費用が
       最も少なくなるのか
    (2)得られたデータをどのように解析して結論を導くか
    そして、実験の計画を進めていく中で、反復・無作為・局所管理という
   「フィッシャーの3原則」と呼ばれるものが重要になってきます。
    反復というのは、同一の条件のもとで実験を繰り返すことです。実際に
   実験や観測をしたことがあればわかると思いますが、同一条件のはずなの
   に測定結果に違いがでてしまうのです。誤差と呼ばれるものですが、これ
   をなくすのはかなり難しく何回も繰り返すことで、平均値やばらつきなど
   を見つけることができ、データの解析に役立たせることができます。無作
   為とは、実験の順番や行う人、器具や装置、条件などを変えることで、慣
   れや器具の特性などからくる違いを減らします。局所管理とは、実験の場
   所や装置、条件をなるべく一定にして実験の精度をあげることです。実験
   条件の種類が多い時に多くの繰り返し実験をしていく際には完全な無作為
   は難しくなります。その時には、実験条件をそれぞれ一定にした中で無作
   為に実験をしていくようにして、誤差を少なくしていきます。ここでは、
   誤差と一言で表していますが、誤差にもいくつか種類があります。それに
   ついてはまた別の機会にでも。
    理科の実験では、そんなに多くの条件を統一することはなく、また上に
   書いたことについても頭にはなかったかと思いますが、実験を計画するの
   にも一苦労があるのです。
  
    執筆者:高原章仁 経営企画室
  
    「科学・技術よもやま話」のバックナンバー
    http://www2.jsf.or.jp/mailmaga/y_index.html
  
  ◆ 自然と友だち
  
   ■ 中秋の北の丸公園を飾ってくれている草木の花と実の中から ■
  
    キンモクセイのほのかな香りが漂う中で黄赤色の花が鮮やかに人目を引
   くようになりました。
    いよいよ秋本番の季節です。ヤマボウシの赤く熟した実やコムラサキシ
   キブの紫色の実のかたまりが美しく木々の間に見られます。サルビア・レ
   ウカンサの淡い紫色の花穂が人目を誘います。
    地味ではありますが、メリケンカルカヤの長い草丈やチヂミザサの穂も
   目立つようになりました。
    クヌギやコナラなどのブナ科のドングリも転がり落ち始めています。
    草木の秋の風情を楽しみにお出かけください。
  
    「中秋の北の丸公園を飾ってくれている草木の花と実の中から」の写真
    http://www2.jsf.or.jp/mailmaga/photo/sss58
  
    執筆者:永井昭三 サイエンス友の会 講師
  
    「自然と友だち」のバックナンバー
    http://www2.jsf.or.jp/mailmaga/photo/t_index.html
  
    ハンドブック「散歩のおとも〜北の丸公園の自然〜」好評発売中!
    郵送をご希望の方は、こちらから
    http://www2.jsf.or.jp/mailmaga/otomo/otomo.htm
  
  
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  【3】    ★ 科 学 技 術 館 お す す め ★
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  ◆ 科学の本の紹介
  
    今月のテーマは、「水の中の小さな生き物(微生物)」です。
  
   ■ 『ミクロの世界にズームイン!』
               <文研じゅべにーる・ノンフィクション> ■
     阿達直樹・岩永浩・元島栖二 著/文研出版/
     2007年9月/1,400円+税
  
    電子顕微鏡の世界は、白黒(モノクロ)ではありますが、奥行きを持っ
   た立体感は、3Dの世界に迷い込んだようです。『ミクロの世界にズーム
   イン!』は、身近な動植物からウィルス、日用品から結晶まで、電子顕微
   鏡で見たミクロの世界を350点の写真と共に解説しています。「光の波
   では届かぬ世界が、もし色として見えたら、どんな色なのだろう?」と想
   像をかき立たせてくれます。
    白髪は、黒い髪と違って中が空洞だった?! カタツムリの歯舌には、
   小さな歯がびっしり1万本以上並んでいる?!など……写真を見比べなが
   ら、謎をひも解くように読み進め、ミクロの世界を探検している気分にな
   ります。
    構成は、I.昆虫 II.動物 III.植物と菌類・細菌 IV.日用品
   V.ミクロのらせん構造の5章です。
    生物の章では、体のつくりを特徴ごとに解説し、体の構造から生きもの
   の暮らしを伝えてくれます。「なるほど! そうだったのか」とページを
   止める部分もたくさんあり、写真に目を見張ります。IV.では日用品の紙
   や段ボールと共に、結晶構造の美しさが目を引きます。V.らせん構造も、
   自然界のものからカーボンナノチューブまで、その対比が興味深い内容で
   す。
    文章には、ふりがなもついていますが、対象は、中学生以上でしょうか。
    顕微鏡を使って、自分で発見したい! 楽しそうで、もっと確かめてみ
   たい!と意欲が湧いてくる1冊です。
    著者のお1人阿達直樹さんは、都内の中学校の教諭で、インターネット
   に走査型電子顕微鏡の画像資料集を公開されています。合わせてご覧にな
   るのもいかがでしょう?
  
    執筆者:青木和子 科学読物研究会
  
    この本の表紙はこちらのURLをご参照ください。
    http://www.kagakuyomimono.com/hon/1nyuumon/mikuronosekai/mikuronosekai.html
  
    科学読物研究会ホームページ http://www.kagakuyomimono.com/
  
    「科学の本の紹介」のバックナンバー
    http://www2.jsf.or.jp/mailmaga/b_index.html
  
  
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  【4】    ★ 科 学 技 術 館 ニ ュ ー ス ★
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  ◆ お知らせ
  
   ■ 第2回教員のための理科実験スキルアップ講座 ■
  
    今年度、2回目の教員のための理科実験スキルアップ講座の案内です。
    理科を教える教員の理科指導力の向上を目指した講座です。本講座では、
   科学の祭典全国大会の実行委員の先生方が講師役を務めます。授業や社会
   教育活動でも役立つ実践的な理科実験の講習会ですので、奮ってご参加く
   ださいますようご応募をお待ちしております。
  
    開催日時:物理分野 11月23日(日)  10時30分〜12時15分
         地学分野 11月23日(日)  13時30分〜15時15分
         生物分野 11月24日(月・休)10時30分〜12時15分
         化学分野 11月24日(月・休)13時30分〜15時15分
    会  場:科学技術館 6F 実験工房
    対  象:・小学校や中学校で理科を担当している教師の方で、理科実
          験の指導力アップを目指している方や、実験結果を理論的
          に正しく理解したい方。
         ・科学教室の講師を目指している方で、実験指導の極意を勉
          強したい方。
         ・教員を目指している学生の方など。
    募集人数:各分野20名程度(申込順)
    参 加 費:1分野1,000円(消耗品代、保険代など)
         ※同一日の2つの分野に参加する場合、2分野で1,500円
          とします。
    申込方法:電子メールまたはFAX
    申込締切:11月19日(水)必着
    主  催:「青少年のための科学の祭典」全国大会実行委員会
         (公財)日本科学技術振興財団
    問合せ先:(公財)日本科学技術振興財団 科学の祭典事務局
         電話:03−3212−8447
         ※本事業は公益財団法人東京応化科学技術振興財団の
          科学教育の普及・啓発助成を受けております。
  
    申込方法など詳しくは、こちらをご覧ください。
    http://www.kagakunosaiten.jp/index.php
  
   ■ 家電&のりものWebアンケート投票! ■
  
    2015年夏に科学技術館開館50周年記念特別展「ニッポンの産業技
   術50年 〜今日の技術(ちから)が未来(あした)をつくる〜」の開催を予
   定しています。
    2014年は、特設サイト「家電&のりものWebアンケート投票!」
   で、身近な工業製品「家電」「自動車・モーターサイクル・自転車」に対
   して、皆さんがもっている思いなどをアンケートで募り、来夏の特別展に
   成果を盛り込む計画です。
    ぜひ投票に参加して、あなたの声をお聞かせください。
  
    投票期間:11月30日(日)まで
         ※投票していただいた方には、科学技術館の入館割引券、さ
          らに抽選で総計550名様に、科学技術館開館50周年記
          念グッズや、遊びながら科学と技術が学べて大人も子ども
          も楽しめる科学グッズをプレゼントします。
  
    Webアンケート投票はこちらから
    https://industry50.jsf.or.jp/
  
    ※まめ知識「磁石とのりもの」編を公開しました。
     まめ知識はWeb投票の期間中毎週1テーマずつ公開予定です。
     https://industry50.jsf.or.jp/mamechishiki/
  
  ◆ 他館の紹介
  
   ■ 所沢航空発祥記念館 ■
  
   ☆「埼玉県民の日」イベントのお知らせ
  
    埼玉県民の日である11月14日(金)は、所沢航空発祥記念館を無料
   開館し、以下のイベントを実施いたします。ぜひ、ご来館ください。
  
    ●「YS−11機」「格納庫」一般公開
  
     「YS−11機」は戦後国産初のターボプロップ旅客機で、展示・公
    開するのは、エアーニッポンが路線運航していた機(全日空所有)です。
     「格納庫」には普段展示されていない9機の実機、レプリカの機体が
    納められています。
  
     時 間:10時〜15時
     会 場:「YS−11機」 西武新宿線「航空公園」駅前
         「格納庫」    記念館東隣
     参加費:無料(※雨天の場合、YS−11機の公開は中止です)
  
     詳しくは、こちらをご覧ください。
     http://tam-web.jsf.or.jp/contx/modules/myalbum2/viewcat.php?cid=1#517
  
    ●「青少年のための科学の祭典」所沢大会
  
     外部講師を招いて参加型の科学実験や工作を行います。航空機に関係
    する内容を中心としたブース出展、教室で楽しみながら「カガク」を体
    験できます。
  
     時 間:10時〜16時
     会 場:記念館内 特別展会場
     参加費:無料
  
     詳しくは、こちらをご覧ください。
     http://tam-web.jsf.or.jp/contx/modules/myalbum5/viewcat.php?cid=1#185
  
   ■ 国立ハンセン病資料館 ■
  
   ☆「人権の歴史とアーカイブズ ―ハンセン病、隔絶の歴史を超えて―」
     国立ハンセン病資料館・東京都公文書館共催展
  
    日本においてハンセン病患者は前近代以来差別を受けてきましたが、
   1907(明治40)年に公布された「癩予防ニ関スル件」に始まる療養
   所への隔離政策のもと、患者・回復者とその親族などに対する深刻な人権
   侵害が引き起こされました。
    東京都東村山市にある多磨全生園(国立のハンセン病療養所)は、19
   09(明治42)年、関東1府6県と新潟、長野、山梨、静岡、愛知の各
   県が連合して運営を行う「第一区府県立全生病院」として設立されました。
   1941(昭和16)年の国立移管まで、東京府はその運営の中心的な役
   割を担いました。一方東京においては、隔離政策が開始される以前から
   ハンセン病治療や救済に取り組む営みがみられました。
    東京都公文書館が所蔵する「東京府・東京市行政文書」(国指定重要文
   化財)には、これら明治以降のハンセン病対策に関わる記録資料が多数含
   まれています。
    また、国立ハンセン病資料館は、展示や語り部活動などを通して偏見や
   差別の解消及び患者・回復者の名誉回復に取り組むとともに、患者・回復
   者たちの生きた証となる資料を収集してきました。
    本企画展は、両館の共催により、東京におけるハンセン病対策の歴史を
   見つめなおし、偏見・差別の解消や名誉回復などの課題を広く共有してい
   ただくことを願って開催するものです。あわせて、不当な偏見や差別を歴
   史的に検証していくうえで、記録資料の果たす役割についても、改めて考
   える機会となれば幸いです。
  
    ※共催展は「東京都公文書館」にて開催されます
    会  期:10月30日(木)〜12月12日(金)9時〜17時
    会  場:東京都公文書館 閲覧室内展示コーナー
         東京都世田谷区玉川1−20−1
         ※旧高校校舎に仮移転中のため、エレベーター、エスカレー
          ターはありません
         ※一般の方用の駐車スペースがありませんので、ご来館の際
          は公共の交通機関をご利用ください。
         http://www.soumu.metro.tokyo.jp/01soumu/archives/0202map.htm
    休 館 日:土日・祝日、11月19日(水)は休館
    主  催:東京都公文書館、国立ハンセン病資料館
    入 館 料:無料
  
    詳しくはこちらをご覧ください。
    http://www.hansen-dis.jp/18news/history_human_rights.html
  
  ◆ イベント情報
  
   ■ サイエンスアゴラ2014 あなたと創るこれからの科学と社会 ■
  
    サイエンスアゴラは、子ども向けの理科実験、トップ科学者との対話、
   市民参加の科学議論など、誰もが参加でき、科学と社会の関係をつくるイ
   ベントです。
    今回のテーマは「あなたと創るこれからの科学と社会」。11月7日
   (金)は、開幕セッション、各種ワークショップなどが開催されます。
   8日(土)、9(日)には、サイエンスを楽しむ実験教室やサイエンス
   ショー、他にも考えを深めてみんなとわかちあうワークショップやシンポ
   ジウムなど、多彩な企画が実施されますので、ぜひご参加ください。(プ
   ログラムの中には事前申し込みが必要なものもあります)
  
    会  期:11月7日(金)〜9日(日)10時〜17時
    会  場:東京・お台場地区(日本科学未来館ほか)
    参 加 費:無料(一部、実費費用がかかる場合があります)
    テ ー マ:あなたと創るこれからの科学と社会
    主  催:独立行政法人科学技術振興機構(JST)
    共  催:独立行政法人産業技術総合研究所、地方独立行政法人東京都
         立産業技術研究センター、独立行政法人日本学生支援機構、
         国際研究交流大学村、東京臨海副都心グループ
    問 合 先:(独)科学技術振興機構 科学コミュニケーションセンター
         03−5214−7493
  
    詳しくは、こちらをご覧ください。
    http://www.jst.go.jp/csc/scienceagora/
  
   ■ 「科学館による地域科学コミュニケーションの発展」成果報告会 ■
  
    独立行政法人科学技術振興機構(JST)科学コミュニケーションセン
   ターでは、サイエンスアゴラ2014の中で、科学館における科学技術コ
   ミュニケーション活動の今後のあり方を考えるべく、「科学技術コミュニ
   ケーション推進事業ネットワーク形成先進的科学館連携型」の事例から成
   果報告会ミニパネル形式を開催します。
    科学コミュニケーション活動を実施している個人・機関に対して、今後
   の活動の参考になるような情報提供をするとともに、これからの活動の方
   向性を討議し、単に情報共有するだけの場ではなく、新たな連携のきっか
   けを与える場を提供します。
    お忙しい時期ではございますが、ぜひ、ご参加くださいますようお願い
   いたします。
  
    日  時:11月8日(土)13時〜14時30分
    会  場:産業技術総合研究所臨海副都心センター別館11階会議室1
         https://unit.aist.go.jp/waterfront/access/index.html
         ※申し込み制ではありませんが、事前に参加人数を把握した
          く、ご出席いただける場合は、下記お問合せのメールアド
          レスへ参加機関名(個人の場合は不要)、代表参加者名、
          参加人数をお知らせいただけますと幸いです。
    問 合 先:独立行政法人科学技術振興機構
         科学コミュニケーションセンター 連携推進グループ
         「科学技術コミュニケーション推進事業機関連携推進」
         TEL 03-5214-7493  FAX 03-5214-8088
         電子メールアドレス chiiki-n@jst.go.jp
  
    下のPDFファイルのコマ番号109を参照ください。
    http://www.jst.go.jp/csc/scienceagora/program/doc/program.pdf#page=5
    http://www.jst.go.jp/csc/sciencecommunication/science/science-ask/
  
  
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             ★ 担 当 者 よ り ★
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   ■ 日本万華鏡大賞 ■
  
    今年で15回目を迎えた「日本万華鏡大賞」の審査会が、この前の日曜
   日(10/26)に科学技術館で開かれました。
    科学技術館5階フォレストをつくるときに「光」をテーマとした展示室
   「OPT(オプト)」を担当したことから、「光」つながりで日本万華鏡
   倶楽部の方々と、当館での万華鏡ワークショップをはじめるご縁があり、
   15年前にこの大賞公募展の立ち上げにあたって少々お手伝いをさせてい
   ただきました。科学技術館での万華鏡ワークショップと万華鏡大賞展は、
   以来恒例となっています。
  
    今年の公募に集まった手作りのオリジナル万華鏡は、応募数はこれまで
   より少なかったものの、その分といいますかどれも力作で、たいへんにク
   オリティの高い作品ばかりでした。
    大賞グランプリをはじめ各賞が決まり、科学技術館賞にはご夫妻が力を
   合わせてつくられた作品が輝きました。
    賞をとった作品はもちろん、応募作品を「第15回日本万華鏡大賞展」
   として12月7日(日)から14日(日)にかけて科学技術館で展示する
   予定です。
  
    ところで、万華鏡大賞展をこの時期に開催するのには理由があります。
   12月11日が万華鏡の発明者であるデビッド・ブリュースター(David
   Brewster 1781−1868)の誕生日だからです。万華鏡は
   英語でKALEIDOSCOPE(カレイドスコープ)と呼ばれますが、
   これはKalos「美」、Eidos「姿・形」、Scope「見るもの
   (器)」というギリシャ語からブリュースターが名づけたものだそうです。
    でも、ブリュースターの素顔は、物理学・数学・天文学などを研究分野
   としたスコットランドの科学者です。彼は2枚の鏡を使って、より遠くま
   で灯台の光を明るく届ける研究をする中で万華鏡を発明したと言われてい
   ます。物理の分野では「ブリュースター角」「ブリュースターの法則」と
   してその名を遺しています。
  
    万華鏡は、今から200年ほど前の1816年に発明されましたが、そ
   れからわずか3年ののち、1819(文政2)年には日本にも伝わってい
   たそうです。理屈抜きに誰にでも感じられる美しさと不思議さのハーモニー
   が、瞬く間に世界に広がる力となったことは想像に難くありません。
    人々の感覚に訴える魅力を科学と技術の基礎が支えている「万華鏡」は、
   科学展示づくりに通じる面白さがあると私は思っています。
  
                        (経営企画室 谷本嗣英)
  
  
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     当館では、実験・工作ができる会場の貸し出しを行っています。
     ご興味のある方は、こちらをご覧ください。
     http://www.jsf.or.jp/exhibit/floor/4/4i/#entry-5374
  
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     最後までお読みいただきありがとうございました。
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