科学技術館メールマガジン バックナンバー |
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━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ━━ ━━ ━ ◆ 科 学 技 術 館 メールマガジン ◇ 第504号 ◆ ━ ━━ ━━ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ >>>2014/11/5発行 こんにちは。科学技術館です。 当メールマガジンは毎週水曜日発行です。ご愛読よろしくお願いします。 北の丸公園の木々の葉っぱは緑色からだんだんと赤や黄色に色づいてきて います。暦の上では今週金曜日が「立冬」。季節の変わり目には体調を崩 すこともありますので、どうぞご自愛ください。 * このメールマガジンは等幅フォントでご覧ください。 本号の配信数 10,932人。 ┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘ 今 号 の 目 次 ┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘ 【1】科学技術館最新情報 新着情報・・・「たたら製鉄」実験イベント見学・ふいご体験 「ワクエコ・カーモデラー教室」のお知らせ 日本IBM TryScience実験教室 理研DAY:研究者と話そう 今週のユニバース 【2】科学技術館ラボラトリー 科学・技術よもやま話・・・ 「ゆるゆる素粒子カフェばんがいへーん 〜基礎研究と産業化の研究〜」 【3】科学技術館おすすめ 科学の本の紹介・・・「いろんなともだち」 【4】科学技術館ニュース お知らせ・・・第2回教員のための理科実験スキルアップ講座 第36回風力エネルギー利用シンポジウム 家電&のりものWebアンケート投票! 他館の紹介・・・所沢航空発祥記念館 イベント情報・・・サイエンスアゴラ2014 あなたと創るこれからの科学と社会 ☆11月は毎日開館します。 ┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 【1】 ★ 科 学 技 術 館 最 新 情 報 ★ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ◆ 新着情報 ■ 「たたら製鉄」実験イベント見学・ふいご体験のお知らせ ■ 「たたら製鉄」とは、粘土でつくった箱の形をした低い炉に、原料の砂 鉄と還元のための木炭を入れて、風を送り、炉内を高温にして鉄を取り出 す日本古来からの鉄をつくる技術です。 本イベントでは、実際にケラと呼ばれる鉄をつくる様子をご見学いただ けるほか、炉に風を送る鞴(ふいご)体験も予定しています。ぜひ会場ま でお越しください。 日 時:11月9日(日)8時30分〜15時 ※雨天決行(ただし、荒天の場合は中止) 会 場:当館正面向かって左側の屋外スペース 受 付:見学 随時 ふいご体験 10時45分ごろより会場にて随時 参加費:無料 主 催:一般社団法人日本鉄鋼連盟、 公益財団法人日本科学技術振興財団 詳しくは、こちらをご覧ください。 http://www.jsf.or.jp/event/2014/11/119.php ■ 「ワクエコ・カーモデラー教室」のお知らせ ■ 市販されている自動車のデザインをつくるプロのカーモデラーと一緒に、 クレイモデル造形に挑戦し、モデル造形を体験学習できる教室です。 今回は、「おてがるコース」と「じっくりコース」の2コースに分けて 開催します。参加希望の方は、往復はがきにてお申し込みください。 なお、本教室の実施に伴い、ものづくりの部屋のワークショップは終日 休止させていただきます。 開催日:11月24日(月・休) コース: 【おてがるコース】10時〜12時 用意された見本に従って粘土(クレイ)を削り、カーモデルをつ くります。低学年の方にお勧め。 【じっくりコース】13時30分〜16時 事前にイメージや設計図を準備してもらい、ゼロからクルマをつ くります。クレイモデル工作の流れを体験したい方にお勧め。 会 場:2階E室「ものづくりの部屋」 対 象:小学生・中学生 (ただし、小学校1〜3年生は保護者の同伴が必要) 定 員:各コース15名(申込多数の場合は抽選) 参加費:無料(同伴者の方は入館料が必要です) 申 込:往復ハガキ 締 切:11月14日(金)必着 主 催:日本カーモデラー協会、日本自動車工業会 応募方法など、詳しくはこちらをご覧ください。 http://www.jsf.or.jp/event/2014/11/1124.php ■ 日本IBM TryScience実験教室 ■ 「TryScience(トライサイエンス)実験教室」は、毎月1回 日曜日に開催しています。2つ程度のプログラムを用意して実施します。 何をするかは当日のお楽しみ。 日時:11月16日(日)13時〜16時 会場:4階D室 イベントホール http://www.jsf.or.jp/event/2014/11/1116.php ■ 理研DAY:研究者と話そう ■ 理化学研究所の研究者と話せる「理研DAY:研究者と話そう」で、研 究の話はもとより、趣味や好きな本、映画など色々な話をしてみませんか。 みなさまのご来場をお待ちしています。 なお、本イベント開催のため、「シンラドーム」ドーム投影番組のうち 12時以降の番組上映を休止いたします。 日 時:11月16日(日)14時〜、15時30分〜(各回30分) ※2回とも同じ内容です。 会 場:4階B室「シンラドーム」 参加費:無料(ただし、入館料は必要です) 定 員:各回62名(当日先着順) 研究者:寺崎康児さん(理化学研究所) テーマ:スーパーコンピュータと天気予報 詳しくは、こちらをご覧ください。 http://www.jsf.or.jp/event/2014/11/1116day.php ■ 今週のユニバース ■ 土曜午後の科学ライブショー「ユニバース」では、4階シンラドームの スクリーンに全天周のシミュレーション映像を投影し、地球から太陽系、 恒星の世界、銀河の世界、そして宇宙全体のお話をお伝えします。 「ゲストコーナー」では、「全天周ドーム映像『自然曼荼羅〜調和の世 界』」として、お話しいただく予定です。 日 時:11月8日(土)14時〜、15時30分〜(各回40分) 会 場:4階B室「シンラドーム」 定 員:各回62名 案内役:野本知理さん(千葉大学) ゲスト:小久保隆さん(株式会社スタジオ・イオン) 詳しくは、こちらをご覧ください。 http://www.jsf.or.jp/exhibit/floor/4/4b/#entry-5279 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 【2】 ★ 科 学 技 術 館 ラ ボ ラ ト リ ー ★ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ◆ 科学・技術よもやま話 ■ ゆるゆる素粒子カフェばんがいへーん 〜基礎研究と産業化の研究〜 ■ ここは万物の材料たる素粒子についてのお話が聞ける素粒子カフェ。 本日は現実派な麗子さんがやってまいりました。 カラン♪カラ〜ン♪ マスター(以下マ):いらっしゃいませー。 麗子さん(以下麗):こんにちはー。とりあえずブレンドコーヒーくだ さる。 マ:はい。ブレンドです。 麗:ここのお店は素粒子なんていうモノのお話が聞けるって聞いてきた んだけど。 マ:そうですねー。 麗:なら、去年と違って今年のノーベル賞は素粒子では取れなかったん だから語れることがなくてさぞかし残念でしょうね? マ:そうですね。でも日本人がノーベル賞取れたことも嬉しいですし、 基礎研究と産業化っていう視点でノーベル賞を取ったっていうのは 個人的には嬉しいんですよ。 麗:基礎研究? マ:主に大学などでやっている研究のことですね。今回のノーベル賞で いうと赤崎さんと天野さんの功績です。 麗:そういえば、お二人とも大学での研究でしたね。 マ:はい。お二人が偉かったところは、窒化ガリウムっていう物質で青 色ダイオードをつくったっていうところです。 麗:もしかして他にも候補の物質があったのかしら? マ:セレン化亜鉛っていう物質が候補だったみたいです。多くの企業は コストなどの問題もあって、セレン化亜鉛での高輝度青色発光ダイ オードの開発をしていたみたいなんですがうまくいかなかったみた いです。 麗:コストね。確かに企業は赤字になってしまったら駄目ですわ。 マ:一方大学の基礎研究というのは成果が十分あれば、赤字黒字は関係 ありません。 赤崎さんと天野さんは長年苦労して窒化ガリウムで成功を収めまし たが、長年研究できたのは企業では難しい研究を行える環境があっ たからだと思います。 麗:じゃあ、もう一人もらえた中村さんというのは何の功績なの? マ:実は赤崎さんと天野さんが発見された製法というのは、社会で通用 するという意味ではまだ不十分だったのです。 中村さんは企業として、赤崎さんと天野さんの製法を基に社会で通 用するような青色ダイオードの製法を発見したのです。ある意味大 学で発見された種を、企業人である中村さんが見事に花を咲かせま した。っていう感じでしょうか? 麗:でも企業だけではいろいろな問題で最初のヒントになる製法にはた どり着けなかったわけでもあるのね。 マ:はい。素粒子の研究も基礎研究と呼ばれる分野です。 世間では何の役に立つのですか?とよく聞かれるのですが、多くの 方の製品化研究のおかげで、素粒子分野の発見から医療機器など私 たちの生活にも役立つものがつくられる場合があります。 今、直接社会の役に立つのが難しい研究でも、企業などと協力する と素晴らしいものになるかもしれません。 麗:なるほどね。そういう意味では今回はその二人三脚がちゃんと評価 されたという意味では良い受賞だったってことね。 執筆者:泉田賢一 ミュージアムクルー 科学技術館実験演示スタッフ 「科学・技術よもやま話」のバックナンバー http://www2.jsf.or.jp/mailmaga/y_index.html ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 【3】 ★ 科 学 技 術 館 お す す め ★ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ◆ 科学の本の紹介 今月のテーマは、「いろんなともだち」です。 ■ 『ふしぎなともだち』 ■ たじまゆきひこ作/くもん出版/2014年6月/1,500円+税 転校生のゆうすけ君は、始業式の最中に、ろくぼくにのぼってひとり言 を言う子がいることに驚きます。そして、それを誰も気にしていないこと にも驚きます。ろくぼくにのぼっていたのは「やっくん」、同じクラスで した。「自閉症というしょうがいがあって、お話するのがにがてなの」。 そう先生が言います。 ある日、ぶらんこをやめさせようと、やっくんをひっぱると、ものすご い声をあげて、海まで走っていってしまいました。それから、ゆうすけ君 はやっくんに近づかないようにします。さて、その先は……。ぜひ絵本を 読んでください。まるごと受け止めあうこと、共に育つことの大切さ、温 かさを感じます。 この絵本はフィクションですが、モデルがいます。30歳になった「か あくん」は、今も淡路島のひまわり作業所でメール便の仕事をしています。 ゆうすけ君は、幼い時からの友だちです。 「海と段々畑の風景をバックに、しょうがいのある青年たちが、メール 便配達の仕事を続けている」。作者のたじまゆきひこさんは、その話を聞 いて絵本にしたいと思い、完成まで4年かかったそうです。 たじまさんの絵は、子どもたちや町、その内側にある温かさを見事に表 現しています。大人にも読んで欲しい絵本です。 執筆者:菅原由美子 科学読物研究会 科学読物研究会ホームページ http://www.kagakuyomimono.com/ 「科学の本の紹介」のバックナンバー http://www2.jsf.or.jp/mailmaga/b_index.html ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 【4】 ★ 科 学 技 術 館 ニ ュ ー ス ★ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ◆ お知らせ ■ 第2回教員のための理科実験スキルアップ講座 ■ 今年度、2回目の教員のための理科実験スキルアップ講座の案内です。 理科を教える教員の理科指導力の向上を目指した講座です。本講座では、 科学の祭典全国大会の実行委員の先生方が講師役を務めます。授業や社会 教育活動でも役立つ実践的な理科実験の講習会ですので、奮ってご参加く ださいますようご応募をお待ちしております。 開催日時:物理分野 11月23日(日) 10時30分〜12時15分 地学分野 11月23日(日) 13時30分〜15時15分 生物分野 11月24日(月・休)10時30分〜12時15分 化学分野 11月24日(月・休)13時30分〜15時15分 会 場:科学技術館 6F 実験工房 対 象:・小学校や中学校で理科を担当している教師の方で、理科実 験の指導力アップを目指している方や、実験結果を理論的 に正しく理解したい方。 ・科学教室の講師を目指している方で、実験指導の極意を勉 強したい方。 ・教員を目指している学生の方など。 募集人数:各分野20名程度(申込順) 参 加 費:1分野1,000円(消耗品代、保険代など) ※同一日の2つの分野に参加する場合、2分野で1,500円 とします。 申込方法:電子メールまたはFAX 申込締切:11月19日(水)必着 主 催:「青少年のための科学の祭典」全国大会実行委員会 (公財)日本科学技術振興財団 問合せ先:(公財)日本科学技術振興財団 科学の祭典事務局 電話:03−3212−8447 ※本事業は公益財団法人東京応化科学技術振興財団の 科学教育の普及・啓発助成を受けております。 申込方法など詳しくは、こちらをご覧ください。 http://www.kagakunosaiten.jp/index.php ■ 第36回風力エネルギー利用シンポジウムのご案内 ■ 今年から洋上風力発電の固定価格買取や電力系統の広域運営も開始し、 風力発電に対する政府と国民の期待は益々高まっています。 今回のシンポジウムでは、産官学民の第一線で活躍されている方々を講 師に迎え、風力エネルギー利用に関する最新情報と今後の方向性について ご講演頂きます。 開 催 日:11月27日(木)〜28日(金) 会 場:科学技術館 サイエンスホール、第1会議室、第3会議室 参 加 費:25,000円(一般)、3,000円(学生)、 ほか会員等の価格があります。 事前に口座振込 申込締切:11月14日(金)15時まで 申込方法:ウェブサイト(http://www.jwea.or.jp/menu11_02.html )より 主 催:一般社団法人日本風力エネルギー学会 公益財団法人日本科学技術振興財団 協 賛:一般社団法人日本風力発電協会 一般社団法人日本小形風力発電協会 問合せ先:一般社団法人日本風力エネルギー学会 第36回風力エネルギー利用シンポジウム事務局 電 話 03−5220−5010 FAX 03−5220−5020 電子メール:sympo@jwea.or.jp 詳しくは、こちらをご覧ください。 http://www.jwea.or.jp/menu11.html ■ 家電&のりものWebアンケート投票! ■ 2015年夏に科学技術館開館50周年記念特別展「ニッポンの産業技 術50年 〜今日の技術(ちから)が未来(あした)をつくる〜」の開催を予 定しています。 2014年は、特設サイト「家電&のりものWebアンケート投票!」 で、身近な工業製品「家電」「自動車・モーターサイクル・自転車」に対 して、皆さんがもっている思いなどをアンケートで募り、来夏の特別展に 成果を盛り込む計画です。 ぜひ投票に参加して、あなたの声をお聞かせください。 投票期間:11月30日(日)まで ※投票していただいた方には、科学技術館の入館割引券、さ らに抽選で総計550名様に、科学技術館開館50周年記 念グッズや、遊びながら科学と技術が学べて大人も子ども も楽しめる科学グッズをプレゼントします。 Webアンケート投票はこちらから https://industry50.jsf.or.jp/ ※まめ知識「デジタル家電」編を公開しました。 まめ知識はWeb投票の期間中毎週1テーマずつ公開予定です。 https://industry50.jsf.or.jp/mamechishiki/ ◆ 他館の紹介 ■ 所沢航空発祥記念館 ■ ☆「埼玉県民の日」イベントのお知らせ 埼玉県民の日である11月14日(金)は、所沢航空発祥記念館を無料 開館致します。他にも、「YS−11機」や「格納庫」の一般公開、「青 少年のための科学の祭典」所沢大会を実施いたします。 日 時:11月14日(金)10時〜16時 ※ただし、「YS−11機」「格納庫」の公開は15時まで 会 場:「YS−11機」 西武新宿線「航空公園」駅前 「格納庫」 記念館東隣 「青少年のための科学の祭典」 記念館内 特別展会場 参加費:無料(※雨天の場合、YS−11機の公開は中止です) 詳しくは、こちらをご覧ください。 http://tam-web.jsf.or.jp/contx/modules/myalbum5/viewcat.php?cid=1#182 ☆「室内飛行機工作講座」のお知らせ 中学生以上の方を対象に、室内飛行機の製作から調整・テストフライト まで行います。事前申込みが必要です。 開 催 日:11月16日(日) 開催時間:10時〜13時30分(製作) 13時30分〜15時(テストフライト) 募集人数:15名(事前申込制) 参加方法:電話にて(04−2996−2225) 費 用:500円 ※昼食は各自で用意してください。 ※完成した飛行機を運ぶため、縦30cm、横30cm、 高さ10cm程度の箱をご持参ください。 詳しくは、こちらをご覧ください。 http://tam-web.jsf.or.jp/contx/modules/myalbum0/viewcat.php?cid=1#178 ◆ イベント情報 ■ サイエンスアゴラ2014 あなたと創るこれからの科学と社会 ■ サイエンスアゴラは、子ども向けの理科実験、トップ科学者との対話、 市民参加の科学議論など、誰もが参加でき、科学と社会の関係をつくるイ ベントです。 今回のテーマは「あなたと創るこれからの科学と社会」。11月7日 (金)は、開幕セッション、各種ワークショップなどが開催されます。 8日(土)、9(日)には、サイエンスを楽しむ実験教室やサイエンス ショー、他にも考えを深めてみんなとわかちあうワークショップやシンポ ジウムなど、多彩な企画が実施されますので、ぜひご参加ください。(プ ログラムの中には事前申し込みが必要なものもあります) 会 期:11月7日(金)〜9日(日)10時〜17時 会 場:東京・お台場地区(日本科学未来館ほか) 参 加 費:無料(一部、実費費用がかかる場合があります) テ ー マ:あなたと創るこれからの科学と社会 主 催:独立行政法人科学技術振興機構(JST) 共 催:独立行政法人産業技術総合研究所、地方独立行政法人東京都 立産業技術研究センター、独立行政法人日本学生支援機構、 国際研究交流大学村、東京臨海副都心グループ 問 合 先:(独)科学技術振興機構 科学コミュニケーションセンター 03−5214−7493 詳しくは、こちらをご覧ください。 http://www.jst.go.jp/csc/scienceagora/ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ★ 担 当 者 よ り ★ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■ 公衆電話 ■ 皆さんは最近、公衆電話を利用したことがありますか? 近頃は外を歩 いていても目にすることも、めっきり少なくなってきています。 私事ですが最近、携帯電話を会社に忘れてしまい、外出先の港区から会 社へ連絡を入れるべく公衆電話を探したのですがなかなか見つからず、あ ちこち30分近く探し回ってようやく発見することができたという何とも 考えさせられる経験をしました。 これだけ携帯電話が普及し、幅広い世代へ浸透している現代社会ですか ら、感覚的にも公衆電話が減っていることは理解していたつもりですが、 いざこのような経験をすると実際どれだけ減少しているのか気になり調べ てみました。全国の台数の推移は、1985(昭和60)年3月末の93 4,903台をピークに年々減少し、2000年3月末で735,812 台、2014年3月末で195,514台まで減少しています。(「公衆 電話の設置数推移をグラフ化してみる−ガベージニュース」による) ところで、公衆電話は、第一種公衆電話と第二種公衆電話に区分されて おり、社会生活上の安全及び戸外における最低限の通信手段を確保する観 点から設置の維持を義務付けられている「第一種」の公衆電話が108, 655台ですので、「第二種」、つまり、公衆電話の利用が多く見込まれ る場所に利用の実態に応じて設置している公衆電話の多くが上記のような 社会背景に起因して削減されているようです。 しかし、皆さんもご存じのとおり公衆電話のニーズというのは確実にあ り、特に「高齢者(70代、60代)の定期利用の頻度が高い」(総務省 「国内における公衆電話の利用動向に関する調査結果」による)や「災害 インフラとしての重要性」(公衆電話は発信規制や接続規制が行われた際 にも優先して通信が行える「優先電話」として扱われいる)などが挙げら れます。2011年の東日本大震災の時にはその利便性を実感された方も 多いと思います。ちなみに、2011年3月末当時の台数は252,77 5台です。 また、公衆電話の利用理由第1位は「携帯電話を忘れた」、第2位は 「電池が切れた」で、全体の66.4%を占めています。第3位は「携帯 電話を持っていない」で、18.3%となっています。(総務省「国内に おける公衆電話の利用動向に関する調査結果」による) 現在、NTTでは、ホームページ上で公衆電話の設置場所を地図上で検 索できるサービスがありますので、ご自分の関係のある地域のどこに公衆 電話が設置してあるのか? チェックしてみてはいかがでしょうか。 NTT東日本 公衆電話設置場所検索 http://service.geospace.jp/ptd-ntteast/PublicTelSite/TopPage/#header NTT西日本 公衆電話設置場所検索 http://www.ntt-west.co.jp/ptd/map/ (経営企画室 宮野克浩) −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 当館では、実験・工作ができる会場の貸し出しを行っています。 ご興味のある方は、こちらをご覧ください。 http://www.jsf.or.jp/exhibit/floor/4/4i/#entry-5374 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 最後までお読みいただきありがとうございました。 皆様のご来館をお待ちしております。 ※科学技術館メールマガジンに関するお問い合わせやご意見、ご感想は 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