科学技術館メールマガジン バックナンバー


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  ━  ◆ 科 学 技 術 館 メールマガジン ◇ 第513号 ◆  ━
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                             >>>2015/1/14発行
  
   こんにちは。科学技術館です。
  
   当メールマガジンは毎週水曜日発行です。ご愛読よろしくお願いします。
   毎朝、あおあおとした空を見上げると、すがすがしい気持ちになります。
   今週末はセンター試験ですね。お天気が心配ですが、受験生の皆さま、受
   験本番と焦ることなく、今までの勉学の成果を発揮してください。
  
   * このメールマガジンは等幅フォントでご覧ください。
  
   本号の配信数 10,910人。
  
  
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   【1】科学技術館最新情報
       新着情報・・・2015年度 サイエンス友の会会員募集
              FORESTかんたん工作教室
              今週のユニバース
  
   【2】科学技術館ラボラトリー
       科学・技術よもやま話・・・「放電現象を有効利用」
  
   【3】科学技術館おすすめ
       科学の本の紹介・・・「鳥にまつわるあれこれ」
  
   【4】科学技術館ニュース
       お知らせ・・・日本IBM TryScience実験教室
              理研DAY:研究者と話そう
              スプリング・サイエンスキャンプ2015
              「第56回科学技術映像祭」参加作品募集
       他館の紹介・・・所沢航空発祥記念館
       イベント情報・・・2015ハンドメイドバイシクル展
                2014年度第2回iCEF化学検定
  
    ☆1月、2月は毎日開館します。
  
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  【1】    ★ 科 学 技 術 館 最 新 情 報 ★
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  ◆ 新着情報
  
   ■ サイエンス友の会2015年度(第52期)会員募集 ■
  
    サイエンス友の会2015年度会員の募集を開始しました。
    科学技術館サイエンス友の会は、小学校3年生から高校3年生を対象と
   した、4月から1年間にわたって活動する会員制の組織です。実験教室や
   自然観察教室で科学の知識を深め、工作教室ではものづくりの楽しさ、難
   しさを体験し、施設見学会では科学技術最先端に触れてみましょう。自分
   の頭で考え、実際に体験し、そして理解することで本当の「科学の楽しさ」
   を味わいましょう。
    入会をご希望される方は、サイエンス友の会のウェブページにある募集
   要項をよくお読みいただいたうえ、入会お申込サイトにおすすみください。
  
    募集締切:2月18日(水)18時
    申込方法:ウェブのみでのお申込
         ※応募者多数の場合には抽選になります。
         ※現在会員の方も、新たに入会申込が必要です。
  
    申込方法など詳しくは、こちらをご覧ください。
    http://www.jsf.or.jp/science/info/admission/
  
   ■ FORESTかんたん工作教室
              「立体星座をつくろう〜冬・オリオン座〜」 ■
  
    私たちの身近にある星座。まるで夜空に貼りついているかのように、平
   面的に見える星座ですが、すべての星々には奥行きがある、ということを
   知っていますか?
    本イベントでは、星座を立体的に工作することで新しい星座のかたちを
   発見することを目指しています。今回は、冬の代表的な星座オリオン座を
   つくります。皆さんのご参加をお待ちしています。
  
    日  時:1月24日(土)、25日(日)
         10時30分〜、13時〜、14時45分〜(各回約50分)
    会  場:5階G棟 スモンマ横
    参加対象:小学校3年生以上
         ※竹串やニッパーを使うので、小学校3年生未満は原則不可
         ※見学のみは可(ただし、お席のご用意はありません)
    定  員:各回5名(先着順)
    参 加 費:無料(ただし、入館料は必要)
    参加方法:当日9時30分より5階スタッフカウンターにて、当日分の
         予約を受付。(定員になり次第受付終了)
  
    詳しくは、こちらをご覧ください。
    http://www.jsf.or.jp/event/2015/01/0125forestevent.php
  
   ■ 今週のユニバース ■
  
    土曜午後の科学ライブショー「ユニバース」では、4階シンラドームの
   スクリーンに全天周のシミュレーション映像を投影し、地球から太陽系、
   恒星の世界、銀河の世界、そして宇宙全体のお話をお伝えします。
  
    日 時:1月17日(土)14時〜、15時30分〜(各回40分)
    会 場:4階B室「シンラドーム」
    定 員:各回62名(当日先着順)
    案内役:伊藤哲也さん(国立天文台)
    ゲスト:藤原英明さん(国立天文台ハワイ観測所)
  
    詳しくは、こちらをご覧ください。
    http://www.jsf.or.jp/exhibit/floor/4/4b/#entry-5279
  
  
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  【2】   ★ 科 学 技 術 館 ラ ボ ラ ト リ ー ★
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  ◆ 科学・技術よもやま話
  
   ■ 放電現象を有効利用 ■
  
    朝の天気予報では毎日のように乾燥注意報がでています。乾燥が続くと
   火災の危険が増すとともに、冬場の嫌な静電気の発生も多くなってきます。
   セーターを脱ぐだけで小さい火花が出るし(※)、その後ドアノブなど金
   属のものを触れようものなら不愉快な現象(静電気の放電)を体験するこ
   とになってしまいます。ところで、今回はその放電現象を有効利用してい
   る放電加工のお話です。
    放電現象は冬場の静電気の例以外にも夏場のカミナリなど自然の中でも
   多く発生しています。落雷による事故も起きており、エネルギーとしてみ
   た場合あなどりがたいものがありますが、一瞬のできごとでもあり、利用
   することが難しいのが現状です。
    放電加工は、大気の中で発生するカミナリとは異なり、液体の中で実施
   します。液体は油など電気を通さない絶縁性で、電極と呼ばれる工具と、
   加工される工作物の間に微小な放電を繰り返し発生させて、工作物を加工
   していきます。
    機械加工と呼ばれる切削加工や研削加工と比べ、特殊加工と呼ばれる放
   電加工そのものはなじみが少ないのであまり目にしたことはないのではな
   いでしょうか。放電加工は大きく、「形彫り放電加工」と「ワイヤ放電加
   工」に分かれますが基本的な部分は同じです。電極と工作物の間で発生さ
   せる微小な放電により、電極と工作物の一部で材料が蒸発あるいは溶けだ
   します。そこで気泡が発生し溶けた部分に小さなクレーターのようなもの
   ができてきます。この連続により、電極の形状とは対になる工作物ができ
   あがっていくのです。ワイヤ放電加工では、電極を黄銅製のワイヤ線とし
   て使用し、電極と工作物間の放電により糸のこ状に工作物を切り出す加工
   となります。
    放電により形成されるクレーターの大きさは直径・深さともに数ミクロ
   ン(千分の1ミリ)程度で実現できるため、精密な形状加工が可能となり
   ます。放電加工は、金型(製品を大量生産するために使われる金属製の型)
   を製作するために広く用いられています。特に、航空宇宙産業やエレクト
   ロニクス産業において、よく使われているそうです。
    ところで、油などの中で放電をさせても大丈夫なのでしょうか。燃焼の
   3条件のうち酸素が液体の中にないので燃えたり爆発したりすることはあ
   りません。それでも、燃えるもの(油)、発火点以上の温度(放電による
   熱)があるため、安全には十分注意をすることは必要ですけどね。
  
    ※)暗いところで、冬場セーターを脱ぐと青い光を見ることがあります。
  
    執筆者:高原章仁 経営企画室
  
    「科学・技術よもやま話」のバックナンバー
    http://www2.jsf.or.jp/mailmaga/y_index.html
  
  
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  【3】    ★ 科 学 技 術 館 お す す め ★
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  ◆ 科学の本の紹介
  
    今月のテーマは、「鳥にまつわるあれこれ」です。
  
   ■ 『この羽だれの羽?』 ■
     おおたぐろまり作・絵/偕成社/2013年4月/1,600円+税
  
    鳥の羽をみつけました。持ちぬしはだれ? 探偵さながらに、体の大き
   さ、色や模様から推理を働かせて、羽の持ちぬしにたどりつくところから
   始まります。こんな風に見つけられたらどんなに楽しいでしょうか。
    鳥の羽は、鳥の種類によって異なるのはもちろん、1羽の鳥の中でも、
   生えている場所によって役割、大きさ、形がさまざまです。大きく分ける
   と、体をまもり体温を保つふわふわした体羽と、飛ぶための長細い羽に分
   かれ、それぞれ「雨おおい」、「初列風切り、次列風切り、三列風切り」
   など、時代劇さながらのかっこいい名前がついています。さらに1枚の羽
   の中で部分ごとに名前があり、こんなに細かいのかと驚かされます。各部
   分の羽は少しずつ模様や色が違っており、それが重なったときのグラデー
   ションが鳥の体の色になります。羽を閉じているときと開いているときで
   はまったく違う印象の鳥もいますので、羽の持ち主をさがそうとすれば、
   ふちの色からたどり、見えない部分の色も想定して……まさしく探偵です。
    写真ではなく、「絵」だからこそ、表現できる美しい羽。見開きいっぱ
   いにさまざまな鳥の羽が描かれているページでは、自然からもたらされた
   鮮やかな色の美しさに見入ってしまいます。
    スズメやシジュウカラ、ハシブトカラスなど、身近にいる鳥の羽の絵が、
   ほぼ実物大で描かれた絵本図鑑。鳥の羽根を拾ったらページにあてて、何
   の鳥か推理してみたら、きっと楽しいでしょう。
    他に体温を保つなどの羽の役割も書かれています。小さい子どもから大
   人まで楽しめる本です。
  
    執筆者:丸山夢摘 科学読物研究会
  
    科学読物研究会ホームページ http://www.kagakuyomimono.com/
  
    「科学の本の紹介」のバックナンバー
    http://www2.jsf.or.jp/mailmaga/b_index.html
  
  
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  【4】    ★ 科 学 技 術 館 ニ ュ ー ス ★
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  ◆ お知らせ
  
   ■ 日本IBM TryScience実験教室 ■
  
    「TryScience(トライサイエンス)実験教室」は、毎月1回
   日曜日に開催しています。2つ程度のプログラムを用意して実施します。
   何をするかは当日のお楽しみ。
  
    日時:1月18日(日)13時〜16時
    会場:4階D室 イベントホール
  
    詳しくは、こちらをご覧ください。
    http://www.jsf.or.jp/event/2015/01/118.php
  
   ■ 理研DAY:研究者と話そう ■
  
    理化学研究所の研究者と話せる「理研DAY:研究者と話そう」で、研
   究の話はもとより、趣味や好きな本、映画など色々な話をしてみませんか。
   みなさまのご来場をお待ちしています。
    なお、本イベント開催のため、「シンラドーム」ドーム投影番組のうち
   12時以降の番組上映を休止いたします。
  
    日 時:1月18日(日)14時〜、15時30分〜(各回30分)
        ※2回とも同じ内容です。
    会 場:4階B室「シンラドーム」
    参加費:無料(ただし、入館料は必要)
    定 員:各回62名(当日先着順)
    研究者:木羽隆敏さん(理化学研究所)
    テーマ:植物の栄養(肥料の話)
  
    詳しくは、こちらをご覧ください。
    http://www.jsf.or.jp/event/2015/01/118day.php
  
   ■ 高校生のための先進的科学技術体験合宿プログラム
       「スプリング・サイエンスキャンプ2015」参加者募集中 ■
  
    「スプリング・サイエンスキャンプ2015」は先進的な研究テーマに
   取り組んでいる日本各地の大学、民間企業等で、春休み期間中に開催され
   る高校生のための科学技術体験合宿プログラムです。第一線で活躍する研
   究者、技術者から、本格的な実験・実習を直接受けることができるまたと
   ないチャンスです。
    高校生のみなさん、興味のあるプログラムにふるってご応募ください!
   学校関係者のみなさま、お近くに高校生がいらっしゃる方は、貴重な体験
   をできる機会となりますので、ぜひご紹介をお願いいたします。
  
    開催期間:2015年3月23日(月)〜3月29日(日)の期間中、2泊3日
    会  場:大学、民間企業等(12機関)
    定  員:会場ごとに8〜20名(合計168名)
         ※前年度平均応募倍率約2.8倍
    参 加 費:2,000円(支払いは参加決定後です)
         ・プログラム期間中の宿舎や食事は主催者が用意します。参
          加費は食事代の一部に充当します。
         ・現地集合、現地解散です。
          (自宅と会場間の往復交通費は自己負担となります)
    応募締切:2015年1月20日(火)17時
    応募方法:・Webからの応募のみ
          ※今回のサイエンスキャンプから郵送による申込みは受け
           付けていません。
         ・下記募集ホームページ上より、パソコンから応募登録して
          ください。
         ・応募登録するためにはEメールアドレスが必要になります。
  
    詳しくはホームページでご確認ください。
     ・サイエンスキャンプ募集ホームページ
      http://www.jst.go.jp/cpse/sciencecamp/camp/
     ・スマートフォン専用サイエンスキャンプ募集ホームページ
      http://www.jst.go.jp/cpse/sciencecamp/camp/sp/
  
   ■ 「第56回科学技術映像祭」参加作品募集中 ■
  
    第56回科学技術映像祭の参加作品を募集しております。
  
    募集締切:2015年1月26日(月)必着
    参加方法:科学技術映像祭公式ホームページより申込
    入選発表:2015年3月下旬予定
    表 彰 式:2015年4月17日(金)当館サイエンスホールにて予定
    主  催:(公財)日本科学技術振興財団、(公社)映像文化製作者連盟、
         (公財)つくば科学万博記念財団
  
    参加申込方法など、詳しくはこちらをご覧ください。
    http://ppd.jsf.or.jp/filmfest/
  
  ◆ 他館の紹介
  
   ■ 所沢航空発祥記念館 ■
  
   ☆中学生の職場体験特別展示「ボクの部屋の飛ぶものコレクション」
  
    記念館では毎年、中学生の職場体験の受け入れを行っており、今年の職
   場体験では、「中学生の目線で作る展示」を行いました。子ども達のアイ
   ディアあふれる素敵な展示が完成しました。ぜひご覧になってください。
  
    会  期:1月18日(日)まで
    会  場:記念館 展示館1階 エレベーター前
    展示協力:(公財)日本鳥類保護連盟
          野口好博(オジロワシ写真提供)
  
    詳しくは、こちらをご覧ください。
    http://tam-web.jsf.or.jp/contx/modules/myalbum2/viewcat.php?cid=1#533
  
   ☆「ゴム動力飛行機工作教室」のお知らせ
  
    ゴム動力飛行機を製作し、体験を通して飛行機が飛ぶ原理を学べます。
   今回はオリジナルキット「つばめ」の製作です。できあがったら、航空公
   園内の広場で飛ばしてみましょう。
  
    日 時:1月24日(土)13時〜(製作時間 約1時間)
    受 付:12時30分〜(先着40名)
    会 場:記念館1階研修室
    教材費:400円
  
    詳しくは、こちらをご覧ください。
    http://tam-web.jsf.or.jp/contx/modules/myalbum0/viewcat.php?cid=1#180
  
  ◆ イベント情報
  
   ■ 2015ハンドメイドバイシクル展 ■
  
    ハンドメイドの自転車の展示、およびトークショー&座談会を開催しま
   す。日本のハンドメイドビルダーの高い技術と自転車に対する深い造詣、
   そうした匠の技をご覧ください。
  
    日 時:1月24日(土)〜25日(日)9時30分〜16時50分
    会 場:当館1階催事場
    入場料:無料
    内 容:・ハンドメイドにて製作された自転車の展示
         (スポーツ・街乗り・高齢者、障がい者)
        ・独創的パーツの展示
        ・自転車文化センターが所蔵する資料の展示
         関連資料の展示(協力:公益財団法人日本自転車競技連盟)
        ・ハンドメイドビルダー・メーカーによるトークショー&座談会
         (事前申込を行います)
    主 催:一般財団法人日本自転車普及協会、自転車文化センター
   問合先:自転車文化センター( bccask@jifu.jp )
  
    詳しくは、こちらをご覧ください。
    http://www.cycle-info.bpaj.or.jp/event/2015event/handmade/index2015.html
  
   ■ 2014年度第2回iCEF化学検定 ■
  
    iCEF化学検定は、現代社会を生きる私たちに必要な化学の知識を身
   につけるための検定試験です。この検定をきっかけとして、多くの人々が
   身のまわりの物質について化学的に正しく理解し、より安全な生活を安心
   して送れるようになればとiCEFは考えています。
    今回の検定は原子番号1〜20の元素についての基礎知識を問う元素編
   です。
  
    検 定 日:3月22日(日)
    検定時間:13時〜14時(集合 12時45分)
    会  場:当館6階会議室ほか
    検定種類:元素編(中学生〜一般レベル)
    検 定 料:本会場受検 3,000円
    締 切 日:2月15日(日)
    申込方法:電子メールにて
   問合せ先:アイセフ( kagakukentei@icef.jp )
         ※アイセフは現職の中学理科・高校化学教員の有志によって
          運営されています。
  
    申込方法など詳しくは、こちらをご覧ください。
    http://icef.jp
  
  
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             ★ 担 当 者 よ り ★
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   ■ 県民手帳 ■
  
    年末年始に各関係先からいただいた手帳やカレンダーをアレコレ選んで
   いたウン十年前をときたま懐かしく思い出しますが、皆さん、今年の手帳
   はどんなものにされました?
    毎年のお気に入りのシリーズですか?
    新年1月ではなく、4月に替える。10月に替える。という方もいらっ
   しゃるかもしれませんね。
    手書き手帳タイプでなく、“電子版”をお使いの方も多いと思います。
  
    私、昨年はコピーライターのI氏がプロデュースするところの「○ぼ日
   手帳」ラインナップの、芸術を爆発させていたT郎さんの作品をカバーに
   あしらったモノを使っていました。が、手帳本体部分がもう少し薄いもの
   が良いと思って物色していました。
  
    20年くらい前から1日の時間がタテにレイアウトされたバーチカルタ
   イプを気に入って使ってきたのですが、その中でも自由・平等・友愛の国
   のQV社のものは、コンパクトサイズでもバーチカル仕様なので今年も最
   有力候補でした。でも、結局コストパフォーマンスから世界に誇るニッポ
   ンブランドM印のシンプルなモノを昨年のT郎先生のカバーに入れて使う
   ことにしました。
  
    前置き? が長くなって恐縮ですが、ここからが今回の本題です。「県
   民手帳」をご存知ですか?
    今年の手帳をどうしようかと思いながら、機会あるごとに売り場を廻っ
   ていたら割合と目についたのです。「○○県民手帳」が。
    そういえば、何年も前から見かけてはいたようにも思いますが、県民と
   はいいながらも誰に向けてのものかよくわかっていませんでした。が、こ
   れだけアチラこちらの県のものが置いてあるということは、どうやら普通
   の人たちに対して売られているらしい。
    ということでチョット検索してみたら、いまや40もの県から発行され
   ていて「隠れたベストセラー」といわれていることを知りました。
  
    最近のIターン志向や歴史ブームなどから各地域への興味が高まってい
   るのでしょうか?
    ゆるキャラブーム、ふるさと納税などの効果もあるのでしょうか?
    中には5万部(冊)以上売れているものもあるとか。
    関東地方G県の「県民手帳」には、一昨年ゆるキャラ人気投票でようや
   くシルバーコレクターを返上した「○○○ちゃん」がいます。とすると、
   案の定九州K県の表紙には人気者の「○○モン」がいます。
  
    実は正月休みに家内の実家に帰って文具店に行ったところ「県民手帳」
   があり、そこに載っていた「県民の歌」を家内も義妹たちも歌えたのには
   驚きました。帰省していた甥はそれを買い求めて、親元を離れておくる大
   学生活へともどっていきました。
  
    大手通販サイトAゾンやR天には「県民手帳」をまとめたページもあり
   ます。
    これらのサイトを見ると「県民手帳」のほかにも、いわゆる「業界手帳」
   部門も熱いようです。テッパンな感じの「鉄道」関係とか、海上保安庁や
   自衛隊モノも人気だとか……。「天文手帳」は学生のころ使っていたこと
   がありましたが、興味をそそるものがほかにもまだまだありそうです。
    スマホなど“電子版”の普及と便利さを肯定したうえではありますが、
   手書き手帳がむしろ進化拡大して共存しているのは素敵なできごとです。
   これからどんな手帳が流行るのでしょうね。
  
    ところで、「県民手帳」が、より良くその県のことを知ってもらうため
   にあるのだとしたら、「国民手帳?」「日本手帳?」は要らないのでしょ
   うか。持ち歩ける“ミニ白書”とでもいうような……。
    その中に「科学・技術・産業」編を設けて、その編纂はぜひ私たちがや
   りたい!
    などどいう、ちょっと遅めの初夢を見たりします。
  
                        (経営企画室 谷本嗣英)
  
  
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     当館では、お得な割引回数券―科学技術館リピーターズチケット―を
     昨年12月からはじめました。詳しくは、こちらをご覧ください。
     http://www.jsf.or.jp/info/2014/12/_-_-.php
  
     当館では、実験・工作ができる会場の貸し出しを行っています。
     ご興味のある方は、こちらをご覧ください。
     http://www.jsf.or.jp/exhibit/floor/4/4i/#entry-5374
  
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     最後までお読みいただきありがとうございました。
     皆様のご来館をお待ちしております。
  
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  ┘ 発行者:科学技術館メールマガジン係               ┘
  ┘    〒102-0091 東京都千代田区北の丸公園2番1号       ┘
  ┘                                 ┘
  ┘ ※ このメールマガジンの回覧・転送は自由です。内容の引用・転  ┘
  ┘  載の際には、「科学技術館 メールマガジン 第何号の***の  ┘
  ┘  記事」と注釈をいれてください。                ┘
  ┘  なお、メールマガジンで参照しているWebサイトのすべての画  ┘
  ┘  像・記事については、著作権法に定める例外を除き、著作権者の  ┘
  ┘  許可なく使用・転載することはできません。           ┘
  ┘                                 ┘
  ┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘



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