科学技術館メールマガジン バックナンバー


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  ━  ◆ 科 学 技 術 館 メールマガジン ◇ 第521号 ◆  ━
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                             >>>2015/3/11発行
  
   こんにちは。科学技術館です。
  
   当メールマガジンは毎週水曜日発行です。ご愛読よろしくお願いします。
   来週金曜日から“科学技術館開館50周年記念”2015年春休み特別展
   「ニッポンの産業技術50年 しくみとくふうと、まなぶ展」がはじまり
   ます。日本初の洗濯機・冷蔵庫、先駆けとなった軽自動車などのほか、次
   世代電気自動車コンセプトカーの期間限定展示を行います。昔を振り返り
   ながら、これからを考えてみませんか。
  
   * このメールマガジンは等幅フォントでご覧ください。
  
   本号の配信数 10,886人。
  
  
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   【1】科学技術館最新情報
       新着情報・・・2015年春休み特別展
                       ワークショップ参加者の募集
              絵本なのに3D?!
                 「かがみのえほん」の世界を体験しよう!
              新実験ショー「再生可能エネルギー」のお知らせ
              今週のユニバース
  
   【2】科学技術館ラボラトリー
       科学・技術よもやま話・・・「モールス通信」
  
   【3】科学技術館おすすめ
       科学の本の紹介・・・「チョウ、まゆ、イモムシ」
  
   【4】科学技術館ニュース
       お知らせ・・・春休み特別展「ニッポンの産業技術50年
                       しくみとくふうと、まなぶ展」
              ワクエコ・カーモデラー教室
              日本IBM TryScience実験教室
              理研DAY:研究者と話そう
              「ものづくりの部屋」スタッフブログ
              「青少年のための科学の祭典2015全国大会」
                         個人出展者募集のご案内
       他館の紹介・・・所沢航空発祥記念館、船の科学館
  
    ☆3月の休館日は4日(水)、11日(水)、18日(水)です。
    ☆現在、2階および5階トイレの改修工事中です。ご不便をおかけいた
     しますが、ご理解ご協力のほどよろしくお願い申しあげます。
  
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  【1】    ★ 科 学 技 術 館 最 新 情 報 ★
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  ◆ 新着情報
  
   ■ 2015年春休み特別展 ワークショップ参加者の募集 ■
  
    今回、2015年春休み特別展に合わせて当館特別展での新たな試みと
   して、科学・技術の問題について参加者同士いろいろな人たちとで話をし
   てみたいと思います。
    専門知識は必要ありません。また、このワークショップには答え(正解)
   になるようなものは見つからないでしょう。でも未来について考えること
   は、これから未来を生きる皆さんに必要なことだと思います。
    ぜひ、参加してみてください! そして大いに考えて、みなさんの明日
   をつくっていくきっかけになればと思います。
  
    日  時:3月29日(日)(1)午前の部 10時〜11時30分
                 (2)午後の部 13時30分〜15時
    会  場:科学技術館 4階D室「イベントホール」
    対  象:小学校高学年以上の子どもとその保護者、単独参加もOK
    定  員:各回30名(先着順)
    テーマ:「わたしたちの生活とロボット」
        *産業技術の発展のひとつの形としてあげられるロボットが、
         そう遠くない未来の日常生活に何をもたらしてくれるのか?
         みなさんのいろいろな意見をお待ちしております。
    申込方法:メールにて
    申込締切:3月22日(日)※定員になり次第終了
  
    申込方法など、詳しくはこちらをご覧ください。
    http://www.jsf.or.jp/info/2015/03/tokubetsuten_ws.php
  
   ■ 絵本なのに3D?! 「かがみのえほん」の世界を体験しよう! ■
  
    「かがみのえほん」は、各ページに鏡のように反射する紙を使用した、
   今話題を呼んでいる絵本です。イベントでは、作者わたなべちなつ先生制
   作の“かがみ”を使った巨大絵本「ビッグミラーブック」の展示や、「か
   がみのえほん」の世界を体験するワークショップを開催いたします。
    この春は、「かがみのえほん」の秘密に親子でせまってみてはいかがで
   しょうか。
  
    会 期:3月26日(木)〜29日(日)
    会 場:木・金 3階F室「ワンダー・ガレージ」
        土・日 4階I室「実験スタジアム」実験スタジアムL
    内 容:木・金 ミニワークショップ、「ビッグミラーブック」の展示
        土・日 ミニワークショップ、「ビッグミラーブック」の展示、
            特別ワークショップ【事前募集】
        ※特別ワークショップの事前募集について
         定  員 各回13組(保護者の方も同席可能)
         対  象 5歳以上
         参 加 費 500円
         応募方法 往復ハガキ
         応募締切 3月16日(月)※当日消印有効
        ※ミニワークショップの受付について
         定  員 各回9組
         対  象 3歳から(保護者の方も同席可能)
         参 加 費 500円
         受  付 開始30分前より会場前にて整理券を販売
    協 力:福音館書店
  
    詳しいタイムテーブルや特別ワークショップの応募方法などについては、
    こちらをご覧ください。 http://www.jsf.or.jp/event/2015/03/3dws1.php
  
   ■ 新実験ショー「再生可能エネルギー」のお知らせ ■
  
    これまで4階E室「NEDO‐Future Scope」展示室で行っ
   てきた「燃料電池実験ショー」、「風力発電実験ショー」、「ロボット実
   験ショー」に加え「再生可能エネルギー実験ショー」が新しく登場します。
    「再生エネルギー実験ショー」は、実験を通して身近な再生可能エネル
   ギーを利用した技術について学び、再生可能エネルギーの現状と未来に向
   けた技術的な取り組み、その重要性を感じるプログラムです。
  
    詳しくは、こちらをご覧ください。
    http://www.jsf.or.jp/info/2015/03/37.php
  
   ■ 今週のユニバース ■
  
    土曜午後の科学ライブショー「ユニバース」では、4階シンラドームの
   スクリーンに全天周のシミュレーション映像を投影し、地球から太陽系、
   恒星の世界、銀河の世界、そして宇宙全体のお話をお伝えします。
    ゲストコーナーでは「夜空の明るさからわかること 〜今年は国際光
   (ひかり)年〜」としてお話いただきます。
  
    日 時:3月14日(土)14時〜、15時30分〜(各回40分)
    会 場:4階B室「シンラドーム」
    定 員:各回62名(当日先着順)
    案内役:矢治健太郎さん(国立天文台)
    ゲスト:小野間史樹さん(星空公団)
  
    詳しくは、こちらをご覧ください。
    http://www.jsf.or.jp/exhibit/floor/4/4b/#entry-5279
  
  
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  【2】   ★ 科 学 技 術 館 ラ ボ ラ ト リ ー ★
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  ◆ 科学・技術よもやま話
  
   ■ モールス通信 ■
  
    当メールマガジン第510号(2014年12月17日発行)の本欄で
   「電信」という言葉と歴史を紹介する中で、モールス符号についても触れ
   ました(※1)。産業革命の進行とともに、新しい土地の開拓や鉄道網の
   整備が行われ、そのための通信手段として電信が急速な発達を遂げました。
   モールス自身のものも含めて、当初はさまざまな符号が用いられましたが、
   ほぼ現在の形式のものが1868年に万国電信連合(※2)で国際規格と
   して承認され、今日に至っています(※3)。日本では、総務省令無線局
   運用規則別表第一号(※4)に和文および欧文と数字の略体(省略形)の
   モールス符号が定められています。
    歴史的には、陸上同士の通信においては電報などの文字通信で、船舶間
   や船舶と陸上との通信においては通常の通信から遭難信号(※5)まで、
   モールス符号を用いたモールス通信が行われていました。しかし、陸上の
   通信については、テレタイプ端末による電信、テレックス、ファクシミリ、
   そして電子メールと他のデジタル通信方式が次々と現れ、モールス通信は
   次第に使われなくなりました。海上の通信については、通信衛星の登場に
   よって縮小しながらも、非常用の通信手段としての意味合いもあり長い間
   モールス通信が維持されてきましたが、海上安全情報を自動で伝達できる
   システム「GMDSS(世界海洋遭難安全システム)」が1999年2月
   1日より完全実施されたことで国際的な船舶安全通信もこちらに移行し、
   基本的にモールス通信は使われなくなりました。
    商船にはGMDSSが配備されたものの、遠洋漁業においては現在でも
   短波無線通信が重要な通信手段であるため、漁船ではモールス通信が一部
   存続しています。野戦通信のため、あるいはその他の通信手段が使えない
   場合の最終手段として、自衛隊では今でも訓練が行われています。その他、
   アマチュア無線の世界では、現在も愛好家たちがモールス通信を楽しんで
   います。時代遅れの通信手段というわけではなく、イマドキの若者が携帯
   電話でメッセージを高速に打ち込むより早いという例もあります(※6)。
    国際モールス符号の体系とは異なりますが、短点と長点との組み合わせ
   (※7)は比較的身近なところでも使われています。ワンマン運転でない
   鉄道において、運転士と車掌のやり取りは、乗務員室の車内ブザーや車内
   電鈴を用いて行われていることがあります。合図におけるブザーの意味や
   長短の組み合わせは鉄道事業者によってまちまちですが、「進出(出発)
   差し支えないか」「停止位置を直せ」などに応じた符号が決められており、
   例えば車掌が旅客用ドアを閉めたことを運転士に「トトツー」と知らせる
   というようなことが行われています。
    その他にも、モールス符号を意外なところで目にすることがあります。
   Googleが2012年のエイプリルフールに、日本語入力モールス版
   キーボードとその体験用ページを公開しました(※8)。また、謎解き、
   特に“脱出ゲーム”と呼ばれるような暗号解析を楽しむゲームなどの中で、
   “暗号”の一部としてモールス符号が時折用いられているようです。
  
   (※1)当メールマガジン第155号(2007年10月24日発行)の
       本欄「−・・・− −・−−・ −・・− ・−・・ ・・」も
       ご参照ください。
   (※2)1865年に設立された、現在の国際電気通信連合(ITU)の
       前身の一つ。ITUは世界最古の国際機関とされています。
   (※3)2004年5月3日、ITUによって国際モールス符号に新しい
       符号「@(単価記号)」を追加することが承認されました。唯一
       符号に変更があった例です。
   (※4)http://law.e-gov.go.jp/htmldata/S25/S25F30901000017.html
       http://www.tele.soumu.go.jp/horei/reiki_honbun/word/930000011.doc
   (※5)遭難符号「・・・−−−・・・」。詳細は上記第510号の注を
       ご参照ください。
   (※6)http://www.n5ui.com/morse-code.html (英語の動画あり)
   (※7)短点「・(トン)」と長点「−(ツー)」から、モールス符号を
       「トンツー」と呼ぶこともあります。正確な長さの割合からは、
       短音は「ト」に近いです。
   (※8)http://googlejapan.blogspot.jp/2012/04/google.html
       体験用ページのファイル名「-.-.html」もモールス符号由来です。
  
     執筆者:松浦匡 経営企画室
  
    「科学・技術よもやま話」のバックナンバー
    http://www2.jsf.or.jp/mailmaga/y_index.html
  
  
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  【3】    ★ 科 学 技 術 館 お す す め ★
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  ◆ 科学の本の紹介
  
    春の暖かい日差しの中、菜の花畑にひらひらと舞うといったイメージの、
   モンシロチョウをさがしてみたくなる1冊をご紹介しましょう
  
   ■ 『ぜんぶわかる!モンシロチョウ』<しぜんのひみつ写真館 2> ■
     新開孝著/蟻川謙太郎監修/ポプラ社/2014年5月
     2,000円+税
  
    モンシロチョウの観察は、小学校3年生の理科で登場します。生活科を
   経て社会科・理科という教科学習の最初の学習です。今まで出版されてい
   るモンシロチョウの本は、小学3年生が読むことを想定して絵本に近いも
   のが主流でした。その中で本書は、モンシロチョウの生態に迫った児童書
   としては、読みごたえのある本です。
    モンシロチョウの孵化(ふか)から、時を刻みながら成長する様子を写
   真に記しています。さらにQRコードを使い、本には未掲載の時々刻々を
   とらえた写真も閲覧できる工夫がされています。
    体のひみつでは、触覚・前あし・口・複眼・はねを解説し、複眼を構成
   する個眼の光センサーや鱗粉(りんぷん)がソケット状に並ぶ様子など、
   最新の研究成果についても触れています。
    モンシロチョウの飼育に必要な、幼虫の育ち方や飼育のページもあり、
   飼育しながら本書を広げ、体のつくりを確認するのも良いでしょう。どの
   写真も鮮明な拡大写真で、すべて新開孝さんの撮り下ろしです。いつもな
   がら対象物の息遣いまで聞こえてくるような作品です。
    1000万年前から日本に生存していたと考えられているモンシロチョ
   ウ。春とともに冬越しのサナギが孵(かえ)るのが今から待ち遠しい1冊
   です。
  
    執筆者:青木和子 科学読物研究会
  
    この本の表紙はこちらのURLをご参照ください。
    http://www.kagakuyomimono.com/hon/7musekitsui/zenbuwakarumonshiro/zenbuwakarumonshiro.html
  
    科学読物研究会ホームページ http://www.kagakuyomimono.com/
  
    「科学の本の紹介」のバックナンバー
    http://www2.jsf.or.jp/mailmaga/b_index.html
  
  
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  【4】    ★ 科 学 技 術 館 ニ ュ ー ス ★
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  ◆ お知らせ
  
   ■ 科学技術館開館50周年記念 2015年春休み特別展
      「ニッポンの産業技術50年 しくみとくふうと、まなぶ展」 ■
  
    より豊かな暮らしを求めて、人はたくさんの「しくみ」と「くふう」を
   見つけ出し、それを磨きながら、いつも新しいモノをつくってきました。
   科学や技術にはその「しくみ」や「くふう」がいっぱい詰まっています。
    春の特別展では、家電やクルマにスポットをあてて、科学や技術がモノ
   を生み出す「しくみ」や「くふう」をお見せいたします。どんな「しくみ」
   や「くふう」が隠れているのか見つけてみましょう。
  
    期  間:3月20日(金)〜4月7日(火)
    会  場:2階C室 イベントホール
    主  催:公益財団法人日本科学技術振興財団・科学技術館
    協  力:NTT技術史料館、シャープ株式会社、東京理科大学近代科
         学資料館、東芝未来科学館、東レ株式会社、東レ・カーボン
         マジック株式会社、富士重工業株式会社(五十音順)
    後  援:読売新聞社
       ※)この事業は競輪の補助で実施しています。
  
    詳細につきましては、特設サイトや当メールマガジンなどでお知らせい
    たします。みなさまのご来館をお待ちしております。
    https://industry50.jsf.or.jp/
  
   ■ 「ワクエコ・カーモデラー教室」のお知らせ(3/13日必着) ■
  
    市販されている自動車のデザインをつくるプロのカーモデラーと一緒に、
   クレイモデル造形に挑戦し、モデル造形を体験学習できる教室です。
    今回も、「おてがるコース」と「じっくりコース」の2コースに分けて
   開催します。参加希望の方は、往復はがきにてお申し込みください。
  
    開催日:3月27日(金)
    コース:
     【おてがるコース】10時〜12時
       用意された見本に従って粘土(クレイ)を削り、カーモデルをつ
      くります。低学年の方にお勧め。
     【じっくりコース】13時30分〜16時
       事前にイメージや設計図を準備してもらい、ゼロからクルマをつ
      くります。クレイモデル工作の流れを体験したい方にお勧め。
    会 場:4階D室「工作室」
    対 象:小学生・中学生
        (ただし、小学校1〜3年生は保護者の同伴が必要)
    定 員:各コース12名(申込多数の場合は抽選)
    参加費:無料(ただし、同伴者の方は入館料が必要です)
    申 込:往復ハガキ
    締 切:3月13日(金)必着
    主 催:日本カーモデラー協会、日本自動車工業会
  
    応募方法など、詳しくはこちらをご覧ください。
    http://www.jsf.or.jp/event/2015/03/327313.php
  
   ■ 日本IBM TryScience実験教室 ■
  
    「TryScience(トライサイエンス)実験教室」は、毎月1回
   日曜日に開催しています。2つ程度のプログラムを用意して実施します。
   何をするかは当日のお楽しみ。
  
    日 時:3月15日(日)13時〜16時
    会 場:4階D室 イベントホール
  
    詳しくは、こちらをご覧ください。
    http://www.jsf.or.jp/event/2015/03/315.php
  
   ■ 理研DAY:研究者と話そう ■
  
    理化学研究所の研究者と話せる「理研DAY:研究者と話そう」で、研
   究の話はもとより、趣味や好きな本、映画など色々な話をしてみませんか。
   みなさまのご来場をお待ちしています。
  
    日 時:3月15日(日)14時〜、15時30分〜(各回30分)
    会 場:4階B室「シンラドーム」
    定 員:各回62名(当日先着順)
    研究者:下薗哲さん(理化学研究所)
    テーマ:体の中のビタミンA地図を作る
  
    詳しくは、こちらをご覧ください。
    http://www.jsf.or.jp/event/2015/03/315day.php
  
   ■ 「ものづくりの部屋」スタッフブログ開始のお知らせ ■
  
    「ものづくりの部屋」スタッフブログをはじめました。ワークショップ
   のスケジュールなどは、ものづくりの部屋スタッフブログをご覧ください。
  
    「ものづくりの部屋」スタッフブログは、こちらをご覧ください。
    http://www.jsf.or.jp/exhibit/floor/2/2e/monozukuriblog/
  
   ■ 「青少年のための科学の祭典2015全国大会」
                       個人出展者募集のご案内 ■
  
    平成27年度の全国大会個人出展者の募集のお知らせを掲載しました。
   出展を希望される方は「青少年のための科学の祭典2015全国大会」
   個人出展者募集についてのページをご覧ください。
  
    出展1次調査票提出期限:3月23日(月)(必着)
  
    ※「青少年のための科学の祭典2015全国大会」
      開催期間:7月25日(土)、26日(日)を予定
      開催時間:9時30分〜16時30分
      会  場:科学技術館
  
    応募方法など詳しくは、こちらをご覧ください。
    http://www.kagakunosaiten.jp/
  
  ◆ 他館の紹介
  
   ■ 所沢航空発祥記念館 ■
  
   ☆特別展「宇宙世代のきみたちへ 空から宇宙へ―糸川英夫とはやぶさ―」
  
    特別展「空から宇宙へ ―糸川英夫とはやぶさ―」は、「日本のロケッ
   ト開発の父」と呼ばれる糸川英夫の生涯を軸に、彼が戦前に設計した飛行
   機や戦後に深く関わった日本のロケット開発などを紹介しています。
    その特別展が今春「宇宙世代のきみたちへ 空から宇宙へ―糸川英夫と
   はやぶさ―」としてバージョンアップして皆さまをお迎えいたします。
   ぜひ来館して体感してみてください。
  
    会 期:5月10日(日)まで
    費 用:大人510円、小・中学生100円
    内 容:春休み期間の3月20日(金)より、見る・知る展示を充実!
        次の3つの展示を追加いたします。
         1.糸川英夫とロケット博士になろう
         2.ホンモノのロケットの大きさを体感しよう
         3.「はやぶさ2」の開発から打ち上げまでの貴重な取材映
           像の上映
        ・ほか、ゴールデンウィーク期間中(5月2日〜6日)はスペ
         シャル企画が盛りたくさん! ご期待ください。
  
    詳しくは、こちらをご覧ください。
    http://tam-web.jsf.or.jp/contx/modules/myalbum5/viewcat.php?cid=1#191
  
   ■ 船の科学館 ■
  
   ☆造船所見学会参加者募集について
  
    普段見られない巨大船の建造の様子を見られる見学会です。
  
    日 時:3月27日(日)10時〜12時
    場 所:三井造船株式会社 千葉事業所
    定 員:40名(事前申込制、先着申込順)
    対 象:小学校4年生以上の小中学生とその保護者
        (保護者同伴でない場合は、要同意書)
    参加費:無料(ご自宅と集合・解散場所間の交通費はご負担ください)
    締 切:3月19日(木)
    主 催:公益社団法人日本船舶海洋工学会 海洋教育推進委員会
    協 力:三井造船株式会社 千葉事業所
  
    申込み方法や集合場所など、詳しくはこちらをご覧ください。
    http://www.funenokagakukan.or.jp/news/?p=1081
  
  
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             ★ 担 当 者 よ り ★
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   ■ 「海苔と紙」 ■
  
    皆さん、花粉症はいかがですか。私は2月末から突如花粉症となり、悩
   んでいます。毎日毎日、目をこすり鼻をかみ、大変な日々が続いています。
   鼻をかみながらティッシュペーパーをつくづく眺めていると、あることに
   気が付きました。紙の大きさと海苔(のり)の大きさが同じ?
    日本人は食生活に欠かせない海苔をいつごろから食べ始めているのか。
   海苔は海藻の一種ですから海に囲まれた日本人が昔から食べていたのは十
   分想像できることです。事実、701年制定の大宝律令に租庸調の調とし
   て税の一つに挙げられています。ただ、当時は海岸の岩に生えている海苔
   を乾かしたもので、岩のりの乾燥したようなものだったのでしょう。
    では、シート状の海苔はいつごろから食べられるようになったのか。そ
   れは、江戸時代からといわれています。少し話がややこしいですが、次の
   ような経緯です。
    17世紀終わりに将軍綱吉によって「生類憐みの令」が発布されました。
   その結果、浅草の漁師たちは魚を取ることができなくなり規制の緩かった
   大森に移動しました。生きた魚を売買してはいけなくなり、死んだ魚を売っ
   ていたのですが、冷蔵庫のない時代ですから鮮度は保てません。そこで、
   漁師たちは生簀(いけす)をつくって取った魚を活かしておき、注文に応
   じてお客様のところに収めるようになりました。この竹でできた生簀に海
   苔が自然につき採れるようになったわけです。
    大森には浅草紙をつくっていた職人たちも移ってきました。そして、あ
   る日彼ら紙職人の誰かが浅草紙をすく型枠を利用して紙をすく要領で海苔
   をすいたのです。その結果、紙と同じ大きさのシート状の海苔ができたと
   いわれています。現在の海苔も、21cm×19cmでティッシュペーパー
   の約20cm平方とほぼ同じ大きさです。
    それなら海苔で鼻をかむ? そんなことはしないでおいしくいただきま
   しょう。
  
                        (経営企画室 紙野憲三)
  
  
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     当館では、お得な割引回数券―科学技術館リピーターズチケット―を
     昨年12月からはじめました。詳しくは、こちらをご覧ください。
     http://www.jsf.or.jp/info/2014/12/_-_-.php
  
     当館では、実験・工作ができる会場のほか、イベントホール等の貸し
     出しを行っています。ご興味のある方は、こちらをご覧ください。
     http://www.jsf.or.jp/business/rental/
  
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     最後までお読みいただきありがとうございました。
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