科学技術館メールマガジン バックナンバー |
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━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ━━ ━━ ━ ◆ 科 学 技 術 館 メールマガジン ◇ 第537号 ◆ ━ ━━ ━━ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ >>>2015/7/8発行 こんにちは。科学技術館です。 当メールマガジンは毎週水曜日発行です。ご愛読よろしくお願いします。 昨日より「ひまわり8号」の正式運用が開始されました。従前の7号に比 べ、分解能が2倍になり、観測所要時間が30分から10分に短縮、また 観測種別が約3倍の16種類になり、白黒画像がカラー画像になるなど観 測機能が向上しています。天気予報の精度が向上するとよいですね。 * このメールマガジンは等幅フォントでご覧ください。 本号の配信数 10,872人。 ┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘ 今 号 の 目 次 ┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘ 【1】科学技術館最新情報 新着情報・・・理研DAY:研究者と話そう プラネタリウム特別番組「夏の星座ものがたり と天の川・太陽系の兄弟星」 今週のユニバース 【2】科学技術館ラボラトリー 科学・技術よもやま話・・・「これぞ、カミワザ!?」 【3】科学技術館おすすめ 科学の本の紹介・・・「発酵食品に関する本」 【4】科学技術館ニュース お知らせ・・・第4回「子どもたたら教室」のお知らせ 日本IBM TryScience実験教室 中外製薬presents 生物実験教室 青少年のための科学の祭典2015全国大会 他館の紹介・・・所沢航空発祥記念館、船の科学館 ☆7月の休館日は1日(水)、8日(水)、15日(水)です。 ┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 【1】 ★ 科 学 技 術 館 最 新 情 報 ★ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ◆ 新着情報 ■ 理研DAY:研究者と話そう ■ 理化学研究所の研究者と話せる「理研DAY:研究者と話そう」で、研 究の話はもとより、趣味や好きな本、映画など色々な話をしてみませんか。 みなさまのご来場をお待ちしています。 日 時:7月19日(日)14時〜、15時30分〜(各回30分) 会 場:4階B室「シンラドーム」 定 員:各回62名(当日先着順) 研究者:金鐘明さん(理化学研究所) テーマ:お酢が効く!〜日照りから身を守る植物の知恵〜 ■ プラネタリウム特別番組 「夏の星座ものがたりと天の川・太陽系の兄弟星」 ■ プラネタリウムのライブ投影を特別番組としてお送りします。 夏空には天の川や、土星や流れ星など、夜空を見上げるだけでわくわく するイベントがたくさんあります。天の川?土星?なんのお話になるかは、 皆さんと相談して決めます。また、今年冥王星に到達した探査機「ニュー ホライズン」からは、驚くような冥王星の画像が送られてきています。投 影の中で、冥王星の最新情報もお届けします! なお、本イベント開催のため、当日の「シンラドーム」ドーム投影番組 は休止いたします。 日 時:7月28日(火)、29日(水)、8月3日(月)、4日(火) 10時30分〜、13時30分〜、15時〜(各回30分) テーマ:夏の星座ものがたりと天の川・太陽系の兄弟星 会 場:4階B室「シンラドーム」 参加費:入館料のみでご覧いただけます。 定 員:各回62名 受 付:当日、開館時間より会場にて参加者本人に整理券配布 詳しくは、こちらをご覧ください。 http://www.jsf.or.jp/info/2015/07/post_851.php ■ 今週のユニバース ■ 土曜午後の科学ライブショー「ユニバース」では、4階シンラドームの スクリーンに全天周のシミュレーション映像を投影し、地球から太陽系、 恒星の世界、銀河の世界、そして宇宙全体のお話をお伝えします。 「ゲストコーナー」では、「アルマ望遠鏡がとらえたアインシュタイン・ リング」としてお話しいただく予定です。 日 時:7月11日(土)14時〜、15時30分〜(各回40分) 会 場:4階B室「シンラドーム」 定 員:各回62名(当日先着順) 案内役:亀谷和久さん(東京理科大学) ゲスト:田村陽一さん(東京大学) 詳しくは、こちらをご覧ください。 http://www.jsf.or.jp/exhibit/floor/4/4b/#entry-5279 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 【2】 ★ 科 学 技 術 館 ラ ボ ラ ト リ ー ★ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ◆ 科学・技術よもやま話 ■ これぞ、カミワザ!? ■ 今週から7月に入り、暑さが増してきました。いよいよ「夏が来た!」 といった雰囲気があります。夏の楽しみといえば、学生の皆さんは何とい っても「夏休み」ですね。私も学生の頃は、夏休みが始まる日を指折り数 えて待っていました。そして楽しい夏休みと必ずセットでやってくるのは、 盛り沢山な宿題です。私は数ある宿題の中でも、特に「自由研究」や「自 由工作」が苦手で、毎年苦戦をした覚えがあります。皆さんの中にも今か ら今年のテーマはどうしようかと悩んでいる方もいるのではないでしょう か。 そこで、時間のたっぷりある夏休みだからこそ試していただける、もし かしたら自由研究のテーマになるかもしれない工作を紹介したいと思いま す。この工作に必要な材料は、(1)コピー用紙、(2)のり、両面テー プ等の接着できるもの、(3)気合と根気、(4)時間……だけです。特 に(3)と(4)が重要です。 まず、工作を始める前に簡単な実験をしてみましょう。コピー用紙を 5cm×13cmに切り取り、丸めてのりづけをした「円柱」をつくりま す。紙をまっすぐに切り出すこと、ずれないように接着することが大事で す。次に下が平らな場所で、できあがった円柱の上に、平らな板を静かに 置いてみます。すると、厚さわずか0.1mm程しかないコピー用紙でで きた円柱の上に、板が載ることに驚くはずです! そればかりか、その板 の上に重りを載せても、つぶれずに支えることができるのです。私が試し たところ、うまくつくるとこのサイズの円柱で、水の入った1.5リット ルのペットボトルも載せることができました。「こんなに薄い紙なのに、 何て力持ちなんだろう!」と感動すら覚えます。そして、この実験を終え た後に、皆さんはきっと、「もっと重いものを載せてみたい! 載せられ ないだろうか。」と思うはずです。それなら、1.5リットルのペットボ トルよりも重いもの……自分を支えられるものをつくりましょう! 支える円柱の数を増やせば、載せられる重りの重さも増えるはずです。 ただ、円を集めてつなげてみると必ず隙間ができてしまうので(画像1)、 なるべく円に近い形で隙間なく敷き詰められる多角形である「六角形」を 使ってみましょう(画像2)。同じサイズの六角柱をつくって実験してみ ると、1kgの重りを支えることができました(写真1)。あとは自分の 体重の個数+α(上に乗せる板の重さと、多少の誤差を考えて余裕を持っ て多めに。体重はサバを読んではいけません。)の数の六角柱を、ひたす ら切り貼りしていきます。できあがったものの上に同じくらいの大きさの 板を置き、台などを支えにして体を浮かせ、両足で同時にゆっくりと乗っ てみてください。(※)きっと紙で自分を支えることができるはずです! 耐久性は無いので、楽しくなって乗りすぎると学校に提出する前に壊れま すので注意してください。 六角柱を集めてつくったものは、上から見ると蜂の巣のような形になっ ていると思います。これは「ハニカム構造」といって強いカタチであるそ うです。組み合わせや構造を工夫をすれば、紙のような弱い材料でも頑丈 なものがつくれるのですね(写真2・写真3)。自然の中や、建築物など いろいろな所でハニカム構造が使われているようですので、調べてみてく ださい。より重いものを載せるための工夫や、六角柱のサイズやつなげる 個数を変えてみたり、三角柱など他の形との比較などを加えれば、なかな か面白そうな自由研究のテーマになると思いませんか。 以前私は実験ショーで使うために、このペーパーハニカム構造(120 個分)を数日間かけてつくりました。夏休みの間なら、六角柱を1日たっ た5個だけつくってつなげてみても150個以上はつくれるはずです。ま とまった時間がとれる時にこそぜひチャレンジしていただきたい工作です。 単純な工作ですが、つくり終えたときの達成感と紙で自分を支えることに 成功した感動は、きっと素晴らしいものになるはずです! 簡単な型紙を つくってみたので、よかったら試しに1個つくってみてください。ちなみ に科学技術館3階の片隅に、こっそりと私の制作した工作が展示されてい ます。その中にペーパーハニカムの一部が展示されていますので、科学技 術館へご来館の際にご覧いただけると嬉しいです。 画像と写真はこちら http://www2.jsf.or.jp/mailmaga/537/537-1.pdf 型紙はこちら http://www2.jsf.or.jp/mailmaga/537/537-2.pdf ※)経験上、片足ずつですと、壊れやすいです。また急に乗ったり、勢 いをつけて乗ってもやはり壊れやすいので両足でゆっくり乗ってみ てください。 執筆者:名波友貴 経営企画・総務室 「科学・技術よもやま話」のバックナンバー http://www2.jsf.or.jp/mailmaga/y_index.html ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 【3】 ★ 科 学 技 術 館 お す す め ★ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ◆ 科学の本の紹介 今月は、発酵食品に関する本を紹介しています。 第2回のテーマは、発酵食品の代表格である「納豆」です。納豆好きな 人もそうでない人にも読んで欲しい本です。 ■ 『なっとうくん西へいく』 ■ 三輪一雄作・絵/PHP研究所/2008年12月 1,200円+税 7月10日は、語呂合わせで「納豆の日」だそうです。 納豆は「体によい」というイメージと、「くさい」「ネバネバしている」 というマイナスのイメージが混在している食品ですね。地域によっても好 き嫌いが大きく分かれる食品だといわれています。 今回ご紹介する『なっとうくん西へいく』は、2011年8月に紹介し ました『石の中のうずまきアンモナイト』(福音館書店)や『のんびりオ ウムガイとせっかちアンモナイト』(偕成社)の作者である大阪出身の三 輪一雄さんの実体験から生まれた納豆のお話です。 表紙のイラストには、通天閣が見える街並みに、鼻をおさえ、眉を逆八 の字にして嫌がる人々が、「なっとうくん」を取り囲んでいます。「なっ とうくん」の目からは今にも涙がこぼれ落ちそうです。この表紙を見ただ けで前途多難な「なっとうくん」の行く末を案じずにはいられません。 とくに関西の人は、あの独特なにおいが苦手なようで、学校で、家庭の 食卓で、東北や関東の旅先の朝食で納豆が登場するとその拒否反応はただ ごとではありません。果たして、なっとうくんはどうなってしまうのでし ょうか。作者の納豆への愛情がたくさんつまった壮大な結末をご堪能くだ さい。 表紙の裏側の「なっとうまめちしき」やあとがきも必見です。 執筆者:澤本早苗 科学読物研究会 この本の表紙はこちらのURLをご参照ください。 http://www.kagakuyomimono.com/hon/13shakai/nattoukun/nattoukun.html 科学読物研究会ホームページ http://www.kagakuyomimono.com/ 「科学の本の紹介」のバックナンバー http://www2.jsf.or.jp/mailmaga/b_index.html ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 【4】 ★ 科 学 技 術 館 ニ ュ ー ス ★ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ◆ お知らせ ■ 第4回「子どもたたら教室」(7/10消印有効)のお知らせ ■ 小学4年生から高校生までの児童・生徒およびその保護者を対象に、今 年7月から来年1月までの期間、砂鉄採り、製鐵所見学、炭焼き体験、た たら操業、鍛冶体験などを一貫して体験する教室を開催します。 応募締切が7月10日(金)消印有効に変更されました。 日 程:7月19日(日)から来年1月9日(土)までのうち9日間 対 象:小学4年生から高校生(および小中学生はその保護者) ※全てのプログラムに参加できる方 定 員:子ども40名 参加費:1,000円(※交通費や食事代、宿泊費等は各自ご負担) 締 切:7月10日(金)消印有効に変更されました。 応 募:往復はがきにて 問合先:特定非営利活動法人ものづくり教育たたら 事務局(石井) 電話:03−3545−0118 主 催:特定非営利活動法人ものづくり教育たたら 助 成:子どもゆめ基金 後 援:新日鐵住金株式会社・黒崎播磨株式会社 協 力:(公財)日本科学技術振興財団 申込み方法など、詳しくはこちらをご覧ください。 http://www.tatara.or.jp/images/data/kodomo.pdf ■ 日本IBM TryScience実験教室 ■ 「TryScience(トライサイエンス)実験教室」は、毎月1回 日曜日に開催しています。2つ程度のプログラムを用意して実施します。 何をするかは当日のお楽しみ。今月は第1日曜日です。 日時:7月12日(日)13時〜16時 会場:4階D室 イベントホール ■ 中外製薬presents 生物実験教室(中学生向け) 「光る生物 〜発光の仕組みと医療、産業への応用〜」 ■ このたび科学技術館では、中外製薬株式会社の協力を得て、昨年に引き 続き、生物実験教室を開催いたします。 ホタルやオワンクラゲを使った実験や観察を通じて、生物の発光のしく みについて学びます。さらに遺伝子組み換え技術を利用した医療分野での 応用、カイコを使った紫外線で光る絹糸などの事例を紹介します。 参加ご希望の方は往復ハガキにてご応募ください。 開催日時:8月1日(土)14時〜16時 会 場:6階G棟「実験工房」 協 力:NPO法人くらしとバイオプラザ21 参 加 費:入館料のみで参加できます。 参加対象:中学生全学年 応募定員:24名 応募方法:往復はがきにて 応募締切:7月20日(月・祝)※当日消印有効 申込方法など、詳しくはこちらをご覧ください。 http://www.jsf.or.jp/event/2015/08/81presents_720.php ■ 青少年のための科学の祭典2015全国大会 ■ 今年も「青少年のための科学の祭典」の全国大会を開催します。実験・ 工作や不思議なショーをいろいろ体感できます。ぜひ、いらしてください。 今回は、読売新聞社主催の第58回日本学生科学賞中央最終審査会に出 場した学校の内、6校(中学4校、高校2校)の優秀な研究内容を本大会 に出展・発表していただけることになりました。素晴らしい研究内容だけ でなく、研究のまとめ方やプレゼンの仕方なども参考にしてみませんか。 開催日時:7月25日(土)〜7月26日(日) 9時30分〜16時30分 会 場:当館1階催事場 参 加 費:無料 詳しくは、こちらをご覧ください。 http://www.kagakunosaiten.jp/ ◆ 他館の紹介 ■ 所沢航空発祥記念館 ■ ☆夏の特別展「星に導かれて〜天文航法の歴史〜」 古代から1960年代にかけての船・飛行機の航行において、星の高さ を測定して自分の位置を知る目的で行われていた「天文航法」を紹介し、 星と人間・飛行機の関係を明らかにします。 実物の航空機用六分儀をのぞいてみたり、直径1mのドームで見るひと りプラネタリウムの体験や、小中学生向けのワークシートにチャレンジし て、夏休みの自由研究にしてみては。 開催期間:7月18日(土)〜8月30日(日) 費 用:展示館入館料(大人510円、小・中学生100円) 展示構成:・自分はどこにいるの?星の高さから自分の位置がわかるの? ・星の高さを測ってみよう ・六分儀をのぞいてみよう ・星を見て自分の位置を知る方法の歴史を知ろう 主な展示資料: ・天測に使用した六分儀等の道具類 ・戦時中に使用した計算尺、航法計算盤、 「航空天測」(参考書) ・戦後、旅客機の航法士が機上で使用した道具類 ・戦時中に、勤労動員の女学生が「高度方位暦」を作成し たこと、海軍航空隊の偵察員がそれを用いて天文航法を 行っていたことのパネル紹介。 関連イベント: 8月23日(日)には関連イベントとして「ギャラリートーク」や 「公開講座」を実施します。 詳しくは、こちらをご覧ください。 http://www.tamevent.com/ http://www2.jsf.or.jp/mailmaga/536/536.pdf ☆大型映像作品「戦場に輝くベガ―約束の星を見上げて―」 戦時中の天文航法をテーマに、海軍陸上爆撃機「銀河」の偵察員と航法 に必要な高度方位暦をつくる女学生を描いた物語「戦場に輝くベガ―約束 の星を見上げて―」を特別上映します。 日 時:7月18日(土)〜8月30日(日) 会 場:大型映像館 上映時間:11時20分〜(約26分) 定 員:各日200名様(先着順) 参加方法:上映開始時間の10分前より入場開始 料 金:無料 ※本作品は、2014年に山梨県立科学館が制作した同名の プラネタリウム番組を大型映像作品にしたもので、史実を 元にして創作した物語映像です。 詳しくは、こちらをご覧ください。 http://tam-web.jsf.or.jp/contx/modules/myalbum3/viewcat.php?cid=1#88 http://www.tamevent.com/#!vega/cpzi ■ 船の科学館 ■ ☆第3回「海と船のおはなし会 〜 絵本の読み聞かせ & ミニ・ギャラリートーク 〜」 琉球の島で飢饉(ききん)の年に拾われ「太良(たらあ)」と名づけら れた赤子は雲を突くような大男に成長するが、ちっとも働かず寝てばかり。 そんなあるとき、台風で島は大きな被害を受けた。けれども、年貢を差し 出せと、お役人の船がやってきた。すると、太良は…… 日 時:7月20日(月・祝)14時30分〜(30分程度) 会 場:船の科学館 別館展示場内 読む本:「ふなひき太良(たらあ)」 儀間比呂志 作・絵 お は な し 隊:船の科学館ボランティア Salty Friends(ソルティ・フレンズ) ミニ・ギャラリートーク:船の科学館学芸課 ※今回はミニ・ギャラリートークの中で、当館が所蔵する「さわれる船 の模型」体験会もおこないます。おはなしの舞台となった時代に活躍 していた和船(弁才船、打瀬船など)の模型をみて、さわってみませ んか? 詳しくは、こちらをご覧ください。 http://www.funenokagakukan.or.jp/announce/?p=359 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ★ 担 当 者 よ り ★ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■ たがために ■ みなさん、7月7日の七夕はいかがおすごしでしたか? 流れ星に願い ごとをかけたよ! という人、曇って星が見えなかったよ〜という人、地 域によってさまざまでしょうか。街中にもいたるところに笹や短冊が置か れ、たくさんの人たちの願いごとを目にする機会がありました。「お金持 ちになりたい!」も結構ですが、「家族が健康でありますように」なんて、 自分以外の誰かの幸せを願う短冊を見ると、心がほっこりしますね。 さて、過去の話になりますが、当科学技術館の1階展示・イベントホー ルでは今年の3月に第73回全日本学生児童発明くふう展が開催され、展 示会場には、子どもたちが自分で創意、製作した158点の発明品が展示 されました。小・中学生とは思えない難しい仕組みや、あっと驚く工夫が 凝らされていることにも感銘を受けましたが、さらに心を打たれたのはそ の創作意欲でした。 発明品の前にはそれをつくろうと思った理由が掲示されていたのですが、 足の不自由なおばあちゃんのため、小さな妹と一緒に顕微鏡をみるため、 お母さんの家事を助けるためなど、身近な誰かのために生まれた発明品が とても多かったのです。難しい仕組みをつくり上げるだけでも大変なこと なのに、まだ10数年しか生きていない子どもたちが自分以外の誰かのた めに思考を重ねて、立派な発明品を完成させるなんて! こんな子どもた ちがいるなら日本の将来は安泰だなぁ……と、「はじめてのおつかい」が 始まると1分で号泣してしまう私は、子どもたちの愛情の形に囲まれなが ら感涙にむせぶのを耐えるのでした。「誰かのために」という思いやりの 気持ちが、科学技術発展のための大きなエンジンになるのかもしれません ね。 ちなみに、発明くふう展に興味をもたれた児童生徒さん、親御さんはぜ ひ「少年少女発明クラブ」で検索してみてくださいね! (みうら) −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 当館では、お得な割引回数券―科学技術館リピーターズチケット―を 昨年12月からはじめました。詳しくは、こちらをご覧ください。 http://www.jsf.or.jp/info/2014/12/_-_-.php 当館では、実験・工作ができる会場のほか、イベントホール等の貸し 出しを行っています。ご興味のある方は、こちらをご覧ください。 http://www.jsf.or.jp/business/rental/ −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 最後までお読みいただきありがとうございました。 皆様のご来館をお待ちしております。 ※科学技術館メールマガジンに関するお問い合わせやご意見、ご感想は こちらのURLからお願いします。 http://www3.jsf.or.jp/mlmaster/ 科学技術館ホームページ>>> http://www.jsf.or.jp −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 配信解除・配信先変更、バックナンバーについては、こちらのホーム ページからお願いします。 https://www3.jsf.or.jp/mailmaga/menu.asp ┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘ ┘ ┘ ┘ 発行者:科学技術館メールマガジン係 ┘ ┘ 〒102-0091 東京都千代田区北の丸公園2番1号 ┘ ┘ ┘ ┘ ※ このメールマガジンの回覧・転送は自由です。内容の引用・転 ┘ ┘ 載の際には、「科学技術館 メールマガジン 第何号の***の ┘ ┘ 記事」と注釈をいれてください。 ┘ ┘ なお、メールマガジンで参照しているWebサイトのすべての画 ┘ ┘ 像・記事については、著作権法に定める例外を除き、著作権者の ┘ ┘ 許可なく使用・転載することはできません。 ┘ ┘ ┘ ┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘ |
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