科学技術館メールマガジン バックナンバー |
---|
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ━━ ━━ ━ ◆ 科 学 技 術 館 メールマガジン ◇ 第546号 ◆ ━ ━━ ━━ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ >>>2015/9/9発行 こんにちは。科学技術館です。 当メールマガジンは毎週水曜日発行です。ご愛読よろしくお願いします。 明日の明け方、晴れていれば東の空に金星と火星と月が見られるかもしれ ませんが、台風の影響で難しそうですね。12日には地平線に近いところ に木星も顔を出すようですので、障害物がなく、天気がよければ3つの惑 星と月が見られるかもしれませんね。 * このメールマガジンは等幅フォントでご覧ください。 本号の配信数 10,885人。 ┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘ 今 号 の 目 次 ┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘ 【1】科学技術館最新情報 新着情報・・・秋のプラネタリウム特別投影 日本のうま味をアートしよう 「ものづくりの部屋」ワークショップスケジュール 今週のユニバース 【2】科学技術館ラボラトリー 科学・技術よもやま話・・・「データから見えるもの」 【3】科学技術館おすすめ 科学の本の紹介・・・「月の本」 【4】科学技術館ニュース お知らせ・・・さわる!ふれる! 化粧×科学×ダンスの 大実験ワークショップ 実験ショースケジュールの改定のお知らせ 理研DAY:研究者と話そう 他館の紹介・・・所沢航空発祥記念館、船の科学館 ☆9月の休館日は、2日(水)、9日(水)、16日(水)、 24日(木)、30日(水)です。※23日(水)は開館いたします。 ┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 【1】 ★ 科 学 技 術 館 最 新 情 報 ★ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ◆ 新着情報 ■ 秋のプラネタリウム特別投影「秋の星座ものがたりとお月見」 ■ プラネタリウムのライブ投影を特別番組としてお送りします。 9月27日(日)は中秋の名月・お月見です。都心でも十分に楽しむこ とができる月について、お月見の文化や月の名所などを紹介いたします。 また秋の星座や土星などの話題にもふれます。秋の夜長に読んでみたい 星座神話をご紹介いたします。 なお、本イベント開催のため、当日の「シンラドーム」ドーム投影番組 は休止いたします。 日 時:9月21日(月・祝) 10時30分〜、13時30分〜、15時〜(各回30分) テーマ:秋の星座ものがたりとお月見 会 場:4階B室「シンラドーム」 参加費:入館料のみでご覧いただけます。 定 員:各回62名 受 付:当日、開館時間より会場にて参加者本人に整理券配布 詳しくは、こちらをご覧ください。 http://www.jsf.or.jp/event/2015/09/post_43.php ■ 日本のうま味をアートしよう ■ 当館の味覚教室プログラムにて「だし、うまみ」について学んだ後、美 味しい「うま味」を感じたままに絵に描いてみましょう。制作後、みんな で鑑賞会を行います。 日 時:9月27日(日)11時30分〜14時 会 場:4階D室 工作室(イベントホール奥) 主 催:林檎の会、科学技術館 参加対象:どなたでもご参加いただけます 定 員:30名 参加費用:1,000円(別途、入館料は必要です) 参加方法:当日10時より4階エスカレータ降り口横にて整理券を販売 詳しくは、こちらをご覧ください。 http://www.jsf.or.jp/event/2015/09/927.php ■ 「ものづくりの部屋」ワークショップスケジュール ■ 2階E室「ものづくりの部屋」の9月7日(月)からのワークショップ スケジュールを掲載しました。 スケジュールなど、詳しくはこちらをご覧ください。 http://www.jsf.or.jp/exhibit/floor/2/2e/monozukuriblog/ ■ 今週のユニバース ■ 土曜午後の科学ライブショー「ユニバース」では、4階シンラドームの スクリーンに全天周のシミュレーション映像を投影し、地球から太陽系、 恒星の世界、銀河の世界、そして宇宙全体のお話をお伝えします。 日 時:9月12日(土)14時〜、15時30分〜(各回40分) 会 場:4階B室「シンラドーム」 定 員:各回62名(当日先着順) 案内役:野本知理さん(千葉大学) ゲスト:片岡龍峰さん(国立極地研究所) 東野珠実さん(笙演奏家) 詳しくは、こちらをご覧ください。 http://universe.chimons.org/jsf/ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 【2】 ★ 科 学 技 術 館 ラ ボ ラ ト リ ー ★ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ◆ 科学・技術よもやま話 ■ データから見えるもの ■ 9月に入ったこの時期にメールマガジンの当コーナーの執筆をしたこと が、過去に数回あり、その年の夏を振り返りました。今回も執筆にあたり 振り返ると、「今年の夏も暑かったな〜」という感想が出てきます。 気象庁では毎月1日または最初の平日に、その前の月の天候に関しての 報道発表があります。また3か月ごとには「夏(6〜8月)の天候」とい うような季節ごとの報道発表もあり、9月1日にはその両方が発表されま した。このような気象庁の発表では、その期間の平均気温、降水量、日照 時間などを扱う際に「低い(少ない)」「平年並み」「高い(多い)」と いうような階級が使われますが、今回その内容を見ると「東日本の平均気 温は平年並みだった」とあります。7月末から8月上旬に猛暑日(最高気 温が35℃を超える日)が1週間以上続きましたが、8月下旬になると曇 りがちな天気になり、日照時間が減り気温も下がったためです。 「平均」は「平(たい)らに均(なら)す」ため、相殺されて数値の振 れ幅がわからなくなることがありますが、今回の発表も「気温が高い時期 と低い時期があった東日本」と書いてあり、具体的な数値は、気象庁のホ ームページの中の「過去の気象データ・ダウンロード」(※1)などで調 べることもできます。 さて、曇りがちな天気は9月に入ってからも続き、地域によっては急な 強い雨や突風も発生しています。ほんの少し未来のこのような現象を知り たいときには、「高解像度降水ナウキャスト」(※2)を利用するとよい でしょう。気象庁の解像度が向上したドップラーレーダーの観測データ、 国土交通省や地方自治体の雨量データや本メルマガ485号でも紹介しま した国土交通省Xバンドレーダ(XRAIN)のデータなども活用し予測 しています。地図上に河川や鉄道・道路を表示することもでき、スマート フォンでの利用にも適しています。 また東京管区気象台の知り合いの方に、「東京都版気象庁HPデータリ ンク集」(※3)というものを教えていただきました。こちらを見ると、 知りたい情報がどのページで得られるかがわかります。 上記のようなインターネットのページから得られる情報やデータを加工・ 解析することで、何か発見があるかもしれません。来館者の方に実験をご 覧いただいている私が言うのも何ですが、実験をするだけが自由研究では ないと思います。これで来年の自由研究が見えた方もいるかもしれません ね。 ※1 http://www.data.jma.go.jp/gmd/risk/obsdl/index.php ※2 http://www.jma.go.jp/jp/highresorad/ ※3 http://www.jma-net.go.jp/tokyo/fukyu/datalink.html 執筆者:荻野亮一 科学技術館運営部 学芸員、気象予報士、防災士 「科学・技術よもやま話」のバックナンバー http://www2.jsf.or.jp/mailmaga/y_index.html ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 【3】 ★ 科 学 技 術 館 お す す め ★ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ◆ 科学の本の紹介 今月のテーマは、「月の本」です。 ■ 『月の満ちかけ絵本』 ■ 大枝史郎文・佐藤みき絵/あすなろ書房/2012年9月/ 1,200円+税 毎日、月を見ていておもしろいのは、毎日少しずつ形が変わっていくと ころではないでしょうか。それでは、月はなぜ満ちかけをするのでしょう か。そのことについても、この本は教えてくれます。 まず、この本では形が変わっていく時、見える月の名前を知ることがで きます。満月、三日月などはよく聞く名前だと思いますが、それだけでは なく、見える形によってさまざまな名前があります。私たちが半月と呼ぶ 月も、右と左どちらが見えているかによって名前が変わります。その他に も、立待月、居待月、寝待月など昔の人がつけた月の名前はどれも素敵で す。一つ一つの名前の由来も本を読むとわかります。 この本でわかることの2つ目は、どのような順番で月が変わっていくの かです。月が見えない新月と呼ばれる時から、月が少しずつ見えるように なり、月の形が変わっていきます。それぞれの形についての説明やその月 の形に関わる話がくわしく載っています。例えば、満月のところでは、お 盆のことについて書いてあり、満月の形に関わることが色々とわかり、と ても楽しくなってきます。 この本を読んでいくと、今日の月の形はなんだろうと気になり、月を眺 めたくなります。月を見る前、見た後どちらでも開いて月の形を確かめた くなる、この本はそんな本なのです。 執筆者:林田真治 科学読物研究会 この本の表紙はこちらのURLをご参照ください。 http://www.kagakuyomimono.com/hon/3chikyuu/tsukinomichikakeehon/tsukinomichikakeehon.html 科学読物研究会ホームページ http://www.kagakuyomimono.com/ 「科学の本の紹介」のバックナンバー http://www2.jsf.or.jp/mailmaga/b_index.html ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 【4】 ★ 科 学 技 術 館 ニ ュ ー ス ★ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ◆ お知らせ ■ さわる!ふれる! 化粧×科学×ダンスの大実験ワークショップ ■ 化粧品を通じて人々を幸せにする会社・資生堂と、最先端の科学技術に 触れる場所・科学技術館、そして暮らしのすべてをダンスにしてしまうパ フォーマンスユニット・flep funce!がリンクして、刺激的な ワークショップをおこないます。 日 時:9月22日(火・祝)、23日(水・祝) 11時〜、14時〜(各回60分) 会 場:科学技術館5階 FOREST 定 員:各回30名 応募方法:電子メールにて 応募締切:9月15日(火) 応募方法など、詳しくはこちらをご覧ください。 http://www.jsf.or.jp/event/2015/09/92223.php ■ 実験ショースケジュール改定のお知らせ ■ 2015年9月1日より、実験ショースケジュールを改定いたします。 皆さまのご参加をお待ちしております。 詳しくは、こちらをご覧ください。 http://www.jsf.or.jp/info/2015/08/91.php ■ 理研DAY:研究者と話そう ■ 理化学研究所の研究者と話せる「理研DAY:研究者と話そう」で、研 究の話はもとより、趣味や好きな本、映画など色々な話をしてみませんか。 皆さまのご来場をお待ちしています。 日 時:9月20日(日)14時〜、15時30分〜(各回30分) 会 場:4階B室「シンラドーム」 定 員:各回62名(当日先着順) 研究者:田中拓男さん(理化学研究所) テーマ:光の限界、光の展開 詳しくは、こちらをご覧ください。 http://www.jsf.or.jp/event/2015/09/920day.php ◆ 他館の紹介 ■ 所沢航空発祥記念館 ■ ☆「折り紙ヒコーキ工作教室」のお知らせ よく飛ぶ「折り紙ヒコーキ」を製作します。 日 時:9月20日(日)13時30分〜14時30分 受 付:13時〜(先着40名) 会 場:記念館1階研修室 教材費:50円 詳しくは、こちらをご覧ください。 http://tam-web.jsf.or.jp/contx/modules/myalbum0/viewcat.php?cid=1#207 ■ 船の科学館 ■ ☆海と船のコンサート「SOYA FES」開催のお知らせ “宗谷”船上で、船の科学館 × 声楽家 秋本悠希 × ファッションブ ランド VALENTIJN VANMEIR のコラボイベントとして海 と船のコンサート「SOYA FES」を開催いたします。 秋の夕暮れ時に、南極観測船“宗谷”船上において、海や船をテーマに した楽曲と、海をテーマにした衣装を通して、普段とは違った角度から海 について親しみをもっていただければと思います。 日 時:9月23日(水・祝)17時30分〜18時30分 会 場:初代南極観測船“宗谷”船尾甲板(雨天時は本館1階ロビー) 費 用:無料(ただし、別途「宗谷運営維持協力金」へご協力ください) ※船の甲板上ですので、防寒対策をしてお越しください。 詳しくは、こちらをご覧ください。 http://www.funenokagakukan.or.jp/announce/?p=402 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ★ 担 当 者 よ り ★ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■ 子ども記者たち ■ 夏休みは連日賑わっていた館内も、新学期がはじまったことで平日はす こし落ち着き、北の丸公園の木々には赤い実がつきはじめ、秋の訪れを肌 で感じる今日このごろです。 この夏の2大イベント「くらしの技術⇔50年『大・展望展』」と「科 学捜査展#SEASON2」も8月末、盛況のうちに無事、幕をおろしま した。来場された皆さん、楽しんでいただけましたか? 「大・展望展」の冒険クエストで全問正解しガッツポーズをする男の子、 「科学捜査展」の捜査体験で「挑戦は5回目だよ」とニッコリ笑う女の子 ――館内で出会った子どもたちの探究心とバイタリティには、いろんな場 面で感心させられどおしでした。 なかでも感心したもののひとつが、「大・展望展」の体験教室「科学技 術館こども新聞社」で子ども記者たちが挑んだ新聞づくりでした。参加者 が記者となり、特別展の会場を取材して自分だけの新聞を発行する、とい う活動ですが、できあがった新聞のクオリティは、どれも目を見張るほど すばらしいものでした。 子ども記者たちは、午前はプロの記者からレクチャーを受けた後、現場 でメモをとり写真を撮って取材活動、午後は原稿用紙とにらめっこしなが ら記事をまとめる作業に没頭。1日がかりの、とても根気を要する作業で したが、誰ひとり途中で投げ出すことなく、真剣に取り組む姿は頼もしい かぎりでした。 おもしろいことに、同じ現場を取材したにもかかわらず、個々の新聞の “切り口”はどれもまったく違っていました。「暮らし 過去から未来へ」 「ゲーム感覚で楽しく遊べる」「通信技術 変化丸わかり」――大見出し の文言も、まさに十人十色です。 着眼点は違うけれども、どれもまぎれもなく現場の事実を切り取った記 事であり、記者の視点の数だけ新しい発見があることを、はからずもこの 教室で教えられたのでした。 皆さんは、この夏、科学技術館やいろんな場所で、どんな発見をしまし たか? (経営企画・総務室 永井紀衣) −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 当館では、お得な割引回数券―科学技術館リピーターズチケット―を 昨年12月からはじめました。詳しくは、こちらをご覧ください。 http://www.jsf.or.jp/info/2014/12/_-_-.php 当館では、実験・工作ができる会場のほか、イベントホール等の貸し 出しを行っています。ご興味のある方は、こちらをご覧ください。 http://www.jsf.or.jp/business/rental/ −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 最後までお読みいただきありがとうございました。 皆様のご来館をお待ちしております。 ※科学技術館メールマガジンに関するお問い合わせやご意見、ご感想は こちらのURLからお願いします。 http://www3.jsf.or.jp/mlmaster/ 科学技術館ホームページ>>> http://www.jsf.or.jp −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 配信解除・配信先変更、バックナンバーについては、こちらのホーム ページからお願いします。 https://www3.jsf.or.jp/mailmaga/menu.asp ┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘ ┘ ┘ ┘ 発行者:科学技術館メールマガジン係 ┘ ┘ 〒102-0091 東京都千代田区北の丸公園2番1号 ┘ ┘ ┘ ┘ ※ このメールマガジンの回覧・転送は自由です。内容の引用・転 ┘ ┘ 載の際には、「科学技術館 メールマガジン 第何号の***の ┘ ┘ 記事」と注釈をいれてください。 ┘ ┘ なお、メールマガジンで参照しているWebサイトのすべての画 ┘ ┘ 像・記事については、著作権法に定める例外を除き、著作権者の ┘ ┘ 許可なく使用・転載することはできません。 ┘ ┘ ┘ ┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘ |
操作メニューへ |
メールマガジンに関するお問い合わせは、下記までご連絡ください。 科学技術館メールマガジン問い合わせ窓口:http://www3.jsf.or.jp/mlmaster/ |
Copyright (C)2004 Science Museum, Tokyo, ALL RIGHTS RESERVED |