科学技術館メールマガジン バックナンバー


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  ━  ◆ 科 学 技 術 館 メールマガジン ◇ 第548号 ◆  ━
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                             >>>2015/9/30発行
  
   こんにちは。科学技術館です。
  
   当メールマガジンは毎週水曜日発行です。ご愛読よろしくお願いします。
   先週の雨で、九段下界隈のイチョウの実がそこそこ落ち、おそらく人やク
   ルマが踏んだのでしょう、潰されているものを多く見かけるようになりま
   した。明日から10月。どんな衣替えになりますやら。
  
   * このメールマガジンは等幅フォントでご覧ください。
  
   本号の配信数 10,893人。
  
  
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   【1】科学技術館最新情報
       新着情報・・・日本IBM TryScience実験教室
              理研DAY:研究者と話そう
              今週のユニバース
  
   【2】科学技術館ラボラトリー
       科学・技術よもやま話・・・「からだの中の圧力を測る」
  
   【3】科学技術館おすすめ
       科学の本の紹介・・・「月の本」
  
   【4】科学技術館ニュース
       他館の紹介・・・所沢航空発祥記念館、国立ハンセン病資料館、
               船の科学館
       イベント情報・・・KEKウィンター・サイエンスキャンプ2015
                サイエンスアゴラ2015(10周年記念)
                理化学研究所科学講演会2015
  
    ☆10月の休館日は毎週水曜日です。
  
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  【1】    ★ 科 学 技 術 館 最 新 情 報 ★
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  ◆ 新着情報
  
   ■ 日本IBM TryScience実験教室 ■
  
    「TryScience(トライサイエンス)実験教室」は、毎月1回
   日曜日に開催しています。2つ程度のプログラムを用意して実施します。
   何をするかは当日のお楽しみ。
  
    日時:10月11日(日)13時〜16時
    会場:4階D室 イベントホール
  
    http://www.jsf.or.jp/event/2015/10/1011.php
  
   ■ 理研DAY:研究者と話そう ■
  
    理化学研究所の研究者と話せる「理研DAY:研究者と話そう」で、研
   究の話はもとより、趣味や好きな本、映画など色々な話をしてみませんか。
   皆さまのご来場をお待ちしています。
    なお、11月は第4日曜日の22日(日)に開催予定です。
  
    日 時:10月18日(日)14時〜、15時30分〜(各回30分)
    会 場:4階B室「シンラドーム」
    定 員:各回62名(当日先着順)
    研究者:山田陽一さん(理化学研究所)
    テーマ:モノ作りの化学
  
    詳しくは、こちらをご覧ください。
    http://www.jsf.or.jp/event/2015/10/1018day.php
  
   ■ 今週のユニバース ■
  
    土曜午後の科学ライブショー「ユニバース」では、4階シンラドームの
   スクリーンに全天周のシミュレーション映像を投影し、地球から太陽系、
   恒星の世界、銀河の世界、そして宇宙全体のお話をお伝えします。
    「ゲストコーナー」では、「『やわらかなもの』が作る美しい形」とし
   てお話しいただく予定です。
  
    日 時:10月3日(土)14時〜、15時30分〜(各回40分)
    会 場:4階B室「シンラドーム」
    定 員:各回62名(当日先着順)
    案内役:野本知理さん(千葉大学)
    ゲスト:菱田真史さん(筑波大学)
  
    詳しくは、こちらをご覧ください。
    http://universe.chimons.org/jsf/
  
  
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  【2】   ★ 科 学 技 術 館 ラ ボ ラ ト リ ー ★
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  ◆ 科学・技術よもやま話
  
   ■ からだの中の圧力を測る ■
  
    今月も天気予報では台風情報が報じられていますが、その台風の強さは
   最大風速で分類されます。そしてその風は気圧の差から生まれ、高気圧か
   ら低気圧に向かって吹くのですが、実際の風は地球の自転の影響等があり、
   それほど単純ではありません。
    さて、台風情報では中心気圧という大気の圧力の指標がでてきますが、
   体の中にもいろいろな圧力が働いています。細胞の浸透圧や眼の眼圧など
   がありますが、一番メジャーなのは血圧でしょうか。
    かつて病院などの医療機関でしか測定できなかった血圧が、家庭でも測
   れるようになってきて随分と経ち、多くの機器が存在します。多くは腕
   (上腕)にカフと呼ばれる腕帯を巻いて測定する方式で、カフを腕に巻い
   て動脈を圧迫し、血液の流れを止めます。その後圧力を弱めていき、血液
   が流れ始めます。動脈を流れる血液は心臓の拍動に合わせて振動します。
   この振動を圧力センサーでとらえて測定する方法がオシロメトリック法と
   いわれるもので、家庭で普及しているのはほとんどこのタイプになります。
   一方、心臓の拍動に合わせたドクンドクンという音(コロトコフ音)をマ
   イクロホンで検知して測定するのがコロトコフ法といわれるものです。聴
   診器でコロトコフ音を聞き取りながら水銀血圧計で測定していた時の名残
   のようです。位置や雑音に影響されるマイクロホンよりは測定誤差が少な
   く構造がシンプルなオシロメトリック法の方が家庭用として多く使われる
   ようになったようです。
    ところで、厚生労働省は「日本人の食事摂取基準」(2015年版)を
   公表(※)し、日本人のナトリウム(食塩相当量)の目標量を18歳以上
   の男性1日あたり8.0g未満、同じく18歳以上の女性1日あたり7.0g
   未満に減らし、新たに6〜17歳における目標量を設定しました。塩分を
   過剰に摂取するとナトリウム濃度を下げるため、水分を必要とします。そ
   の結果血液量が増え血管を押し広げるため血圧が上がってしまうというわ
   けです。そして、血圧が慢性的に正常値よりも高い状態(高血圧)になっ
   てしまうと、血管に常に負担がかかるため、血管の内壁が傷ついたり、柔
   軟性がなくなって固くなったりして、動脈硬化を起こしやすくなります。
    食事が美味しい季節ですが、食べ過ぎや栄養バランス、食塩の摂取量な
   どには注意しましょう。
  
    ※日本人の食事摂取基準
     http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/syokuji_kijyun.html
     「ナトリウム」についてはこちら
     http://www.mhlw.go.jp/file/05-Shingikai-10901000-Kenkoukyoku-Soumuka/0000067135.pdf
  
     執筆者:高原章仁 経営企画・総務室
  
    「科学・技術よもやま話」のバックナンバー
    http://www2.jsf.or.jp/mailmaga/y_index.html
  
  
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  【3】    ★ 科 学 技 術 館 お す す め ★
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  ◆ 科学の本の紹介
  
    今月のテーマは、「月の本」です。
  
    ■ 『月と太陽ってどんな星? もっとも身近で不思議な星を科学しよう』
                 <子供の科学★サイエンスブックス> ■
      縣秀彦/誠文堂新光社/2013年1月/2,200円+税
  
    この本の、はじめにの所に著者の方の願いが2つ書かれています。1つ
   はこの本を読むことをきっかけとして、自分で月や太陽を調べてほしい、
   2つめは将来宇宙人と交信する時代になったら、地球と月と太陽について
   宇宙人にくわしく語れるようになってほしい。この2つの願いを我々読者
   が達成できるように、太陽と月のことがきれいな写真と共にくわしく説明
   されています。
    この本は4つの章でつくられています。第1章は太陽と月を知ろう、第
   2章は太陽ってどんな星?、第3章は月ってどんな星?、第4章は日食と
   月食についてです。今回の紹介は月を中心としていますので、第3章にど
   のようなことが載っているのかもう少しくわしくご紹介します。
    第3章では、まず月が宇宙のしくみを知る上で大きな手助けをしてくれ
   たことが書かれています。月は、夜道を照らすだけでなく、さまざまな研
   究に役立てられていることに驚きます。
    その次は、月の形に関わることが書かれていて、そして、見かけの大き
   さ、月の軌道と地球の軌道、月の出る時間のこと、昼間の月のこと、中秋
   の名月のこと、昔のこよみ(月で決められていた)のこと、潮の満ち引き
   のこと、月の表面についてのことと続いていきます。月は自分たちの身近
   にありながら、こんなにも知らないことが多いのかと感じさせてくれる本
   だと私は思います。
  
    執筆者:林田真治 科学読物研究会
  
    この本の表紙はこちらのURLをご参照ください。
    http://www.kagakuyomimono.com/hon/3chikyuu/tsukitotaiyou/tsukitotaiyou.html
  
    科学読物研究会ホームページ http://www.kagakuyomimono.com/
  
    「科学の本の紹介」のバックナンバー
    http://www2.jsf.or.jp/mailmaga/b_index.html
  
  
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  【4】    ★ 科 学 技 術 館 ニ ュ ー ス ★
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  ◆ 他館の紹介
  
   ■ 所沢航空発祥記念館 ■
  
   ☆10月の休館日のお知らせ
  
    10月12日(月・祝)は休まず開館し、翌13日(火)は休館いたし
   ます。これ以外の週は月曜日に休館いたします。
  
    詳しくは、こちらをご覧ください。
    http://tam-web.jsf.or.jp/contx/modules/myalbum2/viewcat.php?cid=1#479
  
   ☆大型映像館上映作品
    「コズミックフロント マッハの壁を超えろ!宇宙の扉を開いたX計画」
  
    “マッハの壁”を乗り越え超音速飛行を実現するために始動したのが、
   アメリカ宇宙開発の原点となった極秘プロジェクト:X計画。困難を乗り
   越えて超音速飛行を達成したX計画は次に前人未踏の有人宇宙飛行を目指
   しますが、そこにはさらに険しい壁がそびえていました。
    次々と現れる壁に男たちはどう立ち向かったのか、その勇気と知恵を貴
   重な映像と証言でたどってゆきます。
  
    期 間:10月1日(木)〜12月27日(日)
    時 間:10時20分〜、12時40分〜、14時20分〜、16時〜
        上映時間約41分(本作品はブルーレイでの上映になります)
    会 場:大型映像館
    入館料:大人620円、小・中学生260円
  
    詳しくは、こちらをご覧ください。
    http://tam-web.jsf.or.jp/contx/modules/myalbum3/viewcat.php?cid=1#91
  
   ■ 国立ハンセン病資料館 ■
  
   ☆2015年度秋季企画展「私立ハンセン病療養所
     待労院(たいろういん)の歩み ―創立から閉院までの115年―」
  
    熊本市島崎の一角に、115年にわたり存続した、カトリック系の私立
   ハンセン病療養所がありました。2013年1月、入所者の減少により静
   かに幕を閉じた待労院(※)です。
    当資料館ではこれまで主として国公立のハンセン病療養所に焦点を当て
   てきましたが、この度の待労院の閉鎖を機に、その創立から閉院までの歩
   みを展示いたします。
    国公立療養所とは異なる形成過程とそこでの療養生活の一面をご覧いた
   だき、ハンセン病療養所の歴史への理解をより深めていただければと考え
   ています。また、共同生活を送る「聖母ヶ丘」の始まりとなった待労院と
   いう存在を通して、近代以降の日本における宗教と社会事業との関わりに
   ついてお考えいただくきっかけともなれば幸いです。
  
    会  期:10月3日(土)〜12月26日(土)
    開館時間:9時30分〜16時30分(入館は16時まで)
    会  場:国立ハンセン病資料館 企画展示室
         東京都東村山市青葉町4−1−13
         http://www.hansen-dis.jp/09guide/09guide.html
    休 館 日:月曜および「国民の祝日」の翌日。年末年始。館内整理日。
         ただし、月曜が祝日の場合は開館。
         http://www.hansen-dis.jp/09guide/calender2015.html#201510
    入 館 料:無料
  
    ※1901年、熊本県本妙寺にほど近い琵琶崎の丘に、ハンセン病患者
     の療養施設として待労院は建設されました。やがて、この地には親を
     失った子どもや路傍に棄てられた高齢者などの困窮する人びとも集ま
     り、修道女たちとともに信仰に基づく共同生活を送る「聖母ヶ丘」が
     形成されました。待労院はその中で、名称や機能を変えながら、ハン
     セン病患者・回復者の生活の場であり続けた施設です。
  
    詳しくはこちらをご覧ください。
    http://www.hansen-dis.jp/07exhibition/07exhibition.html
  
   ■ 船の科学館 ■
  
   ☆「カヌー操船体験教室」のお知らせ
  
    カヌーの操船体験を通して、船の浮力や復元力、操船の基礎を楽しく学
   べる教室です。ご参加をお待ちしています。
  
    日 時:10月11日(日)13時〜(受付は12時45分〜)
    会 場:船の科学館体験教室プール
    定 員:各回14名(全4回、先着順)
    費 用:無料
    その他:・天候や主催者の都合により予告なく中止する場合があります。
        ・水に濡れても良い服装でお越しください。また、落水などに
         備えて、着替えをご持参ください。
  
    詳しくは、こちらをご覧ください。
    http://www.funenokagakukan.or.jp/announce/?p=398
  
  ◆ イベント情報
  
   ■ KEKウィンター・サイエンスキャンプ2015
                        参加者募集のお知らせ ■
  
    高エネルギー加速器研究機構(KEK)は、高校生および高等専門学校
   生を対象とした3泊4日合宿形式の研究体験プログラムの参加者を募集中
   です。
    参加者は、全国から集まる科学好きな仲間とともに、最前線で活躍する
   研究者から直接指導を受けながら実験や解析を行い、発表するという研究
   プロセスを体験します。また、研究施設の見学や研究者による講義、交流
   会なども行います。興味のある高校生の応募をお待ちしております。
  
    実施期間:12月21日(月)〜24日(木)
    実施場所:高エネルギー加速器研究機構(KEK)つくばキャンパス
         茨城県つくば市大穂1−1
    応募締切:11月13日(金)郵送必着
    定  員:24名
    参 加 費:2,000円
         ・プログラム期間中の宿舎や食事は主催者が用意します。参
          加費は交流会費用等に充当します。
         ・現地集合、現地解散です。
          (自宅と会場間の往復交通費は自己負担となります)
    主  催:大学共同利用機関法人高エネルギー加速器研究機構
    後  援:国立研究開発法人科学技術振興機構
    問合せ先:KEKウィンター・サイエンスキャンプ事務局
         029−864−5113
  
    参加申込方法など詳細は、Webサイトを参照ください。
    http://www2.kek.jp/kwsc/
  
   ■ サイエンスアゴラ2015(10周年記念) ■
  
    科学技術振興機構(JST)は多様な科学コミュニティと連携し、サイ
   エンスアゴラ2015(10周年記念)を開催いたします。
    サイエンスアゴラは、子ども向けの理科実験、トップ科学者との対話、
   市民参加の科学討論など、誰もが参加でき、科学と社会の関係を深める日
   本最大級の科学フォーラムです。
    今年からビジョンを「つくろう、科学とともにある社会」として掲げ、
   初日の13日(金)には開幕ほか各種セッション、14日(土)、15日
   (日)には、最先端研究の展示や各種ワークショップなど、多彩な企画を
   実施しますので、ぜひご参加ください。
  
    会 期:11月13日(金)〜15日(日)
    時 間:10時〜17時(15日は16時30分まで。一部例外あり)
    会 場:東京・お台場地区(日本科学未来館ほか)
    費 用:無料(一部、実費徴収あり)
    主 催:国立研究開発法人科学技術振興機構(JST)
       ※10月1日(木)から事前受付を行います。事前受付の上、来
        場された皆様には、粗品をご用意しております(数に限りあり)。
  
    ★一般来場者向けお問い合わせ窓口
     サイエンスアゴラ2015運営事務局
      TEL:0120-815015
      ※10月25日まで 平日(月曜〜金曜日)の10時〜17時
       10月26日以降 土曜・日曜・祝日も同時間にて対応
  
    プログラムなど、詳しくはこちらをご覧ください。
    http://www.jst.go.jp/csc/scienceagora/program
  
   ■ 理化学研究所科学講演会2015「理研百年へ −科学の力−」 ■
  
    科学技術館5階FORESTに展示出展している国立研究開発法人理化
   学研究所(理研)の科学講演会のお知らせです。
    第37回を迎える今年は「理研百年へ −科学の力−」と題し、水を主
   原料とするプラスチック代替材料「アクアマテリアル」の開発、がんに立
   ち向かう免疫の仕組み、世界最短波長を誇るX線自由電子レーザー施設
   「SACLA」の技術開発の3題をご紹介いたします。
    最先端の科学に触れてみませんか?
  
    日  時:11月15日(日)14時〜17時05分
    会  場:丸ビルホール(JR東京駅丸の内南口徒歩1分)
         東京都千代田区丸の内2−4−1 丸ビル7階
    参加方法:事前登録が必要
  
    申込み方法など、詳しくはこちらのURLをご参照ください。
    http://www.riken.jp/pr/events/events/20151115/
  
    過去に開催された「科学講演会」の様子はこちらをご覧ください。
    2014年度 http://www.riken.jp/pr/blog/2014/141208_1/
    2013年度 http://www.riken.jp/pr/blog/2013/131025_1/
  
    ※理化学研究所(理研)は、物理学、工学、化学、計算科学、生物学、
     医科学などに及ぶ広い分野で研究を進めている日本で唯一の自然科学
     の総合研究所です。毎年、理研の研究活動を紹介する科学講演会を開
     催しています。
    理化学研究所のホームページ http://www.riken.jp/
  
  
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             ★ 担 当 者 よ り ★
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   ■ 目白台徒然 その2 ■
  
    雑司ヶ谷「鬼子母神堂」。キシボジンドウではなく正式にはキシモジン
   ドウというそうですが、私の住んでいる文京区目白台から歩いて20分ほ
   どのところにあります。
    自宅から目白通りに出てJR目白駅の方に歩いていくと、すぐに目白台
   運動公園(時たまここでテニスを楽しんでいます)が見えます。その隣が、
   今太閤で有名だった某故総理大臣の自宅ですが、いつも門が閉まっていま
   すので中の様子を見たことがありません。その屋敷に隣接して日本女子大
   学の施設が続きます。さらに10分ほど歩いて右側に見える鬼子母神面参
   道入り口に入り、そのまままっすぐ進んで都電荒川線を越えると右側に上
   に鬼子母神(看板の時には鬼の上の点がありません)と書いた入口が現れ
   ます。ここまで来ると、それまでの道路とは雰囲気ががらっと変わって、
   時代はまさしく昭和となり、昭和半ば生まれの私は落ち着きます。大きな
   ケヤキ並木を百メートルほど歩くと左手に鬼子母神堂が現れます。このお
   堂の由来や歴史はインターネットでも簡単に調べられますので省略します
   が、鬼の字がついていますのでおどろおどろしいところかと思われるかも
   しれませんが、住宅街にぽつんと建つ全く普通のお寺です。古くて大きな
   大イチョウもあり、17世紀半ばの建立を思わせる佇(たたず)まいです。
   両手を合わせた石の鬼子母神像にお参りしましたが、菩薩像(ぼさつぞう)
   などと比べてお顔が少しいかつい感じがします。何となくゲゲゲの鬼太郎
   に出てくる砂かけ婆を思い出しました(失礼)。
    このお堂から200メートルほど東に行くと、「大鳥神社」があります。
   実は私は堺市鳳(おおとり)の出身でそこにある大鳥大社は私の氏神です。
   鬼子母神堂まで散歩に来て偶然そこに大鳥神社があるのを発見しました。
   全国に大鳥神社があるのは知っていましたが、こんな近くにあるのを知っ
   て大変驚きました。早速調べてみますと、東京には目黒区にも大鳥神社が
   ありました。堺市にある大鳥大社は日本武尊(ヤマトタケルノミコト)を
   祀る神社で、10世紀初めの延喜式神名帳に記載されている式内社の1つ
   であり、全国の大鳥神社の総本山です。
    目白台に住んで3年になりますが、休日の散歩でいろいろと新しい発見
   ができるたびにささやかな喜びを感じる今日この頃です。
  
                              (茨木童子)
  
  
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     当館では、お得な割引回数券―科学技術館リピーターズチケット―を
     昨年12月からはじめました。詳しくは、こちらをご覧ください。
     http://www.jsf.or.jp/info/2014/12/_-_-.php
  
     当館では、実験・工作ができる会場のほか、イベントホール等の貸し
     出しを行っています。ご興味のある方は、こちらをご覧ください。
     http://www.jsf.or.jp/business/rental/
  
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     最後までお読みいただきありがとうございました。
     皆様のご来館をお待ちしております。
  
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  ┘ 発行者:科学技術館メールマガジン係               ┘
  ┘    〒102-0091 東京都千代田区北の丸公園2番1号       ┘
  ┘                                 ┘
  ┘ ※ このメールマガジンの回覧・転送は自由です。内容の引用・転  ┘
  ┘  載の際には、「科学技術館 メールマガジン 第何号の***の  ┘
  ┘  記事」と注釈をいれてください。                ┘
  ┘  なお、メールマガジンで参照しているWebサイトのすべての画  ┘
  ┘  像・記事については、著作権法に定める例外を除き、著作権者の  ┘
  ┘  許可なく使用・転載することはできません。           ┘
  ┘                                 ┘
  ┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘



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