科学技術館メールマガジン バックナンバー


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  ━  ◆ 科 学 技 術 館 メールマガジン ◇ 第551号 ◆  ━
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                             >>>2015/10/21発行
  
   こんにちは。科学技術館です。
  
   当メールマガジンは毎週水曜日発行です。ご愛読よろしくお願いします。
   当館のホームページにも掲載されていますが、開館以来の入館者の累計が
   あともう少しで3,000万人を達成いたします。あなたが3,000万
   人目になるかも。
  
   * このメールマガジンは等幅フォントでご覧ください。
  
   本号の配信数 10,885人。
  
  
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   【1】科学技術館最新情報
       新着情報・・・科学技術館の入館者数がまもなく
                          累計3,000万人に
              科学技術館開館50周年・
               日本科学技術振興財団設立55周年
                            記念シンポジウム
              宇宙パラシュート教室
              2015年度第2回
                  教員のための理科実験スキルアップ講座
              科学技術館CanSatプロジェクト
                            キックオフ講演会
              今週のユニバース
  
   【2】科学技術館ラボラトリー
       科学・技術よもやま話・・・「ニュートリノ振動の発見」
       自然と友だち・・・「秋深まりゆく信濃路」
  
   【3】科学技術館おすすめ
       科学の本の紹介・・・「伝統を引き継ぐ人々」
  
   【4】科学技術館ニュース
       お知らせ・・・リンクテーブル〜未来の化粧はどうなると思う?〜
       他館の紹介・・・所沢航空発祥記念館
  
    ☆10月は毎週水曜日が休館日です。11月は毎日開館します。
  
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  【1】    ★ 科 学 技 術 館 最 新 情 報 ★
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  ◆ 新着情報
  
   ■ 科学技術館の入館者数がまもなく累計3,000万人に ■
  
    科学技術館は、まもなく3,000万人の来館者を迎えようとしていま
   す。
    もしかしたら、あなたがその3,000万人目にあたるかもしれません。
    ぜひ今週もご来館ください。
  
   ■ 科学技術館開館50周年・日本科学技術振興財団設立55周年
                          記念シンポジウム ■
    『先進的「知」のネットワーク形成
             〜日本の未来のために必要な人材育成に向けて〜』
  
    日本科学技術振興財団・科学技術館では、昨年・今年の2年間にわたり
   科学技術館開館50周年記念事業(標語:NEXT50)を展開していま
   す。本シンポジウムは、2年間の記念事業のしめくくりとして、今後、科
   学技術館を含む全国の科学館が産官学と連携し科学技術の振興と理解増進
   をいかに進めていくか様々な視点で議論を交わし、具体的な方向性につな
   げたいと考えています。
  
    日 時:12月4日(金)13時30分〜17時30分
    会 場:サイエンスホール(地下)
    対 象:一般、学生
    定 員:400名(定員になり次第、締め切らせていただきます)
    参加費:無料(なお、交流会は有料)
    主 催:公益財団法人日本科学技術振興財団・科学技術館
  
    参加申込みなど詳しくは、こちらをご覧ください。
    http://www2.jsf.or.jp/5055sympo/index.html
  
   ■ 宇宙パラシュート教室 ■
  
    当館では、「宇宙を撮りたい風船で。〜世界一小さい僕の宇宙開発〜」
   の著者である岩谷圭介さんを講師に迎えて、「宇宙パラシュート教室」を
   開催します。
    この教室の目的は宇宙パラシュートをつくることではありません。パラ
   シュート制作を通して、考えたり工夫したり失敗することを体験して、問
   題を乗り越えてもらう体験です。
  
    日  時:11月1日(日)13時30分〜15時
    会  場:4階I室「実験スタジアム」実験スタジアムL
    対  象:小学生以上(ただし、小学校1〜3年生は保護者の同伴が必要)
    定  員:30名(申込多数の場合は抽選)
    参 加 費:2,000円(書籍、材料費含む)
         ※当選者の方のみ、科学技術館入館料は無料です。
    申込方法:往復はがきにて
    締  切:10月23日(金)必着
  
    申込方法など、詳しくはこちらをご覧ください。
    http://www.jsf.or.jp/event/2015/11/11120151023.php
  
   ■ 2015年度第2回教員のための理科実験スキルアップ講座 ■
  
    理科を教える教員の理科指導力の向上を目指した講座です。本講座では、
   科学の祭典全国大会の実行委員の先生方が講師役を務めます。授業や社会
   教育活動でも役立つ実践的な理科実験の講習会ですので、奮ってご参加く
   ださいますようご応募をお待ちしております。
  
    開催日時:生物分野 11月22日(日)10時30分〜12時15分
         化学分野 11月22日(日)13時30分〜15時15分
         地学分野 11月23日(祝)10時30分〜12時15分
         物理分野 11月23日(祝)13時30分〜15時15分
    会  場:6階「実験工房」
    対  象:・小学校や中学校で理科を担当している教師の方で、理科実
          験の指導力アップを目指している方や、実験結果を理論的
          に正しく理解したい方
         ・科学教室の講師を目指している方で、実験指導の極意を勉
          強したい方
         ・教員を目指している学生の方など
    募集人数:各分野20名程度(申込順)
    参 加 費:1分野1,000円(消耗品代、保険代など)
         ※同一日の2つの分野に参加する場合、2分野で1,500円
          とします。
    申込方法:電子メールまたはFAX
    申込締切:11月18日(水)必着
    主  催:「青少年のための科学の祭典」全国大会実行委員会
         (公財)日本科学技術振興財団
    問合せ先:(公財)日本科学技術振興財団 科学の祭典事務局
         電話:03−3212−8447
  
         ※本事業は公益財団法人東京応化科学技術振興財団の
          科学教育の普及・啓発助成を受けております。
  
    申込方法など詳しくは、こちらをご覧ください。
    http://www.kagakunosaiten.jp/index.php
  
   ■ 「科学技術館CanSatプロジェクト」キックオフ講演会 ■
  
    科学技術館では米国ボーイング社より助成を受けて「世界の将来を担う
   べき優れた科学者・エンジニア」を育成する事業を実施します。
    プログラミングやデバイスについて学びながら“CanSat”と呼ば
   れる小型模擬人工衛星の製作を2年近くかけて目指す中高生向け教育プロ
   グラムです。そして、2017年9月にアメリカで行われる予定の大会
   “ARLISS”で打ち上げられる“CanSat”に、参加者自身が基
   礎から作成したプログラムを組み込むことを目指します。
    まずは、科学技術館CanSatプロジェクトがどんなものなのかを説
   明するキックオフ講演会にご参加ください。
  
    日 時:11月22日(日)13時30分〜15時
    会 場:2階E室「ものづくりの部屋」
    定 員:20名
    対 象:中学校2年生〜高校2年生(2015年12月時点)
    締 切:11月15日(日)
  
    キックオフ講演会の参加方法など、詳しくはこちらをご覧ください。
    http://www.jsf.or.jp/exhibit/floor/2/2e/cansatblog/#a3
  
    科学技術館CanSatプロジェクトについては、こちらをご覧ください。
    http://www.jsf.or.jp/exhibit/floor/2/2e/cansatblog/
  
   ■ 今週のユニバース ■
  
    土曜午後の科学ライブショー「ユニバース」では、4階シンラドームの
   スクリーンに全天周のシミュレーション映像を投影し、地球から太陽系、
   恒星の世界、銀河の世界、そして宇宙全体のお話をお伝えします。
    また、アメリカ合衆国のヤーキス天文台とインターネットで繋ぎ、アメ
   リカで見えている星空の様子や天文台で撮影した天体写真を送ってもらう
   「ライブ天体観測」コーナーを予定しています。日本の昼過ぎにアメリカ
   の夜空をお楽しみください。
  
    日 時:10月24日(土)14時〜、15時30分〜(各回40分)
    会 場:4階B室「シンラドーム」
    定 員:各回62名(当日先着順)
    案内役:大朝由美子さん(埼玉大学)
    ゲスト:久保勇樹さん(情報通信研究機構)
  
    詳しくは、こちらをご覧ください。
    http://universe.chimons.org/jsf/
  
  
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  【2】   ★ 科 学 技 術 館 ラ ボ ラ ト リ ー ★
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  ◆ 科学・技術よもやま話
  
   ■ ニュートリノ振動の発見 ■
  
    おはようございます、こんにちは、こんばんは。
    梶田さんのノーベル物理学賞受賞から、はや2週間が過ぎました。思わ
   ず興奮気味に2週間前にメルマガ原稿を勢いで書いてしまった「ゆるゆる
   素粒子カフェ〜」のマスターの中の人です。(=ω=;
    前回のメルマガの記事では詳しい解説を書かなかったのですが、今回は
   頑張って解説をしてみたいと思います。
  
    今回梶田隆章教授らが受賞した理由は、「ニュートリノ振動の発見」と
   いうものです。ニュートリノ振動??、ニュートリノってなぁに?、振動
   ってぷるぷるしてるの?と思った方がたくさんいるかと思います。
    それでは、まずニュートリノの解説をします。ニュートリノはすごく小
   さい粒々である素粒子の一種です。素粒子の中でもニュートリノは物をす
   りぬけるのがとても得意で、宇宙のかなたから飛んできたとしても地球を
   丸々通りぬけて明後日の方向に行ってしまう、そんな小さい粒々です。と
   はいえ弘法も筆の誤りということわざがあるように、たまには物にぶつか
   ってしまう事があるんです。ニュートリノ振動の発見をした観測装置「ス
   ーパーカミオカンデ」は、まさにニュートリノが水とぶつかる瞬間、何が
   起こるのかを調べる装置なのです。
    さらに面白いのが、さすがのニュートリノも物にぶつかると驚いてしま
   うのか、ぶつかった衝撃で何か別の素粒子になってしまう事があるんです。
   そのパターンが3種類あるので、ニュートリノは3種類、なんて新聞に書
   かれていたりしたわけです。このぶつかったときに何の素粒子になるのか
   というパターンは、そのニュートリノが誕生した時から未来永劫変わらな
   い、というのが当時の研究者たちの主だった考え方だったのですが、梶田
   さんたちは、それが時間とともに、まるで気分屋の様に変わる事を発見し
   たのです。しかも気分屋らしく、別のタイプになる事もあれば、また誕生
   時のパターンに戻ったりと、変身パターンは行ったり来たり。この様子を
   グラフに描いてみると、ぶるぶるしてみえたので、この現象は「ニュート
   リノ振動」と呼ばれる様になったのです。
    そして、ニュートリノは、この気分屋の性質が大切。人間の性格って周
   りにいる人たちにも大きく影響されますよね。それと同じように、素粒子
   の性質も他の素粒子の影響を受ける事がままあります。そして、今見つか
   っている素粒子だけでは、ニュートリノに気分屋の性質を与えられる性質
   をもったものはいないのです。逆に考えれば、梶田さんたちはニュートリ
   ノを通して、発見が困難な新種の素粒子の存在の痕跡を発見したとも言え
   ます。梶田さんたちの発見は、ニュートリノの新しい性質を見つけた事だ
   けではなく、まだ見ぬ素粒子の痕跡を見つけたという意味で、二重の意味
   で重要な発見だったんですね。
    また、ニュートリノの気分屋の性質はアインシュタインの夢であった
   「大統一仮説」の研究を推し進める可能性も秘めていて、実際ニュートリ
   ノ振動の発見以来、この分野の研究が活発化しました。このように、この
   発見が今後の素粒子研究の大きな道しるべを示した、というのが今回の大
   きな受賞につながったのです。
  
    執筆者:泉田賢一
        ミュージアムクルー 科学技術館展示解説/実験演示スタッフ
  
    「科学・技術よもやま話」のバックナンバー
    http://www2.jsf.or.jp/mailmaga/y_index.html
  
  ◆ 自然と友だち
  
   ■ 秋深まりゆく信濃路 ■
  
    日ごとに秋の深まりゆく信濃路、ふと目にした身近な自然の中の花や虫
   たちの態様を、カメラで拾い“写真日記”としています。今月も、その一
   部をご紹介します。
  
    「秋深まりゆく信濃路」の写真
    http://www2.jsf.or.jp/mailmaga/photo/tatsuno_15
  
    執筆者:加納巌
  
    「自然と友だち」のバックナンバー
    http://www2.jsf.or.jp/mailmaga/photo/t_index.html
  
    ハンドブック「散歩のおとも〜北の丸公園の自然〜」好評発売中!
    郵送をご希望の方は、こちらから
    http://www2.jsf.or.jp/mailmaga/otomo/otomo.htm
  
  
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  【3】    ★ 科 学 技 術 館 お す す め ★
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  ◆ 科学の本の紹介
  
    今月のテーマは、「伝統を引き継ぐ人々」です。
  
   ■ 『桜守のはなし』 ■
     佐野藤右衛門著/講談社/2012年3月/1,500円+税
  
    佐野藤右衛門さんは、植木職人として京都・仁和寺御室御所に仕える
   “佐野藤右衛門”の十六代目。京都はもとより、日本全国の名桜の保存に
   つとめる「桜守」です。日本中を飛び回り、傷ついた桜の手当てをしてい
   ます。
    この本は、写真絵本で、京都弁で書かれています。表紙に写る笑顔の藤
   右衛門さんが、実際に話してくれているような気がしました。「桜は守り
   をしないといけない木なんです。手いれではあきません。」この言葉が、
   桜守の全てを語っていると思います。毎朝の桜畑の見回り。春は新種さが
   し。夏は、病害虫の注意や種まき。冬は、植え替え、植樹。花の季節以外
   にたくさんの守りが必要なのです。
    二条城と平安神宮には、八重紅枝垂という同じ種類が育っていますが、
   違う種類のように見えます。育つ環境により、親が同じでも、違ってくる
   そうです。それぞれの桜の個性を理解し、守っているのです。接ぎ木を成
   功させるため、接ぎ穂を金沢の兼六園から京都まで、口にくわえて運んだ
   りもしました。数々のエピソードは、苦労というより、子育てする親の愛
   情のようです。
    読むと、来年の花見が変わってくると思います。私も、桜の時期に京都
   や、日本中の桜の銘木に会いに行きたくなりました。
    漢字にふり仮名があり、小学校低学年から読めると思います。
  
    執筆者:吉長聡子 科学読物研究会
  
    この本の表紙はこちらのURLをご参照ください。
    http://www.kagakuyomimono.com/hon/11gijutsu/sakuramori/sakuramori.html
  
    科学読物研究会ホームページ http://www.kagakuyomimono.com/
  
    「科学の本の紹介」のバックナンバー
    http://www2.jsf.or.jp/mailmaga/b_index.html
  
  
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  【4】    ★ 科 学 技 術 館 ニ ュ ー ス ★
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  ◆ お知らせ
  
   ■ 出張ワークショップ
    「リンクテーブル〜未来の化粧はどうなると思う?〜」参加者募集 ■
  
    科学技術館出張ワークショップ「リンクテーブル」を資生堂「LINK
   OF LIFE さわる。ふれる。美の大実験室展」の中で行います。
    「未来の化粧」について、参加者同士で話し合うワークショップです。
  
    日 時:10月24日(土)14時〜15時
    会 場:資生堂銀座ビル 2階
         東京都中央区銀座7−5−5
         http://www.shiseidogroup.jp/link/#access
        ※実施場所は科学技術館ではありません。ご注意ください。
    対 象:小学校3年生以上
        ※親子、お子様だけ、おとなの方など、どなたでも参加可
    定 員:20名
    参加費:無料
  
    詳しくは、こちらをご覧ください。
    http://www.jsf.or.jp/info/2015/10/1024.php
    http://www.shiseidogroup.jp/link/
  
  ◆ 他館の紹介
  
   ■ 所沢航空発祥記念館 ■
  
   ☆「ゴム動力飛行機工作教室」のお知らせ
  
    ゴム動力飛行機を製作し、体験を通して飛行機が飛ぶ原理を学べます。
   今回はオリジナルキット「スカイハートII」の製作です。できあがった
   ら、航空公園内の広場で飛ばしてみましょう。
  
    日 時:11月8日(日)13時30分〜(製作時間 約1時間)
    受 付:13時〜(先着40名)
    会 場:記念館1階研修室
    教材費:300円
  
    詳しくは、こちらをご覧ください。
    http://tam-web.jsf.or.jp/contx/modules/myalbum0/viewcat.php?cid=1#209
  
  
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             ★ 担 当 者 よ り ★
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   ■ 特定個人情報(マイナンバー) ■
  
    今月中旬以降、自治体から「通知カード」というものが郵送されます。
   この通知カードは、住民票を有する全ての住民に対し、マイナンバーと呼
   ばれる番号を通知するためもので、簡易書留で届きます。なぜ、「通知カ
   ード」というものが今届けられるのでしょうか。これは、法律および政令
   で制定されたからです(※1)。
    ところが、始まったばかりだというのに、漏洩というニュースがでてき
   ています。盗まれたわけでもないのに、漏洩というのは何でなのでしょう
   か。どうも必要のない人に(誤って)伝えてしまったということらしいで
   す。そもそもこのマイナンバーは、利用範囲の制限(マイナンバー法第9
   条および別表)や提供の制限(マイナンバー法第19条および別表)が定
   められていて、それ以外に利用すると罰則(マイナンバー法第67条〜第
   77条)が設けられています。また、なりすましを防ぐ意味で、免許証等
   の提示など本人確認の措置(第16条)も定められています。
    他にも、個人情報保護法では、本人の同意があれば第三者への提供が可
   能となっていますが、マイナンバー法では、本人の同意があっても第三者
   への提供は原則禁止されていたり、法人・個人問わずすべての事業者がマ
   イナンバー法の対象であったりと、個人情報保護法と比較すると大きく異
   なっています。
    現時点では、マイナンバーに関してよくわかっていないことが多く、社
   会保障、税、災害対策の手続きで行政機関や勤務先などに提示する以外は、
   むやみにマイナンバーを他人に教えない方がよさそうですね。
  
    ※1)「行政手続における特定の個人を識別するための番号の利用等に
     関する法律」(平成25年5月31日公布)が、2013年に衆議院
     本会議および参議院本会議で可決され成立し、その後「行政手続にお
     ける特定の個人を識別するための番号の利用等に関する法律の施行期
     日を定める政令」(2015年4月3日)において、「法律の施行期
     日は平成二十七年十月五日とし、同法附則第一条第四号に掲げる規定
     の施行期日は平成二十八年一月一日とする。」と制定されました。
  
    ※参考)
     ・行政手続における特定の個人を識別するための番号の利用等に関す
      る法律(マイナンバー法)
      http://law.e-gov.go.jp/announce/H25HO027.html
  
     ・行政手続における特定の個人を識別するための番号の利用等に関す
      る法律【逐条解説】
      http://www.cas.go.jp/jp/seisaku/bangoseido/pdf/chikujou.pdf
  
     ・マイナンバー 社会保障・税番号制度
      http://www.cas.go.jp/jp/seisaku/bangoseido/
  
     ・個人情報の保護に関する質問
      http://www.cas.go.jp/jp/seisaku/bangoseido/faq/faq5.html
  
                     (経営企画・総務室 高原章仁)
  
  
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     当館では、お得な割引回数券―科学技術館リピーターズチケット―を
     昨年12月からはじめました。詳しくは、こちらをご覧ください。
     http://www.jsf.or.jp/info/2014/12/_-_-.php
  
     当館では、実験・工作ができる会場のほか、イベントホール等の貸し
     出しを行っています。ご興味のある方は、こちらをご覧ください。
     http://www.jsf.or.jp/business/rental/
  
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     最後までお読みいただきありがとうございました。
     皆様のご来館をお待ちしております。
  
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  ┘ 発行者:科学技術館メールマガジン係               ┘
  ┘    〒102-0091 東京都千代田区北の丸公園2番1号       ┘
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