科学技術館メールマガジン バックナンバー


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  ━  ◆ 科 学 技 術 館 メールマガジン ◇ 第553号 ◆  ━
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                             >>>2015/11/4発行
  
   こんにちは。科学技術館です。
  
   当メールマガジンは毎週水曜日発行です。ご愛読よろしくお願いします。
   「障がい者スポーツを支える機器展」の第2弾「スポーツ用車いす」では、
   日常用車いす・テニス用車いす・バスケ用車いす・レース用車いす・犬用
   車いすの5台の実機を展示しています。2階「ものづくりの部屋」へもお
   立ち寄りください。
   科学の本の紹介、今月のテーマは、絵本の中の「科学への小径」です。科
   学に関する疑問がわいてくる絵本を紹介します。
  
   * このメールマガジンは等幅フォントでご覧ください。
  
   本号の配信数 10,874人。
  
  
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   【1】科学技術館最新情報
       新着情報・・・「ワクエコ・カーモデラー教室」参加者募集
              今週のユニバース
  
   【2】科学技術館ラボラトリー
       科学・技術よもやま話・・・
                  「クルマは一歩一歩進んでいるのです」
  
   【3】科学技術館おすすめ
       科学の本の紹介・・・絵本の中の「科学への小径」
  
   【4】科学技術館ニュース
       お知らせ・・・来館3000万人達成記念プレゼント
              「障がい者スポーツを支える機器展」
                       第2弾「スポーツ用車いす」
              日本IBM TryScience 実験教室
              理研DAY:研究者と話そう
              2015年度第2回
                  教員のための理科実験スキルアップ講座
              科学技術館開館50周年・
                 日本科学技術振興財団設立55周年
                            記念シンポジウム
       他館の紹介・・・所沢航空発祥記念館
       イベント情報・・・サイエンスアゴラ2015 地域発の問題
                 解決型科学コミュニケーションが創る未来
  
    ☆11月は毎日開館します。
  
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  【1】    ★ 科 学 技 術 館 最 新 情 報 ★
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  ◆ 新着情報
  
   ■ 「ワクエコ・カーモデラー教室」参加者募集 ■
  
    市販されている自動車のデザインをつくるプロのカーモデラーと一緒に、
   クレイモデル造形に挑戦する教室です。
    今回は、用意された見本に従ってクレイを削りカーモデルをつくる「お
   てがるコース」と、参加者の皆さんに事前にイメージや設計図を準備して
   もらい、自分のデザインしたクルマをつくっていく「じっくりコース」の
   2コースを行います。ぜひご参加ください。
  
    日  時:2015年11月23日(祝・月)
         1「おてがるコース」10時00分〜12時00分
         2「じっくりコース」13時30分〜16時00分
    会  場:4階D室「工作室」
    対  象:小学生・中学生
         (ただし、小学校1〜3年生は保護者の同伴が必要)
    定  員:各回10名(申込多数の場合は抽選)
    参 加 費:無料(当選者の方のみ入館料は無料。
            当選者以外の方は入館料が必要)
    申込締切:11月11日(水)必着
    主  催:日本カーモデラー協会、日本自動車工業会
  
    申込方法や内容など、詳しくはこちらをご覧ください。
    http://www.jsf.or.jp/info/2015/10/112320151111.php
  
  ■ 今週のユニバース ■
  
    土曜午後の科学ライブショー「ユニバース」では、4階シンラドームの
   スクリーンに全天周のシミュレーション映像を投影し、地球から太陽系、
   恒星の世界、銀河の世界、そして宇宙全体のお話をお伝えします。
    「ゲストコーナー」では、「世界最高標高の天文台とそこから観る宇宙」
   をテーマにお話しいただく予定です。
  
    日 時:11月7日(土)14時〜、15時30分〜(各回40分)
    会 場:4階B室「シンラドーム」
    定 員:各回62名(当日先着順)
    案内役:大朝由美子さん(埼玉大学)
    ゲスト:高橋英則さん(東京大学天文学教育研究センター)
  
    詳しくは、こちらをご覧ください。
    http://universe.chimons.org/jsf/
  
  
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  【2】   ★ 科 学 技 術 館 ラ ボ ラ ト リ ー ★
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  ◆ 科学・技術よもやま話
  
   ■ クルマは一歩一歩進んでいるのです ■
  
    ただいま、東京ビッグサイトで「東京モーターショー2015」が開催
   されています(11月8日まで)。モーターショーは2年おきに開かれて
   いますが、毎回、最新技術を導入したクルマや未来のコンセプトカーなど
   が展示されています。今回のテーマとなっている最新技術のひとつは「自
   動運転」でしょう。
    この自動運転を可能としているのは、センサや画像認識などの電子情報
   通信技術といえますが、そのベースには従来からの発展してきた機械や電
   気を用いた技術も欠かせません。特に、パワーステアリングの技術があっ
   てこそとも言えるのではないでしょうか。
    ステアリングとは舵取装置のことで、クルマでいえばハンドルからタイ
   ヤまでにつながる一連の装置に当たります。ご存知の通り、ハンドルを
   回すとタイヤが動きますが、ではどのようなしくみで動くのでしょうか。
    ハンドルからシャフトが伸びていて、その先はピニオンという円盤状の
   ギアにつながっています。このピニオンはラックという板状のギアとかみ
   合っていて、ピニオンが回転するとラックが横に動いて、その先につなが
   ったタイヤが動くようになっています(※1)。このようなしくみでハン
   ドルとタイヤが連動するのですが、タイヤは路面との摩擦、またクルマの
   重さもあり、動かすのにはとても力が必要です。人の力だけで動かすのは
   とても大変なのです。でも実際にはラクラクと動かせますね。そこで使わ
   れているのがパワーステアリングという技術です。
    パワーステアリングには、油圧式と電動式とがありますが、最近は電動
   式が増えてきています。電動式には、ピニオンをアシストする方式、ラッ
   クをアシストする方式、さらにハンドルのすぐ下にあるステアリングコラ
   ムという部分でアシストする方式もあります。どの方式にするかはクルマ
   の大きさや防水性などそのクルマに求められる条件によって異なります。
   例えば、コラム式は室内に装置をつけるので、エンジンルームのスペース
   がせまい小型車に向いています。
    電動式パワーステアリングではモータの技術も欠かせません。多くの場
   合、耐久性もあり高性能な直流のブラシレスモータというモータが使われ
   ています。基本的なしくみは、運転手がハンドルを回したときにかかる力
   や地面から反発する力などをトルクセンサで検知して、コントロールユニ
   ットという装置を介してモータを制御し、適切な力でアシストします。こ
   のパワーステアリングの技術によって、クルマを楽にかつ安全に運転する
   ことができるのです。
    そして、この電動パワーステアリングの技術があればこそ、自動運転の
   技術が実現されています。つまり、パワーステアリングのモータをクルマ
   が自動でコントロールすることで、タイヤを自在に動かすのです。現在、
   この技術を使って自動で縦列駐車できるクルマがすでに実用化されていま
   す。クルマに限らずですが、このように技術はひとつひとつの進歩を積み
   重ねて、高度な技術となっていくのですね。
    そんなクルマの最新技術を「東京モーターショー2015」に行って実
   感、体感してみてください。また、科学技術館の2階にある「ワクエコ・
   モーターランド」(※2)でもクルマの技術について紹介しています。こ
   ちらもぜひいらしてください。
  
    執筆者:中村隆 経営企画・総務室
  
   ※1 ステアリングの構造
      http://www2.jsf.or.jp/mailmaga/553/553.html
   ※2 ワクエコ・モーターランド
      http://www.jsf.or.jp/exhibit/floor/2/2d/
  
    「科学・技術よもやま話」のバックナンバー
    http://www2.jsf.or.jp/mailmaga/y_index.html
  
  ◆ 自然と友だち
  
    10月28日配信 第552号「自然と友だち」内に誤りがありました。
    (誤)キツネノマゴの花【ナス科】
       ↓
    (正)キツネノマゴの花【キツネノマゴ科】
  
    お詫びして訂正いたします。
  
  
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  【3】    ★ 科 学 技 術 館 お す す め ★
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  ◆ 科学の本の紹介
  
    今月のテーマは、絵本の中の「科学への小径」です。
    科学に関する疑問がわいてくる絵本を紹介します。
  
    ■ 『泡のざわめき』 ■
      田中幸・結城千代子著/西岡千晶絵/太郎次郎社/2015年8月
      /1,500円+税
  
    ■ 『はなのすきなうし』<岩波の子どもの本> ■
       マンロー・リーフ文/ロバート・ローソン絵/光吉夏弥訳/
       岩波書店/1954年12月/640円+税
  
    『泡のざわめき』は、ワンダー・ラボラトリーシリーズの1冊で、多方
   面にわたる「泡」の話を科学的で洒落た感じにまとめたヤングアダルト向
   けの本です。面白く読んでいると「コルクは泡の申し子」とあり、コルク
   が泡構造であることやコルクによる細胞発見、シャンパンのコルク栓のこ
   となど、コルクにまつわる話もさまざま書かれていました。
  
    それで、ふと、絵本『はなのすきなうし』を思い出しました。お話の舞
   台はスペイン。闘牛にあこがれるほかの子牛とは違い、コルクの木の下で
   一人静かに花の匂いをかいでいるのが好きな牛フェルジナンドの物語です。
    マンロー・リーフが、親友のロバート・ローソンのために一気に書き上
   げ、ローソンが闘牛やスペインのことを調べて素晴らしい絵を描き、19
   36年9月11日に発売された絵本です。大変な人気となり、日本でも1
   954年12月10日に出版されて以来、今日まで読み継がれています。
    フェルジナンドが大好きな場所はコルクの木の下ですが、ローソンの絵
   が傑作です。ローソンは、コルク樫の木にまるで果実のようにワイン栓を
   房状に実らせているのです。ワインのコルク栓って、コルクの木にこんな
   ふうに実るのだと思う人がいるかもしれないくらいさりげなく。ローソン
   のいたずら心、ユーモアでしょうか。私もこれを見て可笑しくて、コルク
   栓がどうできるのか、コルクって何?と興味を持って調べたことがありま
   した。そして、こういう物語絵本の中にも「科学への小径」は見つかるの
   だなと思ったのでした。
  
    執筆者:竹田裕子 科学読物研究会
  
    この本の表紙はこちらのURLをご参照ください。
    http://www.kagakuyomimono.com/hon/2suugaku/awa/awa.html
  
    科学読物研究会ホームページ http://www.kagakuyomimono.com/
  
    「科学の本の紹介」のバックナンバー
    http://www2.jsf.or.jp/mailmaga/b_index.html
  
  
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  【4】    ★ 科 学 技 術 館 ニ ュ ー ス ★
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  ◆ お知らせ
  
   ■ 来館3000万人達成記念プレゼント ■
  
    来館3000万人達成への感謝を込めて、11月23日(勤労感謝の日)
   までの土曜日・日曜日・祝日に来館される子どもたち(4歳以上高校生ま
   で)各日先着100名にオリジナル記念品をプレゼントします。ぜひ、こ
   の機会にご来館ください。
  
    詳しくは、こちらをご覧ください。
    http://www.jsf.or.jp/info/2015/10/20151023.php
  
   ■ 「障がい者スポーツを支える機器展」第2弾「スポーツ用車いす」 ■
  
    障がい者スポーツとして、車いすを使った競技をテレビなどで見かける
   ことも多くなりました。競技のためにつくられた、工夫と技術の詰まった
   スポーツ用車いすを実物展示します。ぜひ、ご見学ください。
  
    展示期間:12月1日(火)まで
    展示場所:2階E室「ものづくりの部屋」
  
    詳しくは、こちらをご覧ください。
    http://www.jsf.or.jp/info/2015/10/post_860.php
  
   ■ 日本IBM TryScience 実験教室 ■
  
    「TryScience(トライサイエンス)実験教室」は、毎月1回
   日曜日に開催しています。2つ程度のプログラムを用意して開催します。
   何をするかは当日のお楽しみです。
  
    日 時:11月8日(日)13時〜16時
    会 場:4階D室「イベントホール」
  
    詳しくは、こちらをご覧ください。
    http://www.jsf.or.jp/info/2015/10/1108.php
  
   ■ 理研DAY:研究者と話そう ■
  
    理化学研究所の研究者と話せる「理研DAY:研究者と話そう」で、研
   究の話はもとより、趣味や好きな本、映画など色々な話をしてみませんか。
   皆さまのご来場をお待ちしています。
  
    テーマ:日本の外国人研究者
    研究者:崔 勝媛さん(理化学研究所)
    日 時:11月22日(日)14時〜、15時30分〜(各回30分)
    会 場:4階B室「シンラドーム」
    定 員:各回62名(当日先着順)
  
    詳しくは、こちらをご覧ください。
    http://www.jsf.or.jp/info/2015/10/1122day.php
    
   ■ 2015年度第2回教員のための理科実験スキルアップ講座 ■
  
    理科を教える教員の理科指導力の向上を目指した講座です。本講座では、
   科学の祭典全国大会の実行委員の先生方が講師役を務めます。授業や社会
   教育活動でも役立つ実践的な理科実験の講習会ですので、奮ってご参加く
   ださいますようご応募をお待ちしております。
  
    開催日時:生物分野 11月22日(日)10時30分〜12時15分
         化学分野 11月22日(日)13時30分〜15時15分
         地学分野 11月23日(祝)10時30分〜12時15分
         物理分野 11月23日(祝)13時30分〜15時15分
    会  場:6階「実験工房」
    募集人数:各分野20名程度(申込順)
    参 加 費:1分野1,000円(消耗品代、保険代など)
    申込締切:11月18日(水)必着
    主  催:「青少年のための科学の祭典」全国大会実行委員会
         (公財)日本科学技術振興財団
  
         ※本事業は公益財団法人東京応化科学技術振興財団の
          科学教育の普及・啓発助成を受けております。
  
    申込方法など詳しくは、こちらをご覧ください。
    http://www.kagakunosaiten.jp/index.php
  
   ■ 科学技術館開館50周年・日本科学技術振興財団設立55周年
                          記念シンポジウム ■
    『先進的「知」のネットワーク形成
             〜日本の未来のために必要な人材育成に向けて〜』
  
    日本科学技術振興財団・科学技術館では、昨年・今年の2年間にわたり
   科学技術館開館50周年記念事業(標語:NEXT50)を展開していま
   す。本シンポジウムは、2年間の記念事業のしめくくりとして、今後、科
   学技術館を含む全国の科学館が産官学と連携し科学技術の振興と理解増進
   をいかに進めていくか様々な視点で議論を交わし、具体的な方向性につな
   げたいと考えています。ぜひご参加ください。
  
    日  時:12月4日(金)13時30分〜17時30分
    会  場:サイエンスホール(地下)
    申込締切:11月20日(金)
    主  催:(公財)日本科学技術振興財団・科学技術館
  
    参加申込みなど詳しくは、こちらをご覧ください。
    http://www2.jsf.or.jp/5055sympo/index.html
  
  ◆ 他館の紹介
  
   ■ 所沢航空発祥記念館 ■
  
   ☆「ゴム動力飛行機工作教室」のお知らせ
  
    ゴム動力飛行機を製作し、体験を通して飛行機が飛ぶ原理を学べます。
   今回はオリジナルキット「スカイハートU」の製作です。できあがったら、
   航空公園内の広場で飛ばしてみましょう。
  
    日 時:11月8日(日)13時30分〜(製作時間 約1時間)
    受 付:13時〜(先着40名)
    会 場:記念館1階研修室
    教材費:300円
  
    詳しくは、こちらをご覧ください。
    http://tam-web.jsf.or.jp/contx/modules/myalbum0/viewcat.php?cid=1
  
  ◆ イベント情報
  
   ■ サイエンスアゴラ2015
         地域発の問題解決型科学コミュニケーションが創る未来 ■
  
    科学技術振興機構(JST)科学コミュニケーションセンターは、「サ
   イエンスアゴラ2015」において、多様なステークホルダーの協働によ
   る地域発の問題解決型科学コミュニケーションの成果事例を報告・発信し
   ます。また、成果事例や話題提供を題材に対話セッションを実施し、これ
   からの問題解決型科学コミュニケーションの方向性を参加者と共に考えま
   す。ぜひご参加ください。
  
    日時:11月14日(土)14時00分〜15時55分
    会場:産業技術総合研究所臨海副都心センター
       別館11階 会議室2・3
    申込:事前申込制です。
       事前申込締切は、11月11日(水)です。
    主催:国立研究開発法人科学技術振興機構(JST)
  
    詳しくは、こちらをご覧ください。
    http://www.jst.go.jp/csc/scienceagora/program/booth/cb_210/
  
  
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             ★ 担 当 者 よ り ★
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   ■ 花(春)は桜、葉(秋)は紅葉 ■
  
    先日、科学技術館のロビーできれいに“色づいた落ち葉”を発見!
    来館者の方が運んでくれたのか、はたまた秋の風のいたずらか……。
    千鳥ヶ淵から北の丸公園エリアは、春の桜はもちろん、秋のもみじ狩り
   の名所としても人気のスポットだそうです。ふと、なぜ“もみじ狩り”と
   言われるのか? そもそも、“紅葉(もみじ)”と“紅葉(こうよう)”
   の意味の違いは? 調べてみると諸説あるようですが、代表的な説は――。
  
   1、“もみじ狩り”の語源は?
     “狩り”は、元来、獣を捕まえる意味で使われていたが、野鳥や小動
    物を捕まえる意味に広がり、さらに果物などを採る意味にも使われるよ
    うになった。やがて、草花を眺めたりする意味にも使われるようになり、
    “もみじ狩り”といわれるようになった。
  
   2、“紅葉(もみじ)”と“紅葉(こうよう)”の意味の違いは?
     “もみじ”とは、秋に赤色や黄色に変化する野山の木々やその葉(特
    に、カエデ科の落葉樹)の総称で、植物分類上、モミジ科というものは
    ない。
    “こうよう”とは、狭義には、赤色に変わる様「紅葉(こうよう)」の
    こと。黄色に変わる様は「黄葉(おうよう、こうよう)」、褐色に変わ
    る様は「褐葉(かつよう)」と呼ぶ。ただし、その3つの区分を厳密に
    区別することが困難な場合も多く、全て“こうよう”として扱われるこ
    とが多い。
  
    皆さんは、ご存知でしたか?
    ご存知だった方も、そうでない方も、今年からは景色を眺める楽しみと
   あわせて、こんな日本語の趣も感じながら、日本の四季を味わってみては
   いかがでしょうか?
    北の丸公園の秋は、すでに始まっています♪
  
                         (執筆者:田舎っ娘♪)
  
  
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     当館では、お得な割引回数券―科学技術館リピーターズチケット―を
     昨年12月からはじめました。詳しくは、こちらをご覧ください。
     http://www.jsf.or.jp/info/2014/12/_-_-.php
  
     当館では、実験・工作ができる会場のほか、イベントホール等の貸し
     出しを行っています。ご興味のある方は、こちらをご覧ください。
     http://www.jsf.or.jp/business/rental/
  
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     最後までお読みいただきありがとうございました。
     皆様のご来館をお待ちしております。
  
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  ┘ 発行者:科学技術館メールマガジン係               ┘
  ┘    〒102-0091 東京都千代田区北の丸公園2番1号       ┘
  ┘                                 ┘
  ┘ ※ このメールマガジンの回覧・転送は自由です。内容の引用・転  ┘
  ┘  載の際には、「科学技術館 メールマガジン 第何号の***の  ┘
  ┘  記事」と注釈をいれてください。                ┘
  ┘  なお、メールマガジンで参照しているWebサイトのすべての画  ┘
  ┘  像・記事については、著作権法に定める例外を除き、著作権者の  ┘
  ┘  許可なく使用・転載することはできません。           ┘
  ┘                                 ┘
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