科学技術館メールマガジン バックナンバー


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  ━  ◆ 科 学 技 術 館 メールマガジン ◇ 第562号 ◆  ━
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                             >>>2016/1/13発行
  
   こんにちは。科学技術館です。
  
   当メールマガジンは毎週水曜日発行です。ご愛読よろしくお願いします。
  「サイエンス友の会」オープンクラスは、土曜日(16日)に開催します。
   サイエンス友の会2016年度(第53期)の会員募集が、金曜日(15日)
   から始まります。
   「理研DAY:研究者と話そう」は、日曜日(17日)に開催します。テ
   ーマは、「生きている動物の体内を『観察』して『治療する』有機化学」
   です。
   5階E室「オプト」の「レーザークラフト」のデザインが1月から新しく
   なりました。
  
   * このメールマガジンは等幅フォントでご覧ください。
  
   本号の配信数 10,868人。
  
  
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   【1】科学技術館新着情報
         新着情報・・・今週のユニバース
  
   【2】科学技術館ラボラトリー
       科学・技術よもやま話・・・「鉄」
  
   【3】科学技術館おすすめ
       科学の本の紹介・・「チョコレートがおいしいわけ」
  
   【4】科学技術館ニュース
       お知らせ・・・2016年度 サイエンス友の会会員募集
              「サイエンス友の会」オープンクラス
              理研DAY:研究者と話そう
       他館の紹介・・・所沢航空発祥記念館
  
      ☆1月、2月は毎日開館します。
  
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  【1】    ★ 科 学 技 術 館 最 新 情 報 ★
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  ◆ 新着情報
  
   ■ 今週のユニバース ■
  
    土曜午後の科学ライブショー「ユニバース」では、4階シンラドームの
   スクリーンに全天周のシミュレーション映像を投影し、地球から太陽系、
   恒星の世界、銀河の世界、そして宇宙全体のお話をお伝えします。
    「ゲストコーナー」では、「SF大好き! 『放課後のプレアデス』の
   世界から」としてお話しいただく予定です。
  
    日 時:1月16日(土)14時〜、15時30分〜(各回40分)
    会 場:4階B室「シンラドーム」
    定 員:各回62名(当日先着順)
    案内役:矢治健太郎さん(国立天文台)
    ゲスト:菅 浩江さん(SF作家)
  
    詳しくは、こちらをご覧ください。
    http://universe.chimons.org/jsf/
  
  
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  【2】   ★ 科 学 技 術 館 ラ ボ ラ ト リ ー ★
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  ◆ 科学・技術よもやま話
  
   ■ 鉄 ■
  
    通常の鉄より使用量を減らしても強度を維持できる「超ハイテン」と呼
   ばれる特殊な鋼材があります。超ハイテンは車向けに日本の鉄鋼メーカー
   が開発したもので、海外での生産を鉄鋼メーカー各社が今年本格化させる
   というニュースが1月初めにありました。
    ハイテンとは、High Tensile Strength Steel(高張力鋼板)の略称です。
   高張力鋼は、鋼(はがね)に熱処理や別の元素を付加したもので、一般の
   鋼材よりも引張強度が高いため、同じ強さでも薄くできるため、車を軽量
   化することができます。車の重量が軽くなると、燃料消費量も減少するた
   め、燃費(車の場合は燃料1リットルでの走行距離数)は向上することと
   なります。車の軽量化は省エネにつながります。4階C室「鉄の丸公園1
   丁目(鉄鋼)」には、1975年頃の自動車用ボンネットと、2000年
   頃の薄くなった高張力鋼のボンネットを引き上げる体験装置の「ボンネッ
   トリフティング」という展示があり、重さを確かめることができます。
    昔の鉄づくり「たたら」は、9世紀ごろ、島根県の出雲地方を中心に、
   砂鉄と木炭を原料に「たたら」という炉で鉄がつくられるようになりまし
   た。1858(安政4)年には、今の岩手県釜石市で日本初の洋式高炉に
   よる鉄の製造に、“日本近代製鉄の父”といわれる南部藩士の大島高任
   (おおしま たかとう)が成功しました。1901(明治34)年には、
   今の福岡県北九州市に官営八幡製鉄所が建設され、産業近代化がスタート
   し、その後、日本の製鉄技術は、発達しつづけています。
    科学技術館では、鉄づくりの歴史を学ぶとともに、実際に鉄をつくる体
   験を通して鉄に親しみ、関心を高めるイベントとして、科学技術館サイエ
   ンス友の会会員を対象にした「たたら製鉄の実験」を2006年から毎年
   開催しています。昨年は、11月8日(日)に行い、2基の炉で、2.2
   kg、3.8kgのケラ(純度の高い鉄を含む塊)をつくることができま
   した。この実験の様子は、1月下旬に発行する財団広報誌「JSF 
   Today」に詳しく掲載されます。
    「鉄の丸公園1丁目(鉄鋼)」のワークショップでは、鉄に関する実験
   や工作教室を行っていますので、ご来館の際はぜひのぞいてみてください。
  
    執筆者:大野力 経営企画・総務室
  
    科学技術館のイベントの様子が見てわかる記事がいっぱいの財団広報誌
    「JSF Today」もお楽しみください。
  
    「JSF Today」バックナンバー
    http://www2.jsf.or.jp/00_info/public.html
  
  
    「科学・技術よもやま話」のバックナンバー
    http://www2.jsf.or.jp/mailmaga/y_index.html
  
  
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  【3】    ★ 科 学 技 術 館 お す す め ★
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  ◆ 科学の本の紹介
  
    今月は、チョコレートの本を紹介します。来月にはバレンタインデーが
   ありますね。ひと足先にチョコレートについて知ることのできる本ばかり
   です。読み聞かせができたり、幼い子どもに人気のある本だったり、フェ
   アトレードについて紹介していたり、さまざまなチョコレートの本を楽し
   んでください。
  
   ■ 『チョコレートがおいしいわけ』 ■
     はんだのどか作・絵/アリス館/2010年1月/1,500円+税
  
    まっ赤な表紙にかわいらしい男の子と女の子、それに大きな食べかけの
   チョコレート、幼い子どもたちにとても人気のある絵本です。
    チョコレートがおいしいわけは、カカオの実の中で眠っているカカオ豆
   (本当はマメではなくタネ)にひみつがあります。ブルーの見開きのペー
   ジに、オレンジ色と黄色のカカオの実が大きく2つ描かれていて、「パコ
   ン!」と元気よく割れ、中には、白いフワフワした果肉に包まれて、カカ
   オ豆が並んでいます。
    カカオ豆をバナナの葉に包んでそのまま1週間おくと、茶色のチョコレ
   ート色に! 見開きいっぱいに、バナナの葉の上に愉快な表情のカカオ豆
   が67個も並んで、「ぼくたち カカオの 豆きょうだい バナナの お
   おきな 葉の なかで〜」と歌い出す。そんなカカオ豆が日本の工場につ
   いたら、いろいろな機械の中を通って……。
    ページをめくると、本の1ページ全部がチョコレート色、「たっぷん、
   とろーり」おいしいチョコレートになるのです。子ども達から、「わーっ」
   と声が上がり、最後に、いろいろな形になって、カラフルなおいしそうな
   チョコに変身して並びます。
    本を読んでいくと、「カカ」と「ポド」という名前のカカオの実が、ど
   のページにも、ちょこんと顔を出していたことに気がつきます。もう一度
   始めのページから、「カカ」と「ポド」をさがしたくなって、そして、お
   いしいチョコレートが食べたくなってしまう絵本です。
    チョコレートを食べるときは、この本に書いてあったおいしいわけを思
   い出しながら、ゆっくり味わってみてください。
  
    執筆者:坂口美佳子 科学読物研究会
  
    この本の表紙はこちらのURLをご参照ください。
    http://www.kagakuyomimono.com/hon/11gijutsu/oisiiwake/oisiiwake.html
  
    科学読物研究会ホームページ http://www.kagakuyomimono.com/
  
    「科学の本の紹介」のバックナンバー
    http://www2.jsf.or.jp/mailmaga/b_index.html
  
  
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    【4】    ★ 科 学 技 術 館 ニ ュ ー ス ★
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  ◆ お知らせ
  
   ■ サイエンス友の会2016年度(第53期)会員募集 ■
  
    サイエンス友の会2016年度の会員を下記の通り募集いたします。
   科学技術館サイエンス友の会は、小学校3年生から高校3年生を対象とし
   た、4月から1年間にわたって活動する会員制の組織です。
    楽しく科学を学びたい! いろいろな自然体験をやってみたい! とい
   った子どもたちのための教室をたくさんそろえて、みなさんの参加をお待
   ちしています。
    入会をご希望される方は、サイエンス友の会のウェブページにある募集
   要項をよくお読みいただいたうえ、入会お申込サイトにおすすみください。
   なお、先着順ではありませんので、期間内にお手続きをお願いします。
  
    募集期間:1月15日(金)10時から2月15日(月)18時まで
    申込方法:ウェブのみでのお申込
         ※応募者多数の場合には抽選になります。
         ※現在会員の方も、新たに入会申込が必要です。
  
    申込方法など詳しくは、こちらをご覧ください。
    http://www.jsf.or.jp/science/info/admission/
  
   ■ 「サイエンス友の会」オープンクラス ■
  
    「サイエンス友の会」の活動をご紹介するオープンクラスを開催します。
   「サイエンス友の会」を初めて知った、興味を持っている、実験や工作を
   してみたい方など、オープンクラスでは年齢を問わずどなたでもご参加い
   ただけます。「サイエンス友の会」へのご質問など、スタッフがお応えい
   たしますので、ぜひこの機会にご見学ください。
  
    開 催 日:1月16(土)、2月13日(土)
         ※開催日によって実施内容が変わります。
    開催時間:1月16日(土)13時00分〜15時30分
         2月13日(土)10時30分〜15時30分
    会  場:4階I室「実験スタジアムL」
    対  象:どなたでも(小さいお子様は保護者のお手伝いが必要です)
    定  員:特になし
         ※席が埋まっている場合はお待ちいただくことがあります。
    参 加 費:教材ごとに500円(別途、入館料が必要です)
    参加方法:直接会場へお越しください。
    受付時間:両日とも終了時間の30分前まで
         ※自由参加となります。
  
    オープンクラスにつきましては、こちらをご覧ください。
    http://www.jsf.or.jp/science/info/admission/
  
   ■ 理研DAY:研究者と話そう ■
  
    理化学研究所の研究者と話せる「理研DAY:研究者と話そう」で、研
   究の話はもとより、趣味や好きな本、映画など色々な話をしてみませんか。
   皆さまのご来場をお待ちしています。
  
    テーマ:生きている動物の体内を「観察」して「治療する」有機化学
    研究者:田中克典さん(理化学研究所)
    日 時:1月17日(日)14時〜、15時30分〜(各回30分)
    会 場:4階B室「シンラドーム」
    定 員:各回62名(当日先着順)
  
    詳しくは、こちらをご覧ください。
    http://www.jsf.or.jp/event/2016/01/1122day.php
  
  
   ■ 所沢航空発祥記念館 ■
  
   ☆特別展「時代を翔(かけ)る日本の傑作機たち」
  
    日本が生み出した傑作機の数々を記念館所蔵の初公開を含む貴重な資料
   やパネル、実物資料等により紹介します。
  
    開催期間:4月17日(日)まで
  
    詳しくは、こちらをご覧ください。
    http://tam-web.jsf.or.jp/contx/modules/myalbum5/viewcat.php?cid=1&orderby=dateD
  
   ☆1月からの大型映像館上映作品のお知らせ
  
    1月から上映するのは「ウォーキングwithダイナソー」(上映時間約
   41分)。世界最高峰のネイチャードキュメンタリー制作集団BBCアー
   スが、綿密なリサーチや最新の研究結果を元に、今なお多くの謎に包まれ
   た7000万年前の恐竜ワールドを臨場感あふれる映像で再現! 舞台は
   白亜紀後期のアラスカ、冬の到来と共に草食恐竜パキリノサウルスの群れ
   は、温暖な土地へと大移動を始める。肉食恐竜の襲撃、自然災害、厳しい
   大自然の中を生き抜く恐竜たち。最先端科学でよみがえる太古の地球へよ
   うこそ!
  
    上映期間:3月31日(木)まで
    開始時刻:10時20分〜、12時40分〜、14時20分〜、16時〜
    会  場:大型映像館
    大型映像館入館料:大人620円、小・中学生260円
         ※なお、1月20日(水)〜2月28日(日)は設備更新の
         ため、大型映像館は休館します。
         3月12日(土)から3月31日(木)の期間は春休み大型
         映像フェスティバル作品を上映する予定です。
  
    詳しくは、こちらをご覧ください。
    http://tam-web.jsf.or.jp/contx/modules/myalbum3/viewcat.php?cid=1&orderby=dateD
  
  
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             ★ 担 当 者 よ り ★
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   ■ 新しい「レーザークラフト」のデザイン ■
  
    5階E室「オプト」の「レーザークラフト」のデザインが1月から新し
   くなりました。レーザークラフトは、目に見えない炭酸ガスレーザーを使
   って、消しゴムに、名前を焼き付けるクラフトです。新しく焼き付けられ
   るデザインは、科学技術館の星のマークをイラスト化して「FOREST」
   の文字がついたものです。
    皆さんのお名前も入れることができます。1日2回、定員は各回30名
   で、開館より「オプト」入口で受付しています。1個100円です。
    新しい「レーザークラフト」を、来館記念にいかがでしょうか。
  
                           (執筆者:ONO)
  
  
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     当館では、お得な割引回数券―科学技術館リピーターズチケット―を
     2014年12月からはじめました。詳しくは、こちらをご覧ください。
     http://www.jsf.or.jp/info/2014/12/_-_-.php
  
     当館では、実験・工作ができる会場のほか、イベントホール等の貸し
     出しを行っています。ご興味のある方は、こちらをご覧ください。
     http://www.jsf.or.jp/business/rental/
  
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     最後までお読みいただきありがとうございました。
     皆様のご来館をお待ちしております。
  
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  ┘ 発行者:科学技術館メールマガジン係               ┘
  ┘    〒102-0091 東京都千代田区北の丸公園2番1号       ┘
  ┘                                 ┘
  ┘ ※ このメールマガジンの回覧・転送は自由です。内容の引用・転  ┘
  ┘  載の際には、「科学技術館 メールマガジン 第何号の***の  ┘
  ┘  記事」と注釈をいれてください。                ┘
  ┘  なお、メールマガジンで参照しているWebサイトのすべての画  ┘
  ┘  像・記事については、著作権法に定める例外を除き、著作権者の  ┘
  ┘  許可なく使用・転載することはできません。           ┘
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