科学技術館メールマガジン バックナンバー |
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━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ━━ ━━ ━ ◆ 科 学 技 術 館 メールマガジン ◇ 第564号 ◆ ━ ━━ ━━ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ >>>2016/1/27発行 こんにちは。科学技術館です。 当メールマガジンは毎週水曜日発行です。ご愛読よろしくお願いします。 先日の夜、科学技術館横の道を歩いていた時、木の茂みから重そうなもの が出てきて、目の前を通りすぎて行きました。大きなネコかと思いきやタヌ キでした。少しうれしい気持ちになりました。皆さんもタヌキに出会うこと がありますか。 さて、財団広報誌「JSF Today」を1月25日に発行しました。 科学技術館の活動の様子ももりだくさんです。特集は、記念シンポジウム 「先進的『知』のネットワーク形成」です。 また、「カラーコピー機のひみつをさぐれ!」参加者を募集中です。 * このメールマガジンは等幅フォントでご覧ください。 本号の配信数 10,866人。 ┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘ 今 号 の 目 次 ┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘ 【1】科学技術館新着情報 新着情報・・・国土と交通に関する図画コンクール・ 「豊かで住みよい国づくり」 フォトコンテスト入賞作品展示会 今週のユニバース 【2】科学技術館ラボラトリー 科学・技術よもやま話・・・「ベアリング」 【3】科学技術館おすすめ 科学の本の紹介・・「フェアトレードって、なんだろう?」 【4】科学技術館ニュース お知らせ・・・FORESTイベント 「科学屋台〜小ネタのごった煮〜」 「カラーコピー機のひみつをさぐれ!」 参加者募集中 「サイエンス友の会」オープンクラス 他館の紹介・・・所沢航空発祥記念館 ☆1月、2月は毎日開館します。 ┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 【1】 ★ 科 学 技 術 館 最 新 情 報 ★ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ◆ 新着情報 ■ 国土と交通に関する図画コンクール・「豊かで住みよい国づくり」 フォトコンテスト入賞作品展示会 ■ 国土交通省主催「国土と交通に関する図画コンクール」および一般社団 法人建設広報協会主催「豊かで住みよい国づくり」フォトコンテストの入 賞作品を展示します。 開催期間:2月6日(土)〜14日(日) 時 間:10時〜16時30分 会 場:2階G棟サイエンスギャラリー 費 用:無料(ただし、入館料は必要) 展示内容:(1)平成27年度国土と交通に関する図画コンクール 国土交通大臣賞等入賞作品86点 (2)第20回「豊かで住みよい国づくり」フォトコンテスト 国土交通大臣賞等入賞作品100点 問合せ先:一般社団法人建設広報協会 03−3264−5501 詳しくは、こちらをご覧ください。 http://www.jsf.or.jp/event/2016/02/2614.php ■ 今週のユニバース ■ 土曜午後の科学ライブショー「ユニバース」では、4階シンラドームの スクリーンに全天周のシミュレーション映像を投影し、地球から太陽系、 恒星の世界、銀河の世界、そして宇宙全体のお話をお伝えします。 「ゲストコーナー」では、「てらきんとやじけんの、人類は月に行って ない? 話はどうなった!?」としてお話しいただく予定です。 日 時:1月30日(土)14時〜、15時30分〜(各回40分) 会 場:4階B室「シンラドーム」 定 員:各回62名(当日先着順) 案内役:矢治健太郎さん(国立天文台) ゲスト:寺薗淳也さん (会津大学 企画運営室兼先端情報科学研究センター 准教授) 詳しくは、こちらをご覧ください。 http://universe.chimons.org/jsf/ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 【2】 ★ 科 学 技 術 館 ラ ボ ラ ト リ ー ★ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ◆ 科学・技術よもやま話 ■ ベアリング ■ 子どものころ、おもちゃなどを壊した時にでてきたベアリングで遊んだ 記憶があります。ベアリングは、いつもは気がつきませんが、身近なとこ ろで利用されています。洗濯機や掃除機、自動車や鉄道、航空機、人工衛 星など、さまざまな機械に組み込まれています。ミニ四駆(小型のモータ ーがついたプラスチック製の自動車模型)にも使われています。例えば、 自動車1台にはおよそ100個〜150個以上も使われているそうです。 機械系の産業にはなくてはならない部品のため「機械産業の米」とも呼ば れています。 ものを動かそうとすると摩擦が生じますが、ものの下に玉やころ(円筒 形の部品)をいれると摩擦が小さくなります。これがベアリングの原理と なります。この原理は、古代メソポタミアや紀元前のエジプトで、重いも のを運ぶために利用されていました。15世紀には、レオナルド・ダ・ヴ ィンチが、転がり軸受のデッサン図を残しています。 英語のBearing(bearは支える、耐えるの意味があります)を、日本語 では「軸受」と呼んでいます。ベアリングは、回転する軸をなめらかに回 転させるために使われています。摩擦を減らし、機械が働く効率を高め、 機械が故障するのを少なくし、機械の寿命を長くする働きがあります。 ベアリングは、大きく分けると「転がり軸受」と「滑り軸受」に分けら れます。ここでは、転がり軸受を紹介します。転がり軸受は、内側の小さ な輪(内輪)と外側の大きな輪(外輪)との2つの輪の間に、玉やころが いくつかと、その玉やころの位置を定める保持器からなっています。玉や ころが保持器によってお互いに接触しないように配置されていて、なめら かなころがり運動ができるようになっています。 科学技術館3階G棟に、昨年11月にオープンした「ベアリング・ラボ」 (日本精工株式会社<NSK>展示)では、家電に多く使われている“深 溝玉軸受”、車に多く使われているニードル軸受、鉄道に多く使われてい る“円すいころ軸受”、工場に多く使われている“自動調心ころ軸受”の 実物を展示しています。1階のサイエンスショップには「ベアリング付き のストラップ」グッズがあります。ご来館の際はぜひご覧ください。 1月25日発行の財団広報誌「JSF Today」No.139の9 ページで、新展示「ベアリング・ラボ」を紹介しています。 「JSF Today」は、下記でご覧いただけます。 http://www2.jsf.or.jp/00_info/public.html 執筆者:大野力 経営企画・総務室 「科学・技術よもやま話」のバックナンバー http://www2.jsf.or.jp/mailmaga/y_index.html ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 【3】 ★ 科 学 技 術 館 お す す め ★ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ◆ 科学の本の紹介 今月は、チョコレートの本を紹介します。来月にはバレンタインデーが ありますね。ひと足先にチョコレートについて知ることのできる本ばかり です。読み聞かせができたり、幼い子どもに人気のある本だったり、フェ アトレードについて紹介していたり、さまざまなチョコレートの本を楽し んでください。 ■ 『フェアトレードって、なんだろう?』 〈考えよう!やってみよう!フェアトレード1〉 ■ 渡辺龍也監修/こどもクラブ編/彩流社/2015年8月/ 2,700円+税 今の季節、街にはおいしそうなチョコレートがあふれんばかりに並んで います。どれにしようかな……と迷いますが、見た目の綺麗さやブランド で選ぶのではなく、もうひとつの視点からの選び方もあるのでは、と示唆 してくれるのが本書です。 チョコレートがどこからくるのか考えたことがありますか? 原材料の カカオは熱帯植物ですから、生産国は赤道近くの発展途上の国々。生産第 1位はコートジボワール、次いでインドネシア、ガーナ、ナイジェリア、 カメルーン、エクアドル・・と続きます。先進国の大資本がこれらの国に 大農園をつくり、現地の人々を雇用していますが、極めて低賃金で貧しい ために、学校に行けず労働しなければならない子どもたちもいます。 輸入して加工され店頭に並ぶ100円の板チョコが1枚売れたとして、 カカオ農家にはわずか3円!しか残らないという衝撃の数字が、上記のこ ととともに冒頭に紹介されています。 こんな風にならずに、「発展途上国の生産者に正当なお金が入り現地の 人々が豊かに生活できるようになることをめざして考え出された貿易の仕 組みのことをフェアトレードといいます」と説明があって、読めばなるほ どなるほど、その方がいいよねと思えます。実際にはなかなか難しい問題 もあり、簡単ではないということも書かれていますが、フェアトレードと いう考え方を知るだけでも有意義。 地球人みんなの共生のために、せめてチョコレートはフェアトレードマ ークのついたものを選んでみようかな……と私は思いました。 執筆者:篠田木末 科学読物研究会 この本の表紙はこちらのURLをご参照ください。 http://www.kagakuyomimono.com/hon/13shakai/fairtrade/fairtrade.html 科学読物研究会ホームページ http://www.kagakuyomimono.com/ 「科学の本の紹介」のバックナンバー http://www2.jsf.or.jp/mailmaga/b_index.html ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 【4】 ★ 科 学 技 術 館 ニ ュ ー ス ★ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ◆ お知らせ ■ FORESTイベント「科学屋台〜小ネタのごった煮〜」 ■ インストラクターが作った"小ネタのごった煮"には、君にもできる実験 のヒントがいっぱい!! 子どもも、大人も、FORESTの屋台で、科学小ネタのごった煮をご 賞味あれ! ☆ネタ(科学実験)の内容は、当日までのお楽しみ☆ 身近な物で、いろんな科学実験を体験しよう! 日 時:2月20日(土)、21日(日) 9時30分〜11時30分 13時30分〜15時30分 (所要時間は10分前後です) 会 場:5階G棟 スモンマ横イベント会場 対 象:子どもから大人まで 参加方法:当日、会場にて開催時間中に随時受付 参 加 費:無料(ただし、入館料は必要) 詳しくは、こちらをご覧ください。 http://www.jsf.or.jp/event/2016/02/22021forest.php ■ 「カラーコピー機のひみつをさぐれ!」参加者募集中 ■ 1日がかりの定員制のワークショップで、4人一組でカラー複写機の分 解を行います。 午前中は、カラー複写機や色の原理に関して、実験を交えながら学びま す。午後からはグループごとに、実際に複写機をドライバーなどの工具を 使って分解していきます。分解で発生した部品類、例えば電子基板やモー ター、ファンなどは、原則好きなものを持ち帰ることができます。 開 催 日:3月12日(土)小学生コース(小学校4〜6年生対象) 3月13日(日)中学生コース(中学校1〜3年生対象) 開催時間:各コース 9時30分〜16時 開催場所:科学技術館2階C室「イベントホール」 定 員:各32名 参 加 費:無料(参加者は入館料も無料) 応募方法:往復はがきにて(応募者多数の場合は抽選) 応募締切:2月15日(月)必着 主 催:公益財団法人新技術開発財団 共 催:公益財団法人日本科学技術振興財団 問合せ先:「キッズ・フロンティア・ワークショップ」事務局 (日本科学技術振興財団 人財育成・施設開発部内) 03−3212−8447(月〜金の9時30分〜17時) 応募方法など詳しくは、こちらをご覧ください。 http://www.jsf.or.jp/info/2016/01/31415.php ■ 「サイエンス友の会」オープンクラス ■ 「サイエンス友の会」の活動をご紹介するオープンクラスを開催します。 「サイエンス友の会」を初めて知った、興味を持っている、実験や工作を してみたい方など、オープンクラスでは年齢を問わずどなたでもご参加い ただけます。「サイエンス友の会」へのご質問など、スタッフがお応えい たしますので、ぜひこの機会にご見学ください。 開 催 日:2月13日(土) 開催時間:10時30分〜15時30分 会 場:4階I室「実験スタジアムL」 対 象:どなたでも(小さいお子様は保護者のお手伝いが必要です) 定 員:特になし ※席が埋まっている場合はお待ちいただくことがあります。 参 加 費:教材ごとに500円(別途、入館料が必要です) 参加方法:直接会場へお越しください。 受付時間:終了時間の30分前まで ※自由参加となります。 オープンクラスにつきましては、こちらをご覧ください。 http://www.jsf.or.jp/science/info/admission/ ■ 所沢航空発祥記念館 ■ ☆特別展「時代を翔(かけ)る日本の傑作機たち」 日本が生み出した傑作機の数々を記念館所蔵の初公開を含む貴重な資料 やパネル、実物資料等により紹介します。 開催期間:4月17日(日)まで 詳しくは、こちらをご覧ください。 http://tam-web.jsf.or.jp/contx/modules/myalbum5/viewcat.php?cid=1&orderby=dateD ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ★ 担 当 者 よ り ★ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■「JSF Today」最新号、出ました■ みなさん、科学技術館を運営している日本科学技術振興財団から「JS F Today」という広報誌を出しているのをご存じですか? 発行は 1年に4回。科学技術館の展示・イベントの話題をはじめ、私たち財団の いろんな活動を紹介しているカラー季刊誌です。館内にも置いてあります ので、見たことがある方も多いのではないでしょうか? 実はこの冊子の編集部は、当メルマガ編集部と同じ部署にあります。今 は、2016年はじめの最新号(1月25日号)ができあがったばかり。 できたてほやほやの冊子を、館内にせっせと配りおえたところです。 ちなみに、JSFとは、日本科学技術振興財団を英語にしたJapan Science Foundationの頭文字を取ったもの。「日本科学技術振興財団」と 早口でいうと、私はよく「ぎじゅちゅ……」と噛んでしまうんですが、略 称「JSF」はとても言いやすいです。この略称もみなさん、ぜひ覚えて くださいね。 「JSF Today」最新号の特集は、去年暮れに開かれた開館50 周年の記念シンポジウム「先進的『知』のネットワーク形成」です。少し 難しいタイトルですが、最新の科学教育事情にご興味のある方にとっては、 “考えるヒント”にあふれた必読の内容です。ほか、科学技術館の最近の 話題も満載ですよ。本誌は、当館1階「ミュージアムショップ」横、館内 3階「ワンダーガレージ」などに置いてあります。もちろん無料ですので、 館に来られた際は、手にとって家に持ち帰ってくださいね! <JSFToday編集部・海苔助> 「JSF Today」(電子版)最新号とバックナンバーは、下記の 財団のホームページ内でご覧になれます。 http://www2.jsf.or.jp/00_info/public.html −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 当館では、お得な割引回数券―科学技術館リピーターズチケット―を 2014年12月からはじめました。詳しくは、こちらをご覧ください。 http://www.jsf.or.jp/info/2014/12/_-_-.php 当館では、実験・工作ができる会場のほか、イベントホール等の貸し 出しを行っています。ご興味のある方は、こちらをご覧ください。 http://www.jsf.or.jp/business/rental/ −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 最後までお読みいただきありがとうございました。 皆様のご来館をお待ちしております。 ※科学技術館メールマガジンに関するお問い合わせやご意見、ご感想は こちらのURLからお願いします。 http://www3.jsf.or.jp/mlmaster/ 科学技術館ホームページ>>> http://www.jsf.or.jp −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 配信解除・配信先変更、バックナンバーについては、こちらのホーム ページからお願いします。 https://www3.jsf.or.jp/mailmaga/menu.asp ┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘ ┘ ┘ ┘ 発行者:科学技術館メールマガジン係 ┘ ┘ 〒102-0091 東京都千代田区北の丸公園2番1号 ┘ ┘ ┘ ┘ ※ このメールマガジンの回覧・転送は自由です。内容の引用・転 ┘ ┘ 載の際には、「科学技術館 メールマガジン 第何号の***の ┘ ┘ 記事」と注釈をいれてください。 ┘ ┘ なお、メールマガジンで参照しているWebサイトのすべての画 ┘ ┘ 像・記事については、著作権法に定める例外を除き、著作権者の ┘ ┘ 許可なく使用・転載することはできません。 ┘ ┘ ┘ ┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘ |
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