科学技術館メールマガジン バックナンバー |
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━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ━━ ━━ ━ ◆ 科 学 技 術 館 メールマガジン ◇ 第602号 ◆ ━ ━━ ━━ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ >>>2016/10/26発行 こんにちは。科学技術館です。 当メールマガジンは毎週水曜日発行です。ご愛読よろしくお願いします。 明日(27日)から読書週間がはじまります。今年の標語は「いざ、読書。」 です。さてどんな本を開こうかな。 科学技術館3階に新しい常設展示室「くすりの展示室(仮称)」を12月 22日(木)にオープンします。連載「子どもに教えたくなる! 科学技術 館」の第7話は11月1日(火)に発行です。お楽しみに! 11月19日(土)、20日(日)に開催の「第2回教員のための理科 実験スキルアップ講座」参加者募集中! 10月・11月の土・日曜日、祝日はエレベータを運行します。 詳しくは、こちらをご覧ください。 http://www.jsf.or.jp/info/2016/10/ev11.php ☆10月の休館日は毎週水曜日です。11月は毎日開館します。 * このメールマガジンは等幅フォントでご覧ください。 本号の配信数 10,875人。 ┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘ 今 号 の 目 次 ┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘ 【1】科学技術館新着情報 新着情報・・・「くすりの展示室(仮称)」を12月22日にオープンします 今週のユニバース 財団季刊誌「JSF Today」最新号のお知らせ 【2】科学技術館ニュース お知らせ・・・「ワクエコ・カーモデラー教室」参加者募集 第2回教員のための理科実験スキルアップ講座 イベント情報・・・サイエンスアゴラ2016 JST20周年記念フォーラム 他館の紹介・・・所沢航空発祥記念館 【3】科学技術館ラボラトリー 科学・技術よもやま話・・・「電信電話記念日」 【4】科学技術館おすすめ 科学の本の紹介・・・ 「原発事故で、生きものたちに何がおこったか。」 ┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 【1】 ★ 科 学 技 術 館 最 新 情 報 ★ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ◆ 新着情報 ■ 新常設展示室「くすりの展示室(仮称)」を 12月22日にオープンします ■ 「くすりの展示室(仮称)」は、くすりの研究開発をイメージした展示室 で、私たちに身近なくすりについての様々な知識を紹介します。 展示室は「くすりの歴史」や「くすりのいろいろ」など8つのゾーンで構 成され、古くからくすりが人類の健康や長寿に役立ってきたことや、現代で も新しいくすりの開発を通してさらに発展していることなどについて、クイ ズラリーやゲームなどの体験を通して楽しみながら学べます。お楽しみに! オープン日:12月22日(木) 場 所 :科学技術館3階 出展協力 :日本製薬工業協会 詳しくは、こちらをご覧ください。 http://www.jsf.or.jp/info/2016/10/kusuri.php ■ 今週のユニバース ■ スクリーンに全天周のシミュレーション映像を投影し、地球から太陽系、 恒星の世界、銀河の世界、そして宇宙全体のお話をお伝えします。 「ゲストコーナー」では、「新しい星の見つけ方」としてお話しいただく予 定です。 日 時:10月29日(土)14時〜、15時30分〜(各回40分) 会 場:4階B室「シンラドーム」 定 員:各回62名(当日先着順) 案内役:大朝由美子さん(埼玉大学) ゲスト:山岡均さん(国立天文台天文情報センター・広報室長・准教授) 詳しくは、こちらをご覧ください。 http://universe.chimons.org/jsf/ ■ 財団季刊誌「JSF Today」最新号のお知らせ ■ 科学技術館を運営している日本科学技術振興財団の季刊広報誌「JSF Today」は、科学技術館の展示・イベントの話題をはじめ、財団のいろ いろな活動を紹介しています。1年に4回発行しています。最新の秋号のフ ォーカスは「野依良治館長スペシャルイベントを今夏開催」、特集は「よく みると、魔法!? よく考えると、科学!」です。 「JSF Today」(電子版)最新号は、下記の財団ホームページ内 でご覧いただけます。 http://www2.jsf.or.jp/00_info/public.html ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 【2】 ★ 科 学 技 術 館 ニ ュ ー ス ★ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ◆ お知らせ ■ 「ワクエコ・カーモデラー教室」参加者募集 ■ 市販されている自動車のデザインを作るプロのカーモデラーと一緒に、ク レイモデル造形に挑戦する教室です。 今回は、用意された見本に従ってクレイを削りカーモデルを造る「おてが るコース」と、参加者の皆さんに事前にイメージや設計図を準備してもらっ て自分のデザインしたクルマを造っていく「じっくりコース」の2コースを 行います。ぜひご参加ください。 日 時:11月23日(祝・月) 1「おてがるコース」10時〜12時 2「じっくりコース」13時30分〜16時 会 場:2階C室イベントホール 対 象:小学生・中学生 (ただし、小学校1〜3年生は保護者の同伴が必要) 定 員:各コース12名(申込多数の場合は抽選) 参 加 費:無料(当選のみ入館料は無料。 当選者以外の方は入館料が必要) 申込締切:11月9日(水)必着 主 催:日本カーモデラー協会、日本自動車工業会 申込方法や内容など、詳しくはこちらをご覧ください。 http://www.jsf.or.jp/info/2016/10/1123119.php ■ 第2回教員のための理科実験スキルアップ講座 ■ 理科を教える教員の理科指導力の向上を目指した講座です。本講座では、 「青少年のための科学の祭典」全国大会の実行委員の先生方が講師役を務め ます。授業や社会教育活動でも役立つ実践的な理科実験の講習会ですので、 奮ってご参加ください。 開催日時:地学分野 11月19日(土)10時30分〜12時15分 物理分野 11月19日(土)13時30分〜15時15分 生物分野 11月20日(日)10時30分〜12時15分 化学分野 11月20日(日)13時30分〜15時15分 会 場:6階「実験工房」 対 象:・小学校や中学校で理科を担当している教師の方で、理科実験 の指導力アップを目指している方や、実験結果を理論的に正 しく理解したい方 ・科学教室の講師を目指している方で、実験指導の極意を勉強 したい方 ・教員を目指している学生の方 など 募集人数:各分野20名程度(申込順) 参 加 費:1分野1,000円(消耗品代、保険代など) ※同一日の2つの分野に参加する場合、2分野で1,500円とします。 申込方法:電子メールまたはFAX 申込締切:11月14日(月)必着 主 催:「青少年のための科学の祭典」全国大会実行委員会 (公財)日本科学技術振興財団 問合せ先:(公財)日本科学技術振興財団 科学の祭典事務局 電話:03−3212−8447 ※本事業は公益財団法人東京応化科学技術振興財団の 科学教育の普及・啓発助成を受けております。 申込方法など詳しくは、こちらをご覧ください。 http://www.kagakunosaiten.jp/index.php ◆イベント情報 ■ サイエンスアゴラ2016 ■ サイエンスアゴラは、市民参加の科学討論やトップ科学者との対話、子供 向けの科学実験など、科学と社会の関係を深める日本最大級の科学フォーラ ムです。 11月3日(木・祝)の開幕セッションでは、南場智子氏(DeNA創業者、 取締役会長)、ラッシュ・ホルト氏(米国科学振興協会〔AAAS〕CEO)の基調 講演のほか、震災経験を持つ高校生と科学者が「震災復興5年」をテーマに 語り合う特別パネル討論を開催。 また、同日午前には、世界の科学技術関係者が集まるサイエンスアゴラで、 国連が掲げる持続可能な開発目標(SDGs)について議論する「いま世界が直 面するSDGs等の課題解決にイノベーションは何ができるか?」と題したセッ ションを行い、アジア・欧・米・アフリカ等の登壇者、また参加者が様々な 観点や取り組みを持ち寄り、国際的な議論につなげます。 期間中は、200以上の多様なプログラムで皆様をお待ちしています。 会 期:11月3日(木・祝)〜6日(日) 時 間:10時〜17時(最終日は一部を除き16時まで) 会 場:東京・お台場地域(日本科学未来館ほか) 費 用:入場無料(一部、実費等いただく場合があります) 主 催:国立研究開発法人科学技術振興機構(JST) 問合先:JST科学コミュニケーションセンター 電 話:03−5214−7493 プログラムなど、詳しくはこちらをご覧ください。 http://www.jst.go.jp/csc/scienceagora/ http://www.jst.go.jp/csc/scienceagora/program/session/fb_652/ (開幕セッション) http://www.jst.go.jp/csc/scienceagora/program/booth/ab_143/ (SDGsセッション) 事前登録サイト https://form.jst.go.jp/enquetes/scienceagora2016(事前登録サイト) ■ JST20周年記念フォーラム ■ 2016年10月に設立20年を迎えた国立研究開発法人科学技術振興機 構(JST)が、国内外の気鋭のリーダーを招いて“未来共創イノベーショ ンを目指して〜とてもよい世界の作り方〜”と題したフォーラムを開催しま す。 梶田隆章氏(東京大学特別栄誉教授・宇宙線研究所長/2015年ノーベ ル物理学賞受賞者)、浅川智恵子氏(日本IBM株式会社東京基礎研究所I BMフェロー)の基調講演のほか、山根一眞氏(ノンフィクション作家)を モデレーターに、北川拓也氏(楽天株式会社執行役員)やヌウォン・チョラ クープ氏(タイ国立金属・材料技術センター〔MTEC〕再生可能エネルギ ー研究所所長)を始めとした若手科学研究者によるパネルディスカッション を通じて、これからの20年の未来社会における社会と科学技術のあるべき 関係を考えます。 日 時:11月4日(金)13時〜16時半 会 場:東京国際フォーラム B7ホール 費 用:入場無料 主 催:国立研究開発法人科学技術振興機構(JST) 問合先:20周年記念フォーラム運営事務局 電 話:03−6277−0117 プログラムなど、詳しくはこちらをご覧ください。 http://www.jst.go.jp/20th/forum.html 事前登録サイト https://form.jst.go.jp/enquetes/jst20thforum ◆ 他館の紹介 ■ 所沢航空発祥記念館 ■ ☆「YS−11型機」「格納庫」一般公開のお知らせ 通常、内部を公開していない西武新宿線 航空公園駅前に保存展示されて いるYS−11型機と、記念館隣にある格納庫を特別公開します。 日 時:10月29日(土)、30日(日)10時〜15時 会 場:YS−11型機・・・西武新宿線 航空公園駅前 格納庫・・・記念館隣 費 用:無料 ※雨天の場合、YS−11型機の公開は中止となります。 詳細は、こちらをご覧ください。 http://tam-web.jsf.or.jp/contx/modules/myalbum5/viewcat.php?cid=1&orderby=dateD#220 ☆「ゴム動力飛行機工作教室」のご案内 記念館オリジナルのキット「スカイハートU」の製作をします。 インストラクターが一つ一つ部品を手作りしたこのキットは面白い形をし ていて、上に向かって飛んでいきます。 楽しく作って、記念館前の芝生で飛ばしてみましょう。 日 時:11月6日(日)13時30分〜(製作時間 約1時間) 受 付:13時〜(先着40名) 会 場:記念館1階研修室 教材費:300円 詳しくは、こちらをご覧ください。 http://tam-web.jsf.or.jp/contx/modules/myalbum0/viewcat.php?cid=1#234 ☆室内飛行機工作講座(事前申込制) 室内飛行機(インドアプレーン)の製作からテストフライトまでを1日で 行う工作講座を開催します。室内飛行機は、超軽量の模型飛行機で、滞空時 間が非常に長く、室内を静かに飛行する姿はとても優雅です。 この室内飛行機の第一人者が講師となり、製作・調整・テストフライトま でを1日で行います。 開 催 日:11月26日(土) 時 間:10時〜14時(製作) 14時から1時間程度(所沢市役所内でテストフライト) 会 場:記念館1階研修室 対 象:中学生以上の方(中・高生や大人の方) 募集人数:15名程度 教 材 費:700円 申込方法:11月12日(土)までお電話で受付いたします。 電 話:04−2996−2225 ※11月26日の室内飛行機工作の予約とお伝えください。 ※定員となりました際はキャンセル待ちとなります。 お早めにお申込み下さい。 詳しくは、こちらをご覧ください。 http://tam-web.jsf.or.jp/contx/modules/myalbum0/viewcat.php?cid=1#231 ☆大型映像館上映作品 「2050年宇宙エレベーターの旅」 まだ私たちにとっては遠い存在の宇宙。ところが、そう遠くない将来、誰 もが宇宙に行ける乗り物ができるかもしれません。実現しようと、いち早く 動き始めた日本の大手建設会社の技術者たち。2050年を目標に、地球と 宇宙を結ぶ「宇宙エレベーター」の建設計画を立てています。 本作品では、夢に挑む研究者たちにスポットを当て、夢の構想をCGで描 きます。 期 間:12月28日(水)まで 時 間:10時20分〜、12時40分〜、14時20分〜、16時〜 上映時間約40分(本作品はブルーレイでの上映になります) 会 場:大型映像館 入館料:大人620円、小・中学生260円 詳しくは、こちらをご覧ください。 http://tam-web.jsf.or.jp/contx/modules/myalbum3/viewcat.php?cid=1#105 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 【3】 ★ 科 学 技 術 館 ラ ボ ラ ト リ ー ★ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ◆ 科学・技術よもやま話 ■ 電信電話記念日 ■ 先日10月23日は「電信電話記念日」でした。 これは、1869年10月23日(旧暦の明治2年9月19日)に東京〜 横浜間の電信線架設工事に着手したことにちなむ記念日で、1950(昭和 25)年に電気通信省(現在の日本電信電話〔NTT〕グループや総務省の 前身)が制定したものです(※1)。以前にも当メールマガジンの本欄にて ご紹介したように(※2)、電気通信を示す語としては、電報に代表される 「電信」と音声通話である「電話」がしばしば併記されました。この10月 23日は、日本の公衆電気通信が産声を上げた日と言うことができます。 東京〜横浜間で工事が始まった3ヶ月後の1870年1月26日(旧暦の 明治2年12月25日)には電報の取り扱いが開始されています。これは、 郵便(1871年)、鉄道・ガス(1872年)、電気(1882年)、近 代水道(1887年)、電話(1889年)などに先立つ、言わば我が国で 最初の近代的インフラストラクチャー事業であり、情報を扱う事業から近代 日本のインフラが整備され始めたことになります。 郵便は東京〜京都〜大阪間、鉄道は新橋駅〜横浜駅(現在の桜木町駅)間、 ガスおよび水道は横浜、電気は銀座、電話は東京〜横浜間と、サービスは、 明治新政府の置かれた東京と、世界に名を馳せる貿易港となった横浜付近を 中心に開始されました。電報も、横浜裁判所と東京築地の運上所(後の税関) 内に設けられた「傳信機役所(電信局)」から始められたもので、現在でも 東京都中央区築地七丁目の街角には「電信創業之地」(※3)、また横浜市 中区日本大通の横浜地方検察庁の玄関脇には「電信創業の地」(※4)なる 記念碑があります。秋のお散歩のついでに探してみてはいかがでしょうか。 (※1)当初は省名に合わせて「電気通信記念日」と称しており、1952 (昭和27)年に電気通信省が日本電信電話公社へと移行してもその ままでしたが、「電信電話」の呼称が次第に馴染んだ1956(昭和 31)年から現在のように改称されました。 (※2)第449号(2013年10月2日発行)の科学・技術よもやま話 「“あのマーク”の由来」や第472号(2014年3月19日発行) の「電○柱」、第510号(2014年12月17日発行)の「電信」 などもご参照ください。 (※3)http://www2.jsf.or.jp/mailmaga/602/602.pdf (※4)横浜市中区役所による紹介 http://www.city.yokohama.lg.jp/naka/sighthist/etizu/23.html 執筆者:松浦匡 科学技術館運営部 「科学・技術よもやま話」のバックナンバー http://www2.jsf.or.jp/mailmaga/y_index.html ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 【4】 ★ 科 学 技 術 館 お す す め ★ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ◆ 科学の本の紹介 鈴木康彦さんがデザインした本の3回目は、原発事故のあとの里山の変化 を記録した本を紹介します。沢山の写真と文章に込められた作者の思いをど う形にするか。余白を意識したレイアウト、見開きいっぱいの写真の効果、 目次の細かな色分け、注釈の入れ方、カバーと表紙の違いなどデザイナーの センスにも注目して読んでみてください。 ■ 『原発事故で、生きものたちに何がおこったか。』 ■ 永幡嘉之 写真・文/岩崎書店/2015年2月/1,600円+税 兵庫県生まれの自然写真家・永幡さんは、東北のブナの原生林にあこがれ、 25歳のときに山形県に移住しました。その後阿武隈山地の里山の自然に惹 かれ、そこに住む昆虫についてもっと調べたいと思っていた時、福島第一原 子力発電所での事故が起きてしまいました。永幡さんは里山の変化を自分の 目で見て、説明のつく現象を可能な限り解き明かしていこうと、被災地に通 い続けています。 この本は、事故前の里山の風景と事故直後のことを書いたプロローグから はじまります。 本文は「生きもののすみかにおこったこと」「生きものの体におこったこ と」「調べ続ける人びと」「人間の手による変化」「当たり前の光景とは」 の順に、事故後、里山で起こった事実と調査の様子を伝えています。食物連 鎖がくずれたタガメ、水田地帯を覆いつくすセイタカアワダチソウの黄色い 海、川をさかのぼってゆくサケ、人家に近づくイノブタやサルの写真など、 私たちが知らなければいけない光景に目をそむけることはできません。 強い信念と愛着を支えにして調査を続けている人たちがいます。琉球大学 の大瀧丈二先生のような科学者たち。長年、身の回りの自然に愛着をもって 調べ続けてきた人たち。永幡さんはたて糸とよこ糸に例えて、それぞれの活 動がいかに大切かにも言及しています。 除染により積み上げられた黒い袋の写真に明るい未来を描くことは難しい です。しかしこの本から永幡さんが私たちへ問いかけていることをしっかり と受け止めなくてはいけません。あとがきの「自然環境は、そこで生まれ育 ち、愛着があってこそ大切にするものです。」という言葉は、広く深いメッ セージです。福島だけの問題ではない、だれもが当事者であるのだ、と考え させられます。本全体を通し、この本の制作に関わったすべての人たちの熱 い思いを感じる一冊です。 執筆者:竹内純子 科学読物研究会 この本の表紙はこちらのURLをご参照ください。 http://www.kagakuyomimono.com/hon/13shakai/genpatujiko/genpatujiko.html 科学読物研究会ホームページ http://www.kagakuyomimono.com/ 「科学の本の紹介」のバックナンバー http://www2.jsf.or.jp/mailmaga/b_index.html ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ★ 担 当 者 よ り ★ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■ 特 異 日 ■ 「特異日」とは、その前後の日と比べて偶然とは思われない程の高い確率 で特定の気象状態が現れる日の事です。 52年前の1964(昭和39)年10月10日青空の下にオリンピック の開会式が行われて以来この日が東京の晴れの特異日と言われています。実 際は、当時10月は10日よりも15日の方が晴れの確率は高かったようで すが、15日は木曜日で10日は土曜日であったからのようです。 2020年7月24日の開会式も雨でないことを願いたいですね。 科学技術館は雨でも大丈夫です。館員一同ご来館を待ってます。 (執筆者:T.S) −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 当館では、お得な割引回数券―科学技術館リピーターズチケット―を 2014年12月からはじめました。詳しくは、こちらをご覧ください。 http://www.jsf.or.jp/info/2014/12/_-_-.php 当館では、実験・工作ができる会場のほか、イベントホール等の貸し 出しを行っています。ご興味のある方は、こちらをご覧ください。 http://www.jsf.or.jp/business/rental/ −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 最後までお読みいただきありがとうございました。 皆様のご来館をお待ちしております。 ※科学技術館メールマガジンに関するお問い合わせやご意見、ご感想は こちらのURLからお願いします。 http://www3.jsf.or.jp/mlmaster/ 科学技術館ホームページ>>> http://www.jsf.or.jp −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 配信解除・配信先変更、バックナンバーについては、こちらのホーム ページからお願いします。 https://www3.jsf.or.jp/mailmaga/menu.asp ┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘ ┘ ┘ ┘ 発行者:科学技術館メールマガジン係 ┘ ┘ 〒102-0091 東京都千代田区北の丸公園2番1号 ┘ ┘ ┘ ┘ ※ このメールマガジンの回覧・転送は自由です。内容の引用・転 ┘ ┘ 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