科学技術館メールマガジン バックナンバー


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  ━  ◆ 科 学 技 術 館 メールマガジン ◇ 第603号 ◆  ━
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                             >>>2016/11/2発行
  
   こんにちは。科学技術館です。
  
   当メールマガジンは毎週水曜日発行です。ご愛読よろしくお願いします。
   来週月曜日は「立冬(りっとう)」です。寒い日も多くなり、冬の訪れを
  感じる季節となりました。科学技術館前のイチョウの葉も色が変わりつつあ
  ります。
  
   土曜日(5日)に「科学ライブショー『ユニバース』オーロラ特別番組」
  を開催します。連載「子どもに教えたくなる!科学技術館」の第7話「乳酸
  菌で、カード・バトル!」を発行しました。
  
   11月19日(土)、20日(日)に開催の「第2回教員のための理科
  実験スキルアップ講座」参加者募集中!
   11月23日(祝・月)に開催の「ワクエコ・カーモデラー教室」参加者募集中!
  
   11月の土・日曜日、祝日はエレベータを運行します。
   詳しくは、こちらをご覧ください。
   http://www.jsf.or.jp/info/2016/10/ev11.php
  
  ☆11月は毎日開館します。
  
  * このメールマガジンは等幅フォントでご覧ください。
  
  本号の配信数 10,877人。
  
  
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  【1】科学技術館新着情報
      新着情報・・・科学ライブショー「ユニバース」オーロラ特別番組
             科学技術館パソコン教室「キッズプログラミング倶楽部」
             科学技術館パソコン教室NEWS 最新号のお知らせ
  
  【2】科学技術館ニュース
      お知らせ・・・「くすりの展示室(仮称)」12月22日オープン
             「ワクエコ・カーモデラー教室」参加者募集
             第2回教員のための理科実験スキルアップ講座
      イベント情報・・・サイエンスアゴラ2016
               JST20周年記念フォーラム
      他館の紹介・・・所沢航空発祥記念館
  
  【3】科学技術館ラボラトリー
      科学・技術よもやま話・・・「マイナンバーの数字法則」
  
  【4】科学技術館おすすめ
      科学の本の紹介・・・「はなのあなのはなし」
      子どもに教えたくなる!科学技術館・・・
                      「乳酸菌で、カード・バトル!」
  
  
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  【1】    ★ 科 学 技 術 館 最 新 情 報 ★
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  ◆ 新着情報
  
  ■ 科学ライブショー「ユニバース」オーロラ特別番組
                   〜時空を超えたオーロラ研究へ〜 ■
  
   全天周立体ドームシアター・4階B室「シンラドーム」において、科学ラ
  イブショー「ユニバース」オーロラ特別番組を上演します。
   世界初の全天周3Dオーロラの映像に加え、その後に展開してきたオーロ
  ラの過去・現在・未来に関する新たな研究について、オーロラ研究者の片岡
  龍峰准教授(国立極地研究所)が案内役としてご紹介します。
   また、特別ゲストに国文学研究資料館の山本和明教授、岩橋清美准教授を
  おむかえし、日本の古典籍を使った研究について、ご紹介をいただきます。
   是非、お楽しみください。
  
   日 時:11月5日(土)
        1回目 14時〜14時40分
        2回目 15時30分〜16時10分
   会 場:4階B室「シンラドーム」
   定 員:各回62名(当日先着順)
   参加費:無料(ただし、入館料は必要)
  
   案 内 役:片岡 龍峰さん(国立極地研究所 准教授)
   特別ゲスト(1回目):山本 和明さん(国文学研究資料館 教授)
              講演タイトル「古典籍を開拓する!」
   特別ゲスト(2回目):岩橋 清美さん(国文学研究資料館 准教授)
              講演タイトル「江戸時代のオーロラ」
  
   詳しくは、こちらをご覧ください。
   http://www.jsf.or.jp/event/2016/11/115.php
  
  ■ 科学技術館パソコン教室「キッズプログラミング倶楽部」 ■
  
   MITメディアラボが開発した、小学生にも使えるプログラミング環境
  「Scratch(スクラッチ)」を使用して楽しみながらプログラミングの基本が
  学べる、「キッズプログラミング倶楽部」を開催しています。
  
   日  時:11月27日(日)
        初級クラス:ドライビングゲーム    10時00分〜11時30分
        中級クラス:格闘技ゲーム       12時30分〜14時00分
        体験クラス:はじめてのプログラミング 14時30分〜16時00分
        ※中級クラスは11月6日開催と同じ内容です。
   会  場:事務棟3階 科学技術館パソコン教室
   対  象:小学3年生〜中学3年生
        ※マウスやキーボードを使ったことがある方
   定  員:各クラス15名(先着順)
        (キッズプログラミング倶楽部WEBにて申込受付状況の表
         示がありますが、処理作業の関係で満席の表示が数日遅れ
         る場合もあります。その際はご了承願います)
   参 加 費:1,500円
   申込方法:メールにて
  
   申込方法や講座内容など、詳しくはこちらをご覧ください。
   http://etoys.jp/kpc
  
  ■ 科学技術館パソコン教室NEWS 最新号のお知らせ ■
  
   最新の2016年11/12月号では、タブレットとスマートフォンをも
  っと身近なものする方法について紹介しています。
  
   詳しくは、こちらをご覧ください。
   http://kagakupc.jp/wp-content/uploads/2013/05/news133.pdf
  
   科学技術館パソコン教室ホームページ http://kagakupc.jp/
  
  
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    【2】    ★ 科 学 技 術 館 ニ ュ ー ス ★
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  ◆ お知らせ
  
  ■ 一般財団法人日本宝くじ協会助成事業
     新常設展示室「くすりの展示室(仮称)」12月22日オープン ■
  
   「くすりの展示室(仮称)」は、くすりの研究開発をイメージした展示室
  で、私たちに身近なくすりについての様々な知識を紹介します。
   展示室は「くすりの歴史」や「くすりのいろいろ」など8つのゾーンで構
  成され、古くからくすりが人類の健康や長寿に役立ってきたことや、現代で
  も新しいくすりの開発を通してさらに発展していることなどについて、クイ
  ズラリーやゲームなどの体験を通して楽しみながら学べます。お楽しみに!
  
   オープン日:12月22日(木)
   場  所 :科学技術館3階
   出展協力 :日本製薬工業協会
  
   詳しくは、こちらをご覧ください。
   http://www.jsf.or.jp/info/2016/10/kusuri.php
  
  ■ 「ワクエコ・カーモデラー教室」参加者募集 ■
  
   市販されている自動車のデザインを作るプロのカーモデラーと一緒に、ク
  レイモデル造形に挑戦する教室です。
   今回は、用意された見本に従ってクレイを削りカーモデルを造る「おてが
  るコース」と、参加者の皆さんに事前にイメージや設計図を準備してもらっ
  て自分のデザインしたクルマを造っていく「じっくりコース」の2コースを
  行います。ぜひご参加ください。
  
   日  時:11月23日(祝・月)
        1「おてがるコース」10時〜12時
        2「じっくりコース」13時30分〜16時
   会  場:2階C室イベントホール
   対  象:小学生・中学生
        (ただし、小学校1〜3年生は保護者の同伴が必要)
   定  員:各コース12名(申込多数の場合は抽選)
   参 加 費:無料(当選者のみ入館料は無料。同伴の保護者など、当選者以
           外の方は入館料が必要)
   申込締切:11月9日(水)必着
   主  催:日本カーモデラー協会、日本自動車工業会
  
   申込方法や内容など、詳しくはこちらをご覧ください。
   http://www.jsf.or.jp/info/2016/10/1123119.php
  
  ■ 第2回教員のための理科実験スキルアップ講座 ■
  
   理科を教える教員の理科指導力の向上を目指した講座です。本講座では、
  「青少年のための科学の祭典」全国大会の実行委員の先生方が講師役を務め
  ます。授業や社会教育活動でも役立つ実践的な理科実験の講習会ですので、
  奮ってご参加ください。
  
   開催日時:地学分野 11月19日(土)10時30分〜12時15分
        物理分野 11月19日(土)13時30分〜15時15分
        生物分野 11月20日(日)10時30分〜12時15分
        化学分野 11月20日(日)13時30分〜15時15分
   会  場:6階「実験工房」
   対  象:・小学校や中学校で理科を担当している教師の方で、理科実験
         の指導力アップを目指している方や、実験結果を理論的に正
         しく理解したい方
        ・科学教室の講師を目指している方で、実験指導の極意を勉強
         したい方
        ・教員を目指している学生の方 など
   募集人数:各分野20名程度(申込順)
   参 加 費:1分野1,000円(消耗品代、保険代など)
        ※同一日の2つの分野に参加する場合、2分野で1,500円とします。
   申込方法:電子メールまたはFAX
   申込締切:11月14日(月)必着
   主  催:「青少年のための科学の祭典」全国大会実行委員会
        (公財)日本科学技術振興財団
   問合せ先:(公財)日本科学技術振興財団 科学の祭典事務局
        電話:03−3212−8447
        ※本事業は公益財団法人東京応化科学技術振興財団の
         科学教育の普及・啓発助成を受けております。
  
   申込方法など詳しくは、こちらをご覧ください。
   http://www.kagakunosaiten.jp/index.php
  
  ◆イベント情報
  
  ■ サイエンスアゴラ2016 ■
  
   サイエンスアゴラは、市民参加の科学討論やトップ科学者との対話、子供
  向けの科学実験など、科学と社会の関係を深める日本最大級の科学フォーラ
  ムです。
   11月3日(木・祝)の開幕セッションでは、南場智子氏(DeNA創業者、
  取締役会長)、ラッシュ・ホルト氏(米国科学振興協会〔AAAS〕CEO)の基調
  講演のほか、震災経験を持つ高校生と科学者が「震災復興5年」をテーマに
  語り合う特別パネル討論を開催。
   また、同日午前には、世界の科学技術関係者が集まるサイエンスアゴラで、
  国連が掲げる持続可能な開発目標(SDGs)について議論する「いま世界が直
  面するSDGs等の課題解決にイノベーションは何ができるか?」と題したセッ
  ションを行い、アジア・欧・米・アフリカ等の登壇者、また参加者が様々な
  観点や取り組みを持ち寄り、国際的な議論につなげます。
   期間中は、200以上の多様なプログラムで皆様をお待ちしています。
  
   会 期:11月3日(木・祝)〜6日(日)
   時 間:10時〜17時(最終日は一部を除き16時まで)
   会 場:東京・お台場地域(日本科学未来館ほか)
   費 用:入場無料(一部、実費等いただく場合があります)
   主 催:国立研究開発法人科学技術振興機構(JST)
   問合先:JST科学コミュニケーションセンター
   電 話:03−5214−7493
  
   プログラムなど、詳しくはこちらをご覧ください。
   http://www.jst.go.jp/csc/scienceagora/
   http://www.jst.go.jp/csc/scienceagora/program/session/fb_652/ (開幕セッション)
   http://www.jst.go.jp/csc/scienceagora/program/booth/ab_143/ (SDGsセッション)
   事前登録サイト
   https://form.jst.go.jp/enquetes/scienceagora2016(事前登録サイト)
  
  ■ JST20周年記念フォーラム ■
  
   2016年10月に設立20年を迎えた国立研究開発法人科学技術振興機
  構(JST)が、国内外の気鋭のリーダーを招いて“未来共創イノベーショ
  ンを目指して「とてもよい世界の作り方」”と題したフォーラムを開催しま
  す。
   梶田隆章氏(東京大学特別栄誉教授・宇宙線研究所長/2015年ノーベ
  ル物理学賞受賞者)、浅川智恵子氏(日本IBM株式会社東京基礎研究所I
  BMフェロー)の基調講演のほか、山根一眞氏(ノンフィクション作家)を
  モデレーターに、北川拓也氏(楽天株式会社執行役員)やヌウォン・チョラ
  クープ氏(タイ国立金属・材料技術センター〔MTEC〕再生可能エネルギ
  ー研究所所長)を始めとした若手科学研究者によるパネルディスカッション
  を通じて、これからの20年の未来社会における社会と科学技術のあるべき
  関係を考えます。
  
   日 時:11月4日(金)13時〜16時半
   会 場:東京国際フォーラム B7ホール
   費 用:入場無料
   主 催:国立研究開発法人科学技術振興機構(JST)
   問合先:20周年記念フォーラム運営事務局
   電 話:03−6277−0117
  
   プログラムなど、詳しくはこちらをご覧ください。
   http://www.jst.go.jp/20th/forum.html
   事前登録サイト
   https://form.jst.go.jp/enquetes/jst20thforum
  
  ◆ 他館の紹介
  
  ■ 所沢航空発祥記念館 ■
  
  ☆ワークショップに遊びにおいでよ!
  
   展示館1階のワークショップでは、「飛ぶ」をメインテーマにした工作や
  実験を楽しみながら学ぶ事ができます。
   小さなお子様から大人の方まで、どなたでも参加いただけます。
  
  【ワークショップ(11月プログラム)】
   期 間:11月土・日・祝日および11月14日(※埼玉県民の日 )
   時 間:1:10時30分〜 2:11時30分〜 3:13時30〜
       4:14時30分〜 5:15時30分〜
   定 員:各回約18名
   場 所:展示館1階ワークショップ
   対 象:子供から大人まで
   参加費:無料(展示館入館料が必要です)
   内 容:1:飛ばしてあそぼう・・・飛ぶおもちゃを作って、飛ばして遊ぼう!
       2:折り紙飛行機・・・簡単なのに良く飛ぶ!
       3:空気の実験・・・空気って何だろう?実験で色々調べてみよう!
       4:おさんぽ凧・・・折り紙を使ってふわふわ風を受ける凧を作ろう!
       5:風船ロケット・・・細長い風船がロケットに?!
       ※上記時間と番号は一致しています。
   参加方法:各回開始時間前までに会場へお越し下さい。
  
    詳しくは、こちらをご覧ください。
    http://tam-web.jsf.or.jp/contx/modules/myalbum2/viewcat.php?cid=1#634
  
  ☆「ゴム動力飛行機工作教室」のご案内
  
   記念館オリジナルのキット「スカイハートU」の製作をします。
   インストラクターが一つ一つ部品を手作りしたこのキットは面白い形をし
  ていて、上に向かって飛んでいきます。
   楽しく作って、記念館前の芝生で飛ばしてみましょう。
  
   日 時:11月6日(日)13時30分〜(製作時間 約1時間)
   受 付:13時〜(先着40名)
   会 場:記念館1階研修室
   教材費:300円
  
   詳しくは、こちらをご覧ください。
   http://tam-web.jsf.or.jp/contx/modules/myalbum0/viewcat.php?cid=1#234
  
  ☆室内飛行機工作講座(事前申込制)
  
   室内飛行機(インドアプレーン)の製作からテストフライトまでを1日で
  行う工作講座を開催します。室内飛行機は、超軽量の模型飛行機で、滞空時
  間が非常に長く、室内を静かに飛行する姿はとても優雅です。
   この室内飛行機の第一人者が講師となり、製作・調整・テストフライトま
  でを1日で行います。
  
   開 催 日:11月26日(土)
   時  間:10時〜14時(製作)
        14時から1時間程度(所沢市役所内でテストフライト)
   会  場:記念館1階研修室
   対  象:中学生以上の方(中・高生や大人の方)
   募集人数:15名程度
   教 材 費:700円
   申込方法:11月12日(土)までお電話で受付いたします。
   電  話:04−2996−2225
        ※11月26日の室内飛行機工作の予約とお伝えください。
        ※定員となりました際はキャンセル待ちとなります。
         お早めにお申込み下さい。
  
   詳しくは、こちらをご覧ください。
   http://tam-web.jsf.or.jp/contx/modules/myalbum0/viewcat.php?cid=1#231
  
  ☆大型映像館上映作品
  
   「2050年宇宙エレベーターの旅」
   まだ私たちにとっては遠い存在の宇宙。ところが、そう遠くない将来、誰
  もが宇宙に行ける乗り物ができるかもしれません。実現しようと、いち早く
  動き始めた日本の大手建設会社の技術者たち。2050年を目標に、地球と
  宇宙を結ぶ「宇宙エレベーター」の建設計画を立てています。
   本作品では、夢に挑む研究者たちにスポットを当て、夢の構想をCGで描
  きます。
  
   期 間:12月28日(水)まで
   時 間:10時20分〜、12時40分〜、14時20分〜、16時〜
       上映時間約40分(本作品はブルーレイでの上映になります)
   会 場:大型映像館
   入館料:大人620円、小・中学生260円
  
   詳しくは、こちらをご覧ください。
   http://tam-web.jsf.or.jp/contx/modules/myalbum3/viewcat.php?cid=1#105
  
  
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  【3】   ★ 科 学 技 術 館 ラ ボ ラ ト リ ー ★
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  ◆ 科学・技術よもやま話
  
  ■ マイナンバーの数字法則 ■
  
   2016年1月から利用が始まったマイナンバー(個人番号)は、国民一
  人ひとりに与えられる固有の番号で12桁の数字で成り立っています。この
  12桁の数字は順番でもバラバラでもなく、法律に則って作られています。
   まず、『行政手続における特定の個人を識別するための番号の利用等に関
  する法律施行令』(※1)の第8条に「個人番号とすべき番号の構成」とし
  て
  
   1)住民票コードを変換して得られるものであること。
   2)前号の住民票コードを復元することのできる規則性を備えるもので
     ないこと。
   3)他のいずれの個人番号を構成する検査用数字以外の十一桁の番号と
     も異なること。
  
   と記述されていて、上記要件に該当する11桁の番号を生成し、その後に
  1桁の検査用数字(チェックディジット)を付け加えることになっています。
   そして、『行政手続における特定の個人を識別するための番号の利用等に
  関する法律の規定による通知カード及び個人番号カード並びに情報提供ネッ
  トワークシステムによる特定個人情報の提供等に関する省令』(※2)の第
  5条に「検査用数字を算出する算式」として、次の算式が言葉と共に記され
  ています。なお、別の資料には総和を表すΣ(シグマ)で表記されているも
  のもあります。
  
   算式
    11―((n=1(シグマ)11(Pn×Qn))を11で除した余り)
       ただし、(n=1(シグマ)11(Pn×Qn))を
       11で除した余り≦1の場合は、0とする。
  
   算式の符号
    Pn 個人番号を構成する検査用数字以外の十一桁の番号の最下位の桁
       を1桁目としたときのn桁目の数字
    Qn 1≦n≦6のとき n+1 7≦n≦11のとき n―5
  
   この算式、一見しただけでは全くわかりませんが、やっていることは足し
  算(加算)と掛け算(乗算)と割り算(除算)だけです。マイナンバー12
  桁の下位1桁を除いた11桁分だけを考えた時、
  
     1桁目の番号に2を掛ける
     2桁目の番号に3を掛ける
     3桁目の番号に4を掛ける
     4桁目の番号に5を掛ける
     5桁目の番号に6を掛ける
     6桁目の番号に7を掛ける
     7桁目の番号に2を掛ける
     8桁目の番号に3を掛ける
     9桁目の番号に4を掛ける
    10桁目の番号に5を掛ける
    11桁目の番号に6を掛ける
  
   上記11個の数値を足して、11で割った余りを11から引いた数が1桁
  目の検査用数字(マイナンバー12桁の1桁目)になります。自分のマイナ
  ンバーで確かめてみてはいかがでしょうか。
   ところで、なぜこのような計算をわざわざしているのでしょうか。検査用
  数字(チェックディジット)は、番号の入力誤りなどを検出するために追加
  されています。桁数が少なければ入力間違いはあまりないですが、桁数が多
  くなれば入力ミスが発生する頻度は高くなります。そのため、入力ミスを発
  見する仕組みとしてこのような検査用数字(チェックディジット)を追加し
  て、正しい数字かどうかがわかる仕掛けを施しています。
   検査用数字に余りを使ったものにLuhnアルゴリズムがあります。他に
  も番号が正しいかどうかを判別するのに、CRCと呼ばれる巡回冗長検査、
  ハッシュ関数を使ったMD5といったようなものが使われており、商品バー
  コードや運転免許証、ISBN、クレジットカードの番号などに使われてい
  ます。
  
   ※1)特定の個人を識別するための番号の利用等に関する法律施行令
    http://law.e-gov.go.jp/announce/H26SE155.html
   ※2)特定個人情報の提供等に関する省令
    http://law.e-gov.go.jp/announce/H26F11001000085.html
  
   執筆者:高原章仁 経営企画・総務室
  
   「科学・技術よもやま話」のバックナンバー
   http://www2.jsf.or.jp/mailmaga/y_index.html
  
  
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    【4】    ★ 科 学 技 術 館 お す す め ★
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  ◆ 科学の本の紹介
  
   今月のテーマは「穴」です。今週は顔の真ん中の2つのあな、鼻の穴です。
  
  ■ 『はなのあなのはなし』 ■
    やぎゅうげんいちろう 作/福音館書店/
    1982年10月/900円+税
  
   表紙に大きな黒い丸が2つ。鼻の穴です。鼻の穴には人によって大きさや
  形がいろいろあることが、まず書いてあります。人の鼻の穴の形を観察する
  なんてあんまりないのでおもしろいです。それから動物の鼻の穴も様々です。
  アザラシやカバは閉じることができて水が入らないようになっている鼻だし、
  イルカはなんと鼻の穴は頭の上に1つだけなんだそうです。
   鼻の穴は空気を吸ったりはいたりする役目のほか、鼻の穴が詰まるとにお
  いがわからなくなり、話す言葉がはっきりしなくなるので、鼻の穴は大切だ
  とわかります。鼻の穴に生えている鼻毛の役目や、鼻くそはゴミでどうやっ
  て大きくなっていくかもわかります。鼻くそが並んでいる絵には笑ってしま
  います。鼻を横から見た大きな絵があって、鼻の中の構造が示され、空気の
  流れや、口とどういう風につながっているのかよくわかります。鼻じるや鼻
  血に、子どもたちは興味しんしんです。
   絵がとても楽しく、読み聞かせにも向いています。
  
   執筆者:渡部美帆 科学読物研究会
  
   この本の表紙はこちらのURLをご参照ください。
   http://www.kagakuyomimono.com/hon/9karada/hananoana/hananoana.html
  
   科学読物研究会ホームページ http://www.kagakuyomimono.com/
  
   「科学の本の紹介」のバックナンバー
   http://www2.jsf.or.jp/mailmaga/b_index.html
  
  ◆ 子どもに教えたくなる!科学技術館
  
  ■ 「乳酸菌で、カード・バトル!」 ■
  
   科学技術館には、思わず子どもに教えたくなるような展示がいっぱい!
  そこで、科学技術館スタッフが、おすすめの展示アイテムやその楽しみ方を
  毎回1つずつ紹介します。
   最新号の第7話は、「乳酸菌で、カード・バトル!」と題し、3階の「ブル
  ガリア博士のヨーグルト研究室」(株式会社明治出展)の展示をご紹介しま
  す。
   お子さんと一緒に読んで、科学技術館にぜひ見に来てください。
  
   第7話「乳酸菌で、カード・バトル!」はこちらからご覧ください。
   http://www.jsf.or.jp/exhibit/oshietakunaru07/
  
  
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             ★ 担 当 者 よ り ★
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  ■ もう春が待ち遠しい ■
  
   11月に入ってしまいました。日本シリーズは、広島と日ハムがすばらし
  い戦いを繰り広げ、とても感動しました。
   今日は「阪神タイガース記念日」だそうです。1985年の11月2日に
  38年ぶりの日本一となったのでした。
   野球シーズンが終わってしまいさびしいですね。はやく3月にならないか
  なあ。
   ちなみに、自分は巨人とロッテのファンです。
  
                      (執筆者:メルマガ元編集長)
  
  
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