科学技術館メールマガジン バックナンバー


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  ━  ◆ 科 学 技 術 館 メールマガジン ◇ 第606号 ◆  ━
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                             >>>2016/11/30発行
  
   こんにちは。科学技術館です。
  
   当メールマガジンは毎週水曜日発行です。ご愛読よろしくお願いします。
   科学技術館前のイチョウも、お隣の日本武道館前の大イチョウも黄に紅葉
  しました。北の丸公園のモミジも赤に紅葉してきれいです。
   本日より「第58回科学技術映像祭」の参加作品の募集がはじまりました。
  
   「第47回市村アイデア賞作品展」開催中(12月4日(日)まで)。
  
   12月の土・日曜日、祝日はエレベータを運行します。
   詳しくは、こちらをご覧ください。
   http://www.jsf.or.jp/info/2016/11/ev12.php
  
  ☆年内は12月27日(火)まで毎日開館いたします。
  
  * このメールマガジンは等幅フォントでご覧ください。
  
  本号の配信数 10,878人。
  
  
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  【1】科学技術館新着情報
      新着情報・・・「第58回科学技術映像祭」参加作品募集
             科学技術館パソコン教室「キッズプログラミング倶楽部」
             今週のユニバース
  
  【2】科学技術館ニュース
      お知らせ・・・「くすりの部屋―クスリウム」12月22日オープン
             「第47回市村アイデア賞作品展」
      他館の紹介・・・所沢航空発祥記念館
  
  【3】科学技術館ラボラトリー
      科学・技術よもやま話・・・「自転車のハンドル」
  
  【4】科学技術館おすすめ
      科学の本の紹介・・・「アカゲラ キツツキの森へ」
  
  
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  【1】    ★ 科 学 技 術 館 最 新 情 報 ★
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  ◆ 新着情報
  
  ■ 「第58回科学技術映像祭」参加作品募集 ■
  
   第58回科学技術映像祭の参加作品の募集を開始しました。
  
   募集締切:2017年1月25日(水)必着
   参加方法:科学技術映像祭公式ホームページより申込
   入選発表:2017年3月下旬予定
   表 彰 式:2017年4月21日(金)当館サイエンスホールにて予定
   主  催:(公財)日本科学技術振興財団、(公社)映像文化製作者連盟、
        (公財)つくば科学万博記念財団
  
   参加申込方法など、詳しくはこちらをご覧ください。
   http://ppd.jsf.or.jp/filmfest/
  
  ■ 科学技術館パソコン教室「キッズプログラミング倶楽部」 ■
  
   MITメディアラボが開発した、小学生にも使えるプログラミング環境
  「Scratch(スクラッチ)」を使用して楽しみながらプログラミングの基本が
  学べる、「キッズプログラミング倶楽部」を開催しています。
  
   日  時:12月18日(日)
        体験クラス:はじめてのプログラミング 10時00分〜11時30分
        初級クラス:イライラ棒ゲーム     12時30分〜14時00分
        演習クラス:仮想スクリーン(迷路)  14時30分〜16時00分
   会  場:事務棟3階 科学技術館パソコン教室
   対  象:小学3年生〜中学3年生
        ※マウスやキーボードを使ったことがある方
   定  員:各クラス15名(先着順)
        (キッズプログラミング倶楽部WEBにて申込受付状況の表
         示がありますが、処理作業の関係で満席の表示が数日遅れ
         る場合もあります。その際はご了承願います)
   参 加 費:1,500円
   申込方法:メールにて
  
   申込方法や講座内容など、詳しくはこちらをご覧ください。
   http://etoys.jp/kpc
  
  ■ 今週のユニバース ■
  
   土曜午後の科学ライブショー「ユニバース」では、4階シンラドームのス
  クリーンに全天周のシミュレーション映像を投影し、地球から太陽系、恒星
  の世界、銀河の世界、そして宇宙全体のお話をお伝えします。
   「ゲストコーナー」では、「エクソプラネットキョウトで水惑星をさがし
  ませんか?」をテーマにお話しいただく予定です。
  
   日 時:12月3日(土)14時〜、15時30分〜(各回40分)
   会 場:4階B室「シンラドーム」
   定 員:各回62名(当日先着順)
   案内役:野本知理さん(千葉大学)
   ゲスト:山敷庸亮さん(京都大学)
  
   詳しくは、こちらをご覧ください。
   http://universe.chimons.org/jsf/
  
  
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  【2】    ★ 科 学 技 術 館 ニ ュ ー ス ★
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  ◆ お知らせ
  
  ■ 宝くじの社会貢献広報事業
     新常設展示室「くすりの部屋―クスリウム」12月22日オープン ■
  
   くすりの研究室をイメージした展示室で、私たちに身近なくすりについて
  の様々な知識を紹介します。お楽しみに!
  
   オープン日:2016年12月22日(木)
   場  所 :科学技術館3階
   出展協力 :日本製薬工業協会
  
   詳しくは、こちらをご覧ください。
   http://www.jsf.or.jp/info/2016/10/kusuri.php
  
  ■ 「第47回市村アイデア賞作品展」 ■
  
   小学生・中学生のアイデアの芽生えを奨励する「市村アイデア賞」の個人
  賞上位の作品を展示しています。今年度の応募総数28,984件より選ば
  れた文部科学大臣賞、科学技術館館長賞などの入選作品をご覧いただくこと
  ができます。
  
   展示期間:12月4日(日)まで
   展示場所:2階サイエンスギャラリー
   主  催:(公財)新技術開発財団
   後  援:(公財)日本科学技術振興財団
  
   詳しくは、こちらをご覧ください。
   http://www.jsf.or.jp/info/2016/11/1118124.php
  
  ◆ 他館の紹介
  
  ■ 所沢航空発祥記念館 ■
  
  ☆特別展「日本−仏蘭西・百年飛行の旅」
  
   1910年、日本最初のパイロットの一人である徳川好敏が飛行機の操縦
  技術を学びに行ったのがフランス。また、所沢飛行場で最初に飛んだ事で有
  名なアンリ・ファルマン機もフランス製でした。それから100年余、当時
  では考えられないほどに航空機は進化を遂げ、今では海外旅行も身近な存在
  になりました。今回はフランスをテーマに取り上げ、過去の歴史を紐解きな
  がら皆さんをフランスへの旅にいざないます。
  
   開期:12月3日(土)〜2017年4月9日(日)
  
   詳しくは、こちらをご覧ください。
   http://www.tamevent.com/
  
  ☆「紙飛行機工作教室」のお知らせ
  
   紙飛行機を製作し、体験を通して飛行機が飛ぶ原理を学べます。
  今回は紙飛行機キット「スカイカブIII」の製作です。できあがったら、航
  空公園内の広場で飛ばしてみましょう。
  
   日 時:12月3日(土)13時30分〜(製作時間 約1時間)
   受 付:13時〜(先着40名)
   会 場:記念館1階研修室
   教材費:400円
  
   詳しくは、こちらをご覧ください。
   http://tam-web.jsf.or.jp/contx/modules/myalbum0/viewcat.php?cid=1
  
  ☆「室内飛行機工作講座」のお知らせ(事前申込制)
  
   室内飛行機(インドアプレーン)の製作からテストフライトまでを1日で
  行う工作講座を開催します。室内飛行機は、超軽量の模型飛行機で、滞空時
  間が非常に長く、室内を静かに飛行する姿はとても優雅です。
   この室内飛行機の第一人者が講師となり、製作・調整・テストフライトま
  でを1日で行います。
  
   開 催 日:2017年1月15日(日)
   時  間:10時〜14時(製作)
        14時から1時間程度(所沢市役所内でテストフライト)
   会  場:記念館1階研修室
   対  象:中学生以上の方(中学生・高校生や大人の方)
   募集人数:15名程度
   教 材 費:700円
   申込方法:12月1日(木)よりお電話で受付いたします。
   電  話:04−2996−2225
        ※1月15日の室内飛行機工作の予約とお伝えください。
        ※定員となりました際はキャンセル待ちとなります。
         お早めにお申込み下さい。
  
   詳しくは、こちらをご覧ください。
   http://tam-web.jsf.or.jp/contx/modules/myalbum0/viewcat.php?cid=1#231
  
  
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  【3】   ★ 科 学 技 術 館 ラ ボ ラ ト リ ー ★
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  ◆ 科学・技術よもやま話
  
  ■ 自転車のハンドル ■
  
   先日、自宅近くの公園で行われた自治体のイベントに行きました。自転車
  に乗ってくる来場者が多く、公園のかなりのスペースが臨時駐輪場になって
  いました。子供用から電動アシストまで様々な種類があり、台数は見当もつ
  かないほどです。
   天気がよかったので筆者も自転車で向かいました。ところが、しばらく走
  っていると何かおかしな感じがするのです。タイヤの空気も充分に入ってお
  り、ブレーキもしっかり効いているのですが妙な違和感が消えません。自転
  車を降りて見てみると、ブレーキのレバーの位置が違っていたのです。
   この自転車はハンドルが横に伸びているタイプで、前傾姿勢でハンドルを
  握ります。ブレーキレバーは、普通はやや下向きですが、何故かこのときは、
  斜め上向きになっていました。ブレーキは使えますが、なんだか不自然で窮
  屈です。さらによく見ると、ハンドルを固定しているビスが緩んでおり、ハ
  ンドル全体が上向きに回転していました。
   子供のころから何台もの自転車に乗ってきましたが、ハンドルが回転した
  のは初めてです。一つ前の自転車は10年ほど乗っていたので、時には不具
  合もあり色々な部品を交換しました。これらは経年劣化のためですが、ハン
  ドルは最後まで問題ありませんでした。今の自転車は買ってから数年です。
  なんだかスッキリしない気分のまま、緩んだビスを締め直しました。
   それから数日後、当館の2階にある自転車の展示室「自転車広場」でのこ
  とです。展示物の一つ、マウンテンバイクにたくさんのギアがついているの
  が目に入りました。そういえば筆者の自転車にもいくつかのギアがついてい
  ます。そしてギアチェンジの方法は……。
   帰宅後に自転車を見てみました。グリップを回してギアを切り替えるタイ
  プで、左グリップで3段、右グリップでは6段のギアチェンジができます。
  普段の生活ではこんなに必要ないのですが、先代の自転車が気に入っていた
  筆者は同じメーカーで一番形が似ているタイプを選んだため、オーバースペ
  ックの自転車を購入していたのです。そして、あると使いたくなるもので、
  不要にガチャガチャと動かしていました。
   ところが、この自転車でギアチェンジを行うと、グリップを握って前後に
  回すために、ハンドルにも前や後ろに回ろうとする力がかかります。そして
  無駄なギアチェンジを繰り返していた事が積み重なってビスが緩みハンドル
  が回転してしまったようです。これから自転車に乗るときは、しっかり点検
  して、ギアチェンジはスムーズに行おうと思った出来事でした。
   当館2階の「自転車広場」には新旧様々な自転車が展示してあります。ま
  た、点検整備の基本についての映像展示もありますので、ご来館の際にはぜ
  ひご覧いただければと思います。
  
   執筆者:田中勝 科学技術館運営部
  
   「科学・技術よもやま話」のバックナンバー
   http://www2.jsf.or.jp/mailmaga/y_index.html
  
  
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  【4】    ★ 科 学 技 術 館 お す す め ★
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  ◆ 科学の本の紹介
  
   今月のテーマは「あな」です。最終週は、ドリルのように穴をほる鳥、キ
  ツツキのアカゲラです。
  
  ■ 『アカゲラ キツツキの森へ』 ■
    嶋田忠 文・写真/新日本出版社/1,500円+税/2008年12月
  
   アカゲラは、キツツキの仲間で全長24センチ、ハトより小型で、本州と
  北海道に生息する留鳥です。体全体は黒と白のまだらで、赤いのはお腹の下
  の方と尾羽の付け根の下、オスだけ頭のうしろも赤です。この本は、北海道
  の森で子育てをするアカゲラの1年間の様子をきれいな写真で紹介したもの
  です。
   マイナス20度にもなる冬でも元気に虫を探すアカゲラ。かたいくちばし
  で木に穴を開けて昆虫の幼虫を食べるのです。木の枝にとまる他の鳥と違っ
  て、木の幹に鋭いツメでしっかりとしがみつき尾の羽で体を支えて木をひょ
  いひょいと登っていきます。春、アカゲラが巣穴を掘るのは少し弱った木。
  どうしてそれがわかるのか不思議です。巣穴入り口は直径4〜5センチ、深
  さ35センチもある縦長です。アカゲラは毎年新しい巣穴を掘ります。古い
  巣穴は、コムクドリやムササビやハチが利用するのです。著者が巣穴を特殊
  なレンズで中をのぞくと白い卵が7個あり、15日くらいでヒナが孵(かえ)
  ります。ヒナが育っていく様子が写真でよくわかります。巣穴から顔をのぞ
  かせるヒナの写真はほんとうに愛らしいです。
   この本を読んでいると、キツツキの「タララララララ」というドラミング
  の音が聞こえてくるような気がします。
  
   執筆者:渡部美帆 科学読物研究会
  
   この本の表紙はこちらのURLをご参照ください。
   http://www.kagakuyomimono.com/hon/8sekitsui/akagera/akagera.html
  
   科学読物研究会ホームページ http://www.kagakuyomimono.com/
  
   「科学の本の紹介」のバックナンバー
   http://www2.jsf.or.jp/mailmaga/b_index.html
  
  
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             ★ 担 当 者 よ り ★
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  ■ 北の丸公園の片隅から…… ■
  
   今年は邦画の当たり年!ということで、科学技術館が登場する「シン・ゴ
  ジラ」やタイムリープものの「君の名は。」など、すばらしい作品が目白押
  しの1年でした。そして極めつきは、いま公開中のアニメ長編「この世界の
  片隅に」。これはほんとうに必見です! 太平洋戦争中の呉の町を舞台にし
  た、とある家族のお話ですが、ラストにかけては、もうひたすら涙涙涙……
  (これがもう止まりません)。こうの史代さんの原作マンガもすばらしいの
  で、おすすめです。
   そしてこの作品、登場人物の名前が、みな「元素」名に由来していること
  をご存じですか? ちなみに主人公の名前は、「すず」ちゃんです。こちら
  も考察するととても興味深いものがあり、感慨もひとしおです。
  
                         (執筆者:のりりうむ)
  
  
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     当館では、お得な割引回数券―科学技術館リピーターズチケット―を
     2014年12月からはじめました。詳しくは、こちらをご覧ください。
     http://www.jsf.or.jp/info/2014/12/_-_-.php
  
     当館では、実験・工作ができる会場のほか、イベントホール等の貸し
     出しを行っています。ご興味のある方は、こちらをご覧ください。
     http://www.jsf.or.jp/business/rental/
  
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     最後までお読みいただきありがとうございました。
     皆様のご来館をお待ちしております。
  
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  ┘ 発行者:科学技術館メールマガジン係               ┘
  ┘    〒102-0091 東京都千代田区北の丸公園2番1号       ┘
  ┘                                 ┘
  ┘ ※ このメールマガジンの回覧・転送は自由です。内容の引用・転  ┘
  ┘  載の際には、「科学技術館 メールマガジン 第何号の***の  ┘
  ┘  記事」と注釈をいれてください。                ┘
  ┘  なお、メールマガジンで参照しているWebサイトのすべての画  ┘
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