科学技術館メールマガジン バックナンバー


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  ━  ◆ 科 学 技 術 館 メールマガジン ◇ 第615号 ◆  ━
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                              >>>2017/2/1発行
  
   こんにちは。科学技術館です。
  
   当メールマガジンは毎週水曜日発行です。ご愛読よろしくお願いします。
   金曜日(3日)は節分です。豆まきの仕方は、お父さんが鬼になったり、
  豆は夜にまく、子どもがまくなどご家庭でいろいろだと思います。お豆の用
  意はおすみでしょうか。
   科学技術館Web連載「子どもに教えたくなる!科学技術館」の第9話
  「きみは、くすりの上級研究員になれるか?!」を発行しました。新展示室
  「くすりの部屋−クスリウム」の「チャレンジラリー」をご紹介します。
   また、土曜日(4日)から、第16回「国土交通Day」図画コンクール
  ・フォトコンテスト入賞作品展示会が始まります。
  
    「カラーコピー機のひみつをさぐれ!」参加者募集中!(2月13日必着)
    「科学技術館サイエンス友の会」2017年度会員募集中!(2月15日まで)
  
   2月の土・日曜日、祝日はエレベータを運行します。
   詳しくは、こちらをご覧ください。
   http://www.jsf.or.jp/info/2017/01/ev2.php
  
  ☆2月は毎日開館します。
  
  * このメールマガジンは等幅フォントでご覧ください。
  
  本号の配信数 10,887人。
  
  
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  【1】科学技術館新着情報
      新着情報・・・「化学ってすごい!2017冬」
             第16回「国土交通Day」
             図画コンクール・フォトコンテスト入賞作品展示会
  
  【2】科学技術館ニュース
      お知らせ・・・サイエンス友の会2017年度(第54期)会員募集
             「カラーコピー機のひみつをさぐれ!」参加者募集
             ビックリサイエンスショー「地中熱の秘密」
      他館の紹介・・・所沢航空発祥記念館
  
  【3】科学技術館ラボラトリー
      科学・技術よもやま話・・・「土の埋戻しと水締め」
  
  【4】科学技術館おすすめ
      科学の本の紹介・・・「みかんのひみつ」
      子どもに教えたくなる!科学技術館・・・
              「きみは、くすりの上級研究員になれるか?!」
  
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  【1】    ★ 科 学 技 術 館 最 新 情 報 ★
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  ◆ 新着情報
  
  ■ 「化学ってすごい!2017冬」 ■
  
   楽しい化学実験教室を開催いたします。溶かす砂糖の量を変えた色水をコ
  ップの中で積み重ねる実験など3つの実験を行います。
  
   日  時:2月19日(日)11時00分〜12時30分
   会  場:4階I室「実験スタジアム」スタジアムL
   募集対象:小学校3〜6年生
   募集定員:30名
   参 加 費:500円(別途、入館料が必要)
   申込方法:往復はがきにて申込み<2月9日(木)必着>
   主  催:日立化成株式会社
   共  催:科学技術館、公益社団法人日本化学会
  
   申込方法など詳しくは、こちらをご覧ください。
   http://www.jsf.or.jp/20170219_hitachi.pdf
  
  ■ 第16回「国土交通Day」
           図画コンクール・フォトコンテスト入賞作品展示会 ■
  
   国土交通省主催「国土と交通に関する図画コンクール」および一般社団法
  人建設広報協会主催「豊かで住みよい国づくりフォトコンテスト」の入賞作
  品を展示します。
  
   開催期間:2月4日(土)〜12日(日)
   時  間:10時〜16時30分
   会  場:2階G棟サイエンスギャラリー
   費  用:無料(ただし、入館料は必要)
   展示内容:(1)平成28年度「国土と交通に関する図画コンクール」
           国土交通大臣賞等入賞作品84点
        (2)第21回「豊かで住みよい国づくりフォトコンテスト」
           国土交通大臣賞等入賞作品40点
   問合せ先:一般社団法人建設広報協会 03−3264−5501
  
   詳しくは、こちらをご覧ください。
   http://www.jsf.or.jp/event/2017/02/2421216day.php
  
  ■ 今週のユニバース ■
  
   スクリーンに全天周のシミュレーション映像を投影し、地球から太陽系、
  恒星の世界、銀河の世界、そして宇宙全体のお話をお伝えします。
   「ゲストコーナー」では、「すばる望遠鏡の観測室からアロハ!」として
  お話しいただく予定です。
  
   日 時:2月4日(土)14時〜、15時30分〜(各回40分)
   会 場:4階B室「シンラドーム」
   定 員:各回62名(当日先着順)
   案内役:伊藤哲也(国立天文台)
   ゲスト:藤原英明さん(国立天文台ハワイ観測所)
  
   詳しくは、こちらをご覧ください。
   http://universe.chimons.org/jsf/
  
  
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  【2】    ★ 科 学 技 術 館 ニ ュ ー ス ★
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  ◆ お知らせ
  
  ■ サイエンス友の会2017年度(第54期)会員募集 ■
  
   サイエンス友の会2017年度の会員を下記の通り募集いたします。
   科学技術館サイエンス友の会は、小学校3年生から高校3年生を対象とし
  た、4月から1年間にわたって活動する会員制の組織です。
   楽しく科学を学びたい!いろいろな自然体験をやってみたい!といった子
  どもたちのための教室をたくさんそろえて、皆さんの参加をお待ちしていま
  す。
   入会をご希望される方は、サイエンス友の会のウェブページにある募集要
  項をよくお読みいただいたうえ、入会お申込サイトにおすすみください。な
  お、先着順ではありませんので、期間内にお手続きをお願いします。
  
   募集締切:2月15日(水)18時まで
   申込方法:ウェブのみでのお申込
        ※応募者多数の場合には抽選になります。
        ※現在会員の方も、新たに入会申込が必要です。
  
   申込方法など詳しくは、こちらをご覧ください。
   http://www.jsf.or.jp/science/info/admission/
  
  ■ 「カラーコピー機のひみつをさぐれ!」参加者募集 ■
  
   1日がかりの定員制のワークショップで、4人一組でカラー複写機の分解
  を行います。
   午前中は、カラー複写機や色の原理に関して、実験を交えながら学びます。
  午後からはグループごとに、実際に複写機をドライバーなどの工具を使って
  分解していきます。分解で発生した部品類、例えば電子基板やモーター、フ
  ァンなどは、原則好きなものを持ち帰ることができます。
  
   開 催 日:3月11日(土)小学生コース(小学校4〜6年生対象)
        3月12日(日)中学生コース(中学校1〜3年生対象)
   時  間:各コース 9時30分〜16時
   会  場:科学技術館
   参 加 費:無料(参加者は入館料も無料)
   応募方法:往復はがきにて(応募者多数の場合は抽選)
   定  員:各32名
   応募締切:2月13日(月)必着
   主  催:公益財団法人新技術開発財団
   共  催:公益財団法人日本科学技術振興財団
   問合せ先:「キッズ・フロンティア・ワークショップ」事務局
        (公益財団法人日本科学技術振興財団 人財育成部内)
        電話03−3212−8447(平日9時30分〜17時)
  
   応募方法など詳しくは、こちらをご覧ください。
   http://www.jsf.or.jp/info/2017/01/post_878.php
  
  ■ ビックリサイエンスショー「地中熱の秘密」 ■
  
   わくわくする実験を見せてくれるチャーリー西村先生をお呼びし、実験や
  体験を通じて、地球温暖化の仕組みや地中の熱の活用方法・原理についてわ
  かりやすく解説するサイエンスショーを行います。エアコン風船実験、巨大
  エアドーム実験、熱の移動を体感する実験他、親子で楽しく参加できる内容
  となっております。
  
   日  時:3月4日(土)、5日(日)
        11時〜、13時30分〜、15時30分〜 (各回40分)
   会  場:4階I室「実験スタジアム」スタジアムL
   講  師:チャーリー西村先生
   対  象:どなたでもご参加いただけます(講座内容は小学生以上を対象)
   定  員:各回100名
   参 加 費:無料(ただし、入館料は必要)
   参加方法:各回開始20分前から受付、当日先着順
   主  催:東京都環境局
   問合せ先:本イベントは、東京都がアジア航測株式会社に委託の上、実施します。
        アジア航測株式会社(担当:篠原、宮原)
        電話044−967−6250(平日9時〜12時、13時〜17時)
  
   詳しくは、こちらをご覧ください。
   http://www.jsf.or.jp/info/2017/01/345.php
  
  ◆ 他館の紹介
  
  ■ 所沢航空発祥記念館 ■
  
  ☆公開講座「旅鞄(トランク)いっぱいのパリ」(事前申込制)
  
   飛行機での空の旅の楽しさ、フランスの魅力が存分に詰まった講座を開催
  します。
   旅好き、文房具好きのアナウンサーとして知られる堤信子さん。
   当記念館で開催中の特別展「日本−仏蘭西(フランス)・百年飛行の旅」
  にちなみ、フランスの旅の魅力や思い出、さらにはパリを往復する飛行機内
  での楽しみやエピソードについてトークショー形式でご紹介いただきます。
  
   開催日時:3月12日(日)13時〜14時30分
   開催場所:記念館 大型映像館
   講  師:堤 信子さん
   参加対象:高校生以上(お子さん連れOK)
   定  員:200名
   参 加 費:無料
   参加方法:事前申込制、詳しくはこちらをご覧ください。
   http://tam-web.jsf.or.jp/contx/modules/myalbum5/viewcat.php?cid=1&orderby=dateD#223
   申込締切:3月5日(日)必着
  
  ☆2017年度キッズ・チャレンジ倶楽部(第9期生)の募集のお知らせ
  
   所沢航空発祥記念館のキッズ・チャレンジ倶楽部は、1年間を通し、「科
  学・自然・工作・文化」など様々な体験の中で子ども達自身が「学ぶ事の楽
  しさ」を考える、子どもたちが主役の会員制組織です。
  
  【キッズ・チャレンジ倶楽部 第9期生募集】
   募集締切:2月12日(日)まで
   対  象:小学校3〜6年生(2017年4月1日現在)
   定  員:約130名(応募者多数の場合は抽選)
  
   詳しくは、こちらをご覧ください。
   http://tam-web.jsf.or.jp/contx/modules/tinyd2/
  
  ☆特別展「日本−仏蘭西・百年飛行の旅」
  
   1910年、日本最初のパイロットの一人である徳川好敏が飛行機の操縦
  技術を学びに行ったのがフランス。また、所沢飛行場で最初に飛んだ事で有
  名なアンリ・ファルマン機もフランス製でした。それから100年余、当時
  では考えられないほどに航空機は進化を遂げ、今では海外旅行も身近な存在
  になりました。今回はフランスをテーマに取り上げ、過去の歴史を紐解きな
  がら皆さんをフランスへの旅にいざないます。
  
   開期:4月9日(日)まで
  
   詳しくは、こちらをご覧ください。
   http://www.tamevent.com/
  
  ☆「飛行機工作教室」のお知らせ
  
   原理を学びながら、誰でも簡単に作れる模型飛行機を記念館の航空機イン
  ストラクター指導のもと製作します。できあがったら、記念館前の広場で飛
  ばしてみましょう。
  
   開催日:2月 4日(土)紙飛行機「スカイカブV」
       2月18日(土)ゴム動力紙飛行機「つばめ」
   時 間:13時30分〜(製作時間 約1時間)
   受 付:13時〜(各先着40名)
   会 場:記念館1階研修室
   教材費:各400円
  
   詳しくは、こちらをご覧ください。
   http://tam-web.jsf.or.jp/contx/modules/myalbum0/viewcat.php?cid=1
  
  ☆「室内飛行機工作講座」のお知らせ(事前申込制)
  
   室内飛行機(インドアプレーン)の製作からテストフライトまでを1日で
  行う工作講座を開催します。室内飛行機は、超軽量の模型飛行機で、滞空時
  間が非常に長く、室内を静かに飛行する姿はとても優雅です。
   この室内飛行機の第一人者が講師となり、製作・調整・テストフライトま
  でを1日で行います。
  
   開 催 日:3月12日(日)
   時  間:10時〜14時(製作)
        14時から1時間程度(所沢市役所内でテストフライト)
   会  場:記念館1階研修室
   対  象:中学生以上の方(中学生・高校生や大人の方)
   募集人数:15名程度
   教 材 費:700円
   申込方法:お電話で受付しています。
   電  話:04−2996−2225
        ※3月12日の室内飛行機工作の予約とお伝えください。
  
   詳しくは、こちらをご覧ください。
   http://tam-web.jsf.or.jp/contx/modules/myalbum0/viewcat.php?cid=1
  
  ☆2月「遊びにおいで!ワークショップ」のお知らせ
  
   記念館には、飛行の原理をメインテーマに、科学の楽しさを実験や工作を
  通して学べるスペース「ワークショップ」があります。
   大人から子どもまでご家族皆さまで楽しむことができます。
  
   詳しくは、こちらをご覧ください。
   http://tam-web.jsf.or.jp/contx/modules/myalbum2/viewcat.php?cid=1#638
  
  
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  【3】   ★ 科 学 技 術 館 ラ ボ ラ ト リ ー ★
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  ◆ 科学・技術よもやま話
  
  ■ 土の埋戻しと水締め ■
  
   皆さんは幼いとき、少なからず公園の砂場で砂を掘り起し、砂でできた簡
  単な山などを作ったことがあると思います。この山を作る砂が湿っていれば、
  少しの間は形が保たれていますが、砂が乾燥して砂に含まれる水分が蒸発し
  て、砂粒そのものが軽くなると、ちょっとした風の影響などで砂粒が飛んで
  ゆき、山は小さくなっていきます。
   また作った山そのものに上から水をかけると、水がかかった部分は水の勢
  いによって削られたり、優しく水をかけてもその部分はへこんでしまったと
  いう経験はありませんでしょうか? これは砂場の場合、砂の粒と砂の粒の
  間に含まれる空気の層、水の層などの影響によります。
   さて、戸建ての住宅を建てるときに、敷地の土などを一旦掘り、基礎とい
  うものを造ります。そしてできた基礎の上に木材の柱などを立てていき、上
  屋をつくっていきます。基礎をつくるときは、基礎をつくりやすいように基
  礎ができる部分より周りを広く掘ります。そのため、基礎ができあがり上屋
  が立つような状況になるときには、基礎の外周部分(場合によっては基礎で
  囲まれた内部も埋め戻します。工法によっていろいろ変わります。)を土で
  埋め戻す必要があります。
   一般的に土を埋め戻す場合、例えば畑や花壇など土の粒の間に空気層をも
  たらせたい場合は、埋め戻した土を上からたたいて固めるということはしま
  せん。反対に、埋め戻した土を踏み固めるなどして固くしたい場合は、埋め
  戻した土を上からスコップなどでたたいたり、足で踏み固めたり、ローラー
  というもので上から圧力をかけたりして土を固くします。土を埋め戻して固
  めたあと、時間が立てばたつほどやがて土は固くなっていきます。そしてあ
  る程度固くなると、外圧を掛けない限り、一程の固さのままになります。イ
  メージしやすいのは、新雪が降ったとき積もった雪の表面や内部はふわふわ
  していますが、靴などで同じ場所を踏み固めると、雪の表面は沈み、その場
  所の雪は固くなります。これと同じことです。
   さて、雪で例えるならば靴で踏み固めるとそれなりの固さになりますが、
  埋め戻した土の場合は、靴やローラーなどで固めても、土の粒の間にはまだ
  隙間があります。ここに上から水を流すと土の粒と粒の隙間に水が入り込み、
  隙間にあった空気が押し出されます。大抵の場合、押し出された空気の体積
  と入り込んだ水の体積を比べると、押し出された空気の体積>入り込んだ水
  の体積という関係がなりたち、粒と粒の隙間がより小さくなります。そうす
  ると、ある一定の容積中にある土の粒の量がもっと増えることになります。
  土の粒は、上から足していかない限り増えることはないので、その分全体が
  「沈む」ことになります。
   建設業界では「土を埋め戻したら必ず水締めせよ」という格言があります。
  これは埋め戻した土をローラーなどで固めただけでは土を固めるには不十分
  であり、水をたくさん撒いてあげることで土がより固まるということを指し
  ているのです。
   埋め戻した土の上に足場などを立てるときに、足場の段数が多ければ多い
  ほど足場の荷重が埋戻しした土に伝わります。そうすると水締めしていない
  場合は、たいてい足場の荷重で沈んで行きます。足場の足元が沈んだりする
  と、足場の倒壊など非常に危険なことが起きたりします。土を埋め戻すとき
  には、最終的に仕上げる土の表面の高さより少し高いところまで一旦土を埋
  め戻し、ローラーなどで圧力をかけて固め、さらに水締めをして土の表面の
  高さが沈み込むことも計算しながら、最初に埋め戻す土の高さは調整されて
  いるのです。
  
   執筆者:砂子賢治 人財育成部
  
   「科学・技術よもやま話」のバックナンバー
   http://www2.jsf.or.jp/mailmaga/y_index.html
  
  
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  【4】    ★ 科 学 技 術 館 お す す め ★
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  ◆ 科学の本の紹介
  
   先月に引き続き、今月も科学あそびの本を4回にわたってご紹介します。
  寒い時期ですが、家の中でいろいろな科学を楽しんでみましょう。1週目は
  なじみのあるみかんの本、2週目は輪ゴムを使った実験の本、3週目は新し
  い素材の偏光板についての本、4週目は虹にかかわる科学の本です。
  
  ■ 『みかんのひみつ』〈しぜんにタッチ!〉 ■
    鈴木伸一 監修/岩間史朗 写真/ひさかたチャイルド/
    2007年12月/1,000円+税
  
   表紙をめくると、見開き一面がオレンジ色、よく見るとツブツブも見える
  けれど…、「これ なーんだ?」。表紙を見せないように読み聞かせを始め
  ると、「折り紙?」「わかんな〜い」と声が上がります。次のページをめく
  ると、大写しのみかんが1つ、「あっ みかんだ」と元気な声が一斉に帰っ
  てきます。次のページをめくると、さっきのみかんが皮をむかれて丸ごと写
  真に写っています。さらに次のページには、そのみかんの1房が、その次の
  ページには袋を取られたみずみずしい姿が、そして次のページには、1房分
  の小さなツブツブが画面いっぱいに並んで勢ぞろい。ページをめくるたびに
  子どもたちの目は釘づけになります。さっそく本をまねて、ミカンの皮をむ
  いて、袋をむいてツブツブを並べたくなります。
   みかんの花が咲いてから受粉して、実が育っていき、へたの裏側の筋の数
  だけ房ができる様子も、鮮やかな写真で見せてくれます。最後には、日本で
  見られる22種類ものみかんの仲間のカラー写真、次のページにそれを半分
  に切った姿がずらりと並びます。実物の80パーセントの大きさなので、
  100パーセントになるように拡大コピーすれば、本当の大きさもわかりま
  す。観賞用のみかんもあって、みかんワールドは奥が深そうです。この本は、
  身近なみかんから植物の世界へいざなってくれる入門書です。
   みかんを育ててみたい人、みかんの歴史も知りたい人、みかん博士になり
  たい人には『ミカンの絵本』(河瀬憲次 編/農山漁村文化協会)、みかん
  の皮むきで遊んでみたい人には『あたらしいみかんのむきかた』(岡田好弘
   作/小学館)があります。あわせてどうぞ。
  
   執筆者:坂口美佳子 科学読物研究会
  
   この本の表紙はこちらのURLをご参照ください。
   http://www.kagakuyomimono.com/hon/6shokubutsu/mikan/mikan.html
  
   科学読物研究会ホームページ http://www.kagakuyomimono.com/
  
   「科学の本の紹介」のバックナンバー
   http://www2.jsf.or.jp/mailmaga/b_index.html
  
  ◆ 子どもに教えたくなる!科学技術館
  
  ■ 「きみは、くすりの上級研究員になれるか?!」 ■
  
   科学技術館には、思わず子どもに教えたくなるような展示がいっぱい!
   そこで、科学技術館スタッフが、おすすめの展示アイテムやその楽しみ方
  を毎回1つずつ紹介します。
   最新号の第9話は、「きみは、くすりの上級研究員になれるか?!」と題
  し、3階の新展示室「くすりの部屋−クスリウム」(日本製薬工業協会 出
  展協力)の「チャレンジラリー」をご紹介します。
   お子さんと一緒に読んで、科学技術館にぜひ遊び来てください。
  
   第9話「きみは、くすりの上級研究員になれるか?!」はこちらからご覧
   ください。
   http://www.jsf.or.jp/exhibit/oshietakunaru09/
  
  
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             ★ 担 当 者 よ り ★
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   ■ 清水門から ■
  
   毎朝、清水門を通って科学技術館に向かっています。その際にお濠の水の
  色をうかがうのが日課となりました。遠目には美しいお濠ですが、実際に間
  近で見るとどんよりとしています。天候や気温にもよるのか、日によって水
  面の状態、色が全然違うことに気付きました。意外に透明感が感じられる日
  もあり、中々興味深いです。
   本日は天気が良かったのに、ぼーっとしていて、お濠を全く無視し気付い
  た時にはすでに門を過ぎ石段を上っていました……ちょっとショックでした。
  明日はどんな色を見せてくれるでしょうか。
  
                            (執筆者:ウラ)
  
  
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     お得な割引回数券―科学技術館リピーターズチケットについては、
     こちらをご覧ください。
     http://www.jsf.or.jp/info/2014/12/_-_-.php
  
  
     当館では、実験・工作ができる会場のほか、イベントホール等の貸し
     出しを行っています。ご興味のある方は、こちらをご覧ください。
     http://www.jsf.or.jp/business/rental/
  
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     最後までお読みいただきありがとうございました。
     皆様のご来館をお待ちしております。
  
   ※科学技術館メールマガジンに関するお問い合わせやご意見、ご感想は
    こちらのURLからお願いします。
    http://www3.jsf.or.jp/mlmaster/
  
   科学技術館ホームページ>>> http://www.jsf.or.jp
  
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    ページからお願いします。
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  ┘ 発行者:科学技術館メールマガジン係               ┘
  ┘    〒102-0091 東京都千代田区北の丸公園2番1号       ┘
  ┘                                 ┘
  ┘ ※ このメールマガジンの回覧・転送は自由です。内容の引用・転  ┘
  ┘  載の際には、「科学技術館 メールマガジン 第何号の***の  ┘
  ┘  記事」と注釈をいれてください。                ┘
  ┘  なお、メールマガジンで参照しているWebサイトのすべての画  ┘
  ┘  像・記事については、著作権法に定める例外を除き、著作権者の  ┘
  ┘  許可なく使用・転載することはできません。           ┘
  ┘                                 ┘
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