■プロジェクト概要■

科学技術館では米国The Boeing Company(Boeing)社より助成を受けて「世界の将来を担うべき優れた科学者・エンジニア」を育成する事業を実施します。STEM教育の観点から構成された教室でプログラミングやデバイスについて学びながら"CanSat"と呼ばれる小型模擬人工衛星の製作を目指す中高生向け教育プログラムです。最終目標としては、2017年9月にアメリカで行われる予定のCanSatの大会"ARLISS"で打ち上げられるCanSatに、参加者自身が基礎から作成したプログラムを組み込むことを目指します。

期間 2015年12月~2017年9月 (※月1回~3回程度)

※教室は1回完結型です。また参加できなかった教室の教材についてはWeb公開をし、自習することもできます。
対象 中学2年生~高校2年生(2015年12月時点) の個人

※学校単位・グループ単位ではありません
※現時点で対象外の中学1年生などは対象学年になれば途中参加も可能です。
※2017年9月の時点で高校3年生以上の場合でも対象時期に受講していれば継続して参加できます。
※自宅や学校で、Microsoft Excel(2007以降)がインストールされたWindows PCを自由に使える環境をお持ちの方にお勧めです。
定員 各回20名程度
全体
スケジュール
2015年12月~2016年2月 第1期 ソフトウェア開発の基礎
2016年3月~2016年12月 第2期 ハードウェア制御の基礎
2017年1月~9月       第3期 CanSatの基礎
参加費・入館料 ※参加費は無料です。参加者については入館料も無料となります。
※付添の先生・保護者の方につきましては、入館料がかかります。

■CanSat(カンサット)■

名前の通り、「Can=空き缶」サイズの「Satellite=衛星」つまり、「模擬人工衛星」です。本物ではありませんが、本物のようにマイコン・送受信機・センサー・アクチュエータなど人工衛星が備える要素を詰め込み、自律システムで動きます。気球やモデルロケットを使って上空から放出されたCanSatはパラシュートなどで降下する中、観測や通信といったミッションを行います。このフィールド実験で得られたデータや反省点をまとめ報告をする競技会は全国各地で開催されています。

■STEM(ステム)教育■

STEM(Science, Technology, Engineering and Mathematicsの略)教育とは、科学、技術、工学、数学の4分野を統合的に扱い応用することを重視した教育のことです。

   

■協力大学紹介■

   

科学技術館CanSatプロジェクトは、日本大学理工学部 航空宇宙工学科のご協力を頂きながらプロジェクトの開発/実施を行います。

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